JP2645082B2 - 索道用駆動装置 - Google Patents

索道用駆動装置

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JP2645082B2
JP2645082B2 JP63139175A JP13917588A JP2645082B2 JP 2645082 B2 JP2645082 B2 JP 2645082B2 JP 63139175 A JP63139175 A JP 63139175A JP 13917588 A JP13917588 A JP 13917588A JP 2645082 B2 JP2645082 B2 JP 2645082B2
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electromagnetic actuator
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、索道用駆動装置に係り、特にリニヤ電磁ア
クチュエータを使用した索道用駆動装置に関する。
(従来の技術) リフトやゴンドラ等の索道システムは、設置区間の両
端に駆動滑車と被駆動滑車とを設け、これ等駆動滑車と
被駆動滑車にリフト、ゴンドラ等を懸垂したワイヤロー
プを掛け、このリフト等の移送を行うものである。
従来、この索道システムにおける駆動源としては電動
機が用いられ、その回転力を歯車等を介して滑車を駆動
していたが、伝道機構が複雑であること、保守点検が面
倒であること、運転時には相当の騒音を発生すること等
からして最近では電動機駆動方式に代わり、リニヤ電磁
アクチュエータ駆動方式が使用されるようになってき
た。
このリニヤ電磁アクチュエータ駆動方式10は、第6
図、第7図および第8図に示すように滑車11の外周部の
両側面11a、11bにそれぞれ対向しかつ互いに対向するよ
うに配設されたリニヤ電磁アクチュエータ12a,12bが円
周方向に等間隔に複数対設けられ、上記リニヤ電磁アク
チュエータを運転することにより上記滑車11が回転駆動
されるようにしてある。即ち、基礎13に直立の支柱14が
設けられ、この支柱14の上端部14aに直径4000mm程度の
大径の前記滑車11が軸受等を介して回転自在に支持され
ている。この滑車11には、図示しないがリフトやゴンド
ラ等を懸垂支持した30トン程度の張力を有するワイヤロ
ープ15が掛けられる。
前記滑車11は、ウェブ16の先端部に環状平板体17を設
けたもので、その外周側には半円弧状の溝18が切られて
おり、この満18に前記ワイヤロープ15が掛けられる。ま
た、この環状平板体17の両側面には、詳細を第9図、第
10図に示すように裏張鉄版19a,19bを介してアルミニウ
ムや銅等の非磁性良導体による二次側リアクションレー
ト20a,20bが爆接あるいはボルト止め等により強固に固
定されている。この二次側リアクションプレート20a,20
bにそれぞれ対向する部分には役2mmの間隙において前記
リニア電磁アクチュエータ12aおよび12bが配置され、こ
のリニア電磁アクチュエータ12aおよび12bが互いに対向
するように配設され対をなし、この各対のリニア電磁ア
クチュエータ12aおよび12bが複数対設けられている。
この対をなすリニア電磁アクチュエータ12aおよび12b
は、第9図および第10図に示すように通常は吸引力が相
殺され、滑車11は両リニア電磁アクチュエータ12aおよ
び12bの中央位置に位置している。このリニア電磁アク
チュエータ12aおよび12bの界磁鉄心21a,21bには、三相
の界磁コイル22a、22bが巻装され、これ等の界磁コイル
22a、22bが夫々電源23a、23bにに対し別々にあるいは並
列に接続されており、電磁23a、23bから界磁電流が界磁
コイル22a、22bに供給されると、界磁コイル22a、22bに
移動磁界が発生し、二次側リアクションプレート20a,20
bに渦電流を生じて前記滑車11に推進力を与えてこれを
回転し、リフト等を懸垂したワイヤロープ15を移送させ
る。また24は、滑車11の先端部に設けたディスクブレー
キであって、滑車11を制動するときにその先端部のブレ
ーキシュー25が滑車11を挟むようになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような索道用駆動方式は、対向する各
リニア電磁アクチュエータ12a,12bの界磁コイル22a,22b
