JP2647975B2 - 注湯装置 - Google Patents
注湯装置Info
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- JP2647975B2 JP2647975B2 JP26111989A JP26111989A JP2647975B2 JP 2647975 B2 JP2647975 B2 JP 2647975B2 JP 26111989 A JP26111989 A JP 26111989A JP 26111989 A JP26111989 A JP 26111989A JP 2647975 B2 JP2647975 B2 JP 2647975B2
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- Japan
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- stopper
- nozzle
- molten metal
- mold
- hanging
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、掛堰を用いて注湯を行う注湯装置に関する
ものである。
ものである。
(従来の技術) 第4図に示されるように、取鍋1を傾動して、掛堰2
に溶湯を供給するときは、この掛堰2の溶湯落下ノズル
3に設けられた落下口4にストッパ5を密着係合してこ
の落下口4を閉じ、そして、掛堰2に一定量の溶湯が供
給されたら、前記取鍋1を復帰させるとともに、前記ス
トッパ5を上昇させて掛堰2の落下口4を開き、この落
下口4から鋳型6の湯口に溶湯を注湯する注湯装置があ
る。
に溶湯を供給するときは、この掛堰2の溶湯落下ノズル
3に設けられた落下口4にストッパ5を密着係合してこ
の落下口4を閉じ、そして、掛堰2に一定量の溶湯が供
給されたら、前記取鍋1を復帰させるとともに、前記ス
トッパ5を上昇させて掛堰2の落下口4を開き、この落
下口4から鋳型6の湯口に溶湯を注湯する注湯装置があ
る。
この種のストッパによって鋳型に対する注湯開始およ
び終了を制御する装置は、特開昭53−149824号公報等に
も見られる。
び終了を制御する装置は、特開昭53−149824号公報等に
も見られる。
(発明が解決しようとする課題) いずれにしても従来は、掛堰2が定量の溶湯を受ける
ときは、その溶湯落下ノズル3にストッパ5が強く押圧
され、落下口4からの溶湯の漏れが防止されている。こ
のため、ある程度の使用回数に耐えなければならない掛
堰2では、ストッパ5と当接する溶湯落下ノズル3の内
壁部に、強度の大きな黒鉛または不定形耐火物を用いて
いる。しかし、これらの材料は、黒鉛で形成されたスト
ッパ5とのなじみが悪く、溶湯漏れを防止するためにス
トッパ5を大荷重で落下口4に圧着して密閉する必要が
ある。このため、ストッパ5を上下動する装置が大型に
なり、そのコントロールも難しい問題がある。
ときは、その溶湯落下ノズル3にストッパ5が強く押圧
され、落下口4からの溶湯の漏れが防止されている。こ
のため、ある程度の使用回数に耐えなければならない掛
堰2では、ストッパ5と当接する溶湯落下ノズル3の内
壁部に、強度の大きな黒鉛または不定形耐火物を用いて
いる。しかし、これらの材料は、黒鉛で形成されたスト
ッパ5とのなじみが悪く、溶湯漏れを防止するためにス
トッパ5を大荷重で落下口4に圧着して密閉する必要が
ある。このため、ストッパ5を上下動する装置が大型に
なり、そのコントロールも難しい問題がある。
また、掛堰2の落下口4をストッパ5で塞ぐと、その
落下口4に溶湯中の不純物が付きやすく、その不純物を
除去しないと不良品の発生につながるので、メンテナン
スも容易でない。
落下口4に溶湯中の不純物が付きやすく、その不純物を
除去しないと不良品の発生につながるので、メンテナン
スも容易でない。
本発明は、鋳型に使用される砂型ならばストッパとの
なじみが良く、さらに、この砂型の使用回数は1回に限
られる点に着目して、鋳型にストッパと当接するノズル
を設けることにより、従来の問題点を解決することを目
的とするものである。
なじみが良く、さらに、この砂型の使用回数は1回に限
られる点に着目して、鋳型にストッパと当接するノズル
を設けることにより、従来の問題点を解決することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 請求項1の発明は、取鍋23から掛堰16に溶湯を定量供
給した後、この溶湯を掛堰16の溶湯落下ノズル51から鋳
型41の湯口54に注湯する注湯装置において、鋳型41の上
部に、掛堰16の溶湯落下ノズル51と密着される砂型ノズ
ル53が掛堰16から分離して設けられ、この砂型ノズル53
に湯口54が設けられ、この湯口54に、掛堰16の溶湯落下
ノズル51を貫通して挿入されたストッパ25と密着係合す
るストッパ当接座部55が設けられたものである。
給した後、この溶湯を掛堰16の溶湯落下ノズル51から鋳
型41の湯口54に注湯する注湯装置において、鋳型41の上
部に、掛堰16の溶湯落下ノズル51と密着される砂型ノズ
ル53が掛堰16から分離して設けられ、この砂型ノズル53
に湯口54が設けられ、この湯口54に、掛堰16の溶湯落下
ノズル51を貫通して挿入されたストッパ25と密着係合す
るストッパ当接座部55が設けられたものである。
請求項2の発明は、掛堰16および鋳型41が相対的に接
離自在に設けられ、掛堰16の溶湯落下ノズル51と鋳型41
の砂型ノズル53とがスプリング18の弾力的押圧力により
密着される注湯装置である。
離自在に設けられ、掛堰16の溶湯落下ノズル51と鋳型41
の砂型ノズル53とがスプリング18の弾力的押圧力により
密着される注湯装置である。
請求項3の発明は、ストッパ25がスプリング38の弾力
的押圧力によりストッパ当接座部55に密着される注湯装
置である。
的押圧力によりストッパ当接座部55に密着される注湯装
置である。
(作用) 請求項1の発明は、掛堰16の溶湯落下ノズル51と鋳型
41の砂型ノズル53とを密着させ、掛堰16の溶湯落下ノズ
ル51を貫通して前記砂型ノズル53にストッパ25を挿入
し、砂型で成形されたストッパ当接座部55にストッパ25
を押圧密着させて湯口54を塞ぎ、取鍋23から掛堰16に溶
湯を定量供給した後、ストッパ25を前記砂型ノズル53か
ら引抜いて、掛堰16内の溶湯を溶湯落下ノズル51から前
記砂型ノズル53内の湯口54に注入する。
41の砂型ノズル53とを密着させ、掛堰16の溶湯落下ノズ
ル51を貫通して前記砂型ノズル53にストッパ25を挿入
し、砂型で成形されたストッパ当接座部55にストッパ25
を押圧密着させて湯口54を塞ぎ、取鍋23から掛堰16に溶
湯を定量供給した後、ストッパ25を前記砂型ノズル53か
ら引抜いて、掛堰16内の溶湯を溶湯落下ノズル51から前
記砂型ノズル53内の湯口54に注入する。
請求項2の発明は、掛堰16の溶湯落下ノズル51と鋳型
41の砂型ノズル53とをスプリング18の弾力的押圧力によ
り密着させる。
41の砂型ノズル53とをスプリング18の弾力的押圧力によ
り密着させる。
請求項3の発明は、ストッパ25とストッパ当接座部55
とをスプリング38の弾力的押圧力により密着させる。
とをスプリング38の弾力的押圧力により密着させる。
(実施例) 以下、本発明を第1図乃至第3図に示される実施例を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
第2図および第3図に示されるように、支柱11にスイ
ングシャフト12を介してスイングアーム13が回動自在に
設けられ、このスイングアーム13の先端支持フレーム14
の3箇所に設けられた長軸ボルト15およびナットにより
掛堰16が吊下げられている。掛堰16に設けられた取付板
17は、前記長軸ボルト15に装着された圧縮コイルスプリ
ング18に抗して上昇可能に設けられている。
ングシャフト12を介してスイングアーム13が回動自在に
設けられ、このスイングアーム13の先端支持フレーム14
の3箇所に設けられた長軸ボルト15およびナットにより
掛堰16が吊下げられている。掛堰16に設けられた取付板
