JP2650350B2 - プラスチックの成形方法及びその装置 - Google Patents

プラスチックの成形方法及びその装置

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秀二 東
英敏 真木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/34Moulds having venting means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプラスチック成形方法及び装置に関するもの
である。
従来の技術 従来この種のプラスチックの成形方法は第4図に示す
ような構成であった。第4図は一般にスリープレートタ
イプと呼ばれる型式の金型の要部を示す断面図である。
以下、本発明に関連する部分を中心に説明する。
固定側型板1と可動側型板2はそれぞれの合わせ面1
a,2aで合わせられて、その間にキャビティー3,3が形成
される。このキャビティーにはスプルーランナー4を通
して溶融したプラスチックが注入され、冷却固化されて
成形品5,5が得られるようになっている。
6はスプルーブッシュ、7はコア、8はエジェクタピ
ンである。その他のスプルーロックピンやエジェクタプ
レート等は一般的なものであって、簡便のために図面上
では省略してある。
発明が解決しようとする課題 以上のような従来の構成においては、キャビティー3
の中に溶融したプラスチックを注入するときに、キャビ
ティー内の空きや、溶融したプラスチックから発生する
ガスが、固定側型板1と可動側型板2の間の微かなすき
間や、エジェクタピン8とコア7との間の微小なすき間
を通って金型の外に排出される。
このとき、各部のすき間はバリの発生を防ぐために凡
そ0.01mm程度に設定されているために、空気やガスが抜
けにくく、そのためにキャビティー内にプラスチックが
十分に充填されずにいわゆるショートショットが発生す
る。
また、キャビティー内の空気が断熱圧縮されて高温に
なり、プラスチックの焼けや金型の表面の腐食の原因と
なる。
さらに、エジェクタピン8とコア7との間を通るガス
が冷えてヤニ状物質(以下、ヤニと略称する)となって
そのすき間を埋めてしまうため、金型を分解掃除する必
要もある。
なお、このような問題点を解決するためには、金型内
の冷却用の水管の中を負圧にする方法が従来から知られ
ている。しかしこれはそのために金型に特別の構造が必
要であって、既存の金型を流用することは難しい。ま
た、水管内に取り込んだガス等と水とを分離するための
装置が高価であった。
また、この種の問題の解決に真空ポンプを利用するこ
とが、例えば「射出金型の基本と応用−増補・決定版」
(日本プラスチック加工工業会刊.昭和59年9月1日発
行、P97)などの文献に紹介されているが、その具体的
な方法は示されていない。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、固定側型板と可
動側型板とを備え、前記固定側型板と可動側型板とを合
わせたときに、その間に形成される複数のキャビティー
内に溶融したプラスチックを注入するプラスチックの成
形方法であって、前記固定側型板と可動側型板の合わせ
面の少なくとも一方に、前記各キャビティーを取り囲む
個別溝と全ての前記個別溝を取り囲む溝とを設け、前記
各個別溝と前記溝とを連通し、かつ前記溝と一つの真空
手段とを連通して、前記キャビティー内にプラスチック
を注入する際に、前記各個別溝から前記溝を介して外部
に空気を抜き取るものである。
作用 この構成により、キャビティーにプラスチックが注入
されるときに、キャビティー内の空気とガスは効率良く
積極的に溝から吸い出される。その結果、プラスチック
は十分に充填され、またガスがエジェクタピンとコアの
間を通らなくなるから、そこにヤニがたまることも防が
れる。さらに、空気は断熱圧縮されないから焼けや腐食
も生じないこととなる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例によるプラスチックの成形法
について、図面に基づいて説明する。なお、従来例と対
応する部分については同じ番号を用い、また重複する部
分は説明を省く。
第1図は本発明の一実施例によるプラスチックの成形
方法に用いる金型の断面図並びに配管のレイアウト図で
ある。第1図において固定側型板1と可動側型板2との
間には製品が成形されるキャビティー3が形成されてい
る。
キャビティー3は個々に、個別溝9で取り囲まれてい
る。個別溝9とキャビティー3の間は、キャビティー3
の中のガス等が固定側型板1の合わせ面1aと可動側型板
2の合わせ面2aが合わさったすき間を通って個別溝9に
流れ込みやすくするために、凡そ1mmないし10mm程度に
接近させてある。また、その部分の合わせ面1a,1bの一
方もしくは両方を、放電加工等によって数μmないし数
10μm程度に粗くしておくと、ガス等はさらに流れやす
くなる。
複数のキャビティー3,3及び個別溝9,9の全体は、溝10
によって取り囲まれていて、通溝11によって連絡してい
