JP2647933B2 - 冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造 - Google Patents

冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造

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JP2647933B2 JP28205888A JP28205888A JP2647933B2 JP 2647933 B2 JP2647933 B2 JP 2647933B2 JP 28205888 A JP28205888 A JP 28205888A JP 28205888 A JP28205888 A JP 28205888A JP 2647933 B2 JP2647933 B2 JP 2647933B2
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Dei Emu Eru Kk
NIPPON TOREKUSU KK
Mitsui OSK Lines Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、野菜,果物,魚介類,畜肉類等の生鮮食品
を、その鮮度を低下させることなく、大量に輸送するた
めの大型の冷凍輸送箱体の水タンク取付構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕 たとえば、野菜,果物,花類などの植物性の生鮮食
品、あるいは魚介類や畜肉類などの動物性の生鮮食品の
輸送を行う場合、輸送中および貯蔵中における生鮮食品
の鮮度を低下させないことが極めて重要である。
しかも、生鮮食品の鮮度の維持は、対象となる生鮮食
品の種類によってかなり相違していることが少なくな
い。
したがって、生鮮食品の鮮度を最適に保つには、その
生鮮食品の種類に応じた最適低温条件で保存することが
必要である。
たとえば、生鮮食品が野菜,果物,花類のようなもの
である場合には、低温障害が起こらない温度範囲の低温
条件であることが要求される。
一方、生鮮食品が魚介類や畜肉類などの場合におい
て、凍結により味覚や保存性などに変化が生じる場合に
は、少なくとも凍結しない温度範囲の低温条件が要求さ
れる。また、凍結させても味覚などに問題が生じないよ
うな魚介類や畜肉類の場合には、それに応じて前記とは
異なる低温条件が要求される。
このように生鮮食品の鮮度を保つには、その生鮮食品
の種類に応じた最適低温条件で保存することが必要であ
るが、その際に、冷凍コンテナの温度の均一化に加え
て、さらに考慮すべきことは、冷凍コンテナの貯蔵室の
湿度を所定範囲に維持しなければ、生鮮食品の湿度低下
に起因する鮮度低下を来たすということである。
そこで、従来、冷凍コンテナの貯蔵室の湿度の制御を
行う技術としては、たとえば実開昭63−63671号公報に
開示されている冷凍コンテナの湿度制御装置が提案され
ている。
この従来の冷凍コンテナの湿度制御装置は、冷凍機で
冷却した空気を送風する従来からの冷凍ユニットに加え
て、箱体内の空気の湿度を湿度検出手段により検出し、
この湿度検出手段からの信号で制御される加湿手段を設
け、箱体の床部に主冷気流路と副冷気流路とを敷設し、
これら流路の間隙又は上方に開口した孔から温度及び湿
度が調整された冷風を箱体内に荷積みされた生鮮食品の
間隙を通って隅々まで行き渡らせ、箱体内を均一に冷却
することができると共に、貯蔵庫内の湿度低下を防止で
きるとされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の構造では、箱体内の温度を均一にし、湿度
も一様にするために、床部に主冷気流路と副冷気流路と
を敷設し、これら流路の間隙又は開口孔を通して下から
上方に冷却空気を送風している。
ところが、前記従来構造では、加湿手段が湿度検出手
段からの信号により制御される構造である上に、加湿手
段の構造そのものが極めて複雑であり、また、加湿手段
に給水する水タンクの水位が外部から容易に確認でき
ず、補水も容易でないなどの問題点がある。
本発明の1つの目的は、冷凍輸送用箱体の内部に設け
られる水タンクの水位の確認および補水を外部から容易
