JP2652157B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2652157B2
JP2652157B2 JP61223784A JP22378486A JP2652157B2 JP 2652157 B2 JP2652157 B2 JP 2652157B2 JP 61223784 A JP61223784 A JP 61223784A JP 22378486 A JP22378486 A JP 22378486A JP 2652157 B2 JP2652157 B2 JP 2652157B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/032Patterns comprising isolated recesses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、新品時のタイヤ騒音を低減した空気入りタ
イヤに関するものである。
〔従来技術〕
タイヤのトレッド部には、複数の溝が組み合わされて
形成された複数な模様のトレッドパターンが設けられて
いる。このような複雑な模様のトレッドパターンを有す
るタイヤを加硫成形するには、その金型のトレッド面に
対応する部分に多数のベントホール(空気抜き孔)が設
けられ、これによって金型とタイヤゴムとの間の空気だ
まりによる外観故障(ライトと称する)の発生を防止す
るようにしている。このため、加硫成形後に金型から離
型したタイヤには上記ベントホールの部分にバリが形成
され、このバリがトリム(切除)されて最終の製品にさ
れている。しかし、上記バリをトリムしても、これを完
全に除去することは難しく、一般には1〜2mm程度の根
本が取り残されて、トレッド面に数多くの凸部を形成し
ている。
ところが、本発明者らの研究によると、このトレッド
面に凸状に形成されたバリのトリム残は、タイヤ新品時
の騒音に大きな影響を与えていることがわかった。この
トリム残凸部は、新品タイヤから数百km程度の走行では
完全には消去させることはできず、騒音への影響を残し
ており、場合によっては1000〜2000km走行後でも悪影響
を残していることがあることがわかった。
このような対策としては、バリを騒音に影響しない程
度にまでトリムしてしまえばよいのであるが、しかし、
そのためには相当の注意をもって作業する必要があり、
多大の時間を要するため生産性が低下し、工業的生産に
はコストアップの要因になるため現実性がない。また、
ベントホールのバリを形成しない加硫装置も考えられて
いるが、そのような装置は現状ではまだ完全実用化され
るには至っていない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ベントホールバリのトリム残凸部を
残しながら、タイヤ騒音を低減することができる空気入
りタイヤを提供することにある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成する本発明は、トレッド面にベントホ
ールバリのトリム残凸部を設けた空気入りタイヤにおい
て、JIS標準条件下のトレッド面接地端より内側5mmの位
置と、周方向に連なる複数本の主溝のうち最外側の主溝
の中心より外側5mmの位置との間に挟まれたショルダー
部の領域Aには前記ベントホールバリのトリム残凸部を
配置せず、該領域Aを外した領域に配置したことを特徴
とするものである。
タイヤ騒音の原因にはいろいろあるが、その大きな原
因の一つは、タイヤが回転走行するときトレッド各部の
ゴムが変形し、接地終わり時(蹴り出し時)に一気に開
放されるときに発生する振動(自励振動)にあると考え
られている。そこで、ベントホールバリのトリム残凸部
がタイヤ騒音に影響を与える理由としては、トレッド部
にトリム残凸部が存在していると、上述のようにトレッ
ド部の変形が起こるときトリム残凸部における接地圧が
一層高くなり、それによってその周囲のゴム変形が、凸
部のない他の部分よりも大きくなるためであると推定さ
れる。
本発明者は上述のような知見から更にタイヤ騒音の原
因を深く追求した結果、トレッド部において騒音を発生
する部分は、そのトレッド部の全域が均等に寄与してい
るわけではなく、部位によってかなり異なっていること
を見出し、その騒音発生に最も高く寄与する部位に対す
るトリム残凸部の配置を行わないようにしたものであ
る。
詳細を検討実験したところでは、騒音発生に最も寄与
している部位はショルダー部であり、特にトレッド面接
地端と、複数本の主溝のうち最外側にある主溝との間に
挟まれる領域になっている。しかし、この最も寄与の高
い領域内であっても、そのトレッド面接地端から内側5m
mまでの領域と、主溝の中心から外側5mmまでの領域は比
較的寄与の度合が小さくなっていることがわかった。し
たがって、本発明では、このような結果から、トレッド
面接地端から内側5mmの位置と、最外側に位置する主溝
の中心から外側5mmの位置とに挟まれた領域を外し、こ
れ以外のトレッド面にベントホールバリのトリム残凸部
を配置するようにしたものである。
なお、ここでトレッド面接地端とは、タイヤをそのサ
イズに見合ったJIS標準条件でたわませた時の接地面に
よって定められるものを意味する。また、主溝の中心と
は、溝の幅方向内端と外端とを1/2した中間の位置をい
い、その主溝がジグザグ状に形成されているときは、そ
のジグザグを形成する幅方向の最外端と最内端とで定め
られる幅の1/2の位置をもって中心とするものである。
第1図は本発明の実施例からなるタイヤのトレッドパ
ターンを示したもので、そのトレッド面1には周方向に
連なるように複数本の主溝2,……,2が設けられ、さらに
これら主溝2,……,2を横切る多数の副溝3,……,3が設け
られている。これら溝2,3によって囲まれたブロックの
表面には、ベントホールバリをトリムした後に残った凸
部4,……,4が多数形成されている。
この図に示すトレッドパターンにおいて、JIS標準条
件によって定められるトレッド面接地幅はWであり、そ
の両端の線E,Eが接地端になっている。また、最外側に
位置する左右の主溝2,2の中心線は、上述した定義から
M,Mによって表わされる。
タイヤ騒音に最も寄与する部位は、前述したようにシ
ョルダー部の上記線EとMとに囲まれる領域であるが、
そのうちでも最も寄与する部位は、トレッド面接地端の
線Eから内側5mmの位置eと、最外側の主溝2の中心線
Mから外側5mmの位置mとによって挟まれた領域Aにな
っている。上記トリム残の凸部4,……,4は、この領域A
を外した部分のトレッド面上に配置されており、これに
よってタイヤ騒音を低減するようになっている。しか
も、このようにトリム残凸部4を設けない領域Aはショ
ルダー部のうちの限られた部分であるので、加硫後のタ
イヤに加硫故障を発生することはない。
これに対し、第2図に示す従来タイヤの場合は、上記
本発明のような構成にはなっておらず、トリム残の凸部
4が上記領域Aの中にも配置されている。このため新品
時のタイヤ騒音を増大する結果になっている。
〔実施例〕
第1図に示すようなトレッドパターンを有し、かつベ
ントホールバリのトリム残凸部を配置したサイズ175/70
SR13のタイヤ(本発明タイヤ)を製作した。一方、比較
のため第2図に示すようなトレッドパターンを有し、か
つベントホールバリのトリム残凸部を配置した、同サイ
ズのタイヤ(従来タイヤ)を製作した。
これら両タイヤを、回転スチールドラムを使用してそ
れぞれ騒音測定を行った。測定条件は、いずれもリム5
−J×13、空気圧2.0kgf/cm2、荷重300kgであり、騒音
は100〜2000Hzの音圧レベルを速度60〜100km/hの平均値
として求めた。
その結果、本発明タイヤの騒音は89.0dBであったが、
従来タイヤの騒音は91.5dBであり、本発明タイヤによっ
て2.5dBの騒音低下が得られることがわかった。
上記実施例に準じて、タイヤサイズのみを175/70SR1
3、185/70SR14、195/70SR14にそれぞれ異ならせた3種
類の本発明タイヤと3種類の従来タイヤとを製作し、そ
れぞれについて同様の騒音測定を行ったところ、上記実
施例同様に3種類の本発明タイヤのいずれも従来タイヤ
に比べて騒音低下していることが認められた。
〔発明の効果〕
上述したように本発明の空気入りタイヤは、トレッド
面のショルダー部においてベントホールバリのトリム残
凸部により最も騒音を発する部位が、JIS標準条件下で
のトレッド面接地端から内側5mmの位置と、周方向に連
なる複数本の主溝のうち最外側の主溝の中心から外側5m
mの位置とに挟まれた領域であることを見いだし、この
領域にベントホールバリのトリム残凸部を設けず、それ
以外のところに配置するようにしたので、タイヤ外観故
障をもたらすことなく従来タイヤに比べてトリム残凸部
に基づくタイヤ騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気入りタイヤのトレッドパターンの
平面図、第2図は従来タイヤのトレッドパターンの平面
図である。 1……トレッド面、2……主溝、3……副溝、4……
(トリム残の)凸部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面にベントホールバリのトリム残
    凸部を設けた空気入りタイヤにおいて、JIS標準条件下
    のトレッド面接地端より内側5mmの位置と、周方向に連
    なる複数本の主溝のうち最外側の主溝の中心より外側5m
    mの位置との間に挟まれたショルダー部の領域Aには前
    記ベントホールバリのトリム残凸部を配置せず、該領域
    Aを外した領域に配置した空気入りタイヤ。
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