JP2652996B2 - 搭載用画像圧縮カメラ - Google Patents
搭載用画像圧縮カメラInfo
- Publication number
- JP2652996B2 JP2652996B2 JP3057994A JP5799491A JP2652996B2 JP 2652996 B2 JP2652996 B2 JP 2652996B2 JP 3057994 A JP3057994 A JP 3057994A JP 5799491 A JP5799491 A JP 5799491A JP 2652996 B2 JP2652996 B2 JP 2652996B2
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- JP
- Japan
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- camera
- image compression
- moving
- image
- lens
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、搭載用画像圧縮カメラ
に関し、特に高速で移動する航空機等の移動体に搭載さ
れる光学計測装置に組み込まれる搭載用画像圧縮カメラ
に関する。
に関し、特に高速で移動する航空機等の移動体に搭載さ
れる光学計測装置に組み込まれる搭載用画像圧縮カメラ
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、高速で移動する航空機等の移動体
から分離する物体の分離状況を、移動体側から計測する
には、分離する物体とは別に、航空機等の移動体にカメ
ラを組込んだ光学計測装置を搭載し、この光学計測装置
を用いて物体の分離状況の計測を行ってきた。そして、
通常、計測で得られた画像はフィルムか又はビデオレコ
ーダに記録され、地上に持ち返ってから評価を行ってき
た。また、地上に画像を伝送する必要がある場合には、
必要な画像の一部を伝送するか、又は評価には適さない
低品質の画像を伝送していた。
から分離する物体の分離状況を、移動体側から計測する
には、分離する物体とは別に、航空機等の移動体にカメ
ラを組込んだ光学計測装置を搭載し、この光学計測装置
を用いて物体の分離状況の計測を行ってきた。そして、
通常、計測で得られた画像はフィルムか又はビデオレコ
ーダに記録され、地上に持ち返ってから評価を行ってき
た。また、地上に画像を伝送する必要がある場合には、
必要な画像の一部を伝送するか、又は評価には適さない
低品質の画像を伝送していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た光学計測装置においては、次に示すような問題点があ
った。即ち、高速で移動する航空機等の移動体から分離
する物体の分離状況を評価するには、１秒間に１００〜
２００枚の速度で状況を撮影する必要があるため、取得
されるデータが極めて大量となり、計測した画像データ
をそのまま地上に電波を用いて伝送するということがで
きない。このため、従来、前述の如く、一部の画像デー
タか、又は低品質の画像データしか伝送することができ
なかった。なお、計測した画像データを伝送可能なデー
タ量まで圧縮処理することも考えられる。しかし、移動
体に搭載した光学計測装置から計測するため、物体の姿
勢変化による画像の変化よりも背景画像が高速で動くこ
とから、画像の時間変化が激しく、一般によく用いられ
る微分型の圧縮方法では簡単に圧縮することができな
い。また、背景の変化は予測が難しく、ランダム的な傾
向が強いことから、その他の圧縮方法を使用しても効率
良く伝送することは困難である。
た光学計測装置においては、次に示すような問題点があ
った。即ち、高速で移動する航空機等の移動体から分離
する物体の分離状況を評価するには、１秒間に１００〜
２００枚の速度で状況を撮影する必要があるため、取得
されるデータが極めて大量となり、計測した画像データ
をそのまま地上に電波を用いて伝送するということがで
きない。このため、従来、前述の如く、一部の画像デー
タか、又は低品質の画像データしか伝送することができ
なかった。なお、計測した画像データを伝送可能なデー
タ量まで圧縮処理することも考えられる。しかし、移動
体に搭載した光学計測装置から計測するため、物体の姿
勢変化による画像の変化よりも背景画像が高速で動くこ
とから、画像の時間変化が激しく、一般によく用いられ
る微分型の圧縮方法では簡単に圧縮することができな
い。また、背景の変化は予測が難しく、ランダム的な傾
向が強いことから、その他の圧縮方法を使用しても効率
良く伝送することは困難である。
【０００４】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、高速で移動する航空機等の移動体から撮影
した画像データを高精度で圧縮して地上にリアルタイム
で伝送することを可能とする搭載用画像圧縮カメラを提
供することを目的とする。
のであって、高速で移動する航空機等の移動体から撮影
した画像データを高精度で圧縮して地上にリアルタイム
で伝送することを可能とする搭載用画像圧縮カメラを提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る搭載用画像
圧縮カメラは、高速で移動する航空機等の移動体から分
離する物体の分離状況を、前記移動体側から光学計測す
