JP2640437B2 - 送材架台におけるカスガイ装置 - Google Patents
送材架台におけるカスガイ装置Info
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- JP2640437B2 JP2640437B2 JP6339319A JP33931994A JP2640437B2 JP 2640437 B2 JP2640437 B2 JP 2640437B2 JP 6339319 A JP6339319 A JP 6339319A JP 33931994 A JP33931994 A JP 33931994A JP 2640437 B2 JP2640437 B2 JP 2640437B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木材の製材装置における
送材架台に設置されるカスガイ装置に関するもので、特
に加工時に木材を持ち替えることなく柱材等を角挽きす
ることのできる構造に係るものである。
送材架台に設置されるカスガイ装置に関するもので、特
に加工時に木材を持ち替えることなく柱材等を角挽きす
ることのできる構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】従来から木材を送材架台で鋸盤へ移送し
て縦挽きする製材装置においては、木材をその両木口で
把持する前方木口カスガイと後方木口カスガイとから成
るカスガイ装置が設置されている。そして近年において
は、このカスガイ装置に回動機構を具えたものがある。
このものは、加工中にカスガイ装置で木材を把持しなお
すことなく木材の長手方向を軸として90°回動させ、
複数面を鋸挽きしていくことができるように構成され、
作業の能率性の向上が図られている。これを図示により
具体的に説明すると、例えば図7(a)に示すような原
木W0 ′を、まず二基対向的に配設した帯鋸盤に対し移
送して鋸挽きし(図中一点鎖線で示すものは帯鋸盤の刃
道仮想線4R′である)、原木W0 ′をいわゆる図7
(b)に示すような太鼓材W1 ′に形成する。次いでカ
スガイ装置でこの太鼓材W1 ′を把持しなおすことな
く、図7(c)に示すように90°反転する。そして再
び帯鋸盤に対し太鼓材W1 ′を移送して鋸挽きし、図7
(d)に示すような角材W2 ′を得るようにして作業の
能率性が図られていた。
て縦挽きする製材装置においては、木材をその両木口で
把持する前方木口カスガイと後方木口カスガイとから成
るカスガイ装置が設置されている。そして近年において
は、このカスガイ装置に回動機構を具えたものがある。
このものは、加工中にカスガイ装置で木材を把持しなお
すことなく木材の長手方向を軸として90°回動させ、
複数面を鋸挽きしていくことができるように構成され、
作業の能率性の向上が図られている。これを図示により
具体的に説明すると、例えば図7(a)に示すような原
木W0 ′を、まず二基対向的に配設した帯鋸盤に対し移
送して鋸挽きし(図中一点鎖線で示すものは帯鋸盤の刃
道仮想線4R′である)、原木W0 ′をいわゆる図7
(b)に示すような太鼓材W1 ′に形成する。次いでカ
スガイ装置でこの太鼓材W1 ′を把持しなおすことな
く、図7(c)に示すように90°反転する。そして再
び帯鋸盤に対し太鼓材W1 ′を移送して鋸挽きし、図7
(d)に示すような角材W2 ′を得るようにして作業の
能率性が図られていた。
【0003】しかし、原木W0 ′は正確な円柱形状をし
ていないため、例えば太鼓材W1 ′に鋸挽きして90°
反転したとき、図8(a)の平面図に示すように鋸挽面
Wc′がレーザマーキングなどの鋸挽目印線L′から外
れてしまうということが多々ある。そしてこのように太
鼓材W1 ′の表皮面Wa′に鋸挽目印線L′がかかった
まま鋸挽きしてしまえば、得られた角材W2 ′の角部は
ところどころに表皮面Wa′の残った直角ではない個所
が生じるという問題点があった。従って、作業者は随
時、一旦カスガイ装置の把持状態を解放し、太鼓材
W1 ′の両木口をそれぞれ図8(a)の矢印方向に横移
動して図8(b)のように姿勢設定し、カスガイ装置で
把持しなおす作業を行っていた。しかし、このような太
鼓材W1 ′の横移動を行うことにより、例えば断面が正
方形となり、特に角部が欠けていない最大限の角材
W2 ′を原木W0 ′から挽き出すことができたが、この
ような手法は製材の作業能率を非常に悪くしていた。
ていないため、例えば太鼓材W1 ′に鋸挽きして90°
反転したとき、図8(a)の平面図に示すように鋸挽面
Wc′がレーザマーキングなどの鋸挽目印線L′から外
れてしまうということが多々ある。そしてこのように太
鼓材W1 ′の表皮面Wa′に鋸挽目印線L′がかかった
まま鋸挽きしてしまえば、得られた角材W2 ′の角部は
ところどころに表皮面Wa′の残った直角ではない個所
が生じるという問題点があった。従って、作業者は随
時、一旦カスガイ装置の把持状態を解放し、太鼓材
W1 ′の両木口をそれぞれ図8(a)の矢印方向に横移
動して図8(b)のように姿勢設定し、カスガイ装置で
把持しなおす作業を行っていた。しかし、このような太
鼓材W1 ′の横移動を行うことにより、例えば断面が正
方形となり、特に角部が欠けていない最大限の角材
W2 ′を原木W0 ′から挽き出すことができたが、この
ような手法は製材の作業能率を非常に悪くしていた。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、木材の鋸挽き中に木材を一切
把持しなおすことなく、その木材から柱材または板材等
を効率的に鋸挽きすることのできる送材架台におけるカ
スガイ装置の開発を試みたものである。
らなされたものであって、木材の鋸挽き中に木材を一切
把持しなおすことなく、その木材から柱材または板材等
を効率的に鋸挽きすることのできる送材架台におけるカ
スガイ装置の開発を試みたものである。
【0005】
【目的達成の手段】すなわち請求項1記載の送材架台に
おけるカスガイ装置は、木材を送材架台で鋸盤へ移送し
て鋸挽きするにあたり、前記送材架台に設けられ、木材
をその木口において把持するとともに把持した状態でこ
の木材を一定角度回動し得る前方木口カスガイと後方木
口カスガイとから成るカスガイ装置において、前記前方
木口カスガイ及び後方木口カスガイは、カスガイ本体が
木材の長手方向を軸として一定角度回動自在に支持さ
れ、且つ前方木口カスガイまたは後方木口カスガイのい
ずれか一方または双方には、カスガイ本体を前記一定角
度回動するための駆動源が設けられるとともに、更に前
記前方木口カスガイ及び後方木口カスガイの把持爪は、
送材方向に直交する方向に設けられたラックを有し、前
記カスガイ本体に対して送材方向に直交する方向に摺動
自在に設けられており、一方カスガイ本体には前記ラッ
クと噛み合うピニオン及びこのピニオンを回転駆動する
駆動源が設けられていることを特徴として成るものであ
る。
おけるカスガイ装置は、木材を送材架台で鋸盤へ移送し
て鋸挽きするにあたり、前記送材架台に設けられ、木材
をその木口において把持するとともに把持した状態でこ
の木材を一定角度回動し得る前方木口カスガイと後方木
口カスガイとから成るカスガイ装置において、前記前方
木口カスガイ及び後方木口カスガイは、カスガイ本体が
木材の長手方向を軸として一定角度回動自在に支持さ
れ、且つ前方木口カスガイまたは後方木口カスガイのい
ずれか一方または双方には、カスガイ本体を前記一定角
度回動するための駆動源が設けられるとともに、更に前
記前方木口カスガイ及び後方木口カスガイの把持爪は、
送材方向に直交する方向に設けられたラックを有し、前
記カスガイ本体に対して送材方向に直交する方向に摺動
自在に設けられており、一方カスガイ本体には前記ラッ
クと噛み合うピニオン及びこのピニオンを回転駆動する
駆動源が設けられていることを特徴として成るものであ
る。
【0006】また請求項2記載の送材架台におけるカス
ガイ装置は、前記要件に加え、前記前方木口カスガイ及
び後方木口カスガイのうち、少なくともカスガイ本体を
一定角度回動する駆動源が設けられていない側には、把
持爪またはカスガイ本体に対し当接し、把持爪の角度位
置を固定する固定装置が具えられていることを特徴とし
て成るものである。これら発明により前記目的を達成し
ようとするものである。
ガイ装置は、前記要件に加え、前記前方木口カスガイ及
び後方木口カスガイのうち、少なくともカスガイ本体を
一定角度回動する駆動源が設けられていない側には、把
持爪またはカスガイ本体に対し当接し、把持爪の角度位
置を固定する固定装置が具えられていることを特徴とし
て成るものである。これら発明により前記目的を達成し
ようとするものである。
【0007】
【発明の作用】請求項1記載の送材架台におけるカスガ
イ装置によれば、まず木材の両端の木口に前方木口カス
ガイ及び後方木口カスガイを打ち込む。そして送材架台
を前方に走行させて鋸盤に向かって木材を移送し、鋸挽
きする。次に例えば送材架台を鋸挽きされた木材を保持
させたまま加工出発地点に戻し、駆動源によりカスガイ
本体を木材の長手方向を軸として一定角度回動して、次
の鋸挽きのための大まかな姿勢設定を行う。そして木材
上に投影されるレーザ光線等の鋸挽目印線に従って前方
木口カスガイまたは後方木口カスガイの把持爪を摺動
し、木材の精確な姿勢設定を行う。そして再び送材架台
を前方に帯鋸盤に向かって木材を移送し、鋸挽きする。
イ装置によれば、まず木材の両端の木口に前方木口カス
ガイ及び後方木口カスガイを打ち込む。そして送材架台
を前方に走行させて鋸盤に向かって木材を移送し、鋸挽
きする。次に例えば送材架台を鋸挽きされた木材を保持
させたまま加工出発地点に戻し、駆動源によりカスガイ
本体を木材の長手方向を軸として一定角度回動して、次
