JPH07232196A - 高度水処理方法およびその装置 - Google Patents
高度水処理方法およびその装置Info
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- JPH07232196A JPH07232196A JP6024599A JP2459994A JPH07232196A JP H07232196 A JPH07232196 A JP H07232196A JP 6024599 A JP6024599 A JP 6024599A JP 2459994 A JP2459994 A JP 2459994A JP H07232196 A JPH07232196 A JP H07232196A
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- treated
- tank
- treatment
- membrane
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
(57)【要約】
【構成】 浄水処理や下廃水の２次処理水処理におい
て、被処理水を浸漬型膜分離装置１４を設けた処理槽１
１に導入するに際し、処理槽１１への導入経路の途中で
被処理水に凝集剤を添加し、その後、槽内の凝集物を含
む被処理水に、曝気空気を供給する状態において粉末活
性炭を投入する。槽内の凝集物および活性炭を含む被処
理水を膜分離装置１４により固液分離する。 【効果】 １つの処理槽内で被処理水の凝集処理・活性
炭吸着処理・固液分離を行うことができ、これにより処
理装置の簡素化・簡便化、省スペース化を達成できる。
活性炭への凝集剤の吸着を防止して凝集剤の添加量を低
減できる。
て、被処理水を浸漬型膜分離装置１４を設けた処理槽１
１に導入するに際し、処理槽１１への導入経路の途中で
被処理水に凝集剤を添加し、その後、槽内の凝集物を含
む被処理水に、曝気空気を供給する状態において粉末活
性炭を投入する。槽内の凝集物および活性炭を含む被処
理水を膜分離装置１４により固液分離する。 【効果】 １つの処理槽内で被処理水の凝集処理・活性
炭吸着処理・固液分離を行うことができ、これにより処
理装置の簡素化・簡便化、省スペース化を達成できる。
活性炭への凝集剤の吸着を防止して凝集剤の添加量を低
減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浄水処理や下廃水処理
のための高度水処理方法に関する。
のための高度水処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の浄水処理や下廃水処理の処理フロ
ーは、たとえば図２に示したようなものである。浄水処
理の場合、河川水や地下水を原水１として凝集池２に導
入し、ＰＡＣなどの凝集剤３を添加して、原水１中に含
まれる有機物や粘土分や鉄分のコロイドなどを凝集させ
る。そして、この凝集処理水４を沈殿池５に送って凝集
物の沈降分離を行い、凝集物が分離された上澄液６を砂
濾過池７に送ってさらに懸濁物を濾別する。そして、砂
濾過池７より流出する濾過水８を活性炭吸着塔９に供給
して、濾過水８中に残留する微量の有機物やある種の重
金属類を活性炭により除去したものを処理水１０として
取り出している。下廃水処理の場合は、生物処理を終了
した２次処理水を原水として、上記浄水処理と同様に処
理している。
ーは、たとえば図２に示したようなものである。浄水処
理の場合、河川水や地下水を原水１として凝集池２に導
入し、ＰＡＣなどの凝集剤３を添加して、原水１中に含
まれる有機物や粘土分や鉄分のコロイドなどを凝集させ
る。そして、この凝集処理水４を沈殿池５に送って凝集
物の沈降分離を行い、凝集物が分離された上澄液６を砂
濾過池７に送ってさらに懸濁物を濾別する。そして、砂
濾過池７より流出する濾過水８を活性炭吸着塔９に供給
して、濾過水８中に残留する微量の有機物やある種の重
金属類を活性炭により除去したものを処理水１０として
取り出している。下廃水処理の場合は、生物処理を終了