には、夫々一台の電源、例えばインバータ電源23a,23b
が別々に接続されたり、また並列に接続するようになっ
ている。そのため通常の運転では各リニア電磁アクチュ
エータ12a,12bを円滑に運転するが、例えばリニア電磁
アクチュエータ12bの界磁コイル22bに事故が生じて、イ
ンバータ電源23bからの電力が前記界磁コイル22bに供給
されないことがある。このような場合、他方のリニア電
磁アクチュエータ12aでは通常の電力が供給されている
ので、双方の対向する各リニア電磁アクチュエータ12
a、12bの間の推力Faと吸引力Fbとのバランスが乱れてし
まうことがある。
これ等の関係を第9図、第10図および第11図を参照し
ながら説明する。一般に健全なリニア電磁アクチュエー
タ12のすべりsにおける推力Faおよび吸引力Fbとの関係
は、第11図のような特性を有しており、普通は、すべり
がs1(約2〜5%)の付近で運転される(第11図参
照)。
ここで推力Faは、二次側リアクションプレート20a,20
b即ち滑車11を左右に回転力を与えるものであり、また
吸引力Fbは、リアクションプレート20a,20b即ち滑車11
を引寄せる力を与えるものであり、20kwクラスのリニァ
インダクションモータでは、推力Faは1,200kgの時、吸
引力Fbは5,000kg程度である。
ところで、前記双方のリニア電磁アクチュエータ12a,
12bが健全である場合には、吸引力Fbが相殺され、滑車1
1は両リニア電磁アクチュエータ12a,12bの推力Faによつ
て回転力を与えるようになっている。
この健全な状態で運転していた双方のリニア電磁アク
チュエータ12a,12bのうち、前述のように一方のリニア
電磁アクチュエータ12bに切断等の事故を生じた場合に
は、滑車11に加わる吸引力Fbが一方のみとなり、二次側
リアクションプレート20a,20bに加わる吸引力Fbに差を
生じ、滑車11を通常の状態(点線位置)から、変形状態
にさせる(実線位置)。そのため二次側リアクションプ
レート20aが、リニア電磁アクチュエータ12aに当って損
傷したり、回転支柱の軸受けを傷ずけたりすると言う問
題があった。
本発明は、これらの問題を解決するためにリニア電磁
アクチュエータ12a,12bの一つに故障があっても、滑車
にはアンバランスな吸引力Fbが加わらないようにした駆
動装置を得るにある。
〔発明の構成〕
(発明が解決するための手段) 本発明は、支柱にリフト、ゴンドラ等を懸垂したワイ
ヤロープを掛けた平板状の滑車を回転自在に設け、この
滑車の両側面に環状の二次側リアクションプレートを取
付け、上記各二次側リアクションプレートにそれぞれ対
向しかつお互いに対向するように上記滑車の両側に配設
される界磁コイルを有するリニア電磁アクチュエータを
複数対設け、少なくとも一対のリニア電磁アクチュエー
タの界磁コイルを電源に対して直列接続するようにした
ものである。
(作 用) 対向する両側のリニア電磁アクチュエータの一方の界
磁コイルが故障したような場合に、他方のリニア電磁ア
クチュエータの界磁コイルを開放し滑車にアンパランス
な吸引力Fbが加わらないようにする。
(実施例) 以下図面について、本発明索道用駆動装置の一実施例
において説明する。この索道用駆動装置の滑車11の構成
およびリニア電磁アクチュエータの配置関係は、第6
図、第7図および第8図に示すものと同様である。
この構成において複数対のリニア電磁アクチュエータ
12a,12bは,滑車11の両側にある二次側リアクションプ
レート20a,20bに対してそれぞれ対向して配置され、そ
の1つの対向する界磁コイル22aおよび22bは、第1図に
示すようにして電源例えばインバータ電源23に対して直
列に接続される。即ち、前記各界磁コイル22aおよび22b
は三相巻線であり、界磁コイル22aの各相巻線Ua,Vaおよ
びWaを界磁コイル22bの各相巻線Ub,VbおよびWbに対して
直列に接続される。このような接続は、各対のリニア電
磁アクチュエータ12a,12bについれ行われる。
第2図は、極数5、毎極毎相あたりのスロット数1の
短節巻係数β=1の前記三相巻線の一例である。
このように接続すると、もし、1つのリニア電磁アク
チュエータ12aあるいは12bに事故があり、界磁コイル22
aあるいは22bに電力の供給が断たれた場合には、この故
障の生じたリニア電磁アクチュエータ12aと12bの双方へ
の電力の供給が断たれ、二次側リアクションプレート20
a,20bにアンパランスの吸引力Fbを与えることがない。
そのため、滑車の変形によりこの二次側リアクションプ
レート20a,20bに損傷を与えたり、軸受に事故をおこと
ががない。しかるに事故のない他のリニア電磁アクチュ
エータ12aあるいは12bは健全に動作しているのであるか
ら、駆動力が少なくなるものの、リフト等を安全に運転
させることができる。
第3図、第4図および第5図は、他の変形例を示した
ものであって、第3図は、滑車11の一側に配設されてい
る2つのリニア電磁アクチュエータ30a、31aおよび他側
面に配設されている2つのリニア電磁アクチュエータ30
b,31b、リニア電磁アクチュエータ32a、33aおよび32b,3
3b…を夫々1つの電源35,36に接続したものである。こ
の接続でも故障時の吸引力Fbのアンバランスを防止でき
るが駆動力を大きく落とすおそれがある。
また、第4図および第5図も第3図と同様であり、第
4図は、3対のリニア電磁アクチュエータ40a,41a,42a
および40b,41b,42bと1対のリニア電磁アクチュエータ4
3aおよび43bに電源45,46を接続したものであり、第5図
は、4対のリニア電磁アクチュエータ50a,51a,52a,53a
および50b,51b,52b,53bを一括して電源55に直列に接続
したものであり、これ等の接続によっても本発明の目的
を達成することができる。これ等種々の接続方法がある
が、いずれの接続方法を採用するかはリフト、ゴンドラ
等を考慮のうえきめればよい。
〔発明の効果〕
平板状滑車の両側面に環状の二次側リアクションプレ
ートを取付け、この二次側リアクションプレートに対し
てそれぞれ対向しかつ互いに対向する複数対のリニア電
磁アクチュエータを設け、この複数対のリニア電磁アク
チュエータの各対向する界磁コイルを1つづつあるいは
複数個を直列にして電源に接続するようにしたので、1
つのリニア電磁アクチュエータが事故により電力の供給
がなくなると、それに対向する他のリニア電磁アクチュ
エータの電力の供給も断たれ、各滑車にアンバランスな
吸引力を与えることがない。したがって滑車、二次側リ
アクションプレート、リニア電磁アクチュエータおよび
軸受を損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明索道用駆動装置に使用するリニア電磁
アクチュエータの界磁コイルの接続を示すブロック線
図、第2図は、第1図のリニア電磁アクチュエータの界
磁コイルの具体的結線図、第3図、第4図および第5図
は、第1図の他の実施例を示すブロック線図、第6図、
第7図および第8図は、従来一般に使用されている索道
用駆動装置であって、第6図は、主要部を示す平面図、
第7図は、同第6図の側面図、第8図は、斜視図、第9
図および第10図は、リニア電磁アクチュエータを拡大し
て示す作動説明図、第11図は、リニア電磁アクチュエー
タの作動特性図である。 10……索道用駆動装置、11……滑車、12a,12b……リニ
ア電磁アクチュエータ、13……基礎、14……支柱、15…
…ワイヤロープ、16……ウエブ、17……環状平板、18…
…溝、19……裏張金板、20a,20b……二次側リアクショ
ンプレート、21a,21b……界磁鉄心、22a,22b……界磁コ
イル、23a,23b……電源、24……ディスクブレーキ、25
……ブレーキシュー、30a…,30b…,40a…,40b…,50a…,
50b……界磁コイル、35,36,45,46,55……電源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱にリフト、ゴンドラ等を懸垂したワイ
    ヤロープを掛けた平板状の滑車を回転自在に設け、この
    滑車の両側面に環状の二次側リアクションプレートを取
    付け、上記各二次側リアクションプレートにそれぞれ対
    向しかつ互いに対向するように上記滑車の両側に界磁コ
    イルを有するリニア電磁アクチュエータを複数対設け、
    少なくとも一対のリニア電磁アクチュエータの界磁コイ
    ルを電源に対して直列接続するようにしたことを特徴と
    する索道用駆動装置。
JP63139175A 1988-06-06 1988-06-06 索道用駆動装置 Expired - Lifetime JP2645082B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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