JP2652771B2 - 釣り用リールのスプールをベルト化したベルトスプールリール。 - Google Patents

釣り用リールのスプールをベルト化したベルトスプールリール。

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JP2652771B2 JP6264351A JP26435194A JP2652771B2 JP 2652771 B2 JP2652771 B2 JP 2652771B2 JP 6264351 A JP6264351 A JP 6264351A JP 26435194 A JP26435194 A JP 26435194A JP 2652771 B2 JP2652771 B2 JP 2652771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は釣り用リール特に片軸受
・両軸受タイプの各種リールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の釣り用リールで片軸受・両軸受タ
イプの小型から大型各種(電動タイプ含)のスプール
(糸巻き部)はH型の丸枠形状をした糸巻き枠で目的
(太さ・長さ・材質)の糸を何十重にも重ね巻きしてい
た。
【0003】また、全体の諸機構部(駆動部・クラッチ
部・ドラッグ部・レベルワインド部等々)の大半はスプ
ールの外側に取り巻く様にレイアウトされ大部分のもの
はスプール着脱(交換)不可であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の片軸受・両軸受
タイプの各種リールに於ては次の様な課題があった。 1. 糸をスプールに巻き始めた芯附近といっぱい巻い
た外周部では、回転中心よりの半径が2倍〜3倍程度差
が有り糸巻き量によって同じ負荷であっても巻き上げト
ルクが2倍〜3倍もの差が生じ巻き上げの最後頃は重く
て疲れるし、特に電動タイプは一番トルクの必要な所で
諸設計をしなければならない不利があった。 2. 釣り目的により糸の種類を変更する必要が度々有
るが、大部分のリールはスプールの交換が出来ずまた、
糸の巻き替えが大変手間取るためリールを何台も用意し
なければならなかった。 3. 無端ベルトの背面に糸巻きする方法も提案されて
いるが、糸巻き上げ時は、スピードや魚が掛かった時等
で力が異なるが、糸の伸縮等も加わりベルトを強く絞め
付けられるので、次に仕掛け分の重さで糸を出す際各作
動部分の摩擦抵抗等により、目的の水深まで落下糸出し
するのに時間を要し実釣には適さない。 4. スプールに数十重等幾重にも巻いた糸の一回巻き
平均糸長さは0.2m前後と短いため、太い糸を長尺必
要な場合スプールを大きくする必要が有りリール全体が
大型となり竿アクション・取扱いが困難であった。
【0005】本発明はスプールへの糸巻き量の差で巻き
上げトルク・スピードの変動が少なく糸の種類変更・予
備糸交換等スプール交換が容易で糸出しもスムーズでリ
ール全体外形が縦長で竿によくフィットした取扱い易く
設計的にも有利なリールを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のベルトスプールリールは、リール本体の前
部と後部に、スプロケット等の歯付プーリーを係合させ
た軸部を設け、その軸部間の距離を調節可能にすると共
に、該軸部間に、チェーン・タイミングベルト等の無端
歯付ベルトの背面部に多数の枠片アタッチメントを附加
し糸巻枠構造を形成したベルトスプールを掛け渡したベ
ルトスプールリールとした。
【0007】上記ベルトスプールの一周長さ(スパン)
は、目的に応じて0.5m〜1m等適宜長くして、目的
の太さ・長さの糸を十分巻いても糸の重ね巻き量は少な
くて済むものにしたと共に、軸部移動機構を設け、ベル
トスプールの本体への着脱を容易にした。
【0008】前部又は後部の軸部を、各々に歯付プーリ
ーを有する上下二つの軸により構成し、上側の歯付プー
リーに電動モーターの動力を伝達するプーリー歯車を、
下側の歯付プーリーに手による動力を伝達するプーリー
歯車を併設し、駆動関連の機構部大半をベルトスプール
の内側に配置可能にした。
【0009】ベルトスプール着脱目的の軸部移動機構と
クラッチ部機構を連係させた軸部間距離調節機構を設
け、ベルトスプールのテンション強(糸巻き上げ)・弱
(糸出し)の調節を可能にし、クラッチ切換えレバーの
