JP2648681B2 - 横移動抑制装置付き地中連続壁用鋼矢板 - Google Patents

横移動抑制装置付き地中連続壁用鋼矢板

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JP2648681B2
JP2648681B2 JP4150135A JP15013592A JP2648681B2 JP 2648681 B2 JP2648681 B2 JP 2648681B2 JP 4150135 A JP4150135 A JP 4150135A JP 15013592 A JP15013592 A JP 15013592A JP 2648681 B2 JP2648681 B2 JP 2648681B2
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昌毅 龍田
俊雄 渡辺
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HAZAMAGUMI KK
Shimizu Construction Co Ltd
Nippon Steel Corp
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下構造物の土留め壁
を構成する横移動抑制装置付き地中連続壁用鋼矢板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地中連続壁を構成する鋼矢板とし
ては、図19ないし図21に示すように、一方の鋼矢板
本体8に、多数の雄継手9を、上下方向に間隔をおいて
固定して雄継手付き鋼矢板10を構成し、他方の鋼矢板
本体11に、スリット付き管状の雌継手12を固定し
て、雌継手付き鋼矢板13を構成し、雄継手付き鋼矢板
10の各雄継手9に、雌継手付き鋼矢板13の雌継手1
2を嵌込み、隣り合う鋼矢板10,13の間に挿入した
トレミー管14から、隣り合う鋼矢板10,13の間に
コンクリートまたはモルタル等の常温硬化性材料15を
注入し、その常温硬化性材料15を、雄継手9の上部お
よび下部を通って雌継手12内および鋼矢板壁と地中の
溝孔16との間に容易に充填できるようにした鋼矢板が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の雄継手付き
鋼矢板10および雌継手付き鋼矢板13を建込んで構成
した地中連続壁における隣り合う鋼矢板の間に、常温硬
化性材料15を注入充填した場合、充填圧力の微妙なア
ンバランスにより、鋼矢板が横方向に移動し、そのため
地中連続壁に所定の精度が得られなくなり、かつ先行の
鋼矢板に後行の鋼矢板を嵌込んで建込むとき、その建込
みに支障を来たすことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を有利に解決
するために、本発明に係る横移動抑制装置付き地中連続
壁用鋼矢板においては、隣り合う一方の鋼矢板1に、他
方の鋼矢板2のスリット付き管状の雌継手3に挿入され
る多数の雄継手4を、上下方向に間隔をおいて固定して
なる地中連続壁用鋼矢板において、前記一方の鋼矢板1
の下端部または中間部に、前記雌継手3に挿入され、深
さ方向に形成されたテーパー面、倒V字状斜面又は円弧
状面等のガイド面を有し、前記雌継手3のスリット幅よ
りも大径の移動抑制用係合部5を設けてなる移動抑制部
材6を固定する。また地中連続壁における鋼矢板の横移
動を著しく少なくするために、前記鋼矢板2の雌継手3
内に、移動抑制部材6を支承する支承突起7を設ける。
【0005】
【実施例】図4ないし図6は本発明の実施例において用
いられる移動抑制部材6を備えている雄継手付き鋼矢板
17を示すものであって、H形断面の鋼矢板本体18に
おける各フランジ19の巾方向の両端部に、スリット付
き鋼管からなる保持部材20が溶接により固着され、多
数のI字状断面の鋼製雄継手4は上下方向(保持部材2
0の長手方向)に間隔をおいて配置され、各雄継手4の
一端部は保持部材20内に配置されて溶接により固着さ
れ、保持部材20の長手方向の中間部および下端部に、
移動抑制部材6が配置され、その移動抑制部材6の一端
部は、保持部材20内に挿入されて溶接により固着さ
れ、前記移動抑制部材6の他端部に、スリット付き管状
の雌継手3内に挿入される円筒状の移動抑制用係合部5
が設けられ、その移動抑制用係合部5の深さ方向両端部
にガイド面としてテーパー面が形成されている。
【0006】図7は本発明の実施例において用いられる
雌継手付き鋼矢板21を示すものであって、H形断面の
鋼矢板本体22における各フランジ23の巾方向の両端
部に、スリット付き鋼管からなる雌継手3が溶接により
固着されている。
【0007】図1ないし図3は、前記雄継手付き鋼矢板
17および雌継手付き鋼矢板21を嵌込んで構築した地
中連続壁を示すものであって、雄継手付き鋼矢板17に
おける各雄継手4が雌継手付き鋼矢板21における雌継
手3に挿入されると共に、鋼矢板17、21の長手方向
の中間部および下端部に、移動抑制部材6における移動
抑制用係合部5が前記雌継手3に嵌入されている。これ
によって、雌継手3であるスリット付き鋼管の内部にほ
ぼ隙間なく、円筒状の移動抑制用係合部5が係止される
ので、鋼矢板が横方向に移動圧力を受けても、円筒状の
移動抑制用係合部5が雌継手3の鋼管に接触抵抗して移
動を阻止するため、地中連続壁用鋼矢板の所定の精度が
保たれ、先行の鋼矢板に後行の鋼矢板を嵌込んで建込む
とき、その建込みに支障を来たすことがない。
【0008】また、移動抑制部材6における移動抑制用
係合部5を、スリット付き鋼管からなる前記雌継手3に
嵌入する場合も、円筒形状の移動抑制用係合部5の両端
部にガイド面としてテーパー面が形成されているので、
スムーズに嵌入することができる。
【0009】図8ないし図13は移動抑制用係合部5の
変形例を示すものであって、図8および図9に示す第1
変形例の場合は、I字状断面の支持部材24における先
端フランジの両側面に、ガイド面として外側倒V字状斜
面および内側倒V字状斜面を有する垂直な鋼板からなる
移動抑制用係合部5が溶接により固着されている。
【0010】図10および図11に示す第2変形例の場
合は、I字状断面の支持部材24における先端フランジ
