JP2652669B2 - 塩酸及び亜硫酸ガスを含む廃ガスの浄化方法 - Google Patents
塩酸及び亜硫酸ガスを含む廃ガスの浄化方法Info
- Publication number
- JP2652669B2 JP2652669B2 JP63174844A JP17484488A JP2652669B2 JP 2652669 B2 JP2652669 B2 JP 2652669B2 JP 63174844 A JP63174844 A JP 63174844A JP 17484488 A JP17484488 A JP 17484488A JP 2652669 B2 JP2652669 B2 JP 2652669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrochloric acid
- waste gas
- mgcl
- purifying agent
- hcl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/68—Halogens or halogen compounds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/48—Sulfur compounds
- B01D53/50—Sulfur oxides
- B01D53/501—Sulfur oxides by treating the gases with a solution or a suspension of an alkali or earth-alkali or ammonium compound
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、国内及び特殊の廃棄物を焼却する廃棄物焼
却工場のような焼却工場から排出される塩酸HCl及び亜
硫酸ガスSO2を含む廃ガスを再生可能な浄化剤を用いて
浄化する方法に関するものである。
却工場のような焼却工場から排出される塩酸HCl及び亜
硫酸ガスSO2を含む廃ガスを再生可能な浄化剤を用いて
浄化する方法に関するものである。
SO2及びHClを含む燃焼廃ガスの処理方法は、例えばド
イツ公開出願明細書第3433759号、第3408705号、第2732
580号及び第3305120号に記載されて公知である。しか
し、これらの方法はすべて廃ガスから除去したHClを金
属塩化物として捨てなければならず、これでは大気汚染
の問題が廃水問題に転換されるだけである。
イツ公開出願明細書第3433759号、第3408705号、第2732
580号及び第3305120号に記載されて公知である。しか
し、これらの方法はすべて廃ガスから除去したHClを金
属塩化物として捨てなければならず、これでは大気汚染
の問題が廃水問題に転換されるだけである。
本発明の課題(目的)は、上述したタイプの焼却工場
からの廃ガスを浄化するのに、浄化剤の添加をできるだ
け少なくして不要成分を塩酸及び石膏に変換しうる方法
を得ることである。本発明の他の課題は、廃ガスのHCl
成分を金属塩化物の形で捨てることなく高価な製品とし
て商業的に売れるようにすることである。
からの廃ガスを浄化するのに、浄化剤の添加をできるだ
け少なくして不要成分を塩酸及び石膏に変換しうる方法
を得ることである。本発明の他の課題は、廃ガスのHCl
成分を金属塩化物の形で捨てることなく高価な製品とし
て商業的に売れるようにすることである。
上述の課題は、本発明によれば、硫酸塩成分からカル
シウム・イオンにより濾過が容易であらい微粒子から成
るカルシウム硫酸塩を沈澱させて取出し、塩化物成分か
ら熱加水分解により16〜30質量%の最大純度の塩酸を得
るようにすることで達成される。
シウム・イオンにより濾過が容易であらい微粒子から成
るカルシウム硫酸塩を沈澱させて取出し、塩化物成分か
ら熱加水分解により16〜30質量%の最大純度の塩酸を得
るようにすることで達成される。
更に、本発明の他の特徴は、吸収された塩酸及び亜硫
酸ガスに対する再生可能な浄化剤として硫酸化マグネシ
ウムの懸濁液を使用することである。
酸ガスに対する再生可能な浄化剤として硫酸化マグネシ
ウムの懸濁液を使用することである。
図面は、本発明による方法を説明するためのブロック
図である。
図である。
廃棄物焼却工場から放出されるHClとSO2を含む廃ガス
は、Aから廃ガス浄化器(1)に導かれBより排出され
るが、この浄化器(1)内で水酸化マグネシウムMg(O
H)2の水性懸濁液に接触させられる。そこで、Mg(O
H)2の大部分はMgCl2とMgSO4とに変換され、亜硫酸塩
は公知のように硫酸塩に酸化される。使用済みの浄化液
は第1の沈降濃縮器(2)に送り、その溢出液からMgCl
2とMgSO4を回収して真空蒸発器(3)に送る。一方、こ
の濃縮器(2)の下方部分よりMg(OH)2を取出し、第
