JP2637042B2 - ヒドロキシメチルポリチオフェン誘導体 - Google Patents

ヒドロキシメチルポリチオフェン誘導体

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JP2637042B2
JP2637042B2 JP5310850A JP31085093A JP2637042B2 JP 2637042 B2 JP2637042 B2 JP 2637042B2 JP 5310850 A JP5310850 A JP 5310850A JP 31085093 A JP31085093 A JP 31085093A JP 2637042 B2 JP2637042 B2 JP 2637042B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドロキシメチルポリチ
オフェン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヒド
ロキシメチルポリチオフェンまたはその誘導体の薬理活
性についてはこれまで全く報告されていない。そこで本
発明者らは、漢方薬の1つであるキク科(Compositae)
植物の抽出物に関する化学的および薬理学的研究を行な
ったところ、その独得な化学成分であるヒドロキシメチ
ルポリチオフェン誘導体が有用な生物活性を持っている
ことが実証された。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式(I):
【0004】
【化2】
【0005】(式中、nは2、RおよびR 1 はH、R 2
2-6 アルキル、C 1-6 アシル(ただし、COCH 3 、C
OC 3 5 およびCOC 4 9 をのぞく)またはトシルを表
わす;nは3、RおよびR 1 はH、R 2 はC 1-6 アルキ
ル、C 1-6 アシル(ただし、COCH 3 、COC 3 7 およ
びCOC 4 7 をのぞく)またはトシルを表わす;nは
4、RおよびR 1 はH、R 2 はH、C 1-6 アルキル、R 1-6
アシルまたはトシルを表わす;またはnは2、3または
4、RはCHO、C36OHまたはCH(R1)・OR2
(式中、R1はH、R2はH、C1-6アルキル、C1-6アシ
ルまたはトシルを表わす)を表わす)で示されるヒドロ
キシメチルポリチオフェン誘導体に関する。
【0006】
【実施例】以下に本発明を具体的に説明する。
【0007】本明細書において、「C1-6 ヒドロキシア
ルキル」という用語は、ヒドロキシル基で置換されてい
るC1-6 アルキル基を意味する。
【0008】一般式(I)で示される本発明のヒドロキ
シメチルポリチオフェン誘導体の具体例としては、たと
えば5,5´−ジヒドロキシメチルビチオフェン、5,
5´−ジアセトキシメチルビチオフェン、5−ヒドロキ
シメチル−5´−ホルミルビチオフェン、5−アセトキ
シメチル−5´−ホルミルビチオフェン、5−ヒドロキ
シメチル−5″−ホルミルテルチオフェン、5,5″−
ジヒドロキシメチルテルチオフェン、5−ヒドロキシメ
チル−5″−(1−ヒドロキシプロピル)テルチオフェ
ン、5−サクシノイルオキシメチル−5´−ホルミルビ
チオフェン、5,5´−ジサクシノイルオキシメチルビ
チオフェン、5−エトキシメチルテルチオフェン、5−
ヒドロキシメチルテトラチオフェンなどがあげられる。
【0009】また、前記誘導体のエステルまたは塩の具
体例としては、たとえばナトリウム、カリウム、カルシ
ウムまたはアンモニウム塩などがあげられる。
【0010】本発明の一般式(I)で示されるヒドロキ
シメチルポリチオフェン誘導体またはそのエステルもし
くは塩は以下のようにして製造することができる。
【0011】まず、ポリチオフェン核を先に合成してか
ら、ホルミル基を導入し、つぎに、化学的還元法により
還元すると定量的にヒドロキシメチル化合物をえること
ができる。一般に、ポリチオフェンに二つ以上の官能基
を有するばあい、とくにチオフェン環を三つまたは四つ
有するばあいには、溶解度の関係上、単環または二環を
有するチオフェン化合物にひとつの官能基たとえば、ホ
ルミル基、ヒドロキシメチル基またはそれらを保護基と
して有する基を先に導入し、さらにハロゲン化物にし
て、核縮合反応の技術を応用して合成される。これらの
縮合反応は一般に金属化合物、たとえばマグネシウム化
合物、亜鉛化合物、錫化合物またはリチウム化合物と
し、Ni、Pd、Pb塩の触媒作用を利用すると容易に
縮合がなされる。ホルミル基またはヒドロキシメチル基
の単純な誘導体であるアセチル化、アシル化(エステル
化)またはエーテル化された化合物などは一般的な有機
合成の基本的合成法により容易に行われる。
【0012】本発明の化合物を含有する薬学的組成物を
用いれば、ある種の疾患または障害を治療することがで
きる。
【0013】一例としてあげると、本発明の化合物を含
有する薬学的組成物は、マクロファージとTリンパ球の
両者の増殖を刺激することによって免疫応答を調節する
ことができる。マクロファージは重要な免疫担当細胞の
1つであり、体内のほとんどの器官内に存在している。
マクロファージは異物を貪食し分解することに加えて、
たとえばインターロイキン−1または腫瘍壞死因子など
のモノカインを多数分泌することができるために、リン
パ球の増殖/分化、各種の細胞の炎症から代謝までにわ
たる事象の調節において重要である。一方、Tリンパ球
は末梢リンパ系組織とリンパ節の両者に大部分が存在す
るが、一つの特定の抗原を認識するきわめて高い特異性
を示す。ほかの免疫担当細胞がウイルス、腫瘍などに対
して免疫応答を起こすように、Tリンパ球は、リンホカ
イン類、たとえばインターロイキン−2またはインター
フェロン類を放出してほかの免疫担当細胞を活性化し、
増殖させる。
【0014】本発明の化合物を含有する薬学的組成物
は、マクロファージまたはTリンパ球のような免疫担当
細胞を刺激し、増殖させることができるので、免疫調節
剤、とくに急性もしくは慢性の免疫機能障害に関する疾
患または障害を治療する際の治療剤として使用すること
ができる。ここで免疫応答の調節とは免疫応答を増大ま
たは減少させることを意味し、たとえばマクロファージ
またはTリンパ球のような免疫担当細胞を増強させるこ
とを意味する。
【0015】前記化合物を含有する製剤としては、便宜
上、単位投与剤形で提供され、薬学の技術分野でよく知
られている方法のいずれかによって製造することができ
る。一般に、散剤のばあいは、微細に粉砕した賦形剤と
本発明の化合物を充分均一に混合し、錠剤のばあいに
は、必要ならば、製品を所望の形態と大きさに成形する
ことによって製造される。本発明の一般式(I)で示さ
れる化合物のエステルまたは塩は、勿論、医薬として許
容される形態である。
【0016】以下実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】参考例A 5−ホルミルビチオフェンの合成 1リットルのフラスコの中にジメチルホルムアミド(以
下、DMFと称す)(250ml)を入れ、POCl3
(50.2ml)を添加して撹拌し、錯体を形成させ
る。そこへ、2,2´−ビチオフェン(83g)をDM
F(200ml)に溶かしてから入れて、10℃以下で
30分間撹拌し、温度を40℃まで上昇させてさらに2
0時間撹拌した。えられたオレンジ色の粘性混合物を3
000mlのビーカーに入れて、砕いた氷を入れて30
分間撹拌したのち、10%NaOH(aq)600ml
を添加し、クロロホルムで抽出した。えられた溶液を分
離漏斗を用いて水で洗浄し、さらに無水硫酸マグネシウ
ムで濾過して溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー
で分離精製した。標題化合物90gがえられ、融点は5
6〜57℃であった。
【0018】1 H NMR 80MHz(CDCl3 )、δ 9.70(s、1H)、7.47〜7.60(m、1
H) 7.10〜7.30(m、3H)、6.90〜7.06
(m、1H) 実施例1 5−ヒドロキシメチルビチオフェンの合成 5,5´−ジホルミルビチオフェン(20g)を50m
lのメタノールに溶解させ、つぎにNaBH4 を添加
し、ガスが生じないまで撹拌し続け、薄層クロマトグラ
フィーで反応の結果を追跡した。反応が完全に完了した
のち、メタノールで分離し、水で洗浄し、ジクロロメタ
ンで抽出した。さらに飽和食塩水で洗浄して、無水硫酸
マグネシウムで脱水し、さらに濾過濃縮して、20.1
0gの標題化合物をえた。収率は99%であり、融点は
52〜53℃であった。
【0019】紫外線最大吸収の波長は、300〜320
nmであった。
【0020】IR:cm-1 3000〜3500(OH)1 H NMR 400MHz(DMSO)、δ値 4.5〜4.6(d、2H) 5.5〜5.52(t、2H) 6.6〜7.4(5H) Mass:m/e 196(M+ ) 実施例2 5−ヒドロキシメチル−5´−ホルミルビチオフェンの
合成 オキシ塩化リン(POCl3 )(1ml)をDMF(2
0ml)中に氷浴内で窒素ガス雰囲気下ゆっくり添加
し、1時間攪拌した。そこに実施例1でえられた5−ヒ
ドロキシメチルビチオフェン(0.5g)のDMF溶液
(5ml)をゆっくり滴下して加えた。えられた混合溶
液を室温で30分間攪拌し、次にその温度を50℃まで
上昇させて、さらに3時間攪拌した。えられた反応溶液
を炭酸カリウムの氷水溶液中に注入した。つぎにその溶
液を酢酸エチル100mlで抽出した。抽出液を水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下
で除去した。残留固体をカラムクロマトグラフィーで精
製した。溶離液は酢酸エチル/n−ヘキサン(3/7)
を用いた。わずかに黄色を帯びた生成物がえられ、これ
を酢酸エチル/n−ヘキサン混合溶液で再び再結晶させ
た。生成物の融点は123〜124℃であった。収率は
85%であった。
【0021】NMR、IRおよびマススペクトルのデー
タは下記の通りである。
【0022】1 H NMR 400MHz(CDCl3 )、δ値 9.91(s、1H、−CHO) 7.73〜7.02(m、4H、チオフェンのプロト
ン) 4.91〜4.90(d、2H、−CH2 OH) IR(KBr)cm-1 3300(OH) 1640(C=0) マススペクトル、m/e(相対強度) 224(M+ 、100) 207(M+ −OH、57) 195(M+ −CHO、22) 実施例3 5,5´−ジヒドロキシメチルビチオフェンの合成 (a)実施例2でえられた5−ヒドロキシメチル−5´
−ホルミルビチオフェン(0.2g)をエタノール(5
0ml)に溶解した。NaBH4 (0.1g)を室温で
添加し、ついで1時間攪拌した。えられた溶液を薄層ク
ロマトグラフィーで分析して、反応が完了したか否かを
調べた。反応終了後、H2 O(50ml)を添加し、エ
タノールを減圧下で除去したのち濾過を行い、えられた
固体生成物を再結晶させた。収率はほとんど定量的であ
り、生成物の融点は158〜160℃であった。NM
R、IRおよびマススペクトルのデータは下記の通りで
ある。
【0023】1 H NMR MHz(D6 −アセトン) 7.03〜6.87(m、4H、チオフェンのプロト
ン) 4.73(s、4H、−CH2 OH) IR(KBr)cm-1 3500〜3300(OH) 3050 2900、2850 1453、1415、1360、1230、1200、
1175 1055、1025、1002 880、870、795 マススペクトル、m/e(相対強度) 226(M+ 、100)、209(M+ −OH、73) (b)実施例2でえられた5−ヒドロキシメチル−5´
−ホルミルビチオフェン(0.6g)をテトラヒドロフ
ラン(以下、THFと称す)(30ml)に溶解し、N
aBH4 (0.16g)を添加した。その溶液を室温で
2時間攪拌した。THFを減圧下で除去した。えられた
白色固体を水で洗浄し、つぎに減圧下で乾燥した。収率
は定量的であった。生成物の融点は155〜156℃で
あった。
【0024】(c)実施例2でえられた5−ヒドロキシ
メチル−5´−ホルミルビチオフェン(0.5g)を、
エタノール(75ml)中NaBH4 (0.3g)で還
元した。えられた混合物を室温で3時間攪拌した。生成
した溶液を濃縮し、n−ヘキサンを添加して白色粉末の
生成物を結晶化させたのち濾過し、水で洗浄した。結晶
を減圧下で乾燥した。収率は定量的であった。生成物の
融点は155〜156℃であった。
【0025】(d)2−ヒドロキシメチル−5−ヨード
チオフェンを、DMF中、銅の粉末とともに還流させ
た。このウルマン反応によってもごく少量の5,5´−
ジヒドロキシメチルビチオフェンがえられた。
【0026】(e)2−アセトキシメチルチオフェンの
ウルマン反応によって5,5´−ジアセトキシメチルビ
チオフェンがえられた。これをアルカリ加水分解し、カ
ラムクロマトグラフィーで精製することにより、5,5
´−ジヒドロキシメチルビチオフェンをえた。収率は約
20%であった。
【0027】実施例4 5,5´−ジアセトキシメチルビチオフェンの合成 実施例3でえられた5,5´−ジヒドロキシメチルビチ
オフェン(0.23g)、ピリジン(1.2ml)およ
び無水酢酸(0.3ml)を混合し、攪拌し、一夜放置
した。つぎにその混合物を酢酸エチルで抽出し、ピリジ
ンと酢酸は弱酸と弱塩基で洗浄することによって除去し
た。前記の酢酸エチル溶液にシリカゲルの粉末を添加
し、ついで溶媒を減圧下で除去した。えられた粉末を用
いてシリカゲルカラムに加えてクロマトグラフィーを行
った。溶離液として酢酸エチル/n−ヘキサン(7/
3)を用いた。えられた白色結晶を、さらに、酢酸エチ
ル/n−ヘキサンの混合物で再結晶させた。生成物の融
点60℃であった。
【0028】IRおよびマススペクトルのデータは以下
の通りである。
【0029】IR(KBr)cm-1 1725(C=0) マススペクトル、m/e(相対強度) 310(M+ 、37) 251(M+ −CH3 CO2 、100) 192(M+ −2CH3 CO2 、34) 実施例5 5−サクシノイルオキシメチルビチオフェン 実施例1でえられた5−ヒドロキシメチルビチオフェン
(2.5g)を無水こはく酸(1.2g)とピリジン
(20ml)に入れて撹拌し、シリカゲル薄層クロマト
グラフィーでその反応が完了したことを確認したのち、
塩化水素で中和し、エチルアセテートによって飽和にな
るまで濃縮し、さらに大量のヘキサンを添加して標題化
合物を結晶化させ、白結晶(2.43g)をえた。融点
は112℃であった。
【0030】1H NMR(CDCl3 )、δ値 7.20〜6.90(m、5H、ビチオフェンのH) 5.23(S、2H、−CH2 O) 2.69〜2.61(m、4H、−COCH2 CH2
O−) IR(KBr)cm-1 3200〜2500(OH) 1720、1690(C=0) 実施例6 5−トシルオキシメチルビチオフェンの合成 実施例1でえられた5−ヒドロキシメチルビチオフェン
(2g)をピリジン(20ml)に溶かし、トシルクロ
リド(2g)を添加して4時間撹拌した。薄層クロマト
グラフィーで反応完了を認めたのち、炭酸水素ナトリウ
ム細粉を添加して撹拌したのち、ピリジンを減圧下で除
去し、残留した固体をシリカゲルカラムで分離精製し
た。収率は68%であった。
【0031】実施例7 5−アセトキシメチル−5´−ホルミルビチオフェンの
合成 実施例2でえられた5−ヒドロキシメチル−5´−ホル
ミルビチオフェン(0.2g)とピリジン(1ml)を
混合した。その混合物に、攪拌しながら、無水酢酸(1
ml)をゆっくり加えた。2時間後に、酢酸エチル(2
00ml)と水(50ml)を添加した。酢酸エチル層
を強塩基、強酸および水で洗浄したのちえられた生成物
を濃縮し、カラムクロマトグラフィーで精製した。溶離
液は酢酸エチル/n−ヘキサン(1/9)を用いた。わ
ずかに黄色を帯びた結晶がえられ、その結晶の融点は8
9〜91℃であった。収率は95%であった。
【0032】NMRおよびIRスペクトルのデータは以
下の通りである。
【0033】1 H NMR 400MHz(CDCl3 )、δ値 9.83(s、1H、−CHO) 7.64〜7.01(m、4H、チオフェンのプロト
ン) 5.20(s、2H、−CH2 OAc) 2.08(s、3H、−COCH3 ) IR(KBr)cm-1 1740、1660(C=O) 実施例8 5−スクシノイルオキシメチル−5´−ホルミルビチオ
フェンの合成 実施例2でえられた5−ヒドロキシメチル−5´−ホル
ミルビチオフェン(0.63g)、ピリジン(10m
l)および無水コハク酸(0.12g)を混合した。そ
の混合物を40℃で攪拌した。薄層クロマトグラフィー
を用いて反応が完了したことを確認したのち、希塩酸と
酢酸エチルを添加した。その酢酸エチル溶液を水で洗浄
してピリジンを完全に除いた。つぎに酢酸エチル層を無
水硫酸マグネシウムで脱水し、シリガゲル層を通じて濾
過した。溶媒を除いたのち、生成物を酢酸エチル/n−
ヘキサンで再結晶させてわずかに黄色を帯びた結晶
(0.6g)をえた。融点は127℃であった。
【0034】NMRおよびIRスペクトルのデータは以
下の通りである。
【0035】1 H−NMR 400MHz(CDCl3 )、δ値 9.84(s、1H、−CHO) 7.65〜7.02(m、4H、チオフェンのプロト
ン) 5.25(s、2H、−CHO−) 2.72〜2.64(m、4H、−COCH2 CH2
O−) 2.40(br、OH) IR(KBr)cm-1 3200〜2500(OH) 1730、1705、1650(C=O) 参考例B 5−ホルミルテルチオフェンおよび5,5´−ジホルミ
ルテルチオフェンの合成 50mlの三つ口フラスコの中に、DMF(15ml)
とPOCl3 (1.03ml)を入れて、窒素雰囲気下
で数分間撹拌したのち、2.48gα−テルチオフェン
/DMF溶液をゆっくり滴下すると共に、温度を70℃
までに上昇させ、溶液の滴下が完了したのち、温度を1
10℃まで上昇して約2.5時間反応させる。つぎに室
温まで冷却して、クロロホルム(100ml)を添加し
て抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮して、シ
リカゲルクロマトグラフィーによって分離精製した。
【0036】(1)精製された固体をクロロホルム:n
−ヘキサン=1:4で溶出して5−ホルミルテルチオフ
ェン(1.94g)をえた。収率は74.2%であり、
融点は141〜142℃であった。
【0037】(2)クロロホルム:n−ヘキサン:エチ
ルアセテート=38:1:1で溶出して、5,5´−ジ
ホルミルテルチオフェン(0.13g)をえた。収率は
4.3%であり、融点は219〜220℃であった。そ
の他のα−テルチオフェン(0.13g)を回収した。
【0038】紫外線最大吸収の波長は5−ホルミルテル
チオフェンのばあいは400nm、5,5´−ジホルミ
ルテルチオフェンのばあいは410nmであった。
【0039】IR(KBr)cm-1 5−ホルミルテルチオフェン 1649(C=O) 2930(C=H) 5,5´−ジホルミルテルチオフェン 1649(C=O) 実施例9 5,5´−ジスクシノイルオキシメチルビチオフェンの
合成 実施例3でえられた5,5´−ジヒドロキシメチルビチ
オフェン(0.5g)、ピリジン(10ml)および無
水コハク酸(2g)を混合した。その混合物を40℃で
攪拌した。薄層クロマトグラフィーを用いて反応が完了
したことを確認したのち、酢酸エチルを添加して生成物
を抽出した。その酢酸エチル層を希塩酸と水で洗浄して
ピリジンを完全に除去した。生成物をシリガゲル粉末層
を通じて濾過し、酢酸エチル/n−ヘキサンで再結晶さ
せた。白色結晶(0.45g)をえた。その結晶の融点
は137℃であった。
【0040】NMRおよびIRスペクトルのデータは以
下の通りである。
【0041】1 H−NMR 400MHz (CDCl3 )、δ値 7.00〜6.90(m、4H、チオフェンのプロト
ン) 5.28〜5.23(m、4H、−CH2 O−) 4.78〜4.75(m、4H、−CH2 O−) 2.69〜2.64(m、8H、−CO−CH2 CH2
−CO−) IR(KBr)cm-1 3600〜2500(OH) 1718、1688(C=O) 実施例10 5,5´−ジメトキシメチルビチオフェンの合成 実施例3でえられた5,5´−ジヒドロキシメチルビチ
オフェン(1.5g)を無水メタノール(20ml)に
溶かし、オキシ塩化リン(POCl3 )(0.1ml)
を含む無水メタノール(3ml)を添加して、室温下で
3時間撹拌したのち、炭酸水素ナトリウム細粉を添加
し、さらに30分間撹拌してから濾過し、えられた濾液
のメタノールを減圧下で除き、残された固体をシリカゲ
ルカラムで分離精製した。精製物は液状オイルであり、
収率は85%以上である。
【0042】1H−NMR(CDCl3 )、δ値 7.01(d、2H、J=3.6Hz) 6.88(d、2H、J=3.6Hz) 4.57(s、4H) 4.39(m、6H) 実施例11 5−ヒドロキシメチルテルチオフェンの合成 参考例B(1)でえられたα−T(テルチオフェン)−
CHO(0.5g)をTHF(20ml)の中に溶か
し、室温で撹拌し、さらにNaBH4 (0.034g)
を添加して2時間反応させ、α−T(テルチオフェン)
−CHOが完全に分解されたのち、50mlの水をゆっ
くりと添加してクロロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥して濾過濃縮したのち、淡黄色の粉末をえ
た。収率は97%であった。
【0043】紫外線最大吸収の波長は355nmであっ
た。
【0044】IR(KBr)cm-1 3500〜3076(OH) 3061(C=C−O)、2950(CH2 ) 1060(C−O)1 H−NMR(DMSO)、δ値 4.60(2H、d、−CH2 −、J=6) 5.52(−OH、J=6) 6.91(1H、Hs 、d、J=4) 7.09(1H、H4 、dd、J=3、5、4) 7.15(1H、H4 −or3、d、J=4) 7.20(1H、H3 −or4、d、J=4) 7.24(1H、H4 、d、J=4,0) 7.31(1H、H3 、d、d、J=1、4) 7.51(1H、H3 、d、J=4) Mass:m/e 278(M+ ) 実施例12 5−ヒドロキシメチル−5″−ホルミルテルチオフェン
の合成 窒素気流下および氷浴下で、POCl3 (1ml)をD
MF(30ml)にゆっくり加えた。その溶液を1時間
攪拌したのち、実施例11でえられた5−ヒドロキシメ
チルテルチオフェン(0.5g)のDMF溶液(20m
l)をゆっくり滴下して加えた。えられた混合物を室温
で30分間攪拌し、つぎに温度を60℃まで上昇させ
て、さらに2時間攪拌した。その反応溶液を炭酸カリウ
ム氷水溶液(ice aqueous potassium carbonate solutio
n)に注入した。えられた溶液を酢酸エチル300mlで
抽出し、その抽出液を無水硫酸マグネシウムで脱水し
た。溶媒を減圧下で除き、残渣の固体をカラムクロマト
グラフィーで精製した。溶離液は酢酸エチル/n−ヘキ
サン(3/7)を用いた。その結果、オレンジ色の結晶
がえられ、その融点は176〜177℃であった。収率
は80%であった。
【0045】NMR、IRおよびマススペクトルのデー
タは以下のとおりである。
【0046】1 H NMR 400MHz(CDCl3 )、δ値 9.86(s、1H、−CHO) 7.65〜6.91(m、6H、チオフェンのプロト
ン) 4.80(s、2H、−CH2 OH) IR(KBr)cm-1 3400(OH) 1660(C=O) マススペクトル、m/e(相対強度) 306(M+ 、100) 289(M+ −OH、56) 実施例13 5−ヒドロキシメチル−5″−(1−ヒドロキシプロピ
ル)テルチオフェンの合成 実施例12でえられた5−ヒドロキシメチル−5″−ホ
ルミルテルチオフェン(0.5g)を無水THF(50
ml)中に溶解した。そのTHF溶液に、窒素雰囲気下
で、計算量より少し過剰量の2.0M 臭化エチルマグ
ネシウムを添加した。えられた溶液を室温で3時間攪拌
した。前記反応溶液に塩化アンモニウム水溶液を添加し
て加水分解し、生成物を集め、分離してカラムクロマト
グラフィーで精製した。溶離液は酢酸エチル/n−ヘキ
サン(3/7)溶液を用いた。溶離液を濃縮してオレン
ジ色の粉末(0.3g)をえた。融点は131〜132
℃であった。
【0047】NMRおよびIRスペクトルのデータは次
の通りである。
【0048】
【化3】
【0049】実施例14 5−エトキシメチルテルチオフェンの合成 参考例B(1)でえられた5−ホルミルテルチオフェン
(0.3g)を、攪拌しながら室温でエタノール(10
ml)に溶解した。その溶液にNaBH4 (0.04
g)をゆっくり添加した。約20分後に溶液が透明にな
ってから、希塩酸を泡立ちが止まるまでゆっくり添加し
た。攪拌を約2時間続け、ついでクロロホルムで抽出
し、つぎにシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付
し、溶離液酢酸エチル/n−ヘキサン(1/19)を用
いて溶出した。生成物をクロロホルム/酢酸エチル混合
物で再結晶させて、わずかに黄色を帯びた結晶(融点7
6〜77℃)をえた。収率は約41%であった。
【0050】収率は、エタノールの代わりに無水エタノ
ールを用い、かつ、希塩酸の代わりに濃塩酸を用いるこ
とによって、85%以上に増大させることができた。さ
らに具体的には、まず、5−ホルミルテルチオフェン
(0.2g)を室温で無水エタノール(15ml)に溶
解した。その溶液に、0.03ml濃塩酸/無水エタノ
ール混合物(無水エタノール10ml中に濃塩酸0.3
ml含有)を加えた。2時間攪拌したのち、0.8gの
炭酸水素ナトリウムを添加し、攪拌を30分間続け、つ
ぎに濾過した。エタノールを減圧下で除き、えられた5
−エトキシメチルテルチオフェンをシリカゲルのクロマ
トグラフィーで精製した。
【0051】NMR、IRおよびマススペクトルのデー
タは以下の通りである。
【0052】1 H NMR 400MHz(CDCl3 )、δ値 7.20〜6.87(m、7H、チオフェンのプロト
ン) 4.62(s、2H、−CH2 OC2 5 ) 3.55(q、2H、−CH2 OCH2 CH3 ) 1.25(t、3H、−OCH2 CH3 ) IR(KBr)cm-1 3050(芳香族CH) 2971、2852(飽和CH) 1091(−C−O−) マススペクトル、m/e(相対強度) 306(M+ 、100) 261(M+ −OC2 5 、33) 実施例15 5,5″−ジヒドロキシメチルテルチオフェンの合成 参考例B(2)でえられた5,5″−ジホルミルテルチ
オフェン(1g)をTHF(150ml)中に添加し
た。温度を50℃まで上昇させて前記溶質を完全に溶解
させ、つぎにNaBH4 (0.25g)を添加し、50
℃にて3時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去した。酢酸
エチルと水を添加して、残渣の固体を溶解した。生じた
酢酸エチル層を水で洗浄し、つぎに無水の硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。酢酸エチル層を濾過し、濃縮してわず
かに黄色を帯びた固体(0.95g)をえた。この固体
をアルコールから再結晶させた。えられた生成物の融点
は183〜183℃であった。
【0053】NMRおよびマススペクトルのデータは以
下の通りである。
【0054】1 H NMR 400MHz(CDCl3 )、δ値 7.04〜6.89(m、6H、チオフェンのプロト
ン) 4.79(d、4H、−CH2 OH) 1.51(br.s.、OH) マススペクトル、m/e(相対強度) 308(M+ 、58) 306(M+ −2H、100) 実施例16 5−ヒドロキシメチルテトラチオフェンの合成 0.51mM 5−ホルミルテトラチオフェン(180
mg)をTHF(10ml)に溶解した。つぎにNaB
4 (0.1g)を添加し、室温で2時間攪拌した。続
いてCH2 Cl2 で抽出したのち水で洗浄(10ml×
2回)し、シリカゲルで脱水、濾過した。えられた生成
物をTHF/n−ヘキサンで再結晶させてオレンジ色の
固体(150mg)をえた。その融点は216℃であっ
た。
【0055】IRおよびマススペクトルのデータは下記
の通りである。
【0056】IR(KBr)cm-1 3620、3300(br)(OH) 3030(芳香族H) 2925、2850(飽和H) 830(ポリチオフェン) マススペクトル、m/e(相対強度) 360(M+ 、100)、344(21) 試験例 マウスTリンパ球の増殖応答 Tリンパ球のコロニーの増殖応答を、H3 −チミジン取
込み量に基づいて評価した。雄のC3H/Heマウス由
来の新しい脾臓細胞(1×106 細胞/ml)を、0.
1mM 可欠アミノ酸、2×10-6M 2−メルカプト
エタノール、100単位/ml ベンジルペニシリン、
100μg/ml ストレプトマイシン、10% 熱非
働化ウシ胎児血清(FCS)および3μg/ml(最終
濃度)コンカナバリンA(シグマ(Sigma) 社製)を含有
するRPMI−1640からなる培地に懸濁した。その
懸濁液180μlを、0.01、0.1、1、10μg
/mlの各試験化合物溶液または精製水が入っている平
底マイクロプレートのウェル(コスター(Costar)社製)
にそれぞれ添加した。試験化合物は表1に示したものを
用いた。続いて5% CO2 を含有する湿潤大気中、3
7℃で3日間インキュベートした。つぎに、0.2μC
i H3 −チミジンを、細胞を回収する18時間前に各
ウェルに添加した。取込まれた放射能を液体シンチレー
ションカウンターを用いて測定した。これらの試験を4
回づつ行った。
【0057】結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1に示すように、8種の試験化合物はす
べて、ある投与量においてTリンパ球の増殖を刺激する
効力があることを示した。
【0060】一方、顆粒球マクロファージコロニーの増
殖応答も、H3 −チミジン取込み量に基づいて評価し
た。
【0061】マウス繊維芽細胞L929用調整培地を、
ハイネス(Hines)が報告した方法を少し改変した
方法により作製した(ハイネス デー、リキッド アキ
ュミュレイション アンド プロダクション オブ コ
ロニー−スティムレイティング アクティビティー バ
イ ザ 266エイデー セル ライン ディライブド
フロム マウスズ ボーン マロウ(Liquid accumula
tion and productionof colony-stimulating activity
by the 266AD cell line derived from mouse's bone
marrow)、ブラッド(Blood) 61巻、 397〜402 頁、19
83年))。L929細胞(1×106 細胞)を、75
sqcm2 の組織培養フラスコに移植し、10% FCS
とともに空気中に5% CO2 含有の条件下で37℃に
て5日間培養した。コンフルエントな細胞を新しい培地
で培養し、24時間後にその調整培地を除去し、ミリポ
ア(Millipore)の0.22メンブランで濾過し、使用す
るまで20℃で保存した。
【0062】雄のC3H/Heマウスを頸部脱臼により
殺した。培養用としておよび顆粒球・マクロファージ前
駆細胞として大腿骨骨髄細胞を、26ゲージの針を使っ
てRPMI1640培地で大腿骨の骨髄腔をフラッシュ
することによってえた。この細胞(4×105 細胞/m
l)を、5×10-6M 2−メルカプトエタノール、1
00単位/ml ベンジルペニシリン、100μg/m
l ストレプトマイシン、5% 熱非働化ウシ胎児血清
および5%v/v(最終濃度)マウス繊維芽細胞L92
9用調整培地を含有するRPMI1640からなる培地
で培養した。前記と同様に各試験化合物溶液性が入って
いるかまたは入っていない平底のマイクロプレートのウ
ェル(コスター社製)にこの培養液180μlを添加
し、5%CO2 含有の湿潤大気中、37℃で4日間イン
キュベートした。試験化合物は表2に示したものを用い
た。次に0.4μCi H3 −チミジンを各ウェルに添
加し、18時間後に細胞を回収した。回収した細胞は3
回凍結融解を行い、集めて、多重自動細胞回収装置中で
通常の生理食塩水および冷却した5%トリクロロ酢酸溶
液(イー メルク(E.Merk)社製、ダルムシュタット、
独)で洗浄した。取込まれた放射能を液体シンチレーシ
ョンカウンターで測定した。検定はすべて4回づつ行っ
た。
【0063】
【表2】
【0064】表2に示すように、4種の化合物はすべ
て、ある投与量で食細胞の増殖を刺激する効力があるこ
とが示された。
【0065】前記の説明から、当該技術分野の当業者
は、本発明の必須の特徴を容易に確認することができ、
かつ本発明の思想と適用範囲を逸脱することなく、本発
明を種々変更、改変して各種の用途と条件に適合させる
ことができる。
【0066】
【発明の効果】本発明の化合物はTリンパ球またはマク
ロファージなどの免疫担当細胞の増殖を調節する免疫調
節作用を有する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−158555(JP,A) CHEM.BER.,VOL.103 NO.3(1970)P.834−841 SYNTH.COMMUN.,VO L.19 NO.1−2(1989)P.307 −316 J.CHEM.RES.,SYNO P.,VOL.7(1991)P.166 J.CHEM.SOC.,CHEM. COMMUN.,VOL.14(1993) P.1160−1162

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、nは2、RおよびR 1 はH、R 2 はC 2-6 アルキ
    ル、C 1-6 アシル(ただし、COCH 3 、COC 3 5 およ
    びCOC 4 9 をのぞく)またはトシルを表わす;nは
    3、RおよびR 1 はH、R 2 はC 1-6 アルキル、C 1-6 アシ
    ル(ただし、COCH 3 、COC 3 7 およびCOC 4 7
    をのぞく)またはトシルを表わす;nは4、RおよびR
    1 はH、R 2 はH、C 1-6 アルキル、R 1-6 アシルまたはト
    シルを表わす;またはnは2、3または4、RはCH
    O、C36OHまたはCH(R1)・OR2(式中、R1
    はH、R2はH、C1-6アルキル、C1-6アシルまたはト
    シルを表わす)を表わす)で示されるヒドロキシメチル
    ポリチオフェン誘導体。
  2. 【請求項2】 R2 がメチル、エチル、アセチル、スク
    シノイル基である請求項1記載のヒドロキシメチルポリ
    チオフェン誘導体。
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J.CHEM.SOC.,CHEM.COMMUN.,VOL.14(1993)P.1160−1162
SYNTH.COMMUN.,VOL.19 NO.1−2(1989)P.307−316

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