JP2641392B2 - デジタルハーフトーンスクリーン生成方法および装置 - Google Patents

デジタルハーフトーンスクリーン生成方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルハーフトーンス
クリーン生成方法および装置に関し、特にカラースキャ
ナ、単色スキャナ、プリンタ記録、ファクシミリ記録等
の走査画像記録に際し、写真のような連続階調を有する
画像印刷または複製等の用途の網点画像に変換するデジ
タルハーフトーンスクリーン生成方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷において、C(シアン)版、
M(マジェンタ)版、Y(イエロー)版の3色分解版を
網掛け処理により作成する場合に、±15度と45度の
スクリーン角度を持つ等スクリーン線数のハーフトーン
スクリーンセットを使用することが望ましい。このよう
に網点間隔の等しい3版を30度間隔で重ねることは、
最も細かいモアレを発生させる条件を満たしている。
【0003】電子的な網点画像生成機器で用いるデジタ
ルハーフトーンスクリーンを生成する技術として、特願
平5−167570号明細書がある。これは、ハーフト
ーンスクリーンにおける閾値の最小単位である網点パタ
ンを自動生成するものであり、デジタルハーフトーンス
クリーンにおける以下の性質を利用している。
【0004】デジタルハーフトーンスクリーンは、図3
に示すように閾値の最小単位である網点パタン301を
周期的に配置した構造であるとし、すなわち式(1)の
周期関数で表現する。 h(x−m,y−n)=h(x,y) h(x−n,y+m)=h(x,y) (1) 式(1)における周期定数(m,n)は、ハーフトーン
スクリーンのスクリーン角度と階調数を決定するもので
ある。すなわち、スクリーン角度θは式(2)で決定さ
れる。また、階調数Nは式(3)で決定される。 θ=tan-1(n/m) (2) N=m2 +n2 +1 (3) デジタルハーフトーンスクリーンを整数座標系である画
像領域で設計する場合、式(1),式(2)および式
(3)におけるx,y,m,nは、全て整数値でなけれ
ばならない。従って、上記の方法では正確に±15度の
スクリーン角度を有するデジタルハーフトーンスクリー
ンが実現できない欠点がある。
【0005】例えば、スクリーン角度15度で50階調
のハーフトーンスクリーンが要求されているとする。こ
の条件を満たすこと、すなわち式(2)と式(3)とを
共に満たすことは、周期定数(m,n)が整数であると
いう制限から不可能である。この場合には要求された値
に最も近似できる周期定数の組を選択する以外に方法が
ない。この例では、m=7,n=2がそれにあたり、ス
クリーン角度が15.9度、階調数が54のハーフトー
ンスクリーンとなる。また、±15度に近似したスクリ
ーンセットと45度スクリーンのスクリーン線数を完全
に一致させることもできない欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の欠点により、上
記手法により作成したスクリーンセットを重ね合わせて
印刷する場合に予測困難なモアレが発生する問題があ
る。この解決策として、ハーフトーンスクリーンの設計
を画像領域ではなく空間周波数領域で行なう手法が提案
されている[梶,「ディジタルスクリーンセットの一構
成法−マルチユニットエリア法による、有理正接値をも
つ直交スクリーンの実現 −」,日本印刷学会誌第31
巻1号pp.31−pp.39(1994)]。
【0007】これは、空間周波数領域で、μ軸との傾き
角がθで、tanθが有理数であるような正方格子配列
のスペクトル配置を持つ第1の直交スクリーンと、この
第1の直交スクリーンとμ軸およびν軸に対し鏡像の位
置にスペクトル配置を持つ傾き角が−θの第2の直交ス
クリーンと、これら2種の直交スクリーンを重ね合わせ
た場合に発生するスペクトル配置において、これら2種
の直交スクリーンの対称軸上に新たに発生したスペクト
ル成分を含み、これら2種の直交スクリーンとは異なる
傾き角を持つ第3の直交スクリーンの、以上3種の直交
スクリーンをデジタルハーフトーンスクリーンとする手
法である。
【0008】この手法によれば、3種のスクリーンを重
ねた場合に発生するロゼッタパタンは、tanθの有理
正接値をパラメータとして形状を計算することができる
ので、ロゼッタパタンの出現、モアレ除去、を同時に解
決した有理正接値をもつスクリーンセットを得ることが
できる。ただし、上記手法で得られるハーフトーンスク
リーンの最小単位である網点パタンは、例えば図5のよ
うに一辺の長さが整数の矩形である主網点501の中
に、実数座標系でなければ表現できない複数個の副網点
502を配置したマルチユニット構成となる。このマル
チユニット構成の網点パタンに矛盾なく閾値を配置する
作業は、現状として手作業に頼っているため、時間的か
つ労力的な負担が大きい欠点がある。
【0009】本発明の目的は、空間周波数領域でハーフ
トーンスクリーンを設計する上記手法において、スクリ
ーンの最小単位である網点パタンを自動生成することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明であるデジタ
ルハーフトーンスクリーン生成方法は前記目的を達成す
るため、空間周波数領域で、μ軸との傾き角がθで、t
anθが有理数であるような正方格子配列のスペクトル
配置を持つ第1の直交スクリーンと、前記第1の直交ス
クリーンとμ軸およびν軸に対し鏡像の位置にスペクト
ル配置を持つ傾き角が−θの第2の直交スクリーンと、
前記2種の直交スクリーンを重ね合わせた場合に発生す
るスペクトル配置において、前記2種の直交スクリーン
の対称軸上に新たに発生したスペクトル成分を含み、前
記2種の直交スクリーンとは異なる傾き角を持つ第3の
直交スクリーンの、以上3種の直交スクリーンであるデ
ジタルハーフトーンスクリーンの生成方法において、空
間周波数領域において、tan-1(q/p)が傾き角θ
となる整数の組(p,q)を求め、一辺のサイズがp・
qである最小正方格子を生成し、更に前記最小正方格子
の一辺をβ倍したサイズの正方格子を第1の直交スクリ
ーンの周期パタンの領域とし、−j≦x≦j、−j≦y
≦jの正方領域の任意の座標における閾値を求める手順
を定義した関数を(p・q・β)/(2j・(p2 +q
2 1/2 )で得られる拡大率で拡大し、角度θだけ回転
したものを1個の副パタンの閾値を求める関数とみなし
て、前記第1の直交スクリーンの周期パタンの領域の閾
値を求め、前記閾値が不連続な場合、連続した階調表現
が行えるように閾値を調整したものを第1の直交スクリ
ーンの周期パタンとし、前記第1の直交スクリーンの周
期パタンを水平方向または垂直方向に鏡面反転させたも
のを第2の直交スクリーンの周期パタンとし、前記第1
の直交スクリーンの周期パタンの領域と同一サイズの領
域を、第3の直交スクリーンの周期パタンの領域とし、
−j≦x≦j、−j≦y≦jの正方領域の任意の座標に
おける閾値を求める手順を定義した関数を(p・q・
β)/(21/2 ・2j・(p−q))で得られる拡大率
で拡大し、角度45度だけ回転したものを、1個の副パ
タンの閾値を求める関数とみなして、前記第3の直交ス
クリーンの周期パタンの領域の閾値を求め、前記閾値が
不連続な場合、連続した階調表現が行なえるように閾値
を調整したものを第3の直交スクリーンの周期パタンと
することで、スクリーン角度±θとスクリーン角度45
度の3種のハーフトーンスクリーンの周期パタンを発生
することを特徴とする。
【0011】第2の発明であるデジタルハーフトーンス
クリーン生成装置は前記目的を達成するため、空間周波
数領域で、μ軸との傾き角がθで、tanθが有理数で
あるような正方格子配列のスペクトル配置を持つ第1の
直交スクリーンと、前記第1の直交スクリーンとμ軸お
よびν軸に対し鏡像の位置にスペクトル配置を持つ傾き
角が−θの第2の直交スクリーンと、前記第1および第
2の直交スクリーンを重ね合わせた場合に発生するスペ
クトル配置において、前記2種の直交スクリーンの対称
軸上に新たに発生したスペクトル成分を含み、前記2種
の直交スクリーンとは異なる傾き角を持つ第3の直交ス
クリーンの、以上3種の直交スクリーンであるデジタル
ハーフトーンスクリーンの生成装置において、tan-1
(q/p)で得られる角度が、ある許容範囲でθとなる
複数の整数の組(p,q)について、整数βを変えなが
ら副パタンの階調数を求める(p・q・β)2 /(p2
+q2 )+1の演算を行なった結果を、整数の組(p,
q,β)と関連付けて登録した記憶手段と、入力された
階調数に近似できる前記整数の組(p,q,β)を前記
記憶手段から選択し、これを定数として出力するユニッ
ト定数決定手段と、前記ユニット定数決定手段の出力で
ある前記定数を入力とし、一辺の長さがp・q・βの正
方領域の周辺にスクリーン角度θの直交スクリーンの副
パタンの水平周期または垂直周期以上のサイズである第
1の余剰領域を付加した第1の正方格子と、一辺の長さ
がp・q・βの正方領域の周辺にスクリーン角度45度
の直交スクリーンの副パタンの水平周期以上のサイズで
ある第2の余剰領域を付加した第2の正方格子との2種
の正方格子を生成し、前記2種の余剰領域のサイズと共
に出力する主網点サイズ決定手段と、前記主網点サイズ
決定手段の出力である前記第1の正方格子および前記第
1の余剰領域のサイズと、前記ユニット定数決定手段の
出力である前記定数と、−j≦x≦j、−j≦y≦jの
正方領域の任意の座標における閾値を求める手順を定義
した関数を入力とし、前記関数を(p・q・β)/(2
j・(p2 +q2 1/2 )で得られる拡大率で拡大し、
tan-1(q/p)で得られる角度だけ回転したたもの
を1個の副パタンの閾値を求める関数とみなして、前記
第1の正方格子の領域の閾値を求めた第1の初期網点パ
タンと、個々の副パタンを識別する第1の副網点識別パ
タンとをそれぞれ生成して出力する第1の副網点生成手
段と、前記第1の副網点生成手段の出力である前記初期
網点パタンおよび前記第1の副網点識別パタンと、前記
主網点サイズ決定手段の出力である前記第1の余剰領域
のサイズとを入力とし、前記第1の副網点識別パタンを
参照することで個々の副パタンの領域ごとに、滑らかな
中間調表現が可能となるように前記第1の初期網点パタ
ンの閾値を調整し、前記第1の余剰領域を削除したもの
を+θのスクリーン角度の周期パタンとして出力する第
1の閾値最適化手段と、前記第1の閾値最適化手段の出
力である前記+θのスクリーン角度の周期パタンを入力
とし、これを鏡面反転した−θのスクリーン角度の周期
パタンと、前記+θのスクリーン角度の周期パタンを出
力する鏡面反転手段と、前記主網点サイズ決定手段の出
力である前記第2の正方格子および前記第2の余剰領域
のサイズと、前記ユニット定数決定手段の出力である前
記定数と、−j≦x≦j、−j≦y≦jの正方領域の任
意の座標における閾値を求める手順を定義した関数を入
力とし、前記関数を(p・q・β)/(21/2 ・2j・
(p−q))で得られる拡大率で拡大し、45度回転し
たものを1個の副パタンの閾値を求める関数とみなし
て、前記第2の正方格子の領域の閾値を求めた第2の初
期網点パタンと、個々の副パタンを識別する第2の副網
点識別パタンをそれぞれ生成して出力する第2の副網点
生成手段と、前記第2の副網点生成手段の出力である前
記第2の初期網点パタンおよび前記第2の副網点識別パ
タンと、前記主網点サイズ決定手段の出力である前記第
2の余剰領域のサイズを入力とし、前記第2の副網点識
別パタンを参照することで個々の副パタンの領域ごと
に、滑らかな中間調表現が可能となるように前記第2の
初期網点パタンの閾値を調整し、前記第2の余剰領域を
削除したものをスクリーン角度45度の周期パタンとし
て出力する第2の閾値最適化手段と、を有して、スクリ
ーン角度±θとスクリーン角度45度の3種のハーフト
ーンスクリーンの周期パタンを発生することを特徴とす
る。
【0012】第3の発明であるデジタルハーフトーンス
クリーン生成装置は前記目的を達成するため、必要十分
な種類の標準パタン関数を登録し、装置に入力された選
択スイッチに応じて該当する標準パタン関数を選択的に
出力する関数記憶手段を、前記デジタルハーフトーンス
クリーン生成装置の前記第1の副網点生成手段と前記第
2の副網点生成手段の入力部に接続することで、標準パ
タン関数の直接的な入力を必要とせずに、スクリーン角
度±θとスクリーン角度45度の3種のハーフトーンス
クリーンの周期パタンを発生することを特徴とする。
【0013】
【作用】画像領域に配置された網点および空間周波数領
域におけるスペクトルの配置は、図4の関係が成立す
る。すなわち、以下の関係にある。 ・画像領域の周期(i,j)の逆数が、空間周波数領域
のスペクトル位置(p,q)となる。 ・画像領域の網点間隔wの逆数が、空間周波数領域のス
ペクトル間隔となる。 ・画像領域において、周期(i,j)と網点間隔wに
は、式(4)の関係がある。 w=(i・j)/(i2 +j2 1/2 (4) ・画像領域のスクリーン角度θは、空間周波数領域では
tan-1(q/p)で表現され、これもスクリーン角度
と同じ値θとなる。
【0014】図4で、空間周波数領域の各スペクトルを
f(θ,m,n)[m,n:0,±1,±2,±3,…
…、θ:スクリーン角度]で表すと、f(θ,m,n)
の座標(μ,ν)[μ:x方向の空間周波数,ν:y方
向の空間周波数]は、式(5)の値をとる。 μ=(1/w)(m・cosθ−n・sinθ) ν=(1/w)(m・sinθ+n・cosθ) (5) 空間周波数領域におけるスペクトル配置の傾きが±θ
で、tanθ=q/pであるような2種のスクリーンを
重ねた場合、式(6)の位置にスペクトルf(45,
m,n)が発生する(ただし、m+n=偶数)。 μm =±m(1/w)(cosθ−sinθ) νn =±n(1/w)(cosθ−sinθ) (6) 従って、粗いモアレが発生しないようにするためには、
f(45,m,n)と同じ座標点(μm ,νn )にスペ
クトルを持つ45度直交スクリーンを約±15度直交ス
クリーンと組み合わせればよい。
【0015】約15度のスクリーン角度を有するハーフ
トーンスクリーンは、図4で示したように空間周波数領
域では、 θ=tan-1(q/p)≒15度 (7) と表現できる。ここでpとqは1以上の整数の値とす
る。式(7)を満たす整数の組(p,q)のうちどれを
採用するかは、空間周波数領域の原点(0,0)を中心
として発生するロゼッタパタンの形状を観察することに
より決定する。スクリーン角度が正確に±15度と45
度である等スクリーン線数のスクリーンセットを重ねる
理想的な条件のもとでは、空間周波数領域には二重リン
グ状のロゼッタパタンのスペクトル配列が形成される。
この理想的な状態に近いpとqの組として、(11,
3),(4,15),(5,19)の組を採用すると比
較的きれいな二重リング状のロゼッタパタンが得られ
る。pとqの値を大きくした場合、閾値ユニットのサイ
ズが大きくなるので、上記3組のいずれかが妥当な値と
なる。
【0016】以降、スクリーン角度が±15度を有する
閾値ユニットを作成する手順について述べる。空間周波
数領域において、(p,q)の位置のスペクトルを画像
領域に投影すると、図4の関係により、x方向に1/
p、y方向に1/qの周期をもつ直交スクリーンが得ら
れる。この直交スクリーンは、「x方向とy方向の周期
の比率はq:pである」と言い換えることができる。更
に、比率の最小公倍数であるp・qを一辺の長さとする
正方領域において、縦横をp等分とq等分して、各等分
点を図5のように結んだ正方格子は次のような性質を持
つ。 ・正方格子の傾斜角度θは、式(7)で得られる。 ・正方格子の1つのマス目の面積Sは、網点間隔w(式
(4))を2乗することで得られる。 S=(p・q)2 /(p2 +q2 ) (8) ・正方格子は、式(9)で得られるN個の正方形で構成
される(Nは整数)。 N=p2 +q2 (9) 式(9)は、一辺の長さがp・qである正方形に面積S
(式(8)で算出)の正方形がN個入っていると考える
ことで導かれる。 N=(p・q)2 /S =(p・q)2 /((p・q)2 /(p2 +q2 )) =p2 +q2 pとqは整数であるので、正方形の個数は必ず整数とな
る。・正方格子は、最小繰返し単位である(正方格子を
縦横に連続して配置することで、更に大きな正方格子が
生成できる)。
【0017】以上の性質から、図5は、階調数がS+1
の副網点502がN個で構成され、スクリーン角度がθ
であるハーフトーンスクリーンのマルチユニット型網点
パタンである、ということができる。p=11、q=3
としたとき、上記に従えば、主網点501のサイズは3
3画素×33画素であり、これは130個の副網点50
2で構成されることになる。ハーフトーンスクリーンの
仕様としては、表現可能な階調数(S+1)は9.37
69階調で、スクリーン角度は15.255度となる。
実用に際しては、表現可能な階調数に自由度を与える必
要がある。そこでスケーリングファクタ(Scalin
g Factor)としてβという定数を設定する。β
は、図6に示したように副網点502の面積Sをβ2
する効果を持つ(式(10))。 S=(p・q・β)2 /(p2 +q2 ) (10) 式(10)において、β,p,qは正の整数値である。
従って、β>1の場合、主網点501のサイズはp・q
・β×p・q・βとなるが、副網点502の個数Nは変
わらない。
【0018】以上の操作により、スクリーン角度±15
度のマルチユニット型の網点パタンの枠組が求まる(−
15度の網点パタンは、+15度の網点パタンをx軸ま
たはy軸で鏡面反転することで得られる)。この枠組に
おいて、閾値を自動的に配置する方法について述べる前
に、スクリーン角度±15度のスクリーンとセットとな
るスクリーン角度45度のマルチユニット型の網点パタ
ンの設計方法について述べる。15度直交スクリーンで
ある図5は、x方向に1/p、y方向に1/qの周期を
p・q倍することで比率に変換して作成したことを思い
出せば、これと対になる45度の直交スクリーンの周期
rもp・q倍する必要があることがわかる。45度直交
スクリーンの最小周期rは、式(6)をm=n=1とし
たときの逆数であるので、 r=1/((1/w)(cosθ−sinθ)) (11) となる。ここで、 p=(1/w)cosθ q=(1/w)sinθ (12) であるので(図4参照)、式(11)は、 r=1/(p−q) (13) となる。これをp・q倍し、更にスケーリングファクタ
βを乗じたものが(式(14))、図6に対応する画像
領域におけるxy双方向の周期となる。 r=(p・q・β)/(p−q) (14) 式(14)の演算結果が整数にならない場合は、少なく
とも(p−q)2 個のサブユニットで構成することで整
数化する。以上の操作で得られた45度直交スクリーン
を図7に示す。副網点502の面積は、式(15)で求
まる。 S45=(p・q・β)2 /(2(p−q)2 ) (15) 以上の原理で設計されたマルチユニット型の網点パタン
の枠組に、閾値を自動的に配置する方法について述べ
る。必要とされるデータは、空間周波数領域のμ方向の
長さp、同じくν方向の長さq、そしてスケーリングフ
ァクタβの3つである。
【0019】スクリーン角度tan-1(q/p)の網点
パタンの生成手順は、以下の通りである。
【0020】1.標準パタン関数の定義 閾値を自動
的に配置するにあたり、標準パタン関数を定義する必要
がある。標準パタン関数とは、図8に示したように−j
≦x≦j、−j≦y≦jの正方領域において任意の座標
(x,y)の閾値tを算出する関数のことである。標準
パタン関数の例として、式(16)を示す。 t=k・(|x|+|y|)/2 (16) この例では、標準パタン関数の有効領域を−1≦x≦
1、−1≦y≦1とし、xとyのそれぞれの絶対値の平
均を求め、それをk倍した後で小数部を切捨てた整数値
を座標(x,y)の閾値tとして出力する手順を表現し
ている。式(16)において、kは要求する階調数より
も大きな値でなければならない。以上の手順により定義
された標準パタン801は、印刷に用いられるスクエア
ドットパタン[木下 尭博 他,「基礎 写真製版」,
pp.186−187,印刷出版研究所(1987)]
とほぼ等価である。このように、標準パタン801を二
次元平面に閾値を配置した画像データ形式ではなく関数
形式で持つことにより、拡大処理および回転処理に伴う
標準パタン801の歪みを抑えることが出来る。以降の
説明において、標準パタン801の領域は−1≦x≦
1、−1≦y≦1の範囲の正方領域であることを前提と
する。
【0021】2.主網点のサイズの決定 入力された
3つの定数(p,q,β)から、主網点501のサイズ
を算出する。主網点501は、p・q・β×p・q・β
サイズの正方形の形状となる(図6)。
【0022】3.「のりしろ」領域の付加 図9に示
したように、主網点の形状を示す正方形領域901に
「のりしろ」領域902を付加した領域903を確保す
る。この「のりしろ」領域902を付加する目的は、主
網点の形状を示す正方領域901に含まれる不完全な形
状の(形状が矩形でない)副網点について、その不足領
域を補充することで副網点を完全な矩形領域とすること
にある。従って、「のりしろ」のサイズαは、副網点の
x方向の周期またはy方向の周期より大きな値でなけれ
ばならない。具体的には、「のりしろ」のサイズαは、
式(17)または式(18)のいずれかを満たすものと
する。 α≧β・p (17) α≧β・q (18) 4.閾値の配置 ここで、図10で示したような、標
準パタン関数が表現する標準パタン801を、x方向と
y方向にタイル状に連続して配置した仮想的な平面10
01を考える。標準パタン関数が、−1≦x≦1、−1
≦y≦1の範囲で定義されているならば、この仮想的な
平面1001は、縦横の周期が2である正方格子とな
り、その1つのマス目は副網点を表現していると言え
る。以降、−1≦x≦1、−1≦y≦1の範囲のマス目
の標準パタンを、他のマス目の標準パタンと区別して、
原点パタン1005と呼ぶことにする。閾値の配置の原
理は、この仮想的な平面1001のマス目を、式(1
0)で得られる副網点の面積となるように拡大し、更に
仮想的な平面1001全体を、式(7)で得られる回転
角度だけ回転させたものを、「のりしろ」領域を付加し
た領域903に貼りつけることである。
【0023】実際の処理の例を図10を用いて説明す
る。「のりしろ」領域を付加した領域903における座
標(X,Y)1002を、式(19)のアフィン変換式
に代入することで、標準パタン801をx方向とy方向
に連続して配置した仮想的な平面1001上の座標
(x,y)1003を得る。 x=a・X−b・Y+c y=b・X+a・Y+d (19) a=cosθ/M b=sinθ/M c=(M・xs −X0 ・cosθ+Y0 ・sinθ)/
M d=(M・ys −X0 ・sinθ−Y0 ・cosθ)/
M 式(19)において、(xs ,ys )は仮想的な平面1
001上の回転の中心であり、原点パタン1005の左
上の座標(−1,−1)とする。(X0 ,Y0 )は(x
s ,ys )に対応する主網点の形状を示す正方領域90
1における回転の中心であり、「のりしろ」のサイズ分
シフトした座標である(α,α)を用いる。標準パタン
の回転角度θは、式(7)で求まる。標準パタンの拡大
係数Mは、式(20)で求まる。 M=(p・q・β)/(2(p2 +q2 1/2 ) (20) 式(20)について補足する。求める網点パタンにおけ
る副網点の一辺の長さは、式(10)で得られる副網点
の面積の平方根である。一方、拡大の対象とする標準パ
タンの一辺の長さは2である。拡大率は、求める網点パ
タンにおける副網点の一辺の長さを、標準パタンの一辺
の長さで除算することにより求まるので、式(20)が
得られる。
【0024】次に、式(19)により算出された仮想的
な平面1001の座標(x,y)1003について以下
の演算を行い、標準パタン801上の座標値(x′,
y′)1004を得る。当演算に伴って得られるXカウ
ンタとYカウンタの値(初期値=0)は、後の手順で使
用するので値を保持する。 <xからx′を求める演算>次の条件判定を行う。条件
判定終了後のxの値がx′となる(x′=x) x<−1のとき→x≧−1となるまで、xに2を加算す
る。xカウンタを加算した回数だけデクリメントする。
x>+1のとき→x≦1となるまで、xから2を減算す
る。xカウンタを減算した回数だけインクリメントす
る。 (21) <yからy′を求める演算>次の条件判定を行う。条件
判定終了後のyの値がy′となる(y′=y) y<−1のとき→y≧−1となるまで、yに2を加算す
る。yカウンタを加算した回数だけデクリメントする。
y>+1のとき→y≦1となるまで、yから2を減算す
る。yカウンタを減算した回数だけインクリメントす
る。 (22) この演算の目的は、仮想的な平面1001での座標
(x,y)1003が−1≦x≦1、−1≦y≦1の範
囲に存在しない場合は、標準パタンの一辺の長さである
2をx座標またはy座標に加算あるいは減算すること
で、−1≦x≦1、−1≦y≦1の範囲の座標とするこ
とにある。カウンタの値は、原点パタン1005を、座
標(x,y)1003を含む仮想的な平面1001での
1つのマス目の位置に移動するためには、x方向とy方
向にそれぞれ何マス分シフトしなければならないかを示
すものである。この演算で得られたxカウンタ(x_c
ount)とyカウンタ(y_count)を図11に
示すように値を連結し、複数の副網点502を識別する
フラグ値1101として保存する。最終的には、「のり
しろ」領域を付加した領域903と同サイズの副網点識
別パタンが得られる。図12は副網点識別パタンの一部
を示したものである。一方、この演算で算出された
(x′,y′)を標準パタン関数(例えば式(16))
に代入することで、「のりしろ」領域を付加した領域9
03上の座標値(X,Y)における閾値tが得られる。
図13は、「のりしろ」領域を付加した領域903の全
ての画素について閾値を算出した結果から、1つの副網
点502の領域(すなわち、副網点識別パタン1201
においてフラグ値が同一である領域1202)を取り出
したものを示している。
【0025】5.閾値の最適化 図13からわかるよ
うに、標準パタン関数の作成方法によっては、副網点5
02の領域内に同じ値の閾値が存在したり、閾値が等差
で連続した数値とはならない場合がある。このような問
題を持つ網点パタンを網掛け処理に用いると、滑らかな
階調表現ができないので閾値を連続する異なる数値とな
るように修正する必要がある。これを閾値の最適化と呼
ぶことにする。閾値の最適化の手順例を図15に示し、
以下に補足説明する。 (a)1つの副網点502を抽出する。副網点識別パタ
ン1201のフラグ値1101が同一である領域は1つ
の副網点領域を意味する。副網点識別パタン1201を
スキャンすることで、1つの副網点領域が抽出できる
(図13)。 (b)副網点502の面積を求める。抽出された副網点
502の画素数を求めることで、抽出した副網点502
の面積が求まる。 (c)閾値の増分値を求める。網掛けの対象とする画像
の階調数と副網点502の面積から、閾値の初期値と増
分値を求める。例えば、網かけ処理の対象とする画像が
256階調の画素から成り、副網点502の面積(画素
数)が35個であれば、閾値は、7,14,21,2
8,35,43,50,57,64,71,78,8
5,92,99,106,113,120,128,1
35,142,149,156,163,170,17
7,184,191,198,205,213,22
0,227,234,241,248の35個のほぼ等
差の数列とすることで、滑らかな中間調表現が可能とな
る。閾値の最小値minTと増分値deltTは式(2
3)により、閾値の最大値maxTは式(24)によ
り、それぞれ求まる。 minT=deltT=L/(S+1) (23) maxT=S・deltT (24) 式(23)と式(24)とで、Lは網掛けの対象とする
画像の階調数、Sは副網点502の面積である。 (d)副網点502の閾値として使用されている数値を
抽出し、降順に並びかえる。図13の例では、90,8
4,78,72,69,63,60,57,51,4
8,45,42,39,36,30,24,18,3が
その結果である。この数値を以降、ラベルと呼ぶことに
する。 (e)閾値の再配置を行う。ラベルの最大値である画素
から閾値の再配置を行なう。図13の例では、ラベルの
最大値である90の値を持つ画素が2箇所1301ある
ので、ここに閾値の最大値であるmaxT、maxT−
deltTの2つの閾値をそれぞれ割り振ることにな
る。この際の順位付けは適切なルールを設ければよい。
例えば、優先順位のルールとして、副網点502の中心
から遠い順に時計回りに割り振る、といったルールがあ
る。ラベルが90についての閾値の再配置が終われば、
次にラベルが84について同様に行う。以下、78,7
2と順にラベル単位の処理を行ない、最後のラベル3が
終了した時点で、minT〜maxTの等差で連続した
閾値を有する副網点502が完成する。
【0026】ここでは、閾値の最小値minT、増分値
deltT、閾値の最大値maxTとして、式(23)
と式(24)とで求まる値を採用したが、これに限る必
要はない。要は、滑らかな中間調表現が可能となるよう
配慮することが目的である。印刷時のインクの潰れ特性
に応じて増分値を操作するなど、機器の特性に適合する
手段で、閾値の最適化を行う。閾値の最適化処理を全て
の副網点502について行った後で、「のりしろ」領域
902をカットしたものが、目的とするスクリーン角度
と階調数を有するマルチユニット型の網点パタンとな
る。
【0027】スクリーン角度45度の網点パタンの生成
手順も、スクリーン角度tan-1(q/p)の網点パタ
ンの生成手順と基本的には同様である。異なる点は、
「のりしろ」のサイズαの算出をp>qの条件のもとで
式(25)を用いる点、標準パタンの回転角度θが45
度で固定とする点、標準パタンの拡大係数Mの算出に式
(26)を用いる点である。 α≧(p・q・β)/(p−q) (25) M=(p・q・β)/(2・21/2 (p−q)) (26)
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。図1を参照すると、この実施例のデジタルハーフト
ーンスクリーン生成装置は、要求する階調数10と標準
パタン関数11を入力とし、この階調数10が表現可能
なスクリーン角度±θである2つのマルチユニット型の
網点パタンと、この2つの網点パタンに対応するスクリ
ーン角度45度のマルチユニット型の網点パタンを生成
して出力するものである。
【0028】ユニット定数決定手段101は、装置に入
力された階調数10を入力とし、スクリーン角度±θお
よび副網点の面積を決定する定数(p,q)と、副網点
を拡大するスケーリングファクタであるβを求め、これ
ら(p,q,β)をユニット定数108として出力す
る。階調数10からユニット定数108を求める方法と
して、テーブル検索方式がある。これは、図14に示し
たような構造のテーブルをユニット定数決定手段101
に登録しておき、入力された階調数10と最も近似可能
なユニット定数(p,q,β)108を検索して出力す
る方式である。図14のテーブルの生成には、式(7)
と式(10)とを用いる。式(7)からスクリーン角度
を、式(10)から得られる面積Sに1を加算すること
で階調数を、それぞれ得ることができる。
【0029】主網点サイズ決定手段102は、ユニット
定数決定手段101の出力であるユニット定数(p,
q,β)108を入力とし、p・q・β×p・q・βの
領域に「のりしろ」領域を付加した2つの正方格子を生
成して、それぞれ第1の正方格子109、第2の正方格
子110として出力する。また、第1の正方格子109
の「のりしろ」のサイズを第1の余剰サイズ119、第
2の正方格子110の「のりしろ」のサイズを第2の余
剰サイズ120、として出力する。第1の余剰サイズ1
19は式(17)または式(18)のいずれかを、第2
の余剰サイズ120は式(25)をそれぞれ満たしてい
る。
【0030】第1の副網点生成手段103は、主網点サ
イズ決定手段102の出力である第1の正方格子109
および第1の余剰サイズ119と、ユニット定数決定手
段101の出力であるユニット定数108と、装置に入
力された標準パタン関数11を入力とし、標準パタン関
数11が表現する標準パタンを第1の正方格子109上
に展開した第1の初期網点パタン111と、1つの副網
点の領域を識別可能なフラグを値として持つ第1の副網
点識別パタン112を生成して出力する。第1の初期網
点パタン111の生成には、式(19)を用いる。すな
わち、第1の正方格子109における座標(X,Y)
を、式(19)に代入することで、標準パタン関数が表
現する標準パタンをx方向とy方向に連続してタイル状
に配置した仮想的な平面上の座標(x,y)1003を
得る。このとき、式(19)の変数の値として、次の値
を用いる。標準パタンの回転の中心座標(xs ,ys
は標準パタンの左上座標である(−1,−1)を、第1
の正方格子109における回転の中心座標(X0
0 )は第1の余剰サイズ119の分だけシフトした座
標である(αθ,αθ)を用いる。標準パタンの回転角
度θは、式(7)で求まる。標準パタンの拡大係数M
は、式(20)で求まる。次に、式(19)により算出
された仮想的な平面上の座標(x,y)について式(2
1)および式(22)の演算を行い、標準パタン上の座
標値(x′,y′)を得る。式(21)および式(2
2)の演算で得たxカウンタ(x_count)とyカ
ウンタ(y_count)を図11に示したように連結
し、複数の副網点を識別するフラグ値として記録したも
のが第1の副網点識別パタンである。一方、式(21)
および式(22)の演算で得た座標値(x′,y′)を
標準パタン関数11に代入することで、第1の正方格子
上の座標値(X,Y)における閾値tが得られる。第1
の初期網点パタン111は、第1の正方格子109の全
ての座標について閾値を算出したものである。
【0031】第1の閾値最適化手段104は、第1の副
網点生成手段103の出力である第1の初期網点パタン
111および第1の副網点識別パタン112と、主網点
サイズ決定手段102の出力である第1の余剰サイズ1
19を入力とし、第1の副網点識別パタン112を参照
することで個々の副網点の領域ごとに、滑らかな中間調
表現が可能となるように第1の初期網点パタン111の
閾値を最適化し、θまたは−θのいずれかのスクリーン
角度を有する網点パタン115を生成して出力する。閾
値を連続した数値に置き換えるには、例えば図15の手
順に従えばよい。「のりしろ」領域は、ここで削除され
る。
【0032】鏡面反転手段105は、第1の閾値最適化
手段104の出力である網点パタン115を入力とし、
これを鏡面反転した網点パタンと、何も処理しない網点
パタンの2つを、+θのスクリーン角度の網点パタン、
−θのスクリーン角度の網点パタンとして出力する。鏡
面反転した網点パタンの生成方法について述べる。これ
は、入力された網点パタンの左から右方向に並んでいる
閾値を、逆方向に並びかえる操作により実現できる。ま
た、網点パタンの上から下方向に並んでいる閾値を、逆
方向に並びかえる操作であってもよい。
【0033】第2の副網点生成手段106は、主網点サ
イズ決定手段102の出力である第2の正方格子110
および第2の余剰サイズ120と、ユニット定数決定手
段101の出力であるユニット定数108と、装置に入
力された標準パタン関数11を入力とし、標準パタン関
数11が表現する標準パタンを第2の正方格子110上
に展開した第2の初期網点パタン113と、1つの副網
点の領域を識別可能なフラグを値として持つ第2の副網
点識別パタン114を生成して出力する。第2の初期網
点パタン113と第2の副網点識別パタン114を生成
方法については、第1の副網点生成手段と同様である。
ただし、式(19)の変数の値として、次の値を用いる
点が異なる。閾値ユニットの回転の中心座標(X0 ,Y
0 )は第2の余剰サイズ120の分だけシフトした座標
である(α45,α45)を用いる。標準パタンの回転角度
θは45度で固定とする。標準パタンの拡大係数Mは、
式(26)で得る。
【0034】第2の閾値最適化手段107は、第2の副
網点生成手段106の出力である第2の初期網点パタン
113および第2の副網点識別パタン114と、主網点
サイズ決定手段102の出力である第2の余剰サイズ1
20を入力とし、第2の副網点識別パタン114を参照
することで個々の副網点の領域ごとに、滑らかな中間調
表現が可能となるように第2の初期網点パタン113の
閾値を最適化し、スクリーン角度45度の網点パタン1
4を出力する。閾値を連続した数値に置き換えるには、
例えば図15の手順に従えばよい。「のりしろ」領域
は、ここで削除される。
【0035】図2は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。図2を参照すると、この実施例のデジタル
ハーフトーンスクリーン生成装置は、第1の実施例にパ
タン記憶手段201を付加することで、標準パタン関数
11を直接入力しなくても済むようにしたものである。
すなわち、パタン記憶手段201には、必要十分な種類
の標準パタン関数11が登録されており、パタン記憶手
段201に記憶された標準パタン関数11のどれを使用
するのかを指定するパタン選択スイッチ20が装置の入
力情報となる。このパタン記憶手段201は、パタン選
択スイッチ20を入力とし、パタン選択スイッチ20に
該当する標準パタン関数11を、第1の副網点生成手段
103と第2の副網点生成手段106に対して出力す
る。他の手段については、第1の実施例と同様である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空間周波数領域でスクリーン角度の異なる3種類の直交
スクリーンを設計し、これを画像領域で自動生成して、
カラースキャナやプリンタ等に適用することにより、従
来手作業に依存していた複数の網点パタンを生成して登
録する作業の時間的かつ労力的な負担がなくなる。さら
に、本発明の方法および装置で生成したスクリーンセッ
トを用いることで、空間周波数領域のスペクトルの位置
関係から、印刷した場合のモアレの形状の予測と制御が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】ハーフトーンスクリーンの周期性を示す図であ
る。
【図4】画像領域の正方格子と空間周波数領域のスペク
トル配列の対応関係を示す図である。
【図5】空間周波数領域においてμ方向にp、ν方向に
qの位置にあるスペクトルを画像領域に投影した場合に
生成される正方格子を示す図である。
【図6】スクリーン角度±15度付近のマルチユニット
型の網点パタンの枠組を示す図である。
【図7】スクリーン角度±45度のマルチユニット型の
網点パタンの枠組を示す図である。
【図8】閾値配置の基準となる標準パタン関数の有効範
囲を示す図である。
【図9】主網点の形状を示す正方領域に一定幅の余剰領
域を付加した領域を示す図である。
【図10】標準パタン関数の表現する標準パタンを拡大
および回転したものを1つの副網点とみなして、これを
主網点の領域に連続して投影する手順を示す図である。
【図11】複数の副網点を識別するためのフラグ値の形
式を示す図である。
【図12】複数の副網点を識別するためのフラグ値を画
素とした副網点識別パタンを示す図である。
【図13】主網点の全領域について標準パタン関数を用
いて閾値を配置した結果から、1つの副網点を抽出する
様子を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施例におけるユニット定数
(p,q,β)と、この定数から得られるスクリーン角
度と副網点の個数と副網点の面積とを関連付けたテーブ
ルである。
【図15】副網点を単位とした閾値の最適化の手順の例
を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 階調数 11 標準パタン関数 12 +θのスクリーン角度の網点パタン 13 −θのスクリーン角度の網点パタン 14 スクリーン角度45度の網点パタン 101 ユニット定数決定手段 102 主網点サイズ決定手段 103 第1の副網点生成手段 104 第1の閾値最適化手段 105 鏡面反転手段 106 第2の副網点生成手段 107 第2の閾値最適化手段 108 ユニット定数 109 第1の正方格子 110 第2の正方格子 111 第1の初期網点パタン 112 第1の副網点識別パタン 113 第2の初期網点パタン 114 第2の副網点識別パタン 115 網点パタン 119 第1の余剰サイズ 120 第2の余剰サイズ 20 パタン選択スイッチ 201 パタン記憶手段 301 網点パタン 501 主網点 502 副網点 801 標準パタン 901 主網点の形状を示す正方領域 902 「のりしろ」領域 903 「のりしろ」領域を付加した領域 1001 標準パタンをx方向とy方向にタイル状に
連続して配置した仮想的な平面 1002 「のりしろ」領域を付加した領域における
座標 1003 仮想的な平面における座標 1004 標準パタンにおける座標 1101 副網点識別パタンのフラグ値 1201 副網点識別パタンの一部 1202 フラグ値が同一である領域 1301 ラベルが同一である箇所

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間周波数領域で、μ軸との傾き角がθ
    で、tanθが有理数であるような正方格子配列のスペ
    クトル配置を持つ第1の直交スクリーンと、前記第1の
    直交スクリーンとμ軸およびν軸に対し鏡像の位置にス
    ペクトル配置を持つ傾き角が−θの第2の直交スクリー
    ンと、前記2種の直交スクリーンを重ね合わせた場合に
    発生するスペクトル配置において、前記2種の直交スク
    リーンの対称軸上に新たに発生したスペクトル成分を含
    み、前記2種の直交スクリーンとは異なる傾き角を持つ
    第3の直交スクリーンの、以上3種の直交スクリーンで
    あるデジタルハーフトーンスクリーンの生成方法におい
    て、 空間周波数領域において、tan-1(q/p)が傾き角
    θとなる整数の組(p,q)を求め、一辺のサイズがp
    ・qである最小正方格子を生成し、更に前記最小正方格
    子の一辺をβ倍したサイズの正方格子を第1の直交スク
    リーンの周期パタンの領域とし、 −j≦x≦j、−j≦y≦jの正方領域の任意の座標に
    おける閾値を求める手順を定義した関数を(p・q・
    β)/(2j・(p2 +q2 1/2 )で得られる拡大率
    で拡大し、角度θだけ回転したものを1個の副パタンの
    閾値を求める関数とみなして、前記第1の直交スクリー
    ンの周期パタンの領域の閾値を求め、前記閾値が不連続
    な場合、連続した階調表現が行えるように閾値を調整し
    たものを第1の直交スクリーンの周期パタンとし、 前記第1の直交スクリーンの周期パタンを水平方向また
    は垂直方向に鏡面反転させたものを第2の直交スクリー
    ンの周期パタンとし、 前記第1の直交スクリーンの周期パタンの領域と同一サ
    イズの領域を、第3の直交スクリーンの周期パタンの領
    域とし、 −j≦x≦j、−j≦y≦jの正方領域の任意の座標に
    おける閾値を求める手順を定義した関数を(p・q・
    β)/(21/2 ・2j・(p−q))で得られる拡大率
    で拡大し、角度45度だけ回転したものを、1個の副パ
    タンの閾値を求める関数とみなして、前記第3の直交ス
    クリーンの周期パタンの領域の閾値を求め、前記閾値が
    不連続な場合、連続した階調表現が行なえるように閾値
    を調整したものを第3の直交スクリーンの周期パタンと
    することで、 スクリーン角度±θとスクリーン角度45度の3種のハ
    ーフトーンスクリーンの周期パタンを発生することを特
    徴とするデジタルハーフトーンスクリーン生成方法。
  2. 【請求項2】 空間周波数領域で、μ軸との傾き角がθ
    で、tanθが有理数であるような正方格子配列のスペ
    クトル配置を持つ第1の直交スクリーンと、前記第1の
    直交スクリーンとμ軸およびν軸に対し鏡像の位置にス
    ペクトル配置を持つ傾き角が−θの第2の直交スクリー
    ンと、前記2種の直交スクリーンを重ね合わせた場合に
    発生するスペクトル配置において、前記2種の直交スク
    リーンの対称軸上に新たに発生したスペクトル成分を含
    み、前記2種の直交スクリーンとは異なる傾き角を持つ
    第3の直交スクリーンの、以上3種の直交スクリーンで
    あるデジタルハーフトーンスクリーンの生成装置におい
    て、 tan-1(q/p)で得られる角度が、ある許容範囲で
    θとなる複数の整数の組(p,q)について、整数βを
    変えながら副パタンの階調数を求める(p・q・β)2
    /(p2 +q2 )+1の演算を行なった結果を、整数の
    組(p,q,β)と関連付けて登録した記憶手段と、 入力された階調数に近似できる前記整数の組(p,q,
    β)を前記記憶手段から選択し、これを定数として出力
    するユニット定数決定手段と、 前記ユニット定数決定手段の出力である前記定数を入力
    とし、一辺の長さがp・q・βの正方領域の周辺にスク
    リーン角度θの直交スクリーンの副パタンの水平周期ま
    たは垂直周期以上のサイズである第1の余剰領域を付加
    した第1の正方格子と、一辺の長さがp・q・βの正方
    領域の周辺にスクリーン角度45度の直交スクリーンの
    副パタンの水平周期以上のサイズである第2の余剰領域
    を付加した第2の正方格子との2種の正方格子を生成
    し、前記2種の余剰領域のサイズと共に出力する主網点
    サイズ決定手段と、 前記主網点サイズ決定手段の出力である前記第1の正方
    格子および前記第1の余剰領域のサイズと、前記ユニッ
    ト定数決定手段の出力である前記定数と、−j≦x≦
    j、−j≦y≦jの正方領域の任意の座標における閾値
    を求める手順を定義した関数を入力とし、前記関数を
    (p・q・β)/(2j・(p2 +q2 1/2 )で得ら
    れる拡大率で拡大し、tan-1(q/p)で得られる角
    度だけ回転したたものを1個の副パタンの閾値を求める
    関数とみなして、前記第1の正方格子の領域の閾値を求
    めた第1の初期網点パタンと、個々の副パタンを識別す
    る第1の副網点識別パタンとをそれぞれ生成して出力す
    る第1の副網点生成手段と、 前記第1の副網点生成手段の出力である前記初期網点パ
    タンおよび前記第1の副網点識別パタンと、前記主網点
    サイズ決定手段の出力である前記第1の余剰領域のサイ
    ズとを入力とし、前記第1の副網点識別パタンを参照す
    ることで個々の副パタンの領域ごとに、滑らかな中間調
    表現が可能となるように前記第1の初期網点パタンの閾
    値を調整し、前記第1の余剰領域を削除したものを+θ
    のスクリーン角度の周期パタンとして出力する第1の閾
    値最適化手段と、 前記第1の閾値最適化手段の出力である前記+θのスク
    リーン角度の周期パタンを入力とし、これを鏡面反転し
    た−θのスクリーン角度の周期パタンと、前記+θのス
    クリーン角度の周期パタンを出力する鏡面反転手段と、 前記主網点サイズ決定手段の出力である前記第2の正方
    格子および前記第2の余剰領域のサイズと、前記ユニッ
    ト定数決定手段の出力である前記定数と、−j≦x≦
    j、−j≦y≦jの正方領域の任意の座標における閾値
    を求める手順を定義した関数を入力とし、前記関数を
    (p・q・β)/(21/2 ・2j・(p−q))で得ら
    れる拡大率で拡大し、45度回転したものを1個の副パ
    タンの閾値を求める関数とみなして、前記第2の正方格
    子の領域の閾値を求めた第2の初期網点パタンと、個々
    の副パタンを識別する第2の副網点識別パタンをそれぞ
    れ生成して出力する第2の副網点生成手段と、 前記第2の副網点生成手段の出力である前記第2の初期
    網点パタンおよび前記第2の副網点識別パタンと、前記
    主網点サイズ決定手段の出力である前記第2の余剰領域
    のサイズを入力とし、前記第2の副網点識別パタンを参
    照することで個々の副パタンの領域ごとに、滑らかな中
    間調表現が可能となるように前記第2の初期網点パタン
    の閾値を調整し、前記第2の余剰領域を削除したものを
    スクリーン角度45度の周期パタンとして出力する第2
    の閾値最適化手段と、を有して、スクリーン角度±θと
    スクリーン角度45度の3種のハーフトーンスクリーン
    の周期パタンを発生することを特徴とするデジタルハー
    フトーンスクリーン生成装置。
  3. 【請求項3】 必要十分な種類の標準パタン関数を登録
    し、装置に入力された選択スイッチに応じて該当する標
    準パタン関数を選択的に出力する関数記憶手段を、前記
    デジタルハーフトーンスクリーン生成装置の前記第1の
    副網点生成手段と前記第2の副網点生成手段の入力部に
    接続することで、標準パタン関数の直接的な入力を必要
    とせずに、スクリーン角度±θとスクリーン角度45度
    の3種のハーフトーンスクリーンの周期パタンを発生す
    ることを特徴とした請求項2記載のデジタルハーフトー
    ンスクリーン生成装置。
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