2の沈降濃縮器(4)に送る。蒸発濃縮したMgCl2とMgS
O4は撹拌容器(5)に送り、一方、Cより固体CaCl2又
は40質量%以上を可とするCaCl2溶液を撹拌容器(5)
に供給する。これにより、あらい微粒子から成る濾過容
易な形のCaSO4・xH2Oを生成させ廃棄場(6)に送る。M
gCl2部分を生成したMgCl2と一緒に、また生成したCaSO4
及びCaCl2を噴霧焙(ばい)焼器(7)に送り、そこで
熱加水分解によりMgCl2塩水をMgOとHClとに分解する。
このHClは、断熱吸収塔(8)で吸収して15〜18質量%
の塩酸とし、Dより販売可能な製品として取出すか、或
いは、濃縮器(9)で同時に浄化し更に30質量%まで濃
縮してEより販売品として取出す。
は、Aから廃ガス浄化器(1)に導かれBより排出され
るが、この浄化器(1)内で水酸化マグネシウムMg(O
H)2の水性懸濁液に接触させられる。そこで、Mg(O
H)2の大部分はMgCl2とMgSO4とに変換され、亜硫酸塩
は公知のように硫酸塩に酸化される。使用済みの浄化液
は第1の沈降濃縮器(2)に送り、その溢出液からMgCl
2とMgSO4を回収して真空蒸発器(3)に送る。一方、こ
の濃縮器(2)の下方部分よりMg(OH)2を取出し、第
2の沈降濃縮器(4)に送る。蒸発濃縮したMgCl2とMgS
O4は撹拌容器(5)に送り、一方、Cより固体CaCl2又
は40質量%以上を可とするCaCl2溶液を撹拌容器(5)
に供給する。これにより、あらい微粒子から成る濾過容
易な形のCaSO4・xH2Oを生成させ廃棄場(6)に送る。M
gCl2部分を生成したMgCl2と一緒に、また生成したCaSO4
及びCaCl2を噴霧焙(ばい)焼器(7)に送り、そこで
熱加水分解によりMgCl2塩水をMgOとHClとに分解する。
このHClは、断熱吸収塔(8)で吸収して15〜18質量%
の塩酸とし、Dより販売可能な製品として取出すか、或
いは、濃縮器(9)で同時に浄化し更に30質量%まで濃
縮してEより販売品として取出す。
噴霧焙焼器(7)から排出されるMgOは、水化容器(1
0)で水と混合して大部分をMg(OH)2に水化する。こ
のMg(OH)2は、第2の沈降濃縮器(4)に送り、第1
の沈降濃縮器(2)からのMg(OH)2と一緒に適当に薄
めたのち廃ガス浄化器(1)に戻す。廃ガス浄化器
(1)は、操業開始及び再使用のためでFより計量した
Mg(OH)2の供給を受け、Mg(OH)2の所要量が常に廃
ガス浄化器(1)内に供給されるようにする。
0)で水と混合して大部分をMg(OH)2に水化する。こ
のMg(OH)2は、第2の沈降濃縮器(4)に送り、第1
の沈降濃縮器(2)からのMg(OH)2と一緒に適当に薄
めたのち廃ガス浄化器(1)に戻す。廃ガス浄化器
(1)は、操業開始及び再使用のためでFより計量した
Mg(OH)2の供給を受け、Mg(OH)2の所要量が常に廃
ガス浄化器(1)内に供給されるようにする。
次に、本発明による方法の3つの実施例を述べる。
(実施例1) 5000mg/Nm3(ニュートン立方米)(2500kg/h)のHcl
成分と150mg/Nm3(75kg/h)のSO2成分をもつ500,000Nm3
/hの廃ガスを廃ガス浄化器(1)に通した。3265kg/hの
MgCl2,141kg/hのMgSO4及び130kg/hのMg(OH)2が廃ガ
ス浄化器(1)より第1の沈降濃縮器(2)に送られた
が、これは16m3/hの容積処理量に相当する。上記と同量
のMgCl2とMgSO4が真空蒸発器(3)に供給され、上記と
同量のMg(OH)2が第2の沈降濃縮器(4)に供給され
た。真空蒸発器(3)では、容積処理量は16m3/hから9m
3/hに減少し、一方、MgCl2の濃度は300から400g/に増
加した。143kg/hのCaCl2を撹拌容器(5)に供給してCa
SO4を沈澱させ、165kg/hのCaSO4・xH2O,3376kg/hのMgCl
2,14kg/hのCaSO4及び13kg/hのCaCl2を得た。一方、MaCl
2,CaSO4及びCaCl2は9m3/hの容積処理率で噴霧焙焼器
(7)に送られ、噴霧焙焼器(7)から吸収塔(8)を
経て14367kg/hの18質量%の塩酸が得られた。濃縮器
(9)からは、8620kg/hの30質量%の塩酸が得られた。
水化容器(10)へ送られたMgOの量は1428kg/hであり、
これから2070kg/hのMg(OH)2が得られた。これを第2
の沈降濃縮器(4)に送り、そこから全部で2200kg/hの
Mg(OH)2を回収し、これを16m3/hの容積処理率で廃ガ
ス浄化器(1)に戻すことができた。
成分と150mg/Nm3(75kg/h)のSO2成分をもつ500,000Nm3
/hの廃ガスを廃ガス浄化器(1)に通した。3265kg/hの
MgCl2,141kg/hのMgSO4及び130kg/hのMg(OH)2が廃ガ
ス浄化器(1)より第1の沈降濃縮器(2)に送られた
が、これは16m3/hの容積処理量に相当する。上記と同量
のMgCl2とMgSO4が真空蒸発器(3)に供給され、上記と
同量のMg(OH)2が第2の沈降濃縮器(4)に供給され
た。真空蒸発器(3)では、容積処理量は16m3/hから9m
3/hに減少し、一方、MgCl2の濃度は300から400g/に増
加した。143kg/hのCaCl2を撹拌容器(5)に供給してCa
SO4を沈澱させ、165kg/hのCaSO4・xH2O,3376kg/hのMgCl
2,14kg/hのCaSO4及び13kg/hのCaCl2を得た。一方、MaCl
2,CaSO4及びCaCl2は9m3/hの容積処理率で噴霧焙焼器
(7)に送られ、噴霧焙焼器(7)から吸収塔(8)を
経て14367kg/hの18質量%の塩酸が得られた。濃縮器
(9)からは、8620kg/hの30質量%の塩酸が得られた。
水化容器(10)へ送られたMgOの量は1428kg/hであり、
これから2070kg/hのMg(OH)2が得られた。これを第2
の沈降濃縮器(4)に送り、そこから全部で2200kg/hの
Mg(OH)2を回収し、これを16m3/hの容積処理率で廃ガ
ス浄化器(1)に戻すことができた。
(実施例2) 10,000mg/Nm3(1000kg/h)のHCl成分と300mg/Nm3(30
kg/h)のSO2成分をもつ100,000Nm3/hの廃ガスを廃ガス
浄化器(1)に通した。1306kg/hのMgCl2,27kg/hのMgSO
4及び86kg/hのMg(OH)2が廃ガス浄化器(1)から第
1の沈降濃縮器(2)に送られたが、これは6.5m3/hの
容積処理量に相当する。上記と同量のMgCl2とMgSO4が真
空蒸発器(3)に供給され、上記と同量のMg(OH)2が
第2の沈降濃縮器(4)に供給された。真空蒸発器
(3)では、容積処理量は6.5m3/hから3.5m3/hに減少
し、一方、MgCl2の濃度は300から400g/に増加した。C
aSO4を沈澱させるため、撹拌容器(5)に28kg/hのCaCl
2を供給し、28kg/hのCaSO4・xH2O,1327kg/hのMgCl2,5.5
kg/hのCaSO4及び3kg/hのCaCl2を得た。一方、MgCl2,CaS
O4及びCaCl2は3.5m3/hの容積処理率で噴霧焙焼器(7)
に送られ、噴霧焙焼器(7)から吸収塔(8)を経て56
50kg/hの18質量%の塩酸が得られた。濃縮器(9)から
は、3390kg/hの30質量%の塩酸が得られた。水化容器
(10)へ送られたMgOの量は560kg/hであり、これにより
814kg/hのMg(OH)2が得られた。これを第2の沈降濃
縮器(4)に送り、そこから全部で900kg/hのMg(OH)
2を回収し、これを6.5m3/hの容積処理率で廃ガス浄化
器(1)に戻すことができた。
kg/h)のSO2成分をもつ100,000Nm3/hの廃ガスを廃ガス
浄化器(1)に通した。1306kg/hのMgCl2,27kg/hのMgSO
4及び86kg/hのMg(OH)2が廃ガス浄化器(1)から第
1の沈降濃縮器(2)に送られたが、これは6.5m3/hの
容積処理量に相当する。上記と同量のMgCl2とMgSO4が真
空蒸発器(3)に供給され、上記と同量のMg(OH)2が
第2の沈降濃縮器(4)に供給された。真空蒸発器
(3)では、容積処理量は6.5m3/hから3.5m3/hに減少
し、一方、MgCl2の濃度は300から400g/に増加した。C
aSO4を沈澱させるため、撹拌容器(5)に28kg/hのCaCl
2を供給し、28kg/hのCaSO4・xH2O,1327kg/hのMgCl2,5.5
kg/hのCaSO4及び3kg/hのCaCl2を得た。一方、MgCl2,CaS
O4及びCaCl2は3.5m3/hの容積処理率で噴霧焙焼器(7)
に送られ、噴霧焙焼器(7)から吸収塔(8)を経て56
50kg/hの18質量%の塩酸が得られた。濃縮器(9)から
は、3390kg/hの30質量%の塩酸が得られた。水化容器
(10)へ送られたMgOの量は560kg/hであり、これにより
814kg/hのMg(OH)2が得られた。これを第2の沈降濃
縮器(4)に送り、そこから全部で900kg/hのMg(OH)
2を回収し、これを6.5m3/hの容積処理率で廃ガス浄化
器(1)に戻すことができた。
(実施例3) 200mg/Nm3(1400kg/h)のHCl成分と500mg/Nm3(350kg
/h)のSO2成分をもつ700,000Nm3/hの廃ガスを廃ガス浄
化器(1)に通した。1828kg/hのMgCl2,658kg/hのMgSO4
及び1200kg/hのMg(OH)2が廃ガス浄化器(1)から第
1の沈降濃縮器(2)に送られたが、これは11m3/hの容
積処理量に相当する。上記と同様のMgCl2とMgSO4が真空
蒸発器(3)に送られ、上記と同量のMg(OH)2が第2
の沈降濃縮器(4)に送られた。真空蒸発器(3)で
は、容積処理量は11m3/hから6.5m3/hに減少し、MgCl2の
