JPH05284359A - 画像の中間調網点化のための網点生成 - Google Patents

画像の中間調網点化のための網点生成

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JPH05284359A
JPH05284359A JP4236179A JP23617992A JPH05284359A JP H05284359 A JPH05284359 A JP H05284359A JP 4236179 A JP4236179 A JP 4236179A JP 23617992 A JP23617992 A JP 23617992A JP H05284359 A JPH05284359 A JP H05284359A
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Raphael L Levien
エル.レヴィーン ラファエル
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
    • H04N1/4058Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern with details for producing a halftone screen at an oblique angle

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 無理タンジェント角度を含む多重角度及び罫
線の組み合わせを含む回転された網点の中間調網点化画
像を計算する中間調網点パターン生成システムを提供す
る。 【構成】 網点パターン106は、理想的に角度付けさ
れた網点パターンから複数の帯状部を格納し、選択され
た順序の複数の帯状部からなるシーケンスを順々に連結
することによって生成される。実際の生成された網点と
理想的な所望の網点との間の誤りが計算される。連続す
る各帯状部が蓄積された誤りを減少させるため複数の帯
状部から選択される。1つの実施例において、網点パタ
ーン106が理想的に角度付けされた網点パターンの1
つの帯状部を格納し、その後帯状部及び帯状部のサブ帯
状部からなる選択されたシーケンスを連結することによ
って生成される。本発明の別の局面によれば、実際の生
成された網点と理想的に角度付けされた網点との間の誤
りの程度は実際の網点サンプル点と理想化された網点サ
ンプル点との間の変換されたUV空間におけるベクトル
の長さである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は網点パターン(screen pa
ttern)を用いた写真画像の中間調処理に関するものであ
り、特に精密に制御された角度及び罫線(ruling)による
網点パターンの生成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像は、通常、原画像の各画素について
のトーン値(tone value)を示すメモリに格納される。黒
及び白画像については、格納された画素は各画素に対応
するグレイスケール値(gray scale value)を示す。カラ
ー画像については、各カラー面は、各カラー面における
画像の各画素についてのトーン値を各々が示す画素のア
レイとして格納される。例えば、黒及び白画像の画素の
各々が8ビットのディジタルワードで表わされる場合、
与えられたイメージ画素についてのトーン値は黒レベル
と白レベルとの間の256値の中の1つであり得る。
【0003】紙上におけるインクの存在又は非存在が印
刷画像を示すものとして通常的に使用されるほとんどの
プリント装置において、連続的なトーン画像は良好には
プリントされない。中間調(プリントされたインクの存
在と非存在との間の濃淡の度合いを示すものであり、ハ
ーフトーン(halftone)とも呼ばれる。)を示すために
は、原画像は、人間の目には中間調画像として見える可
変サイズの複数のドットのようなパターンを生成すべく
網点化処理される。
【0004】写真をプリントするためには、中間調網点
化処理(halftone screening)を行なうことが最初に必要
である。この中間調網点化処理は、原画像の連続的なグ
レイ陰(gray shades) を異なったサイズと形状のドット
に変換する処理である。通常は、これらのドットは毎イ
ンチ約100ドットの規則的なグリッド上に配置され
る。この空間周波数は網点罫線数(screen ruling) とし
て公知である。従って、最後にプリントされた写真の1
平方インチは、約10,000ドットで構成される。
【0005】中間調画像を生成するための網点化(scree
ning) は公知である。網点はドットのアレイ又は中間調
セル(cell)からなり、各々が原画像中の連続するトーン
の1つのセクションを可変サイズ及び形状の単一ドット
として示している。中間調セルは、より小さい網点画素
又はサンプル(samples) のアレイから順々に構成されて
いる。各画素又はサンプルは、原画像から得られる入力
画素がそれと比較される個別の値を有している。可変ド
ットを形成する繰返される中間調セルのより小さい網点
画素、又はサンプル、の個別の値は、スポット関数(spo
t function) としてここで参照される。
【0006】中間調網点化ステップは、網点パターン生
成ステップ、及び入力画像と網点パターンとの間の比較
ステップからなる。通常は、網点はかなり小さなパター
ンとして格納される。そのパターンは、それ自体が繰返
されるものであり、又はプログラムによって繰返して生
成されるものである。原画像が網点パターンより大きい
どの点においても、出力がマークされる。原画像が網点
パターンより大きくないどの点においても、出力はマー
クされない。換言すれば、イメージ画素が網点セルの対
応する値より大きい場合、マーキングエンジン(marking
engine)によってマークが生成される。ところが、イメ
ージがその値が網点セル値と等しいか又は小さい場合、
マーキングエンジンによってはマークが生成されない。
このように、最後に網点化されたドットからなる画像が
生成される。
【0007】カラープリントにおいては、中間調網点化
のための4つの異なったステップがある。夫々シアン、
マゼンタ、イエロー及びブラックインクのためのステッ
プである。4つの面の各々について異なるように中間調
グリッドを角度付けすることが都合がよい。例えば、最
も一般的な実施態様は、シアンドットを15度、マゼン
タを75度、イエローを0(又は90)度、そしてブラ
ックを45度に角度付けすることである。もしそれらの
角度が、全4面に対して正確に同一である網点罫線と同
様に、緊密に付着した場合、最適の結果が達成されるこ
とになる。
【0008】正確な網点角度は、写真網点キャリア(pho
tographic screen carrier) を単純に回転させることに
よる写真製版システムにおいて非常に容易に達成し得
る。しかし、もし画像が電子的に処理され、そして網点
化された画像がディジタルラスタ走査記録装置によって
生成されるべきものである場合には、問題はより困難と
なる。2つの整数の比として示され得る有理数は、ディ
ジタルコンピュータにおいて比較的容易に正確に示すこ
とができる。一方、2つの整数の比としては示され得な
い無理数は、ディジタルコンピュータやその他のディジ
タル装置において正確に示すのがより一層困難である。
15度又は75度の角度のタンジェントは無理数とな
る。従って、15度及び75度の網点をディジタル装置
において生成するのは困難であることが予想される。ま
た、網点セル毎の画素の数が有理数ではない無理網点罫
線数(irrational screen rulings) の場合も、ディジタ
ルコンピュータにおいて正確に再生することが困難であ
ると予想される。
【0009】従来技術は2つのクラスに分けられる。第
1のクラスにおいては、角度は概算できるが正確にはな
され得ない。これらの技術は、網点角度が有理数のアー
クタンジェントに制限されるので、有理タンジェント角
度技術(rational tangent angle techniques) として公
知である。網点角度及び罫線数の不正確さの結果とし
て、不愉快なモアレパターンが生じることとなる。この
技術の典型的な例となる方法がHolladayによるアメリカ
合衆国特許第4,149,194 号に教示されている。網点パタ
ーンは画素の帯状部(又はストリップ:strip)によって
示されている。網点パターンを生成するため、この帯状
部は画像の幅を横切るようにして繰返し表わされる。網
点パターンを角度付けするため、この帯状部が各走査ラ
イン毎に一定数の画素によってシフトされている。この
技術の利点は、非常に処理速度が速くなるという点であ
る。別の利点は、網点のためのメモリの費用が比較的低
額で済むという点である。
【0010】網点生成技術の第2のクラスにおいては、
精密な角度および罫線数を達成し得るものであるが、各
画素について膨大な量の計算のためのコストを前提にし
てのみそれが可能という問題がある。この技術は、Gall
によるアメリカ合衆国特許第4,499,489 号及びRosenfel
d によるアメリカ合衆国特許第4,350,996 号に開示され
ている。装置座標システムはXY空間で表わされ、そし
てプリントされるべき網点中の中間調セルはUV空間、
即ち、回転された網点の座標システムにおけるベクトル
によって表わされる。各画素について、XY空間におけ
る画素の位置はUV空間に変換される。その点の網点パ
ターンはUV座標についてスポット関数を適用すること
により決定される。
【0011】Gall特許及びRosenfeld 特許はある程度の
速度最適化について開示しているものの、その開示され
た技術は有理数角度技術における場合よりも多くの動作
を必要としているため動作速度が劣ることになる。正確
な網点角度を生成する別の技術がSchillerによる欧州特
許第0 427 380 A2号に開示されている。Schiller特許
は、通常は10万ワードの規模のメモリの実質的容量を
必要とする程度のコストで、かなり正確な網点を達成す
ることが可能な有理タンジェント角度方法を開示してい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高速で且つ
低容量のメモリしか必要としない有理タンジェント方法
(rational tangent method) に関する新規な技術を使用
するものである。当該方法は、また無理角度(irration
al angle) の精度をもって中間調網点を生成するもので
ある。本発明は、多重角度及び罫線数の組み合わせを含
む回転された網点のための中間調網点パターン生成シス
テムを達成する方法を提供するものであって、またディ
ジタルラスタ出力装置において回転された網点と共に形
成される網点化画像を提供するものである。それに加え
て、本発明は、コンピュータプログラムとして実行され
た場合に非常に迅速に動作できるようにされた中間調網
点化画像の計算のための方法であって、比較的小規模の
メモリしか必要とせず、またキャッシュ(cache) を組み
込んだコンピュータにおいて動作するコンピュータプロ
グラムとして実行された場合にキャッシュの失敗(cache
misses)の数を最小にするものを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、ス
キャナ、コンピュータ及びラスタ走査出力装置を含むシ
ステムにおいて実施され得るものである。原画像は、光
−電子的に走査された後にメモリに格納される。再生さ
れるべき画像は中間調再生に適したサイズの画素に分割
される。再生動作において、各中間調ドットはより小さ
い画素の組み合わせとしてプリントされる。
【0014】中間調網点化画像は、 (a)現在の出力画素
に対応する格納イメージ画素の画素を回復させ、 (b)網
点パターンの1つの画素を生成し、 (c)イメージ画素及
び網点画素を比較し、そして (d)より大きな画素に基づ
いて出力画素をマークし又はマークしないことによって
再生される。この処理は各出力画素について繰り返され
る。出力画素のシーケンスはラスタ走査(raster scan)
、即ち、画素の別の水平走査ラインによって追従され
る画素の1の水平走査ラインシーケンスであり、これは
ほとんどの画像処理システムの標準的なシーケンスであ
る。本発明によって解決されたキーの問題は、最小の計
算上の努力をもってラスタ走査シーケンスにおける網点
画素を正確に生成するという点である。
【0015】本発明によれば、網点パターンは理想的な
角度の網点パターンからの複数の帯状部(ストリップ)
を格納し、その後、複数の帯状部の選択された順序から
なるシーケンスを順々に連結することによって生成され
る。まず最初に、所定の第1の帯状部が選択される。第
1の帯状部の終端部において、実際の網点と理想的な所
望の網点との間の誤りが計算される。次の帯状部が、蓄
積された誤りを減少させるべく複数の帯状部の中から選
択される。第2の選択された帯状部(一般的には第1の
選択された帯状部と同じである)において、実際の網点
と理想的な所望の網点との間の誤りが再度計算され、そ
して蓄積された誤りを減少させるべく選択された次の帯
状部等が走査ラインの最後に達するまで計算される。走
査ラインの最後に達した場合、最後に選択された帯状部
に残されたいかなる網点値も放棄される。次の走査ライ
ンの最初において、新たな第1の帯状部が実際の網点と
理想的な網点との間の蓄積された誤りを最小にするた
め、複数の帯状部の中から選択される。
【0016】本発明の好適な実施例によると、理想的な
角度の網点パターンの1つの帯状部を格納し、そしてそ
の後帯状部とその帯状部の副帯状部(substrip)を具備す
る選択されたシーケンスを連結することによって網点パ
ターンが生成される。長さ数100画素で高さ1画素の
寸法の帯状部は、通常は幾つも(必ずしも整数ではな
い)の中間調セルに渡って延びている。本発明の特有の
実施例において、帯状部と副帯状部との組み合わせが3
種類選択できる。第1の選択は帯状部全体に関するもの
であり、他の2つの選択は帯状部における2つの異なっ
た点から開始しそして帯状部の終端部まで連続する個別
的な副帯状部の長さに関するものである。より長い帯状
部の部分としての副帯状部の使用は、厳密にいえば経済
的な理由に起因するものである。また、一般的に理想的
な角度の網点パターンの複数の独立的な帯状部を使用す
ることができる。従って、以下、より長い帯状部と副帯
状部の両方は単純に帯状部と称される。
【0017】各走査ラインの最初において、スタート点
は帯状部の中で決定される。(第1のラインは通常は帯
状部の第1の画素から始まる。)次に、網点パターン値
が帯状部の終端に達するまで順に読み出される。この点
において、帯状部の3つの可能性あるスタート点、即ち
オリジナルの帯状部又は2つの副帯状部のうちの1つが
選択される。網点パターン値の読み出しは、帯状部にお
ける選択された点から帯状部の終端へ再度達するまで続
けられる。帯状部における3つの可能性あるスタート点
の中から新たなスタート点が選択され、走査ラインの終
了まで処理が繰り返される。これにより、最終的な生成
された網点パターンが、3つの帯状部、即ちオリジナル
の帯状部と2つの副帯状部から構成されるシーケンスで
あることが分かる。
【0018】走査ラインの終端において、オリジナル帯
状部中のいずれかの点のうちの1つ(上述の2つの副帯
状部を形成する2つの点と同じとは限らない)が次の走
査ラインのためのスタート点として選択される。新たな
スタート点は、また、理想的な所望の網点を生成する際
の蓄積された誤りを最小にするため選択される。誤りを
最小にすべく検査の必要がある副帯状部の数を最小にす
るため、16の可能性ある点が16の可能性あるスター
ト点として予め定められる。この観点より、各ラインの
始めにおけるオリジナルの帯状部の16点のうちの1の
選択が16の独立した帯状部(又は副帯状部)に相当す
る。
【0019】16のスタート点の1の選択と走査ライン
に沿った副帯状部の選択が共に、結果として得られる網
点パターンが正確に所望の角度及び罫線数となることを
確保するようなされる。これは、理想値からの偏位、即
ち誤りとして知られるものを最小にするため各選択を行
なうという表現で開示され得る。3つのスタート点のど
れが帯状部の終端において選択されるべきかということ
についての決定は、2つの比較及び2つの加算のみを要
求する。次の帯状部の選択が各数100画素において約
1回必要なので、本発明は極端に高速のコンピュータプ
ログラムとして実施され得る。
【0020】本発明の別の局面によると、誤りの程度
は、実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル
点との間の変換されたUV空間におけるベクトルの長さ
で表わされる。帯状部は画像網点の全体の長さよりも短
いので誤りが生じてくる。第1の走査ラインの第1の帯
状部は、帯状部の1つ以上が連結された後に、誤りを有
しないように選択され得るが、その誤りはゼロではな
い。その後、帯状部から帯状部までの誤りは蓄積された
誤りのベクトル加算によって決定される。尚、蓄積され
た誤りは現在の帯状部から現在の誤り貢献(error contr
ibution)へ加えられる。同様に、走査ラインから走査ラ
インまでの誤りは蓄積された誤りのベクトル加算によっ
て決定される。尚、蓄積された誤りは現在の走査ライン
から現在の誤り貢献へ加えられる。
【0021】
【実施例】本発明は原稿画像又は原画像から網点化され
た中間調を生成することにある。図1を参照するに、原
稿画像源102が光−機械的に走査されるか又は何らか
の方法でディジタル形式に再生されディジタルコンパレ
ータ108に与えられる。網点化は入力画像と網点パタ
ーンとの間の比較演算として述べられるが、乗算のよう
な入力画像と網点パターンとの間の他の演算も又“網点
化”を可能にする。尚、網点化(screening) とは網目を
かけることを云う。
【0022】網点発生器104は、例えばディジタルコ
ンピュータにおけるプログラムにより実現されるもの
で、網点パターン106を生成する。生成された網点パ
ターンはコンパレータ108に与えられる。原稿画像1
02と網点パターン106の両方は画素(ピクセル)と
称される小さな副面積領域からなり、画素各々は1つの
グレイ濃度を表わしている。
【0023】コンパレータ108は原稿画像102と網
点化のための網点パターン106の画素毎の比較を行
う。原稿画像102からの画素が網点パターン106か
らの対応する画素よりも大きい(即ち、より濃いグレ
イ)画素位置では、網点化された中間調110における
対応する画素がマークされる。他の画素位置では、網点
化された中間調110はマークされないか、又は代りに
異なる手法あるいは異なる色でマークされる。
【0024】その結果としての網点化された中間調11
0は、幾つかの画素からその各々がなす寸法と形状の変
化するドットから構成される。それから網点化された中
間調110はラスタ出力装置112へ与えられて、写真
フィルム又は他の画像形成手段上に記録される。
【0025】図2は、網点パターン106の一部が3次
元的に描かれたものを示している。グリッド区画は個々
の網点画素を表わし、各グリッド区画の高さはその画素
での網点パターンのグレイの濃度を表わしている。ピー
ク204は最大グレイ濃度を表わし、ピーク204の間
は最小グレイ濃度を表わしている。図2における表面の
断面はスポット関数を示し、それは約正弦波状(sine wa
ve) である。
【0026】図3は網点パターン106の例である。ド
ット308は網点パターンのピークを表わし、ピーク2
04に対応している。そのようなドットは、座標軸から
角度304だけ回転したグリッド302に従って位置づ
けられており、スペーシング(間隔)306を有してい
る。スペーシング306の逆数は網点パターン106の
網点罫線数(screen ruling) である。一般的に、スペー
シング306及び角度304の正接(tangent) は有理数
又は無理数である。本発明は理想的な角度の網点(理想
角網目)からとられた1画素高のストリップ(帯状部)
402を利用している。図4aに示されているように、
一般化された網点パターンはストリップ402およびス
トリップ402のサブストリップ(副帯状部)であるス
トリップ404と406とから構成される。
【0027】例えば、ストリップ402は、0乃至m−
1と番号づけられたm個の画素からなる。ストリップ4
04は、b乃至m−1と番号づけられたm−b個の画素
からなる。ストリップ406は、同様にc乃至m−1と
番号づけられたm−c個の画素からなる。各画素は網点
パターンの画素に対応する1つのグレイ濃度値を表わし
ている。ストリップ404と406は、同じ番号の画素
についてはストリップ402と同じグレイ濃度値を有し
ている。故に、ストリップ404と406は異なる開始
点から選択的にストリップ402をアドレスすることで
発生され得る。所与の系列にストリップ402、404
及び406を連結することによって発生された網点の一
部の例が図4bに示されている。
【0028】m、b及びcの最適値は網点角と罫線数に
依存する。1つの実施例において、網点罫線数はインチ
当り133本であり、出力解像度はインチ当り1016
画素であり、そして網点角は15度であり、そしてm、
b及びcの好適な値はそれぞれ443、119及び20
6である。例として、セル当り7.6390977画素
を備えた443画素を有するストリップは57.99個
の網点セルをカバーする。m、b及びcの最適値を決定
する手順は“m、b及びcの最適値決定”と称するセク
ション1で説明されている。
【0029】ストリップ402は典型的にはRAMのよ
うなランダムアクセス蓄積装置を用いて実現される。ス
トリップ402の各画素は,この蓄積装置において1メ
モリワードで表わされる。このメモリの内容が、網点化
処理の開始前に以下に詳述する手順に従って決定され
る。図5は、ストリップ402におけるm個画素に対応
するXY空間でのm個の点を示す。XY座標素はラスタ
出力装置112により使用されているものである。従っ
て、それは“装置座標空間”として参照される。点50
2、504及び506はXY座標(0,0)、(1,
0)及び(m−1,0)としてそれぞれ与えられてい
る。
【0030】図6は、図5の点をU’V’座標空間に変
換したものを示す。変換はスケール演算と回転演算とか
らなっている。点602はU’V’空間に変換されたX
Y点(0,0)であり、点604はU’V’空間に変換
されたXY点(1,0)であり、そして点606はU’
V’空間に変換されたXY点(m−1,0)である。点
のU’V’座標は次の数式1に従ってXY座標から数学
的に決定される。
【0031】
【数1】
【0032】ここで、解像度(resolution)はラスタ出力
装置112の空間解像度であり、罫線数(ruling)は所望
の網点罫線数であり、そして0角度(theta) は所望の網
点角である。
【0033】U’V’空間への変換後に、点602、6
04、…、606は再びUV空間に変換される。この変
換の結果は図7に示され、点702、704、…、70
6はそれぞれ点602、604、…、606の変換され
た対応点となっている。UV座標(−.5,−.5)と
(.5,.5)により拘束又は制限された区画708の
“エッジの丸め(wrapping around of the edges)”であ
るこの変換は次の数式2により数学的に記述される。
【0034】
【数2】
【0035】ここで任意の実数xに関し round(x)は
xに最も近い整数である。
【0036】このUV空間への変換の1つの重要な特性
は、XY空間での2つのかなり離間した点がUV空間で
は非常に近接した2つの点に変換されるということであ
る。その後、ストリップ402画素の値はUV座標に対
しスポット関数を適用することで決定し得る。1つのそ
のような有効なスポット関数は次の数式3で与えられ
る。
【0037】
【数3】
【0038】上述のスポット関数は区画708の中心で
ピークを生成し、そして区画708のコーナで最小値を
生成する。当業者であれば、多くの他のスポット関数が
本発明で用いられ得ることは認識されよう。また、異な
るスポット関数は、網点化された中間調110に異なる
形状のドットをもたらすであろう。要約すると、ストリ
ップ402における画素408の値は、その対応するX
Y座標をU’V’空間に変換しそれから更にこの点をU
V空間に変換しそして最後に点702の座標にスポット
関数を適用することで決定される。中間調網点を生成す
るため、本発明に従ってストリップ402を用いる前に
更に処理をすることも可能である。1つの例としては、
ストリップ402におけるグレイスケール値を同じオー
ダにあるグレイ値の均一な分布で置換することが挙げら
れる。
【0039】「(1)m、b及びcの値の決定」とり得
ることのできるパラメータmの値は幾つかある。mの値
は、もしXY点(m,0)をUV空間に変換することで
得られる点がゼロより大きいmの任意の小さい整数値に
関してよりUV度(0,0)に近いものならば有効であ
る。網点化された中間調110におけるドットの平滑性
はmの値に比例して変る。一般的に、mの好ましい値
は、2*(resolution /ruling) ^2に最も近い上述の
条件に適合する値である。より小さい値は十分な結果を
与えそしてより少いメモリとなること、そしてより大き
な値は増加したメモリ要求のコストでより優れた結果を
与えることとなる。
【0040】mに関する妥協的値を選ぶ1つの動機は、
ストリップ402が網点発生器104を実現するために
用いられるコンピュータのキャッシュメモリ(cache mem
ory)内に完全に適合し得る最大値を選ぶことができ、そ
れはストリップ402から画素値の取得を非常に高速化
する。
【0041】パラメータbの値は同様の手法で決定され
る。bの値は0より大きいmより小さい整数であり、X
Y点(b−m,0)をUV空間に変換することで得られ
る点はbの他のそのような値に関してよりUV点(0,
0)に近くなる。
【0042】パラメータcの値は整数であり、0より大
きくmより小さいものであり、そしてXY点(0,
0)、(b,0)及び(c−m,0)をUV空間に変換
することで得られる点で形成される三角形はUV空間へ
のXY点(m,0)の変換で得られる点を囲むものであ
り、そしてXY点(c,0)をUV空間へ変換すること
で得られる点はCの他のそのような値よりUV点(0,
0)により近くなる。
【0043】これらの関係は図8にグラフィックに描か
れている。点802はUV空間に変換されたXY点
(0,0)に対応する。同様に、点804、806及び
808はUV空間へ変換されたXY点(b,0)、
(c,0)及び(m,0)に対応している。点808
は、点(0,0)から始まるストリップ402の最後の
点m−1に続く点mである。点802、804及び80
6は点808を囲む三角形810を形成する。更に、三
角形810は最小のそのような三角形又はそれに非常に
近いものである。
【0044】「(2)網点パターンの走査ラインの発
生」網点パターン106の第1番目の走査ラインにおけ
る第1番目のm個の画素はストリップ402の内容を連
続的に読出すことで発生される。これらの画素は、スポ
ット関数(spot function) の直接的な計算から導びかれ
た網点パターンに正確に対応する。しかしながら、網点
パターン106における全ての他の画素に関しては、ス
ポット関数の直接の計算から導びかれる値に正確に対応
するストリップ402に蓄積されている画素はない。し
かし、本発明の目的は、UV空間に変換された網点パタ
ーン106のXY座標の理想にUV空間において非常に
近い画素をストリップ402から選ぶことにある。その
ことで理想的な網点画素値に非常に近い網点画素値をも
たらす。
【0045】理想な値からの偏りが累積せずそして不正
確な網点角と罫線数を生じさせないようにするために、
エラー(誤り)ベクトル値が網点パターン106におけ
る各画素に添付される。エラーベクトルは、UV空間へ
現XY座標を変換することで得られる理想点からのスト
リップ402より取得された画素に対応するUV空間に
おける実際点の差を表わしている。数学的に、もし現画
素が座標(x,y)により同定されそしてストリップ4
02内の現画素アドレスがkにより同定されるならば、
そのときエラーはXYベクトル(x,y)−(k,0)
をUV空間に変換することで得られるUVベクトルであ
る。
【0046】もし網点パターン106における現画素
(x,y)はストリップ402におけるアドレスkから
回復・取得されるならば、kがm−1より小さいとき、
次の画素(x+1,y)はエラーベクトルのいかなる変
化もなしにストリップ402におけるアドレスk+1か
ら回復・取得される。この技法が働かないでkの新しい
値が選ばれなければならないのは、kがストリップ40
2における最後のアドレス、即ちm−1に等しいときの
みである。このとき、kの新しい値は3つの代替0,b
及びcから選ばれるが、それはこの選択からもたらされ
るエラーベクトルの大きさを最小化するような手法でな
される。
【0047】kの新しい値を選択する1つの方法は、3
つの代替の各々のエラーベクトルを直接に計算してから
エラーベクトルの最小の大きさをもたらす代替を選ぶこ
とである。この方法は実際的であるが、必要より高い計
算上の負担となる。
【0048】本発明において使用されるに際して現在知
られている最も良い方法は、かなり少い計算で同じ効果
をもたらしている。この方法では、エラーベクトルは蓄
積レジスタebとecに変換された形態で蓄積されてい
る。当業者は、次のことからこの変換の性質はアフィン
変換(affine transform)であると認識するだろう。アフ
ィン変換が選ばれ、その結果3つの値0、eb及びec
の最大が選択0、b及びcに対応するエラーベクトルの
最小の大きさに対応する。kの新しい値が選択された
後、蓄積レジスタebとecは新しいエラーベクトルを
反映するよう更新される。必要な変換は以下のステップ
に従って決定される。
【0049】図9を参照するに、点A908はXY点
(−m,0)をUV空間に変換することで得られる点で
ある。同様に、点B910はXY点(b−m,0)をU
V空間に変換することで得られる点である。また、点C
912はXY点(c−m,0)をUV空間に変換するこ
とで得られる点である。更に、点E914は現画素に関
するエラーベクトルである。点A908、B910及び
C912は固定されているが、点E914の位置は各出
力画素と共に変る。
【0050】図9に示されている例に関して、もし0が
kについての新しい値として選ばれると、新しいエラー
ベクトルはE−Aとなるであろう。同様に、もしbが選
ばれると、新しいエラーベクトルはE−Bになるだろ
う。最後に、もしcが選ばれると、新しいエラーベクト
ルはE−Cになるだろう。これらの新しいエラーベクト
ルのどれが最小の大きさを有するかということを決定す
る問題は、点E914が点A908、点B910又はC
912に最も近いかどうかを決定することと等価であ
る。
【0051】従って、図9のUV平面は、3つの領域9
02、904及び906に分割される。領域902は0
がkの新しい値として選ばれるべきE914の全ての値
からなる。点は、それが点B910とC912より点A
908により近いならば領域902に含まれる。同様
に、領域904はbが選ばれるべきE914の全ての値
からなり、そして点A908とC912より点B910
により近い点からなる。領域906はcが選ばれるべき
E914の全ての値からなり、そして点A908とB9
10より点C912により近い点を含む。
【0052】ドット積(E−A)*(E−A)は、もし
0がkの新しい値について選ばれていると新しいエラー
ベクトルの大きさの平方(2乗)に等しい。同様に、ド
ット積(E−B)*(E−B)は、もしbが選ばれてい
ると新しいエラーベクトルの大きさの平方に等しい。ま
た、ドット積(E−C)*(E−C)は、もしcが選ば
れていると新しいエラーベクトルの大きさの平方に等し
い。従って、エラーベクトルの最小の大きさは最小のド
ット積に関連した代替を選択することで決定され得る。
【0053】本発明によれば、エラーベクトルは、E9
14の値から次の式4によって決定することのできる記
憶レジスタeb及びecの値により表わされる。 eb=(E−A)*(E−A)−(E−B)*(E−B) ec=(E−A)*(E−A)−(E−C)*(E−C) ・・・(4)
【0054】eb及びecが両方とも負である場合は、
(E−A)*(E−A)が、3ドット積の最小値であ
り、このようにして0はkの新しい値について最良の選
択である、ということが当業者により認識されることで
あろう。同様にして、ebが正であってecよりも大き
い場合には(E−B)*(E−B)が最小であり、bが
最良の選択である。最後に、ecが正であってebより
も大きい場合は、(E−C)*(E−C)が最小であり
cが最良の選択である。
【0055】式(4)は、代数的に次のように簡単化す
ることができる。 eb=2(B−A)*E+A*A−B*B ec=2(C−A)*E+A*A−C*C ・・・(5)
【0056】図10を参照すると、値(eb,ec)に
よって形成される平面が領域1002、1004及び1
006に分割されている。E914が領域902内に入
る場合には、(eb,ec)はebとecの両方が負で
ある領域1002中に入るだろう。同様にして、E91
4が領域914内に入る場合には、(eb,ec)はe
bが正でかつecよりも大きい領域1004内に入るで
あろう。最後に、E914が領域906内に入る場合に
は、(eb,ec)はecが正でかつebよりも大きい
領域1006内に入るであろう。
【0057】初期化に際して、E914はゼロである。
それ故eb及びecの初期値それぞれebi及びeci
は次式(6)のように決定される。 ebi=A*A−B*B eci=A*A−C*C ・・・(6)
【0058】また、kがm−1よりも小さい時にはkの
新しい値はk+1であり、誤差E914は変化しない。
そのため、網点パターンが帯状部(ストリップ)内の連
続画素から発生されつつある間は、eb及びecは変化
しない。更に、kがm−1に等しいときには、帯状部の
終端において、kの新しい値はo,b及びcのうちの1
つである。新しい値が0(ゼロ)であると選択される場
合は、誤差E914はE−Aとなる。eb及びecの値
は、ebにebaを加え、ecにecaを加えることに
よって更新されE914の新しい値を反映する。なお、
ここでeba及びecaは次式(7)により決定され
る。 eba=2A*(A−B) eca=2A*(A−C) ・・・(7)
【0059】同様にして、kの新しい値がbであるとし
て選択されるときには、E914はE−Bとなり、eb
bはebに、またecbはecに加えられる。ここで、
ebb及びecbは ebb=2B*(A−B) ecb=2B*(A−C) ・・・(8) で与えられる。
【0060】最後に、kの新しい値がCであると選択さ
れるときには、E914はE−Cとなり、ebcがeb
に、eccがecに加えられる。ここで、ebc及びe
ccは、 ebc=2C*(A−B) ecc−2C*(A−C) ・・・(9) で与えられる。
【0061】ここに記載される実施例は3つの選択枝か
ら選択するが2つ又は4つ、あるいはそれよりも大きい
選択枝を結合する他の実施例が望ましいことに注意すべ
きである。各々の場合において、(eb及びecのよう
な)エラーベクトルを符号化するのに使用される記憶レ
ジスタの数は選択枝の数よりも小さい数である。本願発
明をいかに3つ以外の異なる数の選択枝に適合させるか
ということは当業者にとっては自明であろう。
【0062】「(3)走査ラインの最初において開始画
素アドレスを選択すること」各走査ラインの最初におい
てストリップ402の画素アドレスは、結果として生じ
る誤差を最小化するような仕方で選択される。この画素
アドレスは、網点パターン106において走査ラインの
最初の画素を発生するのに使用される。より詳しくいう
と、走査ラインの最初の画素yについて、アドレスk
が、XYベクトル(0,y)−(k,0)をUV空間に
変換することによって得られるエラーベクトル(誤りベ
クトル)の大きさを最小化するように選択される。
【0063】最初の走査ラインについて、kのこの値は
ゼロであり、誤りも同様にゼロである。他の走査ライン
については、kのこの値を決定するために何らかの手法
が必要となる。kのこの値を決定するための一つの手法
は、kの全ての値を0ないしm−1の範囲で探索し、k
のこれらの値の各々についてエラーベクトルを直接計算
し、そして最小の大きさをもったエラーベクトルになる
kの値を選択することである。この手法は実際的ではあ
るが必要以上の計算量を要する。
【0064】本願発明を実施するのに最もよく知られて
いる別の方法は、探索されねばならないkの値の数を減
少されるためにいくつかのテーブルを使用するものであ
る。その方法は、またエラーベクトルのU座標及びV座
標をそれぞれ表わすeu及びev記憶レジスタをも使用
する。各テーブルはnt個の値を含む。装置はntとし
て16の値で十分であると決定した。
【0065】テーブルjt[i]は、XYベクトル
(0,1)−(j,0)を変換することによって得られ
るベクトルの大きさがnt個の最小の大きさであるよう
に、−(m−1)から(m−1)の範囲にあるjのnt
値を内容として含んでいる。jt[i]における値の順
序は重要ではない。更に、テーブルut[i]及びvt
[i]は、XY点(0,l)−(jt[i],0)をU
V空間に変換することによって得られた点の夫々U及び
V座標を内容としている。前の走査ラインの開始アドレ
スがkyであり、エラーベクトルが(eu、ev)であ
ったと仮定すると新しい値はky+jt[i]であると
決定される。ここでiは次の条件を満足するものとす
る。 (1)iの値は、0乃至nt−1の範囲にある。 (2)ky+jt[i]の値は、0乃至m−1の範囲に
ある。 (3)新しいエラーベクトル(eu+ut[i],ev
+vt[i])の大きさは、条件(1)及び(2)を満
足させるような最小の大きさである。
【0066】kの新しい値が選択された後、eu及びt
v記憶レジスタは、それぞれeu+ut[i]及びev
+vt[i]を保つよう更新される。理論上、eu及び
evによって表わされる誤りは式(5)に従って(e
b,ec)空間へと変換され、そして走査ラインについ
ての初期誤り値として使用されるべきである。しかし、
式(6)によって決定されるebi及びeciの値でそ
れぞれeb及びecを初期化することにより単純であ
る。更に、それは網点化された中間調110におけるわ
ずかによりなめらかなドット形状を生じさせる。このよ
うにして、発明の好ましい実施例では各走査ラインの開
始においてeb及びecを同じ値に初期化される。
【0067】「(4)有理正接(tangent) 角及び非有理
罫線数(ruling)をもった網点」上述した本願発明は、図
7に示されるようなストリップ402中の画素によるU
V空間の一様収束によっている。一様収束は非有理正接
(tangent) 網点角度、とりわけカラー印刷で用いられる
15度及び75度の角度を使用することにより保証され
る。
【0068】しかしながら、カラー印刷において用いら
れる45度及び0度のような有理正接網点角度を使用す
る場合には、UV空間の一様収束は得られない。むし
ろ、ストリップ(帯状部)402は0度角についてのU
V空間における単一のラインあるいは45度角について
の2つのラインに存在する値を符号化する。好ましい解
決法は、複数のストリップ402であってその各々がU
V空間における異なるライン(又は一群のライン)に対
応する、複数のストリップ402を使用することであ
る。上述の方法は、次に選択が各走査ラインについての
ストリップ及び開始アドレスの両方からなるように修正
される。正接(tangent) が有理数であるために、単に2
つの選択枝だけが帯状部の終端に到達するときのkに対
して必要とされる。ただ、2つの選択枝のもとでは、誤
りを最小化する選択は、周知の誤りを最小化する「ブレ
センハム線引き手法(Bresenham line drawing techniqu
e ofminimizing errors)」となり得る。
【0069】ストリップの数nは、XY点(0,n)を
UV空間に変換することにより得られる点がnのいずれ
かより小さい値についてよりも点(0,0)により近く
なるよう選択される。更に、m*nは2*(分解能(res
olution)/罫線数(ruling))^2の値に近づけられるべ
きである。加えて、0度角に対してはm及びnを等しく
もしくはほぼ等しくすべきである。45度角について
は、最適値はmがnの値のほぼ2倍になるときに得られ
る。一般に、網点角度のタンジェントが2つの相対的に
素な整数i及びjの比である場合には、mをn*(i^
2+j^2)にほぼ等しくすべきである。ストリップ番
号1中の画素番号kの値は、UV空間にXY点(k,
l)を変換して、ついで結果として生じた座標にスポッ
ト関数を適用することにより決定することができる。
【0070】本発明の有理正接(tangent) 網点は、ホラ
デイ(Holladay)によるアメリカ合衆国特許第4,14
9,194号に記述されているような他の技術の手法と
は区別されるべきである。本発明においては、任意の網
点線引きをもった網点パターンを正確に発生することが
できる。従来技術の有理タンジェント技術線引きにおい
ては、角度のタンジェントがi及びjの整数値について
i/jであるとき分解能(resolution)/sqrt(i^
2+j^2)の値に制約される。
【0071】本発明のある好ましい実施例は、ディジタ
ルコンピュータ上で動作するソフトウェアプログラムと
して実施される。図12は、本発明を実施するソフトウ
ェアプログラムについてのフローチャートを示してい
る。ソフトウェアにおける画像の中間調網点化は低価格
の標準ハードウェアを利用できるため有利である。
【0072】ステップ1202において、トップ走査ラ
インはラインゼロと指定され、eu及びeVのエラーベ
クトルはゼロに初期化され、そしてストリップ402へ
の開始アドレスkyはゼロに初期化される。また、m,
b及びcについての初期値はセクション1における記載
に従ってステップ1202Aにおいて決定される。ここ
で、ebi,uci,ebb,ebc,eca,ecb
及びeccについての初期値は式(6)、(7)、
(8)及び(9)に従うステップ1202Bにおいて決
定される。ここで、jt,ut及びvtについての初期
値はセクション3における記述に従うステップ1202
Cにおいて決定される。ステップ1204においては、
画素アドレスkはkyの値に初期化される。次に、ステ
ップ1206においては、走査ラインが処理される。図
11は、走査ラインを処理するフローチャートを示して
いる。このフローチャートは、ステップ1206におい
て遂行されるべき処理を表わしている。
【0073】図11における走査ラインの処理は、画素
ゼロとしての走査ラインで最初の画素を指定するステッ
プ1102ではじまり、そして誤り値eb及びebをス
テップ1202Bにおいて決定されたそれぞれebi及
びeciの初期値に初期化する。
【0074】ステップ1104においては、点(x,
y)に対応する画素は入力画像102から回復される。
この回復ステップは、走査デバイスに接続された周辺ポ
ートからの画素値を入力し得る。これとは別に、回復ス
テップはRAMあるいはディスクドライブのような記憶
手段における読出し操作を遂行し得る。加えて、回復ス
テップは、拡大又は回転のような追加の画像処理ステッ
プも含み得る。
【0075】次に、ステップ1106において、入力画
像画素値gは、画素アドレスkに対応するストリップ4
02における画素と比較される。入力画像画素gがより
大きい場合は、出力画像110の画素(x,y)はステ
ップ1110においてマークされる。入力画像画素gが
より大きくない場合には画素(x,y)はマークされる
ことがないか又はそれとは別にステップ1108におい
て異なるカラーとマークされる。2つのケースのいずれ
かにおいて、画素アドレスkはステップ1112におい
て増分される。ステップ1114において、画素アドレ
スkはストリップ402の終りに到達したか否かを決定
するのにテストされる。もし到達した場合には新しいk
の値がステップ1116乃至1126において選択され
る。いずれの場合においても、画素座標Xは、ステップ
1128において増分されラインの終点がステップ11
30において到達したかどうかを決定するのにテストさ
れる。もしそのとうりならば、走査ラインの処理が完了
する。
【0076】走査ラインの終端に達していない場合に
は、処理ステップはステップ1104で次の画素につい
て継続し、そのプロセスは走査ラインの終端に到達する
まで繰返される。ステップ1114がストリップ402
の終端に到達したことを決定する事象において、新しい
kの値が選択され誤り値eb及びecを比較するステッ
プ1116で始まる。ebがより大きかった場合には、
ebがステップ1118において正かどうかを決定すべ
く更にテストされる。正である場合は点(eb,ec)
が図10の領域1004内に入り処理がステップ112
2で継続する。ステップ1122においてはkは値bを
受信し、値eb及びecはそれぞれステップ1202B
において決定される値ebb及びecbを加えることに
より更新される。
【0077】しかし、ebが負であることをステップ1
118のテストが決定する場合には点(eb,ec)が
図10の領域1002内に入り、処理がステップ112
4で継続する。ステップ1124においては、kは値0
を受信し、eb及びecはステップ1202Bにおいて
決定されるそれぞれeba及びecaを加えることによ
って更新される。
【0078】ステップ1116のテストがecがebよ
りも大きいことを示した場合には、ecは更にそれがス
テップ1120において正であるかどうかを決定すべく
テストされる。もし、正でなければ点(eb,ec)は
図10の領域1002内に入り処理はステップ1124
で継続する。しかし、もし正であれば処理はステップ1
126で継続する。機能ブロック1126においてはk
は値Cを受信しeb及びecはそれぞれステップ120
2Bにおいて決定されるebc及びeccを加算するこ
とによって更新される。
【0079】走査ラインの処理が完了したときに、処理
はステップ1208、即ちインデックスiをゼロに初期
化し前の最小の2乗された大きさmdを表わされ得る最
大の可能な整数値に初期化するステップ1208に継続
する。
【0080】ステップ1210においては、候補画素ア
ドレスky+jt[i]がそれが負であるかを決定すべ
くテストされる。もし、負である場合には、それはステ
ップ1224に跳ぶことにより直ちに拒否される。テー
ブルjt[i]は、ステップ1202Cにおいて決定さ
れる。ステップ1212において、候補画素アドレスk
y+jt[i]はストリップ402における画素番号即
ちm以上かどうかを決定すべく同じようにテストされ
る。もしそれがm以上である場合には、ステップ122
4に跳ぶことにより拒否される。
【0081】候補画素がステップ1210及び1212
のテストを通過した場合には、結果として生じる誤りは
ステップ1214において候補誤り値cu及びcvを以
前の誤り値eu及びevにテーブル値ut[i]及びv
t[i]をそれぞれ加えたものに設定することにより決
定される。テーブルut[i]及びvt[i]は、ステ
ップ1202Cにおいて決定される。ステップ1216
においては、候補エラーベクトル(cu,cv)の大き
さの2乗が決定され、かつ変数cdにわりあてられる。
次にステップ1218においては、この2乗された大き
さcdは前の最小の2乗大きさmdと比較される。もし
cdがより小さい場合には、mdはステップ1222に
おいてcdの値を割り当てられる。加えて、新しい画素
アドレスnkが候補画素アドレスky+jt[i]を受
信し、そして新しい誤り変数nu及びnvがそれぞれ候
補誤り値cu及びcvを受信する。いずれの場合におい
てもインデックス変数iが増分されるステップ1222
で処理が継続する。
【0082】ステップ1224においては、インデック
ス変数は全てのテーブル記入が使い尽くされたかどうか
を決定すべくテストされる。使い尽くされていない場合
には、処理はステップ1210において継続し、ステッ
プ1210からステップ1224の処理は、kが新しい
アドレスnkに割り当てられそして誤り変数eu及びe
vがそれぞれ新しい誤り値nu及びnvに割り当てられ
る後にテーブル記入が使い尽くされてしまうまで繰返さ
れる。次に、ステップ1228においては、画素座標y
が増分されそしてステップ1230において全ての走査
ラインが処理されたかどうかを決定すべくテストされ
る。もし、全ての走査ラインが処理されていない場合に
はステップ1204において処理が継続し、その処理は
全ての走査ラインが処理されるまで繰返される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用した中間調生成システムのブロッ
ク図である。
【図2】本発明に関連して使用され得る3次元プロット
としての網点パターンを示す図である。
【図3】本発明による網点グリッドと帯状部の出力装置
座標に対する関係を示す図である。
【図4】aは本発明を実施するために使用される網点デ
ータの帯状部を示す図である。、 bは本発明による帯
状部からなる結果として得られる網点パターンを示す図
である。
【図5】本発明による誤り関数を計算すべく使用される
XY空間における点(0,0)から点(m−1,0)ま
でのシーケンスを示す図である。
【図6】本発明による誤り関数を計算するため使用され
る変換されたU’V’空間における点(0,0)から点
(m−1,0)までのシーケンスを示す図である。
【図7】本発明による誤り関数を計算するため使用され
る変換されたUV空間における点(0,0)から点(m
−1,0)までのシーケンスを示す図である。
【図8】本発明によるUV空間における0,b,c、及
びmに対応する点を示す図である。
【図9】本発明による生成された網点における次の帯状
部を選択するために使用される値kのための選択に対応
するUV空間の3つの領域への分割を示す図である。
【図10】本発明による生成された網点における次の帯
状部を選択するために使用される値kのための選択に対
応する(eb,ec)空間の3つの領域への分割を示す
図である。
【図11】本発明の好適な実施例における走査ラインの
処理のためのフローチャートである。
【図12】本発明の好適な実施例における走査ラインを
通してのシーケンス処理のためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
102 原稿画像源 104 網点発生器 106 網点パターン 108 ディジタルコンパレータ 110 網点化された中間調 112 ラスタ出力装置

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像から中間調網点化画像を生成する
    方法において、前記方法が、 複数の帯状部を格納するステップであって、前記複数の
    帯状部の各々が理想的な角度の網点パターンの一部を示
    すもの、 前記複数の帯状部を1つずつ生成された網点パターンを
    形成する順序で連結するステップ、及び前記原画像を前
    記生成された網点パターンをもって網点化し前記中間調
    網点化画像を形成するステップを具備することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記原
    画像を前記生成された網点パターンをもって網点化し前
    記中間調網点化画像を形成する前記ステップが、 前記生成された網点パターンを前記原画像と比較するス
    テップ、及び前記生成された網点パターンと前記原画像
    との前記比較に基づいて、マーキング装置のためのマー
    キング信号を生成するステップを具備することを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記複
    数の帯状部を1つずつ網点パターンを形成する順序で連
    結する前記ステップが、 生成された網点パターンと理想的な所望の網点パターン
    との間の差に基づいて誤り関数を計算するステップ、及
    び前記順序による前記複数の帯状部の次に選択された1
    つを選択し、それにより前記複数の帯状部の前記選択さ
    れた次の1つの誤り関数と結合された前記複数の帯状部
    の1つの前記誤り関数が最小の結合誤りを発生させるス
    テップを具備することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、実際の
    生成された網点パターンと理想的な所望の網点パターン
    との間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記ステッ
    プが、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間の誤りベクトルを計算するステップを具備すること
    を特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、前記順
    序で前記複数の帯状部の前記次に選択された1つを選択
    する前記ステップが、 前記計算された誤りベクトルを前記複数の帯状部の各々
    に対応する計算された誤りベクトルと結合させることに
    より複数の蓄積された誤りベクトルを計算し、複数の蓄
    積された誤りベクトルを形成するステップ、及び前記複
    数の蓄積された誤りベクトルの最小の1つに対応する前
    記複数の帯状部の1つを選択するステップを具備するこ
    とを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の方法において、実際の
    生成された網点パターンと理想的な所望の網点パターン
    との間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記ステッ
    プが、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間の変換されたUV空間における誤りベクトルを計算
    するステップを更に具備することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、前記変
    換されたUV空間は更にアフィン変換によって変換され
    ることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 原画像から中間調網点化画像を生成する
    方法において、前記方法が、 複数の帯状部を格納するステップであって、前記複数の
    帯状部のうちの第1の帯状部が理想的な角度の網点パタ
    ーンの一部分を示し、そして前記複数の帯状部の残りの
    ものが前記第1の帯状部の1又はそれ以上の副帯状部で
    あるもの、前記複数の帯状部を1つずつ生成された網点
    パターンを形成する順序で連結するステップ、及び前記
    原画像を前記生成された網点パターンをもって網点化し
    前記中間調網点化画像を形成するステップを具備するこ
    とを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、前記原
    画像を前記生成された網点パターンをもって網点化し前
    記中間調網点化画像を形成する前記ステップが、 前記生成された網点パターンを前記原画像と比較するス
    テップ、及び前記生成された網点パターンと前記原画像
    との間の前記比較に基づいて、マーキング装置のためマ
    ーキング信号を生成するステップを具備することを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の方法において、前記
    複数の帯状部を1つずつ網点パターンを形成する順序で
    連結する前記ステップが、更に生成された網点パターン
    と理想的な所望の網点パターンとの間の差に基づいて誤
    り関数を計算するステップ、及び前記順序で前記複数の
    帯状部の次に選択された1つを選択し、それにより前記
    複数の帯状部の前記次に選択された1つの誤り関数と結
    合された前記複数の帯状部の1つの前記誤り関数が最小
    の結合された誤りを発生させるステップを具備すること
    を特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、実
    際の生成された網点パターンと理想的な所望の網点パタ
    ーンとの間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記ス
    テップが、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間のUV空間における前記誤り関数のベクトル成分を
    計算するステップを具備することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、前
    記順序で前記複数の帯状部の前記次に選択された1つを
    選択する前記ステップが、 前記複数の帯状部の各々に対応する前記誤り関数の複数
    の誤りベクトル成分を複数の蓄積された誤りベクトル成
    分を形成するために計算するステップ、 前記複数の蓄積された誤りベクトル成分を前記誤り関数
    の前記ベクトル成分と比較するステップ、及び前記複数
    の蓄積されたベクトル成分と前記誤りベクトル成分との
    前記比較に基づいて、選択された副帯状部に対応する前
    記第1の帯状部におけるスタート点を選択するステップ
    を具備することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の方法において、実
    際の生成された網点パターンと理想的な所望の網点パタ
    ーンとの間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記ス
    テップが、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間の変換されたUV空間における前記誤りベクトル成
    分を計算するステップを具備することを特徴とする方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法において、前
    記変換されたUV空間はアフィン変換によって更に変換
    されることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 原画像から中間調網点化画像を生成す
    る装置において、前記装置が、 複数の帯状部を格納する手段であって、前記複数の帯状
    部の各々が理想的な角度の網点パターンの一部分を示す
    もの、 前記複数の帯状部を1つずつ生成された網点パターンを
    形成する順序で連結する手段、及び前記原画像を前記生
    成された網点パターンをもって網点化し前記中間調網点
    化画像を形成する手段を具備することを特徴とする装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の装置において、前
    記原画像を前記生成された網点パターンをもって網点化
    し前記中間調網点化画像を形成する前記手段が、 前記生成された網点パターンを前記原画像と比較する手
    段、及び前記生成された網点パターンと前記原画像との
    間の前記比較に基づいて、マーキング装置のためのマー
    キング信号を生成する手段を具備することを特徴とする
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の装置において、前
    記複数の帯状部を1つずつ網点パターンを形成する順序
    で連結する前記手段が、更に生成された網点パターンと
    理想的な所望の網点パターンとの間の差に基づいて誤り
    関数を計算する手段、及び前記順序において前記複数の
    帯状部の次に選択された1つを選択し、それにより前記
    複数の帯状部の前記次に選択された1つの誤り関数と結
    合された前記複数の帯状部の1つの前記誤り関数が最小
    の結合された誤りを発生させる手段を具備することを特
    徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の装置において、実
    際の生成された網点パターンと理想的な所望の網点パタ
    ーンとの間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記手
    段が、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間の誤りベクトルを計算する手段を具備することを特
    徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の装置において、前
    記順序で前記複数の帯状部の前記次に選択された1つを
    選択する前記手段が、 前記計算された誤りベクトルを前記複数の帯状部の各々
    に対応する計算された誤りベクトルと結合させることに
    より複数の蓄積された誤りベクトルを計算し、複数の蓄
    積された誤りベクトルを形成する手段、及び前記複数の
    蓄積された誤りベクトルの最小の1つに対応する前記複
    数の帯状部の1つを選択する手段を具備することを特徴
    とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の装置において、実
    際の生成された網点パターンと理想的な所望の網点パタ
    ーンとの間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記手
    段が、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間の変換されたUV空間において誤りベクトルを計算
    する手段を具備することを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の装置において、前
    記変換されたUV空間は更にアフィン変換によって変換
    されることを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】 原画像から中間調網点化画像を生成す
    る装置において、前記装置が、 複数の帯状部を格納する手段であって、前記複数の帯状
    部のうちの第1の帯状部が理想的な角度の網点パターン
    の一部分を示し、前記複数の帯状部のうちの残りの帯状
    部が前記第1の帯状部の1又はそれ以上の副帯状部であ
    るもの、 前記複数の帯状部を1つずつ生成された網点パターンを
    形成する順序で連結する手段、及び前記原画像を前記生
    成された網点パターンをもって網点化し前記中間調網点
    化画像を形成する手段を具備することを特徴とする装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の装置において、前
    記原画像を前記生成された網点パターンをもって網点化
    し前記中間調網点化画像を形成する前記手段が、 前記生成された網点パターンを前記原画像と比較する手
    段、及び前記生成された網点パターンと前記原画像との
    間の前記比較に基づいてマーキング装置のためマーキン
    グ信号を生成する手段を更に具備することを特徴とする
    装置。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の装置において、前
    記複数の帯状部を網点パターンを形成する順序で1つず
    つ連結する前記手段が、更に生成された網点パターンと
    理想的な所望の網点パターンとの間の差に基づいて誤り
    関数を計算する手段、及び前記順序で前記複数の帯状部
    の次に選択された1つを選択し、それにより前記複数の
    帯状部の前記次に選択された1つの誤り関数と結合され
    た前記複数の帯状部の1つの前記誤り関数が最小の結合
    された誤りを発生させる手段を具備することを特徴とす
    る装置。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の装置において、実
    際の生成された網点パターンと理想的な所望の網点パタ
    ーンとの間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記手
    段が、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間のUV空間における前記誤り関数のベクトル成分を
    計算する手段を更に具備することを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の装置において、前
    記順序で前記複数の帯状部の前記次に選択された1つを
    選択する前記手段が、 前記複数の帯状部の各々に対応する前記誤り関数の複数
    の誤りベクトル成分を計算し、複数の蓄積された誤りベ
    クトル成分を形成する手段、 前記複数の蓄積された誤りベクトル成分を前記誤り関数
    の前記ベクトル成分と比較する手段、及び前記複数の蓄
    積されたベクトル成分と前記誤りベクトル成分との前記
    比較に基づいて、選択された副帯状部に対応する前記第
    1の帯状部におけるスタート点を選択する手段を具備す
    ることを特徴とする装置。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載の装置において、実
    際の生成された網点パターンと理想的な所望の網点パタ
    ーンとの間の誤りに基づいて誤り関数を計算する前記手
    段が、 実際の網点サンプル点と理想化された網点サンプル点と
    の間の変換されたUV空間における前記誤りベクトル成
    分を計算する手段を具備することを特徴とする装置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の装置において、前
    記変換されたUV空間はアフィン変換によって更に変換
    されることを特徴とする装置。
  29. 【請求項29】 所望の網点角度及び網点罫線の網点パ
    ターンを生成する方法において、前記方法が、 第1の複数の帯状部を格納するステップであって、前記
    第1の複数の帯状部の各々が前記所望の網点角度で角度
    付けされた理想的な角度の網点パターンの一部分を示す
    もの、 前記第1の複数の帯状部から、前記所望の網点罫線に応
    答して選択された第2の複数の帯状部を選択するステッ
    プ、及び前記第2の複数の帯状部を前記生成された網点
    パターンを形成する順序で1つずつ連結させるステップ
    を具備することを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 所望の網点角度及び網点罫線の網点パ
    ターンを生成する方法において、前記方法が、 前記所望の網点角度で角度付けされた理想的な角度の網
    点パターンの一部分を示す帯状部を格納するステップ、 前記所望の網点罫線に応答して、前記帯状部から前記帯
    状部の1又はそれ以上の副帯状部を選択するステップ、
    及び前記複数の帯状部の前記選択された1つ及び副帯状
    部を生成された網点パターンを形成する順序で連結する
    ステップを具備することを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 所望の網点角度及び網点罫線の網点パ
    ターンを生成する装置において、前記装置が、 第1の複数の帯状部を格納する手段であって、前記第1
    の複数の帯状部の各々が前記所望の網点角度で角度付け
    された理想的な角度の網点パターンの一部分を示すも
    の、 前記第1の複数の帯状部から、前記所望の網点罫線に応
    答して選択された第2の複数の帯状部を選択する手段、
    及び前記第2の複数の帯状部を前記生成された網点パタ
    ーンを形成する順序で1つずつ連結する手段を具備する
    ことを特徴とする装置。
  32. 【請求項32】 所望の網点角度及び網点罫線の網点パ
    ターンを生成する装置において、前記装置が、 前記所望の網点角度で角度付けされた理想的な角度の網
    点パターンの一部分を示す帯状部を格納する手段、 前記所望の網点罫線に応答して、前記帯状部から前記帯
    状部の1又はそれ以上の副帯状部を選択する手段、及び
    前記複数の帯状部の前記選択された1つ及び副帯状部を
    生成された網点パターンを形成する順序で1つずつ連結
    する手段を具備することを特徴とする装置。
JP4236179A 1991-09-03 1992-09-03 画像の中間調網点化のための網点生成 Withdrawn JPH05284359A (ja)

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