JP2644988B2 - 磁気録画再生装置 - Google Patents

磁気録画再生装置

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JP2644988B2
JP2644988B2 JP59063740A JP6374084A JP2644988B2 JP 2644988 B2 JP2644988 B2 JP 2644988B2 JP 59063740 A JP59063740 A JP 59063740A JP 6374084 A JP6374084 A JP 6374084A JP 2644988 B2 JP2644988 B2 JP 2644988B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、ディジタル方式の記録再生機能とアナロ
グ方式の再生機能とを備えた磁気録画再生装置に関す
る。
[発明の技術的背景とその問題点] 現在、VTRに代表される磁気録画再生装置はアナログ
方式であるが、画質向上の要求とディジタルIC技術の進
展により今後はディジタル化が進められると予想され
る。すなわち、画像信号をA/D変換器でディジタル信号
に変換した後、所定の信号処理を施して磁気記録媒体上
に記録し、再生時には磁気記録媒体から再生されたディ
ジタル画像信号をD/A変換器でアナログ信号に戻して最
終的な再生出力を得るものである。
ところで、アナログ方式の磁気録画装置はいわゆるビ
デオソフト(録画済みテープ)とともに既にかなりの普
及をみており、将来ディジタル化された磁気録画装置が
出現する場合でも当分はアナログ方式とディジタル方式
とが共存すると思われる。従って、ユーザーの立場から
すればアナログ方式の装置とディジタル方式の装置とが
全く別個に構成されていると、ディジタル方式の装置を
購入しても既にあるアナログ記録のテープを再生したい
場合はアナログ方式の装置を使用せねばならないことに
なり、取扱いや設置スペース等の点で著しく不便である
ばかりでなく、経済的な負担も大きいという問題が生じ
る。
[発明の目的] この発明の目的は、基本的にはディジタル方式の記録
再生を行なうが、少なくとも再生に関してはアナログ方
式で記録された画像信号をも問題なく再生することを可
能とした磁気録画再生装置を提供することである。
[発明の概要] この発明に係る磁気録画再生装置は、画像信号をディ
ジタル信号として磁気記録媒体上に記録し、また磁気記
録媒体上にディジタル信号として記録された画像信号を
再生するための、ディジタルメモリを有するディジタル
記録再生回路と、磁気記録媒体上にアナログ信号として
記録された画像信号を再生するためのアナログ再生回路
と、再生に供される磁気記録媒体に記録された画像信号
がディジタル信号かアナログ信号かを判別する判別手段
と、この判別手段の判別結果に基いて、再生に供される
磁気記録媒体に記録された画像信号をディジタル記録再
生回路により再生するかアナログ再生回路により再生す
るかを切換える切換え手段と、アナログ再生回路により
再生された画像信号をディジタル信号に変換してディジ
タルメモリに書込んで読出した後、アナログ信号に戻し
て最終的な再生信号を出力する処理手段とを具備するこ
とを特徴としている。
[発明の効果] この発明によれば、ディジタル方式の記録再生回路に
加えてアナログ方式の再生回路が内蔵されているため、
従来のアナログ方式の装置で記録された磁気記録媒体に
ついても問題なく再生を行なうことができる。すなわ
ち、ディジタル方式の記録再生とアナログ方式の再生と
を同じ装置で行なうため、両方式において装置内の機械
的および電気的な構成要素の多くの部分を共通に使用す
ることが可能となる。従って、両方式の装置を個別に容
易する場合に比べて設置スペースが少なくて済み、また
総合的な費用も大幅に削減される。
さらに、装置にセットされた磁気記録媒体(カセッ
ト)がディジタル方式で記録されたものか、アナログ方
式で記録されたものかを判別して自動的に再生回路をそ
れに適合したディジタル方式またはアナログ方式の回路
に切換えることから、両方式に対応可能であるにもかか
わらず使用時に必要な操作は最少限でよく、ディジタル
方式,アナログ方式の区別もつかないような人でも操作
に煩わされずに楽しめるという利点がある。しかも、こ
のように両方式のカセットを区別なく使用できるという
ことは、従来アナログ方式で記録したカセットをその記
録内容が不要となった場合に、より画質のよいディジタ
ル方式で再使用できるということであり、ランニングコ
ストの面でも有利となる。また、本発明ではディジタル
記録再生回路に通常設けられるディジタルメモリをアナ
ログ再生回路においても使用し、磁気記録媒体から再生
されたアナログ画像信号をA/D変換器によりディジタル
信号に変換してディジタルメモリに書込んで読出した
後、D/A変換器によりアナログに戻して最終的な再生信
号を得る構成となっているため、アナログ再生時にディ
ジタルメモリを利用して静止画再生、ジッタ補償、ノイ
ズ低減動作、およびドロップアウト補償などを行うこと
ができる。この場合、これら静止画再生、ジッタ補償、
ノイズ低減動作およびドロップアウト補償などを行うた
めのディジタルメモリをアナログ再生回路に独立に設け
た場合に比較して回路規模を大幅に縮小でき、アナログ
再生時の性能向上を達成するとともに、磁気録画再生装
置全体のコストを低減させることが可能となる。
[発明の実施例] この発明の実施例を回転ヘッドによるヘリカルスキャ
ン方式のVTRを例にとって説明する。
ヘリカルスキャン方式のVTRにおいては、磁気テープ
上のトラックパターンはテープがヘッドシリンダに巻付
いている長さと、テープの送り速度および回転ヘッドの
回転速度(ヘッドシリンダの回転速度)によって決定さ
れる。すなわち、あるヘッドシリンダを仮定するとテー
プ上のトラックパターンはほぼ決まってしまう。
アナログ方式では画像信号を記録する場合、1トラッ
クにフィールドまたは1フレームを記録することが静止
画や早送り再生に都合がよく、またトラック間の干渉に
よる妨害も少なくなることから、ヘッドシリンダの回転
速度1800rpm,ヘッドシリンダ上でのテープの巻付け角18
0゜の組合せが多く採用されてきた。勿論、巻付け角を
もっと大きくして、その分ヘッドシリンダの回転速度を
高くすればテープ上のトラックパターンを同じに保って
記録再生を行なうことは可能であるが、いずれにしても
互換性を保持する上ではテープ上のトラックパターンは
常に同じでなければならない。
これに対し、ディジタル方式ではディジタル化された
画像信号を一旦半導体メモリからなるフレームメモリに
書込んだ後、読出すことが可能なので、時間軸のゆら
ぎ、すなわちジッタを吸収することが可能であるばかり
でなく、1トラック当り1フィールドまたは1フレーム
という条件はかならすしも必要でない。また、ディジタ
ル信号はアナログ信号のようにライン間等の相関がほと
んどないため、隣接トラック間の信号の干渉は原理的に
なく、ジッタも無関係である。
これらのことから、テープ上のトラックパターンにつ
いてはアナログ方式を優先して、ヘッドシリンダの回転
速度等を設定し、ディジタル方式での記録再生はフレー
ムメモリを含む回路系で吸収することも可能である。こ
れによりディジタル方式の記録再生とアナログ方式の再
生の両方が可能なVTRを実現することができる。このよ
うなVTRを具体的に実現する場合、後述するように回転
ヘッドをディジタル記録再生用とアナログ再生用とに個
別に設ける方法と、共用する方法とが考えられる。
第1図はこの発明の一実施例に係る磁気録画再生装置
の概略的な構成を示すブロック図であり、ディジタル記
録再生用とアナログ再生用とに個別に設けた例である。
図において1は磁気記録媒体としての磁気テープであ
り、通常カセット化されている。この磁気テープ1に対
向して、回転ヘッド2a〜2dおよび3a,3bが設けられてい
る。ここで、回転ヘッドのうち2a〜2dがディジタル記録
再生用、3a,3bがアナログ再生用である。このようにデ
ィジタル記録再生とアナログ再生とにそれぞれ個別の回
転ヘッドを用いると、それぞれのヘッドを最適化でき、
また配置の自由度も高くなる。
第2図は回転ヘッドの実装構造を示すもので、磁気テ
ープ1はガイドローラ4a,4bにより案内されてヘッドシ
リンダ5の周面に巻回されている。ヘッドシリンダ5は
例えば上記シリンダと下部シリンダとに分割され、これ
らのシリンダの一方が矢印Aのように回転駆動される。
そして、この回転する方のシリンダの周部に各回転ヘッ