濃度は300から400g/に増加した。CaSO4を沈澱させる
ため、撹拌容器(5)に620kg/hのCaCl2を供給し、831k
g/hのCaSO4・xH2O,2349kg/hのMgCl2,10kg/hのCaSO4及び
13kg/hのCaCl2を得た。一方、MgCl2,CaSO4及びCaCl2は
6.5m3/hの容積処理率で噴霧焙焼器(7)に送られ、噴
霧焙焼器(7)から吸収塔(8)を経て10000kg/hの18
質量%の塩酸が得られた。濃縮器(9)からは、6000kg
/hの30質量%の塩酸が得られた。水化容器(10)へ送ら
れたMgOの量は995kg/hであり、これより1400kg/hのMg
(OH)2が得られた。これを第2の沈降濃縮器(4)に
送り、全部で1560kg/hのMg(OH)2を回収し、11m3/hの
容積処理率で廃ガス浄化器(1)に戻すことができた。
/h)のSO2成分をもつ700,000Nm3/hの廃ガスを廃ガス浄
化器(1)に通した。1828kg/hのMgCl2,658kg/hのMgSO4
及び1200kg/hのMg(OH)2が廃ガス浄化器(1)から第
1の沈降濃縮器(2)に送られたが、これは11m3/hの容
積処理量に相当する。上記と同様のMgCl2とMgSO4が真空
蒸発器(3)に送られ、上記と同量のMg(OH)2が第2
の沈降濃縮器(4)に送られた。真空蒸発器(3)で
は、容積処理量は11m3/hから6.5m3/hに減少し、MgCl2の
濃度は300から400g/に増加した。CaSO4を沈澱させる
ため、撹拌容器(5)に620kg/hのCaCl2を供給し、831k
g/hのCaSO4・xH2O,2349kg/hのMgCl2,10kg/hのCaSO4及び
13kg/hのCaCl2を得た。一方、MgCl2,CaSO4及びCaCl2は
6.5m3/hの容積処理率で噴霧焙焼器(7)に送られ、噴
霧焙焼器(7)から吸収塔(8)を経て10000kg/hの18
質量%の塩酸が得られた。濃縮器(9)からは、6000kg
/hの30質量%の塩酸が得られた。水化容器(10)へ送ら
れたMgOの量は995kg/hであり、これより1400kg/hのMg
(OH)2が得られた。これを第2の沈降濃縮器(4)に
送り、全部で1560kg/hのMg(OH)2を回収し、11m3/hの
容積処理率で廃ガス浄化器(1)に戻すことができた。
以上説明したとおり、本発明によれば、次の如き効果
が得られる。
が得られる。
(イ)廃ガスのHCl成分を金属塩化物の形で捨てる必要
がないので、廃水問題の発生を防止することができる。
がないので、廃水問題の発生を防止することができる。
(ロ)塩酸を市販可能な製品として再生することができ
る。
る。
(ハ)浄化剤の繰返し再使用が可能であるので、浄化剤
を節約できる。
を節約できる。
図は、本発明による方法を説明するためのブロック図で
ある。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】焼却工場から排出される塩酸及び亜硫酸ガ
スを含む廃ガスを再生可能な浄化剤を用いて浄化する方
法であって、 亜硫酸ガスを酸化して硫酸塩とし、これからカルシウム
・イオンにより濾過が容易であらい微粒子から成るカル
シウム硫酸塩を沈澱させて取出し、 塩化物成分から熱加水分解により16〜30質量%の塩酸を
得ることを特徴とする塩酸及び亜硫酸ガスを含む廃ガス
の浄化方法。 - 【請求項2】塩酸を最大純度で取出すことを特徴とする
請求項1記載の方法。 - 【請求項3】水酸化マグネシウムの懸濁液を再生可能な
浄化剤として使用することを特徴とする請求項1記載の
方法。 - 【請求項4】水酸化マグネシウムのみを再生可能な浄化
剤とすることを特徴とする請求項3記載の方法。 - 【請求項5】カルシウム・イオンを塩化カルシウムによ
って供給することを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項6】浄化剤の水酸化マグネシウムにより塩化マ
グネシウムを作り、これを熱加水分解によりHClとMgOに
分解し、HClは塩酸として取出し、MgOは水酸化マグネシ
ウムに水化し浄化剤として再使用することを特徴とする
請求項1記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT0191587A AT388882B (de) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | Verfahren zur reinigung von salzsaeure und schwefeldioxid enthaltenden abgasen von verbrennungsanlagen, insbesondere muellverbrennungsanlagen |
AT1915/87 | 1987-07-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6443333A JPS6443333A (en) | 1989-02-15 |
JP2652669B2 true JP2652669B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=3523767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63174844A Expired - Lifetime JP2652669B2 (ja) | 1987-07-29 | 1988-07-13 | 塩酸及び亜硫酸ガスを含む廃ガスの浄化方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4874591A (ja) |
JP (1) | JP2652669B2 (ja) |
AT (1) | AT388882B (ja) |
DE (1) | DE3821482C2 (ja) |
FR (1) | FR2618695B1 (ja) |
GB (1) | GB2208292B (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4114986A1 (de) * | 1991-05-08 | 1992-11-12 | Babcock Anlagen Gmbh | Verfahren zum abscheiden von schadstoffen aus einem rauchgasstrom |
US5312605A (en) * | 1991-12-11 | 1994-05-17 | Northeastern University | Method for simultaneously removing SO2 and NOX pollutants from exhaust of a combustion system |
US5352423A (en) * | 1991-12-11 | 1994-10-04 | Northeastern University | Use of aromatic salts for simultaneously removing SO2 and NOx pollutants from exhaust of a combustion system |
SE470478B (sv) * | 1992-10-01 | 1994-05-24 | Flaekt Ab | Sätt och anordning för rening av en gas |
CA2159521C (en) * | 1994-10-07 | 1999-11-09 | Shigeo Iiyama | Method for desulfurizing exhaust gas |
US5614158A (en) * | 1995-10-20 | 1997-03-25 | Dravo Lime Company | Process for removing sulfur dioxide from gases and producing gypsum and purified magnesium hydroxide |
GB2380598B (en) | 2000-10-04 | 2003-09-03 | Global Silicon Ltd | Deinterleaving data |
US7179438B2 (en) | 2005-04-20 | 2007-02-20 | Allegheny Energy, Inc. | Methods and apparatus for recovering gypsum and magnesium hydroxide |
US7371357B2 (en) * | 2005-04-27 | 2008-05-13 | Clean World Strategies Corp. | Process for removal of pollutants |
EP2188039A1 (en) * | 2007-09-04 | 2010-05-26 | MEMC Electronic Materials, Inc. | Method for treatment of a gas stream containing silicon tetrafluoride and hydrogen chloride |
JP2020045349A (ja) * | 2011-08-16 | 2020-03-26 | ピュラック バイオケム ビー. ブイ. | 発酵ブロス処理にとって有用な、塩化水素酸を用いた沈殿によるカルボン酸のそれらのマグネシウム塩からの回収 |
CN107899403A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-13 | 成武县晨晖环保科技有限公司 | 氯乙酸酰化法生产氯乙酰氯的尾气二氧化硫脱硫方法 |
