JP2651558B2 - 超音波はんだ付装置 - Google Patents
超音波はんだ付装置Info
- Publication number
- JP2651558B2 JP2651558B2 JP12832793A JP12832793A JP2651558B2 JP 2651558 B2 JP2651558 B2 JP 2651558B2 JP 12832793 A JP12832793 A JP 12832793A JP 12832793 A JP12832793 A JP 12832793A JP 2651558 B2 JP2651558 B2 JP 2651558B2
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- Japan
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- ultrasonic
- soldering
- ultrasonic vibration
- solder
- horn
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- Expired - Lifetime
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- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は超音波を利用してはんだ
付を行うはんだ付装置に関する。
付を行うはんだ付装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来溶解はんだが噴流するはんだ槽内に
おいて、はんだ付接合部材を上記はんだ噴流部に接触さ
せ、はんだやはんだ付部に超音波振動を印加してキャビ
テーションを加え、酸化膜の発生を防止しながらはんだ
付を行うための装置が知られていた。
おいて、はんだ付接合部材を上記はんだ噴流部に接触さ
せ、はんだやはんだ付部に超音波振動を印加してキャビ
テーションを加え、酸化膜の発生を防止しながらはんだ
付を行うための装置が知られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のは
んだ付装置においては、はんだやはんだ付部の酸化の抑
制効果を高めるためには、超音波振動装置のホーンの出
力を上げて高い振動効果を得るしかなかった。しかし高
出力に適さない超音波振動装置から無理に高出力を引き
出そうとすれば故障や該装置のライフサイクルを縮める
原因となっていた。一方、広範囲な出力領域を有する高
性能の超音波振動装置を装備すればコスト高の問題が生
じていた。また高出力による超音波放射はエネルギーコ
ストも余分にかかるという問題があった。
んだ付装置においては、はんだやはんだ付部の酸化の抑
制効果を高めるためには、超音波振動装置のホーンの出
力を上げて高い振動効果を得るしかなかった。しかし高
出力に適さない超音波振動装置から無理に高出力を引き
出そうとすれば故障や該装置のライフサイクルを縮める
原因となっていた。一方、広範囲な出力領域を有する高
性能の超音波振動装置を装備すればコスト高の問題が生
じていた。また高出力による超音波放射はエネルギーコ
ストも余分にかかるという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するための本発明における超音波はんだ付装置は、は
んだ槽２内にはんだ噴流口４と、該噴流口４に臨む超音
波振動装置１７とを各設け、溶解はんだ噴流部１ａ内に
接合部材１２を侵漬せしめ、該接合部材１２に超音波振
動を与えてはんだ付を行う装置において、超音波振動装
置１７の振動部端面から反射面までの距離が、印加する
超音波の波長の２分の１以下となる位置に反射板１８を
対置させ、ホーン１７ａ先端と反射板１８との間をはん
だ付用作業空間としてなることを特徴としている。
決するための本発明における超音波はんだ付装置は、は
んだ槽２内にはんだ噴流口４と、該噴流口４に臨む超音
波振動装置１７とを各設け、溶解はんだ噴流部１ａ内に
接合部材１２を侵漬せしめ、該接合部材１２に超音波振
動を与えてはんだ付を行う装置において、超音波振動装
置１７の振動部端面から反射面までの距離が、印加する
超音波の波長の２分の１以下となる位置に反射板１８を
対置させ、ホーン１７ａ先端と反射板１８との間をはん
だ付用作業空間としてなることを特徴としている。
【０００５】
【作用】超音波振動装置１７のホーン１７ａ先端から反
射板背面側１８ａまでの距離αが超音波の波長の２分の
１以下となる位置に反射板１８を対置させれば、はんだ
付作業空間に超音波振動を最も有効に反射させることが
でき、超音波振動装置１７のホーン出力量を上げること
なく前記空間の超音波振動効果を高めることが可能とな
る。
射板背面側１８ａまでの距離αが超音波の波長の２分の
１以下となる位置に反射板１８を対置させれば、はんだ
付作業空間に超音波振動を最も有効に反射させることが
でき、超音波振動装置１７のホーン出力量を上げること
なく前記空間の超音波振動効果を高めることが可能とな
る。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示し、この例では
はんだ槽２内に溶解はんだ１が収容されており、溶解は
んだ１の液面上に突出する還流用ダクトの開口上端部
（噴流口４）からは、はんだ槽２内を還流する溶解はん
だ１が噴流して噴流部１ａを形成している。
はんだ槽２内に溶解はんだ１が収容されており、溶解は
んだ１の液面上に突出する還流用ダクトの開口上端部
（噴流口４）からは、はんだ槽２内を還流する溶解はん
だ１が噴流して噴流部１ａを形成している。
【０００７】前記はんだ１の噴流部１ａには、はんだ付
接合部材１２が挿入され、接合部材１２のはんだ付面を
噴流部１ａの内部に侵漬することによって所定箇所には
んだ付を行う。この場合接合部材１２は、上記侵漬操作
を行うワークホルダー（図示しない）により係脱自在に
把持されている。
接合部材１２が挿入され、接合部材１２のはんだ付面を
噴流部１ａの内部に侵漬することによって所定箇所には
んだ付を行う。この場合接合部材１２は、上記侵漬操作
を行うワークホルダー（図示しない）により係脱自在に
把持されている。
【０００８】はんだ槽２の側壁には超音波振動子１７が
水平方向に貫通して固設されており、ホーン１７ａ先端
部は噴流部１ａに侵漬する接合部材１２の近傍まで伸び
ている。該ホーン１７ａ先端部から放射される超音波振
動が噴流部１ａのはんだ付部分のはんだに超音波振動を
与えて上記はんだ付の付着性を高めるように作用してい
る。
水平方向に貫通して固設されており、ホーン１７ａ先端
部は噴流部１ａに侵漬する接合部材１２の近傍まで伸び
ている。該ホーン１７ａ先端部から放射される超音波振
動が噴流部１ａのはんだ付部分のはんだに超音波振動を
与えて上記はんだ付の付着性を高めるように作用してい
る。
