JP2638928B2 - 織機の作業用踏み台 - Google Patents

織機の作業用踏み台

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JP2638928B2
JP2638928B2 JP63130526A JP13052688A JP2638928B2 JP 2638928 B2 JP2638928 B2 JP 2638928B2 JP 63130526 A JP63130526 A JP 63130526A JP 13052688 A JP13052688 A JP 13052688A JP 2638928 B2 JP2638928 B2 JP 2638928B2
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JP
Japan
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JP63130526A
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正己 新原
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は織機の作業用踏み台に係り、詳しくは経糸つ
なぎ作業、耳糸ボビンの交換作業を行う際に作業者が使
用する作業用踏み台に関するものである。
[従来の技術] 近年織機の高速化に伴いワープビームがラージパッケ
ージ化され、織機を後部側の機高が高くなり、ワープビ
ーム交換後の作業者による経糸つなぎ作業や無杼織機の
場合の耳糸ボビン交換作業等を床面に立った状態で行う
のが困難になっている。そこで、従来織機の幅と等しい
長さの踏み台を用意し、経糸つなぎ作業、耳糸ボビン交
換作業の際に前記踏み台をワープビームの後方に配置
し、踏み台の上に乗って作業を行うようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、踏み台を作業位置に設置したままの状態で
はワープビームの搬送時や作業者の通行の邪魔となるた
め、踏み台を使用しない時には他の場所に移動させる必
要があるが、その重量や大きさの関係で他の場所に移動
するのが困難であった。
本発明の前記の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は経糸つなぎ作業等の際に作業者が使用す
る踏み台を、不使用時にはワープビームの搬送や作業者
の通行に支障とならない収納位置に収納でき、使用時に
は作業位置に容易に配置することができる織機の作業用
踏み台を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、織機の
側枠となるビームホルダにワープビームが保持され、前
記ワープビーム上に巻き付けられている経糸が順次織布
側に送り出される織機において、前記側枠の一部に前記
ワープビームの外周後端より後方に飛び出た作業位置と
ワープビーム搬送の邪魔にならない収納位置との間に移
動可能な踏み板を配設し、前記踏み板に対して同踏み板
を収納位置へ付勢保持するとともに前記作業位置側では
前記収納位置側への付勢力が解消される付勢手段を取り
付け、前記踏み板の作業位置と収納位置とにはそれぞれ
ストッパーを配設した。
[作用] 前記の構成により本発明の装置では経糸つなぎ、耳糸
ボビンの交換等の作業を行う場合には、作業者の乗る踏
み板が作業のし易い作業位置に配置され、不使用時には
ワープビームの搬送あるいは作業者の通行の邪魔になら
ない収納位置に収納保持される。付勢手段により収納位
置に保持された踏み板を作業位置へ切り換える場合に
は、付勢手段の付勢力に抗して踏み板を作業位置へ移動
する。踏み板がストッパにより作業位置に停止された状
態では、踏み板に対する付勢手段の付勢力が解消され、
踏み板は作業位置に安定して保持される。
[実施例] 以下本発明を具体化した一実施例を第1〜3図に従っ
て説明する。織機の後部左右両側に設けられたビームホ
ルダ1の後端にはワープビーム2の外周後端のほぼ対応
する位置に軸支部3aを有する支持部3が突設されてい
る。支持部3間には経糸つなぎ、耳糸ボビン交換等の作
業を行う際に作業者が乗る足場としての踏み板4が回動
可能に支承されている。踏み板4はその両端部に突設さ
れた支軸5にベアリング6が取付けられ、同ベアリング
6が前記支持部3の軸支部3a上に載置された状態で、支
持部3の先端に軸3bを介して回動可能に取付けられると
ともに先端にクランプボルト7を有するクランパー8の
作用により支持部3に対して回動可能に支持されてい
る。支軸5の突出端には先端に掛止凹部9a(第2,3図に
図示)を有するストッパー9が一体回動可能に固定され
ている。支持部3の外側面には第3図に示すように踏み
板4が実線で示す作業位置に配置された際及び鎖線で示
す収納位置に配置された際に、前記ストッパー9と当接
してその回動を規制し、作業位置及び収納位置の位置決
めを行う位置決め部材としてのストッパボルト10,11が
支持部3の外面に突設された支持突設12,13に対して螺
着されている。ビームホルダ1には前記支軸5の軸心と
対応する上方位置に掛止ピン14が突設され、ストッパ9
の掛止凹部9aには一端が前記掛止ピン14に掛止された引
張りばね15の他端が掛止されたスプリングハンガー16が
その先端に固定されたローラ17を介して係合支持されて
いる。前記引張りばね15及びスプリングハンガー16によ
り足場としての踏み板4を収納位置側へ移動させる移動
手段が構成され、ストッパ9、ストッパボルト11、引張
りばね15及びスプリングハンガー16により踏み板4を収
納位置に保持する保持手段が構成されている。なお、踏
み板4は機仕掛の際移動しやすいように、重量を軽くす
るため網状に形成されるとともに先端中央部に取手4aが
取付けられている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
踏み板4は非使用時には第3図に鎖線で示す収納位置に
配置される。この状態では、踏み板4には踏み板の自重
による反時計方向の回転モーメントと、引張りばね15の
作用による時計方向の回転モーメントとが作用してい
る。そして、引張りばね15の弾性力及び支軸5の軸心か
らストッパ9の掛止凹部9aまでの距離が(時計方向のモ
ーメント)>(反時計方向のモーメント)となるように
設定されているので、踏み板4は時計方向な回動される
状態に付勢されるとともに、ストッパ9の先端がストッ
パボルト11に当接することによりその回動が規制されて
同図に鎖線で示す収納位置に保持される。踏み板4が収
納位置に保持された状態では、ワープビームの搬送ある
いは作業者が織機間を移動する際の邪魔になることがな
い。
経糸つなぎ、耳糸ボビンの交換作業を行うために踏み
板4を使用する際には、作業者が取手4aを持って踏み板
4を下方(第3図の反時計方向)に回動させる。始めの
うちは引張りばね15の作用による踏み板4を時計方向に
回動させるモーメントの大きさが、踏み板4の自重によ
り踏み板4を反時計方向に回動させるモーメントより大
きいため作業者はある程度の力で踏み板4下方へ押し下
げる必要があるが、踏み板4がある角度以上反時計方向
に回動された後は、踏み板4の自重による反時計方向の
モーメントの大きさが引張りばね15による踏み板4を時
計方向に回動されるモーメントより大きくなるので、踏
み板4は自重により反時計方向に回動される。そして、
踏み板4の上面が第3図に実線で示すように水平状態と
なる使用位置まで回動された時点でストッパ9の下部が
ストッパボルト10に当接してその回動が規制され、踏み
板4は使用位置に保持される。この状態では引張りばね
15による引張り力の方向が踏み板4の回動中心である支
軸5の軸心を通る直線上にあるため、引張りばね15によ
る引張り力が大きくてもその力による踏み板4を時計方
向に回動させるためのモーメントは0となるので踏み板
4はその自重により第3図に実線で示す作業位置に安定
した状態で保持される。
踏み板4を作業位置から収納位置に移動させる場合に
は、作業者が取手4aを持って上方(時計方向)へ踏み板
4を回動させる。回動開始時点では引張りばね15のばね
力による踏み板4を時計方向に回動させるモーメントは
小さいが、ある程度まで回動された後は引張りばね15に
よる時計方向のモーメントが踏み板4の自重による反時
計方向のモーメントより大きくなり、踏み板4は自動的
に収納位置へ移動され、ストッパ9がストッパボルト11
の当接することによりその回動が規制されて収納位置に
保持される。従って、収納位置から作業位置へ、あるい
は作業位置から収納位置への踏み板4の移動を簡単に行
うことができる。
なお、踏み板4が支持部3に取付けられている状態で
もワープビーム2の交換作業は可能であるが、ワープビ
ーム2の交換すなわち機仕掛作業時には踏み板4を支持
部3から取外した状態で行うと作業が容易となる。踏み
板4を支持部3から取外すには、踏み板4を収納位置に
配置した状態でまずスプリングハンガー16の先端のロー
ラ17をストッパ9の掛止凹部9aから取外す。次にクラン
パー8のクランプボルト7を暖めた後、クランパー8を
第3図の反時計方向に回動させてクランパー8によるベ
アリング6の把持状態を解除する。そしてその状態から
取手4aを持って踏み板4を支持部3から取外す。踏み板
4は従来の踏み台と異なり作業者が乗る部分のみからな
るので、軽量で移動作業が容易となる。踏み板4の取付
け作業は前記と逆に行う。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、経糸つなぎ、耳
糸ボビンの交換作業等を行う場合に作業者が乗る踏み板
が非作業時にはワープビームの搬送や作業者の通行の邪
魔にならない収納位置に簡単に移動できるとともに製織
運転中、激しく振動している織機において踏み板を織機
の収納位置に安定して保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明を具体化した実施例を示すものであ
って第1図は概略斜視図、第2図は要部正面図、第3図
は作用を示す側面図である。 ワープビーム2、支持部3、踏み板4、付勢手段として
の引張ばね15、スプリングハンガー16。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機の側枠となるビームホルダにワープビ
    ームが保持され、前記ワープビーム上に巻き付けられて
    いる経糸が順次織布側に送り出される織機において、前
    記側枠の一部に前記ワープビームの外周後端より後方に
    飛び出た作業位置とワープビーム搬送の邪魔にならない
    収納位置との間に移動可能な踏み板を配設し、前記踏み
    板に対して同踏み板を収納位置へ付勢保持するとともに
    前記作業位置側では前記収納位置側への付勢力が解消さ
    れる付勢手段を取り付け、前記踏み板の作業位置と収納
    位置とにはそれぞれストッパーを配設した織機の作業用
    踏み台。
JP63130526A 1988-05-27 1988-05-27 織機の作業用踏み台 Expired - Lifetime JP2638928B2 (ja)

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JPH01298253A JPH01298253A (ja) 1989-12-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0144486Y2 (ja) * 1984-11-12 1989-12-22
JPH0442706Y2 (ja) * 1985-11-06 1992-10-08

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JPH01298253A (ja) 1989-12-01

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