CN113440993B (zh) * | 2020-03-24 | 2022-10-28 | 中国科学院过程工程研究所 | 一种有机硅含酸废气的净化系统及净化方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3481702A (en) * | 1967-03-17 | 1969-12-02 | Allied Chem | Production of magnesium oxide by a fluidized bed process |
CH527615A (de) * | 1968-12-31 | 1972-09-15 | Combustion Eng | Verfahren zur Verminderung der Luftverunreinigung durch eine Verbrennungsanlage |
DE2308710A1 (de) * | 1973-02-22 | 1974-08-29 | Leipzig Chemieanlagen | Verfahren zur gewinnung von chlorwasserstoff und magnesiumoxyd |
JPS608850B2 (ja) * | 1976-08-02 | 1985-03-06 | 三菱重工業株式会社 | 排ガスの処理法 |
JPS6048220B2 (ja) * | 1976-11-15 | 1985-10-25 | 出光興産株式会社 | 湿式排煙処理工程からの塩素イオンの除去方法 |
JPS53117683A (en) * | 1977-03-23 | 1978-10-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Removing method for sulfure oxides contained in exhayst gas |
AT375328B (de) * | 1980-11-07 | 1984-07-25 | Veitscher Magnesitwerke Ag | Verfahren zur herstellung von sintermagnesia |
JPS59120228A (ja) * | 1982-12-25 | 1984-07-11 | Kenichi Nakagawa | 排ガスの処理方法 |
DE3305120C2 (de) * | 1983-02-15 | 1986-10-30 | Uhde Gmbh, 4600 Dortmund | Verfahren zur zweistufigen Rauchgasreinigung mittels Absorption |
US4675167A (en) * | 1983-03-07 | 1987-06-23 | Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha | Method of treating exhaust gases |
DE3310716C2 (de) * | 1983-03-24 | 1986-10-09 | Uhde Gmbh, 4600 Dortmund | Verfahren zur absorptiven Entfernung von HCL und SO↓2↓ aus Rauchgas |
US4462969A (en) * | 1983-06-10 | 1984-07-31 | Central Illinois Public Service Company | Regeneration of sulfur dioxide scrubber liquor |
DE3433759A1 (de) * | 1984-09-11 | 1986-03-20 | Mitsubishi Jukogyo K.K., Tokio/Tokyo | Verfahren zur nassbehandlung eines so(pfeil abwaerts)2(pfeil abwaerts)-und hcl-haltigen verbrennungsabgases |
-
1987
- 1987-07-29 AT AT0191587A patent/AT388882B/de not_active IP Right Cessation
-
1988
- 1988-06-25 DE DE3821482A patent/DE3821482C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-06-28 GB GB8815385A patent/GB2208292B/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-13 JP JP63174844A patent/JP2652669B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-25 FR FR888810007A patent/FR2618695B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-28 US US07/225,380 patent/US4874591A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3821482C2 (de) | 1997-02-06 |
