JP2642321B2 - コンクリート打設装置 - Google Patents
コンクリート打設装置Info
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- JP2642321B2 JP2642321B2 JP32834394A JP32834394A JP2642321B2 JP 2642321 B2 JP2642321 B2 JP 2642321B2 JP 32834394 A JP32834394 A JP 32834394A JP 32834394 A JP32834394 A JP 32834394A JP 2642321 B2 JP2642321 B2 JP 2642321B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の建設に適用され
るコンクリート打設装置、更に詳細に説明すると、建築
物躯体を上昇せしめながら建設する建設装置と一体とな
って、天井から広範囲にコンクリートを打設するコンク
リート打設装置に係るものである。
るコンクリート打設装置、更に詳細に説明すると、建築
物躯体を上昇せしめながら建設する建設装置と一体とな
って、天井から広範囲にコンクリートを打設するコンク
リート打設装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物を構築する場合、鉄骨ある
いは鉄筋で補強されてコンクリートを打設する作業にお
いては、 (イ) 主としてコンクリート打設階にコンクリート圧
送パイプをスラブ上に水平に配設し、先端部にゴムホー
スを接続したコンクリート打設装置によって、コンクリ
ート圧送ポンプを介して前記圧送パイプにコンクリート
を圧送し、作業員が先端のゴムホースを持ってコンクリ
ートを打設しながら移動する方法。
いは鉄筋で補強されてコンクリートを打設する作業にお
いては、 (イ) 主としてコンクリート打設階にコンクリート圧
送パイプをスラブ上に水平に配設し、先端部にゴムホー
スを接続したコンクリート打設装置によって、コンクリ
ート圧送ポンプを介して前記圧送パイプにコンクリート
を圧送し、作業員が先端のゴムホースを持ってコンクリ
ートを打設しながら移動する方法。
【0003】(ロ) コンクリート打設階の柱に固定さ
れた多関節の屈折する水平アームに、コンクリート圧送
パイプを併設して、同圧送パイプにホースを接続し、ホ
ースを上下に移動する打設装置によって、コンクリート
圧送ポンプからのコンクリートの圧送を受け、作業員の
操作によって水平アームの関節を曲げながら所定の範囲
にコンクリートを打設する方法。
れた多関節の屈折する水平アームに、コンクリート圧送
パイプを併設して、同圧送パイプにホースを接続し、ホ
ースを上下に移動する打設装置によって、コンクリート
圧送ポンプからのコンクリートの圧送を受け、作業員の
操作によって水平アームの関節を曲げながら所定の範囲
にコンクリートを打設する方法。
【0004】(ハ) コンクリート打設階の床に、床上
を走行するタイヤ車輪台車に直管とホースを交互に連続
し、先端で回転するホースを装着された走行式ディスト
リビュータの打設装置を使用し、コンクリートの打設は
同打設装置にコンクリート圧送ポンプからコンクリート
を圧送し、各タイヤ車輪を駆動して前進、後退方向の変
換を行ない、先端ホースを旋回しながら所定の範囲にコ
ンクリートを打設する方法。
を走行するタイヤ車輪台車に直管とホースを交互に連続
し、先端で回転するホースを装着された走行式ディスト
リビュータの打設装置を使用し、コンクリートの打設は
同打設装置にコンクリート圧送ポンプからコンクリート
を圧送し、各タイヤ車輪を駆動して前進、後退方向の変
換を行ない、先端ホースを旋回しながら所定の範囲にコ
ンクリートを打設する方法。
【0005】以上の方法が適用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記
(イ)の方法においては、コンクリート打設床にパイプ
受架台を配置し、同架台にパイプを装架し先端にホース
を接続して、コンクリート圧送ポンプからコンクリート
の供給を受けて、前記ホースの移動範囲にコンクリート
を打設し、更にパイプを継接し、または切離しの作業を
繰返しながらコンクリートを打設するため、同コンクリ
ートの圧送時にはパイプの脈動を防止するためチェーン
等で固定する必要があり、更にはパイプの継接または切
離し、移動とコンクリート打設作業に重労働が強いられ
ることとなる。
(イ)の方法においては、コンクリート打設床にパイプ
受架台を配置し、同架台にパイプを装架し先端にホース
