JP2644830B2 - 画像データ圧縮方法及び装置 - Google Patents

画像データ圧縮方法及び装置

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JP2644830B2 JP63159103A JP15910388A JP2644830B2 JP 2644830 B2 JP2644830 B2 JP 2644830B2 JP 63159103 A JP63159103 A JP 63159103A JP 15910388 A JP15910388 A JP 15910388A JP 2644830 B2 JP2644830 B2 JP 2644830B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2値画像信号のデータ圧縮に係り、特に、画
像パターンの図形的位相(トボロジー)および面積を保
存しつつ画像寸法を縮小するに好適な。画像処理方法及
び装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ファクシミリの画像寸法の変換を目的として、
図形のトボロジーを可能な限り保存した画像処理法が開
発されている。
例えば、電子情報通信学会論文誌D.Vol.J70−D.No.4,
第742頁から第749頁,若林他、「細線消失を防止した縮
小変換法」に、この種の方式が論じられている。しか
し、同論文に述べられているように、処理の目的は、縮
小変換によって、いかに文字の品質を損わないようにす
るかであって、パターン、あるいは線の接続関係を完全
に保存しようとするものではない。すなわち、文字の見
栄えが良ければ、線の切断、あるいは連結を許してい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
電子回路の印刷配線パターンの検査を目的として、パ
ターンの接続関係によって、自動外観検査する方式が、
特願昭58−65659,特開昭61−15343に開示されている。
これらの方式では、パターンの接続関係にのみ着目して
いるため、検出された2値画像をパターンの接続関係を
保ったまま縮小できれば、画像のデータ量を低減でき、
欠陥認識処理装置の規模あるいは処理速度を小さくする
ことができる。これによって、検査の高速性と装置のコ
ンパクトさを兼ね備えた自動外観検査システムを容易に
構成できるようになる。
上記した画像寸法の変換法の従来技術は、検出された
パターンの接続関係を完全には保存しないため、上記し
た外観検査に適用すると、欠陥の見逃しや良品の欠陥と
の誤認を発生し、外観検査の信頼性を著しく損うことに
なる。
また、画像上で一つながりのパターンの面積を求め、
この面積を予め定められた値と比較してその大小を評価
することによって、パターン全体が太っている場合や、
細くなっている場合を欠陥として検出できるが、上記し
た従来技術では、面積の保存について考慮していない。
本発明の目的は、接続関係に着目した印刷配線パター
ンの欠陥判定方式の画像前処理として、配線パターンの
接続関係を変化させることなく、また、パターンの面積
情報を損うことなく、画像の寸法を縮小する画像処理装
置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、接続関係を保存すべきパターンの背景
(以降、単に背景)を連結関係を保ったまま細め、次
に、接続関係を保存すべきパターン(以降、単にパター
ン)を連係関係を保ったまま細め、最後にn×n画素の
領域において、1画素でもパターンに属する場合、パタ
ーン、そうでない場合背景として、1画素に変換する処
理を実行することによって達成される。
〔作用〕
まず、本発明の原理について説明する。
以降、パターンに属する画素の値を1,背景に属する画
素の値を0として、上記手段の作用について論じる。も
ちろん、パターンを0,背景を1としても、作用を論理的
に等価な形で説明できる。また、パターンの連結性を4
連結,背景の連結性を8連結で定義する。ここで、4連
結,8連結とは、第2図(a)に示すように、上下左右の
画素のみを考慮し、それらに中心画素と同じ値を持つ画
素がある場合、その画素と中心画素が連結していると見
なすことを4連結、第2図(b)に示すように、周囲8
画素すべてを考慮し、それらに中心画素と同じ値を持つ
画素がある場合、その画素と中心画素が連結していると
見なすことを8連結という。なお、パターンを8連結,
背景を4連結で定義する場合については、パターンと背
景を入れ換えて考えれば、全く等価な形で以下の議論が
適用できる。
さて、本発明による2値画像の寸法の縮小方式として
は、n×n画素の値の論理和をとり、その値を画素の値
として1画素に変換することを基本とする(第3図にn
=2の場合を例示)。以下、この処理を縮小率nの画像
寸法縮小処理と呼ぶ。この処理によって、寸法で1/n,面
積で1/n2画像寸法の縮小ができる。
このような方法を単独に用いて、画像寸法の縮小を行
った場合、次に示すような場合パターンの連結関連に変
化を生じさせるという問題点があるが、本発明において
は、上記の画像寸法縮小処理を行う前に、パターン形状
の変形処理を行うことによって、これを防ぐ。
〔縮小率nの画像寸法縮小処理によって連結関係が変化する理合〕
2つの独立したパターンの距離dが(2n−1)画素以
下に近接した場合、2パターンがその部分で連結する可
能性がある。
ここで、パターンの距離dとは、独立した2つのパタ
ーンをP1・P2とし、それらの属する画素をq∈P1,r∈P2
とし、q,rのx座標をxq,xr,y座標をyq,yrとしたとき、
次式を満足するdである。
すなわち、画素q,r間のx方向、y方向の距離のうち
何れか大きい方をq−r間の距離とし、q−r間の距離
を、パターンP1、P2のうち画素q,rについて、全ての組
み合わせについて調べた結果のうち、最小のものを、パ
ターンP1とP2の距離dと定義するものである。
上記の連結関係の変化を発生させないためには、d≦
2n−1の条件を満たす画素を、満たさなくなるまで、パ
ターンの大局的な連結関係を保ったまま、移動又は削除
すれば良い。
一般に、このようなパターン形状の変形処理は式
(1)の定義そのももが、P1とP2が独立したパターンで
あることを前提としているため、一旦画像全体をラベル
付け処理し、パターンの連結関係を認識した後でなけれ
ば難しい。すなわち、一旦画像全体の個々のパターンの
連結関係を公知のラベル付け処理によった調べた上で、
距離dの算出を行い、その後、変形処理を行う必要があ
る。
本発明では、m×m画素の近傍演算に処理を限定し、
この範囲で可能なパターン形状の変形処理を行う。これ
によって、厳密には分離したパターンが連結する場合が
発生するが、画像寸法の縮小率を制限することによって
前述した印刷配線パターンの検査方式の欠陥判定結果に
は影響を及ぼさないことが多い。逆に,m×m画素の処理
に限定することによって、実用的な規模で本発明方法が
装置化できるという効果をもたらす。
以下、d>2n−1の条件を満たすようにするため行
う、パターン形状の変形処理について述べる。
第4図(a)に示すよう(d=2の場合)に、半無限
に広い2つのパターンの距離dが(2n−1)以下,2以上
である場合、相方のパターンから(n−1)画素の幅だ
け画素を削除すれば、d>2n−1の条件が常に満足し、
縮小率nの画素寸法縮小処理によってパターンの接続関
係は変化しない(第4図(b)n=2の場合)。
一方、第5図(a)に示すように、幅1の2つのパタ
ーンが、距離d=2で平行して存在している場合、上記
の処理では、パターンが消失し、接続関係を保存できな
い。この場合、以下の処理によって、d>2n−1となる
ようパターンを移動させる。
(段階1)背景を、その連結性を保ったまま、少なくと
も(2n−2)画素細める。(第5図(b)n=2の場
合) (段階2)パターンを、その連結性を保ったまま、少な
くとも(n−1)画素細める。(第5図(c)n=2の
場合) ここに、連結性を保ったまま背景又はパターンを細め
る方法(以降、単に細め処理と呼ぶ)としては、3×3
画素の局所処理を繰返す方法が、電子通信学会技術委員
会報告、PRL 75−66、田村「細線化法についての諸考
察」などに示されている。本発明では、実施例におい
て、ヒゲ状の端点の発生を抑えた細め処理の方法を示
す。
上記の(段階1)によって、第4図(a)の場合、パ
ターンの距離d=2となり、(段階2)によって、相方
のパターンから(n−1)画素削除されることになるの
で、これら(段階1),(段階2)が第4図のような場
合にも適用できることがわかる。
