JP2639852B2 - ボーディングブリッジのクロージャ - Google Patents

ボーディングブリッジのクロージャ

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JP2639852B2
JP2639852B2 JP9883790A JP9883790A JP2639852B2 JP 2639852 B2 JP2639852 B2 JP 2639852B2 JP 9883790 A JP9883790 A JP 9883790A JP 9883790 A JP9883790 A JP 9883790A JP 2639852 B2 JP2639852 B2 JP 2639852B2
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closure
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bellows
aluminum powder
aircraft
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靖生 本田
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Shin Meiva Industry Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、乗り物の乗降口に接続するボーディングブ
リッジのクロージャに関する。
(従来の技術) 空港の適宜の位置に停止した航空機と空港ビルとを連
結するボーディングブリッジとして、空港ビルに基端を
連結した基部通路体と先端部の機体連結用キャブとの間
に中間通路体を設け、この中間通路体と上記基部通路
体、並びに上記機体連結用キャブとを、それぞれ基端側
と先端側の両円形室を介して水平回動可能に連結した構
造のものは一般に知られている(例えば、特公昭61−59
52号公報参照)。
かかるボーディングブリッジの上記機体連結用キャブ
には、機体への連結口の周縁に機体に当接せしめて、こ
の機体連結用キャブと機体との間をシールするベローズ
状のクロージャが設けられている。このクロージャは、
ガラスクロスにシリコンゴムをコーティングしてなるベ
ローズカバーが前後に間隔をおいて配設した門型フレー
ムに取り付けられて形成されており、機体連結用キャブ
のフロアを機体に当接せしめた状態でベローズの伸縮を
利用して前方に倒し、機体の乗降口の上縁及び両側縁に
クロージャの前面を当接せしめるようになされている。
ところで、ボーディングブリッジにおいては、航空機
等の火災の際にも乗客がこのボーディングブリッジを通
って安全に避難できるような耐熱性ないしは熱遮断性が
要求され、従って、上記クロージャもかかる要求を満た
す必要がある。すなわち、クロージャの外部に熱源があ
る場合でも、その放射熱を内部が所定時間を経過するま
では所定温度以上に上昇しないように遮断できることが
要求される。そして、これに対して、従来採用されてい
る手段はシリコンゴムのコーティング厚さを厚くすると
いうものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上述の如く、クロージャにおけるシリコンゴ
ムのコーティグ厚さを調整して放射熱の遮断を行なう方
式では、このコーティング厚さを厚くしなければ放射熱
の有効な遮断を行なうことができないためにクロージャ
が厚くなり、それだけこのクロージャの加工が難しくな
る。また、かかるクロージャはベローズとして伸縮を繰
り返すと、つまり屈曲を繰り返すと、早期に破れるもの
であり、さらに材料的なコストも高くなる。
すなわち、本発明の課題は、上記クロージャのを厚く
することなく、その耐熱性ないしは熱遮断性を高くでき
るようにすることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記クロージャのコーティング用のシリコ
ンゴムにアルミニウム粉末を混入することにより、上記
課題を解決するものである。
すなわち、その具体的な手段は、乗り物の乗降口に接
続するベローズ状のクロージャを備えたボーディングブ
リッジにおいて、上記クロージャを構成するベローズカ
バーは、ガラスクロスで形成され且つ外周面側にアルミ
ニウム粉末が混入されたシリコンゴムがコーティングさ
れているものである。
(作用) 上記クロージャにおいては、シリコンゴムに混入され
ているアルミニウム粉末がその銀色の金属光沢により外
部の熱源の放射熱を反射するとともに、このアルミニウ
ム粉末の熱伝導性によりクロージャが受ける熱をクロー
ジャ全体に、ひいてはボーディングブリッジ本体側に分
散させることが可能になる。
(発明の効果) 従って、本発明によれば、アルミニウム粉末入りのシ
リコンゴムをコーティングしたガラスクロスによってク
ロージャのベローズカバーを形成したから、アルミニウ
ム粉末による放射熱の反射及び熱の分散により、ベロー
ズカバーを厚くすることなくクロージャの耐熱性ないし
は熱遮断性を高くすることが可能になり、クロージャの
製作性の向上及びベローズカバーの耐屈曲性の向上を図
りながら、クロージャの外部から内部に伝わる熱を少な
くして航空機等の火災の際にも乗客がボーディングブリ
ッジを通って安全に避難できるようにすることができ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図にはボーディングブリッジ1の全体構造が示さ
れている。すなわち、このボーディングブリッジ1は、
基部通路体2と中間通路体と航空機の機体に対する連結
口3aを有する機体連結用キャブ3とが順に設けられてな
る。上記基部通路体2と中間通路体4とは基端側円形室
5を介して駆動手段(図示省略)により水平回動可能に
連結され、上記中間通路体4と機体連結用キャブ3とは
先端側円形室6を介して同じく駆動手段(図示省略)に
より水平回動可能に連結されている。そして、上記先端
側円形室6には機体連結用キャブ3に対する連通口7を
開閉するシャッター8が設けられている。
上記基部通路体2は、空港ビルに連結されるもので、
路上に支柱9にて支持されている。中間通路体4は、内
筒4aと外筒4bとを伸縮可能に嵌合してなる。この場合、
内筒4aは上記基端円形室5に対して上下動可能に連な
り、外筒4bは上下伸縮可能な走行脚10に支持されてい
て、上記先端側円形室6に連なっている。そして、上記
機体連結用キャブ3の機体への連結口3aの周縁には、機
体に当接せしめてこの機体連結用キャブ3と機体との間
をシールするクロージャ11が設けられている。
すなわち、クロージャ11は、上記連結口3aの上縁及び
左右の両側縁に沿って設けられた門型のものであって、
第2図に示す如く、前後方向に伸縮可能なベローズ状に
なっている。そして、フロア13の前端を機体Wの乗降口
下縁に当接した状態で、クロージャ11の機体Wへの当接
口部11aを前方に倒して、その前面を機体Wの乗降口の
上縁及び両側縁に当接せしめ、機体連結用キャブ3と機
体との間をシールするようになされており、上記シール
性を高めるべく、前面にはシール部材12が設けられてい
る。
しかして、上記クロージャ11は、ばね鋼により門型に
成形され前後に間隔をおいて配設した複数のフレーム
と、このフレームに被せたベローズカバー15とにより構
成されている。そして、上記ベローズカバー15はガラス
クロスで形成され、且つこのガラスクロスの内周面及び
外周面の両面にアルミニウム粉末が混入されたシリコン
ゴムがコーティングされている。アルミニウム粉末の混
入割合は、シリコンゴム100重量部に対してアルミニウ
ム粉末10〜20重量部である。
第3図は、3種類のクロージャA,B,Cについて、外部
に熱源をおき、単位面積当りの被曝放射熱量を測定した
結果を示す。各クロージャの内容は次の通りである(Al
量はシリコンゴム100重量部に対するアルミニウム粉末
の重量部を表わす)。
実施例A,Bの場合、5分経過した時点での被曝放射熱
量が従来例Cの2/3程度であり、アルミニウム粉末の混
入による放射熱の被曝低減効果が認められる。そして、
実施例Aと実施例Bとを比べた結果、ベローズカバーの
厚さが変わっても放射熱被曝量の低減効果はあまり変わ
らず、従って、従来例において実施例と同様の低減効果
を得るにはベローズカバーを相当厚くする必要があるこ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はボーディングブ
リッジの斜視図、第2図はクロージャを示す一部断面に
した側面図、第3図は実施例と従来例との被曝放射熱量
を比較した図である。 1……ボーディングブリッジ 11……クロージャ 15……ベローズカバー W……機体(乗り物)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗り物の乗降口に接続するベローズ状のク
    ロージャを備えたボーディングブリッジにおいて、上記
    クロージャを構成するベローズカバーは、ガラスクロス
    で形成され且つ外周面側にアルミニウム粉末が混入され
    たシリコンゴムがコーティングされていることを特徴と
    するボーディングブリッジのクロージャ。
JP9883790A 1990-04-13 1990-04-13 ボーディングブリッジのクロージャ Expired - Lifetime JP2639852B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014147656A1 (ja) * 2013-03-18 2014-09-25 新明和工業株式会社 航空機乗降用接続装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014147656A1 (ja) * 2013-03-18 2014-09-25 新明和工業株式会社 航空機乗降用接続装置
JP5736510B2 (ja) * 2013-03-18 2015-06-17 新明和工業株式会社 航空機乗降用接続装置

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