JP2651964B2 - 吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造方法 - Google Patents
吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2651964B2 JP2651964B2 JP3208672A JP20867291A JP2651964B2 JP 2651964 B2 JP2651964 B2 JP 2651964B2 JP 3208672 A JP3208672 A JP 3208672A JP 20867291 A JP20867291 A JP 20867291A JP 2651964 B2 JP2651964 B2 JP 2651964B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic
- fibers
- fiber
- honeycomb
- laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F3/1411—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
- F24F3/1423—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant with a moving bed of solid desiccants, e.g. a rotary wheel supporting solid desiccants
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
- C04B38/008—Bodies obtained by assembling separate elements having such a configuration that the final product is porous or by spirally winding one or more corrugated sheets
- C04B38/0083—Bodies obtained by assembling separate elements having such a configuration that the final product is porous or by spirally winding one or more corrugated sheets from one or more corrugated sheets or sheets bearing protrusions by winding or stacking
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/46—Water-loss or fluid-loss reducers, hygroscopic or hydrophilic agents, water retention agents
- C04B2103/465—Water-sorbing agents, hygroscopic or hydrophilic agents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2203/00—Devices or apparatus used for air treatment
- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1032—Desiccant wheel
- F24F2203/1036—Details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2203/00—Devices or apparatus used for air treatment
- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1048—Geometric details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2203/00—Devices or apparatus used for air treatment
- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1068—Rotary wheel comprising one rotor
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Drying Of Gases (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸着性ハニカム状セラミ
ック積層体およびその製造方法に関する。より詳しく
は、マイクロ波加熱を利用して粉粒体を加熱乾燥するマ
イクロ波乾燥装置などにおいて、粉粒体を乾燥させるた
めの乾燥空気を発生させる乾燥剤として好ましく使用さ
れる吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造
方法に関するものである。
ック積層体およびその製造方法に関する。より詳しく
は、マイクロ波加熱を利用して粉粒体を加熱乾燥するマ
イクロ波乾燥装置などにおいて、粉粒体を乾燥させるた
めの乾燥空気を発生させる乾燥剤として好ましく使用さ
れる吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水分あるいは低沸点溶媒を含む粉粒体を
乾燥するため熱風を利用する装置が使用されているが、
このような装置では熱の有効利用の観点から50〜10
0℃程度の比較的温度の高い空気が循環して使用され
る。このような乾燥空気を発生させるためには、上記の
温度範囲において水分吸着能力の大きい乾燥剤が望まれ
る。
乾燥するため熱風を利用する装置が使用されているが、
このような装置では熱の有効利用の観点から50〜10
0℃程度の比較的温度の高い空気が循環して使用され
る。このような乾燥空気を発生させるためには、上記の
温度範囲において水分吸着能力の大きい乾燥剤が望まれ
る。
【0003】乾燥空気の発生方法としては、顆粒状の乾
燥剤を使用し、これを収容した充填層を回転させつつ空
気を流通させる顆粒方式のものと、ハニカム状に特殊加
工した円柱状の乾燥剤を1時間に3〜10回程度のゆっ
くりした速度で回転させつつ、空気を流通させて除湿空
気を得るハニカムロータ方式とに大別される。ハニカム
ロータ方式は円柱状のハニカムロータ(乾燥剤)に流通
させる空気を被乾燥空気と、吸湿した乾燥剤を加熱脱湿
して再生するための加熱空気(熱風)および加熱脱湿し
て再生した乾燥剤を冷却する冷却用空気とに分画し、こ
れら分画した空気の流通ゾーンをロータを回転通過させ
ることによって空気の除湿および乾燥剤の再生、冷却を
順次連続的に繰返し行なうものであり、乾燥剤の再生が
容易で、かつ除湿むらのない安定した乾燥空気が得られ
る特長がある。
燥剤を使用し、これを収容した充填層を回転させつつ空
気を流通させる顆粒方式のものと、ハニカム状に特殊加
工した円柱状の乾燥剤を1時間に3〜10回程度のゆっ
くりした速度で回転させつつ、空気を流通させて除湿空
気を得るハニカムロータ方式とに大別される。ハニカム
ロータ方式は円柱状のハニカムロータ(乾燥剤)に流通
させる空気を被乾燥空気と、吸湿した乾燥剤を加熱脱湿
して再生するための加熱空気(熱風)および加熱脱湿し
て再生した乾燥剤を冷却する冷却用空気とに分画し、こ
れら分画した空気の流通ゾーンをロータを回転通過させ
ることによって空気の除湿および乾燥剤の再生、冷却を
順次連続的に繰返し行なうものであり、乾燥剤の再生が
容易で、かつ除湿むらのない安定した乾燥空気が得られ
る特長がある。
【0004】これら乾燥機に用いる乾燥剤としてはシリ
カゲルやゼオライトが周知であるが、シリカゲルは低温
での水分吸着能力は良好であるものの、上記のような比
較的高い温度では水分吸着能力が不十分である。またシ
リカゲルの水分吸着特性を向上させるべく乾燥空気発生
装置の温度を低下させるにしても、夏季の水による冷却
では冷却温度として35℃程度までが限界であるが、こ
の程度の温度ではなおシリカゲルの吸着特性は不十分で
ある。従って、シリカゲルはマイクロ波加熱を利用する
乾燥装置の乾燥剤としては満足できるものではない。
カゲルやゼオライトが周知であるが、シリカゲルは低温
での水分吸着能力は良好であるものの、上記のような比
較的高い温度では水分吸着能力が不十分である。またシ
リカゲルの水分吸着特性を向上させるべく乾燥空気発生
装置の温度を低下させるにしても、夏季の水による冷却
では冷却温度として35℃程度までが限界であるが、こ
の程度の温度ではなおシリカゲルの吸着特性は不十分で
ある。従って、シリカゲルはマイクロ波加熱を利用する
乾燥装置の乾燥剤としては満足できるものではない。
【0005】一方、ゼオライト(モレキュラーシーブ)
は上記のような比較的高い温度での水分吸着能力が優れ
ていることから乾燥剤として有用である。しかし、ゼオ
ライトは加工性に問題があるため通常は粒状で使用さ
れ、乾燥剤としての表面積が必ずしも十分とは言えず、
吸着表面積を大きくし脱湿能力を向上させることが望ま
れている。
は上記のような比較的高い温度での水分吸着能力が優れ
ていることから乾燥剤として有用である。しかし、ゼオ
ライトは加工性に問題があるため通常は粒状で使用さ
れ、乾燥剤としての表面積が必ずしも十分とは言えず、
吸着表面積を大きくし脱湿能力を向上させることが望ま
れている。
【0006】ゼオライトの吸着表面積を向上させた乾燥
剤としては、セラミックシートをハニカム状に形成した
構成体にゼオライト粉末をコーティングさせてなる乾燥
剤が知られており、ハニカムロータとして使用されてい
る。しかし、この乾燥剤はコルゲート加工等の特殊処理
によってセラミックシートを波板状に加工した後、セラ
ミックシートを円柱状に巻き回してハニカム構成体を作
製し、さらにその表面にゼオライト粉末を吸着処理して
固着させるという特殊性から製造が困難である上、コス
トが高い欠点がある。また、ハニカムロータを用いる乾
燥機では200〜250℃程度の熱風による乾燥剤の再
生と、室温程度の空気による再生乾燥剤の冷却が繰返し
行なわれることから、セラミックシート表面に固着した
ゼオライトが熱衝撃などにより脱落したり、粉化するな
どして乾燥剤としての耐久性を低下させる問題があっ
た。
剤としては、セラミックシートをハニカム状に形成した
構成体にゼオライト粉末をコーティングさせてなる乾燥
剤が知られており、ハニカムロータとして使用されてい
る。しかし、この乾燥剤はコルゲート加工等の特殊処理
によってセラミックシートを波板状に加工した後、セラ
ミックシートを円柱状に巻き回してハニカム構成体を作
製し、さらにその表面にゼオライト粉末を吸着処理して
固着させるという特殊性から製造が困難である上、コス
トが高い欠点がある。また、ハニカムロータを用いる乾
燥機では200〜250℃程度の熱風による乾燥剤の再
生と、室温程度の空気による再生乾燥剤の冷却が繰返し
行なわれることから、セラミックシート表面に固着した
ゼオライトが熱衝撃などにより脱落したり、粉化するな
どして乾燥剤としての耐久性を低下させる問題があっ
た。
【0007】また、かかる乾燥剤とは別にセラミックシ
ートをベースとした積層構造物として、例えば平板状あ
るいは波板状等に成形したセラミックシートを交互に積
層してハニカム構造にしたものが知られているが(特公
昭59-15028号公報、特開昭64-11808号公報)、これら積
層体は熱交換素子や触媒担体などに利用されるものであ
ってゼオライト粉末を含有する組成物をシートに成形し
てハニカム構造にした乾燥剤は知られていない。
ートをベースとした積層構造物として、例えば平板状あ
るいは波板状等に成形したセラミックシートを交互に積
層してハニカム構造にしたものが知られているが(特公
昭59-15028号公報、特開昭64-11808号公報)、これら積
層体は熱交換素子や触媒担体などに利用されるものであ
ってゼオライト粉末を含有する組成物をシートに成形し
てハニカム構造にした乾燥剤は知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
はゼオライトの優れた水分吸着特性を利用し、比較的高
い温度での脱湿能力に優れるとともに、加熱による再生
および冷却を繰返して使用する際の耐久性に優れ、乾燥
機等に設置容易な乾燥剤およびその製造方法を提供する
ことにある。
はゼオライトの優れた水分吸着特性を利用し、比較的高
い温度での脱湿能力に優れるとともに、加熱による再生
および冷却を繰返して使用する際の耐久性に優れ、乾燥
機等に設置容易な乾燥剤およびその製造方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 (1) 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と無機繊
維と無機結合剤とを含有する組成物を平板状および波板
状のシートに成形し、前記平板状および波板状のシート
を無機結合剤層を介して交互に接着した積層物を焼成す
るか、または前記積層物を円柱状に巻き回した積層構造
物を焼成してなる吸着性ハニカム状セラミック積層体で
あって、無機繊維として繊維長が0.001〜2mmの
無機短繊維と、繊維長が5〜10mmの無機長繊維とを
併用してなることを特徴とする吸着性ハニカム状セラミ
ック積層体、 (2) 無機短繊維と無機長繊維の割合が短繊維100
重量部に対して長繊維20〜100重量部である前記1
記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体、 (3) 無機短繊維がセピオライト繊維であり、無機長
繊維がアルミナーシリカ系のセラミックウールであり、
無機結合剤がコロイダルシリカである前記1または2記
載の吸着性ハニカム状セラミック積層体、 (4) 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と無機繊
維と無機結合剤とを含有する組成物から平板シートを作
製する工程と、前記平板シートをコルゲート加工して波
板シートを作製する工程と、前記平板シートおよび波板
シートを無機結合剤を介して交互に接着した積層物を作
製する工程と、前記積層物を乾燥した後、400〜70
0℃の温度で少なくとも1時間焼成する工程とからなる
吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造方法であっ
て、前記組成物が固形分換算でゼオライト粉末40〜9
0重量%、無機繊維5〜20重量%および無機結合剤
0.1〜5重量%を含有することを特徴とする方法、 (5) 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と無機繊
維と無機結合剤とを含有する組成物から平板シートを作
製する工程と、前記平板シートをコルゲート加工して波