以上、要約すると、本発明による縮小率nの画像寸法
縮小処理の基本は、以下に示すものである。
(段階1) 背景を、その連結性を保ったまま少なくと
も(2n−2)画素細める。
(段階2) パターンを、その連結性を保ったまま少な
くとも(n−1)画素細める。
(段階3) n×n画素ごとに、それらの値の論理和を
とり、その値を画素の値として、1画素に変換する。
縮小率n1×n2……の上記処理を繰返すことによって、
縮小率n1×n2×…の画像寸法縮小処理を実現することも
できる。
また、2値画像の各画素、すなわちパターンと背景と
を識別するための1ビットの情報に付随してNビットか
らなる面積データを設け、以下に示す処理を行うことに
よって、画像寸法縮小後も、もとの画像の画素を単位と
した連結したパターンの面積を保存することができる。
この場合の各画素のデータ構造を第24図に示す。
まず、面積データの初期値として、2値画像の各画素
の値を与える。以下、次の処理を前述した方法と同様に
行う。
(段階1) 2値画像部分に対して背景を、その連結性
を保ったまま少なくとも(2n−2)画素細める。
(段階2′) 2値画像部分に対して、パターンをその
連結性を保ったまま少なくとも(n−1)画素細める。
その際、面積データが0でないパターン画素について
は、隣接するパターン画素の面積データに前記0でない
面積データ値を加算し、前記0でない面積データ値は0
とする。
(段階3′) n×n画素単位に、2値画像の画素値の
論理和をとるとともに、n×n画素の面積データ値を加
算し、それらの値を画素の値として1画素に変換する。
この場合も、縮小率n1×n2…の上記処理を繰返すこと
によって、連結したパターンの面積データの総和が一
定、すなわち面積の情報を保存しつつ、パターンの連結
性を保ったまま、縮小率n1×n2×…の画像寸法縮小処理
を実現することができる。
第25図に第5図のパターンを上記(段階1)(段階
2′)(段階3′)をn=2で行った場合の面積データ
の値を示す。
前述したように、本発明では、m×m画素の近傍演算
に処理を限定しているので、パターンの接続関係が完全
に保存されない場合が発生し得る。すなわち、(段階
1)(段階2)を行った後も、d≦2n−1を満たす独立
の2パターンが存在する場合がある。たとえば、第6図
に示すように、幅1の3つのパターンがd=2で平行し
て存在する場合などである。入力画像の性質,連結性保
存の対象となるパターンの性質(たとえば大きさ,幅)
などに応じて、縮小率nの決定、あるいは連結性保存の
対象外のパターンの事前除去を行うことにより、このよ
うな状況に対処する必要がある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。本
実施例では縮小率n=2である。
10a,bは背景をそれぞれ1画素細め処理する回路であ
り、入力2値画像信号100を全体として2画素細める。1
1はパターンを1画素細め処理する回路である。9は、
2×2画素の領域の論理和をとる回路であり、その出力
101は縮小率2の縮小画像信号となる。
1〜8の回路は、具体的には、第7図に示すものであ
り、それぞれの機能に応じて図中106,組み合せ論理回路
を選ぶ。詳しくは、後述する。
104a,104bは、入力信号102の主走査方向の画素数の長
さを持つ直列入力−直列出力型のシフトレジスタであ
り、1ライン分の遅延素子として働く。汎用メモリと読
み書き制御回路の組合せ、又は周知技術である画像用ラ
インメモリを用いて容易に実現できる。一方、105は1
ビットのラッチであり、これらを直列に接続し、画像信
号のクロックに同期させて動作させることによって、第
7図106の端子a〜iには、第8図に示すように、3×
3画素の信号が与えられることになる。この回路全体を
画素信号のクロックに同期させて動作させることによっ
て、組み合せ論理回路106からは3×3画素の近傍演算
処理結果103が、1画素ずつ出力される。
以下、第1図の1〜8に対応した組み合せ論理回路10
6の論理を示す。説明を簡単にするため、第8図の3×
3の領域a〜iに対応させて、3×3の正方形(以下、
マスクと呼ぶ)を描き、1の画素をそのまま、0の画素
を反転、Xの画素を無視して論理積をとり、その結果が
1であった場合、図に付記した値、結果が0であった場
合、eの値(0又は1)をそのまま出力するものとす
