JP2646364B2 - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents
自動二輪車の排気装置Info
- Publication number
- JP2646364B2 JP2646364B2 JP3533188A JP3533188A JP2646364B2 JP 2646364 B2 JP2646364 B2 JP 2646364B2 JP 3533188 A JP3533188 A JP 3533188A JP 3533188 A JP3533188 A JP 3533188A JP 2646364 B2 JP2646364 B2 JP 2646364B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- cylinder
- oil filter
- exhaust
- exhaust pipe
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、並列多気筒エンジンを車体中央付近に搭載
した自動二輪車に適用される排気装置に関するものであ
る。
した自動二輪車に適用される排気装置に関するものであ
る。
（発明の背景） 並列多気筒エンジンを車体中央付近に搭載した自動二
輪車では、通常各気筒の排気管をシリンダ前面からエン
ジンの下方へ導き、エンジン下方から後方へ通してい
る。このようなエンジンで、エンジンの前下部中央付近
にオイルフイルタを配設し、このオイルフィルタを前方
着脱するようにしたものがある。
輪車では、通常各気筒の排気管をシリンダ前面からエン
ジンの下方へ導き、エンジン下方から後方へ通してい
る。このようなエンジンで、エンジンの前下部中央付近
にオイルフイルタを配設し、このオイルフィルタを前方
着脱するようにしたものがある。
このようにエンジン前方から下方に排気管を導くもの
において、オイルフィルタをエンジン前下部中央付近か
ら前方に着脱する場合には、排気管がオイルフィルタの
前方に接近するようになるため、オイルフィルタの着脱
作業が行いにくくなる。すなわち工具が排気管に干渉し
たり、一部の排気管を取外さねば作業ができないという
ことがおこり、作業性が悪いという問題があった。
において、オイルフィルタをエンジン前下部中央付近か
ら前方に着脱する場合には、排気管がオイルフィルタの
前方に接近するようになるため、オイルフィルタの着脱
作業が行いにくくなる。すなわち工具が排気管に干渉し
たり、一部の排気管を取外さねば作業ができないという
ことがおこり、作業性が悪いという問題があった。
また各排気管をエンジンの前部下方で集めて後方へ導
く場合には中央側気筒の排気僅に比べ外側気筒の排気管
が長くなり、各気筒のバランスが悪くなるという問題が
あった。
く場合には中央側気筒の排気僅に比べ外側気筒の排気管
が長くなり、各気筒のバランスが悪くなるという問題が
あった。
（発明の目的） 本発明はこのように事情に鑑みなされたものであり、
エンジン前下部中央付近に設けたオイルフィルタを前方
から着脱する際の作業性を良くし、しかも各排気管長の
不揃いを少なくして各気筒のバランスを良好にできる自
動二輪車の排気装置を提供することを目的とする。
エンジン前下部中央付近に設けたオイルフィルタを前方
から着脱する際の作業性を良くし、しかも各排気管長の
不揃いを少なくして各気筒のバランスを良好にできる自
動二輪車の排気装置を提供することを目的とする。
（発明の構成） 本発明によればこの目的は、車体中央付近に搭載され
た並列多気筒エンジンと、このエンジンの各気筒毎に前
面からエンジン下方を通り後方へのびる排気管と、エン
ジンの前下部中央付近にあって前方へ着脱されるオイル
フィルタとを備える自動二輪車において、前記各排気管
を前記オイルフィルタの前方で左右に振り分けて前記オ
イルフィルタを排気管の間から前方へ着脱可能にする一
方、前記オイルフィルタの下方で左右方向に隣接するよ
うに集合させ、少くとも外側の排気管を内側の排気管よ
り後方へ偏位させて側面視オイルフィルタに重ねるよう
にしたことを特徴とする自動二輪車の排気装置により達
成される。
た並列多気筒エンジンと、このエンジンの各気筒毎に前
面からエンジン下方を通り後方へのびる排気管と、エン
ジンの前下部中央付近にあって前方へ着脱されるオイル
フィルタとを備える自動二輪車において、前記各排気管
を前記オイルフィルタの前方で左右に振り分けて前記オ
イルフィルタを排気管の間から前方へ着脱可能にする一
方、前記オイルフィルタの下方で左右方向に隣接するよ
うに集合させ、少くとも外側の排気管を内側の排気管よ
り後方へ偏位させて側面視オイルフィルタに重ねるよう
にしたことを特徴とする自動二輪車の排気装置により達
成される。
（実施例） 第１図は本発明の一実施例の側面図、第２図は排気管
の配置を示す正面図、第３図は同じく排気系の平面図で
ある。
の配置を示す正面図、第３図は同じく排気系の平面図で
ある。
第１図において符号10は車体フレームであり、このフ
レーム10は操作軸筒12と、この走行軸12から斜下後への
びる左右一対のアルミ製主フレーム14（一方のみ図示）
を有する。主フレーム14の後端は下方へ折曲されて垂下
部14aとなっている。16は並列４気筒液冷式エンジンで
あり、このエンジン16は主フレーム14に吊られるように
搭載されている。
レーム10は操作軸筒12と、この走行軸12から斜下後への
びる左右一対のアルミ製主フレーム14（一方のみ図示）
を有する。主フレーム14の後端は下方へ折曲されて垂下
部14aとなっている。16は並列４気筒液冷式エンジンで
