JP2648269B2 - 灰溶融炉 - Google Patents

灰溶融炉

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JP2648269B2
JP2648269B2 JP4250320A JP25032092A JP2648269B2 JP 2648269 B2 JP2648269 B2 JP 2648269B2 JP 4250320 A JP4250320 A JP 4250320A JP 25032092 A JP25032092 A JP 25032092A JP 2648269 B2 JP2648269 B2 JP 2648269B2
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善利 関口
邦夫 佐々木
英雄 下谷
美智男 石田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ焼却炉などから排
出される焼却灰をバーナーにより加熱溶融した後、冷却
固化して、容積の減容化および無害化をはかり、得られ
たスラグを再利用する灰溶融炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバーナー式灰溶融炉には、たとえ
ば図2および図3に示すものがある。図2の灰溶融炉
は、溶融バーナー21からの燃焼排ガスDを溶融スラグ
Sと並行して溶融室22からスラグ冷却室23側に吸引
し、溶融スラグSの温度低下を防止するとともに、排ガ
スDを排ガス管24を介して空気予熱器25に導入し燃
焼用空気を予熱するものである。
【0003】また図3の灰溶融炉は、溶融バーナー31
の燃焼排ガスの大部分D1を溶融室32から予熱室33
に導き、追加空気ノズル34からの追加空気により燃焼
排ガスD1中の未燃分を2次燃焼させて焼却灰Gの予熱
を行うとともに、燃焼排ガスの一部D2(15%程度)
を溶融室32からスラグ冷却室35に導き、追加空気ノ
ズル36からの追加空気により燃焼排ガスD2中の未燃
分を2次燃焼させてスラグ抜出口37における溶融スラ
グSの固化閉塞を防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2のもの
は、燃焼排ガスの有効利用が少なく、熱効率の悪くてラ
ンニングコストが高く、また燃焼排ガスが未溶融灰を飛
散させて溶融スラグの表面に付着したり、燃焼排ガスに
同伴されスラグ冷却室23に入って冷却水槽26に落下
し、水砕スラグMの品質を低下させるという問題点があ
った。
【0005】また、図3のものは、熱効率は向上される
が、溶融炉の配管が複雑になり、また溶融バーナー31
からの燃焼排ガスD2を溶融スラグSと並行にスラグ冷
却室35側に流すため、未溶融灰が水砕スラグMに混入
するという問題は避けられず、製造される水砕スラグM
の品質が低いという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決して、配管も
簡単で、水砕スラグの品質を向上できる灰溶融炉を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の灰溶融炉は、上流端に灰投入口を介して灰
供給ホッパーが設けられるとともに下流端にスラグ抜出
口を介してスラグ冷却室が設けられた炉本体の下流側
に、溶融バーナーを有する溶融室を配置するとともに、
上流側に排ガス管が接続された予熱室を配置し、前記ス
ラグ冷却室にスラグ抜出口に臨む補助バーナーを設け
かつ前記予熱室と溶融室との連通部を絞ったものであ
る。
【0008】
【作用】上記構成において、溶融室からスラグ抜出口を
介してスラグ冷却室に排出される溶融スラグは、補助バ
ーナーにより加熱されるので、固化付着してスラグ抜出
口を閉塞するのを確実に防止でき、さらに溶融スラグの
表面に付着した未溶融灰を溶融させることができる。ま
た、補助バーナーおよび溶融バーナーの燃焼排ガスは、
すべて予熱室を介して排ガス管に流れて焼却灰の流れと
対向流となるため、燃焼排ガスの熱を効率よく利用でき
てランニングコストを低減できるとともに、未溶融灰が
スラグ冷却室側に流れ込むのを防止できる。したがっ
て、溶融スラグを水冷して得られる水砕スラグに含まれ
る未溶融灰の割合を最小限に止めて、水砕スラグの品質
を高めることができ、スラグの再利用を促進することが
できる。さらに、炉本体の配管も簡略化できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る灰溶融炉の一実施例を図
1に基づいて説明する。炉本体1の上流側には灰投入口
2を介して灰供給ホッパー3が設けられており、灰投入
口2に設けられたプッシャー4により灰供給ホッパー3
内の焼却灰Gを所定量ずつ供給することができる。ま
