JP2638092B2 - 難燃性メンブレンスイッチ - Google Patents
難燃性メンブレンスイッチInfo
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- JP2638092B2 JP2638092B2 JP63158482A JP15848288A JP2638092B2 JP 2638092 B2 JP2638092 B2 JP 2638092B2 JP 63158482 A JP63158482 A JP 63158482A JP 15848288 A JP15848288 A JP 15848288A JP 2638092 B2 JP2638092 B2 JP 2638092B2
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- Japan
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- film
- membrane switch
- flame retardant
- flame
- retardant
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエス
テルフイルムを基材の構成フイルムとする、優れた難燃
性を有する難燃性をメンブレンスイッチに関する。
テルフイルムを基材の構成フイルムとする、優れた難燃
性を有する難燃性をメンブレンスイッチに関する。
(従来の技術及びその課題) 電卓、キーボード等に使用されるメンブレンスイッチ
は、通常、第2図の断面概略図に示すように、導電イン
キ等の電導パターン3を設けた2枚の電極シート1、1
間にスペーサーフイルム2を介在させた構成になってい
る。上記の電極シートやスペーサーフイルムは、通常ポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステルフイルムが
使用されているが、ポリエステルフイルムは可燃性を有
するため、難燃性を付与する手段として、ポリエステル
フイルムに難燃剤を塗布したり、難燃剤を練り込むこと
が知られている。
は、通常、第2図の断面概略図に示すように、導電イン
キ等の電導パターン3を設けた2枚の電極シート1、1
間にスペーサーフイルム2を介在させた構成になってい
る。上記の電極シートやスペーサーフイルムは、通常ポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステルフイルムが
使用されているが、ポリエステルフイルムは可燃性を有
するため、難燃性を付与する手段として、ポリエステル
フイルムに難燃剤を塗布したり、難燃剤を練り込むこと
が知られている。
しかしながら、上記の方法では難燃性が得られにくい
欠点があり、また、フイルム表面に存在する難燃剤のた
めに、電導インキ等の導電パターンがフイルム表面に充
分固着しにくいという印刷適性上の問題がある。
欠点があり、また、フイルム表面に存在する難燃剤のた
めに、電導インキ等の導電パターンがフイルム表面に充
分固着しにくいという印刷適性上の問題がある。
本発明は導電パターンのフイルムに対する良好な印刷
適性を保持し、かつ優れた難燃性を有するメンブレンス
イッチを提供することを目的としている。
適性を保持し、かつ優れた難燃性を有するメンブレンス
イッチを提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明のメンブレンスイ
ッチでは特定の難燃剤層をポリエステルフイルム間に介
在させたものであって、その要旨とするところは、電極
シート1を、ポリエステルフイルム11、11間に粉体状難
燃剤を含有した接着剤層12を介在させた積層フイルムか
ら形成することにある。
ッチでは特定の難燃剤層をポリエステルフイルム間に介
在させたものであって、その要旨とするところは、電極
シート1を、ポリエステルフイルム11、11間に粉体状難
燃剤を含有した接着剤層12を介在させた積層フイルムか
ら形成することにある。
以下、本発明を図面により説明する。
第1図は、本発明のメンブレンスイッチの構成の一例
を示す断面概略図である。第1図に示すメンブレンスイ
ッチでは電極シート1,1をポリエステルフイルム11、11
間に粉体状難燃剤を含有した接着剤層12を介在させた積
層フイルムとしたものであり、スペーサーフイルム2も
同様に上記積層フイルムの構成とすればさらに難燃性の
向上が図れる。上記積層フイルムにおいて、ポリエステ
ルフイルムとしては通常の無延伸、延伸フイルムが使用
でき、厚みは12〜75μmの範囲のものが好適に使用でき
る。
を示す断面概略図である。第1図に示すメンブレンスイ
ッチでは電極シート1,1をポリエステルフイルム11、11
間に粉体状難燃剤を含有した接着剤層12を介在させた積
層フイルムとしたものであり、スペーサーフイルム2も
同様に上記積層フイルムの構成とすればさらに難燃性の
向上が図れる。上記積層フイルムにおいて、ポリエステ
ルフイルムとしては通常の無延伸、延伸フイルムが使用
でき、厚みは12〜75μmの範囲のものが好適に使用でき
る。
接着剤層12には粉体状難燃剤を60〜400重量%程度含
有したものを使用すればよく、接着剤としては、無溶剤
ホットメルト型接着剤や反応硬化型接着剤が好適に使用
でき、エポキシ系、ウレタン系、ポリエステル系、エチ
レン−酢酸ビニル系等各種組成のものが使用できる。
有したものを使用すればよく、接着剤としては、無溶剤
ホットメルト型接着剤や反応硬化型接着剤が好適に使用
でき、エポキシ系、ウレタン系、ポリエステル系、エチ
レン−酢酸ビニル系等各種組成のものが使用できる。
粉体状難燃剤としては、テトラブロモフタルイミド、
テトラブロモ無水フタル酸、デカブロモジフェニルエー
テル等のハロゲン含有有機化合物や三酸化アンチモン、
水酸化アルミニウム無の無機化合物等が挙げられ、適宜
組合せて使用できる。ここで液状難燃剤等の粉体状以外
の難燃剤を使用すると、接着剤の層間接着力を低下させ
易く不都合である。また粉体状難燃剤の含有率が60重量
%未満では難燃性の向上がみられず、400重量%を越す
ものでは接着剤の特性を阻害し易いという問題がある。
テトラブロモ無水フタル酸、デカブロモジフェニルエー
テル等のハロゲン含有有機化合物や三酸化アンチモン、
水酸化アルミニウム無の無機化合物等が挙げられ、適宜
組合せて使用できる。ここで液状難燃剤等の粉体状以外
の難燃剤を使用すると、接着剤の層間接着力を低下させ
易く不都合である。また粉体状難燃剤の含有率が60重量
%未満では難燃性の向上がみられず、400重量%を越す
ものでは接着剤の特性を阻害し易いという問題がある。
上記積層フイルムの厚み構成は、必要とする難燃性に
応じて、上記接着剤層の厚み比率を変えればよく、通
常、接着剤層の厚みはプラスチックフイルムの総厚みに
対し、20%乃至同等の範囲とすればよく、この厚みが20
%未満では難燃性が不十分であり、同等を越えるもので
は接着剤をフイルム上に塗布することが困難になり易
い。
応じて、上記接着剤層の厚み比率を変えればよく、通
常、接着剤層の厚みはプラスチックフイルムの総厚みに
対し、20%乃至同等の範囲とすればよく、この厚みが20
%未満では難燃性が不十分であり、同等を越えるもので
は接着剤をフイルム上に塗布することが困難になり易
い。
上記内容の積層フイルムを使用することにより優れた
難燃性が得られ、またポリエステルフイルム表面には難
燃剤が存在しないために導電パターンの印刷適性が阻害
されない。
難燃性が得られ、またポリエステルフイルム表面には難
燃剤が存在しないために導電パターンの印刷適性が阻害
されない。
(発明の効果) 上述したように本発明のメンブレンスイッチによれ
ば、印刷適性を低下させることなく、難燃性に優れてい
るため、各種電気製品用部材としての利用性が大きい。
ば、印刷適性を低下させることなく、難燃性に優れてい
るため、各種電気製品用部材としての利用性が大きい。
第1図は本発明の難燃性メンブレンスイッチの断面概略
図、第2図は従来のメンブレンスイッチの断面概略図で
ある。 1……電極シート 11……ポリエステルフイルム 12……接着剤層 2……スペーサーフイルム 3……導電パターン
図、第2図は従来のメンブレンスイッチの断面概略図で
ある。 1……電極シート 11……ポリエステルフイルム 12……接着剤層 2……スペーサーフイルム 3……導電パターン
Claims (1)
- 【請求項1】導電パターン(3)を設けた2枚の電極シ
ート(1)間にスペーサーフイルム(2)を介在させて
なるメンブレンスイッチにおいて、上記電極シート
(1)を、ポリエステルフイルム(11)、(11)間に粉
体状難燃剤を含有した接着剤層(12)を介在させた積層
フイルムから形成することを特徴とする難燃性メンブレ
ンスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63158482A JP2638092B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 難燃性メンブレンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63158482A JP2638092B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 難燃性メンブレンスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH027315A JPH027315A (ja) | 1990-01-11 |
JP2638092B2 true JP2638092B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=15672703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63158482A Expired - Fee Related JP2638092B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 難燃性メンブレンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638092B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7459217B2 (en) | 2003-01-24 | 2008-12-02 | Toray Industries, Inc. | Flame retardant polyester film and processed product including the same |
-
1988
- 1988-06-27 JP JP63158482A patent/JP2638092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH027315A (ja) | 1990-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |