JP2649121B2 - サンドブラスト用キャビネット - Google Patents

サンドブラスト用キャビネット

Info

Publication number
JP2649121B2
JP2649121B2 JP4163437A JP16343792A JP2649121B2 JP 2649121 B2 JP2649121 B2 JP 2649121B2 JP 4163437 A JP4163437 A JP 4163437A JP 16343792 A JP16343792 A JP 16343792A JP 2649121 B2 JP2649121 B2 JP 2649121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
cabinet
blast cabinet
blast
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4163437A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05329776A (ja
Inventor
通而 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP4163437A priority Critical patent/JP2649121B2/ja
Publication of JPH05329776A publication Critical patent/JPH05329776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2649121B2 publication Critical patent/JP2649121B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁皮膜付き素線から
なる素線絶縁撚線導体より構成したケーブルの接続部
で、素線の絶縁皮膜を除去するための装置に関し、特
に、両側に配置される固定部材の間で、覗き窓と挿入孔
とをそれぞれ複数設けた回転部材を回転可能に構成し、
作業者が任意の方向から皮膜除去の作業を行い得るよう
に構成してなるサンドブラスト用キャビネットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常導体断面積が2000mm2 以上の大
容量送電ケーブル用導体には、表皮効果に起因する送電
損失を低減する目的で、エナメル絶縁(例えば、ポリア
ミドイミド被覆)した絶縁皮膜付き導体素線が使用され
ているが、このケーブル導体の終端・接続処理に際して
は、電気的導通性を確保するため、素線の絶縁皮膜の除
去を行わなければならない。
【0003】前記皮膜の除去には、一般にサンドブラス
ト方式による処理手段が用いられており、かかるサンド
ブラスト方式の装置として実開平4−17614号公報
等に示されているように、筐体内に設けたショットガン
からサンド(アルミナ粉末)を圧縮空気とともに吹き付
けて、皮膜の除去を行うものが公知である。
【0004】前記従来例の皮膜除去装置では、縦型の角
柱状の中空なキャビネットに対して、その側部からケー
ブルの端部を挿入し、作業者はブラストキャビネットの
側部に設けた挿入孔を介して、噴射ノズルの位置決め等
の作業を行うような装置を構成している。また、前記ブ
ラストキャビネットでは、任意のサイズのケーブルを装
着して固定できるように、ケーブル固定部材の開口の大
きさを調節可能に設けており、サンドブラストによる作
業を容易に行い得るようにする。そして、前記ブラスト
キャビネットを小型のものとして構成することにより、
マンホールを通して洞道中に持ち込むことができるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな装置を用いる場合には、皮膜の除去の様子を外部か
ら容易に確認できないという問題があり、作業能率にも
大きな影響が発生する。例えば、ケーブルの素線は非常
に多数本あり、その多数本の素線のうちの内部のものに
まで、サンドブラストによる皮膜除去作業を施す必要が
ある。しかしながら、あらかじめ設定したプログラムに
したがって、噴射ノズルを移動させる場合には、密集し
ている素線の内部にまで、サンドブラストによる処理を
行うことが困難であるという問題がある。
【0006】また、皮膜の除去の作業を行う場合には、
その作業の状態を作業者が見て確認しながら、噴射ノズ
ルの移動を行う必要があるものの、従来のサンドブラス
ト方式の装置では、覗き窓の配置位置によっては死角が
生じるために、一応の作業が終了してから改めて確認
し、追加の処理作業を行う等の、非常に能率の良くない
作業を強いられるという問題があった。さらに、従来の
サンドブラスト方式を用いるブラストキャビネットで
は、一般に比較的大型のものとされているために、移動
性に問題があり、工場で使用する装置は比較的作業能率
の良いものとして使用することができるものの、現場で
使用する装置として用いる場合には、その構造を簡素化
するために、作業能率が低下することは避け難いもので
ある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のサンド
ブラスト用キャビネットの問題を解消するもので、装置
を任意の場所で容易に使用できるとともに、作業者が皮
膜の除去状況を見ながら、噴射ノズルを用いたサンドブ
ラストの作業を、能率良く行い得るようにする装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、絶縁皮膜付
き素線からなる素線絶縁撚線導体(通常5分割の分割円
形圧縮形状とされている)により構成したケーブルに対
して、その接続端部での絶縁皮膜を除去するために、ブ
ラストキャビネットの内部にケーブルの接続端部を挿入
し、該ケーブルの端部にサンドブラスト用のノズルを配
置する機構を設けた装置に関する。本発明の装置では、
前記ブラストキャビネットは、両側の固定部材の間に円
筒状の回転部材を回転可能に設け、前記回転部材にはそ
の円周方向の所定の位置に、複数の覗き窓を配置すると
ともに、作業者の手と噴射ノズルとを挿入する挿入孔と
を配置している。また、前記ブラストキャビネットで
は、一方の固定部材に対して、ケーブルを挿入して固定
する手段を配置し、固定位置に保持されるケーブルに対
して、噴射ノズルを用いて絶縁皮膜の除去を行う作業
を、回転部材を任意の方向に回転させながら行い得るよ
うにサンドブラスト用キャビネットを構成している。
【0009】前述したように、本発明のサンドブラスト
用キャビネットを構成したことにより、作業者は、回転
部材に設けた複数の覗き窓のうちの任意の窓を介して、
常時作業状況を確認することができる。そして、ブラス
トキャビネットの回転部材を回転させたり、作業者の作
業位置を任意に選択して、噴射ノズルの位置を変えなが
らサンドブラストの作業を行うことができるので、皮膜
の除去作業を能率良く行うことができる。
【0010】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のサンド
ブラスト用キャビネットを説明する。図1に示される皮
膜除去装置1は、本発明のブラストキャビネットに組み
合わせる付属装置の構成を示しているもので、円筒形状
のブラストキャビネット2の内部に挿入される噴射ノズ
ル10に対して、高圧空気に研磨材としての酸化アルミ
ナの粒子を混合したものが、ブラストホース11により
供給される。本発明の皮膜除去装置1では、前記ブラス
トキャビネット2の他に、サイクロン等の装置を設けた
分離回収装置3と、集塵機6、エアーコンプレッサ7を
配置しており、分離回収装置3の下部には、加圧タンク
4と研磨材噴出用の調整機5とを配置している。
【0011】前記コンプレッサ7から送られる高圧空気
を、エアーホース12を介して加圧タンク4に一部導入
するとともに、調整機5に導入して、研磨材を混合した
空気を、ブラストホース11を介して噴射ノズル10に
向けて供給する。そして、ブラストキャビネット2の内
部に挿入されたケーブル15の端部に対して、噴射ノズ
ル10を用いてサンドブラスト作業を施工する。なお、
前記噴射ノズル10からの研磨材を含んだ高圧空気の供
給・停止動作は、皮膜除去装置1の近傍に配置したフー
トスイッチ5aにより、リード線5bを介して加圧タン
ク4内の電磁バルブ(図示せず)を開閉させることによ
り容易に行うことができる。
【0012】前記噴射ノズル10から噴出された研磨材
は、ケーブルの素線に被覆している絶縁皮膜を除去し、
その際に粉砕された研磨材と、粒子状の研磨材は、除去
された皮膜の微粉末とともに、サンド回収ホース14を
介して分離回収装置3に供給され、サイクロンにより分
離されて、粒子の大きいものを加圧タンク4に戻して再
び使用する。これに対して、サイクロンで分離されたダ
ストは、ダクトホース13を介して集塵機6に回収し、
後で捨てるようにする。
【0013】前述したように構成される皮膜除去装置1
において、図2に示されるように、ブラストキャビネッ
ト2が構成されている。前記図2に示される例におい
て、ブラストキャビネット2は、ケーブルの軸方向に対
する固定部材として両側に配置される、ケーブル側固定
部材21と証明側固定部材25、および中央部に配置さ
れる回転部材30とから構成される。前記両側に配置さ
れる固定部材のうち、右側に配置される固定部材として
のケーブル側固定部材21は、ケーブルを固定位置に保
持することにより、該ケーブルによっても固定位置に支
持される。
【0014】また、前記ケーブル側固定部材21には、
ケーブル固定保持部材40を取り付けており、該ケーブ
ル固定保持部材40を介してケーブルを装置内部に挿入
し、固定保持させるようにしている。さらに、前記ブラ
ストキャビネットの他端部に配置される固定部材として
の照明側固定部材25は、その側部に照明ボックス26
を配置しており、該照明ボックス26にランプを収容し
ておき、ブラストキャビネットの内部を照明できるよう
に設けている。そして、前記照明側固定部材25は、図
示を省略した保持部材に対して、回転不能な状態で固定
保持されるように構成することができる。
【0015】前記両側の固定部材の間に配置される回転
部材30は、両側の固定部材に設けられるガイドレール
35に対して、回転部材の両側に多数設けたコロ33を
係合させている。そして、前記回転部材30を軸方向に
回転させることにより、サンドブラストの作業を、容易
に行い得るように設けている。前記回転部材30の円周
部には、複数の覗き窓31〜31bを所定の間隔を介し
て設けており、該覗き窓には、強化ガラスを取り付け
て、内部の作業状態を外部から確認できるようにしてい
る。さらに、回転部材30の周囲には、軸方向に対して
設けられた2つの挿入孔32、32aを所定の間隔で配
置して、作業者が両手を挿入し得るようにするととも
に、噴射ノズルを挿入して、サンドブラストの作業を行
い得るように構成している。
【0016】また、前記一対の挿入孔32、32aと同
様にして、他の挿入孔が回転部材の反対側にも配置され
るもので、作業者がキャビネットの他の側に回って、ケ
ーブルの反対側のサンドブラストの作業を行うことがで
きるようにされる。なお、本発明のブラストキャビネッ
ト2に設けられる挿入孔は、ブラストキャビネットの内
部で発生する粉塵等が外部に飛散しないように、軟質の
筒状の部材等を介して、手と噴射ノズルとを挿入できる
ように構成されている。前記構成に加えて、回転部材の
両側の部分では、回転部材を回転させても、粉塵等が外
部に漏れ出さないように、筒状に形成された固定部材と
回転部材の重合する部分の長さを大きく設定することに
より、シールする機構を構成することができる。
【0017】さらに、前記図2に示されるブラストキャ
ビネット2では、ケーブル側固定部材21の下部に排出
口22を設けており、該排出口22に対して、分離回収
装置3との間のサンド回収ホース14を接続している。
そして、該分離回収装置での吸引作用によって、前記排
出口22から、ブラストキャビネット2内部の粉塵と研
磨材の粒子とを排出する機構を設けているので、ブラス
トキャビネット2の内部では、常時負圧を付与する状態
が形成される。したがって、噴射ノズルから高圧の空気
と研磨材の粒子とが噴出されても、その空気と粉塵等
は、直ちに分離回収装置に向けて吸引されることにな
り、ブラストキャビネットの隙間から粉塵等が噴出する
ことがないようにされる。
【0018】なお、前記図2に示される例において、両
側の固定部材に位置決めピン部材37、38を突出させ
て設けており、皮膜除去装置を支持する固定装置に対し
て、前記位置決めピン部材を介して位置決めすることが
できる。また、照明側固定部材25には、吊り環27、
27aを取り付けており、該吊り環を介して吊り下げる
場合には、ケーブル固定保持部材40を下部に向けた状
態でブラストキャビネット2を保持し、垂直に配置され
たケーブルの上端部を、ケーブル側固定部材25を介し
て装置の内部に挿入し、絶縁皮膜の除去作業を行うこと
ができるようにされる。
【0019】図3に示される例は、ブラストキャビネッ
ト2の内部にケーブルを挿入し、素線の皮膜を除去する
作業の状態を示している。前記図3に示されるように、
絶縁被覆部材16を除去して絶縁皮膜付き素線17を露
出させた状態で、ケーブル側固定部材21に設けた開口
24を介して、ケーブルの接続端部が固定保持される。
