JP2636864B2 - 免疫グロブリンeに対するポリペプチド競争体 - Google Patents

免疫グロブリンeに対するポリペプチド競争体

Info

Publication number
JP2636864B2
JP2636864B2 JP62503943A JP50394387A JP2636864B2 JP 2636864 B2 JP2636864 B2 JP 2636864B2 JP 62503943 A JP62503943 A JP 62503943A JP 50394387 A JP50394387 A JP 50394387A JP 2636864 B2 JP2636864 B2 JP 2636864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ser
thr
leu
arg
pro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62503943A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01503353A (ja
Inventor
ジェイ グールド,ハンナ
エイ ヘルム,バージット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3 AI RISAACHI ETSUKUSUPUROITEESHON Ltd
Original Assignee
3 AI RISAACHI ETSUKUSUPUROITEESHON Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3 AI RISAACHI ETSUKUSUPUROITEESHON Ltd filed Critical 3 AI RISAACHI ETSUKUSUPUROITEESHON Ltd
Publication of JPH01503353A publication Critical patent/JPH01503353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2636864B2 publication Critical patent/JP2636864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ヒトの免疫グロブリンE(IgE)に対する
ポリペプチド競争体(competitor)に関する。より詳細
には本発明は、次のようなポリペプチドに関する。即
ち、ヒトの細胞(特にマスト細胞及び好塩基球)に存在
するIgEに対する高親和性Fcレセプタ部位に特異的に結
合する能力を持ち、これにより、抗原特異IgEが抗原の
存在下で該レセプタ部位に結合及び架橋結合した時に起
きる生物反応(エキソサイトーシスまたは顆粒減少等)
を抑制するポリペプチドである。また本発明は、このよ
うなポリペプチドを有効成分とする調合薬に関する。更
に本発明は、遺伝学的に変異した細菌を用いたこのよう
なポリペプチドの生成方法に関する。
背景技術 ヒトの免疫系におけるIgEの主な役割は、寄生生物に
対する免疫を提供することにあると考えられている。し
かしながらIgEは、タイプI過敏症(枯草熱やぜん息等
の症状の発現をもたらすアレルギー反応)を媒介する。
簡潔にいえば、アレルギー反応のメカニズムは、通常は
無害な抗原(花粉等)への遭遇時に、B−細胞によって
抗原特異IgEの合成が開始されるというものである。こ
の抗原特異IgEは、次にFc領域を介してマスト細胞のレ
セプタ部位に結合する。その後、再びこの抗原に遭遇す
ると、メディエイタ(主にヒスタミン)を放出するマス
ト細胞の脱顆粒反応(degranulation)を誘発し、その
結果、タイプI過敏症の特徴である急性の炎症症状が起
こる。
構造的にはIgEは、他の免疫グロブリンと同様に、2
本のH鎖と2本のL鎖とを含んでいる。イプシロンH鎖
は、5つのドメイン(可変ドメインVHと定常ドメインCH
1からCH4)を有している。IgEの分子量は約188,000であ
り、H鎖はそのうちの約72,500を占めている。H鎖は、
約550個のアミノ酸残基が配列(シーケンス)したもの
である。
ペプチド配列(シーケンス)した330個のアミノ酸
(ベーニッヒ氏によるProgress in Immunology II、第
1巻、1974年7月、49〜58頁記載の番号付けによれば、
IgEのイプシロンH鎖のアミノ酸残基218番から547番に
相当するもの)は、ヒトのマスト細胞からのメディエイ
タの放出に対して抑制効果を有していることが報告され
ている(Nature誌第315巻、1985年、No.6020、577〜578
頁)。この330個のアミノ酸配列は、2本のアミノ酸の
鎖(各々アミノ酸330個分の長さであり、ジスルフィド
結合により配列している)から成る二重体として存在し
ている。
米国特許第4171299号及び4161522号は、ヒトのIgEのF
c領域のアミノ酸265番から537番の部位(ベーニッヒ氏
の分類命名法[上記Nature誌を参照のこと]による)か
ら選択した3個ないし10個のアミノ酸の配列を含んだオ
リゴペプチドが、マスト細胞のFcレセプタを遮断し(bl
ock)、これによって脱顆粒反応及びメディエイタ(ヒ
スタミン等)の放出を抑制する、ということを開示して
いる。これらのオリゴペプチオのうち最も活性が強いも
のは、IgEのH鎖のアミノ酸配列320番から324番から誘
導されたペンタペプチドAsp−Ser−Asp−Pro−Arg(ヒ
ト免疫グロブリンEポリペプチド[HEPP]と呼ぶ)であ
ることが確認されている。元のIgEでは、アミン酸322番
はアスパラギンである。しかし、この米国特許には、ア
スパラギン酸によるアスパラギンの置換が、Fcレセプタ
遮断活性の大幅な増進をもたらす、ということが示唆さ
れている。
上記特許では、ベーニッヒ氏の研究成果である配列全
体(Progress in Immunology II、第1巻、1974年7
月、49から58頁)が引用されており、その配列の位置32
2番にアスパラギン酸が示されている。しかし、ベーニ
ッヒ氏自身、その位置にはアスパラギンが存在するとい
うことを後に主張している(Int.Arch.Allergy Appl.Im
munol.53、459)。またベーニッヒ氏は、ペプチドAsp−
Ser−Asp−Pro−ArgとAsp−Ser−Asn−Pro−Argのいず
れも、Fcレセプタ遮断活性を有していないということを
報告している。遺伝子配列の測定により、アミノ酸322
番はアスパラギン酸ではなくアスパラギンであることが
明らかになっている。ヨーロッパ特許出願第102634号で
は、アスパラギン酸ではなくアスパラギンが位置322番
に正しく引用されている。
更に、HEPPの特異活性は低いので、有意の生理学的効
果を奏させるためには極端に多量のHEPPの投与が必要で
ある、ということも報告されている。
IgEイプシロン鎖の断片の合成を、大腸菌の中で、IgE
鎖の適当なドメインの遺伝情報を指定するDNA配列のク
ローン化及び発現によって行い得る、ということが知ら
れている(Eur.J.Immunol.1985年、15:966から969頁及
びProc.Natl.Acad.Sc.USA、第81巻、1984年、2955から2
959頁)。
発明の開示 本発明の目的の1つは、抗アレルギー治療で用いる新
規なペプチドを提供することにある。
本発明によれば、ヒト免疫グロブリンE(IgE)に対
するポリペプチド競争体であって、次のような配列を持
つアミノ酸の単量体の鎖を含んだものが提供される。
Gln−Lys−His−Trp−Leu−Ser−Asp−Arg−Thr−Tyr−
Thr−Cys−Gln−Val−Thr−Tyr−Gln−Gly−His−Thr−
Phe−Glu−Asp−Ser−Thr−Lys−Lys−Cys−Ala−Asp−
Ser−Asn−Pro−Arg−Gly−Val−Ser−Ala−Tyr−Leu−
Ser−Arg−Pro−Ser−Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−Ile−
Arg−Lys−Ser−Pro−Thr−Ile−Thr−Cys−Leu−Val−
Val−Asp−Leu−Ala−Pro−Ser−Lys−Gly−Thr−Val−
Asn−Leu−Thr−Trp−Ser−Arg 上記76個のアミノ酸のコア配列は、ヒトIgEに対する
高親和性レセプタ部位と結合する能力がある。この配列
(第2図で1番から298番として番号付けされたもの)
は、ヒトIgEのH鎖の301番から376番の残基(ベーニッ
ヒ氏の分類命名法による)にわたるアミノ酸配列に相当
している。
更に、このコア配列は、該配列を開始(X−)及び終
了(−Y)させ且つ該配列の3′及び/または5′末端
と共有結合するアミノ酸の短配列を持っていてもよい。
この短配列は、IgEレセプタとの結合には関与せず、生
理学的には無害である。
更に本発明によれば、次のようなヌクレオチド配列を
持つDNAが提供される。
CAG AAG CAC TGG CTG TCA GAC CGC ACC TAC ACC TGC CAG GTC ACC TAT CAA GGT CAC ACC TTT GAG GAC AGC ACC AAG AAG TGT GCA GAT TCC AAC CCG AGA GGG GTC AGC GCC TAC CTA AGC CGG CCC AGC CCG TTC GAC CTG TTC ATC CGC AAG TCG CCC ACG ATC ACC TGT CTG GTC GTC GAC CTG GCA CCC ACC AAG GGG ACC GTG AAC CTG ACC TGG TCC CGG また本発明は、DNAが上記ヌクレオチド配列を含んで
いる形質転換細胞を提供する。形質転換細胞の宿主は、
大腸菌であるのが好ましい。
この形質転換細胞は、プラスミドpE2−3を寄生させ
た大腸菌N4830(1986年7月1日にロンドンのNational
Collection of Type Culturesに寄託された寄託番号NCT
C11993のもの)であるのが最も好ましい。
更に本発明は、次のようなベクターを提供する。即
ち、DNAが上記のように定義されており、ベクター内で
のこのDNA断片の配向が、宿主中でこのDNA断片の表現に
よりポリペプチドが生成されるようなものであるベクタ
ーである。また本発明は、上記ベクターによって形質転
換された宿主生体を提供する。
更に本発明によれば、上記ポリペプチドを生成する方
法が提供される。この方法は、上記宿主生体を培養する
過程と、この培養物からポリペプチドを単離する過程と
を含んでいる。
この方法を用いる場合、結果として生じたポリペプチ
ド生成物は、上記X基及びY基を含んでいるかもしれな
い。もし必要または希望があれば、これらの基を、標準
的な化学分解処理によってアミノ酸のコア配列から除去
してもよい。しかし、生理学的に無害なので、強いてこ
れらの基を除去しなければならない理由はない。後述す
る例では、「X」で表される基は、NH2−Met−Asp−で
あり、「Y」で表される基は、−Leu−Ile−Asnであ
る。
あるいは、上記ポリペプチドを周知の化学的合成法に
よって合成してもよい。
また本発明は、上記ポリペプチドを有効成分とする調
合薬を含んでいる。
この調合薬には、適宜の仕方での上記ポリペプチドの
投与(例えば鼻孔からの投与)を可能にする基剤(carr
ier)をも含めてよい。
本発明に係るポリペプチドを、他の治療または診断薬
(即ち他の分子)に共有結合または会合させてもよい。
そうすれば、IgEに対する高親和性レセプタを持つ細胞
がその治療または診断薬の標的になるようにポリペプチ
ドが作用する、とう効果がもたらされる。
例として、本発明に係るポリペプチドのコア配列は、
IgEのイプシロン鎖定常領域の第2及び第3のドメイン
を橋かけ結合する。従来の研究(J.Immunol 114.1838、
1975年、及びImmunol.Rev.41.3.1978年)は、第2のド
メイン及び第4のドメインの両方が結合部位の形成のた
めに必要であると推論している。従って、CH2ドメイン
またはCH3ドメインに大きな欠失があるか、CH4ドメイン
全体が欠失しているか、またはこれらの欠失の組み合わ
せが存在するポリペプチドに関しては、元のIgEの結合
能力に匹敵する結合能力が生じるということは予想され
ていなかった。
本発明に係る単量体ポリペプチドが、マスト細胞や好
塩基性体の高親和性レセプタへの結合能力を有している
ということは、全く驚くべきことである。第1に、この
鎖が単量体であるという事実は、思いがけないものであ
る。何故なら、ペプチド鎖の合成後には、該鎖の位置32
8番(第2図の28番)のシステインによりただちにペプ
チド鎖同士の自発的な二量体化が起こるであろうと予想
されていたからである。位置241番及び328番のシステイ
ンは、既にIgEにおけるイプシロン鎖間ジスルフィド結
合に関与している。システインを位置328番に含んだ単
量体ポリペプチドが存在するという驚くべき事実は、一
つの説明として、IgEのインプシロン鎖間ジスルフィド
対合が、従来考えられていたような同型(AA、BB)のも
のではなく異型(2AB)のものではないかということを
示唆するものである。第2に、単量体ポリペプチドが結
合活性を持つという事実は、全く思いがけないものであ
る。何故なら、マスト細胞のレセプタ部位での結合によ
ってエキソサイトーシスを誘発するためには2本のイプ
シロン鎖が必要である、と従来考えられていたからであ
る。同じ研究からは、位置328番でのイプシロン鎖間結
合が解かれたときには、一層耐性のあるジスルフフィド
鎖間結合により共有結合を維持した鎖がこの2つのシス
ティンを位置241番で結合していると考えられるにもか
かわらず、結合活性の喪失が発見されている。本発明に
係るポリペプチドは、ヒトのIgE中に存在する3つの免
疫グロブリンドメインのうちのいずれのドメインの形成
にとって必要な配列をも欠いている。従って本発明は、
この二量体構造が、マスト細胞の高親和性レセプタによ
る識別にとってそっくりそのまま不可欠なわけではな
い、ということを指摘するものである。
本発明の係るコア配列の大きさは、IgEのH鎖のFc領
域の大きさの4分の1未満である。このポリペプチドの
アミノ酸配列は、CH2ドメインのC端部及びCH3ドメイン
のN端部に及んでおり、これら2つのドメインおよびそ
の間のいわゆる「ヒンジ」から、ベータ−ターンを取り
入れている。
遺伝子的に変位した大腸菌(コアアミノ酸配列の遺伝
情報を指定するDNA挿入物を含んだもの)を用いたこの
ポリペプチドの生成法を、以下の例において説明しよ
う。
発明を実施するための最良の形態 実施例 ヒト骨髄腫細胞系統266B1(既にベーニッヒ氏もこの
細胞系統を用いている[Prog.in Immmunol.第I巻、Nor
th Holland Publishing Company、49〜58頁、1974
年])には、容易にクローン化できる機能的イプシロン
遺伝子配列が含まれている。
IgEの周知のアミノ酸配列には、266B1細胞系からcDNA
(捕体DNA)ライブラリーをみつけるオリゴヌクレオチ
ドプローベ(探索子)の生成のために必要な全情報が備
わっていた。元の細胞系統では、細胞106個につき48時
間あたり2ないし7マイクログラムのIgEを合成した。
懸濁液培養でのこの細胞系の増殖及び成長への適応の
間、IgEの合成は明らかに減退し、細胞106個につき48時
間あたり約20ナノグラムのIgEしか合成されなかった。I
gE合成の確認は、培養中の蛋白質の標識付けと、抗ヒト
IgEFc抗血清によって培養の上澄から沈澱した断片のSDS
ポリアクリルアミドゲル電気泳動とによって確認され
た。抗ヒトラムダL鎖抗血清によって沈澱した断片の同
様な分析により、分泌された免疫グロブリン中のIgE会
合ラムダL鎖に対する単量体の20倍超過の存在が立証さ
れた。細胞系266B1中ではイプシロン遺伝子の表現は乏
しいにもかかわらず、mRNA(伝令RNA)のレベルは、cDN
Aの合成及びクローニングの仕事のために十分なレベル
である。
全RNAが266B1細胞から抽出され、mRNAがオリゴ−dTク
ロマトグラフィーによって精製された。完全なイプシロ
ン鎖mRNAの存在が、次のようなポリペプチド鎖への翻訳
によって立証された。即ち、ヤギの抗ヒトIgEにより免
疫沈降し、且つ、SDSポリアクリルアミドゲル中におけ
る予想電気泳動移動度が、66,000ドルトンのグリコシル
化していないヒトのイプシロン鎖と一致しているポリペ
プチド鎖である。このイプシロン鎖mRNAが、庶糖勾配遠
心分離により、10倍濃縮された。様々な画分におけるイ
プシロン鎖mRNAの相対濃度の測定が、翻訳のアッセイ
と、予期された長さのcDNAのオリゴヌクレオチドをプラ
イマーとして使用した合成との両方によって行われた。
二重螺旋cDNAが、通常の製法を用いて酵素的に合成さ
れた。このcDNAは、リンカーによりプラスミドベクター
中の適当な制限部位に組み込まれ、大腸菌に形質転換し
た。
11個のヌクレオチドから成るオリゴヌクレオチドプロ
ーベが、通常のアミノ酸配列法により予め決定された蛋
白質のアミノ酸配列に基礎づいて設計され、化学合成さ
れた。このプローベ自体には、cDNAのクローンを検出さ
れなかったが、cDNAの合成のための申し分ないプライマ
ーとして役立ち、DNA配列決定による追加の配列情報の
獲得を可能にした。ヌクレオチド22個分の長さの新たな
プローベが、この配列に基づいて構成された。この一層
長いプローベは、合計500個の中から5個の陽性(ポシ
ディブ)cDNAクローンを検出した。この陽性クローンの
cDNA挿入物が、適宜の制限エンドヌクレアーゼによる消
化によって切断された。切断されたこの挿入物の長さ
は、0.6ないし2.0kbの範囲にあることがわかった。その
うちの最も長い2kbの挿入物(PJJ71と呼ぶ)だけが、徹
底的な特徴付けをされた。この挿入物は、mRNAの5′及
び3′非翻訳領域に相当した配列と、アミノ酸20個から
成るアミノ末端分泌ペプチド及び完全に成熟したイプシ
ロン鎖をコードする配列と、を含んでいる。
添付図面を参照して、該図面は、プラスミドpE2−3
の誘導を示している。この表現型プラスミドは、本発明
に係るポリペプチドの合成を管理する。ヒトイプシロン
DNAをコードする配列は、可変領域及び4つの定常領域C
1からC4を示す囲み線Vによって表されている。切れ目
のない矢は、下流にクローン化された配列の転写を媒介
する誘導性プロモータを示す。ptac−85とその誘導体pE
49には、tacプロモータが存在している。ラムダP1プロ
モータが、ベクターpAS1及び組換体pASE1及びpE2−3に
よって用いられる。pE2−3の合成DNA翻訳ターミネータ
は、配列5′−GCTTAATTAATTAAGC−3′を持っている。
大腸菌中でのポリペプチドの表現は、PJJ71中でクロ
ーン化したイプシロンFccDNAの3つのサブクローニング
によって達成された。第1に、Sal I−Pvu II断片(イ
プシロンFcと約40の塩基対の翻訳されない配列とに相
当)が、S1ヌクレアーゼによる消化の後、ptac−85の一
杯になったNco I部位に結紮される。その結果生じたプ
ラスミドpe49は、イプシロンFcの表現を管理し、先端を
切ったflanking配列の3′端部に均一なSil I部位を導
入する。第2に、pe49(Sac Iにより線状にされ、二重
らせんエキソヌクレアーゼBa131で処理されたもの)
が、sal Iにより再び分割され、イプシロンFcのアミノ
酸301から547番に相当するDNA断片がpAS I内に、サブク
ローン化された。PAS Iは、断片をpe49から境界付けす
るものに対する融和性の終点を持たせるために、BamH I
及びSii I制限酵素で予め処理されていた。結果として
生じたプラスミドpASelは、第3及び第4のドメインと
第2のドメインの一部とを含むイプシロン断片のアミノ
酸301からの合成を管理した。第3に、pASelの表現生成
物は、アミノ酸375に相当する位置で、Sma I部位でクロ
ーン化したDNAに翻訳終結信号を導入することにより、
そのカルボキシ末端で小さくされた。構造物pE2−3
が、Sma Iで線状にされたpASE I DNAに対する全部の3
つの読み取りフレーム内に翻訳停止コードンを含んだ合
成DNA断片の鋭い結紮(bluntligation)によって発生し
た。
本発明に係るポリペプチドは、pE2−3を寄生させた
大腸菌N4830株が誘導条件の下で成長したときに得られ
た。発現は、ラムダPLプロモータからの転写を止めるラ
ムダc Iリプレッサによって制御される。大腸菌N4830株
は、30℃で活性を有し42℃で不活性になる不耐熱性のc
Iレセプタを含んでいる。N4830/P2−3の培養は、非誘
導状態の下で30℃で、0.8のA600にまで成長せしめられ
た。そしてこの密度で、65℃の等量の媒体を加えること
によって熱的衝撃を与えた。リプレッサー(抑制因子)
による不活性化の後、その培養は、30℃で更に3時間成
長させられ、それから収穫された。この培養の溶解物
(lysate)の電気泳動により、10Kのペプチドの存在が
明らかになった(誘導がない場合には存在しない)。こ
のペプチドは、Coomasie染色によって目に見えるように
なり、遺伝学的にはイプシロン誘導体であることがウエ
スタンブロット法によって明らかになった。この遺伝子
断片の生成物の大きさは、9,500ドルトンであると予想
される。
ポリペプチドは、この溶解物の中に不溶性物質として
存在しており、8グラム分子の尿素の中での溶解によっ
て回収された。
このペプチドは、透析により尿素から分離した後も可
溶性であり、抗ヒトイプシロン親和性クロマトグラフィ
ーによってほとんど均質に精製された。非還元状態(還
元状態でも同様)でのポリアクリルアミドゲル電気泳動
から、この精製されたポリペプチドの分子量が約10,000
であることが明らかになり、非還元ペプチドが単量体で
あることが示された。
例2 本発明に係るポリペプチドの有効性が、受動性皮膚過
敏症(PCA)反応[Nature誌315:577から578頁(1985
年)に記載]を利用した一連の検査において、元のIgE
及びその様々な断片と比較された。その結果が、次の表
1に示されている。
本発明で採用したアレルギー反応への干渉法は、本発
明に係るポリペプチドの一定量を患者に投与することに
より、IgEに対する高親和性レセプタ部位を遮断するこ
とである。この方法は、低親和性レセプタには影響を及
ぼさず、それらの見掛けの免疫学的役割に自由に関与で
きる状態のままにしておくものと考えられる。
表1に要約された結果からは、引用した全ての配列に
関して陽性の効果が達成され、これによりマスト細胞へ
のIgEの結合部位が本発明の76個のアミノ酸配列に制限
されているということがわかる。この配列は、ヒトの好
塩基性球レセプタに対して5×109/molという親和性率
を示した。これは、骨髄腫IgEの親和性率と区別がつか
ない値である。
Prausnitz−Kustner反応の抑制も、表1に列挙した断
片(つまり第2図の配列1番から76番を含んだアミノ酸
配列)によって示された。しかし、次に示すIgEの他の
3つの断片に関しては、抑制はみられなかった。
(i) IgE配列の位置440番から547番に及び、従って
本発明に係るポリペプチドと共通の残基を全く含まない
アミノ酸 (ii) 残基218番から336番に及び、従って本発明に係
るポリペプチドの残基1から35番を含んだアミノ酸 (iii) 残基339番から547番に及び、従って本発明に
係るポリペプチドの残基38から76番を含んだアミノ酸 prausnitz−Kustner反応検査の結果は、以下の通りで
ある。
IgE断片によるPrausnitz−Kustner反応の抑制 受動性感作に関して1人の被検者を選んだ。この被検
者の血清IgEは4IU/ml(約10ng/ml)であった。感作血清
(E.C.)は、380IU/ml(約912ng/ml)のIgEを含んでい
た。セファローゼ4Bブタクタ抗原カラムにこの血清を吸
収させた後、血清IgEの特異性の低下を対照セファロー
ゼ4Bヒト血清アルブミンと比較することによって測定し
た場合、このIgEのうちの8.7%がブタクサ抗原に向けら
れたものである。血清E.C.は、検出可能な肝炎B抗原に
は結び付いておらず、この抗原及びヒト免疫不全ウイル
ス(HIV)に対する抗体にも結び付いていなかった。血
清E.C.は1983年に採取された。その提供者は、現在(19
87年)も、健康であり、HIV抗体反応が陰性である。
イプシロン鎖断片は、血清E.C.の注射の1時間前に皮
膚部位に注射された。皮膚部位は、48時間後にブタクサ
抗原(大きなブタクサと小さなブタクサの混合物1,000
蛋白質窒素単位/ml)で刺激された。20分後、この皮膚
部位が膨疹及び紅斑の存在に関して検査された。反応の
現れた表面積が、次のようにして概算された。即ち、透
明なテープを用いて反応の輪郭を紙に写し、その輪郭の
写った紙の部分を切りとって分析用天秤でその重さを測
定した。この表面積は、標準曲線から読み取られた。全
ての注射は、皮内注射であり、0.02mlの量であった。各
実験毎に、1組の皮膚部位は希釈剤での感作もされた。
これらの部位のいずれにも、ブタクサ抗原で刺激したと
き、膨疹やフレア(flare)は現れなかった。上記希釈
剤は、0.15グラム分子の塩化ナトリウムと0.03%のヒト
血清アルブミンとから成るものであった。以下の表2に
報告された2つの実験の両方において、皮膚部位は、5
×10-11グラム分子のIgEを含んだ希釈度1:100の血清E.
C.で感作された。
Prausnitz−Kustner反応の抑制における 組換体IgE(ND)ペプチドの相対的活性 イプシロン鎖断片のモル濃度が、各標本中の二量体と
単量体との比率を考慮に入れて計算された。単量体を計
算に含めた理由は、本発明に係るポリペプチドは検出可
能な二重体または低重合体(オリゴマー)の形では決し
て存在せず、このポリペプチドはPrausnitz−Kustner反
応の強い抑制剤であったからである(表2参照)。各断
片は、10-13から10-6グラム分子の範囲にわたって10倍
の増分で用いられた。その結果が、以下の表3に示され
ている。
Prausnitz−Kustner反応抑制の持続時間 以下の表4には、抑制剤の注射後Prausnitz−Kustner
反応が盛んになるまでの経過日数が示されている。健康
な被検者の様々な皮膚部位に、0日に、IgEまたは本発
明に係るポリペプチドまたは希釈剤が注射された。0、
4、9、12、14、17、19、21日の間隔で、個々の皮膚部
位が、1:100希釈度の血清E.C.(5×1011グラム分子のI
gE)で感作され、それから48時間後にブタクサ抗原で刺
激された。希釈剤で予め処理された部位は、8回の連続
的測定に関して392±58mmのフレアの平均標準偏差で、
陽性の膨疹及びフレア反応を示した。表4に示した日
は、刺激された皮膚に最初にフレア及び/または紅斑が
現れたときを表している。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:19)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下のアミノ酸配列: Gln−Lys−His−Trp−Leu−Ser−Asp−Arg−Thr−Tyr−
    Thr−Cys−Gln−Val−Thr−Tyr−Gln−Gly−His−Thr−
    Phe−Glu−Asp−Ser−Thr−Lys−Lys−Cys−Ala−Asp−
    Ser−Asn−Pro−Arg−Gly−Val−Ser−Ala−Tyr−Leu−
    Ser−Arg−Pro−Ser−Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−Ile−
    Arg−Lys−Ser−Pro−Tht−Ile−Thr−Cys−Leu−Val−
    Val−Asp−Leu−Ala−Pro−Ser−Lys−Gly−Thr−Val−
    Asn−Leu−Thr−Trp−Ser−Arg または、以下のアミノ酸配列: X−Gln−Lys−His−Trp−Leu−Ser−Asp−Arg−Thr−T
    yr−Thr−Cys−Gln−Val−Thr−Tyr−Gln−Gly−His−T
    hr−Phe−Glu−Asp−Ser−Thr−Lys−Lys−Cys−Ala−A
    sp−Ser−Asn−Pro−Arg−Gly−Val−Ser−Ala−Tyr−L
    eu−Ser−Arg−Pro−Ser−Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−I
    le−Arg−Lys−Ser−Pro−Tht−Ile−Thr−Cys−Leu−V
    al−Val−Asp−Leu−Ala−Pro−Ser−Lys−Gly−Thr−V
    al−Asn−Leu−Thr−Trp−Ser−Arg−Y を有し、X及びYはこの鎖を開始及び終了させるオリゴ
    ペプチド配列である、ヒト免疫グロブリン(IgE)に対
    するポリペプチド競争体。
  2. 【請求項2】以下のアミノ酸配列を有する、IgEに対す
    るポリペプチド競争体: Gln−Lys−His−Trp−Leu−Ser−Asp−Arg−Thr−Tyr−
    Thr−Cys−Gln−Val−Thr−Tyr−Gln−Gly−His−Thr−
    Phe−Glu−Asp−Ser−Thr−Lys−Lys−Cys−Ala−Asp−
    Ser−Asn−Pro−Arg−Gly−Val−Ser−Ala−Tyr−Leu−
    Ser−Arg−Pro−Ser−Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−Ile−
    Arg−Lys−Ser−Pro−Tht−Ile−Thr−Cys−Leu−Val−
    Val−Asp−Leu−Ala−Pro−Ser−Lys−Gly−Thr−Val−
    Asn−Leu−Thr−Trp−Ser−Arg、 または、以下のアミノ酸配列を有し、X及びYはこの鎖
    を開始及び終了させるオリゴペプチド配列である、IgE
    に対するポリペプチド競争体: X−Gln−Lys−His−Trp−Leu−Ser−Asp−Arg−Thr−T
    yr−Thr−Cys−Gln−Val−Thr−Tyr−Gln−Gly−His−T
    hr−Phe−Glu−Asp−Ser−Thr−Lys−Lys−Cys−Ala−A
    sp−Ser−Asn−Pro−Arg−Gly−Val−Ser−Ala−Tyr−L
    eu−Ser−Arg−Pro−Ser−Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−I
    le−Arg−Lys−Ser−Pro−Tht−Ile−Thr−Cys−Leu−V
    al−Val−Asp−Leu−Ala−Pro−Ser−Lys−Gly−Thr−V
    al−Asn−Leu−Thr−Trp−Ser−Arg−Y を有効成分として含み、該有効成分に基剤または結合剤
    (excipient)を組み合わせて含有してなるアレルギー
    反応抑制薬。
  3. 【請求項3】以下のアミノ酸配列を有する、IgEに対す
    るポリペプチド競争体: Gln−Lys−His−Trp−Leu−Ser−Asp−Arg−Thr−Tyr−
    Thr−Cys−Gln−Val−Thr−Tyr−Gln−Gly−His−Thr−
    Phe−Glu−Asp−Ser−Thr−Lys−Lys−Cys−Ala−Asp−
    Ser−Asn−Pro−Arg−Gly−Val−Ser−Ala−Tyr−Leu−
    Ser−Arg−Pro−Ser−Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−Ile−
    Arg−Lys−Ser−Pro−Tht−Ile−Thr−Cys−Leu−Val−
    Val−Asp−Leu−Ala−Pro−Ser−Lys−Gly−Thr−Val−
    Asn−Leu−Thr−Trp−Ser−Arg、 または、以下のアミノ酸配列を有し、X及びYはこの鎖
    を開始及び終了させるオリゴペプチド配列である、IgE
    に対するポリペプチド競争体: X−Gln−Lys−His−Trp−Leu−Ser−Asp−Arg−Thr−T
    yr−Thr−Cys−Gln−Val−Thr−Tyr−Gln−Gly−His−T
    hr−Phe−Glu−Asp−Ser−Thr−Lys−Lys−Cys−Ala−A
    sp−Ser−Asn−Pro−Arg−Gly−Val−Ser−Ala−Tyr−L
    eu−Ser−Arg−Pro−Ser−Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−I
    le−Arg−Lys−Ser−Pro−Tht−Ile−Thr−Cys−Leu−V
    al−Val−Asp−Leu−Ala−Pro−Ser−Lys−Gly−Thr−V
    al−Asn−Leu−Thr−Trp−Ser−Arg−Y をコードするDNA断片を組み込んだプラスミドを作製
    し、該プラスミドで大腸菌を形質転換し、形質転換した
    大腸菌を培養し、該培養からポリペプチド競争体を単離
    し、任意に、鎖開始基X及び鎖終了基Yを取り除く処理
    を該ポリペプチド競争体に施すことからなる上記のポリ
    ペプチド競争体の生成方法。
JP62503943A 1986-07-02 1987-07-02 免疫グロブリンeに対するポリペプチド競争体 Expired - Lifetime JP2636864B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8616166 1986-07-02
GB868616166A GB8616166D0 (en) 1986-07-02 1986-07-02 Polypeptide competitor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01503353A JPH01503353A (ja) 1989-11-16
JP2636864B2 true JP2636864B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=10600466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62503943A Expired - Lifetime JP2636864B2 (ja) 1986-07-02 1987-07-02 免疫グロブリンeに対するポリペプチド競争体

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0303625B1 (ja)
JP (1) JP2636864B2 (ja)
AU (1) AU593118B2 (ja)
DE (1) DE3777647D1 (ja)
GB (1) GB8616166D0 (ja)
WO (1) WO1988000204A2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5449760A (en) * 1987-12-31 1995-09-12 Tanox Biosystems, Inc. Monoclonal antibodies that bind to soluble IGE but do not bind IGE on IGE expressing B lymphocytes or basophils
US5422258A (en) * 1987-12-31 1995-06-06 Tanox Biosystems, Inc. Methods for producing high affinity anti-human IgE-monoclonal antibodies which binds to IgE on IgEabearing B cells but not basophils
SE9102808L (sv) * 1991-09-26 1993-03-27 Lars T Hellman Inst F Immunolo Vaccin, foer humant bruk, vars avsedda effekt aer att lindra symptomen eller foerhindra uppkomsten av ige-medierade allergiska reaktioner
GB9224956D0 (en) * 1992-11-28 1993-01-20 Euro Dpc Ltd Improvements relating to allergen testing & apparatus
FR2715304B1 (fr) * 1994-01-26 1996-04-26 Merieux Serums Vaccins Pasteur Vaccin anti-allergique.
IL116436A (en) 1995-12-18 2006-12-31 Yissum Res Dev Co Fc?Á-PE CHIMERIC PROTEIN FOR TARGETED TREATMENT OF ALLERGY RESPONSES AND
US6610297B1 (en) * 1996-03-01 2003-08-26 Novartis Ag Peptide immunogens for vaccination against and treatment of allergy
EP1967205B1 (en) 2000-08-30 2012-10-10 Pfizer Products Inc. Anti-IgE vaccines
GB202102823D0 (en) * 2021-02-26 2021-04-14 Tochikunda Ltd Diagnostic method

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2602443A1 (de) * 1975-04-04 1976-10-21 Univ California Biologisch aktive polypeptide
JPS63225397A (ja) * 1986-10-03 1988-09-20 Dainippon Pharmaceut Co Ltd 抗アレルギー作用を有する新規ペプチド

Also Published As

Publication number Publication date
DE3777647D1 (en) 1992-04-23
JPH01503353A (ja) 1989-11-16
EP0303625A1 (en) 1989-02-22
WO1988000204A2 (en) 1988-01-14
EP0303625B1 (en) 1992-03-18
WO1988000204A3 (en) 1988-04-07
AU593118B2 (en) 1990-02-01
AU7586387A (en) 1988-01-29
GB8616166D0 (en) 1986-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2716416B2 (ja) 上皮細胞に特異的な成長因子をコードするdna
JP3525221B2 (ja) 免疫抑制剤
JP4001604B2 (ja) 新規蛋白質及びこれを使用した薬剤の製法
US5672486A (en) Protein polyligands joined to a stable protein core
IE61563B1 (en) Interleukin-1 receptors
JPH07501698A (ja) 二価特異性ヘテロ二量体
JPS63503275A (ja) ファクター8:cの製造方法
JPH03204896A (ja) インターフェロンレセプター細胞外断片
WO1991019515A1 (en) Oligomeric immunoglobulin constant domain mutant with enhanced complement-mediated cytolytic activity
JPH05500068A (ja) 可溶性一本鎖t細胞レセプター
JP2561131B2 (ja) 細胞接着活性ポリペプチド
JPH08508884A (ja) マクロファージ炎症蛋白変種
JP3223260B2 (ja) T細胞増殖促進因子
JP2636864B2 (ja) 免疫グロブリンeに対するポリペプチド競争体
JP2004526413A (ja) 可溶性il−tif/il−22レセプターまたはil−tif/il−22に結合する結合タンパク質をコードする単離された核酸分子、およびその使用
JP3907661B2 (ja) インターフェロン−α/β結合タンパク質、その製造法およびそれを含有する医薬組成物
US5180805A (en) Polypeptide competitor for immunoglobulin E
JPH10506538A (ja) Gp130に全く結合することができないヒトインターロイキン−6の拮抗薬、および医薬化合物の製造におけるそれらの使用
AU601168B2 (en) Novel cell growth regulatory factor
JPH06220099A (ja) 可溶性ldlリセプター
JP3024311B2 (ja) Il−2受容体重鎖に結合するポリペプチド
EP0686194A1 (fr) Facteurs de croissance de la famille de l'harp, procede d'obtention et applications
JPH09191886A (ja) ヒト高親和性IgE受容体に対するヒト型化抗体、半キメラ抗体およびキメラ抗体
JPS6312285A (ja) B細胞分化因子をコードする遺伝子
JPH06169776A (ja) 可溶性ヒトFcεRIα鎖の製造方法