JPS6443333A (en) | 1989-02-15 |
FR2618695A1 (fr) | 1989-02-03 |
DE3821482A1 (de) | 1989-02-09 |
AT388882B (de) | 1989-09-11 |
US4874591A (en) | 1989-10-17 |
FR2618695B1 (fr) | 1992-01-17 |
ATA191587A (de) | 1989-02-15 |
GB2208292B (en) | 1991-07-24 |
GB2208292A (en) | 1989-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5100633A (en) | Method for scrubbing pollutants from an exhaust gas stream | |
JP2652669B2 (ja) | 塩酸及び亜硫酸ガスを含む廃ガスの浄化方法 | |
US5993758A (en) | Process for recovery of alumina and silica | |
KR930012036B1 (ko) | 시멘트 로(爐)의 배기 가스를 청정시키고 동시에 배기 가스 생성물을 유용한 생성물로 만드는 방법 및 장치 | |
US4247525A (en) | Method of and apparatus for removing sulfur oxides from exhaust gases formed by combustion | |
HU206642B (en) | Method for cleaning the hot flue gases of boilers or cement works | |
CA2097996C (en) | Method of sulfur dioxide removal from gaseous streams with alpha-hemihydrate gypsum product formation | |
US6692720B1 (en) | Method for producing sodium chloride crystals | |
CS219302B2 (en) | Method of making the magnesium oxide | |
JP4969872B2 (ja) | 塩化ナトリウムの製造システム | |
JP2965617B2 (ja) | 高塩化物含有量を有する廃ガスの精製方法 | |
AU637686B2 (en) | Process of purifying exhaust gas | |
CN115138668B (zh) | 一种飞灰的处理方法 | |
RO120131B1 (ro) | Compoziţie conţinând cel puţin bicarbonat de sodiu, procedeul său de obţinere şi utilizările acesteia | |
JP2000107559A (ja) | 飛灰および排煙処理方法 | |
CA1136576A (en) | Electrolytic method and apparatus for producing magnesium from a salt solution containing magnesium sulphate | |
JP6248695B2 (ja) | フッ化カルシウムの製造方法および排ガス中のフッ化水素除去方法 | |
JPS63194720A (ja) | 廃ガスの精製方法 | |
GB2082158A (en) | Method for the simultaneous processing of iron sulphate and calcium chloride | |
JPH0445311A (ja) | 燃焼排ガスの処理設備 | |
JPS60176919A (ja) | フツ化アルミニウムナトリウム塩の製造方法 | |
JP2000001349A (ja) | 都市ゴミ焼却灰の処理方法 | |
JP2002239530A (ja) | 焼却灰及び焼却灰洗液の処理方法 | |
RU2036836C1 (ru) | Способ получения диоксида кремния | |
RU2290369C1 (ru) | Способ получения гранулированного хлорида кальция |