作動と連動させて、クラツチoff(スプールフリー)
でテンション弱とし、ベルトスプールをやや弛ませて糸
出しをスムーズにした。
【0010】リール本体の主要諸機構部は、レベルワイ
ンド部を除き大半をベルトスプールの内側に配置し、且
つ左右何れか(利き腕により)外枠3・取付基板11の
片側は、特にベルトスプールの作動範囲はオープンに、
もう片側にレベルワインド部の一部・糸巻き用ハンドル
・クラッチ切換えレバー・ドラッグ調整レバー等の各部
を配置した。
【0011】また、多数の枠片アタッチメントを内曲げ
自在に連結し、無端糸巻枠帯を形成し、直接歯付プーリ
ーに掛け渡すベルトスプールも用意した。
【0012】なお、ベルトスプール側部の1又は複数個
所に、糸巻き・糸出し長さを表示するカウンターを作動
させるための突起又はマグネットを取り付け、ベルトス
プールの回転数に基づき繰出し糸の長さ等を表示可能に
してある。
【0013】
【作用】以上のように構成されたベルトスプールリール
は、軸部間の距離とプーリー径により適宜長くすること
が可能で、例えばベルトスプール背面糸巻枠の、幅40
mm・スパン長1mに、6号の糸(標準直径0.405
mm)を巾いっぱい一重に巻いた長さは80m〜90m
となり、通常の釣りに於ては二重又は三重に巻く程度で
十分であり、数十重にも巻く必要がなくなった。
【0014】そして、本実施例では、前部の軸部を上下
二つの軸により構成し、各々歯付プーリーの中央部に動
力伝達用の歯車を併設したため、手及び電動モーターに
よる動力伝達機構の駆動部大半が、ベルトスプールの内
側(モーター内蔵スプール型とは異なる)に配置可能と
なった。
【0015】また、クラッチ部機構と連係させた軸部間
距離調節機構を設けたため、ベルトスプールのテンショ
ン調節が可能で、特に糸出し時クラツチ切換えレバーo
ff(スプールフリー)の作動と連動してテンション弱
(糸出し)となり、関連作動部の摩擦抵抗等が少なくな
り、軽い仕掛けでもスムーズに水中に落下させることが
出来る、クラツチ切換えレバーONの作動と連動してテ
ンション強となり通常の糸巻き上げが出来るものであ
る。
【0016】また、各軸部の歯付プーリーの外側にベル
トスプールを掛け渡したため、その内側及び両側面部間
のスペースに、リール本体の主要諸機構部を適宜配置す
ることが可能となり、又左右何れか側面をオープンにし
たため、リール全体が縦長形状に出来、後方部を上から
腋で前方部を下から手で支えることにより、竿アクショ
ンが楽であると共に、ベルトスプールの着脱が容易とな
った。
【0017】なお、ベルトスプールへの重ね糸巻き量が
僅かなため、糸の巻き取り・糸出し長さと、ベルトスプ
ールの回転移動長さが、巻き始めから巻き終りまで略同
じとなるので、ベルトスプールの回転移動長さを計測検
知して糸長さとすることが可能となった。
【0018】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する、図1はベルトスプールリール本体1を竿29の竿
尻30の近くに、竿取付金具28にて取り付けた全体構
造図である(縦方向中間部を省略)、(a)はベルトス
プールリール本体1・外枠3・ベルトスプール5等の上
部を適宜切り開いた状態の平面図・(b)はベルトスプ
ールリール本体1のA−A縦断面図である。
【0019】ベルトスプールリール本体1の前部と後部
の軸部は、各々スプール軸A6・歯付プーリーΛ7及び
スプール軸B9・歯付プーリーB10を係合させ、その
外周に後述のベルトスプール5を掛け渡し、前部の軸部
はコ字状の取付枠26に駆動部機構のメインギヤー軸1
9・メインギヤー20・クラッチ部機構21・ドラッグ
部機構22等と共に組込み保持されると共に、取付枠固
定ネジ27複数本で、縦長コ字状の取付基板11に固定
されている。
【0020】後部の軸部は、ベルトスプール5の着脱目
的の軸部移動機構12の移動板13に取り付けられ案内
ネジ17に添う長穴分前後に移動可能である。
【0021】歯付プーリーA7は、後述の中央部にプー
リー歯車A8が併設されており、メインギヤー20と噛
合い動力伝達されて、歯付プーリーA7にてベルトスプ
ール5を回転させ、多数の枠片アタッチメント31の背
面糸巻枠部に糸2を巻き付け可能にしたものである。
【0022】前後の軸部間距離調節機構52を、軸部移
動機構12とクラツチ部機構21を連結桿56で連係
し、テコレバー53を介してクラツチ切換えレバー24
と連動して、軸部間の距離を調節可能にしてある。
【0023】糸巻き用のハンドル25・ドラツグ調整レ
バー23・ドラッグ部機構22・クラツチ切換えレバー
24・クラツチ部機構21及びレベルワインド部機構1
8等の一部含、本体主要諸機構部(詳細説明省略)は、
ベルトスプール5の上下のガイドレールを兼ねたコ字状
の取付基板11の可能な限り内側に配置し、外蓋4を開
けて軸部移動機構12の移動ナット15を緩めることに
より移動ネジ14及び歯付プーリーB10が移動して、
ベルトスプール5の取り付け・取り外しが容易に出来る
ものである。
【0024】図2は、前部の軸部を各々歯付プーリーA
7・歯付プーリーD42を有する上下二つの軸により構
成した例の、中央部縦断面図である、後述の図3と図4
の軸部を前部上下に併設したもので、上側の軸部はスプ
ール軸D43・歯付プーリーD42及び電動モーターの
動力を伝達するためのプーリー歯車B44で構成し、下
側の軸部はスプール軸A6・歯付プーリーA7及び手に
よる動力を伝達するためのプーリー歯車A8より構成
し、各電動モーター46の出力軸に附加した動力伝達用
のかさ歯車45及び、手による動力伝達用のメインギヤ
ー20と各プーリー歯車が噛合い、各歯付プーリーに掛
け渡したベルトスプール5を併用駆動するものである。
【0025】図3は、図1の前部軸部の構成を示した斜
視図で、スプール軸A6・歯付プーリーA7及び歯付プ
ーリーの中央部に動力伝達用のプーリー歯車A8を併設
した駆動部側の軸部である、無端歯付ベルト32の各歯
毎の背面に枠片アタッチメント31aを接着・熱融着等
で附加して、ベルト背面に糸巻枠を形成し糸2の一端を
糸固定穴48に固定し、糸巻き可能なベルトスプール5
aとしたもので、糸の巻付け力・耐久性等諸条件を考慮
し、無端歯付ベルト32にはステンレス等の心線33を
複数本埋設すると共に、ポリウレタンゴム等耐候性・耐
塩水性等に優れた材料を使用し、一体焼付け等で成形し
たもので特に歯面は布張り等が良い。
【0026】また、ベルトスプール5a・(5b・5c
共同様)の側部に1又は複数個所に糸巻き・糸出し長さ
計測検知用の突起34やマグネット35を取り付けるこ
とにより例えば、突起は本体別位置に適宜取り付けた糸
長さ表示用カウンターの送りレバーを作動させるための
ものである、本体仕様によりマグネットは同様に磁気セ
ンサー等を作動させるためのもので糸巻き長さが0.1
m〜1m等糸長さ表示の単位に合わせた間隔で取り付け
してある。
【0027】図4は、電動モーターによる動力伝達用の
歯車を併設した例の駆動部側の軸部の平面図である、ス
プール軸D43・歯付プーリーD42の中央部にかさ歯
車のプーリー歯車B44を併設し電動モーター46の出
力軸にかさ歯車45を取り付けプーリー歯車B44を駆
動しベルトスプール5を回転糸巻きするものである。
【0028】図5は、前部の軸部と後部の軸部間距離を
調節するための、軸部間距離調節機構52の平面図であ
る、実釣時の糸巻き上げ負荷は、巻き上げスピードや魚
が掛かった時等で大きく異なるが、糸の伸縮等も加わっ
てベルトスプール・軸部間に大きな力(テンション)が
掛かるため、次に仕掛けを落下させる際(糸出し)各作
動部の抵抗で落下スピードが遅く釣果に悪影響を与える
ため、糸出し時に軸部間の距離を近付けて(テンション
を弱くして)仕掛けの落下スピードを速くしよとする機
構である。
【0029】図5(a)はクラツチ切換えレバー24と
クラッチ部機構21の適宜位置に設けた軸間調節レバー
58と軸部移動機構12によるベルトスプール5のテン
ション調節を可能にした説明図で、軸部移動機構12の
一部支え板16と移動ナット15(ダブルナット)の間
に、先端が移動ネジ14を挟む形のテコレバー53(図
5(b)のテコレバー53の平面図参照)を支え板16
に固定された支点部55に回動可に取り付け、他端は連
結桿56(ワイヤー等でも可)にて軸間調節レバー58
と連係し、クラッチ切換えレバー24ON(軸間調節レ
バー58共にON・テコレバー強・図実線位置)の糸巻
き上げ時は、テコレバー53は連係桿56に引張られ
て、支え板16より軸部移動機構12をテコレバー53
の先端で押し離した位置となる、この位置がベルトスプ
ール5の糸巻状態に張った通常の位置で常に力はテコレ
バー53の先端に加わって、支え板16とレバー比分テ
コレバー53の他端に加わるため各作動バランスを取る
引張りバネ59を適宜設けてある。