板シートを作製する工程と、前記平板シートおよび波板
シートを無機結合剤を介して交互に接着した積層物を作
製する工程と、前記積層物を巻き回して円柱状の積層構
造物を作製する工程と、前記円柱状の積層構造物を乾燥
した後、400〜700℃の温度で少なくとも1時間焼
成する工程とからなる吸着性ハニカム状セラミック積層
体の製造方法であって、前記組成物が固形分換算でゼオ
ライト粉末40〜90重量%、無機繊維5〜20重量%
および無機結合剤0.1〜5重量%を含有することを特
徴とする方法、 (6) 無機繊維として繊維長が0.001〜2mmの
無機短繊維と、繊維長が5〜10mmの無機長繊維とを
併用してなる前記4または5記載の吸着性ハニカム状セ
ラミック積層体の製造方法、 (7) 無機短繊維と無機長繊維の割合が短繊維100
重量部に対して長繊維20〜100重量部である前記6
記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造方法、 (8) 無機短繊維がセピオライト繊維であり、無機長
繊維がアルミナーシリカ系のセラミックウールであり、
無機結合剤がコロイダルシリカである前記6または7記
載の吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造方法、に
関するものである。
維と無機結合剤とを含有する組成物を平板状および波板
状のシートに成形し、前記平板状および波板状のシート
を無機結合剤層を介して交互に接着した積層物を焼成す
るか、または前記積層物を円柱状に巻き回した積層構造
物を焼成してなる吸着性ハニカム状セラミック積層体で
あって、無機繊維として繊維長が0.001〜2mmの
無機短繊維と、繊維長が5〜10mmの無機長繊維とを
併用してなることを特徴とする吸着性ハニカム状セラミ
ック積層体、 (2) 無機短繊維と無機長繊維の割合が短繊維100
重量部に対して長繊維20〜100重量部である前記1
記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体、 (3) 無機短繊維がセピオライト繊維であり、無機長
繊維がアルミナーシリカ系のセラミックウールであり、
無機結合剤がコロイダルシリカである前記1または2記
載の吸着性ハニカム状セラミック積層体、 (4) 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と無機繊
維と無機結合剤とを含有する組成物から平板シートを作
製する工程と、前記平板シートをコルゲート加工して波
板シートを作製する工程と、前記平板シートおよび波板
シートを無機結合剤を介して交互に接着した積層物を作
製する工程と、前記積層物を乾燥した後、400〜70
0℃の温度で少なくとも1時間焼成する工程とからなる
吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造方法であっ
て、前記組成物が固形分換算でゼオライト粉末40〜9
0重量%、無機繊維5〜20重量%および無機結合剤
0.1〜5重量%を含有することを特徴とする方法、 (5) 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と無機繊
維と無機結合剤とを含有する組成物から平板シートを作
製する工程と、前記平板シートをコルゲート加工して波
板シートを作製する工程と、前記平板シートおよび波板
シートを無機結合剤を介して交互に接着した積層物を作
製する工程と、前記積層物を巻き回して円柱状の積層構
造物を作製する工程と、前記円柱状の積層構造物を乾燥
した後、400〜700℃の温度で少なくとも1時間焼
成する工程とからなる吸着性ハニカム状セラミック積層
体の製造方法であって、前記組成物が固形分換算でゼオ
ライト粉末40〜90重量%、無機繊維5〜20重量%
および無機結合剤0.1〜5重量%を含有することを特
徴とする方法、 (6) 無機繊維として繊維長が0.001〜2mmの
無機短繊維と、繊維長が5〜10mmの無機長繊維とを
併用してなる前記4または5記載の吸着性ハニカム状セ
ラミック積層体の製造方法、 (7) 無機短繊維と無機長繊維の割合が短繊維100
重量部に対して長繊維20〜100重量部である前記6
記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造方法、 (8) 無機短繊維がセピオライト繊維であり、無機長
繊維がアルミナーシリカ系のセラミックウールであり、
無機結合剤がコロイダルシリカである前記6または7記
載の吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造方法、に
関するものである。
【0010】
【作用】本発明は水分吸着特性を有するゼオライト粉末
を必須成分として含有する組成物を平板状および波板状
のシートに成形し、これら成形シートを交互に接着し積
層した積層物を焼成するか、またはこの積層物を円柱状
に巻き回した積層構造物を焼成した吸着性ハニカム状セ
ラミック積層体およびその製造方法を提供したものであ
り、本発明による吸着性ハニカム状セラミック積層体は
50〜100℃の比較的高い温度で優れた水分吸着特性
を有するゼオライト粉末をシートに成形し表面積の大き
な構造体であるハニカム構造としたことにより、これら
温度で優れた脱湿能力を発揮する。また、本発明ではゼ
オライト含有組成物をシートに成形してハニカム構造に
していることから、従来のようにゼオライトを別途固着
させる必要がなく、上記温度範囲で優れた脱湿能力を有
し乾燥装置などへの設置が容易な吸着性ハニカム状セラ
ミック積層体を簡易かつ安価に製造することができる。
を必須成分として含有する組成物を平板状および波板状
のシートに成形し、これら成形シートを交互に接着し積
層した積層物を焼成するか、またはこの積層物を円柱状
に巻き回した積層構造物を焼成した吸着性ハニカム状セ
ラミック積層体およびその製造方法を提供したものであ
り、本発明による吸着性ハニカム状セラミック積層体は
50〜100℃の比較的高い温度で優れた水分吸着特性
を有するゼオライト粉末をシートに成形し表面積の大き
な構造体であるハニカム構造としたことにより、これら
温度で優れた脱湿能力を発揮する。また、本発明ではゼ
オライト含有組成物をシートに成形してハニカム構造に
していることから、従来のようにゼオライトを別途固着
させる必要がなく、上記温度範囲で優れた脱湿能力を有
し乾燥装置などへの設置が容易な吸着性ハニカム状セラ
ミック積層体を簡易かつ安価に製造することができる。
【0011】本発明においてゼオライトは天然あるいは
合成品のいずれでも使用でき、モレキュラーシーブなど
の市販品や石油化学の分野にて広く利用されている種々
組成のものを特に限定することなく利用できるが、中で
も水分吸着特性に優れたシルトンBなどの商品名で市販
されているものが好ましい。本発明ではこのようなゼオ
ライトを平均粒径0.3 〜5μm程度の粉末で使用する。
合成品のいずれでも使用でき、モレキュラーシーブなど
の市販品や石油化学の分野にて広く利用されている種々
組成のものを特に限定することなく利用できるが、中で
も水分吸着特性に優れたシルトンBなどの商品名で市販
されているものが好ましい。本発明ではこのようなゼオ
ライトを平均粒径0.3 〜5μm程度の粉末で使用する。
【0012】本発明において用いるゼオライト含有組成
物には、ゼオライトの支持材料として無機繊維を含有さ
せる。無機繊維は長繊維および短繊維のいずれをも使用
することができるが、短繊維と長繊維を併用することが
