JP2640482B2 - 2群ズーム光学系 - Google Patents

2群ズーム光学系

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JP2640482B2 JP936488A JP936488A JP2640482B2 JP 2640482 B2 JP2640482 B2 JP 2640482B2 JP 936488 A JP936488 A JP 936488A JP 936488 A JP936488 A JP 936488A JP 2640482 B2 JP2640482 B2 JP 2640482B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特にカメラ用の撮影レンズとして利用し得
る2群より成るズームレンズの光学系に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来この種の光学系としては、(A)特公昭61−4680
9号公報の小型ズームレンズとしての (A)「物体側に配備される発散性の前群と、像側に配
備される収劍性の後群とにより構成され、上記前群と後
群の間隔を変えることにより変倍させるズームレンズに
おいて、 前群が、 物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第1
レンズL1と、 曲率の大きい凹面を像側に向けた負レンズである第2
レンズL2と、 曲率の大きい凸面を物体側に向けた正レンズである第
3レンズL3とを、物体側から上記順序に配列して構成さ
れ、 後群が、 正レンズである第4レンズL4と、 物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第5
レンズL5と、 曲率の大きい凹面を像側い向けた負レンズである第6
レンズL6と、 正レンズである第7レンズL7とを、物体側から上記順
序に配列して構成され、 各レンズにおけるレンズ面の曲率半径を、物体側から
r1,r2,……,r14、光軸上におけるレンズ面間距離を物体
側からd1,d2,……,d13、スペクトルd線に対する各レン
ズの屈折率を、物体側からn1,n2,……,n7、前群の焦点
距離をf1とするとき、 (ii)0.5|f1|<r4<|f1| (iv)0<r5/r6<0.7 (v)1.3<r7/r9<2.0 (vi)n7<1.68 なる条件を満足することを特徴とする、小型ズームレン
ズ。」 又(B)特開昭56−158315号公報のズームレンズ系と
しての、 「全体として負の屈折力を有する前群Iと、全体として
の正の屈折力を有する後群IIの2群によって構成され、
これらI、II群間の空気間隔を可変にしたズームレンズ
系において、前群Iは物体側より順に、像側に凹面を向
けた負メニスカスレンズL1、負レンズL2、像側に凹面を
向けた正メニスカスレンズL3より成り、後群IIは物体側
より順に、2枚の正レンズL4、L5、像側に強い曲率の面
を持つ負レンズL6、正レンズL7より成り、かつ次の諸条
件を満足することを特徴とするズームレンズ系 0.65fL<fI<1.25fL (1) 0.03|fI|d4<0.2|fI| (2) 0.44|fI|r4<0.78|fI| (3) 0.32fL<r9<0.55fL (4) 但し、 fL:最長焦点距離の状態における全系の焦点距離 fI:前群Iの合成焦点距離 d4:L2とL3の間の空気間隔 r4:L2の像側面の曲率半径 r9:L5の物体側面の曲線半径。」 更に(C)特公昭61−80214号公報の2群構成ズーム
レンズとしての、 「物体側より順に発散性の第1レンズ群C、収劍性の第
2レンズ群C2の2つのレンズ群で構成され、該第1レン
ズ群と第2レンズ群とを光軸に沿って移動させることに
よりズーミングを行う2群構成ズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を
向けた負メニスカスレンズL1、両凹負レンズL2、物体側
に曲率の大きい面を向けた正レンズL3で構成され、前記
第2レンズ群は、物体側より順に両凸正レンズL4、単体
または正負レンズを張り合わせた色消しレンズの正レン
ズL5、像界側に曲率の大きな面を向けた負レンズL6、及
び正レンズL7で構成され、かつ以下の条件式を満足する
ことを特徴とする2群構成ズームレンズ。
(1) 1.20<|f1|fW<1.55 (2) 0.25<D1/|f1|<0.32 (3) 0.70<fL1/f1<1.2 (5) 0.1<fL4/f2<0.6 ここで、 fW:全系の広角端の焦点距離 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離 D1:第1レンズ群の最前レンズ面から最終レンズ面まで
の距離 fL1:第1レンズ群中の負メニスカスレンズの焦点距離 fL4:第2レンズ群中の最も物体側の正レンズの焦点距離 r1:第1レンズ群中の負メニスカスレンズの物体側レン
ズ面の曲率半径 r2:第1レンズ群中の負メニスカスレンズの像側レンズ
面の曲率半径」 等が公知である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明型式の光学系は現在、所謂る一眼レフレックス
カメラ用レンズとして、広く使われており、数多くの発
明、考案がなされている。この型のズーム光学系を上記
目的に使う為には、カメラの構造上、レンズの後方像側
にファインダー用の反射ミラーが入る為に、レンズがミ
ラーに当らない様に、バックフォーカスを充分に取らな
くてはならない。同じくカメラの構造上レンズにより結
像された像を見るファインダーなので、ファインダーの
像を明るく見易くする為には、レンズを明るくする必要
がある等の制約の他、レンズの性能と価格という相反す
る問題もある。
しかして前記した従来技術において、(A)では、f2
/D=1.0と後群の焦点距離が本発明光学系に比較して長
いのが特徴で、この為に前群の集点距離も長くなってい
る事から、レンズ系全体が大型化しており、至近距離に
ついても本発明に比較して不利となっている。
又(B)では、これもまたf2/Dが0.93より0.99となっ
ており、本発明の光学系に比較して、やはり後群、前群
の焦点距離が長く、光学系の小型化という点でもう一歩
と言わざるを得ない。更にまた前記(C)においては、
かなり小型化されているが、第1実施例を除いて第2実
施例より第4実施例までが、後群の第2レンズが接合に
なっており、実質的に7群8枚の構成であると言って良
いと思われるが、レンズの枚数が7枚程度の光学系でレ
ンズが1枚増加するのと、しないのとでは、価格的に大
きな差である。亦、後群の第1レンズの屈折率が1.59よ
り1.62と低い等からも、本発明光学系と比較して、発明
の趣旨が異なっていると言わざるを得ない。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、上記諸問題を解決して、小型で低価
格、しかも高性能で至近距離を小さいズーム光学系を得
る事である。即ち物体側より全体として、負の屈折力を
有する全群Iと、全体として、正の屈折力を有する、後
群IIとからなり、前群と後群の空気間隔を変えて、焦点
距離を変化させるズーム光学系において、物体側より、
前群Iは、物体側に強く湾曲した負メニスカスレンズ
L1、両凹レンズL2、物体側に強く湾曲した正メニスカス
レンズL3の3枚のレンズより成り、後群IIは両凸レンズ
L4、物体側に強く湾曲した正メニスカスレンズL5、両凹
レンズL6、像側に強く湾曲した正メニスカスレンズL7
り成る全7枚のレンズ構成で、絞りを前群Iと後群IIと
の間に配置し、更に以下の諸条件を満足する事を特徴と
する2群ズーム光学系である。
(1) 0.75<f2/D<0.85 (2) 1.5<|f1|/f2<1.6 (3) LF/fW<0.45 (4) 1.7<N1、N2、N3、N4 (5) 0.9<r1/r5<1.1 但し f I:前群Iの合成焦点距離 f II:後群IIの合成焦点距離 D:画面対角長 LF:前群Iのレンズ厚、空気間隔の総和 fW:全系の最短焦点距離 N1、N2、N3、N4:それぞれL1、L2、L3、L4の屈折率 r1、r5:それぞれL1、L3の物体側の面の曲率半径 より成るものである。
(作 用) 条件(1)式は、後群IIの焦点距離を規定する式であ
る。後群の焦点距離を条件(1)式の範囲内に取り、し
かも、前群の焦点距離を条件(2)式の範囲内に取る事
によって、小型でしかも収差の良好に補正された光学系
を得る事ができる。前群の焦点距離が条件(2)式の上
限を越えて大きくなると、前群の負屈折力が弱まり、周
辺光量の確保に不利となる為レンズが大型化して了る。
逆に下限を越えて小さくなると、負の屈折力が強すぎ
て、色収差、歪曲収差等の補正が困難となって了う。尚
絞りを前群Iと後群IIの間に設置する事により、条件
(1)式、条件(2)式と相まって、ズーム光学系の至
近距離をより小さくする事に効果が有り、亦全系の焦点
距離が最短の位置より、中間の位置に掛けて、画面隅よ
り中間画角での上方メリジオナルコマフレアーを切る事
により、収差補正上の効果も大きい。
条件(3)式もズーム光学系の小型化、至近距離を小
さくする目的で設けたもので、LFが上限を越えて大きく
なると、レンズが大型化して了い本発明の目的である。
小型、低価格な光学系に反する事になる。
条件(4)式と(5)式とは収差補正上重要な式で、
条件(4)式は、条件(1)式、(2)式で規定した前
群、後群の焦点距離に於て、非点収差を始め各収差が、
良好に補正される為の条件式である。条件(5)式の範
囲を越えてr1とr5の比が上限、下限いずれかへ外れた場
合に於ては、収差のバランスが崩れて了う。
(実施例) 実施例1 (発明の効果) 本発明は、一眼レフレックスカメラ用として特に利用
されるもので、レンズの結像を反射してファインダーに
導くための反射ミラーを収容するスペースがレンズ後方
の像側に充分広く取り得るようバックフォーカスが大き
く、収差の補正が良好に行なわれズーム光学系の小型
化、低価格化の効果をもつものである。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図は本発明の実施例の光学系であり第2図
は、f=36、f=50及びf=68における各収差図であ
る。 I……前群、II……後群、 S……絞り。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より負屈折力の前群I、正屈折力の
    後群IIより成り、これらI、IIの空気間隔を変える事に
    より、合成焦点距離を変化させる2群ズーム光学系に於
    て、物体側より順に前群Iは物体側に強く湾曲した負の
    メニスカスレンズL1、両凹レンズL2、物体側に強く湾曲
    した正メニスカスレンズL3より成り、後群IIは両凸レン
    ズL4、物体側に強く湾曲した正メニスカスレンズL5、両
    凹レンズL6、像側に強く湾曲した正メニスカスレンズL7
    より構成され、絞りを前群Iと後群IIとの間に配置し、
    以下の諸条件を満足する事を特徴とする2群ズーム光学
    系。 (1) 0.75<f2/D<0.85 (2) 1.5<|f1|/f2<1.6 (3) LF/fW<0.45 (4) 1.7<N1、N2、N3、N4 (5) 0.9<r1/r5<1.1 但し f1:前群Iの合成焦点距離 f2:後群IIの合成焦点距離 D:画面対角長 LF:前群Iのレンズ厚、空気間隔の総和 fW:全系の最短焦点距離 N1、N2、N3、N4:それぞれL1、L2、L3、L4の屈折率 r1、r5:それぞれL1、L3の物体側の面の曲率半径
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US5539581A (en) * 1994-06-17 1996-07-23 Nikon Corp. Zoom lens system
JP3332677B2 (ja) * 1995-06-29 2002-10-07 キヤノン株式会社 ズームレンズ

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