の鋸挽きのための大まかな姿勢設定を行う。そして木材
上に投影されるレーザ光線等の鋸挽目印線に従って前方
木口カスガイまたは後方木口カスガイの把持爪を摺動
し、木材の精確な姿勢設定を行う。そして再び送材架台
を前方に帯鋸盤に向かって木材を移送し、鋸挽きする。
【0008】従って、以上のように木材がカスガイ装置
に把持された状態で回動するため、大まかな鋸挽姿勢へ
の位置出しが簡単、速やかに行える。そして把持爪はカ
スガイ本体に対して送材方向に直交する方向に摺動自在
となっていて横振りが行えるため、木材の所望の位置を
レーザマーキングなどの鋸挽目印線に正確に位置させる
ことができる。従って、例えば木材から角部が欠かれて
いない真角の最大限の角材を、簡単に能率良く得られ
る。また把持爪のカスガイ本体に対する摺動移動は、ピ
ニオンとラックとを噛み合わせ、ピニオンを回転してラ
ックを移動させることにより行う。このため、木材を把
持する把持爪が鋸挽き時の振動により姿勢位置をずらす
こともなく固定が確実である。またもちろん細かな位置
調整も可能であり、そして耐久性に優れている。更に木
材の姿勢設定装置も別途必要としないため、製材装置全
体のコストダウンとなるし、スペース的にも場所を取ら
ない。
に把持された状態で回動するため、大まかな鋸挽姿勢へ
の位置出しが簡単、速やかに行える。そして把持爪はカ
スガイ本体に対して送材方向に直交する方向に摺動自在
となっていて横振りが行えるため、木材の所望の位置を
レーザマーキングなどの鋸挽目印線に正確に位置させる
ことができる。従って、例えば木材から角部が欠かれて
いない真角の最大限の角材を、簡単に能率良く得られ
る。また把持爪のカスガイ本体に対する摺動移動は、ピ
ニオンとラックとを噛み合わせ、ピニオンを回転してラ
ックを移動させることにより行う。このため、木材を把
持する把持爪が鋸挽き時の振動により姿勢位置をずらす
こともなく固定が確実である。またもちろん細かな位置
調整も可能であり、そして耐久性に優れている。更に木
材の姿勢設定装置も別途必要としないため、製材装置全
体のコストダウンとなるし、スペース的にも場所を取ら
ない。
【0009】また請求項2記載の送材架台におけるカス
ガイ装置によれば、固定装置を把持爪またはカスガイ本
体に当接して、把持爪及びカスガイ本体が回動しないよ
うに固定する。従って、鋸挽き時には、木材が僅かにね
じれるように回動して所定の加工寸法を狂わすことがな
いし、鋸盤の鋸刃を傷めるようなこともない。また鋸挽
き時以外にも、前方木口カスガイの把持爪と後方木口カ
スガイの把持爪との相対的な姿勢位置が狂わない。
ガイ装置によれば、固定装置を把持爪またはカスガイ本
体に当接して、把持爪及びカスガイ本体が回動しないよ
うに固定する。従って、鋸挽き時には、木材が僅かにね
じれるように回動して所定の加工寸法を狂わすことがな
いし、鋸盤の鋸刃を傷めるようなこともない。また鋸挽
き時以外にも、前方木口カスガイの把持爪と後方木口カ
スガイの把持爪との相対的な姿勢位置が狂わない。
【0010】
【実施例】以下本発明の送材架台におけるカスガイ装置
を製材装置に適用し、図示の実施例に基づいて説明す
る。なお以下の説明では、木材Wを加工段階の形状に応
じて原木W0 、太鼓材W1 、角材W2 と呼称し、特に区
別して示さない場合には木材Wと総称する。図1は原木
W0 の木材Wから角材W2 を鋸挽きする実施例の全体構
成を示すものであって、図中符号1が製材装置である。
まずこの製材装置1の概略構成を説明する。符号2は基
台であって、上面に走行レール2aが設けられている。
そしてこの基台2上には木材Wを保持して移動する送材
架台3が設けられるものであって、前記走行レール2a
を転動する車輪3aを有している。また符号4は鋸盤の
実施例である帯鋸盤であって、一例として基台2を挟ん
で対向的に二基設置されており、いわゆる二重挽きを行
うように構成されている。なお以下の説明では製材装置
1の方向を、送材架台3が木材Wを帯鋸盤4に対し移送
する方向を前方(図1において左方)とし、その反対側
を後方(図1において右方)、そして前方に向かって右
手を右方、左手を左方として説明する。なお以上までの
構成は製材装置のすでに公知の一般的な構成であるが、
本発明のカスガイ装置5は、その他のカスガイ装置5を
必要とする適宜の製材装置に適用し得る。
を製材装置に適用し、図示の実施例に基づいて説明す
る。なお以下の説明では、木材Wを加工段階の形状に応
じて原木W0 、太鼓材W1 、角材W2 と呼称し、特に区
別して示さない場合には木材Wと総称する。図1は原木
W0 の木材Wから角材W2 を鋸挽きする実施例の全体構
成を示すものであって、図中符号1が製材装置である。
まずこの製材装置1の概略構成を説明する。符号2は基
台であって、上面に走行レール2aが設けられている。
そしてこの基台2上には木材Wを保持して移動する送材
架台3が設けられるものであって、前記走行レール2a
を転動する車輪3aを有している。また符号4は鋸盤の
実施例である帯鋸盤であって、一例として基台2を挟ん
で対向的に二基設置されており、いわゆる二重挽きを行
うように構成されている。なお以下の説明では製材装置
1の方向を、送材架台3が木材Wを帯鋸盤4に対し移送
する方向を前方(図1において左方)とし、その反対側
を後方(図1において右方)、そして前方に向かって右
手を右方、左手を左方として説明する。なお以上までの
構成は製材装置のすでに公知の一般的な構成であるが、
本発明のカスガイ装置5は、その他のカスガイ装置5を
必要とする適宜の製材装置に適用し得る。
【0011】次に本発明のカスガイ装置5について説明
する。このものは、前記送材架台3上に設けられるもの
であって、送材架台3の加工進行方向側に具えられる前
方木口カスガイ5Aとその反対側に具えられる後方木口
カスガイ5Bとから成る。そして本実施例では一例とし
て前方木口カスガイ5Aと後方木口カスガイ5Bとでは
多少異なる構成を採っている。具体的な詳細については
後述するが、本発明の特徴の一つであるカスガイ本体2
2を回動する駆動源は、後方木口カスガイ5Bにのみ設
けている。また把持爪21の角度位置を固定する固定装
置15は、前方木口カスガイ5Aにのみ設けている。
する。このものは、前記送材架台3上に設けられるもの
であって、送材架台3の加工進行方向側に具えられる前
方木口カスガイ5Aとその反対側に具えられる後方木口
カスガイ5Bとから成る。そして本実施例では一例とし
て前方木口カスガイ5Aと後方木口カスガイ5Bとでは
多少異なる構成を採っている。具体的な詳細については
後述するが、本発明の特徴の一つであるカスガイ本体2
2を回動する駆動源は、後方木口カスガイ5Bにのみ設
けている。また把持爪21の角度位置を固定する固定装
置15は、前方木口カスガイ5Aにのみ設けている。
【0012】まず後方木口カスガイ5Bから説明する。
後方木口カスガイ5Bは図2に示すように前後方向に摺
動する摺動テーブル11を主要部材とする摺動ユニット
10と、前記摺動テーブル11上に設けられるカスガイ
ユニット20とから成る。摺動ユニット10は、まず送
材架台3の上部に設けられたガイドレール3bに対し、
ベアリングブロック等で摺動自在に載置される摺動テー
ブル11が設けられている。そしてこの摺動テーブル1
1の上面には、後述するカスガイ本体22を回動自在に
保持するための軸受12が二個設けられ、更に後述する
90°反転用アクチュエータ23を固定するためのブラ
ケット13が一個設けられている。そして以上のような
摺動テーブル11を前後に摺動駆動するためのカスガイ
打ち用シリンダ14が送材架台3の上部のガイドレール
3b後方側に設けられ、摺動子14aが摺動テーブル1
1に接続されている。摺動ユニット10は以上のように
して成り、カスガイ打ち用シリンダ14の摺動子14a
を伸出することにより摺動テーブル11を木材Wの木口
側に押し出し、芯打ちを行うことができる。
後方木口カスガイ5Bは図2に示すように前後方向に摺
動する摺動テーブル11を主要部材とする摺動ユニット
10と、前記摺動テーブル11上に設けられるカスガイ
ユニット20とから成る。摺動ユニット10は、まず送
材架台3の上部に設けられたガイドレール3bに対し、
ベアリングブロック等で摺動自在に載置される摺動テー
ブル11が設けられている。そしてこの摺動テーブル1
1の上面には、後述するカスガイ本体22を回動自在に
保持するための軸受12が二個設けられ、更に後述する
90°反転用アクチュエータ23を固定するためのブラ
ケット13が一個設けられている。そして以上のような
摺動テーブル11を前後に摺動駆動するためのカスガイ
打ち用シリンダ14が送材架台3の上部のガイドレール
3b後方側に設けられ、摺動子14aが摺動テーブル1
1に接続されている。摺動ユニット10は以上のように
して成り、カスガイ打ち用シリンダ14の摺動子14a
を伸出することにより摺動テーブル11を木材Wの木口
側に押し出し、芯打ちを行うことができる。
【0013】次にカスガイユニット20について説明す
る。このものは、把持爪21と、この把持爪21を摺動
自在に保持し、前記摺動テーブル11の軸受12に回動
自在に支持される内部が中空のカスガイ本体22と、こ
のカスガイ本体22を回動駆動する駆動源である90°
反転用アクチュエータ23と、カスガイ本体22内部に
設けられ前記把持爪21を摺動駆動する横振り機構24
とから成る。なお、90°反転用アクチュエータ23と
しては、例えば油圧あるいは空圧で揺動運動を行うロー
タリアクチュエータ等が適用できる。
る。このものは、把持爪21と、この把持爪21を摺動
自在に保持し、前記摺動テーブル11の軸受12に回動
自在に支持される内部が中空のカスガイ本体22と、こ
のカスガイ本体22を回動駆動する駆動源である90°
反転用アクチュエータ23と、カスガイ本体22内部に
設けられ前記把持爪21を摺動駆動する横振り機構24
とから成る。なお、90°反転用アクチュエータ23と
しては、例えば油圧あるいは空圧で揺動運動を行うロー
タリアクチュエータ等が適用できる。
【0014】把持爪21は、前面に複数の爪21aを有
し、後面にはカスガイ本体22のアリ溝22aと係合さ
れるアリ21bを有する。そして更に把持爪21の後面
には、後述する横振り機構24のピニオン26と噛み合
うラック21cが、送材架台3の送材方向と直交する方
向に設けられている(図3(a)参照)。
し、後面にはカスガイ本体22のアリ溝22aと係合さ
れるアリ21bを有する。そして更に把持爪21の後面
には、後述する横振り機構24のピニオン26と噛み合
うラック21cが、送材架台3の送材方向と直交する方
向に設けられている(図3(a)参照)。
【0015】カスガイ本体22は、摺動テーブル11の
軸受12に回動自在に支持され内部が中空となってお
り、この内部には後述する横振り機構24が設けられ
る。カスガイ本体22の先端には把持爪21の後面に形
成されたアリ21bと係合するアリ溝22aを有してい
る。
軸受12に回動自在に支持され内部が中空となってお
り、この内部には後述する横振り機構24が設けられ
る。カスガイ本体22の先端には把持爪21の後面に形
成されたアリ21bと係合するアリ溝22aを有してい
る。
【0016】次にカスガイ本体22内に設けられ前記把
持爪21を摺動駆動する横振り機構24について説明す
る。すなわち前記カスガイ本体22内には、前記把持爪
21のラック21cと噛み合うピニオン26を先端に有
したピニオン軸25が回転自在に支持されている(図
2、図3(a)参照)。そしてこのピニオン軸25の後
端側には、このピニオン軸25を回転するための駆動源
たる横振り用アクチュエータ27が固定して設けられて
おり、この回転軸27aとピニオン軸25の後端とが接
続されている。横振り機構24は以上のようにして成
り、横振り用アクチュエータ27を駆動することにより
ピニオン26が回転して把持爪21を摺動し、把持爪2
1に把持された木材Wを横振りすることができる。なお
この横振り用アクチュエータ27としては、油圧あるい
は空圧のロータリアクチュエータ等が適用できる。なお
ピニオン26としては、図3(a)に示すように全周に
わたって歯を切ったもののほか、図3(b)に示すよう
に一部に歯を切ったものでも構わない。
持爪21を摺動駆動する横振り機構24について説明す
る。すなわち前記カスガイ本体22内には、前記把持爪
21のラック21cと噛み合うピニオン26を先端に有
したピニオン軸25が回転自在に支持されている(図
2、図3(a)参照)。そしてこのピニオン軸25の後
端側には、このピニオン軸25を回転するための駆動源
たる横振り用アクチュエータ27が固定して設けられて
おり、この回転軸27aとピニオン軸25の後端とが接
続されている。横振り機構24は以上のようにして成
り、横振り用アクチュエータ27を駆動することにより
ピニオン26が回転して把持爪21を摺動し、把持爪2
1に把持された木材Wを横振りすることができる。なお
この横振り用アクチュエータ27としては、油圧あるい
は空圧のロータリアクチュエータ等が適用できる。なお
ピニオン26としては、図3(a)に示すように全周に
わたって歯を切ったもののほか、図3(b)に示すよう
に一部に歯を切ったものでも構わない。
【0017】次に前方木口カスガイ5Aについて説明す
る。前方木口カスガイ5Aは図4に示すように前記後方
木口カスガイ5Bとほぼ同様構成を成し、前後方向に摺
動する摺動テーブル11を主要部材とする摺動ユニット
10と、前記摺動テーブル11上に設けられるカスガイ
ユニット20とから成る。
る。前方木口カスガイ5Aは図4に示すように前記後方
木口カスガイ5Bとほぼ同様構成を成し、前後方向に摺
動する摺動テーブル11を主要部材とする摺動ユニット
10と、前記摺動テーブル11上に設けられるカスガイ
ユニット20とから成る。
【0018】以下、前方木口カスガイ5Aと後方木口カ
スガイ5Bとで具体的に構成が異なる点について説明す
る。すなわち前方木口カスガイ5Aには、前記後方木口
カスガイ5Bにおけるカスガイ本体22を回動する駆動
源たる90°反転用アクチュエータ23が設けられてい
ない。従って前方木口カスガイ5Aのカスガイ本体22
は、三個の軸受12で回動自在に支持されているのみ
で、後方木口カスガイ5Bのカスガイ本体22の回動駆
動により木材Wとともに従動される。
スガイ5Bとで具体的に構成が異なる点について説明す
る。すなわち前方木口カスガイ5Aには、前記後方木口
カスガイ5Bにおけるカスガイ本体22を回動する駆動
源たる90°反転用アクチュエータ23が設けられてい
ない。従って前方木口カスガイ5Aのカスガイ本体22
は、三個の軸受12で回動自在に支持されているのみ
で、後方木口カスガイ5Bのカスガイ本体22の回動駆
動により木材Wとともに従動される。
【0019】また逆に、前方木口カスガイ5Aには、把
持爪21の角度位置を固定する固定装置15が具えられ
る。このものは一例として把持爪21の下方の摺動テー
ブル11上に設けられるものであって、適宜の駆動源に
より平板状のストッパ15aを上下動自在として把持爪
21及びカスガイ本体22の下面に当接するようにした
ものである。なおこの固定装置15は、カスガイ本体2
2の中央や後方等適宜の個所を矩形状に形成しておき、
その個所に当接して固定するようにしてもよい。またス
トッパ15aを上下動自在とする駆動構成としては、シ
リンダやボールネジ機構やラックピニオン機構等適宜の
構成を適用できる。
持爪21の角度位置を固定する固定装置15が具えられ
る。このものは一例として把持爪21の下方の摺動テー
ブル11上に設けられるものであって、適宜の駆動源に
より平板状のストッパ15aを上下動自在として把持爪
21及びカスガイ本体22の下面に当接するようにした
ものである。なおこの固定装置15は、カスガイ本体2
2の中央や後方等適宜の個所を矩形状に形成しておき、
その個所に当接して固定するようにしてもよい。またス
トッパ15aを上下動自在とする駆動構成としては、シ
リンダやボールネジ機構やラックピニオン機構等適宜の
構成を適用できる。
【0020】また固定装置15としては、図5(a)に
示すようにカスガイ本体22に当接片15bを設け、一
方摺動テーブル11にブロック状のストッパ15aを設
けて、カスガイ本体22が90°反転したときにストッ
パ15aと当接片15bが当接するようにしておいても
よい。更に固定装置15は、図5(b)に示すようにス
トッパ15aにて把持爪21またはカスガイ本体22を
把持するような構成のものでも構わない。
示すようにカスガイ本体22に当接片15bを設け、一
方摺動テーブル11にブロック状のストッパ15aを設
けて、カスガイ本体22が90°反転したときにストッ
パ15aと当接片15bが当接するようにしておいても
よい。更に固定装置15は、図5(b)に示すようにス
トッパ15aにて把持爪21またはカスガイ本体22を
把持するような構成のものでも構わない。
【0021】本発明のカスガイ装置5は以上のようにし
て成り、以下これを用いた製材態様を図6に基づいて説
明する。 (i)原木W0 の設置 まず図6(a)に示すように、原木W0 の両端の木口側
に向かって前方木口カスガイ5A及び後方木口カスガイ
5Bの摺動テーブル11を摺動し、把持爪21を木口に
芯打ちする。なお前方木口カスガイ5Aに設けられた固
定装置15は、把持爪21及びカスガイ本体22が太鼓
材W1 の90°反転時以外に回動しないように、ストッ
パ15aを把持爪21の下面に当接することにより固定
している。
て成り、以下これを用いた製材態様を図6に基づいて説
明する。 (i)原木W0 の設置 まず図6(a)に示すように、原木W0 の両端の木口側
に向かって前方木口カスガイ5A及び後方木口カスガイ
5Bの摺動テーブル11を摺動し、把持爪21を木口に
芯打ちする。なお前方木口カスガイ5Aに設けられた固
定装置15は、把持爪21及びカスガイ本体22が太鼓
材W1 の90°反転時以外に回動しないように、ストッ
パ15aを把持爪21の下面に当接することにより固定
している。
【0022】(ii) 初回鋸挽き 次いで送材架台3を前方に走行させて帯鋸盤4に向かっ
て原木W0 を移送する。原木W0 は帯鋸盤4に当接し、
両側部が鋸挽きされていき、図6(b)の端面図に示す
ようないわゆる太鼓材W1 に形成される。なお、図中一
点鎖線で示すものは、帯鋸盤4の帯鋸刃4aの刃道仮想
線4Rである。
て原木W0 を移送する。原木W0 は帯鋸盤4に当接し、
両側部が鋸挽きされていき、図6(b)の端面図に示す
ようないわゆる太鼓材W1 に形成される。なお、図中一
点鎖線で示すものは、帯鋸盤4の帯鋸刃4aの刃道仮想
線4Rである。
【0023】(iii)太鼓材W1 の90°反転 次に送材架台3を基台2の出発地点に戻し、前方木口カ
スガイ5Aの固定装置15の固定を解き、90°反転用
アクチュエータ23を駆動して、図6(c)に示すよう
に太鼓材W1 を長手方向を軸として90°反転させる。
スガイ5Aの固定装置15の固定を解き、90°反転用
アクチュエータ23を駆動して、図6(c)に示すよう
に太鼓材W1 を長手方向を軸として90°反転させる。
【0024】(iv) 太鼓材W1 の横振り すると、図8(a)の平面図に示すように、太鼓材W1
上に投影されるレーザ光線等の鋸挽目印線Lの一部ある
いは全部が前記鋸挽きされた鋸挽面Wcから外れ、表皮
面Wa側に掛かってしまうことがある。これは、原木W
0 が正確な円柱形をしていないことに起因するものであ
る。そこで、このような場合には、前方木口カスガイ5
Aの把持爪21をそれぞれ矢印方向に摺動し、図6
(d)のように鋸挽目印線Lが鋸挽面Wcに投影するよ
うに姿勢設定する。なお、このような姿勢設定は従来は
太鼓材W1 の把持を一度解放してから行っていた。
上に投影されるレーザ光線等の鋸挽目印線Lの一部ある
いは全部が前記鋸挽きされた鋸挽面Wcから外れ、表皮
面Wa側に掛かってしまうことがある。これは、原木W
0 が正確な円柱形をしていないことに起因するものであ
る。そこで、このような場合には、前方木口カスガイ5
Aの把持爪21をそれぞれ矢印方向に摺動し、図6
(d)のように鋸挽目印線Lが鋸挽面Wcに投影するよ
うに姿勢設定する。なお、このような姿勢設定は従来は
太鼓材W1 の把持を一度解放してから行っていた。
【0025】(v)二回目鋸挽き そして、固定装置15による固定を行った後、送材架台
3を前方の帯鋸盤4に向かって太鼓材W1 を移送する
と、太鼓材W1 は両側部が鋸挽きされて図6(e)のよ
うな角材W2 に製材される。
3を前方の帯鋸盤4に向かって太鼓材W1 を移送する
と、太鼓材W1 は両側部が鋸挽きされて図6(e)のよ
うな角材W2 に製材される。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の送材架台におけるカスガ
イ装置によれば、木材Wがカスガイ装置5に把持された
状態で回動するため、大まかな鋸挽姿勢に簡単、速やか
に行える。そして把持爪21はカスガイ本体22に対し
て送材方向に直交する方向に摺動自在となっていて横振
りが行えるため、木材Wの所望の位置をレーザマーキン
グなどの鋸挽目印線Lに正確に位置させることができ
る。従って、例えば木材Wから角部が欠かれていない真
角の最大限の角材W2 を、簡単に能率良く得られる。ま
た具体的には横振りは、ピニオン26とラック21cと
を噛み合わせ、ピニオン26を回転してラック21cを
移動させることにより行うため、木材Wを把持する把持
爪21が鋸挽き時の振動により姿勢位置をずらすことも
ない。またもちろん細かな位置調整も可能となってい
る。更に木材Wの姿勢設定装置も別途必要としないた
め、製材装置1全体のコストダウンとなるし、スペース
的にも場所を取らない。
イ装置によれば、木材Wがカスガイ装置5に把持された
状態で回動するため、大まかな鋸挽姿勢に簡単、速やか
に行える。そして把持爪21はカスガイ本体22に対し
て送材方向に直交する方向に摺動自在となっていて横振
りが行えるため、木材Wの所望の位置をレーザマーキン
グなどの鋸挽目印線Lに正確に位置させることができ
る。従って、例えば木材Wから角部が欠かれていない真
角の最大限の角材W2 を、簡単に能率良く得られる。ま
た具体的には横振りは、ピニオン26とラック21cと
を噛み合わせ、ピニオン26を回転してラック21cを
移動させることにより行うため、木材Wを把持する把持
爪21が鋸挽き時の振動により姿勢位置をずらすことも
ない。またもちろん細かな位置調整も可能となってい
る。更に木材Wの姿勢設定装置も別途必要としないた
め、製材装置1全体のコストダウンとなるし、スペース
的にも場所を取らない。
【0027】また請求項2記載の送材架台におけるカス
ガイ装置によれば、把持爪21の角度位置を固定する固
定装置15が具えられているため、鋸挽き時に木材Wが
わずかにねじれるように回動して所定の加工寸法を狂わ
すことがないし、鋸盤の鋸刃を傷めるようなこともな
い。また鋸挽き時以外にも、前方木口カスガイ5Aの把
持爪21と後方木口カスガイ5Bの把持爪21との相対
的な姿勢位置が狂わない。
ガイ装置によれば、把持爪21の角度位置を固定する固
定装置15が具えられているため、鋸挽き時に木材Wが
わずかにねじれるように回動して所定の加工寸法を狂わ
すことがないし、鋸盤の鋸刃を傷めるようなこともな
い。また鋸挽き時以外にも、前方木口カスガイ5Aの把
持爪21と後方木口カスガイ5Bの把持爪21との相対
的な姿勢位置が狂わない。
【図1】本発明の送材架台におけるカスガイ装置を適用
した製材装置の一実施例を示す側面図並びに帯鋸盤の骨
格的正面図である。
した製材装置の一実施例を示す側面図並びに帯鋸盤の骨
格的正面図である。
【図2】後方木口カスガイを拡大して示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図3】横振り機構におけるピニオンの二種の実施例を
示す縦断背面図である。
示す縦断背面図である。
【図4】前方木口カスガイを拡大して示す側面図であ
る。
る。
【図5】固定装置の他の二種の実施例を示す横断面並び
に正面図である。
に正面図である。
【図6】本発明の送材架台におけるカスガイ装置による
製材態様を段階的に示す説明図である。
製材態様を段階的に示す説明図である。
【図7】原木から角材に鋸挽きされるまでの様子を段階
的に示す木材の端面図である。
的に示す木材の端面図である。
【図8】太鼓材から角材を鋸挽きする場合の従来の問題
点を示す平面図である。
点を示す平面図である。
1 製材装置 2 基台 2a 走行レール 3 送材架台 3a 車輪 3b ガイドレール 4 帯鋸盤 4a 帯鋸刃 4R 刃道仮想線 5 カスガイ装置 5A 前方木口カスガイ 5B 後方木口カスガイ 10 摺動ユニット 11 摺動テーブル 12 軸受 13 ブラケット 14 カスガイ打ち用シリンダ 14a 摺動子 15 固定装置 15a ストッパ 15b 当接片 20 カスガイユニット 21 把持爪 21a 爪 21b アリ 21c ラック 22 カスガイ本体 22a アリ溝 23 90°反転用アクチュエータ 24 横振り機構 25 ピニオン軸 26 ピニオン 27 横振り用アクチュエータ 27a 回転軸 L 鋸挽目印線 W 木材 W0 原木 W1 太鼓材 W2 角材 Wa 表皮面 Wc 鋸挽面
Claims (2)
- 【請求項1】 木材を送材架台で鋸盤へ移送して鋸挽き
するにあたり、前記送材架台に設けられ、木材をその木
口において把持するとともに把持した状態でこの木材を
一定角度回動し得る前方木口カスガイと後方木口カスガ
イとから成るカスガイ装置において、前記前方木口カス
ガイ及び後方木口カスガイは、カスガイ本体が木材の長
手方向を軸として一定角度回動自在に支持され、且つ前
方木口カスガイまたは後方木口カスガイのいずれか一方
または双方には、カスガイ本体を前記一定角度回動する
ための駆動源が設けられるとともに、更に前記前方木口
カスガイ及び後方木口カスガイの把持爪は、送材方向に
直交する方向に設けられたラックを有し、前記カスガイ
本体に対して送材方向に直交する方向に摺動自在に設け
られており、一方カスガイ本体には前記ラックと噛み合
うピニオン及びこのピニオンを回転駆動する駆動源が設
けられていることを特徴とする送材架台におけるカスガ
イ装置。 - 【請求項2】 前記前方木口カスガイ及び後方木口カス
ガイのうち、少なくともカスガイ本体を一定角度回動す
る駆動源が設けられていない側には、把持爪またはカス
ガイ本体に対し当接し、把持爪の角度位置を固定する固
定装置が具えられていることを特徴とする請求項1記載
の送材架台におけるカスガイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6339319A JP2640437B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 送材架台におけるカスガイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6339319A JP2640437B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 送材架台におけるカスガイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183002A JPH08183002A (ja) | 1996-07-16 |
JP2640437B2 true JP2640437B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=18326337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6339319A Expired - Lifetime JP2640437B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 送材架台におけるカスガイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640437B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2257920B1 (es) * | 2004-05-11 | 2007-07-16 | Maimbar Xxi, S.L. | Maquina posicionadora de troncos para su aserrado. |
CN112589917A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-02 | 刘永萍 | 一种用于木头切割收集设备 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0737008B2 (ja) * | 1992-07-03 | 1995-04-26 | ロマテック株式会社 | 送材車 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP6339319A patent/JP2640437B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08183002A (ja) | 1996-07-16 |
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