る。溝10はさらに溝12によって取り囲まれ、ポリウレタ
ンゴムの丸ベルト等であるエラストマーのシールリング
13がその中に収められている。
溝10には通路14がつながっていて、パイプ15によって
真空源16につなげられている。真空源16は、空気圧縮機
17から送られて来る圧縮空気が噴出するときに囲りの空
気を誘い込む方式の、安価なものでよい。18は電磁バル
ブ、19は成形機に取付けられているシーケンスタイマー
である。
次に、この装置の動作を説明する。
固定側型板1と可動側型板2のその合わせ面1a,2aで
合わせられると、シールリング13が圧縮されて合わせ面
1a,2aの内方部分への空気の流入を遮断する。合わせ面1
a,1bが合わせられたとき、もしくはその直前にシーケン
スタイマー19によって電磁弁18を開いて真空源16で真空
(大気圧より低い圧力)を発生させると、キャビティー
3,3の内部の空気は個別溝9、通溝11、溝10、通路14、
パイプ15を通って吸い出される。続いてスプルーランナ
ーから溶融したプラスチックをキャビティー3,3内に注
入すると、プラスチックから発生するガスも個別溝9に
吸引される。
このとき、エジェクタピン8とコア9のすきまから多
少の空気がキャビティー3,3の中に漏れ込み、個別溝9
に吸引される。このすきまは通常はガス等は通りやすく
するために、成形品にバリが出ない範囲で0.005mmない
し0.05mm程度に設定されるが、本発明の場合はその必要
がないから可能な限り小さくすることができる。したが
って、バリの発生が少なくなる。このことは、コア7と
可動側型板2との間などのすきまについても同様であ
り、全体にバリの発生を減らせることができる。
その後の冷却固化,型開き,成形品の取り出しの各作
動は通常の射出成形方法と同じである。ただし、圧縮空
気の無駄を防ぐため、プラスチックの注入が終了した時
点でシーケンスタイマー19により電磁弁18を閉じて真空
を解除する。
第2図に、可動側型板2の平面図を示す。溝12の中へ
のシールリングの取付けは、第3図Aに示すように接着
するか、あるいは同図Bのようにシールリング13の自由
断面直径よりも狭い溝12に押し込むことによって保持さ
せるかすればよい。
以上の説明は多数個取りスリープレートタイプの金型
についてのものであったが、金型の型式は上述のものに
限らない。
発明の効果 以上のように本発明によれば、既存の金型に溝等を追
加加工することによってキャビディー内の空気やガスを
効率よく完全に吸い出すことができる。その結果、ショ
ートショット等の不良現象が防がれ、金型の分解掃除が
事実上不要となり、成形品のバリも少なくすることがで
きる。また、全体を安価に構成できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるプラスチックの成形方
法の金型の断面図及び配管レイアウト図、第2図はその
平面図、第3図はその部分断面図、第4図は従来の金型
の断面図である。 1……固定側型板、1a……合わせ面、2……可動側型
板、2b……合わせ面、3……キャビティー、9……個別
溝、10……溝、13……シールリング、14……通路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側型板と可動側型板とを備え、前記固
    定側型板と可動側型板とを合わせたときに、その間に形
    成される複数のキャビティー内に溶融したプラスチック
    を注入するプラスチックの成形方法であって、前記固定
    側型板と可動側型板の合わせ面の少なくとも一方に、前
    記各キャビティーを取り囲む個別溝と全ての前記個別溝
    を取り囲む溝とを設け、前記各個別溝と前記溝とを連通
    し、かつ前記溝と一つの真空手段とを連通して、前記キ
    ャビティー内にプラスチックを注入する際に、前記各個
    別溝から前記溝を介して外部に空気を抜き取るプラスチ
    ックの成形方法。
  2. 【請求項2】溝を取り囲むエラストマーのシールリング
    を前記合わせ面の少なくとも一方に設け、前記固定側型
    板と可動側型板とが合せたときに前記キャビティー及び
    溝が外気と遮断されるようにした請求項1記載のプラス
    チックの成型方法。
  3. 【請求項3】固定側型板と可動側型板とを備え、前記固
    定側型板と可動側型板とを合わせたときに、その間に形
    成される複数のキャビティー内に溶融したプラスチック
    を注入するプラスチックの成形装置であって、前記固定
    側型板と可動側型板の合わせ面の少なくとも一方に、前
    記各キャビティーを取り囲む個別溝と全ての前記個別溝
    を取り囲む溝とを設け、前記各個別溝と前記溝とを連通
    し、かつ前記溝と一つの真空手段とを連通したプラスチ
    ックの成形装置。
  4. 【請求項4】溝を取り囲むエラストマーのシールリング
    を前記合わせ面の少なくとも一方に設けた請求項3記載
    のプラスチックの成形装置。
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