に行うことのできる冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造
孝三を提供することにある。
本発明の他の目的は、冷凍輸送用箱体の内部における
水タンクの取付を安定して確実に行うことのできる冷凍
輸送用箱体の水タンク取付構造を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、レベルゲージの氷結防止
および(または)外的衝撃からの保護を確実に行うこと
のできる冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造を提供する
ことにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの
概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明による冷凍運送用箱体の水タンク取付構造は、
冷凍輸送用箱体の内部に水タンクを設置すると共に、前
記水タンクの水位を確認するレベルゲージおよび前記水
タンクへの注水口を冷凍輸送用箱体の外部に配設したも
のである。
この冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造においては、
前記水タンクがフロントコーナーポストの内側に設置さ
れ、かつ前記レベルゲージおよび注水口が前記フロント
コーナーポストの外側に設置される構成とすることがで
きる。
また、前記フロントコーナーポストの内側には、前記
水タンクの形状に適合する形状に折曲成形されたタンク
取付部材が設けられている構成とすることができる。
さらに、前記レベルゲージの下部には、該レベルゲー
ジ内の水を排出するための排水バルブが設けられている
構造とすることができる。
また、前記レベルゲージの外側には、該レベルゲージ
を外的衝撃から保護する保護手段が配設されている構造
とすることができる。
〔作用〕
本発明による冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造にお
いては、箱体の内部に設置されている水タンクの水位の
確認および補水を箱体の外部に設けたレベルゲージと注
水口により容易に行うことができる。
また、本発明の水タンク取付構造では、水タンクがフ
ロントコーナーポストの内側に設置し、かつレベルゲー
ジおよび排水口をフロントコーナーポストの外側に設置
することにより、水タンクの中の水位の確認と注水を他
の構造物に妨害されることなく、極めて確実かつ容易に
行うことができる。
前記フロントコーナーポストの内側に、水タンクの形
状に適合する形状に折曲形成されたタンク取付部材を設
けたことにより、水タンクの取付を極めて安定して確実
に行うことができる。
さらに、レベルゲージの下部に、水タンク内の水を排
出するための排水バルブを設けたことにより、たとえば
寒冷地での使用時においても、レベルゲージの氷結によ
る破壊を防止することができる。
また、レベルゲージの外側に、該レベルゲージのを外
的衝撃から保護する保護手段を設けることにより、レベ
ルゲージが操作中などにおいて何らかの外部手段からの
衝撃力で破壊されることを防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に関して説明する。
第1図は本発明の一実施例である冷凍輸送用箱体の水
タンク取付構造の側面図、第2図はその正面図、第3図
は本発明における冷凍輸送用箱体の概略的側面図、第4
図はレベルゲージと注水口の概略を示す冷凍輸送用箱体
の側面図、第5図は本発明における水タンク取付部の拡
大大部分断面図、第6図は本発明における冷凍輸送用箱
体の全体を示す長手方向断面図である。
まず、本実施例における水タンク取付構造を適用でき
る冷凍輸送用箱体の全体構成を説明すると、第6図に示
されるように、本実施例の冷凍輸送用箱体1は、床部2
と、左右両側の側壁部3(第6図には一方のみを示す)
と、天井部4と、後部の開閉扉5と、前部の冷凍ユニッ
ト6とで六面体の箱体を形成し、この箱体内には、荷物
積込み用の貯蔵室1aが形成されている。これらの箱体構
成要素の必要個所には断熱材が充填され、外部との断熱
が図られている。
冷凍輸送用箱体の前部の冷凍ユニット6の上部には、
空気供給口(気体供給口)7と、送風ファン8と、蒸発
器9と、制御機能付きの加湿器10とが設けられ、下部に
は空気吸入口(気体吸入口)11と、たとえば野菜などの
荷物から発生するエチレンを除去するフィルタ11aとが
設けられている。また、図示していないが、冷凍輸送用
箱体1の前部には、圧縮機も設置されている。
冷凍輸送用箱体1の床部2の上には、貯蔵室1a内に積
み込まれる荷物12を載置するための、たとえば断面略T
形の冷却レール13が長手方向すなわち前後方向(第6図
の左右方向)に敷設されている。
冷凍輸送用箱体1の天井部4の下面には、天井内張り
板14が設けられている。この天井内張り板14の下側に
は、間隙部材15で所定の間隙をおいて、複数個の空気流
通孔(気体流通孔)17を透設した断熱板(板状体)16が
展張固設されている。
これらの天井内張り板14と断熱板16との間には、空気
などの気体の流通用の空気流通部(気体流通部)18が形
成される。
この空気流通部18の形成により、送風ファン8で空気
供給口7から供給された冷風は加湿器10で加湿調整され
た後、該空気流通部18に流入し、さらに断熱板16の空気
流通孔17を通って、冷凍輸送用箱体1の貯蔵室1a内に上
から下向きに流入する。その際、断熱板16の空気流通孔
17は該断熱板16のほぼ全体にわたって広い範囲に多数分
散配置されているので、冷凍輸送用箱体1の貯蔵室1a内
への冷風の供給は平面の全面にわたって万遍なく、均一
に行われる。
前記空気流通部18の入口部、すなわち空気供給口7の
近傍には、該空気流通部18を経て、冷凍輸送用箱体1の
貯蔵室1a内に温風が流入するのを阻止するためのダンパ
ー装置19が設置されている。
すなわち、冷凍ユニット6には加熱装置9aが設けられ
ていて、冷凍ユニット6の内部のデフロストのために定
期的に加熱装置9aが作動し、送風ファン8が停止する。
そして、送風ファン8が停止すると、加熱装置9aの近傍
の空気が加熱され、自然対流によって熱が移動して冷凍
輸送用箱体1内の温度が上昇するという問題があった。
ダンパー装置19は、この問題を解決するために設けられ
たものであり、デフロスト時に送風ファン8が停止する
と、ダンパー装置19の羽根20が第6図の二点鎖線の如く
下方に回動して空気流通部18を塞ぐので、自然対流によ
って、加熱された空気が空気流通部18に流入することは
ない。一方、冷却時に送風ファン8が回転すると、羽根
20が第6図に実線で示す如く、上方に揺動し、冷風が空
気流通部18に流入する。
また、第6図に示されるように、本実施例における冷
凍輸送用箱体1の後部には、貯蔵室1aへの荷物12の積込
みおよび積下ろし時などにおける温風の流入(または冷
風の流出)を防止する空気遮断機構21、およびこの空気
遮断機構21に対して、たとえば荷物の積込みおよび積下
ろし用のフォークリフト(図示せず)のマスト部材など
が直接節衝突して直接衝撃力が加わることを防止する保
護機構22が配設されている。
すなわち、保護機構22は、冷凍輸送用箱体1の後部に
おける天井部4の天井内張り板14の下面に固設され、こ
の取付部材23およびその後側すなわち第6図の右側の取
付板24を介して取り付けられた断面三角形状の保護板25
と、該保護板25で包囲された断面三角形の木材製の保護
材26とが、前記保護機構22として、空気遮断機構21より
も後方に突出するよう配設固定されている。
この保護板25の斜め下向きの一辺には、断面略U字形
の支持部材27がねじ(図示せず)などで固定されてい
る。そして、この支持部材27には、前記空気遮断機構21
の一例としての空気遮断カーテン28が係止部材(図示せ
ず)により垂下されている。この空気遮断カーテン28
は、たとえばビニル樹脂の如きプラスチック材料のシー
トで作ることができる。
さらに、第3図および第5図に示すように、本実施例
の冷凍輸送用箱体1は、その内部に、前記加湿器10に所
要量の水を供給するための水タンク29を左右両側に備え
ている。これらの水タンク29は、給水ポンプ30の作動に
より、パイプ31を経て加湿器10に所要量の水を供給でき
る。この水タンク29を設置するため、本実施例では、冷
凍輸送用箱体1の前部の両側におけるフロントコーナー
ポスト32の近傍において特別な構造を採用している。す
なわち、第5図に示すように、冷凍輸送用箱体1の前部
における冷凍ユニット6の両側には、フロントコーナー
ポスト32が設置されるが、本実施例においては、フロン
トコーナーポスト32の内側に、タンク取付部材33を冷凍