た、炉本体1の下流端には、スラグ抜出口5を介して連
通するスラグ冷却室6が設けられ、スラグ冷却室6の下
部に溶融スラグSを水冷して水冷スラグMを製造する冷
却水槽7が配置されている。
【0010】炉本体1は下流側に溶融室8が配置される
とともに、上流側に予熱室9が配置され、溶融室8およ
び予熱室9の底壁8a,9aは、上流端の灰供給口2か
ら下流側のスラグ抜出口5に向って下方に傾斜するよう
に形成されている。また、溶融室8の天壁8には溶融バ
ーナー10が配置され、予熱室9の天壁9bには排ガス
口11が形成されて排ガス管12が接続されている。
【0011】前記スラグ冷却室6の天部6aには、スラ
グ抜出口5に臨んで補助バーナー13が配置され、その
火炎をスラグ抜出口5および排出される溶融スラグSに
向って形成するように構成されている。14は排ガス管
12が接続される予熱器で、空気ポンプ15から送られ
た燃焼用空気を予熱し空気供給管16A,16Bを介し
て溶融バーナーおよび補助バーナー13に供給するよう
に構成される。
【0012】上記構成において、焼却灰Gは灰供給ポッ
パー3からプッシャー4により予熱室9に送られ、対向
して流れてくる溶融バーナー10および補助バーナー1
3の燃焼排ガスD1+D2により予熱され、さらに溶融
室8に送られる。焼却灰Gは、溶融室8で溶融バーナー
10により加熱されて溶融され、スラグ抜出口5からス
ラグ冷却室6の冷却水槽7に流下投入される。この時、
この溶融スラグSは補助バーナー13により加熱される
ことから、溶融スラグSの温度が低下して固化付着する
のが防止され、スラグ抜出口5を閉塞するようなことは
ない。また、溶融室8および予熱室9内では、溶融バー
ナー10および補助バーナー13の燃焼排ガスD1+D
2が予熱室8側に向かって対向流として流れることか
ら、未溶融灰がスラグ冷却室6に流入することもなく、
また溶融スラグSの表面に付着して同伴される未溶融灰
も、補助バーナー13により加熱されて溶融され、未溶
融灰が溶融スラグSとともに冷却されて水砕スラグ中に
未燃物が含まれるのを防止でき、良品質の水砕スラグを
製造することができる。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の灰溶融炉に
よれば、溶融室からスラグ抜出口を介してスラグ冷却室
に排出する溶融スラグを、補助バーナーにより加熱する
ように構成したので、固化付着してスラグ抜出口を閉塞
するのを確実に防止できる。また、補助バーナーおよび
溶融バーナーの燃焼排ガスは、すべて予熱室を介して排
ガス管に流れて焼却灰の流れと対向流となるため、燃焼
排ガスの熱を効率よく利用できてランニングコストを低
減できるとともに、未溶融灰がスラグ冷却室側に流入す
るのを防止でき、さらに前記補助バーナーによって溶融
スラグの表面に付着した未溶融灰を溶融させることがで
きる。したがって、溶融スラグを水冷して製造する水砕
スラグ中に含まれる未燃物の割合を最小限に止めて、水
砕スラグの品質を向上することができ、スラグの再利用
を促進することができる。また配管も、溶融バーナーお
よび補助バーナーへの配管と排ガス管だけでよく、簡略
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る灰溶融炉の一実施例を示す断面図
である。
【図2】従来の灰溶融炉を示す断面図である。
【図3】従来の他の灰溶融炉を示す断面図である。
【符号の説明】
G 焼却灰 S 溶融スラグ M 水砕スラグ D1 燃焼排ガス D2 燃焼排ガス 1 炉本体 2 灰投入口 3 灰供給ホッパー 5 スラグ抜出口 6 スラグ冷却室 7 冷却水槽 8 溶融室 9 予熱室 10 溶融バーナー 11 排ガス口 12 排ガス管 13 補助バーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 美智男 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−298716(JP,A) 特開 平2−302512(JP,A) 特開 平1−234712(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上流端に灰投入口を介して灰供給ホッパー
    が設けられるとともに下流端にスラグ抜出口を介してス
    ラグ冷却室が設けられた炉本体の下流側に、溶融バーナ
    ーを有する溶融室を配置するとともに、上流側に排ガス
    管が接続された予熱室を配置し、前記スラグ冷却室にス
    ラグ抜出口に臨む補助バーナーを設け、かつ前記予熱室
    と溶融室との連通部を絞ったことを特徴とする灰溶融
    炉。
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