JP3030129B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3030129B2
JP3030129B2 JP3178382A JP17838291A JP3030129B2 JP 3030129 B2 JP3030129 B2 JP 3030129B2 JP 3178382 A JP3178382 A JP 3178382A JP 17838291 A JP17838291 A JP 17838291A JP 3030129 B2 JP3030129 B2 JP 3030129B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指示された湾曲角と検
出された湾曲角とが一致する前と後とで湾曲部の駆動手
段に対する制御を変更する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来技術】体腔内などに挿入することによって、体腔
内の深部などを観察したり、必要に応じて処置具を用い
ることにより、治療処置なども行うことのできる内視鏡
が医療分野において広く用いられるようになった。又、
工業分野においても、ジェットエンジン内部とかプラン
ト内部などの検査に内視鏡が広く用いられる。
【0003】この内視鏡は屈曲した体腔内にも挿入でき
るように可撓性の挿入部に形成してあると共に、手元側
での操作により、湾曲自在となる湾曲部が設けてある。
上記湾曲部を簡単に湾曲できるように、湾曲部の電気的
駆動手段を設け、手元側のジョイスティックなどで形成
された湾曲操作手段を操作することにより、所望とする
方向に湾曲できる電動湾曲タイプの内視鏡も提案されて
いる。
【0004】この電動湾曲タイプの内視鏡においては、
湾曲操作手段の操作により、湾曲角の指示信号を出力
し、この指示信号で指示された指示値に一致する湾曲角
となるように湾曲部を湾曲駆動する。このため湾曲部の
実際の湾曲角を検出する手段を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】この電動湾曲タイプ
の内視鏡においては、例えば電源パワーをオンした時
に、そのジョイスティックの指示値に実際の湾曲角に追
従しようとして湾曲部を駆動する。電源パワーのオン時
には、指示値と実際の湾曲角とのずれ量は大きい場合が
有り得るので、追従する際の駆動動作は遅い方が安全で
ある。しかし、実際の検査を行っている場合には、実際
の湾曲角が素早く指示値に追従することが望ましい。従
来はこのような要望に対処できるものでなかった。
【0006】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、安全性を確保できると共に、操作性も向上でき
る機能を備えた内視鏡装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【問題点を解決する手段及び作用】挿入部に設けられた
湾曲自在の湾曲部と、該湾曲部を湾曲駆動する駆動手段
と、前記駆動手段に湾曲角の指示信号を出力する指示信
号出力手段と、前記湾曲部の湾曲角の検出手段とを備え
た内視鏡装置において、前記指示信号と前記検出手段を
比較する比較手段と、該比較手段の出力が実質上一致す
る前と後で前記駆動手段への制御を変更する変更手段と
を設けることにより、電源パワーオン時などでは追従動
作が遅くなるようにして安全性を確保でき、かつ一旦一
致した後では追従動作が速くなるように動作させるなど
操作性を確保できるように設定できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に
係り、図1は第1実施例の内視鏡装置の外観を示し、図
2は第1実施例の具体的構成を示し、図3は第1実施例
における湾曲操作手段に対する制御回路の制御内容を示
す。
【0009】図1に示すように第1実施例の内視鏡装置
1は撮像手段を内蔵した電子内視鏡(以下、電子スコー
プと記す)2と、この電子スコープ2に照明光を供給す
る光源装置3と、信号処理を行うビデオプロセッサ(以
下、VPと記す)4と、この電子スコープ2の電気的湾
曲駆動手段に対する制御を行うモータ制御ユニット(以
下、MCUと記す)5と、VP4から出力される標準的
な映像信号を表示するCRTなどのモニタ6とから構成
される。
【0010】上記電子スコープ2は体腔内などに挿入で
きるように細長で可撓性を有する挿入部7と、この挿入
部7の後端に連設された太幅の把持部(操作部)8と、
この把持部8の側部から延出されたユニバーサルケーブ
ル9とからなり、このユニバーサルケーブル9の端部に
取り付けたコネクタ11を光源装置3に着脱自在で接続
することができる。
【0011】上記挿入部7は先端側から硬質の先端部1
2と、湾曲自在の湾曲部13と、可撓性の可撓管部14
とからなる。上記コネクタ11は接続ケーブル15を介
してVP4に着脱自在で接続できる。この接続ケーブル
15の両端にはコネクタ15a及び15bが設けてあ
り、それぞれコネクタ11及びVP4に接続することが
できる。このVP4は接続コード16を介してMCU5
に着脱自在で接続される。つまり、この接続コード16
の両端にはそれぞれコネクタ16a及び16bが設けて
あり、それぞれVP4及びMCU5に着脱自在で接続で
きる。
【0012】上記MCU5には、第2の操作手段として
のリモートコントロールユニット(以下、リモコンと略
記する)17がリモコンケーブル18の端部に設けたコ
ネクタ18aを介して着脱自在で接続できるようになっ
ている。なお、VP4の映像出力は接続ケーブル19を
介してモニタ6に入力される。
【0013】上記ユニバーサルケーブル9のコネクタ1
1を光源装置3に接続することによって、この光源装置
3内の図示しないランプの白色光がライトガイドの端面
に照射され、このライトガイドにより伝送された照明光
は、挿入部7の先端部12側の端面から前方に出射さ
れ、前方の図示しない被検体を照明する。
【0014】照明された被検体は先端部12に設けた図
2に示す対物レンズ23によって、その焦点面に配置さ
れた固体撮像素子としてのCCD24に結像され、この
CCD24により光電変換される。
【0015】このCCD24で光電変換された画像信号
はアンプ25で増幅された後、VP4内のビデオプロセ
ス回路26に入力され、このビデオプロセス回路26に
より、信号処理されて標準的な映像信号が生成され、モ
ニタ6の表示画面に被検体像が表示される。
【0016】上記先端部12の後端に隣接して湾曲自在
に形成された湾曲部13は、図示しない湾曲駒を多数、
上下及び左右で回動自在に縦列接続して形成され、最先
端の湾曲駒などに上下湾曲用ワイヤ27及び左右湾曲用
ワイヤ28の先端が固定されている。これら湾曲ワイヤ
27、28は湾曲部13内及び可撓管部14内を挿通さ
れ、後端は把持部8内のプーリ29及び31にそれぞれ
巻回されている。
【0017】上記プーリ29及び31は電気的湾曲駆動
手段としての例えばDCモータ32及び33のシャフト
32a及び33aにそれぞれ固着されており、これらD
Cモータ32及び33の回転により、それぞれプーリ2
9及び31も回転されることになり、プーリ29及び3
1の回転により、湾曲ワイヤ27及び28はそれぞれ一
方が牽引、他方が弛緩され、牽引された側に湾曲部13
が湾曲される。
【0018】各湾曲駆動用DCモータ32及び33にお
けるプーリ29及び31と反対側に突出するシャフトに
はロータリエンコーダ34及び35が取り付けられ、そ
れぞれDCモータ32及び33の回転量の検出を行い、
それぞれ湾曲角検出回路40及び50に出力し、各湾曲
角検出回路40及び50により湾曲部13の湾曲角に変
換して制御回路48に出力するうにしている。上記操作
部8には第1の湾曲操作手段としての湾曲スイッチ部3
6及びスイッチユニット部37が設けてある。この湾曲
スイッチ部36は上下湾曲スイッチ38と左右湾曲スイ
ッチ39とから構成される。
【0019】一方、スイッチユニット部37は湾曲スピ
ードを設定するスピード設定スイッチ41、湾曲部13
を小さい角度範囲で振動させるアングルバイブレーショ
ン(AV)ON/OFFスイッチ42、振動の角度範囲
を設定するAV設定スイッチ43、振動の周期を設定す
るAV周期設定スイッチ44、振動のモードを設定する
AVモード設定スイッチ45、湾曲部13をストレート
状態に設定するストレートスイッチ46からなる。
【0020】これら湾曲スイッチ部36及びスイッチユ
ニット部37の各スイッチ信号はMCU5内のインプッ
ト/アウトプットインターフェース(I/O)51を介
して制御回路48に入力される。図2に示すように各ス
イッチ38、39、41ないし46のI/O51側の接
点はそれぞれ抵抗で電源端にプルアップされており、O
Nされると、“L”のON信号を出力する。
【0021】上記制御回路48はI/O51及びドライ
バ52を介してモータ32の正逆転、即ちアップ・ダウ
ン湾曲の制御を行うと共に、I/O51、ドライバ54
を介してモータ33の正逆転、即ちライト・レフト湾曲
の制御を行う。モータ32及び33を駆動する駆動電流
はそれぞれ電流プローブ55及び56を介して電流検出
回路57及び58により検出され、A/Dコンバータ5
9を介して制御回路48に出力される。この制御回路4
8の制御により、例えばドライバ52はモータ32に対
し、アップ湾曲の場合には正の電力、ダウン湾曲の場合
には負の電力を供給する。この供給電力は電流プローブ
55により検出され、さらに電流検出回路57により、
電流値に変換され、A/D変換された後、制御回路48
に出力される。
【0022】上記制御回路48の出力はVP4内の制御
回路61に入力され、制御回路61はビデオプロセス回
路26を制御する。例えば、図示しないフリーズスイッ
チなどを操作した場合、このフリーズスイッチの操作信
号は制御回路48を介してVP4内の制御回路61に入
力され、この制御回路61はビデオプロセス回路26内
のフレームメモリを書き込み禁止状態に設定して、モニ
タ6に静止画像を表示させる。また、制御回路48は湾
曲制御状態を表す情報を制御回路61を介してビデオプ
ロセス回路26に出力し、例えばモニタ6の表示画面の
隅などにその情報を表示し、術者は現在の湾曲制御状態
を知ることができるようにしてある。
【0023】第2の操作手段としてのリモコン17に
は、湾曲スイッチ部36aとスイッチユニット部37a
が設けてある。この湾曲スイッチ部36aは4方向に湾
曲操作するためのジョイスティック64、65で形成さ
れている。ジョイスティック64、65(図2では等価
的に2つのポテンショメータで示している。)は操作棒
を上又は下とか左又は右などの方向に傾けると、その傾
き角に対応してポテンショメータ(64、65)の抵抗
値が変化し、その抵抗値で分圧した電位がA/Dコンバ
ータ59を介して制御回路48に入力される。図2の例
では電位が高い側が上(アップ)あるいは右(ライト)
方向への湾曲を指示する操作信号となり、電位が低い側
が下(ダウン)あるいは左(レフト)方向への湾曲を指
示する操作信号となる。
【0024】一方、スイッチユニット部37aには、上
記把持部8のスイッチユニット部37に設けられている
スイッチ類と同様なスイッチ類、即ちスピード設定スイ
ッチ41a、AV ON/OFFスイッチ42a、AV
設定スイッチ43a、AV周期設定スイッチ44a、A
Vモード設定スイッチ45a、ストレートスイッチ46
aが設けてあると共に、この他に優先スイッチ66が設
けられている。図2では、これらスイッチ41aないし
46a及び66がプルアップされていることを、例えば
記号▽で示す。
【0025】上記優先スイッチ66がONされると、リ
モコン17側の操作手段、つまり各種スイッチ41aな
いし46aの設定並びに湾曲スイッチ部36aの設定
が、電子スコープ2側の操作手段の設定に対して優先さ
れ、制御回路48はリモコン17側の各種スイッチ41
ないし46の設定並びに湾曲スイッチ部36aで設定さ
れた湾曲動作(に関連した動作)に対応する制御を行
う。優先スイッチ66がOFFされると、電子スコープ
2側の操作手段、つまり(各種スイッチ41ないし46
からなる)スイッチユニット部37及び(上下湾曲スイ
ッチ38と左右湾曲スイッチ39とからなる)湾曲スイ
ッチ部36がリモコン17側の操作手段に優先される。
【0026】この第1実施例では上記制御回路48は例
えば図示しないCPUとROMとRAMなどから構成さ
れ、このCPUにより機能的に形成される比較部48a
は、電源パワーがオンされた以後、湾曲スイッチ部36
aのジョイスティック64および65の指示値と湾曲角
検出回路40及び50の検出角とが一致したか否かを検
出し、一致した場合にはその出力で、例えばRAM内の
フラグ記憶部48bの(一致)フラグ値を初期値の
“L”から“H”に変更すると共に、湾曲駆動の制御を
変更する信号となる。つまり、制御回路48は、このフ
ラグ記憶部48bのフラグ値に応じて湾曲駆動の制御
を、一致フラグ検出前と一致フラグ検出後で変更する。
【0027】例えば、又、フラグ値が初期値の“L”で
あると、湾曲スピード設定スイッチ41をMin、AV
ON/OFFスイッチ42aをOFF、ストレートス
イッチ46aをOFFに保持し、AV ON及びストレ
ートONを禁止する。そして、比較回路48aからの一
致信号により、フラグ値が“H”にセットされると、電
源パワーがオフにされるまで、湾曲スピード設定スイッ
チ41をMax、AVON及びストレートONを許可す
るようになっている。
【0028】この第1実施例の作用を図3のフローチャ
ートを参照して以下に説明する。図1に示すように接続
した状態にして、図示しない電源パワースイッチをON
して使用状態にすると、制御回路48のCPUはフラグ
記憶部48aのフラグ値を初期値の“L”にセットし、
その後図3のステップS1に示すように、一致フラグを
検出したか否かの判断を行う。この判断で、一致フラグ
が検出されないと、ステップS2に示すように、湾曲角
検出回路40及び50の検出角とジョイスティック64
および65の(パワーONの初期の)指示値とが等しい
か否かが判断される。
【0029】そして、この判断が等しくないと、制御回
路48は一致フラグ検出前の制御状態で、ジョイスティ
ック64および65の指示値に湾曲角検出回路40及び
50の検出角が一致するように、ドライバ52及び54
に対してモータ32及び33を駆動する様に指示する。
つまり、ステップS3a、S4a及びS5aに示すよう
に、湾曲スピードをMin、AV ON及びストレート
ONを禁止した状態で行い、またステップS6aに示す
ように湾曲スイッチ部36aの(初期設定値以後の)入
力を禁止した状態で行う。しかして、ステップS2に示
すように、指示値と検出角との一致が判断され、一致す
ると、比較部48aは一致信号を出力し、ステップS3
bに示すようにフラグ値を“H”にセットする。
【0030】フラグ値が“H”であると、ステップS4
b、S5b及びS6bに示すように、湾曲スピードスイ
ッチ41aがMax、AV ON/OFFスイッチ42
aの許可及びストレートスイッチ46aの許可がされた
後、ステップS7bに示すように湾曲操作が許可され
て、制御変更の処理が終了する。
【0031】つまり、この実施例によれば、一致フラグ
検出前ではゆっくりした追従動作となると共に、危険性
のある動作を禁止する動作であるので、安全性を確保で
き、一致フラグ検出後は応答性の良い制御動作となり、
指示値に対する追従性が良く、操作性の良い状態で使用
できる。又、この一致フラグ検出後は、各種の湾曲モー
ド状態(例えば、AV ON状態)で使用できるので、
使用する環境などに応じて適切なモードで使用できるこ
とになる。つまり、図3に示す制御変更の処理が行われ
ることにより、一致フラグ検出前及び後でそれぞれ適切
な制御動作で動作する。
【0032】上記説明では、パワーONにより、優先ス
イッチ66がONされてリモコン17側が優先されてい
ることが想定されているが、パワーONした時、優先ス
イッチ66がOFFであると(つまり、把持部8側が優
先されていると)、優先スイッチ66がONに切換られ
た時、フラグ値が“L”にセットされ、図3に示すよう
にパワーON時の動作と同様の制御変更の処理を行う。
【0033】従って、例えば図3において、ステップS
1の前に優先スイッチ66がONか否かを監視するステ
ップを入れ、ONを検出した場合にはステップS1に移
るようにしても良い。なお、比較部48aによる一致検
出は厳密に一致を検出するものに限定されるものでな
く、実質上一致することを検出するものでも良い。
【0034】図4は本発明の第2実施例を示す。第1実
施例と同一の構成要素には同符号を付け、その説明を省
略する。この第2実施例は湾曲駆動のDCモータ32及
び33と、ロータリエンコーダ34及び35とがMCU
5内に設けられており、それぞれシャフト32a及び3
3aに取り付けた伝達歯車71及び72は、電子スコー
プ2のコネクタ内に設けられた伝達歯車75及び76に
駆動力を伝達するようにしている。これら伝達歯車75
及び76はプーリ29及び31にそれぞれシャフト73
及び74を介して連結されている。
【0035】上記プーリ29及び31にそれぞれ巻回さ
れた湾曲ワイヤ27及び28はユニバーサルコード9、
把持部8、可撓完部4、湾曲部13内を挿通して先端部
12に固着されている。又、この実施例では第1実施例
における把持部8に設けられた湾曲スイッチ部36とス
イッチユニット部37の代わりに第2のリモコン77が
他方のリモコン17(第1のリモコンと記す)と同様に
MCU5に着脱自在で接続できる。
【0036】この第2のリモコン77は把持部8に設け
られたスイッチユニット部37と同じ機能を有するスイ
ッチユニット部37bと第1のリモコン17のジョイス
ティック64及び65と同様なジョイスティック64a
及び65aで湾曲スイッチ部36bが形成され、スイッ
チユニット部37bはI/O51を介して制御回路48
に入力され、ジョイスティック64a及び65aはA/
Dコンバータ59を介して制御回路48に入力される。
【0037】なお、この実施例では例えば電子スコープ
2は把持部8を有するが、有しない構造でも良い。(有
しない構造の場合には可撓管部14が延出され、この後
端に伝達歯車75及び76などを内蔵したコネクタが取
付られる。)又、第1のリモコン17には第1実施例と
同様に優先スイッチ66が設けてある。尚、湾曲角検出
回路40及び50の出力はI/O51を介して制御回路
48に入力される。
【0038】この実施例では、2つのジョイスティック
64及び65と、64a及び65aに対応して、2つの
フラグ記憶部48b及び48cを備えている。そして、
パワーONされると、優先されたリモコン(例えば17
とする。)に対応するフラグ記憶部48bのフラグ値を
“L”にセットし、図3に示す処理を行う。途中で優先
スイッチ66が切換られると、新たに優先されたリモコ
ン77に対応するフラグ記憶部48bのフラグ値を
“L”にセットし、図3に示す処理を行う。
【0039】この実施例の作用は、第1のリモコン17
及び第2のリモコン77に対して、図3に示すような処
理を行い、その他は同様であるのでその説明を省略す
る。この第2実施例の効果は第1実施例と同様である。
【0040】図5は本発明の第3実施例を示し、この内
視鏡装置は自動挿入機能を有する。この第3実施例では
把持部8に設けられた湾曲スイッチ部36が上下湾曲用
ジョイスティック64c及び左右湾曲用ジョイスティッ
ク65cで構成されている。把持部8に設けられたスイ
ッチユニット部37には優先スイッチ66が設けてあ
る。この実施例ではリモコン17の湾曲スイッチ部36
a及びスイッチユニット部37aの各信号は信号多重化
回路91によって、多重化され、MCU5内のI/F9
2に入力される。このI/F92により、元にもどされ
た後、制御回路48に入力される。
【0041】上記VP4内のビデオプロセス回路26の
出力は湾曲方向検出回路93に入力され、この湾曲方向
検出回路93により、ビデオプロセス回路26の出力画
像における最も暗い暗部の方向を検出し、この暗部の位
置方向を表す信号をMCU5内のI/O51を介して制
御回路48に出力する。制御回路48はこの暗部の位置
方向を表す信号に基づいて、暗部の方向に湾曲部13を
湾曲するようにドライバ52及び/又は53の動作を制
御する制御信号を出力し、モータ32及び/又は33の
回転駆動を制御し、例えば暗部の位置が画像の中心付近
に位置するように制御する。
【0042】さらに、図5では示していないが、この実
施例では挿入部7の外周面に接触するプーリを回転駆動
するモータを有し、制御回路48はこのモータの回転動
作をドライバを介して制御できるよになっており、自動
挿入(オート挿入)モードにおいては、暗部の位置が画
像の中心付近に位置するように制御すると共に、このモ
ータを回転させて挿入部7をオート挿入できるようにし
てある。なお、このモータを有しない場合(或いは停止
とか使用しない場合)にはオート湾曲のモードになる。
【0043】オート挿入を行うオート挿入モードとマニ
ュアルで挿入を行うマニュアル挿入モードとの切換を行
うモード選択スイッチ94が、例えばスイッチユニット
部37に設けてある。なお、この実施例ではモード選択
スイッチ94がマニュアル挿入モードに設定されている
と、パワーONされた場合、第2実施例と同様に優先ス
イッチ66で優先された操作手段側に対して図3に示す
処理が行われ、かつ優先スイッチ66の切換により新た
に優先された操作手段側にたいしても同様の処理が行わ
れる。
【0044】つまり、把持部8側操作手段とリモコン1
7側操作手段に対して図3に示す処理が行われる。その
後、モード選択スイッチ94がマニュアル挿入モード側
からオート挿入モード側に切換られた場合には、湾曲方
向検出回路93の暗部位置の検出により指示される湾曲
方向指示値と湾曲部の湾曲状態、即ち検出された湾曲角
とのずれ量が大きいことが有り得るので、やはりこれら
が一致する前と後で湾曲動作の応答速度などの変更を行
うようにしている。
【0045】一方、パワーONされた場合、モード選択
スイッチ94がオート挿入側に設定されていると、オー
ト挿入の際の湾曲方向検出回路93の湾曲方向指示出力
と検出された湾曲角とが一致する前と後とでは、同様に
応答速度などを変更するようにしている。モード選択ス
イッチ94がオート挿入モード側からマニュアル挿入モ
ード側に切換られると、上記のように把持部8側操作手
段とリモコン17側操作手段に対して図3に示す処理が
行われる。なお、図5では制御回路48内の比較部48
a及びフラグ記憶部48bの図示を省略している。
【0046】なお、湾曲方向検出回路93は図5ではV
P4内に設けてあるが、別体であっても良い。この実施
例の作用は上記のように実質的に第1或いは第2実施例
と同様になるのでその説明を省略する。
【0047】この第3実施例の効果は第1或いは第2実
施例と同様である他に、オートの湾曲操作の設定とか、
マニュアルの湾曲操作とオートの湾曲操作を切換えた場
合などにも対処できる。
【0048】なお、本発明は上述したものに限定される
ものでなく、種々の変形例を構成できる。例えば、第1
実施例において、DCモータ32、33の代わりにAC
モータとか、ステッピングモータとか、超音波モータな
どを用いても良い。又、ロータリエンコーダ34、35
の代わりにポテンショメータでも良い。さらに、ジョイ
スティック64、65の代わりにトラックボールでも良
い。又、本発明は3つ以上の湾曲操作手段を有する場合
にも適用できる。
【0049】なお、例えば第1実施例において、優先ス
イッチ66をいずれのスイッチユニット部37及び37
aにも設けるようにして、例えば時間的に後で操作され
た側のスイッチユニット部37又は37a側を優先する
ようにしても良い。なお、電気的駆動手段としてはモー
タを用いたものに限らず、形状記憶金属を電気的に加熱
等して湾曲駆動するものでも良い。又、電気的駆動手段
に限らず、流体を送流気等して湾曲駆動するものでも良
いし、形状記憶金属の伸縮を流体等で制御するものでも
良い。
【0050】次に図6を参照して、本発明の第4実施例
を説明する。図6は、電子式の電動湾曲式内視鏡装置の
全体構成図を示す。図6に示す電動湾曲式内視鏡装置1
01は、細長の挿入部107の先端側に設けられた湾曲
部108を有する電子式の電動湾曲式内視鏡102と、
電子式の電動湾曲式内視鏡102に照明光を供給するた
めの光源装置103と、電子式の電動湾曲内視鏡102
が出力する撮像信号を標準的な映像信号に処理するビデ
オプロセッサ104とビデオプロセッサ104が出力す
る映像信号を入力して、内視鏡観察画像を表示するモニ
タ105と、電子式の電動湾曲式内視鏡102の湾曲部
108の湾曲動作を制御する湾曲用モータ制御装置10
6とリモコン122とを備えている。
【0051】前記挿入部107は、先端側から先端部1
09、前記湾曲部108、可撓性を有する可撓管部11
0を有している。また、電動湾曲式内視鏡102は、可
撓管部110の後端に連設されたグリップ121を介し
て操作部111を備えている。この操作部111から
は、側方に可撓性のユニバールケーブル112が延設さ
れ、このユニバールケーブル112の端部には、前記光
源装置103に着脱自在に接続されるコネクタ113が
設けられている。
【0052】このコネクタ113からは信号ケーブル1
14及び駆動用ケーブル115が延設されている。前記
信号ケーブル114の端部にはコネクタ116が設けら
れ、コネクタ116は、ビデオプロセッサ104へ着脱
自在に接続されるようになっている。また、ケーブル1
15の端部にはコネクタ117が設けられ、このコネク
タ117は、湾曲用モータ制御装置106へ着脱自在に
接続されるようになっている。
【0053】又、前記操作部111は、送気・送水スイ
ッチ118、吸引スイッチ119、湾曲操作スイッチ1
20が設けられている。一方、前記リモコン122に
は、信号ケーブル123がグリップ125を介して、延
設されている。この信号ケーブル123の端部には、前
記湾曲用モータ制御装置106に着脱自在に接続される
コネクタ24に設けられている。
【0054】前記リモコン122は、優先スイッチ12
9、送気・送水スイッチ126、吸引スイッチ127、
湾曲操作スイッチ128が設けてあり、操作部111に
設けたものと略同様の外形である。そして、把持して操
作する場合、同様の感覚で使用できる。又、上記リモコ
ン122に設けてある送気・送水スイッチ126、吸引
スイッチ127、湾曲操作スイッチ128は、操作部1
11に設けてある送気・送水スイッチ118、吸引スイ
ッチ119、湾曲操作スイッチ120と略同様のスイッ
チ配置となっている。又、このリモコン122には優先
スイッチ129が設けてある。
【0055】又、上記リモコン122のグリップ125
は、前記操作部111に備えてあるグリップ121と略
同形状としてある。一方、図7は、リモコン122と湾
曲操作用モータ制御装置106との電気的な接続を示し
ている。
【0056】湾曲操作用モータ制御装置106は、前記
リモコン122に電源を供給する電源供給機能と、前記
湾曲操作スイッチ128からの出力信号を角度データと
して変換するA/Dコンバータ131と、リモコン12
2からの出力信号を制御する制御回路132と、前記制
御回路132と優先スイッチ129、送気は送気・送水
スイッチ126、吸引スイッチ127との間に介在し
て、信号の入出力を仲介する入出力ポートI/O133
とを備えている。
【0057】図8及び図9は、リモコン122の構造を
示す。図9に示すように湾曲操作スイッチ装置148
は、例えばジョイステックタイプを使用しており、、ポ
テンショメータ143が外部に露出している。また、湾
曲操作スイッチ装置148ではその周辺部品をユニット
化してある。図8に示すスティック138の角度に応じ
て回転する。湾曲操作スイッチ128は、固定板139
にビス140で固定されている。前記固定板139に
は、L字状の屈曲形成された固定部139aが設けられ
ている。固定部139aにL字状した押え板145にシ
リコンゴム144を固定着取したものをポテンショメー
タ143に当たるように、ビス146でしめつけ自在に
してジョイスティックの力量を変化できるように設けて
ある。
【0058】上記湾曲操作スイッチ装置148は上記部
材で一体化をなし、スペーサ141を介してビス142
で本体147に固定されている。一方、図7に示すコン
デンサ134、135、136、137をのせ、各スイ
ッチの配線を行う基板はグリップ125の中に位置する
ように設けてある(図示せず)。
【0059】この実施例の作用を以下に説明する。パワ
ーオンされると、前記第1〜3実施例と同様に、一致フ
ラグ検出前と検出後で制御回路132は制御を変更す
る。前記リモコン122の優先スイッチ129を1回押
すと、I/O133のA端子に“H”が出力される。前
記制御回路132は、リモコン122を認識し、リモコ
ン122側の各スイッチの信号の入力待ちとなる。
【0060】上記リモコン122の湾曲操作スイッチ1
28を操作すると、前記湾曲部108が、上記湾曲操作
スイッチ128で所望した方向に湾曲がかかる。又、送
気・送水スイッチ126、吸引スイッチ127をONす
ると、I/O133に“H”が出力され、制御回路13
2は、送気・送水吸引する判断を行う。このようにリモ
コン122は、上記操作部111と同様の操作をするこ
とができる。
【0061】一方、もう一度優先スイッチ129を押す
とI/O133のA端子に“L”が出力される。上記制
御回路132は、リモコン122を認識しなくなり、リ
モコン122側の操作を無視し、上記操作部111の操
作を認識するようになる。
【0062】この実施例は以下の効果を有する。リモコ
ン122の優先スイッチ129をOFFにすると、S.
F.C(シングルフォールトコンディション)対策とし
て、リモコン122の操作ができなくなる。
【0063】操作部111で操作していて、危険と思わ
れる場合、リモコン122の優先スイッチをONにし
て、湾曲操作し、危険を回避することができる。操作部
111の操作スイッチが故障しても、リモコン122の
操作で行うことができる。また、リモコン122の把持
部分とスコープ側の把持部分の形状が略同じであるの
で、同じ感覚で操作できる。
【0064】湾曲操作スイッチ装置148が1本化して
いるので、スペーサ141を変えるだけで簡単に本体1
47からとび出しているステックの長さを変えることが
できる。ビス146をしめつけたり、ゆるめたりするこ
とで、湾曲操作スイッチ128の操作力量を変えること
ができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湾
曲角の指示値を出力する指示出力手段と、実際の湾曲角
を検出する検出手段と、前記指示値と前記検出手段の検
出角を比較する比較手段と、該比較手段の出力が実質上
一致する前と後で湾曲部の電気的駆動手段への制御を変
更する変更手段とを設けてあるので、電源パワーオン時
などでは追従動作が遅くなるようにして安全性を確保
し、かつ一旦一致した後では追従動作を速くして操作性
を確保するなどが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡装置の外観図。
【図2】第1実施例の具体的構成を示す構成図。
【図3】第1実施例における2つの湾曲操作手段に対す
る制御回路の処理内容を示すフローチャート図。
【図4】本発明の第2実施例の具体的構成を示す構成
図。
【図5】本発明の第3実施例の具体的構成を示す構成
図。
【図6】本発明の第4実施例の内視鏡装置の外観図。
【図7】リモコンと湾曲操作用モータ制御装置との電気
的な接続を示す図。
【図8】リモコンの湾曲操作スイッチの構造を示す断面
図。
【図9】リモコンの取付部分を示す説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…電子スコープ 4…VP(ビデオプロセッサ) 5…MCU(モータ制御ユニット) 6…モニタ 7…挿入部 8…把持部 13…湾曲部 17…リモコン 27、28…湾曲ワイヤ 32、33…モータ 36,36a…湾曲スイッチ部 37,37a…スイッチユニット部 41…スピード設定スイッチ 42…AV(アングルバイブレーション)スイッチ 48…制御回路 48a…比較部 48b…フラグ記憶部 64、65…ジョイスティック 66…優先スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部に設けられた湾曲自在の湾曲部
    と、該湾曲部を湾曲駆動する駆動手段と、前記駆動手段
    に湾曲角の指示信号を出力する指示信号出力手段と、前
    記湾曲部の湾曲角の検出手段と、前記指示信号と前記検
    出手段を比較する比較手段と、該比較手段の出力が実質
    上一致する前と後で前記駆動手段への制御を変更する変
    更手段とを設けたことを特徴とする内視鏡装置。
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