る搭載用画像圧縮カメラにおいて、撮影時に、計測すべ
き物体の背景の部分をぼかして撮影する手段を有し、得
られた画像データ信号を画像圧縮処理手段に出力するこ
とを特徴とする。
圧縮カメラは、高速で移動する航空機等の移動体から分
離する物体の分離状況を、前記移動体側から光学計測す
る搭載用画像圧縮カメラにおいて、撮影時に、計測すべ
き物体の背景の部分をぼかして撮影する手段を有し、得
られた画像データ信号を画像圧縮処理手段に出力するこ
とを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明においては、例えば、搭載しているカメ
ラのレンズ口径を大きくして、被写体深度（撮影する被
写体のピントがあう範囲）を浅くするので、目標となる
物体だけにピントを合わすことができ、背景画像はぼけ
たものになる。これにより、背景画像の細微なコントラ
ストが抑制され、平滑化される。このため、この画像デ
ータ信号を画像圧縮手段に送給し、例えば微分型の画像
圧縮処理を行えば、容易に画像圧縮した信号を得ること
ができ、これをリアルタイムで地上に送信することが可
能となる。
ラのレンズ口径を大きくして、被写体深度（撮影する被
写体のピントがあう範囲）を浅くするので、目標となる
物体だけにピントを合わすことができ、背景画像はぼけ
たものになる。これにより、背景画像の細微なコントラ
ストが抑制され、平滑化される。このため、この画像デ
ータ信号を画像圧縮手段に送給し、例えば微分型の画像
圧縮処理を行えば、容易に画像圧縮した信号を得ること
ができ、これをリアルタイムで地上に送信することが可
能となる。
【０００７】この場合に、分離する物体は、分離するに
つれて距離が大きく変化するため、背景画像と同様にぼ
けてしまうことになるので、このぼけを防ぐことが好ま
しい。そこで、撮影に使用するカメラのレンズを物体の
分離する移動方向に対応させて煽り、物体の移動方向だ
けにピントを合わすことができるようにすることが好ま
しい。これにより、物体の許容範囲にのみピントがあっ
た画像が得られ、背景はぼけた状態になるため、画像圧
縮を行う背景コントラストの低減を実現でき、画像圧縮
処理を行いやすくすることができる。
つれて距離が大きく変化するため、背景画像と同様にぼ
けてしまうことになるので、このぼけを防ぐことが好ま
しい。そこで、撮影に使用するカメラのレンズを物体の
分離する移動方向に対応させて煽り、物体の移動方向だ
けにピントを合わすことができるようにすることが好ま
しい。これにより、物体の許容範囲にのみピントがあっ
た画像が得られ、背景はぼけた状態になるため、画像圧
縮を行う背景コントラストの低減を実現でき、画像圧縮
処理を行いやすくすることができる。
【０００８】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【０００９】図１に示すように、高速で移動する航空機
等の移動体１に取り付けられた外装品２の中に搭載用画
像圧縮カメラ３が組み込まれており、移動体１に搭載さ
れている物体４の分離状況がカメラ３により撮影される
ようになっている。
等の移動体１に取り付けられた外装品２の中に搭載用画
像圧縮カメラ３が組み込まれており、移動体１に搭載さ
れている物体４の分離状況がカメラ３により撮影される
ようになっている。
【００１０】図２はこの搭載用画像圧縮カメラ３の構造
を示す模式図である。カメラ本体５には台１１が煽り軸
７の周りに回転可能に取り付けられており、台１１は適
宜の駆動手段（図示せず）により駆動されて揺動する。
台１１上には煽りレンズ６が搭載されていて、台１１と
共に、煽りレンズ６が煽り軸７の周りに回転する。従っ
て、この煽りレンズ６は、前記駆動手段により駆動され
て煽り軸７を中心として揺動する。煽り軸７はレンズ６
の光軸上にあり、この光軸に垂直に設けられている。ま
た、ピント機構８が台１１上に搭載されており、このピ
ント機構により被写体のピントを調整するようになって
いる。煽りレンズ６により得られた映像９は、撮像面１
０上に結像し、映像信号として画像圧縮装置等へ送られ
る。
を示す模式図である。カメラ本体５には台１１が煽り軸
７の周りに回転可能に取り付けられており、台１１は適
宜の駆動手段（図示せず）により駆動されて揺動する。
台１１上には煽りレンズ６が搭載されていて、台１１と
共に、煽りレンズ６が煽り軸７の周りに回転する。従っ
て、この煽りレンズ６は、前記駆動手段により駆動され
て煽り軸７を中心として揺動する。煽り軸７はレンズ６
の光軸上にあり、この光軸に垂直に設けられている。ま
た、ピント機構８が台１１上に搭載されており、このピ
ント機構により被写体のピントを調整するようになって
いる。煽りレンズ６により得られた映像９は、撮像面１
０上に結像し、映像信号として画像圧縮装置等へ送られ
る。
【００１１】本実施例においては、カメラ３のレンズ６
の口径を大きくし、被写体深度を浅くする。このため、
撮像面１０に結像した画像は物体４にピントが合ったも
のとなり、背景画像はぼけたものになる。そして、物体
４が図２の矢印方向に移動するにつれて、レンズ６の光
軸が物体４に追随するように、レンズ６及びピント機構
８を搭載した台１１が煽り軸７を中心として回転する。
これにより、物体４の移動に合わせてレンズ６が回動
し、レンズの被写体深度（撮像する被写体のピントがあ
う範囲）が常に物体４を含み、ピントが常に物体４に合