る。尚、マスクが複数記されている場合は、いずれかの
結果が1であった場合、図に付記した値、すべての結果
が0であった場合、eの値がそのまま出力されるものと
する。第10図〜第17図に、順に第1図,1〜8の回路に対
応するマスクを示す。それぞれの図において、入力され
た画像の画素と位置とが対応するマスクの各画素データ
との間で、以下のような論理演算を実行し、出力を決定
する。すなわち、マスクの画素データが1の部分に対応
する入力画像の画素はそのままの値を、また、0の部分
は反転した値を、Xの部分は無視して論理積をとり、そ
の値が1であった場合、図に付した出力値を、結果が0
であった場合、マスクのeの部分に対応する入力画像の
画その値をそのまま出力する。尚、第1図10a,10b,11内
において、1〜4,5〜8のマスクの適用順は任意に定め
ても同一の効果が得られる。
また、第1図に示す2×2画素を1画素に変換する回
路は、第9図に示すように、第7図に示した類似の回路
で実現できる。すなわち、2×2画素の領域を切り出
し、オアゲート109で論理和をとる。その出力は、1ラ
イン毎に、入力画像信号のクロックの1/2の周波数で動
作するラッチ105nによってラッチされ、出力信号108と
なる。
第23図に第1図に示す画像処理装置によって処理する
一例を示した。同図において、波線で囲まれた正方形の
領域が画素であり、内部が空白である場合、値が0、す
なわち背景に属する画素、内部にXが付されている場
合、値が1、すなわちパターンに属する画素を示してい
る。第23図(a)は入力2値画像例100を示す。第23図
(b)は背景細め処理回路10aの論理回路(マスク)1a
から出力される2値パターン、第23図(c)は背景細め
処理回路10aの論理回路(マスク)2aから出力される2
値パターン、第23図(d)は背景細め処理回路10aの論
理回路(マスク)3aから出力される2値パターン、第23
図(e)は背景細め処理回路10aの論理回路(マスク)4
aから出力される2値パターンを示す。第23図(f)は
背景細め処理回路10bの論理回路(マスク)1bから出力
される2値パターン、第23図(g)は背景細め処理回路
10bの論理回路(マスク)2bから出力される2値パター
ン、第23図(h)は背景細め処理回路10bの論理回路
(マスク)3bから出力される2値パターン、第23図
(i)は背景細め処理回路10bの論理回路(マスク)4b
から出力される2値パターンを示す。第23図(j)はパ
ターン細め処理回路11の論理回路(マスク)5から出力
される2値パターン、第23図(k)はパターン細め処理
回路11の論理回路11の論理回路(マスク)6から出力さ
れる2値パターン、第23図(l)はパターン細め処理回
路11の論理回路(マスク)7が出力される2値パター
ン、第23図(m)はパターン細め処理回路11の論理回路
(マスク)8から出力される2値パターンを示す。第23
図(n)は画像寸法縮小処理回路9によって得られる2
値パターン101を示す。
本実施例によれば、簡単な構成でパターンの接続関係
を保存した縮小率2の画像寸法縮小画像が得られる。も
ちろん、本実施例による装置をk個直列に接続すれば、
縮小率2kの縮小画像が得られる。
第18図に本発明の第2の実施例を示す。本実施例も、
第1の実施例と同様、縮小率n=2である。
1〜11の構成は、第1の実施例と全く同じである。全
体構成上の違いは、パターンの細め処理回路11が1段多
い(11b)ことである。これによって、背景とパターン
の細め回数を各2回として同数とし、第1の実施例で
は、処理を経るごとに太って行くパターンを、ほぼ同じ
幅に保つことができる。
第18図において、12は、パターンの幅1画素の凸及び
1画素孤立点、13は背景の幅1画素の凸及び1画素の孤
立点を除去する回路である。これらによって、接続関係
を着目するパターン以外の微小パターンあるいは、接続
関係に影響を及ぼさないパターンの凹凸を除去する。こ
れの結果は、〔作用〕で説明したように、第6図に例示
したような接続関係が本発明処理方式によって変化する
場合の出現する可能性を低め、本発明の適用可能なパタ
ーンの種類または縮小率nの範囲を広めることである。
12及び13の順序及び段数は、本実施例に示す以外、適用
対象パターンによって、任意に設定してよい。
第18図、20〜23に示す回路は、第7図に示した回路と
全く同一である。それぞれのマスクを第19図〜第22図に
示す。なお、処理の方法は、第10図〜第17図に示したマ
スクによるものと同様である。
本実施例においても、装置をk段直列に接続して、縮
小率2kの装置が得られることは、いうまでもない。
本実施例においては、パターンの幾何学的な変形を抑
え、かつ、縮小率2hをを大きくとることができるという
効果がある。
つぎに、第26図〜第31図を用いて第3の実施例につい
て説明する。本実施例は、パターンの連結関係に加え面
積をも保存しつつ画像データの圧縮を図るものである。
なお、縮小率n=2である。
全体構成は第1図と同様である。異なる点は、入力画
像信号100及び出力画像信号101が、第24図に示したよう
に、2値画像部分の1ビットと面積データ部分のNビッ
トからなること、及び各要素回路1〜9が面積データ保
存処理を行うため、その回路構成が異なることの2点で
ある。
第26図は、本実施例に対する第1図の1〜4の回路で
ある。それぞれの機能に応じ、第1の実施例と同様、図
中106の組合せ論理回路を選ぶ。本実施例においても、
1〜4の回路に対応する第26図の組合せ論理は、第10図
〜第13図に示すマスクのとおりである。尚、第1図10a,
10b内において、1〜4のマスクの適用順は任意に定め
ても同一の効果が得られる。
第26図において、104は入力2値信号102の主走査方向
の画素数の長さを持つ直列入力−直列出力型のシフトレ
ジスタであり、1ライン分の遅延素子として働く。一方
105は1ビットのラッチであり、106の端子a〜iには第
8図に示す3×3画素の信号が与えられる。また、202
は入力面積データでありNビット幅を持つ。Nビット幅
で104と同一の長さを持つシフトレジスタ及び2段のN
ビット幅ラッチ205d,eによって、2値信号と同一の処理
遅延を与えられて203へ出力される。回路全体は、入力
信号の速度に同期したクロックによって、同期的に動作
する。
第27図〜第30図は、本実施例に対する第1図の5〜8
の回路の詳細をあらわしたものである。図中300は、第2
6図に示した回路と同一であり、それぞれの組合せ論理
回路のマスクは、第27図300aに対して第14図.第28図30
0bに対して第15図,第29図300cに対して第16図,第30図
300dに対して第17図である。これらの回路では、パター
ンの細め処理が行われた場合、面積データを隣接したパ
ターン画素に加算し、0クリアする処理を行う。すなわ
ち、それぞれのマスクにパターンが一致した場合、第27
図〜第30図の回路は、第8図において画素eの面積デー
タの値をそれぞれ画素b,f,h,dの面積データに加え画素
eの面積データの値を0とする。回路は第26図の回路と
同様、すべてクロックに同期して動作する。図中、210
はN個のANDゲートであり、Nビットの面積データをそ
のまま通すか、あるいは、強制的に0にする。また、20
9は加算器である。なお、CLRはNビットラッチ205の0
クリア端子であり、クロックに同期して出力がクリアさ
れる。出力2値信号120は、出力面積データ信号220に同
期させるため、ラッチ105、シフトレジスタ104により遅
延を与えられる。尚、第1図11内において、5〜8は任
意の順序に変更しても同様の効果が得られる。
第31図は本実施例に対する第1図9の回路の詳細であ
る。入力2値信号107は第1の実施例に示した第9図の
回路と全く同じ構成、動作であり、2×2画素を1画素
に変換して出力2値信号108を出力する。一方、入力面
積データ信号207はNビット幅で1ラインの画素分の長
さを持つシフトレジスタ204c及び4個のNビットラッチ
205j,k,l,mによって2×2画素の面積データが同時に切
り出され、加算器209a,b,cにより加算される。Nビット
ラッチ205nは、ラッチ105nと同様1/2の周期のクロック
で1ライン毎にデータをラッチし、出力面積データ信号
208を出力する。
なお、本実施例による装置を単独あるいは、多段接続
の初段に用いる場合には、入力信号は、2値信号のみで
あるが、入力面積データ信号の最下位ビットは、入力2
値信号を接続し、残りのビットは、0にする必要があ
る。
本実施例においても、装置をk段直列に接続すること
によって、2kの縮小率が得られることはいうまでもな
い。
本実施例によれば、パターンの連結関係のみならず、
パターン面積をも保存できるという効果がある。
本実施例に示した第26図〜第31図の回路を用いれば、
本実施例と同様の手法で、第2の実施例に面積保存機能
を付加した第4の実施例を構成することができる。
なお、以上述べた実施例をそれぞれ多段に接続する場
合、それぞれの間に、FIFO(First In First Out)型の
バッファを設ければ、前段のクロックの1/4の速度クロ
ックでデータを次段に入力することができるため、k段
の接続で、データ速度を1/4kに低減できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、画像パターンの
接続関係および面積を保ったまま、画像寸法を縮小でき
るので、パターンの接続情報あるいはその面積を欠陥判
定の基準とするようなパターン自動検査装置の欠陥判定
処理部分の処理速度の低減、あるいは、データ蓄積メモ
リ容量の低減など、実効的に高速検査可能な装置を小型
かつ容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像処理装置の第一の実施例を示す概
略構成図、第2図は4連結,8連結を説明する図、第3図
は本発明による画像寸法縮小処理を例示する図、第4図
及び第5図は本発明による連結関係保存のための前処理
を例示する図、第6図は本発明によって連結関係が保存
できない場合を例示する図、第7図は本発明装置の基本
構成単位を示す図、第8図は第7図の動作の一部を示す
図、第9図は画像寸法縮小処理回路の一具体例を示す
図、第10図乃至第17図は第1の実施例のマスクパターン
を示す図、第18図は本発明の画像処理装置の第2の実施
例を示す概略構成図、第19図乃至第22図は第2の実施例
に固有なマスクパターンを示す図、第23図(a)〜
(n)は第1図に示す装置によって処理される2値パタ
ーンの一例を示す図、第24図は、面積を保存する場合の
1画素のデータ構造を示す図、第25図は第5図に示すパ
ターンについて面積保存を行った場合の面積データの値
を示す図、第26図〜第31図は面積保存を行う場合の本発
明装置の基本構成単位を示す図である。 10……背景細め処理回路、 11……パターン細め処理回路、 9……画像寸法縮小処理回路、 12……パターン孤立点,端点除去回路、 13……背景孤立点,端点除去回路、 104……シフトレジスタ、 105……ラッチ、 106……組合せ論理回路、 204……Nビットシフトレジスタ、 205……Nビットラッチ、 209……加算器、 210……ANDゲート(N個) 211……NOTゲート。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターンの部分の画素の値として1、パタ
    ーン以外の部分、すなわち背景の部分の画素の値として
    0を各画素の値として持つ大きさp×q画素(p、qは
    3以上の整数)の2値画像の処理方法であって、入力さ
    れた大きさp×q画素の2値画像の画素のうち、値が0
    の全ての画素についてその画素を含むm×m画素(mは
    3以上でp以下およびq以下)の正方形領域を処理単位
    として、前記m×m画素の正方形領域のそれぞれの画素
    の値が予め定めた特定の値である場合に前記値が0の画
    素の値を1に変更する1画素細め処理を少なくとも(2n
    −2)回(nは2以上の整数)繰り返すことによって前
    記背景をその連結性を保存したまま少なくとも(2n−
    2)画素分細め、前記少なくとも(2n−2)画素分細め
    た大きさp×q画素の2値画像の画素のうち、値が1の
    全ての画素についてその画素を含むm×m画素(mは3
    以上でp以下およびq以下)の正方形領域を処理単位と
    して、前記m×m画素の正方形領域のそれぞれの画素の
    値が予め定めた特定の値である場合に前記値が1の画素
    の値を0に変更する1画素細め処理を少なくとも(n−
    1)回繰り返すことによって前記パターンをその連結性
    を保存したまま少なくとも(n−1)画素分細め、前記
    少なくとも(2n−2)画素分細めた後さらに少なくとも
    (n−1)画素分パターンを細めた大きさp×q画素の
    2値画像をn×n画素単位に分割し、前記分割された画