好ましい。無機長繊維は組成物のシート成形を容易に
し、また無機短繊維は焼成後の成形物に適度の強度を付
与するのに有用である。本発明において無機短繊維とは
繊維長0.001 〜2mmのものであり、また無機長繊維とは
繊維長が5〜10mmの範囲のものである。繊維径として
は短繊維で0.01〜1μm程度、長繊維で1〜50μm程
度が適当である。これら無機短繊維および無機長繊維の
割合は短繊維100重量部に対して長繊維20〜100
重量部で併用するのが好ましく、短繊維100重量部に
対して長繊維100重量部がより好ましい。
物には、ゼオライトの支持材料として無機繊維を含有さ
せる。無機繊維は長繊維および短繊維のいずれをも使用
することができるが、短繊維と長繊維を併用することが
好ましい。無機長繊維は組成物のシート成形を容易に
し、また無機短繊維は焼成後の成形物に適度の強度を付
与するのに有用である。本発明において無機短繊維とは
繊維長0.001 〜2mmのものであり、また無機長繊維とは
繊維長が5〜10mmの範囲のものである。繊維径として
は短繊維で0.01〜1μm程度、長繊維で1〜50μm程
度が適当である。これら無機短繊維および無機長繊維の
割合は短繊維100重量部に対して長繊維20〜100
重量部で併用するのが好ましく、短繊維100重量部に
対して長繊維100重量部がより好ましい。
【0013】無機繊維としてはセピオライト繊維、アル
ミナ−シリカ系のセラミックウールあるいは炭化ケイ素
系繊維やチタン酸カリウム系繊維などの天然および合成
の各種繊維が周知であり、本発明ではいずれをも用いる
ことができる。これら無機繊維は長短いずれの形態でも
市販されており、所望の長さのものを容易に入手できる
が、もちろん適宜加工して所要の繊維長を得てもよい。
これら繊維の中で無機短繊維として好ましいものは前記
範囲の繊維長を有するセピオライト繊維である。また、
無機長繊維として好ましいものは前記範囲の繊維長を有
するアルミナ−シリカ系のセラミックウールであり、ア
ルミナ(Al2 O3 )とシリカ(SiO2 )の組成比が
モル比で前者30〜70に対し、後者70〜30程度の
ものが特に好ましい。
ミナ−シリカ系のセラミックウールあるいは炭化ケイ素
系繊維やチタン酸カリウム系繊維などの天然および合成
の各種繊維が周知であり、本発明ではいずれをも用いる
ことができる。これら無機繊維は長短いずれの形態でも
市販されており、所望の長さのものを容易に入手できる
が、もちろん適宜加工して所要の繊維長を得てもよい。
これら繊維の中で無機短繊維として好ましいものは前記
範囲の繊維長を有するセピオライト繊維である。また、
無機長繊維として好ましいものは前記範囲の繊維長を有
するアルミナ−シリカ系のセラミックウールであり、ア
ルミナ(Al2 O3 )とシリカ(SiO2 )の組成比が
モル比で前者30〜70に対し、後者70〜30程度の
ものが特に好ましい。
【0014】また上記組成物には無機結合剤を含有さ
せ、組成物のシート成形を容易ならしめるとともに、こ
れを介してゼオライト粉末と無機繊維とを成形体中に適
度に分散、保持する。無機結合剤としてはコロイダルシ
リカ、アルミナゾル、エチルシリケート、シリカゾル、
ジルコニアゾルなどが用いられ、これらの中ではコロイ
ダルシリカが好ましく用いられる。これら各成分の含有
割合は固形分換算で、ゼオライト40〜90重量%、無
機繊維5〜20重量%、無機結合剤0.1 〜5重量%程度
が好ましい。
せ、組成物のシート成形を容易ならしめるとともに、こ
れを介してゼオライト粉末と無機繊維とを成形体中に適
度に分散、保持する。無機結合剤としてはコロイダルシ
リカ、アルミナゾル、エチルシリケート、シリカゾル、
ジルコニアゾルなどが用いられ、これらの中ではコロイ
ダルシリカが好ましく用いられる。これら各成分の含有
割合は固形分換算で、ゼオライト40〜90重量%、無
機繊維5〜20重量%、無機結合剤0.1 〜5重量%程度
が好ましい。
【0015】本発明において吸着性ハニカム状セラミッ
ク積層体の形状および大きさは乾燥剤としての使用方法
等により適宜選択することができる。なお、本明細書に
おいてハニカム状とは、平板シートおよび波板シートを
積層することにより、これらシートが隔壁となって構成
する空間部が断面形状としていわゆる「はちの巣状」に
交互に繰返し存在するものをいう。断面形状は波板シー
トの形状に応じて適宜変化させることができる。
ク積層体の形状および大きさは乾燥剤としての使用方法
等により適宜選択することができる。なお、本明細書に
おいてハニカム状とは、平板シートおよび波板シートを
積層することにより、これらシートが隔壁となって構成
する空間部が断面形状としていわゆる「はちの巣状」に
交互に繰返し存在するものをいう。断面形状は波板シー
トの形状に応じて適宜変化させることができる。
【0016】以下、図面にしたがって本発明をさらに説
明する。図1は本発明の吸着性ハニカム状セラミック積
層体の1例の斜視図である。すなわち、この例に示すよ
うに本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体1はゼ
オライト含有組成物から作製された平板シート2と、こ
れを波形状に加工して得られる波板シート3とを交互に
積層し焼成することによって構成される。この積層体1
は平板シート2および波板シート3が隔壁となって構成
するハニカム状の複数の空間部4を有し、この空間部4
を空気が自在に流通する構造となっている。
明する。図1は本発明の吸着性ハニカム状セラミック積
層体の1例の斜視図である。すなわち、この例に示すよ
うに本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体1はゼ
オライト含有組成物から作製された平板シート2と、こ
れを波形状に加工して得られる波板シート3とを交互に
積層し焼成することによって構成される。この積層体1
は平板シート2および波板シート3が隔壁となって構成
するハニカム状の複数の空間部4を有し、この空間部4
を空気が自在に流通する構造となっている。
【0017】この吸着性ハニカム状セラミック積層体1
は前述した顆粒方式の乾燥機のように乾燥剤を充填使用
するものに有用であり、これを乾燥機に設置し、空間部
4内を空気を流通させることによって除湿空気を安定に
得ることができるものである。なお、本例では平板シー
ト2と波板シート3の層数を、それぞれ4層および3層
としているが、もちろんこれに限定されるものではな
く、その他の種々の組合せが可能である。
は前述した顆粒方式の乾燥機のように乾燥剤を充填使用
するものに有用であり、これを乾燥機に設置し、空間部
4内を空気を流通させることによって除湿空気を安定に
得ることができるものである。なお、本例では平板シー
ト2と波板シート3の層数を、それぞれ4層および3層
としているが、もちろんこれに限定されるものではな
く、その他の種々の組合せが可能である。
【0018】図2はハニカムロー用の乾燥剤として有用
な本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体の例であ
る。すなわち、この例では吸着性ハニカム状セラミック
積層体1は、2枚の平板シート2の間に1枚の波板シー
ト3を介在させた長尺の積層物を円柱状に巻き回した構
造を有する。この積層構造物はこれら平板シート2およ
び波板シート3が隔壁となって構成する円柱の高さ方向
に沿って貫通するハニカム状の複数の空間部4を有し、
前記空間部4を空気が自在に流通する構造となってい
る。この乾燥剤は中心部の軸穴5によって前述したマイ
クロ波乾燥機のハニカムロータとして装着され、除湿→
再生→冷却による繰返し使用に好適なものである。な
お、図2では説明を簡略化するため、巻き回しによって
生じる平板シート2の重なり部分を二重線とはせずに単
線で示している。
な本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体の例であ
る。すなわち、この例では吸着性ハニカム状セラミック
積層体1は、2枚の平板シート2の間に1枚の波板シー
ト3を介在させた長尺の積層物を円柱状に巻き回した構
造を有する。この積層構造物はこれら平板シート2およ
び波板シート3が隔壁となって構成する円柱の高さ方向
に沿って貫通するハニカム状の複数の空間部4を有し、
前記空間部4を空気が自在に流通する構造となってい
る。この乾燥剤は中心部の軸穴5によって前述したマイ
クロ波乾燥機のハニカムロータとして装着され、除湿→
再生→冷却による繰返し使用に好適なものである。な
お、図2では説明を簡略化するため、巻き回しによって
生じる平板シート2の重なり部分を二重線とはせずに単
線で示している。
【0019】かかる吸着性ハニカム状セラミック積層体
を製造する本発明の方法は以下のような諸工程からな
る。まず、ゼオライト粉末と無機繊維と無機結合剤とを
含有する組成物を調製する。この際、無機繊維は前述し
たように好ましくは短繊維と長繊維を併用し、良好なシ
ート成形物を得るためには組成物の粘度を1000〜50000
cp、より好ましくは5000〜10000 cp程度に調整する。か
かる組成物は前記の各成分の所要量と水および必要に応
じてポリビニルアルコール等の粘度調整剤を適宜添加す
ることにより容易に調製することができる。
を製造する本発明の方法は以下のような諸工程からな
る。まず、ゼオライト粉末と無機繊維と無機結合剤とを
含有する組成物を調製する。この際、無機繊維は前述し
たように好ましくは短繊維と長繊維を併用し、良好なシ
ート成形物を得るためには組成物の粘度を1000〜50000
cp、より好ましくは5000〜10000 cp程度に調整する。か
かる組成物は前記の各成分の所要量と水および必要に応
じてポリビニルアルコール等の粘度調整剤を適宜添加す
ることにより容易に調製することができる。
【0020】次に、この組成物から平板シートを成形す
る。成形方法としては、例えば紙の抄紙等において用い
られているように適度の目間隔を有する平板状の金網な
どを担持体とし、この担持体を下部から減圧吸引する方
式のシート成形機によりシート成形する方法が用いられ
る。この際、吸引圧力を適宜調整することにより、平板
シートの含水率を5〜20%程度にすることが好まし
い。かかる含水率にすることにより平板シートから波板
シートを成形加工するのが容易になり、また両者を積層
した際にシート間の密着性が向上する。この平板シート
はさらにローラー等でプレス成形してシート厚みを適宜
調整することが好ましい。シート厚みは特に限定されな
いが、波板加工の成形性などを考慮すると、0.5 〜1.5
mm程度が適当である。
る。成形方法としては、例えば紙の抄紙等において用い
られているように適度の目間隔を有する平板状の金網な
どを担持体とし、この担持体を下部から減圧吸引する方
式のシート成形機によりシート成形する方法が用いられ
る。この際、吸引圧力を適宜調整することにより、平板
シートの含水率を5〜20%程度にすることが好まし
い。かかる含水率にすることにより平板シートから波板
シートを成形加工するのが容易になり、また両者を積層
した際にシート間の密着性が向上する。この平板シート
はさらにローラー等でプレス成形してシート厚みを適宜
調整することが好ましい。シート厚みは特に限定されな
いが、波板加工の成形性などを考慮すると、0.5 〜1.5
mm程度が適当である。
【0021】次に、この平板シートから波形シートを作
製する。波板シートの成形方法としてはコルゲート加工
機を用いる方法が好ましい。すなわち、所要とする波形
に対応した形状を有する複数のロール間を前記平板シー
トを通過させて平板シートに所望の波高および波間隔を
付与する。本発明において好ましい波板シート3の態様
を示せば、図3の(a)〜(d)に例示するようなもの
がある。
製する。波板シートの成形方法としてはコルゲート加工
機を用いる方法が好ましい。すなわち、所要とする波形
に対応した形状を有する複数のロール間を前記平板シー
トを通過させて平板シートに所望の波高および波間隔を
付与する。本発明において好ましい波板シート3の態様
を示せば、図3の(a)〜(d)に例示するようなもの
がある。
【0022】次に、上記の平板シート面に接着剤として
コロイダルシリカなどの無機結合剤を塗布し、その上に
波板シートを接着する。すなわち、図1に例示の如く平
板シートと波板シートを交互に所望の枚数積層した後、
この積層物を乾燥し、乾燥後の積層物を焼成して本発明
の吸着性ハニカム状セラミック積層体1を得る。
コロイダルシリカなどの無機結合剤を塗布し、その上に
波板シートを接着する。すなわち、図1に例示の如く平
板シートと波板シートを交互に所望の枚数積層した後、
この積層物を乾燥し、乾燥後の積層物を焼成して本発明
の吸着性ハニカム状セラミック積層体1を得る。
【0023】乾燥は常温にて24時間程度の自然乾燥に
よるが、40〜80℃程度に若干加熱して乾燥してもか
まわない。また、焼成はゼオライトの吸着特性を損なわ
ない400〜700℃の温度、好ましくは500〜60
0℃で少なくとも1時間行なうことが好ましい。こうし
て得られる本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体
は、ゼオライト粉末と無機繊維とが無機結合剤を介して
分散、保持されて適度な強度を備えたシートを接着積層
した構造を有し、ゼオライトの吸着表面積を向上させ、
その優れた水分吸着特性を十分に発揮させるものであ
る。
よるが、40〜80℃程度に若干加熱して乾燥してもか
まわない。また、焼成はゼオライトの吸着特性を損なわ
ない400〜700℃の温度、好ましくは500〜60
0℃で少なくとも1時間行なうことが好ましい。こうし
て得られる本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体
は、ゼオライト粉末と無機繊維とが無機結合剤を介して
分散、保持されて適度な強度を備えたシートを接着積層
した構造を有し、ゼオライトの吸着表面積を向上させ、
その優れた水分吸着特性を十分に発揮させるものであ
る。
【0024】また図2に例示したような巻き回し構造を
有する本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体1を
得るには、まず上述の手順で作製した平板シートと波板
シートを無機接着剤で接合して所望の層数の長尺の積層
物を得る。その後、この積層物を所要の回数巻き回して
円柱状の積層構造物を得た後、上記と同様の条件で乾燥
および焼成の各工程を実施する。
有する本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体1を
得るには、まず上述の手順で作製した平板シートと波板
シートを無機接着剤で接合して所望の層数の長尺の積層
物を得る。その後、この積層物を所要の回数巻き回して
円柱状の積層構造物を得た後、上記と同様の条件で乾燥
および焼成の各工程を実施する。
【0025】本発明の方法はゼオライト粉末を必須成分
として含有する組成物をシートに成形し、これを使用し
て表面積の大きなハニカム構造の乾燥剤を得たものであ