【０００９】噴流口４内には超音波振動子１７のホーン
１７ａ先端部と向かい合うように反射板１８が取り付け
られている。この場合図２に示すようにホーン１７ａ先
端部から反射板背面側１８ａまでの距離αは超音波振動
子１７から放射される超音波の波長λの２分の１以下と
なるように設定されている。例えば２０ＫＨＺの周波数
における波長が１００ｍｍの時、αは５０ｍｍ以下とな
る。
１７ａ先端部と向かい合うように反射板１８が取り付け
られている。この場合図２に示すようにホーン１７ａ先
端部から反射板背面側１８ａまでの距離αは超音波振動
子１７から放射される超音波の波長λの２分の１以下と
なるように設定されている。例えば２０ＫＨＺの周波数
における波長が１００ｍｍの時、αは５０ｍｍ以下とな
る。
【００１０】一般に超音波の強さは距離の３乗に反比例
することが知られているが、上記αの距離がλの２分の
１以上になると超音波の強さは著しく減衰し、反射効果
も大きく低下する。実験結果によれば、αをλの２分の
１以上に設定した場合の反射板１８付近での超音波振動
はホーン１７ａ先端部の振幅に比して１００分の１以下
となっている。
することが知られているが、上記αの距離がλの２分の
１以上になると超音波の強さは著しく減衰し、反射効果
も大きく低下する。実験結果によれば、αをλの２分の
１以上に設定した場合の反射板１８付近での超音波振動
はホーン１７ａ先端部の振幅に比して１００分の１以下
となっている。
【００１１】なお反射板１８は必要に応じてホーン１７
ａとの間隔α（ホーン１７ａの振動面から反射板１８の
背面側の反射面１８ａまでの距離）を任意に設定出来る
よう前後方向の移動調節が可能な構造とし、あるいはホ
ーン１７ａを移動調節可能としてもよい。このように反
射板１８を備え付けた超音波はんだ付装置は、反射板１
８からの反射により超音波振動子１７の出力を上げるこ
となく作業空間において高い振動効果を得ることが可能
となる。
ａとの間隔α（ホーン１７ａの振動面から反射板１８の
背面側の反射面１８ａまでの距離）を任意に設定出来る
よう前後方向の移動調節が可能な構造とし、あるいはホ
ーン１７ａを移動調節可能としてもよい。このように反
射板１８を備え付けた超音波はんだ付装置は、反射板１
８からの反射により超音波振動子１７の出力を上げるこ
となく作業空間において高い振動効果を得ることが可能
となる。
【００１２】
【発明の効果】以上の如く構成される本発明によれば、
反射板による超音波の反射効果により超音波振動装置の
出力に関係なく、高い振動効果をはんだ付作業空間に得
ることが可能になる。このため超音波振動装置を常に適
切な出力量で使用することができ、該装置の使用効果が
高まり且つ故障の原因等が解消される。また高出力にす
る必要がないことから電力等のエネルギーコストが軽減
される。
反射板による超音波の反射効果により超音波振動装置の
出力に関係なく、高い振動効果をはんだ付作業空間に得
ることが可能になる。このため超音波振動装置を常に適
切な出力量で使用することができ、該装置の使用効果が
高まり且つ故障の原因等が解消される。また高出力にす
る必要がないことから電力等のエネルギーコストが軽減
される。
【図１】本発明の実施例を示す側面断面図である。
【図２】はんだ付作業空間における超音波放射状態を示
す部分拡大図である。
す部分拡大図である。
１ａ 噴流部 ２ はんだ槽 １２ 接合部材 １７ 超音波振動装置 １７ａ ホーン １８ 反射板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−132368（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−7743（ＪＰ，Ａ) 特公 昭56−14390（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭54−30655（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】 はんだ槽（２）内にはんだ噴流口（４）
と、該噴流口（４）に臨む超音波振動装置（１７）とを
各設け、溶解はんだ噴流部（１ａ）内に接合部材（１
２）を侵漬せしめ、該接合部材（１２）に超音波振動を
与えてはんだ付を行う装置において、超音波振動装置
（１７）の振動部端面から反射面までの距離が、印加す
る超音波の波長の２分の１以下となる位置に反射板（１
８）を対置させ、ホーン（１７ａ）先端と反射板（１
８）との間をはんだ付用作業空間とした超音波はんだ付
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12832793A JP2651558B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 超音波はんだ付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12832793A JP2651558B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 超音波はんだ付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06315765A JPH06315765A (ja) | 1994-11-15 |
| JP2651558B2 true JP2651558B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=14982048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12832793A Expired - Lifetime JP2651558B2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 超音波はんだ付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2651558B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013100473A1 (de) | 2013-01-17 | 2014-07-17 | Seho Systemtechnik Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen einer Lötdüse |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP12832793A patent/JP2651558B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06315765A (ja) | 1994-11-15 |
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