    素単位のn×n画素のうち少なくとも1画素の前記値が
    1のときそのn×n画素を値1を持つ1つの画素に、前
    記分割された画素単位のn×n画素の全ての画素の前記
    値が0のときそのn×n画素を値0を持つ1つの画素に
    変換することを特徴とする画像データ圧縮方法。
  2. 【請求項2】前記nが2であることを特徴とする請求項
    1記載の画像データ圧縮方法。
  3. 【請求項3】背景の場合に値0、パターンの場合に値1
    を持つ、背景とパターンを識別するための1ビットの識
    別データと、面積情報を格納するためのNビット(Nは
    自然数)の面積データから1画素が構成される大きさp
    ×q画素(p,qは3以上の整数)の画像の処理方法であ
    って、入力された大きさp×q画素の画像全体に対して
    前記面積データの初期値として前記識別データが0の場
    合0、1の場合1を代入し、前記代入された大きさp×
    q画素の画像のうち、前記識別データの値が0の全ての
    画素についてその画素を含むm×m画素(mは3以上で
    p以下およびq以下)の正方形領域を処理単位として、
    前記m×m画素の正方形領域のそれぞれの画素の前記識
    別データの値が予め定めた特定の値である場合に前記識
    別データが0の画素の前記識別データの値を1に変更す
    る1画素細め処理を少なくとも(2n−2)回(nは2以
    上の整数)繰り返すことによって前記背景をその連結性
    を保存したまま少なくとも(2n−2)画素分細め、前記
    背景を少なくとも(2n−2)画素分細めた大きさp×q
    画素の画像の画素のうち前記識別データの値が1の全て
    の画素についてその画素を含むm×m画素の正方形領域
    を処理単位として、前記m×m画素の正方形領域のそれ
    ぞれの画素の前記識別データの値が予め定めた特定の値
    である場合に前記識別データ1の画素の前記識別データ
    の値を0に変更するとともに前記識別データを1から0
    に変更された画素の面積データをその画素に隣接する特
    定の画素の前記面積データに加えて変更する1画素細め
    処理を少なくとも(n−1)回繰り返すことによって前
    記パターンをその連結性を保存したまま少なくとも(n
    −1)画素分細め、前記背景を少なくとも(2n−2)画
    素分細めた後さらにパターンを少なくとも(n−1)画
    素分細めた大きさp×q画素の画像をn×n画素単位に
    分割し、前記分割された画素単位のn×n画素のうち少
    なくとも1画素の前記識別データが値1のとき、そのn
    ×n画素を前記識別データ値を1とし前記面積データの
    値を前記n×n画素の面積データの値の総和とする1つ
    の画素に、前記分割された画素単位のn×n画素の全て
    の画素の前記識別データが値0のとき、そのn×n画素
    を前記識別データおよび面積データの値をそれぞれ0と
    する1つの画素に変換することを特徴とする画像データ
    圧縮方法。
  4. 【請求項4】前記nが2であることを特徴とする請求項
    3記載の画像データ圧縮方法。
  5. 【請求項5】パターンの部分の画素の値として1、パタ
    ーン以外の部分、すなわち背景の部分の画素の値として
    0を各画素の値として持つ大きさp×q画素(p、qは
    3以上の整数)の2値画像の処理装置であって、入力さ
    れた大きさp×q画素の2値画像の画素のうち値が0の
    全ての画素についてその画素を含むm×m画素(mは3
    以上でp以下およびq以下)の正方形領域を処理単位と
    して、前記m×m画素の正方形領域のそれぞれの画素の
    値が予め定めた特定の値である場合に前記値が0の画素
    の値を1に変更する1画素細め処理を少なくとも(2n−
    2)回(nは2以上の整数)繰り返すことによって前記
    背景をその連結性を保存したまま少なくとも(2n−2)
    画素分細める背景細め手段と、前記背景細め手段からの
    出力となる前記少なくとも(2n−2)画素分細めた大き
    さp×q画素の2値画像の画素のうち値が1の全ての画