ユニット取付ボルト34で取り付けると共に、該タンク取
付部材33を水タンク29の取付に好適とすべく略L形に折
曲形成し、そのL形折曲形成部33aの一辺と接触するよ
うに水タンク29を設置しているものである。
この水タンク取付構造により、水タンク29は安定して
設置され、しかも外力が該水タンク29に直接加わって破
壊を生じることを確実に防止できる。
なお、第3図において、符号35は加湿器10の噴霧用の
ノズル、36はデフロスト時におけるデフロストドレン補
集用のドレンパンである。
また、第1図,第2図,第4図および第5図に示すよ
うに、本実施例の水タンク取付構造においては、水タン
ク29内の水位を冷凍輸送用箱体1ないしフロントコーナ
ーポスト32の外部から視覚的に確認できるようになって
いる。
すなわち、水タンク29の頂部および底部からパイプ3
7,38がそれぞれフロントコーナーポスト32を貫通して外
部に導出され、パイプ37,38の外端は、水タンク29の水
位を外部から視認するためのレベルゲージ39に接続され
ている。
レベルゲージ39はたとえば透明プラスチックの管体40
の中でフロート41(第2図)が水タンク29内の水位に応
じて上下移動する構造よりなり、耐候性,耐衝撃性,耐
薬品性,耐寒性を備えている。管体40の上端と下端に
は、それぞれコック42,43が設けられている。
また、コック43の下方には、たとえば寒冷地での使用
時におけるレベルゲージ39の凍結防止のために水タンク
29の水を排出するための排水バルブ44が設けられてい
る。
さらに、レベルゲージ39の管体40の外側には、保護網
(保護手段)45が配設され、何らかの大きな外的衝撃が
管体40に加わることにより該管体40が破壊されることを
防止するようになっている。図示しないが、この保護網
45はその外枠の一側部分でフロントコーナーポスト32の
外面にねじなどで着脱可能に取り付けられ、他側部分は
螺番機構で開閉可能に支持されている。
また、第4図に示すように、本実施例においては、レ
ベルゲージ39を設けた側とは反対側におけるフロントコ
ーナーポスト32の外側に、水タンク29への水の供給およ
び補強を行うための注水口46が設けられている。この注
水口46により、水タンク29への補水を極めて容易に行う
ことができる。
以下、本実施例の作用について説明する。
まず、本実施例の冷凍サイクルについて説明すると、
冷凍輸送用箱体1の内部の貯蔵室1a内に荷物12を積込
み、冷凍ユニット6を作動させると、送風ファン8の働
きにより冷却気体(たとえば冷却空気)が蒸発器9を経
て加湿器10で適当な湿度に加湿調整された状態で、開放
状態のダンパー装置19を通って、冷凍輸送用箱体1の上
部の天井部4と断熱板16との間に形成された空気流通部
18に供給される。
気体流通部18に供給された冷却気体は、断熱板16に多
数形成された空気流通孔17を通って冷凍輸送用箱体1の
内部の貯蔵室1a内に上方から下方に流入する。この時、
冷却気体は、断熱板16の空気流通孔17が該断熱板16の広
い面積にわたって多数形成されていることにより、それ
らの気体流通孔17を経て貯蔵室1aの平面方向の全体にわ
たって万遍なく流入し、貯蔵室1aの隅々まで均一に行き
渡る。
したがって、冷凍輸送用箱体1の貯蔵室1a内の温度は
その全体にわたって極めて均一に保たれ、荷物12の貯蔵
をその全体について最適な低温条件で行うことができ
る。
このようにして、冷凍輸送用箱体1の貯蔵室1a内に隅
々まで流入した冷却気体は荷物12を最適低温に冷却しな
がら上方から下方に流動し、床部2上の冷却レール13間
の軸方向の隙間を通って後部から前部に向けて略水平方
向(第1図の左方向)に流れ、冷凍ユニット6の下部の
空気吸入口11から該冷凍ユニット6の中に吸入され、再
び送風ファン8の作用で該冷凍ユニット6から空気流通
部18、空気流通孔17を経て貯蔵室1aに循環される。
次に、本実施例において、水タンク29内の水位の確認
と補水を行う場合について説明する。
すなわち、水タンク29の水位の確認を行う場合、上下
のコック42,43を開き、レベルゲージ39のフロート41の
位置を視認することにより、水タンク29内の水位を確認
する。これによって、フロントコーナーポスト32の内部
に設置された水タンク29内の水位を冷凍輸送用箱体1の
外部から容易に視覚的に確認できる。
この水位測定により、水タンク29内の水位が所定の水
位よりも低下している時には、注水口46の栓を開いて所
要量の水を補給する。
なお、たとえば寒冷地で冷凍輸送用箱体1を使用する
場合のように、レベルゲージ39内に残留している水が氷
結して該レベルゲージ39の管体40などが破壊されるおそ
れがあるような場合には、水位測定後にコック42,43を
閉じ、排水バルブ44を開くことにより、レベルゲージ39
内の水は外部に排出され、氷結による破壊を確実に防止
できる。
本実施例によれば、以下のような優れた効果を得るこ
とができる。
(1).水タンク29がフロントコーナーポスト32の内側
すなわち冷凍輸送用箱体1の内部に設置されているが、
該水タンク29内の水位を確認できるレベルゲージ39がフ
ロントコーナーポスト32の外側すなわち冷凍輸送用箱体
1の外側に設置されているので、水タンク29内の水位を
外部から極めて容易に視覚的に確認できる。
(2).フロントコーナーポスト32の内側に、水タンク
29の形状に適合する形状に折曲形成されたタンク取付部
材33が設けられているので、水タンク29の取付を安定し
て確実に行うことができる。
(3).水タンク29がフロントコーナーポスト32の内側
に取り付けられるので、外力が水タンク29に加わって水
タンク29が破壊されるおそれを排除できる。
(4).レベルゲージ39の下部に該レベルゲージ39内の
水を排出する排水バルブ44が設けられているので、該レ
ベルゲージ39の氷結に起因する破壊を阻止できる。
(5).レベルゲージ39の外側に、保護網45が設けられ
ているので、外力がレベルゲージ39に加わって、その衝
撃力でレベルゲージ39が破壊されることを防止できる。
(6).水タンク29への水の供給のための注水口46がフ
ロントコーナーポスト32の外側に設けられているので、
水タンク29への水の供給および補給を極めて容易に行う
ことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づ
き具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能であることはいうまでもない。
たとえば、レベルゲージ39や注水口46の構造およびそ
の取付位置や個数は前記実施例に限定されるものではな
い。
また、保護網45の代りに他の構造の保護手段を用いて
もよい。
さらに、冷却気体としては、空気以外に、たとえば窒
素ガス(N2)などの気体を用いてもよく、そのような場
合も本発明に含まれるものである。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発
明をその利用分野である、いわゆる海上コンテナとして
の冷凍輸送用箱体に適用した場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、たとえば大型トラック
による陸上輸送のための大型陸上コンテナとしての冷凍
輸送用箱体などにも本発明を適用できる。
勿論、本発明は輸送を行わずに、据付状態で使用され
るものも含むものである。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものに
よって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおり
である。
(1).冷凍輸送用箱体の内部に水タンクを設置すると
共に、前記水タンクの水位を確認するレベルゲージおよ
び前記水タンクへの注水口を冷凍輸送用箱体の外部に配
設したことにより、箱体の内部に設置された水タンクの
水位を外部から極めて容易に確認でき、また水タンクへ
の水の供給および補給をも極めて容易に行うことができ
る。
(2).前記(1)により、水タンクが外力による衝撃
で破壊されることを防止できる。
(3).前記水タンクがフロントコーナーポストの内側
に設置され、かつ前記レベルゲージおよび注水口が前記
フロントコーナーポストの外側に設置されることによ
り、水タンクを外力から保護し、かつ箱体のスペースを
有効利用して水タンクを確実に取り付けることができ
る。
(4).前記フロントコーナーポストの内側には、前記
水タンクの形状に適合する形状に折曲成形されたタンク
取付部材が設けられていることにより、水タンクを安定
して確実に取り付けることができる。
(5).前記レベルゲージの下部には、前記水レベルゲ
ージ内の水を排出するための排水バルブが設けられてい
ることにより、たとえば寒冷地での使用時にも、レベル
ゲージがその中に残留する水の氷結で破壊されることを
確実に防止できる。
(6).前記レベルゲージの外側には、該レベルゲージ
を外的衝撃から保護する保護手段が配設されていること
により、レベルゲージが外的衝撃で破壊されることを確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である冷凍輸送用箱体の水タ
ンク取付構造の側面図、第2図はその正面図、第3図は
本発明における冷凍輸送用箱体の概略的側面図、第4図
はレベルゲージと注水口の概略を示す冷凍輸送用箱体の
側面図、第5図は本発明における水タンク取付部の拡大
部分断面図、第6図は本発明における冷凍輸送用箱体の
全体を示す長手方向断面図である。 1……冷凍輸送用箱体、 1a……貯蔵室、 2……床部、 3……側壁部、 4……天井部、 5……開閉扉、 6……冷凍ユニット、 7……空気供給口(気体供給口)、 8……送風ファン、 9……蒸発器、 9a……加熱装置、 10……加湿器、 11……空気吸入口(気体吸入口)、 11a……フィルタ、 12……荷物、 13……冷却レール、 14……天井内張り板、 15……間隙部材、 16……断熱板(板状体)、 17……空気流通孔(気体流通孔)、 18……空気流通部(気体流通部)、 19……ダンパー装置、 20……羽根、 21……空気遮断機構、 22……保護機構、 23……取付部材、 24……取付板、 25……保護板、 26……保護材、 27……支持部材、 28……空気遮断カーテン、 29……水タンク、 30……給水ポンプ、 31……パイプ、 32……フロントコーナーポスト、 33……タンク取付部材、 33a……L形折曲成形部、 34……冷凍ユニット取付ボルト、 35……噴霧用ノズル、 36……ドレンパン、 37,38……パイプ、 39……レベルゲージ、 40……管体、 41……フロート、 42,43……コック、 44……排水バルブ、 45……保護網(保護手段)、 46……注水口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 静夫 東京都港区虎ノ門2丁目1番1号 大阪 商船三井船舶株式会社内 (72)発明者 赤川 好功 愛知県宝飯郡小坂井町大字伊奈字南山新 田350 日本トレールモービル株式会社 内

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍輸送用箱体の内部に水タンクを設置す
    ると共に、前記水タンクの水位を確認するレベルゲージ
    および前記水タンクへの注水口を冷凍輸送用箱体の外部
    に配設したことを特徴とする冷凍輸送用箱体の水タンク
    取付構造。
  2. 【請求項2】前記水タンクがフロントコーナーポストの
    内側に設置され、かつ前記レベルゲージおよび注水口が
    前記フロントコーナーポストの外側に設置されることを
    特徴とする請求項1記載の冷凍輸送用箱体の水タンク取
    付構造。
  3. 【請求項3】前記フロントコーナーポストの内側には、
    前記水タンクの形状に適合する形状に折曲成形されたタ
    ンク取付部材が設けられていることを特徴とする請求項
    2記載の冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造。
  4. 【請求項4】前記レベルゲージの下部には、該レベルゲ
    ージ内の水を排出するための排水バルブが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1,2,または3記載の冷凍輸送
    用箱体の水タンク取付構造。
  5. 【請求項5】前記レベルゲージの外側には、該レベルゲ
    ージを外的衝撃から保護する保護手段が配設されている
    ことを特徴とする請求項1,2,3,または4記載の冷凍輸送
    用箱体の水タンク取付構造。
JP28205888A 1988-11-08 1988-11-08 冷凍輸送用箱体の水タンク取付構造 Expired - Fee Related JP2647933B2 (ja)

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