るから、シートにゼオライトを別途固着させる必要がな
く、従来法に比べて工程が簡易かつ低コストで実行でき
るという特色を有する。
として含有する組成物をシートに成形し、これを使用し
て表面積の大きなハニカム構造の乾燥剤を得たものであ
るから、シートにゼオライトを別途固着させる必要がな
く、従来法に比べて工程が簡易かつ低コストで実行でき
るという特色を有する。
【0026】
【実施例】以下、実施例をもとに本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【0027】実施例1 図1に例示した方形の吸着性ハニカム状セラミック積層
体1(縦10cm、横10cm、高さ10cm)を以下のよう
にして作製した。まず、ゼオライト粉末89重量部、セ
ピオライト繊維(市販品、水澤化学社製、直径0.01μ
m、繊維長0.5 mm)5重量部、セラミックウール(Al
2 O3 :SiO2 =50:50(重量比)、直径0.01m
m、繊維10mm)5重量部、コロイダルシリカ(固形分
約10%)1重量部からなる粘度5000cpの組成物を調製
した。なお、ゼオライト粉末は商品名でシルトンB(水
澤化学社製)として知られている組成[Na2 O:Si
O2 :Al2 O3 =1:2:1(モル比)]のものを平
均粒径0.6 μmに粉砕して用いた。
体1(縦10cm、横10cm、高さ10cm)を以下のよう
にして作製した。まず、ゼオライト粉末89重量部、セ
ピオライト繊維(市販品、水澤化学社製、直径0.01μ
m、繊維長0.5 mm)5重量部、セラミックウール(Al
2 O3 :SiO2 =50:50(重量比)、直径0.01m
m、繊維10mm)5重量部、コロイダルシリカ(固形分
約10%)1重量部からなる粘度5000cpの組成物を調製
した。なお、ゼオライト粉末は商品名でシルトンB(水
澤化学社製)として知られている組成[Na2 O:Si
O2 :Al2 O3 =1:2:1(モル比)]のものを平
均粒径0.6 μmに粉砕して用いた。
【0028】この組成物を用い、前述した手順で厚さ0.
8 mmの平板シートと厚さ0.8 mmの波板シートを作製し
た。次にこの平板シート(4枚)と波板シート(3枚)
を交互に積層して図1の構造の積層物を得た。この際、
平板シートには波板シートとの接合面にコロイダルシリ
カを用い波板シートを接着した。この積層物を室温にて
約24時間自然乾燥させた。次にこの積層物を焼成炉
(電気炉)中に静置した後、昇温速度2℃/分で500
℃まで昇温し、この温度で1時間保持して焼成した。そ
の後、焼成炉への通電を停止して積層物を炉中に放置し
たまま室温まで冷却し、図1に例示の如き本発明の吸着
性ハニカム状セラミック積層体1を得た。この積層体は
ゼオライト粉末、セピオライト繊維およびセラミックウ
ールがコロイダルシリカに均一に分散、保持されたもの
であった。
8 mmの平板シートと厚さ0.8 mmの波板シートを作製し
た。次にこの平板シート(4枚)と波板シート(3枚)
を交互に積層して図1の構造の積層物を得た。この際、
平板シートには波板シートとの接合面にコロイダルシリ
カを用い波板シートを接着した。この積層物を室温にて
約24時間自然乾燥させた。次にこの積層物を焼成炉
(電気炉)中に静置した後、昇温速度2℃/分で500
℃まで昇温し、この温度で1時間保持して焼成した。そ
の後、焼成炉への通電を停止して積層物を炉中に放置し
たまま室温まで冷却し、図1に例示の如き本発明の吸着
性ハニカム状セラミック積層体1を得た。この積層体は
ゼオライト粉末、セピオライト繊維およびセラミックウ
ールがコロイダルシリカに均一に分散、保持されたもの
であった。
【0029】この積層体1を顆粒方式の乾燥機の充填層
に設置し絶対湿度0.010 〜0.015 kg/kgの空気の除湿を
行なったところ、脱湿率70〜88%の乾燥空気が安定
して得られた。
に設置し絶対湿度0.010 〜0.015 kg/kgの空気の除湿を
行なったところ、脱湿率70〜88%の乾燥空気が安定
して得られた。
【0030】実施例2 図2に例示した吸着性ハニカム状セラミック積層体1
(直径20cm、高さ20cm)を以下のようにして作製し
た。すなわち、実施例1と同様の手順で平板シート(2
枚)と波板シート(1枚)からなる長尺の積層物を作製
した後、この積層物を巻き回して図2に示す円柱状の積
層構造物を得た。その後、この積層構造物を実施例1と
同様の条件で乾燥、焼成、冷却して図2に例示の如き円
柱状の吸着性ハニカム状セラミック積層体1を得た。
(直径20cm、高さ20cm)を以下のようにして作製し
た。すなわち、実施例1と同様の手順で平板シート(2
枚)と波板シート(1枚)からなる長尺の積層物を作製
した後、この積層物を巻き回して図2に示す円柱状の積
層構造物を得た。その後、この積層構造物を実施例1と
同様の条件で乾燥、焼成、冷却して図2に例示の如き円
柱状の吸着性ハニカム状セラミック積層体1を得た。
【0031】この積層体1をマイクロ波乾燥機のハニカ
ムロータとして使用し、絶対湿度0.010 〜0.015 kg/kg
の空気の除湿を12時間連続して行なったところ、脱湿
率70〜90%の乾燥空気が安定して得られた。なお、
この時のロータの使用条件は以下のとおりである。 被乾燥空気温度:40〜50℃、 加熱再生空気温度:230〜250℃、 冷却空気温度:40〜50℃、 ロータ回転速度:8回転/時間。
ムロータとして使用し、絶対湿度0.010 〜0.015 kg/kg
の空気の除湿を12時間連続して行なったところ、脱湿
率70〜90%の乾燥空気が安定して得られた。なお、
この時のロータの使用条件は以下のとおりである。 被乾燥空気温度:40〜50℃、 加熱再生空気温度:230〜250℃、 冷却空気温度:40〜50℃、 ロータ回転速度:8回転/時間。
【0032】また、このセラミック積層体は1日に約1
2時間程度の連続使用で、600日間の使用後にも従来
のゼオライト粉末を固着させたハニカムロータのように
ゼオライトの脱落や粉化は生じず、脱湿能力の低下がな
かった。
2時間程度の連続使用で、600日間の使用後にも従来
のゼオライト粉末を固着させたハニカムロータのように
ゼオライトの脱落や粉化は生じず、脱湿能力の低下がな
かった。
【0033】実施例3 積層構造物の焼成温度を600℃としたこと以外は実施
例2と同様にして本発明の吸着性ハニカム状セラミック
積層体を得た。この積層体も実施例2と同様の優れた脱
湿能力を発揮した。
例2と同様にして本発明の吸着性ハニカム状セラミック
積層体を得た。この積層体も実施例2と同様の優れた脱
湿能力を発揮した。
【0034】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明により50
〜100℃の比較的高い温度で脱湿能力に優れた吸着性
ハニカム状セラミック積層体を提供することが可能にな
った。また、本発明の方法によれば、かかる温度におい
て優れた脱湿能力を発揮し、加熱再生および冷却を繰返
して使用する乾燥剤として耐久性に優れたものを簡易か
つ安価に提供することが可能になった。
〜100℃の比較的高い温度で脱湿能力に優れた吸着性
ハニカム状セラミック積層体を提供することが可能にな
った。また、本発明の方法によれば、かかる温度におい
て優れた脱湿能力を発揮し、加熱再生および冷却を繰返
して使用する乾燥剤として耐久性に優れたものを簡易か
つ安価に提供することが可能になった。
【図1】本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体の