あり、このエンジン16は主フレーム14に吊られるように
搭載されている。
このエンジン16はクランクケース18の前部上面から斜
上前方へ向って立上るシリンダ20を備える。このシリン
ダ20はエンジン幅方向に並んだ４つの気筒のシリンダを
集合したもので、その上部は吸・排気弁およびその動弁
機構を内蔵するシリンダヘッドとなっている。シリンダ
20の後面にはダウンドラフト型の気化器22が接続されて
いる。この気化器22は各気筒に対応し４つの気化器を連
結した４連装のものである。この気筒器22の上端はエア
クリーナ24に接続されている。なおこのエアクリーナ24
は操向軸筒12の後方かつシリンダ20の上方の空間に位置
する。このクリーナ24の後方には縦長の燃料タンク26が
配設されている。
上前方へ向って立上るシリンダ20を備える。このシリン
ダ20はエンジン幅方向に並んだ４つの気筒のシリンダを
集合したもので、その上部は吸・排気弁およびその動弁
機構を内蔵するシリンダヘッドとなっている。シリンダ
20の後面にはダウンドラフト型の気化器22が接続されて
いる。この気化器22は各気筒に対応し４つの気化器を連
結した４連装のものである。この気筒器22の上端はエア
クリーナ24に接続されている。なおこのエアクリーナ24
は操向軸筒12の後方かつシリンダ20の上方の空間に位置
する。このクリーナ24の後方には縦長の燃料タンク26が
配設されている。
28はこの燃料タンク26の後方に連続して配設された運
転シート、30はこのシート28の下方に配設された電池で
ある。また32はエンジン冷却液が循環するラジエタ、34
はこのラジエタ32の下方に配設されたオイルクーラであ
る。このオイルクーラ34にはエンジン16の潤滑オイルが
循環し、オイルを冷却するものである。なお36はオイル
フィルタであり、このオイルフィルタ36はクランクケー
ス18の前面中央付近に配設され、前方から着脱可能とな
っている。すなわち第２図に示すように円筒型のフィル
タ36の中央を貫通するボルト36aをレンチで前方へ抜く
ことにより、フィルタ36は取外し可能である。
転シート、30はこのシート28の下方に配設された電池で
ある。また32はエンジン冷却液が循環するラジエタ、34
はこのラジエタ32の下方に配設されたオイルクーラであ
る。このオイルクーラ34にはエンジン16の潤滑オイルが
循環し、オイルを冷却するものである。なお36はオイル
フィルタであり、このオイルフィルタ36はクランクケー
ス18の前面中央付近に配設され、前方から着脱可能とな
っている。すなわち第２図に示すように円筒型のフィル
タ36の中央を貫通するボルト36aをレンチで前方へ抜く
ことにより、フィルタ36は取外し可能である。
40は後輪であり、この後輪40を保持するリヤアーム42
の前端は、主フレーム14の垂下部14aの中央付近にピボ
ット軸44により軸着されている。このリヤアーム42には
クッションユニット46により下方への復帰習性が付与さ
れている。すなわち垂下部14aの下端にはレバー48がピ
ン結合され、このレバー48の中間位置がリンク50により
リヤアーム42にピン結合され、このレバー48の後端がク
ッションユニット46の下端にピン結合されている。なお
クッションユニット46の上端は主フレーム14にピン結合
されていることは勿論である。
の前端は、主フレーム14の垂下部14aの中央付近にピボ
ット軸44により軸着されている。このリヤアーム42には
クッションユニット46により下方への復帰習性が付与さ
れている。すなわち垂下部14aの下端にはレバー48がピ
ン結合され、このレバー48の中間位置がリンク50により
リヤアーム42にピン結合され、このレバー48の後端がク
ッションユニット46の下端にピン結合されている。なお
クッションユニット46の上端は主フレーム14にピン結合
されていることは勿論である。
52は前フォーク、54は操向前輪であり、前フォーク52
の上端には図示しない操向ハンドルバーが取付けられて
いる。
の上端には図示しない操向ハンドルバーが取付けられて
いる。
60は排気系であり、この排気系60はシリンダ20の前面
に各気筒毎に独立に接続されクランクケース18の前方か
ら下方に至る４本の排気管62（62a〜ｄ）と、これらの
排気管62をクランクケース18の後部下方で集合する集合
管部64と、この集合管部64から後輪40の右側に至る消音
器66とを備える。各排気管62はオイルフィルタ36の前方
で左右に振り分けられている。すなわち第２図に示すよ
うに左側の２本の排気管62a,62bは左側に迂回し、右側
の排気管62c,62dは右側に迂回し、フィルタ36の下方で
左右方向に隣接するように集合している。ここに内側の
２本の排気管62b、62cは第１図から明らかなように、フ
ィルタ36の前方へ進出し、外側の２本の排気管62a,62c
は側面視フィルタ36に重なるように後方へ偏位してい
る。この結果外側の排気管62a、62dを内側の排気管62
b、62cの長さにほぼ一致させることが可能になる。
に各気筒毎に独立に接続されクランクケース18の前方か
ら下方に至る４本の排気管62（62a〜ｄ）と、これらの
排気管62をクランクケース18の後部下方で集合する集合
管部64と、この集合管部64から後輪40の右側に至る消音
器66とを備える。各排気管62はオイルフィルタ36の前方
で左右に振り分けられている。すなわち第２図に示すよ
うに左側の２本の排気管62a,62bは左側に迂回し、右側
の排気管62c,62dは右側に迂回し、フィルタ36の下方で
左右方向に隣接するように集合している。ここに内側の
２本の排気管62b、62cは第１図から明らかなように、フ
ィルタ36の前方へ進出し、外側の２本の排気管62a,62c
は側面視フィルタ36に重なるように後方へ偏位してい
る。この結果外側の排気管62a、62dを内側の排気管62
b、62cの長さにほぼ一致させることが可能になる。
以上の実施例は４気筒エンジンに本発明を適用したも
のであるが、本発明は、３、５、６気筒などであっても
適用できるのは勿論である。
のであるが、本発明は、３、５、６気筒などであっても
適用できるのは勿論である。
（発明の効果） 本発明は以上のように、複数の排気管を、エンジン前
下部中央付近に位置するオイルフィルタの前部で左右に
振り分けたので、オイルフィルタを排気管の間の空間を
通して前方から着脱でき、作業性が良くなる。また外側
の排気管を内側の排気管より後方へ偏位させて側面視オ
イルフィルタに重ねるようにしたので、各排気管の長さ
を揃えることができ、各気筒のバランスを良くすること
が可能になる。
下部中央付近に位置するオイルフィルタの前部で左右に
振り分けたので、オイルフィルタを排気管の間の空間を
通して前方から着脱でき、作業性が良くなる。また外側
の排気管を内側の排気管より後方へ偏位させて側面視オ
イルフィルタに重ねるようにしたので、各排気管の長さ
を揃えることができ、各気筒のバランスを良くすること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の側面図、第２図は排気管の
配置を示す正面図、第３図は同じく排気管の平面図であ
る。 16……エンジン、 18……クランクケース、 36……オイルフィルタ、 60……排気系、62……排気管。
配置を示す正面図、第３図は同じく排気管の平面図であ
る。 16……エンジン、 18……クランクケース、 36……オイルフィルタ、 60……排気系、62……排気管。
Claims (1)
- 【請求項１】車体中央付近に搭載された並列多気筒エン
ジンと、このエンジンの各気筒毎に前面からエンジン下
方を通り後方へのびる排気管と、エンジンの前下部中央
付近にあって前方へ着脱されるオイルフィルタとを備え
る自動二輪車において、 前記各排気管を前記オイルフィルタの前方で左右に振り
分けて前記オイルフィルタを排気管の間から前方へ着脱
可能にする一方、前記オイルフィルタの下方で左右方向
に隣接するように集合させ、少くとも外側の排気管を内
側の排気管より後方へ偏位させて側面視オイルフィルタ
に重ねるようにしたことを特徴とする自動二輪車の排気
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3533188A JP2646364B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 自動二輪車の排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3533188A JP2646364B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 自動二輪車の排気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01211609A JPH01211609A (ja) | 1989-08-24 |
| JP2646364B2 true JP2646364B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=12438848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3533188A Expired - Fee Related JP2646364B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 自動二輪車の排気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2646364B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3451805B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2003-09-29 | スズキ株式会社 | 自動二輪車の排気装置 |
| JP3716699B2 (ja) * | 2000-02-21 | 2005-11-16 | スズキ株式会社 | 自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ取付け構造 |
| JP2001234747A (ja) | 2000-02-23 | 2001-08-31 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車用４サイクルエンジンのオイルフィルタおよびオイルクーラ取付け構造 |
| JP2007077925A (ja) | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車輌用エンジン |
-
1988
- 1988-02-19 JP JP3533188A patent/JP2646364B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01211609A (ja) | 1989-08-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |