JP2643436B2 - インタンク式燃料ポンプの搭載構造 - Google Patents

インタンク式燃料ポンプの搭載構造

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JP2643436B2
JP2643436B2 JP1098491A JP9849189A JP2643436B2 JP 2643436 B2 JP2643436 B2 JP 2643436B2 JP 1098491 A JP1098491 A JP 1098491A JP 9849189 A JP9849189 A JP 9849189A JP 2643436 B2 JP2643436 B2 JP 2643436B2
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英人 高橋
長田  喜芳
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、インタンク式燃料ポンプの搭載構造に関す
る。
[従来の技術] 従来の技術の一例として、特開昭60−180760号公報の
技術がある。この技術は、ポンプを覆うブラケット(本
発明のサブタンクに相当)と燃料タンクの底との間にゴ
ムを配設し、ポンプからブラケットへ伝わった振動が、
燃料タンクに伝わるのを防ぐものである。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、燃料中に配設しても性能の劣化のないゴム
は、コストが高い。このため、従来の技術は、高価なゴ
ムを使用するため、製造コストが高くなってしまう問題
点を備えていた。
本発明の目的は、製造コストの低いインタンク式燃料
ポンプの搭載構造の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明のインタンク式
燃料ポンプの搭載構造は、次の技術的手段を採用する。
インタンク式燃料ポンプの搭載構造は、液体燃料を蓄
える燃料タンクと、この燃料タンク内に配設され、燃料
を前記燃料タンクの外部に圧送するポンプと、このポン
プの下部を覆うように設けられ、前記ポンプに吸い込ま
れる燃料を蓄えるサブタンクとを備え、前記サブタンク
の底部が前記燃料タンクの底に押し付けられる。
そして、前記サブタンクの底部は、前記燃料タンクの
底と当接し、弾性変形可能なプラスチック製の爪を備え
る。
[作用] ポンプが作動し、ポンプの振動がサブタンクへ伝わる
と、サブタンクが振動する。サブタンクの振動は、爪の
弾性変形により吸収される。
この結果、サブタンクの振動は、燃料タンクへは伝わ
らない。あるいは、サブタンクの振動が燃料タンクへ伝
わることが、爪の弾性変形により、抑えられる。
[発明の効果] プラスチックには、燃料中に配設しても性能の劣化の
小さいものが、低いコストで存在する。このため、防振
材料にゴムを用いた従来に比較して、製造コストを低く
抑えることができる。
[実施例] 次に、本発明にインタンク式燃料ポンプの搭載構造
を、図に示す一実施例に基づき説明する。
第1図は、自動車の燃料タンク内に設置されたポンプ
の搭載構造を示す断面図である。
燃料タンク1の内部には、燃料を外部へ圧送するポン
プ2が配置される。このポンプ2は、ブラケット3とサ
ブタンク4とを組み合わせた組付体によって、燃料タン
ク1の内部に搭載される。
上記の燃料タンク1、ポンプ2、ブラケット3および
サブタンク4を、次に簡単に説明する。
a)初めに燃料タンク1の説明を行う。
燃料タンク1は、アッパータンク5と、アンダータン
ク6とを接合し、内部にガソリン等の燃料を蓄える容器
である。アッパータンク5の天板には、燃料タンク1内
に組付体を挿入するための穴7が形成されている。
b)次にポンプ2の説明を行う。
ポンプ2は、サブタンク4の内部に配設される。ポン
プ2は、通電を受けると、サブタンク4内の燃料をポン
プ2の下部のフィルタ8を介して吸引し、サポータ9お
よび吐出パイプ10を介して、吸引した燃料を燃料タンク
1の外部へ圧送するものである。なお、フィルタ8は、
防振ゴム11を介してサブタンク4の底と当接する。
サポータ9は、プラスチック製の筒状体で、一端がポ
ンプ2の吐出口12に防振ゴム13を介して取り付けられて
いる。また、サポータ9の他端は、Oリング14を介して
吐出パイプ10に接続され、サポータ9と吐出パイプ10と
が摺動可能に設けられている。
吐出パイプ10は、ブラケット3の蓋15を貫通する金属
製のパイプで、ポンプ2の吐出した燃料を図示しないエ
ンジンへ導くものである。
なお、ポンプ2には、通電のためのリード線16を備え
ており、このリード線16は、ブラケット3の蓋15に一体
に形成されたコネクタ17に接続されている。
c)次にブラケット3の説明を行う。
ブラケット3は、燃料タンク1の穴7を塞ぐ蓋15と、
この蓋15より下方へ延びる、例えば筒状の保持壁18とを
具備するもので、プラスチック、あるいは金属よりな
る。
蓋15は、上述のように、コネクタ17が設けられるとと
もに、吐出パイプ10が貫通している。そして、蓋15の周
囲は、シール材19を介して燃料タンク1に装着され、燃
料タンク1内を気密を保っている。
保持壁18は、内周にサブタンク4を嵌め合わせ、サブ
タンク4を摺動可能に保持するもので、サブタンク4の
嵌め合わされる部分には、上下方向へ延びる窓20が複数
(例えば3箇所)形成されている。この窓20は、サブタ
ンク4の周囲に形成された突起21と嵌め合わされ、サブ
タンク4を窓20の開口の範囲内で上下動可能にしてい
る。
d)次にサブタンク4の説明を行う。
サブタンク4は、ポンプ2の下部を覆い、ポンプ2に
吸い込まれる燃料を蓄える容器で、ブラケット3の保持
壁18の内周に嵌め合わされる筒体22と、底板23とをプラ
スチック(例えばポリアセタール)によって一体に形成
したものである。
このサブタンク4の底部には、本発明のかかるプラス
チック(例えばポリアセタール)の爪24が複数、サブタ
ンク4と一体に形成されている。本実施例の爪24は、第
2図のサブタンク4の底面図にも示すように、サブタン
ク4の下面の周囲に、ほぼ等間隔で3つ設けられてい
る。それぞれの爪24は、第1図に示すように、サブタン
ク4の周囲から、下方、内周に向かって設けられてい
る。そして、爪24の下端は、燃料タンク1の底に当接す
る。爪24は、サブタンク4に伝わる振動によって弾性変
形するように、使用されるプラスチック材料の硬度や、
燃料タンク1の底に押し付けられる力を考慮して、形状
(例えば厚みや、幅)が決定されている。
サブタンク4の上部には、カバー25が取り付けられて
いる。このカバー25は、上述のサポータ9と一体に成形
されたもので、サブタンク4と取り外し可能に設けられ
ている。
なお、サブタンク4は、燃料タンク1内の燃料を、サ
ブタンク4内へ導き、かつ燃料タンク1が傾いた際、サ
ブタンク4内の燃料が外部へ流出しないような工夫(図
示しない)がなされている。
次に、上記実施例の作動を簡単に説明する。
エンジンが始動され、ポンプ2が通電されると、サブ
タンク4内の燃料を、サポータ9、吐出パイプ10を介し
て燃料タンク1の外部へ圧送する。
サポータ9は、ポンプ2より燃料の吐出圧を受ける
と、吐出圧によって下方へ向かう力を受ける。サポータ
9が受けた力は、カバー25を介してサブタンク4へ伝わ
る。この結果、サブタンク4は、ポンプ2の吐出圧によ
って、燃料タンク1の底へ押し付けられる。これによ
り、燃料タンク1内の圧力が変化することによって、燃
料タンク1の高さが変化しても、サブタンク4を常に燃
料タンク1の底へ当接させることができる。
一方、ポンプ2は、ポンプ作動を行うことにより、振
動を発生する。ポンプ2の振動がサブタンク4へ直接、
あるいは間接的に伝わると、サブタンク4も振動する。
サブタンク4が振動しても、爪24が弾性変形すること
により、サブタンク4の振動は、燃料タンク1へは伝わ
らない。あるいは伝わる振動が小さくなる。この結果、
サブタンク4の振動が燃料タンク1に伝わることにより
発生する騒音を、抑えることができる。
この実施例に示すように、従来用いられてきた耐ガソ
リン性の高価なゴムに代わり、ポリアセタール等の安価
なプラスチック製の爪24によって、サブタンク4から燃
料タンク1へ伝わる振動を防ぐことができるため、製造
コストを抑えることができる。
なお、従来の技術では、防振材料のゴムとサブタンク
4とが異素材であるため、必ず組付の工程を必要とし
た。しかるに、本実施例では、爪24とサブタンク4とが
一体成形なため、サブタンク4と防振材料との組付工程
を省略できる。つまり、組付工程を省略できることによ
り、製造コストをさらに低く抑えることができる。
第3図に本発明の第2実施例を示す。
本実施例のインタンク式燃料ポンプの搭載構造は、残
量検出手段(要部省略)と組み合わされている。
また、本実施例のインタンク式燃料ポンプの搭載構造
は、ジェットポンプ26によって、サブタンク4内へ燃料
を供給する手段を採用したものである。ジェットポンプ
26を簡単に説明する。ポンプ2が吐出し、戻ってきた燃
料を、リターン通路27によって燃料タンク1の底部へ導
き、吐出する。吐出部分に絞り28を形成し、燃料の流速
を速める。絞り28より吐出する燃料の流れによって、絞
り28の周囲の燃料をサブタンク4の上方に開口する流入
通路29へ導き、サブタンク4内に供給するものである。
本実施例では、流入通路29の下側の通路、および絞り
28に対向した開口を、サブタンク4の底板23と、この底
板23の下部に取り付けられるポンプカバー30とによって
形成している。そして、本発明のかかる爪24は、ポンプ
カバー30の下面に、複数設けられるものである。
(変形例) 爪24のプラスチックの一例として、ポリアセタールを
例示したが、66ナイロン,ポリブチレンテレフタレー
ト,高密度ポリエチレンなど、他のプラスチックを使用
しても良い。
爪24を複数設けたが、1つ、あるいは爪24を連続させ
た形状の脚部(弾性変形可能)として形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は第1実施例を示すもので、第1図
はインタンク式燃料ポンプの搭載構造の断面図、第2図
はサブタンクの底面図である。 第3図は第2実施例を示すインタンク式燃料ポンプの搭
載構造の断面図である。 図中 1……燃料タンク、2……ポンプ 4……サブタンク、24……爪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料を蓄える燃料タンクと、 この燃料タンク内に配設され、燃料を前記燃料タンクの
    外部に圧送するポンプと、 このポンプの下部を覆うように設けられ、前記ポンプに
    吸い込まれる燃料を蓄えるサブタンクとを備え、 前記サブタンクの底部が前記燃料タンクの底に押し付け
    られるインタンク式燃料ポンプの搭載構造において、 前記サブタンクの底部は、前記燃料タンクの底と当接
    し、弾性変形可能なプラスチック製の爪を備えたことを
    特徴とするインタンク式燃料ポンプの搭載構造。
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