JP2644020B2 - 内視鏡用スイッチ - Google Patents

内視鏡用スイッチ

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JP2644020B2
JP2644020B2 JP63317950A JP31795088A JP2644020B2 JP 2644020 B2 JP2644020 B2 JP 2644020B2 JP 63317950 A JP63317950 A JP 63317950A JP 31795088 A JP31795088 A JP 31795088A JP 2644020 B2 JP2644020 B2 JP 2644020B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内視鏡の湾曲操作装置に好適な水密構造を
有する内視鏡用スイッチに関するものである。
[従来の技術] 近年、細長の挿入部を挿入することにおり、体腔内と
かプラントその他の管腔内を観察することのできる光学
式内視鏡が広く用いられるようになった。
又、最近、対物レンズで結像される光学像をイメージ
ガイドで伝送することなく、CCD等の固体撮像素子で光
電変換し、モニタ画面上に撮像した像を表示できる電子
式内視鏡も実用化された。
ところで、上記内視鏡は湾曲部を湾曲操作するための
湾曲操作装置として、例えば特開昭58−78635号に開示
された従来例がある。
この従来例は、モータを使用して湾曲操作するもので
あって、そのスイッチ構造としてジョイスティックタイ
プのものが使用される。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このタイプのものでは、構造的に防水
化することが難かしかった。
又、ジョイスティックタイプのスイッチは、その構造
上内視鏡操作部に、ジョイスティックの柄部が突出して
しまうため、何かにぶつけて損傷してしまう不具合があ
る。
本発明は上述した点に鑑みなされたものであって、防
水化等を行なって水密構造とし、スイッチ操作部分が突
出しないように構成することで、内視鏡の、特に湾曲操
作装置に好適な内視鏡用スイッチを提供することを目的
とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明の内視鏡用スイッチは、内視鏡を形成する外枠
体に設けられたスイッチベースと、前記スイッチベース
に対し複数の方向へ傾動可能に軸支されるプレートと、
前記スイッチベースと前記プレートとの間に設けられた
前記プレートの傾動により導通する複数の導通部と、前
記導通部を水密にするように少なくとも前記プレートの
周囲と前記外枠体との間の水密的に固定されると共に、
前記プレートを前記導通部が導通しない中立状態に保持
する弾性カバーとからなることを特徴とする。
したがって、水密構造を有し、かつスイッチ操作部分
が突出しないようにした内視鏡の湾曲操作装置に適する
スイッチが実現される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は第1実施例の内視鏡の操作部に設けられたスイッ
チの構造を示す断面図、第2図は第1実施例の全体的構
成を示す斜視図、第3図は第1図のO−C,O−D,O−E,O
−F線で一部を切欠いて示す平面図、第4図は第3図の
OA線断面図、第5図は第3図のOB線断面図、第6図は各
湾曲方向に対応する押圧操作位置を示す説明図、第7図
は超音波モータの制御回路の構成を示すブロック図であ
る。尚、第1図は第3図のG−G′線断面図である。
第1図に示すように第1実施例の内視鏡は1は、細長
の挿入部2と、この挿入部2の後端に形成された操作部
3と、この操作部3の側部から外部に延出されたユニバ
ーサルコード4と、この操作部3の後端に形成された接
眼部5とから構成される。
上記挿入部2は、硬性の先端(構成)部6と、この先
端部6に隣接して関節駒7,7…を屈曲自在に連結した湾
曲部8と、この湾曲部8後方に、可撓性チューブで形成
した可撓管部9とから構成される。
上記挿入部2内及び操作部3から延出されたユニバー
サルコード4内にはライトガイド11が挿通され、ユニバ
ーサルコード4の端部に取付けたコネクタ12を光源/湾
曲モータコントロールユニット13のコネクタ受け13に着
脱自在で装着することにより、装着した状態ではライト
ガイド11の入射端面11aはランプ14と対向し、該ランプ1
4による照明光が供給される。このライトガイド11は、
入射端面11aに照射された照明光を伝送し、先端部6に
取付けた出射端面11bから出射する。(挿入部2の可撓
管部9の内部等でのライトガイド11は簡単化のため省略
してある。) 上記先端部6には対物レンズ15が取付けられ、この対
物レンズ15によって、照明された対象物を結像する。こ
の対物レンズ15の焦点面には、イメージガイド16の入射
端面16aが配設され、この入射端面16aに結像された像を
このイメージガイド16が挿通される湾曲部8、可撓管部
9、操作部3を経て接眼部5内の出射端面16bに伝送す
る。この出射端面16bに対向して、接眼レンズ17が設け
てあり、この接眼レンズ17により伝送された光学像を拡
大観察することができる。
上記操作部3内には、2つの超音波モータ20,21と、
これらの軸に固定されたウォームギア22,23と、各ウォ
ームギア22,23に噛合するギア24,25と、各ギア24,25に
固着されたワイヤドラム26,27が設けてあり、各ワイヤ
ドラム26,27には上下方向湾曲用及び左右方向湾曲用ワ
イヤ28,29が巻着され、このワイヤドラム26,27を回動さ
せることにより、ワイヤ28,29を介して湾曲部8を湾曲
可能とする湾曲操作装置30が形成してある。尚、ワイヤ
28,29の先端は先端部6に固着されている。
ところで操作部3には、上記湾曲操作装置30のスイッ
チ装置としてのスイッチユニット31が設けてある。この
スイッチユニット31は、操作部3の外枠に設けた四角形
状の開口に水密的に取付けられる。
このスイッチユニット31は、第1図ないし第5図に示
すような構造である。
第1図に示す様に、箱状の枠体33には円板状のスイッ
チ34が深く埋設されている。(従って、操作部小型化に
寄与する)スイッチ34は、ベース35と、このベース35を
枠体33に固定するベース押え36及びナット37と、前記ベ
ース35上に接着固定されたフレキシブル基板38と、この
フレキシブル基板38上に載置された感圧導電ゴム39と、
前記ベース押え36上部の凹部に傾動可能に載置されたプ
ラスチック等の絶縁材からなるプレート40と、これらを
覆うスイッチカバー41とから構成さている。このスイッ
チカバー41は、シリコンゴム等の弾性ゴムで形成してあ
り、このカバー41内部を水密構造にしている。そして、
ベース35とベース押え36とナット37がスイッチベースを
構成し、フレキシブル基板38と感圧導電ゴム39が導通部
を構成する。
上記枠体33には中心に第1の貫通孔33aが設けられ、
その周囲に90゜の間隔に配置され、4箇所の第2の貫通
孔33b、その周囲に配置された第3の貫通孔33c(第4図
参照)、その周囲に配置された第4の貫通孔33dがそれ
ぞれ穿設されている。
上記ベース35は、円板状であり、このベース35にも枠
体33の各貫通孔33a.…dに対応して第1の貫通孔35a、
第2の貫通孔35b、第3の貫通孔35c、第4の貫通孔35d
が穿設されている。又、第5図に示す様に、このベース
35の外周の一部には位置決めのたの切欠き35gが設けて
ある。
上記枠体33とベース35の中心に設けた第1の貫通孔33
a,35aには、上記ベース押え36が貫通され、その末端
(下端)のねじ部においてナット37で固定される。
上記ベース35の上面には、上記円板状のフレキシブル
基板38が接着固定されている。このフレキシブル基板38
の上面には、電極パターンが設けてある。この電極パタ
ーンは、上記ベース35の貫通孔35b,35cに対応する位置
にランド部38b及び38dが設けられ(第3図参照)、この
ランド部38b(4箇所全てにおいて)から外周方向に延
びるくし形電極部38eが設けてある。このくし形電極部3
8eの一方のパターン部は、上記ランド部38bと接続さ
れ、他の一方は共通のGND(グランド)として、フレキ
シブル基板38の外周を1周してランド部38dに接続され
ている。
又、各ランド部38b,38dには貫通孔が設けてある。
上記感圧導電ゴム39は、例えば三つ星ベルト社製ツー
デックスで形成され、中心部に貫通孔39a、上記フレキ
シブル基板38のランド部38dに対応する位置に貫通孔39c
(第4図参照)が設けられ、後述するフレキシブル基板
39のハンダ付け部と接触しないようにしている。
上記プレート40は、その中心部に傾動軸40aが突設さ
れ、ベース押さえ36の円錐状切欠き凹部に当接して支持
されている。また、上記フレキシブル基板38の各くし形
電極部38eに対応する位置に、計4箇の押圧凸部40bが設
けられている。各押圧凸部40bの反対側の面には、それ
ぞれ位置決め凹部40c(計4箇)が設けてある。
上記スイッチカバー41は、円板状の本体41aと、その
外周部に設けられたスカート部41bとからなる。この本
体41aはその外表面の中心部を若干切欠いて凹部41cが設
けられ、またその内面には、上記プレート40の位置決め
凹部40cに嵌合するように位置決め凸部41dが設けてあ
る。各位置決め凸部41dの反対側の外表面には、方向指
示のための凸部41eが設けられている。
上記スカート部41b下部には全周にわたり、絞り部41f
が設けられ、上記枠体33に設けられた凹部に、上記ベー
ス35によって嵌め込まれている。
尚、スカート部41bの下部には、位置決め用凸部41g
(第5図参照)が設けてあり、ベース35の位置決め切欠
き35gに嵌め込まれている。
上記フレキシブル基板38のランド部38b,38dには、リ
ード線42,43(それぞれ計4本)がハンダ付けされてお
り、各リード線42,43は上記超音波モータ20,21に接続さ
れるリード線(後述)と共に、ユニバーサルコード4内
を通され、コネクタ12を介して光源/湾曲モータコント
ロールユニット13内に設けられた制御回路44に接続され
る。尚、第4の貫通孔33d,35dに位置ぎめピン45が嵌込
まれ、ベース35の位置基めを行っている。
上記制御回路44(簡単化のため、例えばUD(アップ/
ダウン)方向の湾曲操作回路及びスイッチ、モータにつ
いて図示及び説明する。)は、第7図に示すように、2
組の定電流回路51,52と、2組の電圧測定回路53,54と、
超音波モータ駆動回路55とから構成される。
定電流回路51は、上記フレキシブル基板38の例えばア
ップ用のランド部38bにリード線42を介して接続され、
また共通GND用のランド部38dにリード線43を介して接続
されると共に、電圧測定回路53に接続される。
同様に、定電流回路52は、例えばダウン用のランド部
38b及び電圧測定回路54と接続される。尚、共通GNDにも
接続される。
超音波モータ駆動回路55は、超音波モータ20にsin波
及びcos波をsin,cos,GNDラインを介して供給し、超音波
モータ20はフィードバック出力をF.B.ラインに出力す
る。この超音波モータ駆動回路55には上記電圧測定回路
53,54の出力が入力されるようになっている。
第2図に示すように上記接眼部5内には、LED58,59,6
0,61が設けられ、スイッチ34とリード線(図示略)で接
続され、上記スイッチ34の操作方向によって、アップ
(上)、ダウン(下)、レフト(左)、ライト(右)の
湾曲方向に対応するLEDが点灯することによりその湾曲
方向が示される。
ところで、上記スイッチ34のフレキシブル基板38のく
し形パターン部38e及び感圧導電ゴム39は、押圧力検出
部62,63を構成している。
しかして、各押圧力検出部62,63は、第7図に示すよ
うに等価的にスイッチSWと、可変抵抗VRで表わすことが
できる。
このように構成された第1実施例における湾曲操作装
置30のスイッチ34の作用については以下に説明する。
スイッチカバー41のスカート部41bを、枠体33の凹部
に嵌め込まれることにより、スイッチ34は水密化され
る。また、このスイッチカバー41の弾性により、プレー
ト40が中立状態となるように常時保持される。しかし
て、このプレート40のどこかに押圧力が加えられると、
傾動軸40aを中心として、押圧力が加えられた側に傾動
し、その押圧力がなくなると、弾性によって再び中立状
態にプレート40を復帰させる役目を担っている。
又、プレート40に設けられた計4箇の押圧凸部40b
は、常時感圧導電ゴム39に触れないようになっており、
プレート40のどこかに押圧力(傾動方向)が加わると、
その押圧方向に応じ上記4箇の押圧凸部40bのいずれか
が、その押圧力に応じて感圧導電ゴム39に接触加圧され
る。感圧導電ゴム39は、その押圧力に応じて抵抗値が変
化する特性を有する。即ち、第7図の押圧力検出部62,6
3に示すようにスイッチSW及び可変抵抗VRの特性を有す
る。
定電流回路51,52は、例えば1[mA]の定電流を通常
出力している。
今、スイッチ34が操作者によって押され、アップ方向
のくし形電極38eに対応する部分の感圧導電ゴム39が押
圧凸部40bによって加圧されると(即ち、第7図の押圧
力検出部62のスイッチSWがONし、可変抵抗VRの抵抗値が
下がると)、電圧測定回路53はその電圧降下を検出し、
その信号を超音波モータ駆動回路55に出力する。する
と、超音波モータ駆動回路55はU/D(アップ/ダウン)
方向のモータ20にその電圧降下に応じた速度でアップ方
向の回転をさせ、ギヤ22,24を介してドラム26を回転さ
せ、ワイヤ28を押し引きすることにより、湾曲部8をア
ップ方向に湾曲させる。
その後、スイッチ34への押圧力が解除されると(即
ち、スイッチSWがOFFになると)、電圧降下がなくなる
ので、電源電圧(例えばDC24[V])に復帰する。する
と、電圧測定回路53はそれを検知し、その信号を超音波
モータ駆動回路55に出力する。すると、超音波モータ駆
動回路55は、モータ20の回転を停止させる。
ところで、超音波モータ20は、一般的に保持トルクが
高いため、モータ20の回転が停止したときの湾曲状態に
湾曲部8を保持する。
又、ダウン方向にモータ20を回転させるためには、上
記と同様にスイッチ34のダウン側を押圧すれば良い。
ところで、アップとレフトの例えば中間方向に湾曲部
8を湾曲させたい場合には、第6図におけるU(アップ
方向湾曲の操作位置)とL(レフト方向湾曲の操作位
置)の中間部分(符号ULで示す)を押せば良い。(例え
ば、U,L等は、例えばスイッチカバー41の凸部41eに隣接
して設けてある。)とすると、アップ及びレフト用のく
し形電極38eに対応する位置の感圧導電ゴム39が押圧凸
部40bにより、同時にほぼ同じ力で加圧される。(即
ち、第7図のアップ側押圧力検出部62のスイッチSWがオ
ンし、可変抵抗VRの抵抗値が減少すると共に、図示しな
いレフト側押圧力検出部のスイッチがONし、可変抵抗VR
の抵抗値がアップ側とほぼ同程度減少する。)すると、
アップ側及びレフト側電圧測定回路53(レフト側は図示
せず)は、それらの電圧降下を検出して、その信号をア
ップ/ダウン側超音波モータ駆動回路55及びレフト/ラ
イト側超音波モータ駆動回路(図示せず)に出力する。
すると各駆動回路は、その電圧降下に応じた速度でモー
タ20及び21をアップ側及びレフト側に駆動する。
また、図示しない湾曲フリー/エンゲージスイッチを
フリー側に操作することにより、その出力は2箇の超音
波モータ駆動回路55等に伝えられ、各超音波モータ駆動
回路55等は超音波モータ20,21に定在波を発生させるよ
うに制御する。即ち、sin路とcos路に同位相の正弦波を
入力する。(回転させる時はsin波とcos波、つまり位相
が90゜ずれている)すると、モータ20,21には定在波が
発生し、外力つまり湾曲部8が体壁等から受ける力によ
り、湾曲状態が変化できるようになる。即ち、ワイヤ2
8,29は、外力により押し引きされる力により、モータ2
0,21が自由に回転可能となる。これは、特に内視鏡1を
引き出す場合、体腔の屈曲状態に応じて湾曲部8を屈曲
させて安全に引き出すことができる。
尚、上記定在波の大きさを変えることにより、フリー
時の超音波モータ20,21の保持トルクの大きさを適宜の
値に設定できることは言うまでもない。
また、上記湾曲フリー/エンゲージスイッチをエンゲ
ージ側に操作すると、前述の通常の湾曲操作が可能にな
る。
尚、上記湾曲フリー/エンゲージスイッイは、アップ
/ダウン側とレフト/ライト側とを別々に設けようとし
ても良い。
この第1実施例にれば、湾曲方向の操作手段となるス
イッチ手段をジョイスティックの柄部のように突出させ
ないで簡単な構成で実現出きるので、何かにぶつけてし
まう虞れがないし、水密化も容易であり、洗浄とか殺菌
処理を行う内視鏡に適している。
第8図は本発明の第2実施例におけるスイッチ71を示
す。このスイッチ71以外については第1実施例と同様の
構成である。
このスイッチ装置としてのスイッチ71は、スイッチベ
ースとしてのベース72と、フレキシブル基板73と、感圧
導電ゴム74と、プレート75と、スイッチカバー76とから
構成される。そして、フレキシブル基板73と感圧導電ゴ
ム74が導電部を構成する。
ベース72は、その中心部に傾動軸72aが突設される。
この傾動軸72aに隣接して貫通孔72bが設けられ、上記フ
レキシブル基板73の導出部73aが導出される。
上記フレキシブル基板73は、ベース72上面に配設さ
れ、このフレキシブル基板73の上面に、電極パターンが
形成されており、そのアップ、レフト、ダウン、ライト
方向に90゜間隔でほぼ第1実施例と同様にくし形電極
(図示略)を有している。
上記プレート75は、プラスチック等の絶縁材とからな
り、その中心に凹部75aが形成され、上記傾動軸72aが嵌
合するようにしてある。このプレート75の下面の4箇所
(上記くし形電極に対応する位置で、ほぼくし形電極と
同じ大きさで、くし形電極を覆う位置)にそれぞれ4箇
の感圧導電ゴム74(例えばヨコハマゴム社製CS57−7RS
C)が貼着されている。
スイッチカバー76は、リング状のスカート部76aと、
その下面にほぼ全周に設けられたベース押え部76bと、
スカート部76aの上面のほぼ全周に設けられたプレート
押え部76cとから構成される。
この第2実施例の作用効果は上記第1実施例とほぼ同
様である。
第9図は本発明の第3実施例におけるスイッチ81を示
し、その他は第1実施例と同様の構成である。
このスイッチ装置としてのスイッチ81は、操作部3
(第2図参照)の外枠80の凹部80aに直接水密的に取付
けられるスイッチカバー82と、スイッチベースとしての
ベース83と、フレキシブル基板84と、感圧導電ゴム85
と、プレート86と、リード線87とから構成される。そし
て、フレキシブル基板84と感圧導電ゴム85が導電部を構
成する。
金属等の導電材料からなるベース83は、その中心部に
凹部83aが形成され、この凹部83aに金属等の導電材料か
らなるプレート86の傾動軸86aが嵌め込まれている。
ベース83上面には、フレキシブル基板84が載置され接
着されている。このフレキシブル基板84は、その上面に
アップ、レフト、ダウン、ライト方向90゜間隔で、ベタ
電極84aが形成され、各電極84aはフレキシブル基板84の
導出部84bまでパターンとして引き出されている。
上記感圧導電ゴム85は、第2実施例と同様に、アッ
プ、レフト、ダウン、ライト方向の対応する位置に4
箇、フレキシブル基板84上に載置し接着(導電性接着剤
による)されている。
上記スイッチカバー82は、一体成形され(他の部分は
インサートされている。)、導線87、フレキシブル基板
84の導出部84bを接着して防水化している。
尚、上記導線87は、ベース83に半田付けされている。
しかして、スイッチ81のプレート86が押されると、こ
のプレート86が感圧導電ゴム85を加圧するため、「導線
87→プレート86→感圧導電ゴム85→フレキシブル基板8
4」の閉回路を作る。
この第3実施例の作用効果は上記第1実施例と同様で
ある。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるものでない。
例えば、感圧導電ゴムの代りに、感圧導電インクを絶
縁シートに塗布したもの(東芝シリコーン社製シルタッ
チ、シンターリンク社製FSR等)でも良い。又、抵抗値
変化しないスイッチタイプの導電ゴムを使用しても良
い。(例えば日本合成ゴム社製JSR−PCR等)。
又、導電ゴムの代りに、ピエゾフィルムを用い、加圧
すると電圧を発生させ、その電圧に応じてモータを駆動
させるようにしても良い。この場合には、定電流回路が
不要になる。
又、上記各実施例では、モータとして超音波モータを
使用しているが、ステッピングモータ等他のモータでも
良い。又、リニア型の超音波モータにより、湾曲ワイヤ
を引張るタイプのものでも良い。尚、上記実施例では
(超音波)モータは、操作部に設けてあるが、先端部等
挿入部内に設けても良いし、コネクタに設けても良い。
尚、制御回路44は光源と一体に設けたが、別体でも良
い。又、制御回路44はコネクタ内あるいは操作部内等の
内視鏡内に設けても良い。
尚、上記実施例では、光学式内視鏡としてのファイバ
スコープについて説明してあるが、第10図に示す第1実
施例の変形例のように電子内視鏡91にも適用できる。
この電子内視鏡は、第2図の光学式内視鏡1におい
て、対物レンズ15の焦点面には固体撮像素子としてのCC
D92が配設され、イメージガイド16は設けてない。従っ
て、接眼部5も有しない。
上記CCD92は、信号ケーブル93が接続され、この信号
ケーウル93は、ライトガイド11と同様に操作部3から延
出されたユニバーサルコード4内を挿通され、コネクタ
94に至る。しかして、このコネクタ94をビデオプロセッ
タ95に接続することにより、ライトガイド11の入射端面
11aにはランプ14の照明光が供給され、制御回路44は超
音波モータ20,21及びスイッチユニット28と接続される
と共に、信号ケーブル93はビデオプロセッサ95内のカメ
ラコントロールユニット(信号処理回路96)と接続され
る。しかして、このカメラコントロールユニット96によ
り、信号処理され、カラーモニタ97に撮像した像がカラ
ー表示される。
その他は第1実施例と同様の構成であり、又、その作
用効果もほぼ同様のものとなる。
ところで、湾曲角度を湾曲操作ワイヤの絞り出し/引
き込み量から算出し、その値を外部表示または電子内視
鏡91の像を表示するカラーモニタ97画面上に像と共に表
示したり、光学式内視鏡としてのファイバスコープの接
眼部にて表示するようにしても良い。
又、内視鏡の先端部等の挿入部の一部に、上記感圧導
電ゴム等の感圧抵抗素子を配置し、外部からの接触圧力
を検出し、その検出値を外部表示あるいは電子内視鏡の
像を表示するモニタ画面上に重畳して表示したり、ファ
イバスコープの接眼部内にて表示等するようにしても良
い。
モータ代りに油圧あるいは形状記憶合金あるいは積層
圧電アクチュエータあるいはブリジストン社製ラバチュ
エータ等のアクチュエータを使用して湾曲ワイヤを引っ
張っても良い。
尚、アクチュエータを内視鏡外に設けるようにしても
良い 又、電極パターンは、4方向を検出するための4箇所
を設けるものでなく、例えば45゜間隔で8箇所設けても
良い。
また、傾動するプレート(例えば40)は、プラスチッ
ク等の弾性体で、且つすり割りが入っているものでもよ
い。
また、例えば第3実施例を変型させ、第9図のプレー
ト86を第11図に示す様にプラスチック等のある程度の弾
性を有するプレート101で形成し、スイッチカバー82で
覆われるプレート101の傾動軸102にねじ部103を設け、
ベース104のねじ孔に螺合させて固定するようにしても
良い。この軸102は固定してあるが、弾性により傾くこ
とが可能であり、傾くことにより感圧導電ゴム106をお
し、フレキシブル基板107の上面に形成したくし型電極
部108をその押圧量に応じて導電させる。
また、上記プレート101の代りに第12図に示す様にU,
L,D,Rに相当する部分を残しUとL、LとD、DとR、
RとUの各境界部分にそれぞれ切欠き溝109を設け、各
溝109の最深部を例えば円形に切欠き弾性を持たせると
共に、各湾曲方向の湾曲操作を確実に行える様にしても
良い。また、第13図及び第14図に示す様に円周方向に溝
状に切り欠き110を設け、弾性力を向上させる様にして
も良い。この様にすると、例えばA部の押しこみストロ
ークがB部とスイッチカバーの干渉で減少することを防
止できる。
尚、プレートが傾動することによりスイッチがオフに
なるようにしても良い。
尚、本発明の内視鏡は医療用の用途き限らず、工業用
その他に使用できる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、より簡単な構成で
防水化を行なって水密構造を実現すると共に、スイッチ
操作部分が突出しないようにすることができるので、内
視鏡の湾曲操作装置に好適な内視鏡用スイッチを容易に
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例の内視鏡の操作部に設けられたスイッチ
の構造を示す断面図、第2図は第1実施例の全体的構成
を示す斜視図、第3図は第1図の一部を切欠いて示す平
面図、第4図は第3図のOA線断面図、第5図は第3図の
OB線断面図、第6図は各湾曲方向に対応する押圧操作位
置を示す説明図、第7図は超音波モータの制御回路の構
成を示すブロック図、第8図は本発明の第2実施例にお
けるスイッチの断面図、第9図は本発明の第3実施例に
おけるスイッチの断面図、第10図は本発明の第1実施例
の変形例の電子内視鏡を示す斜視図、第11図は本発明の
第4実施例におけるスイッチの断面図、第12図は第4実
施例におけるプレートを示す平面図、第13図は第4実施
例の変形例におけるプレートを示す平面図、第14図は第
13図のO−H線断面図である。 1……内視鏡、2……挿入部 3……操作部 4……ユニバーサルコード 5……接眼部 13……光源/湾曲モータコントロールユニット 20,21……超音波モータ 22,23……ギヤ 26,27……ワイヤドラム 28,29……ワイヤ、30……湾曲操作装置 31……スイッチユニット 33……枠体、34……スイッチ 35……ベース、36……ベース押え 38……フレキシブル基板 39……感圧導電ゴム、40……プレート 41……スイッチカバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡を形成する外枠体に設けられたスイ
    ッチベースと、前記スイッチベースに対し複数の方向へ
    傾動可能に軸支されるプレートと、前記スイッチベース
    と前記プレートとの間に設けられ前記プレートの傾動に
    より導通する複数の導通部と、前記導通部を水密にする
    ように少なくとも前記プレートの周囲と前記外枠体との
    間を水密的に固定されると共に、前記プレートを前記導
    通部が導通しない中立状態に保持する弾性カバーとから
    なることを特徴とする内視鏡用スイッチ。
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