した２次処理水を原水として、上記浄水処理と同様に処
理している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、従来の処理方法は、凝集、沈殿、砂濾過、活
性炭吸着などの単位操作の組み合わせであり、装置が複
雑になって、大きな設置スペースを要するという問題が
ある。
たように、従来の処理方法は、凝集、沈殿、砂濾過、活
性炭吸着などの単位操作の組み合わせであり、装置が複
雑になって、大きな設置スペースを要するという問題が
ある。
【０００４】本発明は上記問題を解決するもので、処理
操作や処理装置の簡素化・簡便化を図り、それによって
省スペース化を図ることを目的とするものである。
操作や処理装置の簡素化・簡便化を図り、それによって
省スペース化を図ることを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、浄水処理や下廃水処理のための高度水処
理方法であって、被処理水を浸漬型膜分離装置を設けた
処理槽に導入するに際し、その導入経路の途中において
被処理水に凝集剤を添加し、その後、曝気空気を供給す
る状態の槽内に粉末活性炭を投入して、槽内の凝集物を
含む被処理水を活性炭吸着処理するとともに、槽内の凝
集物および活性炭を含む被処理水を前記浸漬型膜分離装
置により固液分離して分離膜を透過した膜透過水を処理
水として取り出すことを特徴とする高度水処理方法を提
供する。
に、本発明は、浄水処理や下廃水処理のための高度水処
理方法であって、被処理水を浸漬型膜分離装置を設けた
処理槽に導入するに際し、その導入経路の途中において
被処理水に凝集剤を添加し、その後、曝気空気を供給す
る状態の槽内に粉末活性炭を投入して、槽内の凝集物を
含む被処理水を活性炭吸着処理するとともに、槽内の凝
集物および活性炭を含む被処理水を前記浸漬型膜分離装
置により固液分離して分離膜を透過した膜透過水を処理
水として取り出すことを特徴とする高度水処理方法を提
供する。
【０００６】また本発明は、浄水処理や下廃水処理のた
めの高度水処理装置であって、被処理水を供給する被処
理水供給管と、この被処理水供給管内の被処理水に凝集
剤を注入する凝集剤注入手段と、前記被処理水供給管よ
り供給された被処理水を滞留させて処理する処理槽と、
この処理槽内の被処理水に粉末活性炭を供給する活性炭
供給手段と、前記処理槽の内部に設けられて槽内の被処
理水を固液分離する浸漬型膜分離装置と、前記浸漬型膜
分離装置に膜透過水吸引管を介して連通し、分離膜の内
側に供給する吸引負圧により分離膜を透過した膜透過水
を槽外へ取り出す吸引ポンプと、前記浸漬型膜分離装置
の下方に設けられ、槽内の被処理水に曝気空気を供給す
るとともに、曝気空気により生起する被処理水の上向流
を浸漬型膜分離装置に向けて供給する曝気装置と、前記
曝気装置に給気管を介して連通し、曝気装置に曝気空気
を供給するブロワとを備えたことを特徴とする高度水処
理装置を提供する。
めの高度水処理装置であって、被処理水を供給する被処
理水供給管と、この被処理水供給管内の被処理水に凝集
剤を注入する凝集剤注入手段と、前記被処理水供給管よ
り供給された被処理水を滞留させて処理する処理槽と、
この処理槽内の被処理水に粉末活性炭を供給する活性炭
供給手段と、前記処理槽の内部に設けられて槽内の被処
理水を固液分離する浸漬型膜分離装置と、前記浸漬型膜
分離装置に膜透過水吸引管を介して連通し、分離膜の内
側に供給する吸引負圧により分離膜を透過した膜透過水
を槽外へ取り出す吸引ポンプと、前記浸漬型膜分離装置
の下方に設けられ、槽内の被処理水に曝気空気を供給す
るとともに、曝気空気により生起する被処理水の上向流
を浸漬型膜分離装置に向けて供給する曝気装置と、前記
曝気装置に給気管を介して連通し、曝気装置に曝気空気
を供給するブロワとを備えたことを特徴とする高度水処
理装置を提供する。
【０００７】
【作用】上記した処理方法によれば、被処理水を凝集処
理しつつ処理槽へ供給し、槽内で活性炭吸着処理・固液
分離して、高度に浄化された処理水として取り出すこと
ができる。
理しつつ処理槽へ供給し、槽内で活性炭吸着処理・固液
分離して、高度に浄化された処理水として取り出すこと
ができる。
【０００８】また、上記した処理装置によれば、１つの
処理槽内で凝集処理・活性炭吸着処理・固液分離を行う
ことができるので、処理装置の簡素化・簡便化を達成し
て省スペース化を図れるだけでなく、活性炭への凝集剤
の吸着を防止して凝集剤の添加量を低減できる。
処理槽内で凝集処理・活性炭吸着処理・固液分離を行う
ことができるので、処理装置の簡素化・簡便化を達成し
て省スペース化を図れるだけでなく、活性炭への凝集剤
の吸着を防止して凝集剤の添加量を低減できる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明の高度水処理方法が行われる一実
施例の高度水処理装置の全体構成を示した図である。図
１において、１１は処理槽であり、槽の上方に開口し
て、凝集剤注入装置１２ａを備えた被処理水供給管１２
と、活性炭供給装置１３が設けられている。処理槽１１
の内部には、槽内の被処理水を固液分離する浸漬型膜分
離装置１４が設けられており、この浸漬型膜分離装置１
４の下方に、槽内の被処理水に曝気空気を供給して、槽
内の被処理水を矢印Ａで示したように浸漬型膜分離装置
１４に向けて流動させて攪拌混合する曝気装置１５が設
けられている。この曝気装置１５には、ブロワ２０を設
けた給気管２１が接続されている。また、処理槽１１の
底部には、槽内の被処理水を排出するコントロール弁３
０を備えた排水管３１が設けられている。
する。図１は、本発明の高度水処理方法が行われる一実
施例の高度水処理装置の全体構成を示した図である。図
１において、１１は処理槽であり、槽の上方に開口し
て、凝集剤注入装置１２ａを備えた被処理水供給管１２
と、活性炭供給装置１３が設けられている。処理槽１１
の内部には、槽内の被処理水を固液分離する浸漬型膜分
離装置１４が設けられており、この浸漬型膜分離装置１
４の下方に、槽内の被処理水に曝気空気を供給して、槽
内の被処理水を矢印Ａで示したように浸漬型膜分離装置
１４に向けて流動させて攪拌混合する曝気装置１５が設
けられている。この曝気装置１５には、ブロワ２０を設
けた給気管２１が接続されている。また、処理槽１１の
底部には、槽内の被処理水を排出するコントロール弁３
０を備えた排水管３１が設けられている。
【００１０】浸漬型膜分離装置１４には、コントロール
弁１６を備えた膜透過水吸引管１７を通じて吸引ポンプ
１８が接続されており、この吸引ポンプ１８により分離
膜の内側に吸引負圧を供給して被処理水を吸引濾過し、
分離膜を透過した膜透過水を膜透過水吸引管１８により
処理水槽１９に送るようになっている。浸漬型膜分離装
置１４としては、図示したような、管状セラミック膜エ
レメントを複数本ヘッダで結合して膜モジュール１４ａ
とし、この膜モジュール１４ａを複数段積層したコンパ
クトかつ分離効率のよいものが好ましい。
弁１６を備えた膜透過水吸引管１７を通じて吸引ポンプ
１８が接続されており、この吸引ポンプ１８により分離
膜の内側に吸引負圧を供給して被処理水を吸引濾過し、
分離膜を透過した膜透過水を膜透過水吸引管１８により
処理水槽１９に送るようになっている。浸漬型膜分離装
置１４としては、図示したような、管状セラミック膜エ
レメントを複数本ヘッダで結合して膜モジュール１４ａ
とし、この膜モジュール１４ａを複数段積層したコンパ
クトかつ分離効率のよいものが好ましい。
【００１１】また、処理水槽１９には、槽内に貯留され
た処理水を膜分離装置１４の分離膜の内側に圧送する逆
洗水供給管３２が、逆洗ポンプ３３とコントロール弁３
４とを介装して設けられている。逆洗水供給管３２の管
路には、ＮａＣｌＯ槽３５から導かれた、ＮａＣｌＯ注
入ポンプ３７を備えたＮａＣｌＯ注入管３６が開口して
いる。
た処理水を膜分離装置１４の分離膜の内側に圧送する逆
洗水供給管３２が、逆洗ポンプ３３とコントロール弁３
４とを介装して設けられている。逆洗水供給管３２の管
路には、ＮａＣｌＯ槽３５から導かれた、ＮａＣｌＯ注
入ポンプ３７を備えたＮａＣｌＯ注入管３６が開口して
いる。
【００１２】以下、上記構成における作用を説明する。
コントロール弁１６を開き、コントロール弁３４を閉じ
た状態において、被処理水供給管１２より処理槽１１に
被処理水を導入しつつ、この被処理水供給管１２内を流
れる被処理水に凝集剤注入装置１２ａよりポリ塩化アル
ミニウム（ＰＡＣ）、硫酸バンド、塩化第２鉄、ポリ硫
酸第２鉄などの凝集剤を注入するとともに、槽内の被処
理水に活性炭供給装置１３より粉末活性炭を供給する。
また、ブロワー２０を作動させて給気管２１より曝気装
置１５を通じて処理槽１１内に曝気空気を導入するとと
もに、吸引ポンプ１８により膜透過水吸引管１７を通じ
て膜分離装置１４に吸引負圧を供給する。すると、被処
理水中に含まれる有機物や粘土分や鉄分のコロイドなど
が凝集剤の作用によって凝集されつつ被処理水が処理槽
１１内に供給されることになり、この凝集物を含む被処
理水が槽内で曝気空気により流動させられる間に活性炭
と十分混合される。そして、この活性炭によって、被処
理水中に残留する微量の有機物や金属イオンなどが吸着
される。このとき、槽内の被処理水は膜分離装置１４の
分離膜により固液分離され、凝集物や活性炭などの濁質
は槽内に残留し、分離膜を透過した膜透過水は膜透過水
吸引管１８により処理水槽１９に送られる。
コントロール弁１６を開き、コントロール弁３４を閉じ
た状態において、被処理水供給管１２より処理槽１１に
被処理水を導入しつつ、この被処理水供給管１２内を流
れる被処理水に凝集剤注入装置１２ａよりポリ塩化アル
ミニウム（ＰＡＣ）、硫酸バンド、塩化第２鉄、ポリ硫
酸第２鉄などの凝集剤を注入するとともに、槽内の被処
理水に活性炭供給装置１３より粉末活性炭を供給する。
また、ブロワー２０を作動させて給気管２１より曝気装
置１５を通じて処理槽１１内に曝気空気を導入するとと
もに、吸引ポンプ１８により膜透過水吸引管１７を通じ
て膜分離装置１４に吸引負圧を供給する。すると、被処
理水中に含まれる有機物や粘土分や鉄分のコロイドなど
が凝集剤の作用によって凝集されつつ被処理水が処理槽
１１内に供給されることになり、この凝集物を含む被処
理水が槽内で曝気空気により流動させられる間に活性炭
と十分混合される。そして、この活性炭によって、被処
理水中に残留する微量の有機物や金属イオンなどが吸着
される。このとき、槽内の被処理水は膜分離装置１４の
分離膜により固液分離され、凝集物や活性炭などの濁質
は槽内に残留し、分離膜を透過した膜透過水は膜透過水
吸引管１８により処理水槽１９に送られる。
【００１３】槽内の浸漬型膜分離装置１４は、上述した
矢印Ａで示される被処理水流により膜面が洗浄されて目
詰まりが防止されるが、定期的に逆洗を行うことによっ
てさらに分離効率の低下防止が図られる。膜分離装置１
４の逆洗を行うには、処理槽１１への被処理水の導入を
中止し、コントロール弁１６を閉じるとともに吸引ポン
プ１８を停止させる。そして、コントロール弁３４を開
いた状態として、逆洗ポンプ３３を作動させて、処理水
槽１９内の処理水を逆洗水供給管３２を通じて膜分離装
置１４の分離膜の内側に圧送するとともに、曝気装置１
５より曝気空気を供給して、膜分離装置１４の膜面の付
着物を剥離する。このとき、逆洗水供給管３２内を流れ
る処理水にＮａＣｌＯ注入管３６よりＮａＣｌＯを注入
することにより、ＮａＣｌＯの酸化作用によって膜面付
着物を酸化分解し、分離膜の洗浄をより完全に行うこと
ができる。剥離された膜面付着物を含む処理槽内の被処
理水は、コントロール弁３０を開いて排水管３１より排
出させる。
矢印Ａで示される被処理水流により膜面が洗浄されて目
詰まりが防止されるが、定期的に逆洗を行うことによっ
てさらに分離効率の低下防止が図られる。膜分離装置１
４の逆洗を行うには、処理槽１１への被処理水の導入を
中止し、コントロール弁１６を閉じるとともに吸引ポン
プ１８を停止させる。そして、コントロール弁３４を開
いた状態として、逆洗ポンプ３３を作動させて、処理水
槽１９内の処理水を逆洗水供給管３２を通じて膜分離装
置１４の分離膜の内側に圧送するとともに、曝気装置１
５より曝気空気を供給して、膜分離装置１４の膜面の付
着物を剥離する。このとき、逆洗水供給管３２内を流れ
る処理水にＮａＣｌＯ注入管３６よりＮａＣｌＯを注入
することにより、ＮａＣｌＯの酸化作用によって膜面付
着物を酸化分解し、分離膜の洗浄をより完全に行うこと
ができる。剥離された膜面付着物を含む処理槽内の被処
理水は、コントロール弁３０を開いて排水管３１より排
出させる。
【００１４】このようにして、１つの処理槽内で被処理
水の凝集処理・活性炭吸着処理・固液分離を行うため、
処理操作および処理装置の簡素化・簡便化を達成でき
る。また、処理槽に導入する前に凝集剤を添加するの
で、活性炭への凝集剤の吸着を低減できる。
水の凝集処理・活性炭吸着処理・固液分離を行うため、
処理操作および処理装置の簡素化・簡便化を達成でき
る。また、処理槽に導入する前に凝集剤を添加するの
で、活性炭への凝集剤の吸着を低減できる。
【００１５】上記のようにして処理した処理水と被処理
水の水質分析結果の一例を以下の表１に示す。表１か
ら、処理水の水質は、全ての分析項目において被処理水
より著しく改善されていることがわかる。
水の水質分析結果の一例を以下の表１に示す。表１か
ら、処理水の水質は、全ての分析項目において被処理水
より著しく改善されていることがわかる。
【００１６】
【表１】
【００１７】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、凝集剤
を添加した被処理水を処理槽に導入して、槽内で活性炭
吸着処理と凝集物や活性炭などの濁質の固液分離とを行
うことができる。したがって、従来は複数の処理装置を
必要とした凝集処理・活性炭吸着処理・固液分離を１つ
の処理装置で代替できるので、処理装置の簡素化・簡便
化、省スペース化を達成できる。また、活性炭との混合
前に凝集剤を添加するため、凝集剤の添加量を低減でき
る。
を添加した被処理水を処理槽に導入して、槽内で活性炭
吸着処理と凝集物や活性炭などの濁質の固液分離とを行
うことができる。したがって、従来は複数の処理装置を
必要とした凝集処理・活性炭吸着処理・固液分離を１つ
の処理装置で代替できるので、処理装置の簡素化・簡便
化、省スペース化を達成できる。また、活性炭との混合
前に凝集剤を添加するため、凝集剤の添加量を低減でき
る。
【図１】本発明の一実施例の汚水処理装置の全体構成を
示した説明図である。
示した説明図である。
【図２】従来の汚水の処理方法を説明するフローチャー
トである。
トである。
【符号の説明】 11 処理槽 12 被処理水供給管 12a 凝集剤注入装置（凝集剤注入手段） 13 活性炭供給装置（活性炭供給手段） 14 浸漬型膜分離装置 15 曝気装置 17 膜透過水吸引管 18 吸引ポンプ 20 ブロワ 21 給気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 9/00 Ｃ ５０４ Ｂ 1/28 ＺＡＢ Ｄ 1/44 Ｈ 9153−4Ｄ ＺＡＢ Ｋ 9153−4Ｄ 1/52 ＺＡＢ Ｅ 8616−4Ｄ 3/20 ＺＡＢ Ｄ (72)発明者 尾崎 俊也 大阪府大阪市西淀川区西島２丁目１番地６ 号 株式会社クボタ新淀川工場内 (72)発明者 塩山 昌彦 大阪府大阪市西淀川区西島２丁目１番地６ 号 株式会社クボタ新淀川工場内
Claims (2)
- 【請求項１】 浄水処理や下廃水処理のための高度水処
理方法であって、被処理水を浸漬型膜分離装置を設けた
処理槽に導入するに際し、その導入経路の途中において
被処理水に凝集剤を添加し、その後、曝気空気を供給す
る状態の槽内に粉末活性炭を投入して、槽内の凝集物を
含む被処理水を活性炭吸着処理するとともに、槽内の凝
集物および活性炭を含む被処理水を前記浸漬型膜分離装
置により固液分離して分離膜を透過した膜透過水を処理
水として取り出すことを特徴とする高度水処理方法。 - 【請求項２】 浄水処理や下廃水処理のための高度水処
理装置であって、被処理水を供給する被処理水供給管
と、この被処理水供給管内の被処理水に凝集剤を注入す
る凝集剤注入手段と、前記被処理水供給管より供給され
た被処理水を滞留させて処理する処理槽と、この処理槽
