JP2646678B2 - 双胴船 - Google Patents

双胴船

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JP2646678B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、揚力を発生させる構造を改良した双胴船に
関する。
[従来の技術] 双胴船は、左右に間隔をおいて配置された船胴を甲板
で連結した構造になっており、ローリングを起しにくい
ことで知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、双胴船はピッチングを押さえる有効な
手段がなかったので、ピッチングにより両船胴間の甲板
の底部が着水し、乗り心地に不快感を伴う問題があっ
た。
なお、ピッチングを押さえるために、両船胴間の甲板
の底部に水中翼を設置する例もあるが、船体の姿勢が変
化すると水中翼の迎角も変化してしまい、船体の姿勢制
御が難しいという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記課題を解決し、水中翼と
異なり船体の姿勢制御が容易でピッチングを有効に防止
することができる双胴船を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、左右に間隔をあ
けて配置された船胴を甲板で連結し、その各船胴の外側
底部を円弧状に形成すると共に内側に垂直な内側壁を形
成し、その左右の船胴の互いに向き合った内側壁間の下
端部に、水中で回転して揚力を発生させる円筒体を掛渡
して設けたものである。
[作用] 第2図に示すように円筒体を回転させながら双胴船を
推進させると、マグナス効果により円筒体には船体を浮
かせようとする揚力が発生する。
この揚力は常に流体の流れに対して直角方向に生じ、
しかも流れの速度(双胴船の速度)と円筒体の回転数に
よって揚力の大きさが定まるため、船体の姿勢が変化し
たとしても、水中翼と異なり揚力の方向および大きさが
変化するようなことはなく、船体の姿勢制御が容易であ
る。従って、ピッチングを有効に防止することが可能と
なる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図、第2図に示すように双胴船1は、左右に間隔
をおいて配置された船胴2を甲板3で連結した構造にな
っている。
そして、左右の船胴2間には水中で回転して揚力を発
生させる円筒体4が水平に掛渡して設けられている。具
体的には円筒体4の両端部は相対向した船胴の垂直の内
側壁5に軸受(図示省略)を介して回転自在に支持さ
れ、一方の船胴2内には円筒体4の一端を回転駆動する
ためのモータ、可変変速機等からなる回転駆動装置6が
設けられている。円筒体4は双胴船1の推進による流体
の流れRに対して第2図の矢印で示すように反時計方向
に回転することにより、マグナス効果により船体を流体
の流れに対して直角方向に浮上させるように働く揚力F
を発生するようになっている。
本実施例では円筒体4が船体の前後に配置され、前後
の円筒体4の回転数を適宜変えることにより船体の姿勢
を任意に調整し得るようになっている。
次に実施例の作用を述べる。
第2図に示すように円筒体4を回転させながら双胴船
1を推進させると、マグナス効果により円筒体4には船
体を浮かせようとする揚力が発生する。特に、内側壁5
は垂直になっているので、船胴2間に導入される水流
は、垂直な内側壁5により整流されて円筒体4に作用す
るため、揚力を有効に発生させることができる。
この揚力Fは常に流体の流れRに対して直角方向に生
じ、しかも流れの速度(双胴船の速度)と円筒体4の回
転数によって揚力の大きさが定まるため、船体の姿勢が
変化したとしても、水中翼と異なり揚力の方向および大
きさが変化するようなことはなく、また、内側壁5が垂
直なため船胴2間に導入される水流は、船体の姿勢が変
化したとしても、乱されることがなく、揚力による船体
の姿勢制御が容易である。従って、ピッチングを有効に
防止することができ、ピッチングにより両船胴2間の甲
板3の底部7が着水するようなことがなくなり、乗り心
地が向上する。また、水中翼のように迎角を変えて揚力
を変えるのではなく、円筒体4の回転数で揚力を変化さ
せるので、応答性が非常に良い。
特に、船体の前後に配置された円筒体4の回転数を適
宜変えることにより、吃水を自在に制御することができ
ると共に船体の姿勢を任意に調整することができる。ま
た、双胴船1の形状を活かして円筒体4を支持している
ので、特別な支持構造が不要であり、構造が簡単であ
る。
なお、円筒体4の径、長さ、回転数および材質は双胴
船の大きさ、速度に応じて決定される。また、円筒体4
の表面は滑らかなままでも良いが、必要に応じて小さな
球状等の凹部(ディンプル)を多数設けるようにしても
良い。
前記実施例では円筒体4を船体の前後に配置した例を
示したが、第3図に示すように円筒体4を船体の中央前
寄りに配置するようにしても良い。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば、左右に間隔をあけて配
置された船胴を甲板で連結し、その各船胴の外側底部を
円弧状に形成すると共に内側に垂直な内側壁を形成し、
その左右の船胴の互いに向き合った内側壁間の下端部
に、水中で回転して揚力を発生させる円筒体を掛渡して
設けたので、揚力の方向および大きさが安定しており、
水中翼と異なり船体の姿勢制御が容易でピッチングを有
効に防止することができ、しかも双胴船の形状を活かし
て円筒体を支持しているので、特別な支持構造が不要で
あり、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す双胴船の正面図、第2
図は第1図のA−A線断面図、第3図は本発明の他の実
施例を示す断面図である。 図中、2は船胴、4は円筒である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に間隔をあけて配置された船胴を甲板
    で連結し、その各船胴の外側底部を円弧状に形成すると
    共に内側に垂直な内側壁を形成し、その左右の船胴の互
    いに向き合った内側壁間の下端部に、水中で回転して揚
    力を発生させる円筒体を掛渡して設けたことを特徴とす
    る双胴船。
JP63167787A 1988-07-07 1988-07-07 双胴船 Expired - Fee Related JP2646678B2 (ja)

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JPH0218189A (ja) 1990-01-22

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