【0030】また、クラッチ切換えレバー24off
(軸間調節レバー58共にoff・テコレバー弱・図点
線位置)の糸出し時は、移動ナット15・ワッシャー6
0含む後部の軸部は支え板16に接近する側に移動す
る、ベルトスプール5は通常糸巻き時のテンションより
弱くやや弛む状態に調節される、その調節巾は糸の種類
やベルトスプール構造等により異なるが0.5mm〜5
mm程度であるため、連結桿56の適宜位置に調節部5
7を設けると共に糸出し時のスピードを多少押さえる
(ブレーキ)ことが可能に、テコレバー53を単独でテ
ンション強側に手による移動可に連結桿56にはテコレ
バー53との連係部に長穴54を設けてある。
【0031】図6は、ベルトスプールの別実施例で、ロ
ーラーチェーン36を2本使用したベルトスプール5b
の部分斜視図である、チェーンの各リンクプレート37
に枠片アタッチメント31bを取付けするための取付片
38を設けリンク毎に枠片アタッチメント31bを溶接
・接着等で附加し糸巻き枠を形成したものである、ロー
ラーチェーン36は含油ブッシュ・高摺動性樹脂コーテ
ィング等を施し無給油タイプが良いまた、枠片アタッチ
メント31b・(31a・31c共同様)は歯付プーリ
ー部での伸縮で糸との摩擦が生ずるためフッ素樹脂等の
固体皮膜潤滑処理を施したり、糸巻き部にテフロン薄膜
板等を敷くと良い。
【0032】図7は、軸部の別実施例で、スプロケット
41を2個使用した歯付プーリーC39の斜視図であ
る、図6のローラーチェーンを使用したベルトスプール
5b用の、動力伝達側の軸部で、スプール軸C40の中
央部には動力伝達用のプーリー歯車A8を併設してある
が、動力伝達方法によっては図4のプーリー歯車B44
やチェーン用のスプロケット又は歯付ベルト用の歯付プ
ーリーも可能である。
【0033】図8は、ベルトスプールの別実施例、無端
糸巻枠帯のベルトスプール5Cで、枠片アタッチメント
31Cをヒンジピン49・止メ具50(Eリング等)に
て多数連結し、ヒンジ部51は内曲げ自在且つ無端糸巻
枠帯の歯の役目を成すもので、歯付プーリーA7等の歯
部と直接噛合わせて回転し糸巻きするものである、
(a)は枠片アタッチメント31C・ヒンジピン49・
止メ具50の平面図で無端糸巻枠帯の一単位部品であ
る、(b)は無端糸巻枠帯のベルトスプール5Cの部分
側面図、(c)は無端糸巻枠帯のベルトスプール5cを
歯付プーリーA7に直接掛け渡した部分側面図である。
【0034】図9は、従来リールと本発明のベルトスプ
ールリールを竿29に取付けた実釣姿勢の図で、(a)
は従来リール本体47が支持する手の前部に位置してい
る、(b)はベルトスプールリール本体1は竿に添った
縦長形状で後部を腋に当て上腕部で抱え乍ら前部を下か
ら手で支持しているものである、重心・バランス・竿ア
クションの容易さ等が比較できるものである。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た釣り用リールで、以下に記載されるような効果があ
る。
【0036】背面部に糸巻枠構造を形成したベルトスプ
ールに糸巻きすることにより、糸の1巻きの長さを長く
出来るため、何十重にも重ね巻きしなくても目的の長さ
の糸を巻くことができると同時に、一定負荷で糸巻き量
の差による巻き上げトルク・スピードの変動が殆どな
く、手動・電動共に取扱い易く又設計上有利となった。
【0037】前部又は後部の軸部を上下二つの軸部で構
成し、各軸部中央部に各動力伝達用の歯車を併設したた
め、電動・手動の併用も可能であると共に、本体主要諸
機構部の大半をベルトスプールの内側に配置したので、
縦長のスマート形状でベルトスプールの交換も容易とな
った。
【0038】スパンの長いベルトスプールも軸部間距離
の調節がクラッチ切換えレバーと連動して調節可能にし
たため、特に仕掛けを降ろす際の糸出しスピードはスム
ーズで且つテコレバーを操作することでブレーキ(サミ
ング)を掛けることも出来る。
【0039】重ね巻き回数が僅かであるため、ベルトス
プールの回転移動距離と糸の巻き取り・糸出し長さが略
同じとなるので、ベルトスプールの回転数に基づき移動
距離を計測検知して、糸長さとできるので、計測検知が
容易となった。
【0040】リール本体形状が手動・電動共に竿に添っ
た縦長で竿全体としての重心が後方部にあるため、実釣
時の全体バランスが良く、竿によくフィットし腋で抱え
込み手で軽く支える程度でよく、竿アクション・取扱い
が容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構造図で(a)は本体上部を適宜切り開い
た平面図・(b)は本体A−A縦断面図である。
【図2】前部の軸部を上下二つの軸により構成した例
で、上側の軸部は電動モーター下側の軸部は手による各
々動力伝達が併用可にした駆動部の中央部縦断面図であ
る。
【図3】前部の駆動部側の軸部とベルトスプールの構成
を示す斜視図である。
【図4】電動モーターによる動力伝達用の歯車を併設し
た例の駆動部側軸部の平面図である。
【図5】(a)は軸部間距離調節機構の平面図(説明
図)、(b)はテコレバーの平面図である。
【図6】ローラーチェーンを使用したベルトスプールの
別実施例の一部斜視図である。
【図7】ローラーチェーンを使用したベルトスプール用
の駆動部側軸部でスプロケットの歯付プーリーと動力伝
達用のプーリー歯車の構成を示す斜視図である。
【図8】無端糸巻枠帯のベルトスプールの説明図で、
(a)は枠片アタッチメント単位部品の平面図、(b)
はベルトスプールの部分側面図、(c)は歯付プーリー
に直接掛け渡した状態の部分側面図である。
【図9】(a)は従来リール、(b)は本発明のベルト
スプールリールを各竿に取り付けた実釣姿勢の図であ
る。
【符号の説明】
1 ベルトスプールリール本体 2 糸(釣り糸) 5 ベルトスプール(各a・b・cは別実施例) 6・9・40・43 スプール軸(各A・B・C・
D) 7・10・39・42 歯付プーリー(各A・B・C
・D) 8・44 プーリー歯車(各A・B) 11 取付基板 12 軸部移動機構 20 メインギヤー 21 クラッチ部機構 26 取付枠 31 枠片アタッチメント(各a・b・cは別実施
例) 46 電動モーター 52 軸部間距離調節機構 53 テコレバー 58 軸間調節レバー

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 リール本体の前部と後部にスプロケッ
    ト等の歯付プーリーを係合させた軸部を設け、その軸部
    間の距離を調節可能にすると共に、該軸部間に、チェー
    ン・タイミングベルト等の無端歯付ベルトの背面部に多
    数の枠片アタッチメントを附加し、糸巻枠構造を形成し
    たベルトスプールを掛け渡したことを特徴とするベルト
    スプールリール。
  2. 【請求項 2】 前部又は後部の軸部を、各々に歯付プ
    ーリーを有する上下二つの軸により構成したことを特徴
    とする請求項1項記載のベルトスプールリール。
  3. 【請求項 3】 請求項2に記載されたペルトスプール
    リールにおいて、上側の歯付プーリーに、電動モーター
    の動力を伝達する歯車を、下側の歯付プーリーに、手に
    よる動力を伝達する歯車を併設したことを特徴とする請
    求項2項記載のベルトスプールリール。
  4. 【請求項 4】 前部と後部の軸部間の距離を、クラッ
    チ部機構のクラッチ切換えレバーの作動と連動して調節
    可能としたことを特徴とする請求項1〜3項記載のベル
    トスプールリール。
  5. 【請求項 5】 リール本体主要諸機構部の駆動部・ク
    ラッチ部・ドラッグ部及び軸部間距離調節部等は、レベ
    ルワインド部を除きベルトスプールの内側(歯付側)で
    且つ側面左右何れか片側をオープン状態にレイアウトし
    たことを特徴とする請求項1〜4項記載のベルトスプー
    ルリール。
  6. 【請求項 6】 多数の枠片アタッチメントを内曲げ自
    在に連結し、無端糸巻枠帯を形成したことを特徴とする
    請求項1〜5項記載のベルトスプールリール用無端糸巻
    枠帯のベルトスプール。
  7. 【請求項 7】 ベルトスプール側部に、糸巻き・糸出
    し長さを表示するカウンターを作動させるための突起又
    はマグネットを取り付けたことを特徴とする請求項1〜
    6項記載のベルトスプールリール用ベルトスプール。
JP6264351A 1993-12-17 1994-09-21 釣り用リールのスプールをベルト化したベルトスプールリール。 Expired - Lifetime JP2652771B2 (ja)

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