を接続して、コンクリート圧送ポンプからコンクリート
の供給を受けて、前記ホースの移動範囲にコンクリート
を打設し、更にパイプを継接し、または切離しの作業を
繰返しながらコンクリートを打設するため、同コンクリ
ートの圧送時にはパイプの脈動を防止するためチェーン
等で固定する必要があり、更にはパイプの継接または切
離し、移動とコンクリート打設作業に重労働が強いられ
ることとなる。
【0007】また前記(ロ)の方法においては、コンク
リート打設階の柱に固定された多関節のアームにコンク
リート圧送管を装着し、先端のホースが上下可動な打設
口を設けて打設口の操作を作業員が行うので、人力によ
るパイプの継接、または切離、移動作業が省略され、作
業員は重労働から解放されるが、コンクリート打設階の
柱に設置するので打設階への盛り替えが煩雑であった
り、設置場所を中心に所定の範囲のみ打設されるので、
打設範囲が広くなると複数の装置を配設し、配置換えを
しなければならず、煩雑な作業を伴う。
リート打設階の柱に固定された多関節のアームにコンク
リート圧送管を装着し、先端のホースが上下可動な打設
口を設けて打設口の操作を作業員が行うので、人力によ
るパイプの継接、または切離、移動作業が省略され、作
業員は重労働から解放されるが、コンクリート打設階の
柱に設置するので打設階への盛り替えが煩雑であった
り、設置場所を中心に所定の範囲のみ打設されるので、
打設範囲が広くなると複数の装置を配設し、配置換えを
しなければならず、煩雑な作業を伴う。
【0008】更に前記(ハ)の方法によれば前記の方法
と同様に省力化が図られ、重労働からは解放されるがコ
ンクリート打設階におけるコンクリートの打設毎に設置
替えがあり、撤去,搬送,設置と作業が煩わしい。本発
明は前記従来技術の有する問題点を解決するために提案
されたもので、その目的とするところは、省力化が図ら
れ、作業性が改善され、コンクリート打設平面上の任意
の場所にコンクリートを打設しうるコンクリート打設装
置を提供する点にある。
と同様に省力化が図られ、重労働からは解放されるがコ
ンクリート打設階におけるコンクリートの打設毎に設置
替えがあり、撤去,搬送,設置と作業が煩わしい。本発
明は前記従来技術の有する問題点を解決するために提案
されたもので、その目的とするところは、省力化が図ら
れ、作業性が改善され、コンクリート打設平面上の任意
の場所にコンクリートを打設しうるコンクリート打設装
置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るコンクリート打設装置は、天井の走行
レールを走行するサスペンション型クレーンに懸吊され
た搬送装置と、同搬送装置に装着され、旋回機能と伸縮
機能を有する多機能建設装置に装着されたコンクリート
供給管と、同打設コンクリートに供給管に接続されたコ
ンクリート水平分配装置とから構成されている。
め、本発明に係るコンクリート打設装置は、天井の走行
レールを走行するサスペンション型クレーンに懸吊され
た搬送装置と、同搬送装置に装着され、旋回機能と伸縮
機能を有する多機能建設装置に装着されたコンクリート
供給管と、同打設コンクリートに供給管に接続されたコ
ンクリート水平分配装置とから構成されている。
【0010】請求項2の発明は前記多機能建設装置にコ
ンクリート供給管を接続するとともに、同供給管からフ
レキシブルホースを接続して前記水平分配装置に装着し
て構成されている。請求項3の発明は前記打設コンクリ
ートの水平分配装置は、水平ガイドレールと、同水平ガ
イドレールに案内されてスライドする移動体と、前記水
平ガイドレールの両端間に循環移動する無端状チェーン
及び同無端状チェーンの駆動装置と、前記移動体に取付
けられ、先端にコンクリート打設口が接続されたフレキ
シブルホースとから構成されている。
ンクリート供給管を接続するとともに、同供給管からフ
レキシブルホースを接続して前記水平分配装置に装着し
て構成されている。請求項3の発明は前記打設コンクリ
ートの水平分配装置は、水平ガイドレールと、同水平ガ
イドレールに案内されてスライドする移動体と、前記水
平ガイドレールの両端間に循環移動する無端状チェーン
及び同無端状チェーンの駆動装置と、前記移動体に取付
けられ、先端にコンクリート打設口が接続されたフレキ
シブルホースとから構成されている。
【0011】
【作用】本発明に係るコンクリート打設装置は前記した
ように構成されているので、天井に設置された走行レー
ルにサスペンション型クレーンが懸吊されて同サスペン
ション型クレーンに走行自在に懸装された搬送装置は、
天井に設置された走行レールでは例えばY方向にサスペ
ンション型クレーンが移動し、同サスペンション型クレ
ーンではX方向に搬送装置が移動し、平面的に建築面積
の範囲をカバーする。
ように構成されているので、天井に設置された走行レー
ルにサスペンション型クレーンが懸吊されて同サスペン
ション型クレーンに走行自在に懸装された搬送装置は、
天井に設置された走行レールでは例えばY方向にサスペ
ンション型クレーンが移動し、同サスペンション型クレ
ーンではX方向に搬送装置が移動し、平面的に建築面積
の範囲をカバーする。
【0012】而して前記搬送装置には旋回機構と伸縮機
構とを有する多機能建設装置が装着され、同多機能建設
装置にコンクリート供給管が装着された水平分配装置を
具えたコンクリート打設装置は、コンクリート供給管が
装着された水平分配装置を回動してその向きを変えてコ
ンクリートを隅々に供給し、コンクリートを打設するこ
とができ、また前記多機能建設装置の伸縮機構によって
コンクリート打設面のレベルを調整してコンクリート供
給管よりコンクリートを供給することによってコンクリ
ートを打設する。
構とを有する多機能建設装置が装着され、同多機能建設
装置にコンクリート供給管が装着された水平分配装置を
具えたコンクリート打設装置は、コンクリート供給管が
装着された水平分配装置を回動してその向きを変えてコ
ンクリートを隅々に供給し、コンクリートを打設するこ
とができ、また前記多機能建設装置の伸縮機構によって
コンクリート打設面のレベルを調整してコンクリート供
給管よりコンクリートを供給することによってコンクリ
ートを打設する。
【0013】請求項2の発明によれば、前記多機能建設
装置にコンクリート供給管にフレキシブルホースを接続
し、同フレキシブルホース先端を前記水平分配装置に装
着したことによって、コンクリート打設面にコンクリー
トが供給される。請求項3の発明によれば、水平分配装
置は、水平ガイドレールと同水平ガイドレールに案内さ
れてスライドする移動体と、同移動体の両端部間に循環
移動する無端状チェーン及びその駆動装置が設けられ、
同移動体には先端にコンクリート打設口が接続されたフ
レキシブルホースが装着されているので、コンクリート
供給管が接続されたフレキシブルホースは電動機に駆動
されて前記移動体を左右に反復水平移動して、前記コン
クリート打設口より供給されるコンクリートはコンクリ
ート打設面に均一に打設される。
装置にコンクリート供給管にフレキシブルホースを接続
し、同フレキシブルホース先端を前記水平分配装置に装
着したことによって、コンクリート打設面にコンクリー
トが供給される。請求項3の発明によれば、水平分配装
置は、水平ガイドレールと同水平ガイドレールに案内さ
れてスライドする移動体と、同移動体の両端部間に循環
移動する無端状チェーン及びその駆動装置が設けられ、
同移動体には先端にコンクリート打設口が接続されたフ
レキシブルホースが装着されているので、コンクリート
供給管が接続されたフレキシブルホースは電動機に駆動
されて前記移動体を左右に反復水平移動して、前記コン
クリート打設口より供給されるコンクリートはコンクリ
ート打設面に均一に打設される。
【0014】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。図1は本発明に係るコンクリート打設装置Fを設置
した建築物の断面を示し、Aは建築物でBは建築物の最
上階で、同最上階Bに各種の機器が搭載されている。C
は建設作業階で、Pは柱、Gは梁、Sは床を示し、F1
はサスペンションクレーン間を移動したコンクリート打
設装置、Nはコンクリート均し機である。
る。図1は本発明に係るコンクリート打設装置Fを設置
した建築物の断面を示し、Aは建築物でBは建築物の最
上階で、同最上階Bに各種の機器が搭載されている。C
は建設作業階で、Pは柱、Gは梁、Sは床を示し、F1
はサスペンションクレーン間を移動したコンクリート打
設装置、Nはコンクリート均し機である。
【0015】前記最上階Bの下部には、建設機材の搬送
及び取付用の後述のクレーン装置が設置されている。a
は天井の走行レール、bはサスペンション型クレーンで
前記走行レールaと直交して走行するように懸吊されて
いる。前記コンクリート打設装置Fは、サスペンション
型クレーンbに懸吊された搬送装置1と、同搬送装置1
に装着され、旋回機構2と後述の伸縮機構を有する多機
能建設装置Kと、同多機能建設装置Kにコンクリート供
給管3を装着し、コンクリートを打設する図2に示す水
平分配装置4とによって構成されている。
及び取付用の後述のクレーン装置が設置されている。a
は天井の走行レール、bはサスペンション型クレーンで
前記走行レールaと直交して走行するように懸吊されて
いる。前記コンクリート打設装置Fは、サスペンション
型クレーンbに懸吊された搬送装置1と、同搬送装置1
に装着され、旋回機構2と後述の伸縮機構を有する多機
能建設装置Kと、同多機能建設装置Kにコンクリート供
給管3を装着し、コンクリートを打設する図2に示す水
平分配装置4とによって構成されている。
【0016】なお、前記搬送装置1は、サスペンション
型クレーンbのレールを走行するようにトロリー台車に
装架されたトロリー5によって構成され、搬送装置1と
多機能建設装置Kは搬送装置1の下部に配設された旋回
装置6によって旋回するようになっている。前記多機能
建設装置Kは、ほぼ立方体状の外枠7内に内枠8が両者
間に介装された油圧昇降ジャッキ9によって昇降するよ
うに構成され、更に前記多機能建設装置Kにはコンクリ
ート供給装置Hより配設される。前記コンクリート供給
管3を挿貫して外枠7に到達せしめたのち、フレキシブ
ルホース10に接続し、同ホース先端にコンクリート打
設口11を接続している。
型クレーンbのレールを走行するようにトロリー台車に
装架されたトロリー5によって構成され、搬送装置1と
多機能建設装置Kは搬送装置1の下部に配設された旋回
装置6によって旋回するようになっている。前記多機能
建設装置Kは、ほぼ立方体状の外枠7内に内枠8が両者
間に介装された油圧昇降ジャッキ9によって昇降するよ
うに構成され、更に前記多機能建設装置Kにはコンクリ
ート供給装置Hより配設される。前記コンクリート供給
管3を挿貫して外枠7に到達せしめたのち、フレキシブ
ルホース10に接続し、同ホース先端にコンクリート打
設口11を接続している。
【0017】前記水平分配装置4は前記多機能建設装置
Kの外枠7の下部に装着されている。同水平分配装置4
は図2乃至図5に示すように水平部材12に設けた上下
一双のガイドレール13の上部を転動する上部車輪14
とガイドレール13を挟んで転動する横車輪15と下部
にガイドレールを回動する車輪16が設けられている。
図中17は固定材である。
Kの外枠7の下部に装着されている。同水平分配装置4
は図2乃至図5に示すように水平部材12に設けた上下
一双のガイドレール13の上部を転動する上部車輪14
とガイドレール13を挟んで転動する横車輪15と下部
にガイドレールを回動する車輪16が設けられている。
図中17は固定材である。
【0018】前記水平分配装置4の両端にはチェーンギ
ャ18が配設され、前記両チェーンギャ18間に亘って
無端状に架渡されたチェーン19に移動体20が繋止さ
れ、同移動体20に前記各車輪14,16が装架されて
いる。図中21及び22はチェーンギャ18の駆動用の
電動機及び伝動チェーン、23はマイタギャである。ま
た前記移動体20にはフレキシブルホース10の係止用
バンド24が設けられ、図中25はブラケットでホース
挿貫孔25aが設けられている。
ャ18が配設され、前記両チェーンギャ18間に亘って
無端状に架渡されたチェーン19に移動体20が繋止さ
れ、同移動体20に前記各車輪14,16が装架されて
いる。図中21及び22はチェーンギャ18の駆動用の
電動機及び伝動チェーン、23はマイタギャである。ま
た前記移動体20にはフレキシブルホース10の係止用
バンド24が設けられ、図中25はブラケットでホース
挿貫孔25aが設けられている。
【0019】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、天井に配設された天井走行レールaに懸吊さ
れたサスペンション型クレーンbに懸吊されたコンクリ
ート打設装置Fは図6に示す如く、サスペンション型ク
レーンでY方向に移動し、サスペンション型クレーンに
懸吊された前記コンクリート打設装置FはX方向に移動
し、図1に示すように同コンクリート打設装置F1 にコ
ンクリート供給装置Hを接続し、コンクリート打設装置
F1 内のコンクリート供給管3とフレキシブルホース1
0に夫々接続されてコンクリートの供給を受けて、コン
クリート打設口11からコンクリートが排出され、水平
分配装置4に装着された前記コンクリート打設口11が
左右に移動して、コンクリートを均一に打設する。図2
において26はコンクリート均し部である。
いるので、天井に配設された天井走行レールaに懸吊さ
れたサスペンション型クレーンbに懸吊されたコンクリ
ート打設装置Fは図6に示す如く、サスペンション型ク
レーンでY方向に移動し、サスペンション型クレーンに
懸吊された前記コンクリート打設装置FはX方向に移動
し、図1に示すように同コンクリート打設装置F1 にコ
ンクリート供給装置Hを接続し、コンクリート打設装置
F1 内のコンクリート供給管3とフレキシブルホース1
0に夫々接続されてコンクリートの供給を受けて、コン
クリート打設口11からコンクリートが排出され、水平
分配装置4に装着された前記コンクリート打設口11が
左右に移動して、コンクリートを均一に打設する。図2
において26はコンクリート均し部である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、コンク
リート打設装置は天井の走行レールを走行するサスペン
ション型クレーンに懸吊されてY方向に移動し、コンク
リート打設装置の搬送装置は前記走行レールを走行する
サスペンション型クレーンを走行して前記Y方向と直交
するX方向に走行するように、常にコンクリート打設床
より上部に設置されているので、コンクリート供給管を
多機能建設装置に接続してコンクリート水平分配管を介
してコンクリート打設面に均一にコンクリートを打設す
るようにしたので、工事の進捗状態をみながら、どこか
らでも直ちに打設することができ、従来のようにコンク
リート打設装置の設置や設置変え、資材の搬送作業がな
くなり、作業員は重労働から解放され、作業環境が改善
され、品質のよいコンクリートが打設される。
リート打設装置は天井の走行レールを走行するサスペン
ション型クレーンに懸吊されてY方向に移動し、コンク
リート打設装置の搬送装置は前記走行レールを走行する
サスペンション型クレーンを走行して前記Y方向と直交
するX方向に走行するように、常にコンクリート打設床
より上部に設置されているので、コンクリート供給管を
多機能建設装置に接続してコンクリート水平分配管を介
してコンクリート打設面に均一にコンクリートを打設す
るようにしたので、工事の進捗状態をみながら、どこか
らでも直ちに打設することができ、従来のようにコンク
リート打設装置の設置や設置変え、資材の搬送作業がな
くなり、作業員は重労働から解放され、作業環境が改善
され、品質のよいコンクリートが打設される。
【0021】請求項2の発明によれば、前記多機能建設
装置にコンクリート供給管を接続するとともに、同供給
管からフレキシブルホースを接続して前記水平分配装置
に装着したことによって、同水平分配装置の移動体に固
定されたコンクリート打設口が左右に移動する際、前記
フレキシブルホースが揺動し、コンクリートの水平方向
に亘る均一な打設が円滑に行なわれる。
装置にコンクリート供給管を接続するとともに、同供給
管からフレキシブルホースを接続して前記水平分配装置
に装着したことによって、同水平分配装置の移動体に固
定されたコンクリート打設口が左右に移動する際、前記
フレキシブルホースが揺動し、コンクリートの水平方向
に亘る均一な打設が円滑に行なわれる。
【0022】請求項3の発明によれば、前記打設コンク
リートの水平分配装置は、水平ガイドレールの両端間を
循環移動する無端状チェーンに移動体を取付け、同移動
体に先端にコンクリート打設口が接続されたフレキシブ
ルホースを取付けたことによって、前記水平分配装置の
無端状チェーンを介して同チェーンに取付けられたコン
クリート打設口が左右に反復、移動され、同打設口より
吐出されるコンクリートは人手を要することなく、コン
クリート打設面に均一に打設される。
リートの水平分配装置は、水平ガイドレールの両端間を
循環移動する無端状チェーンに移動体を取付け、同移動
体に先端にコンクリート打設口が接続されたフレキシブ
ルホースを取付けたことによって、前記水平分配装置の
無端状チェーンを介して同チェーンに取付けられたコン
クリート打設口が左右に反復、移動され、同打設口より
吐出されるコンクリートは人手を要することなく、コン
クリート打設面に均一に打設される。
【図1】本発明に係るコンクリート打設装置を構築中の
建物に装架した状態を示す断面図である。
建物に装架した状態を示す断面図である。
【図2】コンクリート打設装置の正面立面図である。
【図3】コンクリート水平分配装置の正面立面図であ
る。
る。
【図4】図3の側面図である。
【図5】コンクリート水平分配装置の平面図である。
【図6】コンクリート打設装置の移動状態を示す説明図
である。
である。
A 建築物 B 最上階 C 建設作業階 F コンクリート打設装置 G 梁 H コンクリート供給装置 K 多機能建設装置 N コンクリート均し機 P 柱 S 床 a 天井走行レール b サスペンション型クレーン 1 搬送装置 2 旋回機構 3 コンクリート供給管 4 水平分配装置 5 トロリー 6 旋回装置 7 外枠 8 内枠 9 油圧昇降ジャッキ 10 フレキシブルホース 11 コンクリート打設口 12 水平部材 13 ガイドレール 14 上部車輪 15 横車輪 16 車輪 17 固定材 18 チェーンギャ 19 チェーン 20 移動体 21 電動機 22 伝動チェーン 23 マイタギャ 24 バンド 25 ブラケット 25a ホース挿貫孔 26 コンクリート均し部
フロントページの続き (72)発明者 荒井 高志 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 加藤 将夫 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 吉武 亮二 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 飯塚 一雄 東京都江東区南砂2丁目6番5号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (72)発明者 長谷川 清文 東京都江東区南砂2丁目6番5号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (56)参考文献 特開 平4−203067(JP,A) 実開 平5−77448(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 天井の走行レールを走行するサスペンシ
ョン型クレーンに懸吊された搬送装置と、同搬送装置に
装着され、旋回機能と伸縮機能を有する多機能建設装置
と、同多機能建設装置に装着されたコンクリート供給管
と、同打設コンクリートに供給管に接続されたコンクリ
ート水平分配装置とからなることを特徴とするコンクリ
ート打設装置。 - 【請求項2】 前記多機能建設装置にコンクリート供給
管を接続するとともに、同供給管からフレキシブルホー
スを接続して前記水平分配装置に装着した請求項1記載
のコンクリート打設装置。 - 【請求項3】 前記打設コンクリートの水平分配装置
は、水平ガイドレールと、同水平ガイドレールに案内さ
れてスライドする移動体と、前記水平ガイドレールの両
端間に循環移動する無端状チェーン及び同無端状チェー
ンの駆動装置と、前記移動体に取付けられ、先端にコン
クリート打設口が接続されたフレキシブルホースとから
なる請求項1又は2記載のコンクリート打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32834394A JP2642321B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | コンクリート打設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32834394A JP2642321B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | コンクリート打設装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08184187A JPH08184187A (ja) | 1996-07-16 |
JP2642321B2 true JP2642321B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=18209183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32834394A Expired - Fee Related JP2642321B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | コンクリート打設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2642321B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111411592A (zh) * | 2020-05-12 | 2020-07-14 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种装配式桥梁建筑无缝对接浇筑系统 |
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1994
- 1994-12-28 JP JP32834394A patent/JP2642321B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08184187A (ja) | 1996-07-16 |
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