JP2005350149A - エレベータの巻き上げ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 回転電機で回転駆動され外周面にエレベータのかご昇降用ロープ4を巻きつけたシーブ8と、このシーブ8の両側面に固定され少なくとも外周縁部をシーブ8の外周面より外方向に延在させた一対のブレーキディスク15と、この一対のブレーキディスク15の間に位置して配設され前記ブレーキディスク15の内側面に圧接される一対のブレーキシュー22、23を有する制動部16とを備え、制動部16は、ブレーキディスク15の内側面及び前記ロープ4との間に常時は所定隙間を保持し、その所定隙間をロープ4の直径より小さくした。
【選択図】 図4
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係わるエレベータの巻き上げ機が設置された昇降路の構成を示す側面図、図2は同じくその上面図である。
昇降路1内において、かご2は、所定経路を昇降する。かご2の動作範囲よりも上側の昇降路1内に固定された支持梁3に設けられたロープ止め3a、3bにロープ4の両端が固定されている。ロープ4は、ロープ止め3aからかご2の下面に配設されたかご用吊り車5に巻き掛けられ、支持梁3の下側に固定されたかご側滑車6に巻き掛けられ、昇降機1内の下面に配設された巻き上げ機を構成する制動装置7の部品であるシーブ8に巻き掛けられ、支持梁3の上側固定されたつり合い重り側滑車9に巻き掛けられ、つり合い重り10の上側に固定されたつり合い重り側吊り車11に巻き掛けられている。つり合い重り10は、昇降路1内をかご2と並行して昇降し、かご2との重量の釣り合いを図っている。
ハウジング13は対向する一対の支持脚に軸14を回転自在に支持している。シーブ8は、おおよそ円筒形の形状を構成しており、その内径側は軸14に固定されている。また、一対のブレーキディスク15はシーブ8に固定され、制動部16は軸14と平行してハウジング13に配設された軸17に摺動可能に支持されている。なお、軸17は、ハウジング13、緩動座金30、制動部16、ハウジング13の順に各々設けられた穴を通過させ、ボルト29にて固定されている。また、制動部16は、シーブ8のロープ4の巻き始め部分近傍にロープに対向して配設されている。
制動部16は、軸17と軸17の軸方向に摺動可能に支持される鉄心18と、鉄心18の一方のブレーキディスク15に対向する表面に形成された環状の凹部内に巻きつけられ、電流が流れることで軸17の軸方向に磁界を発生させるコイル19と、同じ鉄心18の表面に一端を固定されたバネ20と、バネ20の他端に固定された平板状の鉄心21と、この平板状の鉄心21のブレーキディスク15に対向する面と、鉄心18が他方のブレーキディスク15に対向する面とに固定され一対のブレーキディスク15の内側面に当接して摩擦力を発生させるブレーキシュー22、23とから構成されている。
また、各ブレーキディスク15と制動部16との隙間も各ブレーキシューがブレーキディスクに接していない状態においてロープ4の直径以下となるよう設定されている。したがって、一対のブレーキディスク15と制動部16とによって、従来の技術において必要であったはずれ止め用部材の機能を構成することができる。
図4は非制動時の状態を示すものであり、コイル19に電流を印加している場合を示している。コイル19には電流が印加されていることで、磁束が発生している。その際、磁路は鉄心18、平板状の鉄心21とその間の空隙部から構成されるため、平板状の鉄心21はバネ20の反発力に抗して鉄心18側に吸引され、一対のブレーキディスク15とブレーキシュー22、23には隙間が生じている。
ブレーキシュー22、ブレーキシュー23と一対のブレーキディスク15とが当接してもバネ20は未だ自然長に達していないため、ブレーキシュー22、23は一対のブレーキディスク15に内側面側から圧接されてその摩擦力を作用させる。この摩擦力は、ブレーキシュー22、23とブレーキディスク15との当接時の摩擦係数とバネ力との乗数でおおよそ決まる。その際、緩動座金30は鉄心18が移動することによって自然長から縮小される。
実施の形態2においては、実施の形態1における駆動装置12の一部を構成する回転電機をシーブ8の内周側に配設することで、さらに軸方向寸法を短縮することができるエレベータの巻き上げ機としたものである。
図6は、本発明に係わるエレベータの巻き上げ機の第2の実施の形態における断面図である。図6は実施の形態1の図4に相当する図であり、コイル19に電流を印加している非制動時を示している。
本実施の形態においては、軸14はハウジング13の一対の支持脚に固定されている。また、シーブ8は軸14に回動可能に支持されており、シーブ8を回動可能に支持するために、軸14とシーブ8との間にベアリング24が配設されている。
マグネット25、ステータ26によって構成された回転電機によって駆動装置12の機能は確保されているので、軸14の両端共、駆動装置12と連結されていない。よって、本実施の形態においては、別個に駆動装置12が無くとも巻き上げ機としての機能を果たしている。
なお、図7は制動時における各部の状態を示しているが、制動部16の動作は、実施の形態1と同じである。
Claims (3)
- 回転電機で回転駆動され外周面にエレベータのかご昇降用ロープを巻きつけたシーブと、このシーブの両側面に固定され少なくとも外周縁部をシーブの外周面より外方向に延在させた一対のブレーキディスクと、この一対のブレーキディスクの間に位置して配設され前記ブレーキディスクの内側面に圧接される一対のブレーキシューを有する制動部とを備え、前記制動部は、前記ブレーキディスクの内側面及び前記ロープとの間に常時は所定隙間を保持し、その所定隙間を前記ロープの直径より小さくしたことを特徴とするエレベータの巻き上げ機。
- 前記制動部は、前記ロープの巻き始め部分近傍に対向して配設したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの巻き上げ機。
- 前記回転電機は、前記シーブ外周面の内側に形成され前記シーブの外周面と同軸の円筒形の凹部の外壁部に設けられた可動子と、前記可動子の内側に設けられた固定子とからなることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの巻き上げ機。
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JP2009528815A (ja) * | 2006-04-28 | 2009-08-06 | ジェゼック,ジョルジオ | 少数の回転を有する、特にリフト装置を駆動するための電気モータ |
JP2019508341A (ja) * | 2016-01-26 | 2019-03-28 | アウトストア・テクノロジー・エーエスAutostore Technology As | 遠隔操作搬送器 |
CN111908297A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-11-10 | 安徽理工大学 | 一种提升机盘式制动闸的监控系统 |
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