JP2638969B2 - スピンコート方法 - Google Patents

スピンコート方法

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JP2638969B2
JP2638969B2 JP19613388A JP19613388A JP2638969B2 JP 2638969 B2 JP2638969 B2 JP 2638969B2 JP 19613388 A JP19613388 A JP 19613388A JP 19613388 A JP19613388 A JP 19613388A JP 2638969 B2 JP2638969 B2 JP 2638969B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はピストンコート方法に関する。
[従来の技術] 一般に、カラー固体撮像装置を製造する場合には、複
数の固体撮像素子を設けた半導体ウエハの表面に絶縁層
およびカラーフィルタを形成するとともに、これら絶縁
層およびカラーフィルタにおける各固体撮像素子の間に
対応する部分に格子形の区切り溝を形成し、その後カッ
ティングマシンによりウェハ全体を区切り溝に沿ってダ
イシングして各国体撮像装置に分割するようにしてい
る。
そして、このようにしてカラー固体撮像装置を製造す
る場合において、カラーフィルタを形成するためには、
ピストンコート方法により感光性樹脂をウェハの全面に
塗布し、塗布した感光性樹脂層にパターニングを施して
各固体撮像素子に対向して赤、緑および青の各フィルタ
層を形成する方法が広く採用されている。このスピンコ
ート方法は、第3図および第4図で示すようにウエハ1
(基板)を回転盤5に載せて回転させながらウエハ1に
形成した絶縁層2の表面の中心に感光性樹脂3(塗布
剤)を投下し、回転に伴う遠心力により投下した感光性
樹脂3をウエハ1の全面に拡散して塗布する方法であ
り、感光性樹脂3をウエハ1の全面にわたり容易に塗布
することできる利点があり、カラーフイルタなどを形成
する方法として適している。
[発明が解決しようとする課題] しかして、上記のスピンコート方法は、ウエハを回転
させて塗布剤を塗布する方法であるから、ウエハの回転
状態が感光性樹脂の塗布精度に影響する。このため、ス
ピンコート方法を実施する場合には、ウエハの回転を適
切に制御して感光性樹脂を精度良く塗布して、精度の高
いカラーフイルタを形成することが要求される。
しかしながら、従来のスピンコート方法では上記の要
求に応えることができない次のような問題が発生してい
る。
すなわち、ウエハの回転が低速であると、ウエハ1上
に投下した感光性樹脂3がその流動性の働きで区切り溝
4(図2参照)に溜り、絶縁層2にのる液量が少なくレ
ベリング効果によりウエハ1の放射方向に均一になる。
しかし、ウエハ1の周方向に均一に拡散せず、塗布した
感光性樹脂3にウエハ1の中心から外周打に向けて第3
図で示すように拡がる放射状のすじが発生して塗布厚さ
が不均一になる。また、ウエハが高速で回転する場合に
は、絶縁層2の区切り溝4(図2参照)の感光性樹脂3
がウエハ1の表面まで載り、この結果各区切り溝4で区
切られた絶縁層2の周縁部における感光性樹脂3の塗布
厚さが厚くもしくは薄くなっていわゆるコーナむらが生
じ、やはり塗布厚さが不均一になるという問題がある。
本発明は前記事情に基づいてなされたもので、基板の
回転を適切に制御して塗布剤を基板上に均一に塗布でき
るスピンコート方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段と作用] 本発明の発明者はスピンコート方法における基板の回
転について種々研究を重ねてきた。そこで、発明者は異
なった回転速度を組合わせて回転させることに着目し、
始め基板をある特定の回転速度以下の回転速度(低速)
で回転させ、その後ある特定の回転速度以上の回転速度
(高速)で回転させると、塗布剤を基板上に均一に塗布
できることを見出した。
すなわち、前記目的を達成するために請求項1の発明
のスピンコート方法は、格子状の区切り溝を表面に形成
した基板の中心に塗布剤を投下し、前記基板を回転させ
て生じる遠心力を利用して前記塗布剤を前記基板の表面
に塗布する方法において、前記基板の回転を300回転/
分ないし700回転/分とする第一次回転と、5000回転/
分ないし6000回転/分とする第二次回転とに分け、前記
塗布剤の投下後または投下中に第一次回転を行い、次い
で前記第二次回転を行うことを特徴とするものである。
このような回転速度の組合せで基板を回転すると、基
板に塗布した塗布剤層に放射状のすじが発生せず、また
コーナむらが発生せず、塗布剤の塗布厚さを均一にする
ことができる。
また、請求項2の発明は、前記第二次回転中に前記塗
布剤を塗布することを特徴とするものである。
このように第二次回転中に前記塗布剤を塗布すること
により、すじやコーナむらの発生を抑えることができ
る。
請求項3の発明は、請求項1に記載のスピンコート方
法において、前記第一次回転および前記第二次回転は夫
々30秒ないし120秒間行うことを特徴とするものであ
る。
このように第一次回転および第二次回転を前述した一
定時間行うことにより、前述した請求項1に記載のスピ
ンコート方法の特徴も最も顕著に発揮することができ
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面について説明する。
本発明を固体撮像装置に設けるカラーフィルタを形成
する場合に適用した実施例を第1図および第2図を参照
して説明する。第1図および第2図において第3図およ
び第4図と同じ部分は同じ符号を付している。
絶縁層2を形成したウエハ1を回転盤5に載せ、図示
しない回転装置により回転盤5を回転してウエハ1を回
転させる。そして、ウエハ1の絶縁層2の表面中心に感
光性樹脂3を投下し、回転盤5の回転に伴う遠心力によ
り感光性樹脂3を絶縁層2の表面全体に拡散して塗布さ
せる。
先ず、ウエハ1は1000回転/分以下、好ましくは300
回転/分ないし700回転/分の範囲の回転速度(低速)
で回転させる(第一次回転)。そして、ウエハ1を第一
次回転させる前、またはウエハ1の第一次回転中に塗布
剤である感光性樹脂3をウエハ1に投下して乾燥させ
る。すなわち、感光性樹脂3の投下後または投下中に第
一次回転を行う。この低速域では感光性樹脂3の流動性
が働いて区切り溝4に液が溜り絶縁層3上に載る液量が
少なくレベリング効果によって塗布面は平滑になる。特
に30秒〜120秒の時間範囲でウエハ1を回転した時に顕
著な効果を得ることができる。なお、この工程ではウエ
ハ1に塗布した感光性樹脂3には、ウエハ1の中心から
外周部に向けて拡がる放射状のすじが発生する。
次いで、ウエハ1は2000回転/分以上、好ましくは50
00回転/分ないし6000回転/分の範囲の回転速度(高
速)で回転させる(第二次回転)。また、ウエハをこの
速度で回転している間も、感光性樹脂3は低速回転の時
の半分程度であるが投下させる。このようにして2000回
転/分以上の回転速度でウエハ1を回転させると、ウエ
ハ1に塗布した感光性樹脂3に生じた放射状のすじを取
除くことができる。これは回転が高速であるためにコー
ナむらが生じにくいという理由によるものと考えられ
る。特に30秒〜120秒の時間のの範囲でウエハ1を回転
した時に顕著な効果を得ることができる。
また、区切り溝4に感光性樹脂3が溜ることがない。
そして、この第二次回転中に感光性樹脂3をウエハ1に
投下すると、前記第一次回転時に投下した感光性樹脂3
に生じたすじを効果的に無くすことができる。
このようにスピンコート方法を行なうと、いわゆるコ
ーナむらの発生および放射状のすじの発生を防止してウ
エハ1の絶縁層2の表面全体にわたり均一な厚さで塗布
することができる。
このようにして感光性樹脂3を塗布することにより精
度の高いカラーフィルタを得ることができる。
なお、本発明は固体撮像装置のカラーフイルタの製造
に限定されることなく、スピンコート方法により基板に
塗布剤を塗布する場合に広く適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように請求項1の発明のスピンコート方
法によれば、基板を回転速度を特定した低速回転である
第一次回転に加えて、第二次回転として回転速度を特定
した高速回転をさせることにより、格子状の区切り溝を
表面に形成した基板にスピンコート方法により塗布剤を
塗布する際に従来問題となっていた放射状のすじおよび
コーナむらの発生を抑えて、格子状の区切り溝を表面に
形成した基板に塗布剤を均一な厚さで塗布することがで
きる。
また、請求項2の発明によれば、第二次回転中に前記
塗布剤を塗布することにより、すじやコーナむらの発生
を効果的に抑えることができる。
さらに、請求項3の発明によれば、第一次回転および
第二次回転を一定時間行うことにより、請求項1に記載
のスピンコート方法の特徴を最も顕著に発揮させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のスピンコート方法の一実
施例を示し、第1図は基板回転状態を示す斜視図、第2
図は基板の一部を拡大して示す断面図、第3図および第
4図はスピンコート方法の従来例を示す説明図である。 1……ウエハ、2……絶縁層、3……感光性樹脂、4…
…区切り溝、5……回転盤。
フロントページの続き (72)発明者 清水 克昭 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−64364(JP,A) 特開 昭50−136333(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格子状の区切り溝を表面に形成した基板の
    中心に塗布剤を投下し、前記基板を回転させて生じる遠
    心力を利用して前記塗布剤を前記基板の表面に塗布する
    方法において、前記基板の回転を、300回転/分ないし7
    00回転/分とする第一次回転と、5000回転/分ないし60
    00回転/分とする第二次回転とに分け、前記塗布剤の投
    下後または投下中に第一次回転を行い、次いで前記第二
    次回転を行うことを特徴とするスピンコート方法。
  2. 【請求項2】前記第二次回転中に前記塗布剤を塗布する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピンコート方法。
  3. 【請求項3】前記第一次回転および前記第二次回転は夫
    々30秒ないし120秒間行うことを特徴とする請求項1に
    記載のスピンコート方法。
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