1例の概要を説明する斜視図である。
1例の概要を説明する斜視図である。
【図2】本発明の吸着性ハニカム状セラミック積層体の
別の実施例を説明する斜視図である。
別の実施例を説明する斜視図である。
【図3】本発明で用いる波板シートの断面形状を説明す
る図である。
る図である。
1 吸着性ハニカム状セラミック積層体 2 平板シート 3 波板シート 4 空間部 5 軸穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 助田 義彦 兵庫県宝塚市安倉南4丁目13番43号 フ レグランス宝塚105号 (72)発明者 鍛示 恭斉 兵庫県宝塚市大吹町3番11号 丸美苑 203号 (56)参考文献 特開 昭58−109118(JP,A) 特開 昭61−242911(JP,A) 特開 昭54−19548(JP,A) 特開 平1−52683(JP,A)
Claims (8)
- 【請求項1】 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と
無機繊維と無機結合剤とを含有する組成物を平板状およ
び波板状のシートに成形し、前記平板状および波板状の
シートを無機結合剤層を介して交互に接着した積層物を
焼成するか、または前記積層物を円柱状に巻き回した積
層構造物を焼成してなる吸着性ハニカム状セラミック積
層体であって、無機繊維として繊維長が0.001〜2
mmの無機短繊維と、繊維長が5〜10mmの無機長繊
維とを併用してなることを特徴とする吸着性ハニカム状
セラミック積層体。 - 【請求項2】 無機短繊維と無機長繊維の割合が短繊維
100重量部に対して長繊維20〜100重量部である
請求項1記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体。 - 【請求項3】 無機短繊維がセピオライト繊維であり、
無機長繊維がアルミナーシリカ系のセラミックウールで
あり、無機結合剤がコロイダルシリカである請求項1ま
たは2記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体。 - 【請求項4】 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と
無機繊維と無機結合剤とを含有する組成物から平板シー
トを作製する工程と、前記平板シートをコルゲート加工
して波板シートを作製する工程と、前記平板シートおよ
び波板シートを無機結合剤を介して交互に接着した積層
物を作製する工程と、前記積層物を乾燥した後、400
〜700℃の温度で少なくとも1時間焼成する工程とか
らなる吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造方法で
あって、前記組成物が固形分換算でゼオライト粉末40
〜90重量%、無機繊維5〜20重量%および無機結合
剤0.1〜5重量%を含有することを特徴とする方法。 - 【請求項5】 水分吸着特性を有するゼオライト粉末と
無機繊維と無機結合剤とを含有する組成物から平板シー
トを作製する工程と、前記平板シートをコルゲート加工
して波板シートを作製する工程と、前記平板シートおよ
び波板シートを無機結合剤を介して交互に接着した積層
物を作製する工程と、前記積層物を巻き回して円柱状の
積層構造物を作製する工程と、前記円柱状の積層構造物
を乾燥した後、400〜700℃の温度で少なくとも1
時間焼成する工程とからなる吸着性ハニカム状セラミッ
ク積層体の製造方法であって、前記組成物が固形分換算
でゼオライト粉末40〜90重量%、無機繊維5〜20
重量%および無機結合剤0.1〜5重量%を含有するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項6】 無機繊維として繊維長が0.001〜2
mmの無機短繊維と、繊維長が5〜10mmの無機長繊
維とを併用してなる請求項4または5記載の吸着性ハニ
カム状セラミック積層体の製造方法。 - 【請求項7】 無機短繊維と無機長繊維の割合が短繊維
100重量部に対して長繊維20〜100重量部である
請求項6記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体の製
造方法。 - 【請求項8】 無機短繊維がセピオライト繊維であり、
無機長繊維がアルミナーシリカ系のセラミックウールで
あり、無機結合剤がコロイダルシリカである請求項6ま
たは7記載の吸着性ハニカム状セラミック積層体の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208672A JP2651964B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208672A JP2651964B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523529A JPH0523529A (ja) | 1993-02-02 |
JP2651964B2 true JP2651964B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16560150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3208672A Expired - Fee Related JP2651964B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2651964B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101583643B1 (ko) * | 2014-10-21 | 2016-01-08 | 포스코에너지 주식회사 | 2종 세라믹재 접합 방법 |
KR20160046663A (ko) * | 2014-10-21 | 2016-04-29 | 포스코에너지 주식회사 | 2종 세라믹재 접합 방법 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5702508A (en) * | 1996-01-25 | 1997-12-30 | Moratalla; Jose | Ceramic desiccant device |
JP3495874B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2004-02-09 | ニチアス株式会社 | 除湿用素子の製造方法 |
TW422724B (en) * | 1997-07-03 | 2001-02-21 | Takasago Thermal Engineering | An air filter, the manufacturing method, and a high efficiency air cleaning apparatus |
JP3977514B2 (ja) * | 1998-05-26 | 2007-09-19 | 高砂熱学工業株式会社 | 空気浄化フィルタ及びその製造方法及び高度清浄装置 |
US6352579B1 (en) * | 1998-08-05 | 2002-03-05 | Toray Industries, Inc. | Chemical filter unit and gas purification system |
JP3876955B2 (ja) * | 1999-08-19 | 2007-02-07 | ニチアス株式会社 | 気化式加湿器用加湿エレメント |
GB2357983B (en) * | 1999-09-24 | 2003-11-05 | Tony Simpson | Dehumidifying apparatus |
JP3345596B2 (ja) * | 1999-11-30 | 2002-11-18 | 株式会社西部技研 | 湿気交換用吸着体 |
US7218506B2 (en) | 2004-03-31 | 2007-05-15 | Tdk Corporation | Electrolytic capacitor and method of manufacturing the same |
JP3943556B2 (ja) * | 2004-04-07 | 2007-07-11 | 株式会社竹中工務店 | 低水分空気供給装置 |
KR101237348B1 (ko) * | 2007-01-09 | 2013-02-28 | (주)엘지하우시스 | 내열충격성이 우수한 알루미노실리케이트 필터의 제조방법 |
KR100925745B1 (ko) * | 2007-12-26 | 2009-11-11 | 한국에너지기술연구원 | 제올라이트를 함유한 제습소자 제조 방법 |
JP2012170832A (ja) * | 2011-02-17 | 2012-09-10 | Mitsubishi Plastics Inc | コルゲートシート及び吸着素子 |
CN104785070A (zh) * | 2015-04-17 | 2015-07-22 | 苏州纳轮环保科技有限公司 | 一种废气吸附转轮及其制备方法 |
CN113976169A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-01-28 | 浙江大学 | 一种瓦楞状分子筛负载型催化剂及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5419548A (en) * | 1977-07-13 | 1979-02-14 | Nichias Corp | Regenrating type rotary dehumidifying element |
JPS58109118A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-29 | Seibu Giken:Kk | ガス吸着用エレメントおよびその製造法 |
JPS61242911A (ja) * | 1985-04-17 | 1986-10-29 | Toyo Soda Mfg Co Ltd | 成形用ゼオライト組成物 |
EP0295228B1 (en) * | 1987-06-09 | 1992-03-25 | Sandvik Aktiebolag | Whisker reinforced ceramic cutting tool |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3208672A patent/JP2651964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101583643B1 (ko) * | 2014-10-21 | 2016-01-08 | 포스코에너지 주식회사 | 2종 세라믹재 접합 방법 |
KR20160046663A (ko) * | 2014-10-21 | 2016-04-29 | 포스코에너지 주식회사 | 2종 세라믹재 접합 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0523529A (ja) | 1993-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2651964B2 (ja) | 吸着性ハニカム状セラミック積層体およびその製造方法 | |
JP3222728B2 (ja) | 湿気交換器用エレメント、湿気交換器媒体及びその製造方法 | |
AU604314B2 (en) | High efficiency sensible and latent heat exchange media with selected transfer for a total energy recovery wheel | |
JPH0628173Y2 (ja) | 湿気交換用エレメント | |
US5826434A (en) | High efficiency outdoor air conditioning system | |
USRE37779E1 (en) | Adsorber for humidity and odorous gas exchange | |
US5702508A (en) | Ceramic desiccant device | |
US20210291147A1 (en) | Method for producing an adsorption agent for treating compressed gas and an adsorption device provided with such an adsorption agent | |
EP2488294B1 (en) | Honey comb matrix comprising macro porous desiccant, process and use thereof | |
JP3192718B2 (ja) | 吸着性ゼオライト含有ハニカム状セラミック体およびその製造方法 | |
JP2627466B2 (ja) | 吸着性ハニカム状セラミック体およびその製造方法 | |
KR100724298B1 (ko) | 흡습 소자 | |
JP2000070659A (ja) | 除湿材および除湿装置 | |
EP0776696A2 (en) | Honeycomb-shaped ceramic and method for producing it | |
JP3874187B2 (ja) | 除湿エレメントおよび除湿装置 | |
US20030056884A1 (en) | Heat and moisture exchange media | |
JP4674009B2 (ja) | ガス交換装置 | |
JP2002361025A (ja) | ガス交換装置 | |
CN221222880U (zh) | 一种除湿转轮轮芯 | |
JP2001293325A (ja) | 吸着性構造体及び吸着性構造体の製造方法 | |
JP2014036921A (ja) | 除湿ローター用濾材 | |
EP0471443B1 (en) | Method of manufaturing an active silica gel honeycomb adsorbing body usable in the atmosphere of 100% of relative humidity | |
JP3345596B2 (ja) | 湿気交換用吸着体 | |
CA1285931C (en) | High efficiency sensible and latent heat exchange media with selectedtransfer for a total energy recovery wheel | |
JP2012110818A (ja) | 吸放湿性シートの製造方法、吸放湿性シート及び除湿素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |