JP2637882B2 - 光メモリ円板 - Google Patents

光メモリ円板

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JP2637882B2
JP2637882B2 JP4287512A JP28751292A JP2637882B2 JP 2637882 B2 JP2637882 B2 JP 2637882B2 JP 4287512 A JP4287512 A JP 4287512A JP 28751292 A JP28751292 A JP 28751292A JP 2637882 B2 JP2637882 B2 JP 2637882B2
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JP
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optical memory
memory disk
centering jig
disk
substrate
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JP4287512A
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JPH0684206A (ja
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賢司 太田
明 高橋
哲也 乾
尊夫 日向
秀嘉 山岡
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光等の光により情
報の記録・再生・消去等を行う光メモリ円板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクメモリは高密度・大容
量のメモリとして将来性を期待され多方面で種々の研究
開発が行われている。光メモリシステムは一般的に図1
に示す構成をとる。即ち光メモリ円板1と、その光メモ
リ円板1を回転させるモータ2、レーザ光源,集光光学
系,トラック,フォーカス等のサーボ系,光検出系の入
った光ピックアップ3、その光ピックアップ3を半径方
向に動かすトラック追跡機構4より成る。従来の上記光
メモリ円板1は、1枚当たりの容量を多くするため図2
(a)に一部切り切り欠き図として示すように両面貼り
合わせディスクが多く、又そのA部分の一部拡大断面図
(b)に示すように透明な基板5に案内溝8を設けその
案内溝8上に記録媒体6を付けた記録板を接着剤7によ
り貼り合わせ、両面ディスクとしているものが多い。上
記案内溝8は、追加記録や書き換えが可能な光ディスク
メモリにおいて特に重要である。上記案内溝8は、同心
円若しくはらせん状に設けられ、ピッチ1.5〜3μ
m,巾0.7〜1μm,深さ500〜800Å程度に設
定される。情報の記録・再生あるいは消去等の全てはこ
の案内溝8に沿って光ビームを走査して行う。その時光
ビームの追従特性は光ピックアップそのものの性能にも
よるが、円板回転時の案内溝8のふりまわりに大きく依
存している。従って案内溝8とディスクの内円との同心
度は出来るだけ良いことが望ましい。既に案内溝8の形
成方法として次の3通りの方法が提案されている。
【0003】(1)アクリル又はポリカーボネイト等を
溝付きスタンパ上に射出成型する方法。
【0004】(2)溝付きスタンパと基板との間に紫外
線硬化樹脂を流し込み紫外線硬化させた後スタンパを取
り外すいわゆる2P法。
【0005】(3)ガラスディスクにレジストを塗布
し、該レジストに案内溝を転写しておき、エッチングに
よりガラスディスクそのものに案内溝を形成する方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】いずれの方法において
も機械的な位置合わせだけでは前述の同心度を必要な精
度内に収める事が困難であり、光ディスク生産時の歩留
まり低下の大きな要因となっている。
【0007】本発明は以上の従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、光メモリ円板の構造に改
良を加えることにより、光ディスクのふれまわりを少な
くすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光メモリ円板
は、強磁性体からなる心出し用治具を、記録再生型の光
メモリ円板の基板に形成された円形状の案内溝の中心と
同心を有する位置において、紫外線硬化型樹脂材を用い
て前記基板に接着してなり、前記心出し用冶具は、平板
で、内穴直径は光メモリ円板の内穴直径よりも小さく形
成されてなり、前記心出し用治具により前記基板の内穴
端面を保護することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記のように前記心出し用冶具は、平板で、内
穴直径は光メモリ円板の内穴直径よりも小さく形成され
てなるものであり、平板という簡単な構成の心出し用治
具により、光メモリ円板の内穴直径の精度に関係なし
に、容易かつ精確に心出しすることができるとともに、
またこの心出し用冶具により光メモリ円板の内穴端面を
保護できる。さらに、接着剤は紫外線硬化型で貼合わせ
の作業時間を短縮してより心出しの精度を高める。ま
た、平板は強磁性体であるので、記録再生装置側に永久
磁石を設けるだけで光メモリ円板を確実に装着、固定で
きる利点がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る光メモリ円板の一実施例
について図面を用いて詳細に説明する。図3は本発明に
係る光メモリ円板の一実施例の構造を示す一部切り欠き
斜視図である。9は図2と同じ内部構造の光メモリ円板
であり、10は基板9a,9bに接着された心出し用治
具である。この治具10は光メモリ円板9を略作成後、
基板越しに案内溝を観察しながら同心出しをして接着す
る。たとえば図4に示すように心出し用回転テーブル1
1上に心出し治具10を置きガラス基板9a,9bの媒
体面14に有る案内溝を対物レンズ12を使い、光13
を照射し目視観察する。ガラス基板9a,9bを回転テ
ーブル11と共に回転させ案内溝が動かないように基板
9a,9bを位置決めし、その位置決め状態を保ったま
ま心出し治具10と基板9a,9bを接着する。
【0011】上記心出し治具10と基板9a,9bを接
着する接着剤として、例えば2液混合型のエポキシ系接
着剤を使用する場合は、接着剤が硬化するまでに時間が
かかるため予め治具10と基板9a,9bの間に接着剤
を入れておき、心出し後固定硬化を持てば良い。又紫外
線硬化の接着剤を用いることも作業時間(硬化時間)を
短縮できるため有効である。その場合は図5に示すよう
に心出し治具10に15のような穴をあけこの部分は光
を通るようにしておき、基板9a,9b越しに他の面の
治具を接着するようにすれば良い。即ち図6に一部断面
図として示すように、心出し治具10aとガラス基板9
aを接着する時は矢印16bで示した方向から紫外線を
あて、心出し治具10bとガラス基板9bを接着する場
合は16aの方向から紫外線を照射すれば良い。もちろ
んこの場合9aと9bの間にある記録媒体は少なくとも
紫外線16a,16bが通過する範囲には付いていない
ことが必要である。
【0012】ここで、図5において心出し治具10にあ
けた紫外線通過用穴15はもちろん図5のごとく円形で
ある必要はなく、又数も44個に限定されるものではな
い。又、例えば穴がディスクメーカの社名等の文字,商
標等の図案形状であっても良い。尚、上記紫外線硬化樹
脂は嫌気性のものを使用すれば更に好都合である。即
ち、紫外線のあたらない部分は空気中の酸素を遮断する
ことで除々に硬化し、一定時間が経てば心出し治具とガ
ラス基板が完全に接着するタイプである。
【0013】本発明は光メモリ円板の基板がガラスで出
来ている場合は心出し用治具としての機能を外に円板端
面を保護し、円板の割れ等を除去出来るので、プラステ
イックディスクの場合に比してその必要性は更に高まる
ことになる。又本発明に用いる心出し治具の内穴直径
は、光メモリ円板の基板の内穴直径よりも小さいことが
望ましい。さもないと基板の内穴と案内溝との同心度が
出ていない場合基板で内穴が決まってしまい心出し治具
の意味がなくなる。
【0014】本発明に用いる心出し治具は特にその材質
を問わないが光メモリ円板の接着法により種々の材質を
選ぶ事ができる。例えば光ディスク円板を回転駆動する
ターンテーブルに永久磁石を設置し、磁力吸引をさせた
い場合は上記心出しの治具を鉄等の強磁性体にすること
は可能である。又その場合表面のサビを防ぐために、N
iやCu等他のサビにくい金属をメッキ等で付着させて
もよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、強磁性体からなる心出し用治
具を、記録再生型の光メモリ円板の基板に形成された円
形状の案内溝の中心と同心を有する位置において、紫外
線硬化型樹脂材を用いて前記基板に接着するるものであ
って、前記心出し用冶具は、平板で、内穴直径は光メモ
リ円板の内穴直径よりも小さく形成されてなるものであ
り、平板という簡単な構成の心出し用治具により、光メ
モリ円板の内穴直径の精度に関係なしに、容易かつ精確
に心出しすることができるとともに、同治具により光メ
モリ円板の内穴端面を保護するものであり非常に有用で
ある。また、接着剤は紫外線硬化型で貼合わせの作業時
間を短縮してより心出しの精度をより高めることができ
る。更に、平板は強磁性体であるので、記録再生装置側
に永久磁石を設けるだけで光メモリ円板を確実に装着、
固定できる、という利点も有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクメモリシステムの概略構成図であ
る。
【図2】従来における光メモリ円板の一部切り欠き斜視
図(a)、その一部拡大断面図(b)である。
【図3】本発明における光メモリ円板の一実施例の一部
切り欠き斜視図である。
【図4】本発明における心出し治具接着方法を説明する
為の側面断面図である。
【図5】心出し治具の一例の平面図である。
【図6】心出し治具接着方法を説明する為の側面断面図
である。
【符号の説明】
1 光メモリ円板 2 モータ 3 光ピックアップ 4 トラック追跡機構 5 基板 6 記録媒体 7 接着剤 8 案内溝 9 光メモリ円板 10 心出し治具 11 回転テーブル 12 対物レンズ 13 光 14 媒体面 15 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 哲也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 日向 尊夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 山岡 秀嘉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特公 平6−36253(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性体からなる心出し用治具を、記録
    再生型の光メモリ円板の基板に形成された円形状の案内
    溝の中心と同心を有する位置において、紫外線硬化型樹
    脂材を用いて前記基板に接着してなり、前記心出し用治
    具は、平板で、内穴直径は光メモリ円板の内穴直径より
    も小さく形成されてなり、かつ前記心出し治具により
    前記基板の内穴端面を保護することを特徴とする光メモ
    リ円板。
  2. 【請求項2】 前記心出し用治具は、前記紫外線硬化型
    樹脂材の硬化のための紫外線通過用穴を文字、図形等の
    表示パターンにより形成されなることを特徴とする請求
    項1に記載の光メモリ円板
JP4287512A 1992-10-26 1992-10-26 光メモリ円板 Expired - Lifetime JP2637882B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP58151009A Division JPH0636253B2 (ja) 1983-08-18 1983-08-18 光メモリ円板

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JPH0684206A JPH0684206A (ja) 1994-03-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636253A (ja) * 1992-07-17 1994-02-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浮動型磁気ヘッドの製造方法

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JPH0684206A (ja) 1994-03-25

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