前記ケーブル15の保持のために設けられるケーブル固
定保持部材40は、図2および図5にも示されるよう
に、2つ割りの状態の部材として構成され、止めネジ4
2を用いて固定される。そして、図3に示されるよう
に、ケーブル固定保持部材40のフランジ44を介し
て、止めネジ45を用いて、ケーブル側固定部材21の
側枠23に取り付けられる。また、前記ケーブル固定保
持部材40に収容されるケーブル15は、EPゴム、あ
るいはスポンジ等のスペーサ46を介して支持され、該
ケーブルの周囲をシールすることができるようにされ
る。
【0020】前記ブラストキャビネットの内部に挿入さ
れたケーブルの素線は、複数の拡開リング18を用いて
素線を層毎に分割した状態で、噴射ノズル10から噴出
される研磨材により皮膜の除去作業が行われる。前記皮
膜の除去に際して、作業者は、回転部材の周囲に所定の
間隔を介して配置される挿入孔32、32aから手を挿
入し、一方の手で持った噴射ノズル10を素線の除去部
に向け、他方の手で持った拡開工具を用いて、素線の間
に隙間を形成する作用を補助し、サンドブラストの作業
を効率良く行い得るようにする。
【0021】また、前記除去作業を行う際には、作業者
は任意の覗き窓から内部の状況を確認しながら、サンド
ブラストの作業を行うことができる。そして、回転部材
を回転させながら、任意の覗き窓から内部を観察するこ
とにより、作業状況の監視に死角が生じることがなく、
除去作業を確認することができる。なお、前記ブラスト
キャビネット2の内部は、照明ボックス26からの光で
照明されるので、内部に粉塵がこもっている状態でも、
作業状況を容易に観察することができる。
【0022】(ブラストキャビネットの支持装置)図4
および図5に示される例は、本発明のブラストキャビネ
ットを台車装置50に支持し、任意の作業位置に移動可
能に構成する場合を示している。前記台車装置50は、
ジャッキ部材55を介して上枠部材51を上下動可能に
設けており、該上枠部材51の両側に配置する支持枠5
2、52aを介して、ブラストキャビネット2の両側の
固定部材を固定支持させるようにしている。前記ブラス
トキャビネットの固定部材の支持のために、図5に示さ
れるように、支持枠52に対して係止部53、53aを
配置しており、該係止部に固定部材の位置決めピン部材
37、37aをそれぞれ係止させるようにする。
【0023】したがって、前述したように、台車装置5
0によりブラストキャビネット2を支持する場合には、
該ブラストキャビネット2の両側の固定部材を、台車に
設けた支持枠により固定保持することができ、それ等の
固定部材に対して、回転部材30を任意の方向に回転さ
せることができる。そして、上枠部材51をジャッキ部
材55を用いて、台車装置50の上で支持することによ
り、ブラストキャビネットの高さを容易に調整すること
ができ、作業員が最も作業しやすい位置で、サンドブラ
ストの作業を行うことができるようにする。
【0024】なお、本発明の装置では、前記ジャッキ部
材55を、いわゆるパンタグラフ状の装置で構成するこ
とができ、さらに、高圧空気を用いたエアージャッキを
用いることも可能である。そのようなジャッキ部材を用
いる場合には、ブラストキャビネットの高さの調整を作
業員がより容易に行うことが可能になる。
【0025】また、図5に示される例では、ケーブル1
5を支持するケーブル固定保持部材40は、円筒を2つ
割にした状態のものを、ヒンジ43を介して開閉可能に
設けている。そして、上部の止めネジ42を用いて固定
することにより、ケーブル15の先端部に露出される素
線が拡開されている状態でも、そのケーブルをブラスト
キャビネットの内部に向けて容易に挿入できるようにす
る。さらに、前記ケーブル固定部材は、通常用いられて
いるケーブルよりは大径の穴として構成されているの
で、スペーサを介在させることにより、任意のサイズの
ケーブルを固定保持することができるようにされる。
【0026】前述したように、ブラストキャビネット2
を台車装置50に支持させる状態で使用することの他
に、本発明においては、図6に示されるように、ブラス
トキャビネットを吊り下げた状態で使用することもでき
る。前記図6に示される例においては、ブラストキャビ
ネット2の照明側固定部材25に設けた吊り環27、2
7aを介して、吊りワイヤ60を用いて、ホイスト等の
フック61に吊り下げた状態で使用する。例えば、ビル
のケーブルシャフトの上部に、ホイストを配置して、ブ
ラストキャビネット2を吊り下げ、ケーブルの上端部の
接続部に対して、サンドブラストによる処理作業を行う
ことができるようにする。
【0027】前記図6に示される例では、図示を省略し
た任意の方法で固定されたケーブル15の上端部をブラ
ストキャビネットの内部に収容することにより、ケーブ
ル側固定部材21を係止保持できるようにする。したが
って、照明側固定部材25が、吊りワイヤ60により吊
り下げられた場合でも、該ブラストキャビネットに対す
る振れ止めの手段を設けることにより、固定保持させる
ことができる。なお、上下の固定部材21、25の間に
配置される回転部材30は、それぞれの固定部材に配置
したガイドレールに対して、コロを介して相互に回転を
許容するが、軸方向には移動させない構造のものとされ
ている。そして、前記装置2を吊り下げて保持した場合
でも、回転部材30は、その垂直軸を中心にして、自由
な回転を行うことができるようにされる。
【0028】また、前述したような状態で、サンドブラ
ストの作業を行った際に、研磨材が良好な状態で排出さ
れないという問題が生じる恐れがある。そこで、ブラス
トキャビネットのケーブル側固定部材の内側に、排出口
に向けて傾斜させたガイド板63を取り付けておき、噴
射ノズル10から噴出される研磨材を前記ガイド板63
に沿わせて案内し、排出口22を介して回収ホース14
に案内できるようにする。前述したようにして、装置を
縦にセットして使用することにより、ケーブルが垂直に
配置されている状態でも、そのケーブルに対する接続部
の絶縁皮膜の除去作業を容易に行うことができ、該ブラ
ストキャビネットを用いる場所が限定されることがなく
なる。
【0029】
【発明の効果】本発明の装置は、前述したように構成さ
れるものであるから、装置を任意の場所で使用すること
ができ、ケーブルの接続端部の状況に応じて、ブラスト
キャビネットの位置を変えながら、絶縁皮膜の除去作業
を容易に行うことができる。また、本発明のブラストキ
ャビネットを用いる場合には、作業者は回転部材に設け
た複数の覗き窓のうちの任意の窓を介して、常時作業状
況を確認することができる。そして、ブラストキャビネ
ットの回転部材を回転させたり、作業者の作業位置を任
意に選択して、噴射ノズルの位置を変えながらサンドブ
ラストの作業を行うことができるので、ケーブルの絶縁
皮膜の除去作業を能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の皮膜除去装置の構成を示す説明図で
ある。
【図2】 本発明のブラストキャビネットの構成を示す
一部切り欠き側面図である。
【図3】 本発明のブラストキャビネットの内部でのケ
ーブルの支持状態の説明図である。
【図4】 ブラストキャビネットを台車にセットした状
態の側面図である。
【図5】 図4に示される装置の正面図である。
【図6】 ブラストキャビネットを吊り下げて使用する
状態の説明図である。
【符号の説明】
1 皮膜除去装置、 2 ブラストキャビネット、
3 分離回収装置、 10 噴射ノズル、 11
ブラストホース、15 ケーブル、 17 絶縁
皮膜付き素線、21 ケーブル側固定部材、22
排出口、 25 照明側固定部材、 30 回転部
材、31 覗き窓、 32 挿入孔、 35 ガ
イドレール、40 ケーブル固定保持部材、 50
台車装置、55 ジャッキ部材、 60 吊りワ
イヤ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁皮膜付き素線からなる素線絶縁撚線
    導体より構成したケーブルに対して、その接続端部での
    絶縁皮膜を除去するために、ブラストキャビネットの内
    部にケーブルの接続端部を挿入し、該ケーブルの端部に
    サンドブラスト用のノズルを配置する機構を設けた装置
    において、 前記ブラストキャビネットは、両側の固定部材の間に円
    筒状の回転部材を回転可能に構成し、 前記回転部材にはその円周方向の所定の位置に、複数の
    覗き窓を配置するとともに、作業者の手と噴射ノズルと
    を挿入する挿入孔を配置し、 一方の固定部材に対して、ケーブルを挿入して固定する
    手段を配置し、 固定位置に保持されるケーブルに対して、噴射ノズルを
    用いて絶縁皮膜の除去を行う作業を、回転部材を任意の
    方向に回転させながら行い得るようにすることを特徴と
    するサンドブラスト用キャビネット。
JP4163437A 1992-05-29 1992-05-29 サンドブラスト用キャビネット Expired - Fee Related JP2649121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4163437A JP2649121B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 サンドブラスト用キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4163437A JP2649121B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 サンドブラスト用キャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05329776A JPH05329776A (ja) 1993-12-14
JP2649121B2 true JP2649121B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=15773878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4163437A Expired - Fee Related JP2649121B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 サンドブラスト用キャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2649121B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011004078B4 (de) * 2011-02-14 2012-10-31 Aloys Wobben Vorrichtung und Verfahren zum induktiven Abisolieren von Drähten und/oder Profilen
ES1076461Y (es) * 2011-12-19 2012-06-08 Dispositivo de decapado de cables mediante fluido con particulas abrasivas

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05329776A (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018014592A1 (zh) 热喷涂设备、热喷涂系统及其热喷涂工艺
JP2649121B2 (ja) サンドブラスト用キャビネット
CN206186131U (zh) 一种金刚线/树脂线硅棒切片机
JP2649120B2 (ja) サンドブラスト装置
JPH05336634A (ja) 素線絶縁導体の絶縁皮膜除去方法
CN111390636A (zh) 一种防止机床卡壳的夹屑辅助装置及使用方法
CN106391534A (zh) 一种全自动绝缘带电清扫装置
CN104444569B (zh) 绕线装置
US5312280A (en) Carousel-borne CRT particle-purging system
KR20230012270A (ko) 분체포대 자동 개포장치
CN114934777A (zh) 用于掘进机司机安全操作的安全舱
CN210117416U (zh) 一种耐磨熔覆焊接装置
CN210307209U (zh) 用于h型钢结构的铁锈清理装置
JP2742644B2 (ja) 縦型サンドブラスト装置
JPH1177543A (ja) 大型構造物の壁面素地調整装置
JPH0828027A (ja) 吹付けアスベスト層の除去装置
CN210959197U (zh) 一种安防工程用防雷控制箱
CN1063282C (zh) 阴极射线管颗粒去除装置和方法
CN215547417U (zh) 铝合金边框表面处理工作台
CN220977115U (zh) 一种半导体加工电弧溶射治具
CN216800284U (zh) 一种下料用螺纹防护机构
CN215871941U (zh) 一种航空电子仪器维修防静电装置
CN212095962U (zh) 一种绝缘子内孔喷砂机构
CN207164320U (zh) 一种光纤存放输送装置
CN214166447U (zh) 一种用于消防设施的气密检测装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees