JP2646198B2 - 水路洗浄機 - Google Patents
水路洗浄機Info
- Publication number
- JP2646198B2 JP2646198B2 JP7113865A JP11386595A JP2646198B2 JP 2646198 B2 JP2646198 B2 JP 2646198B2 JP 7113865 A JP7113865 A JP 7113865A JP 11386595 A JP11386595 A JP 11386595A JP 2646198 B2 JP2646198 B2 JP 2646198B2
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- inner peripheral
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内周面円形状の洗浄路、
主として火力発電所の取水路の内周面を洗浄する水路洗
浄機に関する。
主として火力発電所の取水路の内周面を洗浄する水路洗
浄機に関する。
【０００２】
【従来の技術】坑内に台車を走行させて該坑内内周面に
沿って高圧清掃ノズルを回動し、坑内を清掃する技術
は、台車の走行と高圧水供給にバッテリーカーを要する
ことから、長大となる上、ガスなどの残留する坑内での
使用は危険であり、また、坑内内周面を清掃する際に、
一度剥離した汚れを前記ノズルの回転方向に吹き上げて
内周面に付着させてしまう欠点を内在していた。
沿って高圧清掃ノズルを回動し、坑内を清掃する技術
は、台車の走行と高圧水供給にバッテリーカーを要する
ことから、長大となる上、ガスなどの残留する坑内での
使用は危険であり、また、坑内内周面を清掃する際に、
一度剥離した汚れを前記ノズルの回転方向に吹き上げて
内周面に付着させてしまう欠点を内在していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
に鑑み、ガスの発生し易い取水路を安全に、且つきれい
に洗浄できる水路洗浄機を提供するものである。
に鑑み、ガスの発生し易い取水路を安全に、且つきれい
に洗浄できる水路洗浄機を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の水路洗浄機は、
内周面円形状の洗浄路を走行手段によって走行する台車
と、該台車の前方に洗浄路内周面に沿って回動自在に軸
支され、高圧水を噴射するノズルとから成る洗浄手段に
おいて、台車の走行手段が洗浄路内周面に着地し、動力
伝達装置を介してエアモータに連係する一対の前輪と、
洗浄路内周面に着地し、リンク機構を介して操向手段に
連係する一対の後輪とから成り、ノズルの回転軸を動力
伝達手段を介してエアモータに連係し、台車の一側には
洗浄路内周面の高さ方向中央近傍より下方に向けて高圧
水を噴射する複数のノズルを噴射角変向自在に取着し、
両ノズルの噴射口を洗浄路外の高圧水供給源に接続し、
両エアモータを洗浄路外のエア供給源に接続して成るも
のである。
内周面円形状の洗浄路を走行手段によって走行する台車
と、該台車の前方に洗浄路内周面に沿って回動自在に軸
支され、高圧水を噴射するノズルとから成る洗浄手段に
おいて、台車の走行手段が洗浄路内周面に着地し、動力
伝達装置を介してエアモータに連係する一対の前輪と、
洗浄路内周面に着地し、リンク機構を介して操向手段に
連係する一対の後輪とから成り、ノズルの回転軸を動力
伝達手段を介してエアモータに連係し、台車の一側には
洗浄路内周面の高さ方向中央近傍より下方に向けて高圧
水を噴射する複数のノズルを噴射角変向自在に取着し、
両ノズルの噴射口を洗浄路外の高圧水供給源に接続し、
両エアモータを洗浄路外のエア供給源に接続して成るも
のである。
【０００５】
【作用】台車前方に回動自在に軸支されるノズルと台車
の前輪は、共にエアモータで駆動されるから火花を飛ば
すことがなく、また、台車の一側に取着するノズルは、
一度剥離されて内周面に沿って吹き上げられた水生遮蔽
物の破片や汚れを下方に流下させる。
の前輪は、共にエアモータで駆動されるから火花を飛ば
すことがなく、また、台車の一側に取着するノズルは、
一度剥離されて内周面に沿って吹き上げられた水生遮蔽
物の破片や汚れを下方に流下させる。
【０００６】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、図１、図
２に示すように、フレーム構造から成る台車１の前方
で、左右上方からハの字状に垂下した前フレーム２の下
端には前輪３を水平軸の回動軸４を軸支する軸受け２７
を介して軸支し、該回動軸４に軸着したスプロケット５
をチェーン６を介してウオーム減速機７の出力軸に連係
し、該ウオーム減速機７の入力軸をチェーンなどの動力
伝達手段を介して走行用のエアモータ８に連係し、前輪
３の内面を取水路９の内周面１０に接地するする形状に
成形して成り、台車１の後方で、前記と同様に左右上方
からハの字状に垂下した後ろフレーム１１の下端には該
後フレーム１１の軸心を中心に揺動自在に軸受け１２を
軸着するとともに、該軸受け１２において、前記軸心と
直角な回動軸１３を介して後輪１４を軸支し、両軸受け
１２にはそれぞれリンク１５の一端を回動自在に接合
し、該リンク１５の各他端を揺動板１６に回動自在に接
合し、該揺動板１６を一体にした揺動軸１７を適宜に軸
支するとともに、上端に揺動レバー（図外）を一体にし
て成り、台車１の中央長手方向には中心に送水路を貫設
した長尺の回転軸１８を回動自在に軸支するとともに、
後部にスプロケット１９を嵌着し、該スプロケット１９
に噛合するチェーン２０を上部フレーム２１に載置固定
した回転用のエアモータ２２の出力軸に軸着したスプロ
ケット２３に噛合し、回転軸１８の前端には放射状に均
等に３本の所要長さの導水管２４を前記送水路に連通し
て接続するとともに、該導水管２４の先端にノズル２５
を接合し、回転軸１８の後端には高圧用のスイベルジョ
イント２６を接合し、台車１のフレームに固定した切換
弁（図外）ど該スイベルジョイント２６間を高圧ホース
で接続し、台車１の一側、すなわち、正面に向かって左
側には、前輪３を軸支する軸受け２７に逆Ｌ形の所要背
丈の支柱２８を外嵌固着し、該支柱２８の水平部には取
水路９の高さ方向の中央近傍の上下に及んで所要長さの
湾曲状の導水管２９を取着し、該導水管２９には上下端
部と中央に３個のノズル３０を取水路９の内周面１０に
向けて斜め下方に噴射する姿勢で噴射角変向自在に接合
し、該導水管２９と台車１のフレームに固定した切換弁
（図外）間を高圧ホースで接続し、両切換弁には高圧ホ
ースを介して地上の高圧洗浄車の高圧水供給源を接続し
て成り、また、前記両エアモータ８、２２に接続するエ
アタンク３１はエアホースを介して地上のコンプレッサ
ーに接続されて成る。
２に示すように、フレーム構造から成る台車１の前方
で、左右上方からハの字状に垂下した前フレーム２の下
端には前輪３を水平軸の回動軸４を軸支する軸受け２７
を介して軸支し、該回動軸４に軸着したスプロケット５
をチェーン６を介してウオーム減速機７の出力軸に連係
し、該ウオーム減速機７の入力軸をチェーンなどの動力
伝達手段を介して走行用のエアモータ８に連係し、前輪
３の内面を取水路９の内周面１０に接地するする形状に
成形して成り、台車１の後方で、前記と同様に左右上方
からハの字状に垂下した後ろフレーム１１の下端には該
後フレーム１１の軸心を中心に揺動自在に軸受け１２を
軸着するとともに、該軸受け１２において、前記軸心と
直角な回動軸１３を介して後輪１４を軸支し、両軸受け
１２にはそれぞれリンク１５の一端を回動自在に接合
し、該リンク１５の各他端を揺動板１６に回動自在に接
合し、該揺動板１６を一体にした揺動軸１７を適宜に軸
支するとともに、上端に揺動レバー（図外）を一体にし
て成り、台車１の中央長手方向には中心に送水路を貫設
した長尺の回転軸１８を回動自在に軸支するとともに、
後部にスプロケット１９を嵌着し、該スプロケット１９
に噛合するチェーン２０を上部フレーム２１に載置固定
した回転用のエアモータ２２の出力軸に軸着したスプロ
ケット２３に噛合し、回転軸１８の前端には放射状に均
等に３本の所要長さの導水管２４を前記送水路に連通し
て接続するとともに、該導水管２４の先端にノズル２５
を接合し、回転軸１８の後端には高圧用のスイベルジョ
イント２６を接合し、台車１のフレームに固定した切換
弁（図外）ど該スイベルジョイント２６間を高圧ホース
で接続し、台車１の一側、すなわち、正面に向かって左
側には、前輪３を軸支する軸受け２７に逆Ｌ形の所要背
丈の支柱２８を外嵌固着し、該支柱２８の水平部には取
水路９の高さ方向の中央近傍の上下に及んで所要長さの
湾曲状の導水管２９を取着し、該導水管２９には上下端
部と中央に３個のノズル３０を取水路９の内周面１０に
向けて斜め下方に噴射する姿勢で噴射角変向自在に接合
し、該導水管２９と台車１のフレームに固定した切換弁
（図外）間を高圧ホースで接続し、両切換弁には高圧ホ
ースを介して地上の高圧洗浄車の高圧水供給源を接続し
て成り、また、前記両エアモータ８、２２に接続するエ
アタンク３１はエアホースを介して地上のコンプレッサ
ーに接続されて成る。
【０００７】このようにして成る水路洗浄機ａは、台車
１の前部で３本のノズル２５から高圧水を噴射しつつ該
ノズル２５を取水路９の内周面１０に沿って回転させ、
所要の速度で走行しながら該内周面１０に付着する貝な
どの水生遮蔽物を万遍無く剥離するものであるが、ノズ
ル２５の回転方向に対して、内周面の左右で噴射水が流
下する側の内周面１０では問題ないが、他方側は噴射水
の流下とは逆方向に、すなわち、吹き上げるような状態
でノズル２５が回転するから、一度剥離された貝などの
破片や汚れが取水路９の底部より吹き上げられて内周面
１０に付着したり、内周面１０に沿って流下する途中で
付着するものがあり、これらの付着物は台車１の側方に
設けた３個のノズル３０から噴射する高圧水により洗い
落とされ、きれいに洗浄されるものである。このように
して洗浄された取水路９の底部には、剥離された水生遮
蔽物や汚水が集められ、地上の強力吸引車によってバキ
ュームホースで吸引処理される。また、取水路９が湾曲
している場合には、揺動レバーを操作して後輪１４の向
きを変え、取水路９になじんで走行できるものである。
なお、取水路９の内周面１０に沿って回転するノズル２
５の回転半径はノズル２５と導水管２４との接合におい
て、その回転半径を大小調整できるものであり、また、
ノズル２５より噴射される噴射水の圧力も内周面のモル
タルライニング面を損傷しないように調整されるもので
ある。
１の前部で３本のノズル２５から高圧水を噴射しつつ該
ノズル２５を取水路９の内周面１０に沿って回転させ、
所要の速度で走行しながら該内周面１０に付着する貝な
どの水生遮蔽物を万遍無く剥離するものであるが、ノズ
ル２５の回転方向に対して、内周面の左右で噴射水が流
下する側の内周面１０では問題ないが、他方側は噴射水
の流下とは逆方向に、すなわち、吹き上げるような状態
でノズル２５が回転するから、一度剥離された貝などの
破片や汚れが取水路９の底部より吹き上げられて内周面
１０に付着したり、内周面１０に沿って流下する途中で
付着するものがあり、これらの付着物は台車１の側方に
設けた３個のノズル３０から噴射する高圧水により洗い
落とされ、きれいに洗浄されるものである。このように
して洗浄された取水路９の底部には、剥離された水生遮
蔽物や汚水が集められ、地上の強力吸引車によってバキ
ュームホースで吸引処理される。また、取水路９が湾曲
している場合には、揺動レバーを操作して後輪１４の向
きを変え、取水路９になじんで走行できるものである。
なお、取水路９の内周面１０に沿って回転するノズル２
５の回転半径はノズル２５と導水管２４との接合におい
て、その回転半径を大小調整できるものであり、また、
ノズル２５より噴射される噴射水の圧力も内周面のモル
タルライニング面を損傷しないように調整されるもので
ある。
【０００８】
【発明の効果】以上のように本発明の水路洗浄機によれ
ば、走行及びノズル回転並びに高圧水供給の各動力源が
取水路外の地上にあるから、安全に洗浄作業ができる
上、該取水路の内周面におけるノズルの上昇噴射面とな
る側を、台車の側方に取着したノズルからの流下方向の
噴射水によって洗浄できるから、付着残留物も除去され
てきれいに洗浄できる効果がある。
ば、走行及びノズル回転並びに高圧水供給の各動力源が
取水路外の地上にあるから、安全に洗浄作業ができる
上、該取水路の内周面におけるノズルの上昇噴射面とな
る側を、台車の側方に取着したノズルからの流下方向の
噴射水によって洗浄できるから、付着残留物も除去され
てきれいに洗浄できる効果がある。
【図１】本発明に係わる水路洗浄機ａの中央から左右の
要部を分析して示した説明用正面図
要部を分析して示した説明用正面図
【図２】図１の右側面図。
１ 台車 ３ 前輪 ４ 回動軸 ７ ウオーム減速機 ８ エアモータ ９ 取水路 １０ 内周面 １２ 軸受け １４ 後輪 １５ リンク １６ 揺動板 １８ 回転軸 ２２ エアモータ ２４ 導水管 ２５ ノズル ２６ スイベルジョイント ２８ 支柱 ２９ 導水管 ３０ ノズル ３１ エアタンク ａ 水路洗浄機
Claims (1)
- 【請求項１】 内周面円形状の洗浄路を走行手段によっ
て走行する台車と、該台車の前方に洗浄路内周面に沿っ
て回動自在に軸支され、高圧水を噴射するノズルとから
成る洗浄手段において、台車の走行手段が洗浄路内周面
に着地し、動力伝達装置を介してエアモータに連係する
一対の前輪と、洗浄路内周面に着地し、リンク機構を介
して操向手段に連係する一対の後輪とから成り、ノズル
の回転軸を動力伝達手段を介してエアモータに連係し、
台車の一側には洗浄路内周面の高さ方向中央近傍より下
方に向けて高圧水を噴射する複数のノズルを噴射角変向
自在に取着し、両ノズルの噴射口を洗浄路外の高圧水供
給源に接続し、両エアモータを洗浄路外のエア供給源に
接続して成る水路洗浄機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113865A JP2646198B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 水路洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7113865A JP2646198B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 水路洗浄機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281232A JPH08281232A (ja) | 1996-10-29 |
| JP2646198B2 true JP2646198B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=14623042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7113865A Expired - Fee Related JP2646198B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 水路洗浄機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2646198B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107234111B (zh) * | 2016-03-28 | 2023-06-23 | 石亚民 | 一种管道清洗的动力传动装置及方法 |
| CN110064635B (zh) * | 2019-04-25 | 2021-06-08 | 钟树旭 | 一种青梅腌制桶内部残渣清洁装置 |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP7113865A patent/JP2646198B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08281232A (ja) | 1996-10-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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