17は、前記長軸ボルト15に装着された圧縮コイルスプリ
ング18に抗して上昇可能に設けられている。
第3図に示されるように、前記掛堰16およびその支持
手段は、90゜角度で一体に構成された2本のスイングア
ーム13の先端に2組設けられ、本体フレーム21と一方の
スイングアーム13との間に軸支された流体圧シリンダ22
によって、スイングアーム13がスイングシャフト12を支
点に水平回動され、一方の掛堰16が注湯位置Aで働いて
いる間に、他方の掛堰は待機位置で保守、交換されるよ
うに設けられている。
手段は、90゜角度で一体に構成された2本のスイングア
ーム13の先端に2組設けられ、本体フレーム21と一方の
スイングアーム13との間に軸支された流体圧シリンダ22
によって、スイングアーム13がスイングシャフト12を支
点に水平回動され、一方の掛堰16が注湯位置Aで働いて
いる間に、他方の掛堰は待機位置で保守、交換されるよ
うに設けられている。
第2図に示されるように、前記注湯位置Aの掛堰16に
対し、取鍋23が傾動支軸24を支点に傾動自在に設けら
れ、ストッパ25が上下動自在に設けられている。
対し、取鍋23が傾動支軸24を支点に傾動自在に設けら
れ、ストッパ25が上下動自在に設けられている。
このストッパ25の支持構造は、前記支柱11の上部に、
複数のガイドロッド31に沿って流体圧シリンダ22により
上下動されるストッパ支持アーム33が設けられ、このス
トッパ支持アーム33の先端に支持棒34により上側取付板
35が一体に設けられ、この上側取付板35の4箇所に設け
られた長軸ボルト36およびナットにより下側取付板37が
吊下げられ、この下側取付板37に前記ストッパ25が一体
に取付けられ、前記下側取付板37は、前記長軸ボルト36
に装着された圧縮コイルスプリング38に抗して上昇可能
に設けられている。
複数のガイドロッド31に沿って流体圧シリンダ22により
上下動されるストッパ支持アーム33が設けられ、このス
トッパ支持アーム33の先端に支持棒34により上側取付板
35が一体に設けられ、この上側取付板35の4箇所に設け
られた長軸ボルト36およびナットにより下側取付板37が
吊下げられ、この下側取付板37に前記ストッパ25が一体
に取付けられ、前記下側取付板37は、前記長軸ボルト36
に装着された圧縮コイルスプリング38に抗して上昇可能
に設けられている。
また、第2図に示されるように、前記注湯位置Aの掛
堰16の下側に、鋳型(上型および下型)41を搬送するロ
ーラコンベヤ42が設けられ、さらに、鋳型41を押下げて
掛堰16に押付ける鋳型押上機構43が設けられている。こ
の鋳型押上機構43は、ベース44上に流体圧シリンダ45が
設けられ、この流体圧シリンダ45のピストンロッドの先
端に押上板46が取付けられている。この押上板46の上下
動は、ベース44上に取付けられたガイド47と押上板46に
取付けられたロッド48との嵌合により案内される。前記
押上板46には鋳型(上型および下型)41を位置決めする
ためのピン49が複数設けられている。このピン49は、上
型と下型とを固定するボルトを挿入する孔50に嵌合す
る。
堰16の下側に、鋳型(上型および下型)41を搬送するロ
ーラコンベヤ42が設けられ、さらに、鋳型41を押下げて
掛堰16に押付ける鋳型押上機構43が設けられている。こ
の鋳型押上機構43は、ベース44上に流体圧シリンダ45が
設けられ、この流体圧シリンダ45のピストンロッドの先
端に押上板46が取付けられている。この押上板46の上下
動は、ベース44上に取付けられたガイド47と押上板46に
取付けられたロッド48との嵌合により案内される。前記
押上板46には鋳型(上型および下型)41を位置決めする
ためのピン49が複数設けられている。このピン49は、上
型と下型とを固定するボルトを挿入する孔50に嵌合す
る。
第1図に示されるように、掛堰16には溶湯落下ノズル
51が設けられ、この溶湯落下ノズル51に設けられた溶湯
落下口52はストッパ25よりも大径に設けられ、一方、鋳
型41の上部に、掛堰16の溶湯落下ノズル51と密着される
砂型ノズル53が掛堰16から分離して設けられ、この砂型
ノズル53に湯口54が設けられ、この湯口54に、掛堰16の
溶湯落下ノズル51を貫通して挿入されたストッパ25と密
着係合するストッパ当接座部55が設けられている。
51が設けられ、この溶湯落下ノズル51に設けられた溶湯
落下口52はストッパ25よりも大径に設けられ、一方、鋳
型41の上部に、掛堰16の溶湯落下ノズル51と密着される
砂型ノズル53が掛堰16から分離して設けられ、この砂型
ノズル53に湯口54が設けられ、この湯口54に、掛堰16の
溶湯落下ノズル51を貫通して挿入されたストッパ25と密
着係合するストッパ当接座部55が設けられている。
前記掛堰16がバックメタル56の内側に黒鉛または不定
形耐火物等の比較的硬質部材57が設けられているのに対
し、前記鋳型41は、バックメタル58の内側に砂型59が設
けられているので、この砂型59に一体成形された前記ノ
ズル53のストッパ当接座部55は比較的軟質部材であると
言える。さらに、第1図からも明らかなように、前記ス
トッパ(黒鉛)25の先端25aは半球状に形成されている
ので、この半球状先端25aと砂型ノズル53のストッパ当
接座部(軟質座部)55とのなじみが良く、ストッパ25に
かかる荷重が比較的低荷重でも高い密着性が得られる。
形耐火物等の比較的硬質部材57が設けられているのに対
し、前記鋳型41は、バックメタル58の内側に砂型59が設
けられているので、この砂型59に一体成形された前記ノ
ズル53のストッパ当接座部55は比較的軟質部材であると
言える。さらに、第1図からも明らかなように、前記ス
トッパ(黒鉛)25の先端25aは半球状に形成されている
ので、この半球状先端25aと砂型ノズル53のストッパ当
接座部(軟質座部)55とのなじみが良く、ストッパ25に
かかる荷重が比較的低荷重でも高い密着性が得られる。
次に、この実施例の作用を説明する。
先ず、ローラコンベヤ42により鋳型41を注湯位置Aに
搬入する。この位置の鋳型41に対し流体圧シリンダ45に
より押上板46を上昇させて、ピン49により鋳型41を正確
な位置に位置決めしつつ第2図2点鎖線レベルまで押上
げ、掛堰16の溶湯落下ノズル51と鋳型41の砂型ノズル53
とを圧縮コイルスプリング18に蓄積された弾力的押圧力
により密着させる。さらに、流体圧シリンダ32によりス
トッパ支持アーム33を第2図に2点鎖線で示されるレベ
ルまで下げ、ストッパ25を第1図に2点鎖線で示される
ように掛堰16の溶湯落下ノズル51を貫通して前記砂型ノ
ズル53に挿入し、砂型で成形されたストッパ当接座部55
にこのストッパ25の半球状先端25aを圧縮コイルスプリ
ング38に蓄積された弾力的押圧力により密着させて湯口
54を塞ぐ。このとき、ストッパ25が多少傾いても、その
半球状先端25aにより湯口54を完全に塞ぐことができ
る。この状態で、前記取鍋23を傾動して、この取鍋23か
ら掛堰16内に溶湯を一定量供給した後、流体圧シリンダ
32によりストッパ25を上昇させて前記砂型ノズル53から
引抜き、掛堰16内の溶湯を、密着状態にある溶湯落下ノ
ズル51の溶湯落下口52から前記砂型ノズル53内の湯口54
に注入する。このようにして、鋳型1個分の注湯が完了
したら、前記押上板46を下降して鋳型41をローラコンベ
ヤ42上に戻し、このローラコンベヤ42を駆動して、鋳型
41を注湯位置Aから搬出する。
搬入する。この位置の鋳型41に対し流体圧シリンダ45に
より押上板46を上昇させて、ピン49により鋳型41を正確
な位置に位置決めしつつ第2図2点鎖線レベルまで押上
げ、掛堰16の溶湯落下ノズル51と鋳型41の砂型ノズル53
とを圧縮コイルスプリング18に蓄積された弾力的押圧力
により密着させる。さらに、流体圧シリンダ32によりス
トッパ支持アーム33を第2図に2点鎖線で示されるレベ
ルまで下げ、ストッパ25を第1図に2点鎖線で示される
ように掛堰16の溶湯落下ノズル51を貫通して前記砂型ノ
ズル53に挿入し、砂型で成形されたストッパ当接座部55
にこのストッパ25の半球状先端25aを圧縮コイルスプリ
ング38に蓄積された弾力的押圧力により密着させて湯口
54を塞ぐ。このとき、ストッパ25が多少傾いても、その
半球状先端25aにより湯口54を完全に塞ぐことができ
る。この状態で、前記取鍋23を傾動して、この取鍋23か
ら掛堰16内に溶湯を一定量供給した後、流体圧シリンダ
32によりストッパ25を上昇させて前記砂型ノズル53から
引抜き、掛堰16内の溶湯を、密着状態にある溶湯落下ノ
ズル51の溶湯落下口52から前記砂型ノズル53内の湯口54
に注入する。このようにして、鋳型1個分の注湯が完了
したら、前記押上板46を下降して鋳型41をローラコンベ
ヤ42上に戻し、このローラコンベヤ42を駆動して、鋳型
41を注湯位置Aから搬出する。
請求項1の発明によれば、掛堰の溶湯落下ノズルの一
部を、鋳型側に砂型ノズルとして分離形成し、この砂型
ノズルの湯口に、掛堰の溶湯落下ノズルを貫通して挿入
されたストッパと密着係合するストッパ当接座部を設け
たから、ストッパと砂型で形成されたストッパ当接座部
との接触部分のなじみがよく、ストッパに高荷重を加え
なくてもストッパとストッパ当接座部との間に高い密着
性を得ることができる。このため、ストッパを駆動する
機構が大型にならず、制御しやすい。さらに、前記砂型
ノズルのストッパ当接座部は鋳型が変わる毎にこの鋳型
とともに新しくなるので、この砂型ノズルは一回の使用
に耐え得ればよく、その耐久性を問題にする必要がな
い。さらに、同様の理由により、溶湯中の不純物が最も
附着しやすいストッパ当接座部の周辺に使用回数にとも
なって不純物が蓄積されるおそれがなく、湯口が変形さ
れるおそれもないため、掛堰の保守に要する手段を大幅
に縮小できる。
部を、鋳型側に砂型ノズルとして分離形成し、この砂型
ノズルの湯口に、掛堰の溶湯落下ノズルを貫通して挿入
されたストッパと密着係合するストッパ当接座部を設け
たから、ストッパと砂型で形成されたストッパ当接座部
との接触部分のなじみがよく、ストッパに高荷重を加え
なくてもストッパとストッパ当接座部との間に高い密着
性を得ることができる。このため、ストッパを駆動する
機構が大型にならず、制御しやすい。さらに、前記砂型
ノズルのストッパ当接座部は鋳型が変わる毎にこの鋳型
とともに新しくなるので、この砂型ノズルは一回の使用
に耐え得ればよく、その耐久性を問題にする必要がな
い。さらに、同様の理由により、溶湯中の不純物が最も
附着しやすいストッパ当接座部の周辺に使用回数にとも
なって不純物が蓄積されるおそれがなく、湯口が変形さ
れるおそれもないため、掛堰の保守に要する手段を大幅
に縮小できる。
請求項2の発明によれば、掛堰の溶湯落下ノズルと鋳
型の砂型ノズルとをスプリングの弾力的押圧力により確
実に密着させ、その間の溶湯漏れを確実に防止できる。
型の砂型ノズルとをスプリングの弾力的押圧力により確
実に密着させ、その間の溶湯漏れを確実に防止できる。
請求項3の発明によれば、ストッパとストッパ当接座
部とをスプリングの弾力的押圧力により確実に密着さ
せ、その間の溶湯漏れを確実に防止できる。
部とをスプリングの弾力的押圧力により確実に密着さ
せ、その間の溶湯漏れを確実に防止できる。
第1図は本発明の注湯装置の要部を示す断面図、第2図
はその注湯装置の全体を示す正面図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は従来の注湯装置の概略を示
す説明図である。 16……掛堰、18……スプリング、23……取鍋、25……ス
トッパ、38……スプリング、41……鋳型、51……溶湯落
下ノズル、53……砂型ノズル、54……湯口、55……スト
ッパ当接座部。
はその注湯装置の全体を示す正面図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は従来の注湯装置の概略を示
す説明図である。 16……掛堰、18……スプリング、23……取鍋、25……ス
トッパ、38……スプリング、41……鋳型、51……溶湯落
下ノズル、53……砂型ノズル、54……湯口、55……スト
ッパ当接座部。
Claims (3)
- 【請求項1】取鍋から掛堰に溶湯を定量供給した後、こ
の溶湯を掛堰の溶湯落下ノズルから鋳型の湯口に注湯す
る注湯装置において、鋳型の上部に、掛堰の溶湯落下ノ
ズルと密着される砂型ノズルが掛堰から分離して設けら
れ、この砂型ノズルに湯口が設けられ、この湯口に、掛
堰の溶湯落下ノズルを貫通して挿入されたストッパと密
着係合するストッパ当接座部が設けられたことを特徴と
する注湯装置。 - 【請求項2】掛堰および鋳型は、相対的に接離自在に設
けられ、掛堰の溶湯落下ノズルと鋳型の砂型ノズルとが
スプリングの弾力的押圧力により密着されることを特徴
とする請求項1記載の注湯装置。 - 【請求項3】ストッパが、スプリングの弾力的押圧力に
よりストッパ当接座部に密着されることを特徴とする請
求項1記載の注湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26111989A JP2647975B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 注湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26111989A JP2647975B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 注湯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124363A JPH03124363A (ja) | 1991-05-27 |
JP2647975B2 true JP2647975B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=17357361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26111989A Expired - Lifetime JP2647975B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 注湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2647975B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101491097B1 (ko) * | 2012-12-28 | 2015-02-09 | 주식회사 포스코 | 박판 주조 장치 |
KR101978141B1 (ko) * | 2017-11-22 | 2019-05-15 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 알루미늄-스칸듐 합금의 제조장치 및 제조방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6202087B2 (ja) | 2013-03-12 | 2017-09-27 | 日立金属株式会社 | 底注ぎ式取鍋及びそれを用いた溶湯の注湯方法 |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP26111989A patent/JP2647975B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101491097B1 (ko) * | 2012-12-28 | 2015-02-09 | 주식회사 포스코 | 박판 주조 장치 |
KR101978141B1 (ko) * | 2017-11-22 | 2019-05-15 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 알루미늄-스칸듐 합금의 제조장치 및 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03124363A (ja) | 1991-05-27 |
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