JP2653058B2 - ズームカメラ - Google Patents

ズームカメラ

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JP2653058B2
JP2653058B2 JP62202561A JP20256187A JP2653058B2 JP 2653058 B2 JP2653058 B2 JP 2653058B2 JP 62202561 A JP62202561 A JP 62202561A JP 20256187 A JP20256187 A JP 20256187A JP 2653058 B2 JP2653058 B2 JP 2653058B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、撮影倍率を被写体距離によって異ならせた
ズームカメラに関する。
(従来技術) 従来から、定倍率撮影の可能なズームレンズ系を有す
るカメラが知られている。
すなわち、例えば特開昭53−113527号公報に示される
装置では、被写体距離と撮影倍率より変倍レンズ群の適
正位置を演算し設定している。この適正位置は、被写体
距離が変化しても定倍率の像が得られる位置とされてい
る。特開昭55−64204号公報のものでは、定倍率が得ら
れるようにフォーカスリングとズームリングの各回転角
と目盛に工夫を施し、両リングを一体で回転させるよう
にいている。同公報には、完全に定倍率でなく少し倍率
に差が生じる方が好ましい場合にはそのようの設計も可
能であると記載されているが、その具体的な構成につい
ては示されていない。
なお、上記2つの公報には、定倍率撮影の範囲の開示
はない。
また、特開昭54−39144号公報のものでは、ズーミン
グ操作だけで定倍率撮影が行なえるように、コンペンセ
ータレンズがズーミングと異なる所定の移動をするよう
にしている。同公報には撮影距離Dが1.5〜8.8mの範囲
で定倍率との記載はあるが、その前後の撮影距離におい
て如何に対応するかについて開示していない。
また、特開昭51−27577号公報のものでは、フォーカ
ス操作だけで定倍率撮影が行なえるように、フォーカス
リングとズームリングとの間にM=f/x(但し、Mは倍
率、xは被写体までの距離、fはズームレンズの焦点距
離)の関係を満足させるズームカムを設けて両者を連動
させている。同公報には、撮影距離Dが2〜10mの範囲
で定倍率との記載はあるが、その前後の撮影距離におい
て如何に対応するかについて開示していない。
さらに、特開昭61−38917号公報には、f/Dが一定とな
るように、fを制御する自動焦点(AF)制御であって、
ズームの連動範囲を越えると、一番近いズーム位置に制
御し、連動外の表示を行なうようにしたものが示されて
いる。
ところで、ズーミングは撮影画像の構図に関わってお
り、その良否はプリント、ネガで評価される。しかしな
がら、カメラのファインダーでピントが合っている被写
体をどの焦点距離で止めるかの判断は、一般にユーザー
にとって困難である。そこで、全撮影距離に対して、距
離との関係で所定のプログラムによる変化要素をもった
焦点距離を設定することによって、ユーザーに構図の基
本を提示すれば、ズーミングの自動化の上で、容易な操
作でより一層の適切な写真を得ることができるようにな
り、結果的に、ズーミングが本当に使い易くなるものと
考えられる。
(発明の目的) 本発明は、上記背景に基づきなされたもので、ズーミ
ングに際して、シャッターチャンスに専念でき、容易か
つ、確実に近距離での人物撮影に最適な写真を得ること
が可能なズームカメラを提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、焦点距離を可変にするレンズ群を駆動する
駆動系を有したズームカメラにおいて、被写体までの距
離を検出する被写体距離検出手段と、上記検出された被
写体までの距離に基づいて撮影倍率を自動的に決定する
撮影倍率決定手段と、上記決定した撮影倍率で制御する
ために上記駆動系を自動的に駆動する駆動手段とを備
え、上記撮影倍率決定手段で決定した撮影倍率は、検出
される被写体の距離が遠距離の場合よりも近距離の場合
の方が相対的に大きな撮影倍率の決定が行われるもので
ある。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例構成を示す。同図におい
て、LFはフォーカスレンズ群で、光軸上を移動すること
により∞から最近接撮影距離まで合焦する。Lz1,Lz2
ズームレンズ群で、光軸上を各々所定の移動をすること
によって短焦点距離から長焦点距離まで変化する。LM
マスタレンズ群で固定されており、フィルム面Fに被写
体を結像させる。焦点検出部2は上記レンズ群LF〜LM
なる撮影レンズの瞳位置の光束を2分割して受光・積分
し、アナログデータをデジタル変換しマイクロプロセッ
サ1に出力する。
フォーカスモータ駆動回路3はマイクロプロセッサ1
より出力される駆動回転量信号に基きモータ4を駆動制
御し、フォーカスレンズ群LFを光軸方向に移動させる。
その際、エンコーダ5はモータ4の回転をモニタし、そ
の回転量に応じたパルスをモータ駆動回路3に出力す
る。このフォーカスモータ駆動回路3はエンコーダ5か
らのパルスをカウントし、これがマイクロプロセッサ1
から出力される駆動回転量に対応したカウント値に達す
るとモータ4の駆動を停止する。カウンタ6はモータ4
の回転量に応じたエンコーダ5からのパルスを撮影レン
ズ繰入れ位置(∞)からカウントし、そのカウント値を
マイクロプロセッサ1に出力する。
ズームモータ駆動回路7はマイクロプロセッサ1から
の信号を受けてモータ8を駆動制御し、ズーム操作部9
を制御する。ズーム操作部9は、ズームレンズ群Lz1,Lz
2の保持部とともに構成されるカム、ギヤ等の移動部材
によりズームレンズ群Lz1,Lz2を所定の位置に移動させ
る。さらにズーム操作部9はコード板CDに対応するブラ
シBRを有する。ブラシBRとコード板CDでエンコーダを構
成し、このエンコーダはズーム操作部9の位置、つまり
設定されている撮影レンズの焦点距離に応じたデジタル
コードを発生し、そのコードを記憶部10に出力する。記
憶部10はROMで構成され、デジタルコードに対応したア
ドレスに焦点距離データを有し、そのデータをマイクロ
プロセッサ1に出力する。この記憶部10は他に撮影レン
ズ固有のデータ、例えば、繰出し量変換データ(Δd/Δ
L)、テレ(Tele)端焦点距離データ(fF)、ワイド
(Wide)端焦点距離データ(fN)を有する。
設定部11は、モータ駆動による通常ズーム操作とオー
トズームプログラム操作のどちらかをユーザーが選択す
ることにより、そのモード信号をマイクロプロセッサ1
に出力するものである。通常ズーム操作モード時には、
不図示の手動操作部のテレまたはワイド方向の操作指示
によって、その旨の信号がマイクロプロセッサ1を介し
てズームモータ駆動回路7に出力され、モータ8を駆動
する。一方、オートズームプログラム操作モード時には
後述する所定の演算をマイクロプロセッサ1内で行な
い、ズームモータ駆動回路7に信号を出力し、モータ8
を駆動制御する。
次にマイクロプロセッサ1の入出力データについて説
明する。まず、設定部11の操作モードが入力端子i1にて
検出される。すなわち、オートズームプログラム操作モ
ード時には、設定部11のスイッチがONし、i1=0、通常
ズーム操作モード時には、i1=1の信号が入力端子i1
り入力される。また、記憶部10から出力される撮影レン
ズ固有のデータ、および設定焦点距離データ等のズーミ
ングに応じて刻々変わるデータが入力端子i2より逐次入
力され、マイクロプロセッサ1のメモリに逐次記憶され
る。そして、メモリM21でΔd/ΔL、メモリM22でfN、メ
モリM23でfF、メモリM24で設定焦点距離データfを記憶
している。さらに、焦点検出部2のデジタルデータが入
力端子i3より入力される。そのデータをもとにマイクロ
プロセッサ1では、ディフォーカス量とその方向を算出
し、さらに入力端子i2より入力され、メモリM21に記憶
していたΔd/ΔLとともにフォーカス駆動回転量を算出
する。また、カウンタ6のカウント値nが入力端子i4
り入力される。
マイクロプロセッサ1は上記カウント値nより撮影距
離Dを算出する。つまり、レンズの繰出量χ′、撮影距
離D、焦点距離fの関係は近似的に f2/D≒χ′ と表わされる。ここで、撮影レンズ繰入れ位置から繰出
し位置までのエンコーダ5のパルスをカウントしている
カウンタ6のカウント値nと繰出量X′は一般に比例関
係にあり n=aχ′(aは定数) これより 1/D=(1/f2a)・n が成立する。
撮影レンズそれぞれにおいて決まる係数をkとする
と、k/f2aは撮影レンズ固有のデータであるため、記憶
部10に保持され、マイクロプロセッサ1に入力端子i2
ら入力されたメモリM27に記録されている。すなわち、
マイクロプロセッサ1内で、メモリM27のデータと入力
端子i4のカウント値nで上式より撮影距離Dを算出す
る。その撮影距離DをメモリM40に記憶しておく。
出力データについて説明すると、メモリM40に記憶さ
れている撮影距離Dをもとにプログラム線図fp=f
(D)[第2図を用いて後述]に対応する焦点距離fpを
算出し、メモリM10に記憶しておく。メモリM10に記憶さ
れているfpとメモリM24の設定されている焦点距離fと
の差分を算出しズームモータ駆動回転量信号として出力
端子P1から出力される。また、出力端子P2からフォーカ
スモータ駆動回転量信号が駆動回路3に出力される。
次に、オートズームプログラムについて説明する。第
2図は撮影倍率(β)をパラメータとする撮影距離
(D)と焦点距離(f)の関係を示すグラフである。一
つの破線上にて、Dとfが変化していくと、その撮影倍
率β=f/Dは一定となる。ここで、第1図の光学系にお
いて、β=f/Dが成立することを第3図で説明する。
D=χ+2fF+HH′+χ′+χ″ χ=fFF,χ′=−fFβより D=fF+2fF+HH′−fFβ+χ″ =fF(2+1/β−β)+HH′+χ″ β<1/10においては、2+1/β−β ≒1/βF,HH′≪D,χ″≪Dより D=fFとなる。
f=fFz,β=fFβより D=f/βであり、ズームレンズの場合、撮影倍率が極端
に大きくないとき、つまり人物、スナップ撮影等の通常
撮影のとき、 β=f/Dの関係が成立する。
なお、第3図において、 LF:フォーカスレンズ fF:フォーカスレンズの焦点距離 HH′:フォーカスレンズの主点間隔 βF:フォーカスレンズの倍率 LZ:ズームレンズ LM:マスタレンズ βz:ズームレンズとマスタレンズの倍率 F,F′:フォーカスレンズの焦点位置 A:物点位置 B:フォーカスレンズによる結像位置 D:物点からフィルム面までの距離(撮影距離) χ″:フォーカスレンズの像点からのフィルム面までの
距離 f:全系の焦点距離 β:全系の倍率 である。
第2図に戻って説明すると、実線は本実施例のプログ
ラム線図である。ズームレンズの焦点距離レンジをテレ
側でfFmm、ワイド側でfNmmとする。撮影距離DNmより近
側の被写体では、焦点距離fNmmと一定である線上(第2
図の線A)にあって、撮影倍率が大きく変化する。撮影
距離DN−DF間の被写体では撮影距離に応じて焦点距離が
特定の撮影倍率の関係をもって変化する。すなわち、近
側の撮影距離DNではワイド端fNにして、撮影倍率β
fN/DNに、遠側の撮影距離DFではテレ端fFにして撮影倍
率β=fF/DFに設定してある。βとβの関係はβ
≠βでβ>βである。つまり近側の被写体に対
しては画面上で大きく撮影でき、遠側の被写体に対して
は画面上で小さく撮影できる。しかし、倍率は焦点距離
が一定の状態で撮影距離が変化する程に変わらず、一定
倍率の近辺で変わる。これはたとえば人物撮影でみると
近側で人物の上半身が画面上に写し込め、遠側で全身が
写し込める程度の倍率変化である。β>βの点を結
んだ線が第2図のBである。撮影距離DFより遠側の被写
体では焦点距離がfFと一定である線C上で撮影倍率が大
きく変化する。
第2図のプログラム線図fP=f(D)を算出する。線
BをfP=mD+nとするとmとnは m=(fF−fN)/(DF−DN) n=(fNDF−fFDN)/(DF−DN) βn,βF,DN,DFで表わすと、f=βDより m=(βFDF−βNDN)/(DF−DN) n={DNDF(β−β)}/(DF−DN) 線AはfP=fN、線CはfP=fFで、それぞれfP=βNDN,fP
=βFDF となる。
前記オートズームプログラムを行うマイクロプロセッ
サ1の内部の動作例を第4図に示すフローチャートで説
明する。
#10 焦点検出部2からのデータをもとに合焦演算を行
う。フォーカスレンズ群LFが合焦位置に至るとモータ4
の回転が停止する。そのときのカウンタ6からのカウン
ト値nが入力端子i4から入力される。
#15 ズーム操作モードを判定する。通常ズーム操作モ
ードならi1=1であるので手動操作部のテレ方向スイッ
チまたはワイド方向スイッチのONに応じた手動信号をP2
からモータ駆動回路3に出力しモータ8をその方向に駆
動する(#20,#25)。i1=0ならオートズームプログ
ラム操作モードに入る。
#30 入力端子i4から入力されるカウンタ値nと入力端
子i2から入力されメモリM27に記憶されている撮影レン
ズの1/f2aより合焦状態にある撮影距離Dを演算する。
その演算結果のDをメモリM40に記憶しておく(#3
5)。
#40 メモリM40のDが、第2図のプログラム線図の線
Bのいくらの焦点距離に対応するかをfP=mD+nより算
出し、その結果のfPをメモリM10に記憶しておく(#4
5)。
#50 メモリM10のfPが入力端子i2から入力されメモリM
22に記憶されている撮影レンズのワイド端焦点距離fN
り大きいかどうかを判定する。
#55 fPがfNより小さいならfPをfNとし、メモリM10
はmD+nの代わりにfNを記憶しておく(#60)。
#65 fPがfNより大きいなら、次に同様にM23に記憶さ
れているテレ端焦点距離fFと比較する。fPがfFより小さ
いか等しいなら#40で算出したmD+nをfPとしてメモリ
M10に記憶しておく。
#70 fPがfNより大きいなら、fPをfFとしてメモリM10
に4mD+nの代わりにfFを記憶しておく(#75)。
#80 #40〜#75のメモリM10のfPと、入力端子i2から
入力されメモリM24に記憶されている現状態の設定焦点
距離fとの差の信号を出力端子P1よりモータ駆動回路7
に出力する。その際、(M10−M24)の信号が正ならモー
タ8を正転つまりテレ方向に駆動し、負ならモータ8を
反転、つまりワイド方向に駆動する。
#85 モータ8の回転駆動により刻々変化するエンコー
ダ(BRとCD)のデジタルコードをもとに、入力端子i2
ら入力され、メモリM24に記憶されている焦点距離fと
の差を常時判定する。差が0になっていないなら#80で
P1より(M10−M24)の信号を出力し続ける。差が0にな
ると、設定焦点距離fが所定のfPになったので、モータ
駆動回路7にモータ8のストップ信号をP1から出力しモ
ータ8をストップする(#90)。
#95 #10〜#90で一連の動作が終了し、次にi1=0か
1かを確認する。i1=1なら通常ズーム操作モードであ
るので#20に進み、i1=0ならオートズームプログラム
操作モードである#10に進み、焦点検出・合焦動作を行
う。
次に本発明の他の実施例を説明する。上記実施例では
モータ8の駆動によりエンコーダ(BRとCD)から発生す
るデジタルコードをもとにマイクロプロセッサ1の入力
端子i2に設定焦点距離fを逐次入力したものを示した
が、次のように構成することも可能である。エンコーダ
(BRとCD)の出力をモータ駆動回路7にモニターとして
入力する。そして、マイクロプロセッサ1の出力端子P1
から出力されモータ駆動回路7に入力される設定焦点距
離fとプログラム線図のfPとの差に応じた駆動回転量
が、上記モニターとして入力されるエンコーダ(BRとC
D)に応じた回転量になったなら、モータ駆動回路7は
モータ8の回転駆動をストップさせる。すなわち、第4
図のフローチャートの#80をモータ駆動回路7で行う。
また、第2図のプログラム線図の線Bにおいて、上述
ではβとβを直線結んだ曲線で結ぶこともできる。
円の場合は(D−a)+(f−b)=r2で、他に放
物線、双曲線の曲線が考えられる。
さらに第5図を用いて別のプログラム線図を説明す
る。この例では、近側の撮影距離で撮影倍率を大きく、
遠側で撮影倍率を小さく設定することは第2図のプログ
ラム線図と同じであるが、第2図の線Bを線分B1〜B5に
区分けして結んでいる点が異なる。線分B1は撮影距離DN
−D1間で、倍率βと一定であり、その焦点距離がfN
らfA間で変化する。
線分B2は撮影距離D2−D3,倍率β2,焦点距離fA−fB 線分B3は撮影距離D4−DF,倍率β3,焦点距離fB−fC であり、各倍率の関係はβ>β>βである。線分
B4は撮影距離D1−D2間で焦点距離fAと一定であり倍率が
β−βの間で変化する。線分B5も同様に撮影距離D3
−D4間で焦点距離fBと一定であり倍率がβ−βの間
で変化する。以上のようにプログラム線図を設定してい
る。
上記プログラムを動作させる構成は第1図と同じであ
るが、プログラム線図が切換わるfA,fBのデータが、記
憶部10から端子i2に入力され、各々メモリM25,M26に記
憶されている。マイクロプロセッサ1内のアルゴリズム
は第6図のフローチャートで動作する。ここに、#10〜
#35および#80〜#95は第4図のフローチャートと同じ
であり、以下に#40〜#72を説明する。
#40 メモリM40のDが第5図の線A〜Cのどのプログ
ラム線図上にあるかを判定するために、線分B2の式fP
β2Dより算出し、そのfPメモリM10に記憶しておく(#4
1)。
#45 メモリM10のfPが線分B2の上限の焦点距離fBを越
えているかどうかを判定し、fBを越えておらず、さらに
#60で下限のfAも越えていないならfP=β2DのfPをメモ
リM10に記憶しておき、#80に進む。
#46〜#50 #45で上限のfBを越えているなら#46に進
む。線分B3のfP=β3Dを用いてfPを算出し、交換レンズ
のテレ端fFを越えているかどうか判定する。越えている
なら線C上にあるので#51,#52でテレ端のfFをfPとし
てメモリM10に記憶しておいて#80に進む。
#55 #50において、fPがfFを越えていないなら、次に
fBとの大きな比較を行ない、fPがfBより大きいならDに
対応する倍率が線分B3上に乗っているということなので
fP=β3DのfPをメモリM10として#80に進む。fPがfB
り大きくないなら#56に進む。
#56,#57 #55においてfPがfBより大きくないなら、
ここでは#45のfP=β2DのfPがfBを越えているか等しい
場合のフローであるため、線分B5上にあるとしてfP=fB
としてfPをメモリM10に記憶しておき#80に進む。
#61〜#65 #60でfP=β2DのfPがfAより小さいなら、
fP=β1DでfPを算出し(#61)、このfPをメモリM10
記憶して(#62)、次いで交換レンズのワイド端fNを越
えているかどうかを判定する(#65)。この判定でfP
fNより小さいなら線A上にあるので、#66,#67でワイ
ド端のfNをfPとしてメモリM10に記憶しておいて#80に
進む。
#70 #65においてfPがfNより大きいか等しいなら、次
にfAとの大きさ比較を行ない、fPがfAより大きくないな
らDに対応する倍率が線分B1上に乗っているということ
で#80に進む。
#71,#72 #70においてfPがfAより大きいなら、ここ
では#60のfP=β2DのfPがfAより小さい場合のフローで
あるため、線分B4上にあるとして、fP=fAとしてfPをメ
モリM10に記憶しておき#80に進む。#80以降は第4図
と同じである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、ズーム系を有するカメ
ラにあって、近距離被写体の撮影倍率が遠距離被写体の
撮影倍率よりも大きくなるような撮影倍率を設定する撮
影倍率設定手段を用い、該設定手段と検知した被写体距
離とからな焦点距離を演算しレンズを駆動するようにし
たので、ズーミングに際して、シャッターチャンスに専
念でき、容易かつ、確実に近距離での人物撮影に最適な
写真を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるズームカメラの構成
図、第2図は本発明の一実施例での撮影距離と焦点距離
による撮影倍率のプログラム線図、第3図は自動ズーム
プログラムの原理を説明するための光学系部分の図、第
4図は自動ズームプログラムを実行するためのフローチ
ャート、第5図は他の実施例によるプログラム線図、第
6図は第5図のプログラムを実行するためのフローチャ
ートである。 LF……フォーカスレンズ群、Lz1,Lz2……ズームレンズ
群、1……マイクロプロセッサ、2……焦点検出部、3
……フォーカスモータ駆動回路、4……モータ、5……
エンコーダ、6……カウンタ、9……ズーム操作部、B
R,CD……エンコーダ、10……記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太巻 隆信 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 加藤 武宏 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 前川 幸男 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭54−39144(JP,A) 特開 昭61−38917(JP,A) 特開 昭64−44429(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点距離を可変にするレンズ群を駆動する
    駆動系を有したカメラにおいて、 被写体までの距離を検出する被写体距離検出手段と、 上記検出された被写体までの距離に基づいて撮影倍率を
    自動的に決定する撮影倍率決定手段と、 上記決定した撮影倍率で制御するために上記駆動系を自
    動的に駆動する駆動手段とを備え、 上記撮影倍率決定手段で決定した撮影倍率は、検出され
    る被写体の距離が遠距離の場合よりも近距離の場合の方
    が相対的に大きな撮影倍率の決定が行われることを特徴
    とするズームカメラ。
JP62202561A 1987-08-12 1987-08-12 ズームカメラ Expired - Lifetime JP2653058B2 (ja)

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