っている状態にすることができる。なお、レンズ６の光
軸が物体４の移動に合わせて揺動しない場合は、レンズ
６のピントが合う範囲が物体４から外れてしまい、物体
４が背景画像と同様にぼけてしまうことになる。
の口径を大きくし、被写体深度を浅くする。このため、
撮像面１０に結像した画像は物体４にピントが合ったも
のとなり、背景画像はぼけたものになる。そして、物体
４が図２の矢印方向に移動するにつれて、レンズ６の光
軸が物体４に追随するように、レンズ６及びピント機構
８を搭載した台１１が煽り軸７を中心として回転する。
これにより、物体４の移動に合わせてレンズ６が回動
し、レンズの被写体深度（撮像する被写体のピントがあ
う範囲）が常に物体４を含み、ピントが常に物体４に合
っている状態にすることができる。なお、レンズ６の光
軸が物体４の移動に合わせて揺動しない場合は、レンズ
６のピントが合う範囲が物体４から外れてしまい、物体
４が背景画像と同様にぼけてしまうことになる。
【００１２】このように、移動体１から分離して進行す
る物体４に常にピントが合い、背景がぼけた映像９が得
られる。これにより、画像圧縮装置においては、背景コ
ントラストを低減した状態で画像圧縮処理を容易に行う
ことができ、このデータを地上に伝送することができ
る。
る物体４に常にピントが合い、背景がぼけた映像９が得
られる。これにより、画像圧縮装置においては、背景コ
ントラストを低減した状態で画像圧縮処理を容易に行う
ことができ、このデータを地上に伝送することができ
る。
【００１３】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
高速で移動する航空機等の移動体から分離する物体の分
離状況を、移動体側から撮影するときに、カメラのレン
ズの被写界深度を浅くし、更に必要に応じて、物体の移
動方向を考慮したレンズの煽りを行うことにより、物体
の背景の部分をぼかし、背景画像の細微なコントラスト
を抑え、地上へ伝送するために必要となる画像圧縮処理
（特に微分型）が容易に行えるような画像信号を出力す
ることができる。
高速で移動する航空機等の移動体から分離する物体の分
離状況を、移動体側から撮影するときに、カメラのレン
ズの被写界深度を浅くし、更に必要に応じて、物体の移
動方向を考慮したレンズの煽りを行うことにより、物体
の背景の部分をぼかし、背景画像の細微なコントラスト
を抑え、地上へ伝送するために必要となる画像圧縮処理
（特に微分型）が容易に行えるような画像信号を出力す
ることができる。
【図１】移動体の外装品に組み込まれたカメラを示す模
式図である。
式図である。
【図２】本発明の実施例に係るカメラの構成を示す模式
図である。
図である。
１；移動体 ２；外装品 ３；搭載用画像圧縮カメラ ４；物体 ５；カメラ本体 ６；煽りレンズ ７；煽り軸 ８；ピント機構 ９；映像 １０；撮像面
Claims (2)
- 【請求項１】 高速で移動する航空機等の移動体から分
離する物体の分離状況を、前記移動体側から光学計測す
る搭載用画像圧縮カメラにおいて、撮影時に、計測すべ
き物体の背景の部分をぼかして撮影する手段を有し、得
られた画像データ信号を画像圧縮処理手段に出力するこ
とを特徴とする搭載用画像圧縮カメラ。 - 【請求項２】 カメラのレンズを物体が分離する移動方
向に対応させて煽り、物体の移動方向にピントを合わせ
る機構を有することを特徴とする請求項１に記載の搭載
用画像圧縮カメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3057994A JP2652996B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 搭載用画像圧縮カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3057994A JP2652996B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 搭載用画像圧縮カメラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04271318A JPH04271318A (ja) | 1992-09-28 |
| JP2652996B2 true JP2652996B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=13071562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3057994A Expired - Lifetime JP2652996B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 搭載用画像圧縮カメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2652996B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3057994A patent/JP2652996B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04271318A (ja) | 1992-09-28 |
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