内の被処理水に粉末活性炭を供給する活性炭供給手段
と、前記処理槽の内部に設けられて槽内の被処理水を固
液分離する浸漬型膜分離装置と、前記浸漬型膜分離装置
に膜透過水吸引管を介して連通し、分離膜の内側に供給
する吸引負圧により分離膜を透過した膜透過水を槽外へ
取り出す吸引ポンプと、前記浸漬型膜分離装置の下方に
設けられ、槽内の被処理水に曝気空気を供給するととも
に、曝気空気により生起する被処理水の上向流を浸漬型
膜分離装置に向けて供給する曝気装置と、前記曝気装置
に給気管を介して連通し、曝気装置に曝気空気を供給す
るブロワとを備えたことを特徴とする高度水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6024599A JPH07232196A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 高度水処理方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6024599A JPH07232196A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 高度水処理方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07232196A true JPH07232196A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12142623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6024599A Pending JPH07232196A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 高度水処理方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07232196A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020003807A (ko) * | 2000-07-03 | 2002-01-15 | 박희택 | 활성오니 처리설비 |
| EP1375439A1 (en) * | 2002-06-18 | 2004-01-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid treatment method and apparatus |
| JP2005324148A (ja) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Yoshinobu Izawa | 凝集処理法 |
| CN100393396C (zh) * | 2003-10-06 | 2008-06-11 | 月岛机械株式会社 | 过滤单元、该过滤单元的设置方法以及过滤装置 |
| JP2008238080A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Tsukishima Kikai Co Ltd | 濾過モジュールおよび濾過ユニット |
| JP2014104375A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Gaia Institute Of Environmental Technology Inc | 懸濁水の凝集とろ過を一槽で行う水処理装置、及び水処理方法 |
| CN108147572A (zh) * | 2018-01-23 | 2018-06-12 | 常州大学 | 一种微污染水处理的方法 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP6024599A patent/JPH07232196A/ja active Pending
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