    素についてその画素を含むm×m画素の正方形領域を処
    理単位として、前記m×m画素の正方形領域のそれぞれ
    の画素の値が予め定めた特定の値である場合に前記値が
    1の画素の値を0に変更する1画素細め処理を少なくと
    も(n−1)回繰り返すことによって前記パターンをそ
    の連結性を保存したまま少なくとも(n−1)画素分細
    めるパターン細め手段と、前記パターン細め手段の出力
    となる前記背景を少なくとも(2n−2)画素分細めた後
    さらに少なくとも(n−1)画素分パターンを細めた大
    きさp×q画素の2値画像をn×n画素単位に分割して
    該分割された画素単位のn×n画素のうち少なくとも1
    画素の前記値が1であるn×n画素を前記値を1とする
    1つの画素に、前記分割された画素単位のn×n画素の
    全ての画素の前記値が0であるn×n画素を前記値を0
    とする1つの画素に変換する変換手段とを備えたことを
    特徴とする画像データ圧縮装置。
  6. 【請求項6】前記nが2であることを特徴とする請求項
    5記載の画像データ圧縮装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の画像データ圧縮装置を複数
    直列に接続したことを特徴とする画像データ圧縮装置。
  8. 【請求項8】背景の場合に値0、パターンの場合に値1
    を持つ、背景とパターンを識別するための1ビットの識
    別データと、面積情報を格納するためのNビット(Nは
    自然数)の面積データから1画素が構成される大きさp
    ×q画素(p,qは3以上の整数)の画像の処理装置であ
    って、入力された大きさp×q画素の画像全体に対して
    前記面積データの初期値として前記識別データが0の場
    合0、1の場合1を代入する代入手段と、前記代入手段
    より出力された大きさp×q画素の画像のうち、前記識
    別データの値が0の全ての画素についてその画素を含む
    m×m画素(mは3以上でp以下およびq以下)の正方
    形領域を処理単位として、前記m×m画素の正方形領域
    のそれぞれの画素の前記識別データの値が予め定めた特
    定の値である場合に前記識別データが0の画素の前記識
    別データの値を1に変更する1画素細め処理を少なくと
    も(2n−2)回(nは2以上の整数)繰り返すことによ
    って前記背景をその連結性を保存したまま少なくとも
    (2n−2)画素分細める背景細め手段と、前記背景細め
    手段により前記背景を前記少なくとも(2n−2)画素分
    細めた大きさp×q画素の画像に対して、前記識別デー
    タの値が1の全ての画素についてその画素を含むm×m
    画素の正方形領域を処理単位として、前記m×m画素の
    正方形領域のそれぞれの画素の前記識別データの値が予
    め定めた特定の値である場合に前記識別データ1の画素
    の前記識別データの値を0に変更するとともに前記識別
    データを1から0に変更された画素の面積データを、そ
    の画素に隣接する特定の画素の前記面積データに加えて
    変更する1画素細め処理を少なくとも(n−1)回繰り
    返すことによって、前記パターンをその連結性を保存し
    たまま少なくとも(n−1)画素分細めるパターン細め
    手段と、前記パターン細め手段で前記背景を少なくとも
    (2n−2)画素分を細めたパターンを少なくとも(n−
    1)画素分細めた大きさp×q画素の画像をn×n画素
    単位に分割し、該分割された画素単位のうちでn×n画
    素のうち少なくとも1画素の前記識別データが値1であ
    る画素単位を前記識別データ値を1とし前記面積データ
    の値を前記n×n画素の面積データの値の総和とする1
    つの画素に、前記分割された画素単位のうちでn×n画
    素の全ての画素の前記識別データが値0である画素単位
    を前記識別データおよび前記面積データの値をそれぞれ
    0とする1つの画素に変換する変換手段とを備えたこと
    を特徴とする画像データ圧縮装置。
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