ドが取付けられている。この場合、ヘッドシリンダ5へ
の磁気テープ1の巻付け角を180゜とすると、ディジタ
ル記録再生用の回転ヘッド2a〜2dはそれぞれ90゜間隔で
配置され、アナログ再生用の回転ヘッド3a,3bは従来の
アナログ方式のVTRと同様に互いに180゜の位置に配置さ
れている。
アナログ記録ではS/Nを高くとるために、トラック幅
を比較的広くする必要がある。これに対し、ディジタル
記録では飽和記録方式が採用されるのでトラック幅は比
較的狭くてよいが、より広い周波数帯域を必要とするの
で、回転ヘッド2a〜2dと磁気テープ1との相対速度、換
言すれば回転ヘッド2a〜2dの回転速度(ヘッドシリンダ
5の回転速度で決まる)をアナログ記録再生時よりも高
くし、それに伴い磁気テープ1の送り速度をアナログ記
録再生時より高くする必要がある。そこで、この実施例
ではディジタル記録再生用の回転ヘッド2a〜2dの個数を
アナログ再生用の回転ヘッド3a,3bの個数よりも多くす
るとともに、第2図に示すように回転ヘッド2a〜2bの磁
気ギャップ長(トラック幅に対応する)d1を回転ヘッド
3a,3bの磁気ギャップ長d2より小さくしている。
また、記録はディジタル,アナログいずれの場合も傾
斜アジマス方式によってガードバンドレスで行なわれる
が、上記のように磁気ギャップ長d1が小さい回転ヘッド
2a〜2dを用いるディジタル記録再生の場合は、隣接トラ
ック間のクロストークの影響が大きくなりやすいのでア
ジマス角を大きくし、また磁気ギャップ長d2が大きい回
転ヘッド3a,3bを用いるアナログ再生の場合はアジマス
角を小さくするといった工夫は有効である。第3図はこ
の様子を説明するための磁気テープ1上のトラックパタ
ーンを示すもので、(a)はディジタル記録されたテー
プ上のパターン、(b)はアナログ記録されたテープ上
のパターンであり、(a)の場合の方が(b)の場合よ
りもアジマス角θが大きくなっている。
なお、このようにディジタル記録再生時とアナログ再
生時とで異なる回転ヘッドを用いる場合、第2図に示す
ように各回転ヘッドを例えば電磁プランジャ6等により
磁気テープ1に対して接離可能に設け、ディジタル記録
再生時にはアナログ再生用の回転ヘッド3a,3bを磁気テ
ープ1に対して非接触状態とし、アナログ再生時にはデ
ィジタル記録再生用の回転ヘッド2a〜2dを磁気テープ1
に対して非接触状態とすることによって、回転ヘッドの
長寿命化を図ることができる。回転ヘッドを磁気テープ
に対して接離可能にする手段としては、その他バイモル
フ素子を用いる方法や、回転ヘッド自体を可動とせず、
回転ヘッドの近傍に配置したガイドを可動させる方法等
が考えられる。
次に、回転ヘッド2a〜2dを含んで構成されるディジタ
ル記録再生回路7について説明する。ディジタル記録再
生回路7において記録時には入力端子8に与えられるア
ナログ画像信号が実線側に切換えられているスイッチ30
を介してA/D変換器9に入力され、このA/D変換器9によ
りディジタル信号に変換された後、帯域圧縮回路10で帯
域圧縮され、また誤り訂正コード付加回路11で誤り訂正
のためのコードが付加され、さらに変調回路12で磁気記
録に適した変調が施されて、記録/再生およびヘッド切
換え回路13を経て回転ヘッド2a〜2dにより磁気テープ1
上に記録される。切換え回路13は回転ヘッド2a〜2dを記
録モードと再生モードとに切換えるとともに、ヘッド2a
〜2dを順次記録する画像信号に同期して選択的に切換え
るものである。
再生時には磁気テープ1から回転ヘッド2a〜2dによっ
て順次再生される信号が切換え回路13およびスイッチ14
を介して取出された後、復調回路15で復調される。復調
回路15の出力は誤り訂正回路16で記録再生によって生じ
た符号誤りが訂正され、帯域伸長回路17で帯域を元に戻
され、さらにD/A変換器18でアナログ信号に戻された
後、スイッチ20を経て出力端子21に取出される。フレー
ムメモリ19は帯域圧縮回路10,誤り訂正コード付加回路1
1,誤り訂正回路16および帯域伸長回路17での処理に用い
られる。なお、ここで説明したディジタル記録再生回路
7の構成はあくまで一例であり、種々の変形が可能であ
ることは勿論である。
一方、回転ヘッド3a,3bを含んで構成されるアナログ
再生回路22においては、磁気テープ1から回転ヘッド3
a,3bにより交互に再生される信号がヘッド切換え回路23
およびスイッチ24を介して取出され、従来のアナログ方
式の装置と同様にFM復調回路25で復調された後、信号処
理回路26で種々の処理を施されて元のアナログ画像信号
となる。この信号処理回路26から出力されるアナログ画
像信号は、点線側に切換えられているスイッチ30を介し
てA/D変換器9に入力されて一旦ディジタル信号に変換
され、さらに帯域圧縮回路10を介してフレームメモリ19
に書込まれる。そして、フレームメモリ19に書込まれた
信号が適宜読出され、帯域伸長回路17を経てD/A変換器1
8に入力され、ここでアナログ信号に戻された後、出力
端子21に取出される。
スイッチ14,24および30はディジタル再生とアナログ
再生とを切換えるためのものであり、判別回路27によっ
て制御される。すなわち、ディジタル再生時にはスイッ
チ14がオン状態になるとともに、スイッチ30が実線側に
切換えられ、アナログ再生時にはスイッチ24がオン状態
になるとともに、スイッチ30が点線側に切換えられる。
判別回路27は磁気テープ1に記録されている画像信号が
ディジタル信号かアナログ信号かを判別する回路であ
る。この判別回路27の具体例としては、例えば記録され
た画像信号がディジタル信号かアナログ信号かに応じて
テープカセットのケースに爪の有無のような機械的な識
別手段あるいは光反射体からなるマークのような光学的
な識別手段等を設けておく場合には、これらの識別手段
をセンサ28により検出し、このセンサ28の出力によって
判別を行なえばよい。判別回路27で磁気テープ1に記録
されている画像信号がディジタル信号であると判別され
ると、スイッチ14,20,24は実線側に切換えられ、アナロ
グ信号であると判別されると点線側に切換えられること
になる。
判別回路27の他の構成法として、ディジタル記録とア
ナログ記録の信号の相違を利用して再生信号から判別を
行なうのも有効である。すなわち、アナログ信号として
記録された画像信号は第4図にその周波数スペクトルを
示すように、特定のカラーサブキャリア周波数を持つ低
域変換色信号41と、FM輝度信号42とからなっているが、
ディジタル記録ではこれらがまとめてディジタル信号に
変換されて記録されているので、カラーサブキャリア周
波数成分の有無、または輝度信号のFMキャリア成分の有
無を調べることによって、アナログ記録かディジタル記
録かを判別するこができる。また、ディジタル記録では
逆にアナログ記録ではあり得ない特定パターンの信号が
含まれているので、そのパターンを検出することによっ
て判別を行なうようにしてもよい。勿論、この判別のた
めの信号やパターンを予め記録しておくこともできる。
このように電気的にディジタル記録かアナログ記録かの
判別を行なう場合には、第1図中に示すようにスイッチ
14,24の入る前の再生信号の一部が判別回路27に導かれ
ることになる。
なお、上記のようにセットされたテープカセット内の
磁気テープがディジタル記録されたものかアナログ記録
されたものかを判別した場合、単に前記のごとくディジ
タル記録再生回路7とアナログ再生回路22のいずれを動
作状態にするかを切換えるだけでなく、同時にその判別
結果を表示部29に送って表示することも実用上有効であ
る。この表示例を第5図に示す。すなわち、ディジタ
ル,アナログという文字がそれぞれ書かれた表示51,52
のいずれかが判別回路27の判別結果に従って点灯するよ
うになっている。
次に、この発明の他の実施例を説明する。第6図は回
転ヘッドをディジタル記録再生用とアナログ再生用とで
一部共用した例を示すものである。すなわち、第6図に
おいてはヘッドシリンダ5の周部に6個の回転ヘッド61
〜66が設けられている。ディジタル記録再生にはこれら
の回転ヘッド61〜66全部が用いられ、またアナログ再生
には互いに180゜の位置にある2個、例えば62と65が用
いられる。この場合、ディジタル方式およびアナログ方
式のいずれにおいても傾斜アジマス記録を行なうものと
すると、それぞれの場合における磁気テープ1上のトラ
ックパターンは第7図(a)(b)のようになる。第7
図において71〜77はそれぞれ第6図における回転ヘッド
61〜66に対応するパターンであり、ディジタル方式,ア
ナログ方式のいずれにおいても傾斜アジマス記録が実現
されていることが分る。このように両方式で傾斜アジマ
ス記録に対応できるようにするには、回転ヘッドの総数
を4n−2(n=1,2,3…)として、ヘッドシリンダ5上
で隣り合うヘッドのアジマスが異なるようにすればよい
ことは明らかである。
また、この実施例の場合は各回転ヘッド61〜66の磁気
ギャップ長は等しく設定されるので、アナログ方式の場
合と同じトラック幅でディジタル記録再生を行なうため
には、ディジタル記録再生時に磁気テープ1をアナログ
再生時の3倍、つまり(ディジタル記録再生時に使用す
るヘッド数/アナログ再生時に使用するヘッド数)倍の
速度で送る必要がある。このような点を考慮することに
より、上記のようにディジタル記録再生時とアナログ再
生時とで回転ヘッドを共用することが可能となる。
そして、この発明ではアナログ再生時においてもA/D
変換器9,フレームメモリ19,D/A変換器18を介して再生信
号を取出すようにしているため、例えば静止画再生を行
なう場合に有効である。すなわち、静止画再生の場合は
フレームメモリ19にアナログ再生時に得られた画像信号
データを書込んだ後、それを複数回繰返して読出せばよ
い。このようにフレームメモリ19を利用して静止画再生
を行なうと、磁気テープ1上の静止画を得たい領域の1
フィールドまたは1フレームから再生するのは1回でよ
く、従来のアナログ再生のように静止画再生中同じ領域
を繰返し再生する必要がないので、磁気テープ1の摩耗
を避けることができるという大きな利点がある。
また、アナログ再生時に得られた画像信号に含まれて
いる磁気テープ1の走行速度ムラ等に起因するジッタを
フレームメモリ19で読出す際に吸収することができる。
この場合、フレームメモリ19への書込みクロックの周期
を再生信号のジッタに追従させ、読出し時には一定周期
のクロックを用いればよい。
さらに、フレームメモリ19を用いて画像の相関を利用
して不規則雑音を平均化することによって、ノイズ低減
動作を行なうことも可能であり、アナログ再生における
S/Nの向上を図ることができる。
また、フレームメモリ19を用いてドロップアウト補償
をディジタル信号処理により行なうことも可能である。
但し、ドロップアウト補償はライン間の相関を利用して
1H(1水平走査期間)前の信号でドロップアウトの生じ
たラインの信号を置換することによっても達成できるの
で、フレームメモリ19を用いずに1Hメモリをドロップア
ウト補償用として新たに設けてもよい。
以上のように、この発明によれば単にディジタル記録
再生とアナログ再生の両方が可能であるばかりでなく、
アナログ再生時にディジタル記録再生回路の構成要素の
一部を利用してアナログ再生における画質向上等、性能
向上をも図ることができるという利点がある。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば以上の説明ではアナログ方式については再生機能の
みを述べたが、アナログ記録も可能となるように構成し
ても構わないことは勿論である。その他、この発明は要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る磁気録画再生装置の
構成を示すブロック図、第2図は同実施例における回転
ヘッド機構の構成を概略的に示す平面図、第3図(a)
(b)は同実施例におけるディジタル記録およびアナロ
グ記録による磁気テープ上のトラックパターンをそれぞ
れ示す図、第4図はアナログ記録における画像信号の周
波数スペクトラムを示す図、第5図は装置にセットされ
たテープカセット内の磁気テープがディジタル記録かア
ナログ記録かの判別結果を表示する一態様を示す図、第
6図はこの発明おける回転ヘッド機構の他の構成例を示
す平面図、第7図(a)(b)は第6図の回転ヘッド機
構を用いた場合におけるディジタル記録およびアナログ
記録による磁気テープ上のトラックパターンを示す図で
ある。 1……磁気テープ、2a〜2d……ディジタル記録再生用回
転ヘッド、3a,3b……アナログ再生用回転ヘッド、5…
…ヘッドシリンダ、6……回転ヘッド可動用電磁プラン
ジャ、7……ディジタル記録再生回路、8……アナログ
画像信号入力端子、9……A/D変換器、13……記録/再
生およびヘッド切換え回路、14……ディジタル再生選択
スイッチ、18……D/A変換器、19……フレームメモリ、2
1……再生アナログ画像信号出力端子、22……アナログ
再生回路、23……ヘッド切換え回路、24……アナログ再
生選択スイッチ、27……判別回路、28……センサ、29…
…表示部、30……信号選択スイッチ、41……色信号、42
……輝度信号、51,52……判別結果表示、61〜66……回
転ヘッド、71〜77……トラックパターン。

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号をディジタル信号として磁気記録
    媒体上に記録し、また磁気記録媒体上にディジタル信号
    として記録された画像信号を再生するための、ディジタ
    ルメモリを有するディジタル記録再生回路と、 磁気記録媒体上にアナログ信号として記録された画像信
    号を再生するためのアナログ再生回路と、 再生に供される磁気記録媒体に記録された画像信号がデ
    ィジタル信号かアナログ信号かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に基いて、前記再生に供される
    磁気記録媒体に記録された画像信号を前記ディジタル記
    録再生回路により再生するか前記アナログ再生回路によ
    り再生するかを切換える切換え手段と、 前記アナログ再生回路により再生された画像信号をディ
    ジタル信号に変換して前記ディジタルメモリに書込んで
    読出した後、アナログ信号に戻して最終的な再生信号を
    出力する処理手段とを具備することを特徴とする磁気録
    画再生装置。
  2. 【請求項2】前記ディジタルメモリはフレームメモリで
    あり、前記処理手段は、静止画再生モードにおいて該フ
    レームメモリに書込まれた信号を繰返し読出して静止画
    再生用画像信号を得るものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の磁気録画再生装置。
  3. 【請求項3】前記処理手段は、前記ディジタルメモリを
    利用してジッタ補償を行うものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の磁気録画再
    生装置。
  4. 【請求項4】前記処理手段は、前記ディジタルメモリを
    利用してノイズ低減動作を行うものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に
    記載の磁気録画再生装置。
  5. 【請求項5】前記処理手段は、前記ディジタルメモリを
    利用してドロップアウト補償を行うものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1
    項に記載の磁気録画再生装置。
  6. 【請求項6】前記ディジタルメモリは1Hメモリであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の磁気録画
    再生装置。
  7. 【請求項7】前記ディジタル記録再生回路およびアナロ
    グ再生回路は、それぞれ回転ヘッドにより記録・再生お
    よび再生を行うものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の磁気録画再生装置。
  8. 【請求項8】前記回転ヘッドは、前記ディジタル記録再
    生回路とアナログ再生回路とに個別に設けられているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の磁気録画
    再生装置。
  9. 【請求項9】前記回転ヘッドは、前記ディジタル記録再
    生回路とアナログ再生回路とで少なくとも一部が共用さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載
    の磁気録画再生装置。
  10. 【請求項10】前記回転ヘッドの総数が4n−2(n=1,
    2,3,…)であることを特徴とする特許請求の範囲第9項
    に記載の磁気録画再生装置。
  11. 【請求項11】前記ディジタル記録再生回路で用いられ
    る回転ヘッドの個数が前記アナログ再生回路で用いられ
    る回転ヘッドの個数よりも多いことを特徴とする特許請
    求の範囲第7項乃至第10項のいずれか1項に記載の磁気
    録画再生装置。
  12. 【請求項12】前記ディジタル記録再生回路の動作時に
    おける回転ヘッドの回転速度および磁気記録媒体の送り
    速度をアナログ再生回路の動作時における回転ヘッドの
    回転速度および磁気記録媒体の送り速度より速くしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項乃至第11項のいず
    れか1項に記載の磁気録画再生装置。
  13. 【請求項13】前記ディジタル記録再生回路で用いられ
    る回転ヘッドの磁気ギャップ長を前記アナログ再生回路
    で用いられる回転ヘッドの磁気ギャップ長より小さくし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第8項乃至第12項の
    いずれか1項に記載の磁気録画再生装置。
  14. 【請求項14】前記ディジタル記録再生回路で用いられ
    る回転ヘッドのアジマスと前記アナログ再生回路で用い
    られる回転ヘッドのアジマスを異ならせたことを特徴と
    する特許請求の範囲第8項乃至第12項のいずれか1項に
    記載の磁気録画再生装置。
  15. 【請求項15】前記ディジタル記録再生回路で用いられ
    る回転ヘッドの磁気ギャップ長を前記アナログ再生回路
    で用いられる回転ヘッドの磁気ギャップ長より小さくす
    るとともに、前記ディジタル記録再生回路で用いられる
    回転ヘッドのアジマスと前記アナログ再生回路で用いら
    れる回転ヘッドのアジマスを異ならせたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項乃至第12項のいずれか1項に記
    載の磁気録画再生装置。
  16. 【請求項16】前記回転ヘッドは前記磁気記録媒体に対
    して接離可能に設けられ、前記ディジタル記録再生回路
    およびアナログ再生回路の各動作時に使用されない回転
    ヘッドは磁気記録媒体に対して非接触状態にされること
    を特徴とする特許請求の範囲第8項乃至第15項のいずれ
    か1項に記載の磁気録画再生装置。
  17. 【請求項17】前記判別手段は、記録された画像信号が
    ディジタル信号かアナログ信号かに応じて予め磁気記録
    媒体のカセットに形成された識別手段の状態を検出して
    判別を行うものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の磁気録画再生装置。
  18. 【請求項18】前記判別手段は、アナログ信号として記
    録された画像信号に含まれるカラーサブキャリアの有無
    を再生信号から検出して判別を行うものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気録画再生装
    置。
  19. 【請求項19】前記判別手段は、アナログ信号として記
    録された画像信号に含まれる輝度信号のFMキャリアの有
    無を再生信号から検出して判別を行うものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気録画再生
    装置。
  20. 【請求項20】前記判別手段は、再生信号中のディジタ
    ル信号の有無を検出して判別を行うものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の磁気録画再生装
    置。
  21. 【請求項21】前記判別手段の判別結果を表示する手段
    が付加されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第20項のいずれか1項に記載の磁気録画再生装
    置。
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