の中央表面に、円弧状表面を有する垂直な鋼板からなる
表面側係合部5Aが溶接により固着され、かつ前記先端
フランジの左右両側の裏面に、円弧状裏面を有する垂直
な鋼板からなる裏面側係合部5Bが溶接により固着され
ている。
【0011】図12および図13に示す第3変形例の場
合は、I字状断面の支持部材24における先端フランジ
の表面に、倒V字状斜面を有する鋼製移動抑制用係合部
5が溶接により固着されている。
【0012】図14ないし図18は本発明の他の実施例
を示すものであって、雄継手付き鋼矢板17における中
間部および下端部に固定された移動抑制部材6が、I字
状断面の支持部材24とその支持部材24における先端
フランジの裏面の左右両側に固着された円弧状裏面を有
する移動抑制用係合部5とを備え、かつ雌継手付き鋼矢
板21における雌継手3内の中間部および下端部に、台
形の支承突起7が溶接により固着され、前記3内に挿入
された移動抑制部材6表面が、前記支承突起7に接触ま
たは近接するように配置されているが、その他の構成
は、図1ないし図7に示す実施例の場合と同様である。
【0013】本発明を実施する場合、複数の移動抑制部
材6および支承突起7を鋼矢板の高さ方向の任意の位置
に設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、隣り合う一方の鋼矢板
1に、他方の鋼矢板2のスリット付き管状の雌継手3に
挿入される多数の雄継手4を、上下方向に間隔をおいて
固定してなる地中連続壁用鋼矢板において、前記一方の
鋼矢板1の下端部または中間部に、前記雌継手3に挿入
され、深さ方向に形成されたテーパー面、倒V字状斜面
又は円弧状面等のガイド面を有し、前記雌継手3のスリ
ット幅よりも大径の移動抑制用係合部5を設けてなる移
動抑制部材6を固定したので、地中連続壁における隣り
合う鋼矢板の相対的な横移動をほぼ抑制することがで
き、そのため地中連続壁用鋼矢板の建込み精度を向上さ
せることができると共に鋼矢板の建込みを支障なく、行
なうことができる。また移動抑制部材6の雌継手3への
挿入に際しては、移動抑制用係合部5に、深さ方向にテ
ーパー面、倒V字状斜面又は円弧状面等のガイド面が形
成されているので、その挿入をスムーズに行うことがで
きる。さらに、前記鋼矢板2の雌継手3内に、移動抑制
部材6を支承する支承突起7を設けることにより、地中
連続壁における隣り合う鋼矢板の横移動を著しく少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る横移動抑制装置付き鋼矢
板からなる地中連続壁の正面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示す正面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例において用いられる雄継手付き
鋼矢板を示す正面図である。
【図5】図4のB−B線拡大断面図である。
【図6】図4のC−C線拡大断面図である。
【図7】本発明の実施例において用いられる雌継手付き
鋼矢板の斜視図である。
【図8】第1変形例の移動抑制部材を有する雄継手付き
鋼矢板を示す正面図である。
【図9】図8のD−D線拡大断面図である。
【図10】第2変形例の移動抑制部材を有する雄継手付
き鋼矢板を示す正面図である。
【図11】図10のE−E線拡大断面図である。
【図12】第3変形例の移動抑制部材を有する雄継手付
き鋼矢板を示す正面図である。
【図13】図12のF−F線拡大断面図である。
【図14】本発明の他の実施例に係る横移動抑制装置付
き鋼矢板からなる地中連続壁の一部を示す一部縦断正面
図である。
【図15】本発明の他の実施例において用いられる雄継
手付き鋼矢板を示す正面図である。
【図16】図15のG−G線拡大断面図である。
【図17】本発明の他の実施例において用いられる雌継
手付き鋼矢板を示す正面図である。
【図18】図17のH−H線拡大断面図である。
【図19】従来の地中連続壁の施工状態を示す横断平面
図である。
【図20】従来の雄継手付き鋼矢板を示す斜視図であ
る。
【図21】従来の雌継手付き鋼矢板を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 鋼矢板 2 鋼矢板 3 雌継手 4 雄継手 5 移動抑制用係合部 6 移動抑制部材 7 支承突起 17 雄継手付き鋼矢板 18 鋼矢板本体 19 フランジ 20 保持部材 21 雌継手付き鋼矢板 22 鋼矢板本体 23 フランジ 24 支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 甫 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 龍田 昌毅 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)発明者 渡辺 俊雄 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 古部 浩 東京都港区北青山二丁目5番8号 株式 会社間組内 (56)参考文献 特公 昭45−15540(JP,B1) 実公 平2−26989(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う一方の鋼矢板1に、他方の鋼矢
    板2のスリット付き管状の雌継手3に挿入される多数の
    雄継手4を、上下方向に間隔をおいて固定してなる地中
    連続壁用鋼矢板において、前記一方の鋼矢板1の下端部
    または中間部に、前記雌継手3に挿入され、深さ方向に
    形成されたテーパー面、倒V字状斜面又は円弧状面等の
    ガイド面を有し、前記雌継手3のスリット幅よりも大径
    の移動抑制用係合部5を設けてなる移動抑制部材6を固
    定したことを特徴とする、横移動抑制装置付き地中連続
    壁用鋼矢板。
  2. 【請求項2】 前記鋼矢板2の雌継手3内に、前記移動
    抑制用係合部5を支承する支承突起7を設けた請求項1
    記載の、横移動抑制装置付き地中連続壁用鋼矢板。
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