JP2636702B2 - ホール椅子の人着席状態の吸音力測定方法およびダミー吸音体 - Google Patents

ホール椅子の人着席状態の吸音力測定方法およびダミー吸音体

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JP2636702B2 JP5257595A JP25759593A JP2636702B2 JP 2636702 B2 JP2636702 B2 JP 2636702B2 JP 5257595 A JP5257595 A JP 5257595A JP 25759593 A JP25759593 A JP 25759593A JP 2636702 B2 JP2636702 B2 JP 2636702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホール椅子の人着席
状態での吸音力を測定する方法およびこの吸音力測定方
法に用いられるダミー吸音体に関し、高精度かつ容易に
吸音力を測定できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ホール椅子の吸音特性は、ホールを設計
するにあたって非常に重要な事項である。従来における
ホール椅子の吸音特性の測定は、非着席状態で椅子単独
の特性を測定するのが一般的であった。しかしながら、
ホール椅子の吸音特性は本来それが問題となる着席時を
基準として検討すべきである。
【0003】また、最近着席時と非着席時とでホールの
音響特性が変わらないようにするいわゆる吸音力保存型
ホール椅子が提案されている(例えば、本出願人の出願
した実願平4−45924号明細書および図面に記載の
もの)。このような椅子を設計するにあたっては、非着
席時のみならず、着席時の吸音特性を測定する必要があ
る。
【0004】従来においては、着席時の吸音特性を測定
する場合、実際に人間が椅子に着席して測定を行なうよ
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実際に人間が椅子
に着席して吸音特性を測定する方法では次のような不都
合があった。 測定値の信頼性、再現性に劣る。つまり、人の着席
姿勢がまちまちであり、また人が実験室内の温度、湿度
に影響を与え、誤差要因となる。また、測定中に人が動
くことや着衣の影響も大きい。 上記により測定値の相互比較ができない。 被験者にとって苦痛であり、それが上記の要因に
もなる。 10〜20人の被験者を用意するのは大変である。
【0006】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、高精度かつ容易にホール椅子の人着席状
態の吸音特性の測定を行なうことができる吸音力測定方
法およびこの吸音力測定方法に用いられるダミー吸音体
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のホール椅子着
席状態の吸音力特性測定方法は、測定環境に測定対象の
ホール椅子を配置し、このホール椅子に人体を模した椅
子当接形状、吸音力、および椅子押圧力を有するダミー
吸音体を配置し、人が着席した際のホール椅子状態変化
および人体による吸音力状態変化と同等な変化を当該ホ
ール椅子に生じさせて当該ホール椅子の吸音力を測定す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0008】また、この発明のダミー吸音体は、人が着
席した状態のホール椅子の吸音力を測定するために用い
られるダミー吸音体であって、人がホール椅子に着席し
た時に当該ホール椅子の座面および背もたれ部に接する
部分の形状とほぼ同等の形状に構成されたホール椅子当
接部と、衣服を着用した人がホール椅子に着席した時に
人体部分が形成する吸音力とほぼ同等の吸音力を生成す
べく構成された吸音力生成手段と、人がホール椅子に着
席した時に人体がホール椅子の座面および背もたれ部に
対して与える押圧力とほぼ同等の押圧力を付与するため
の重量あるいは重量相当力を形成する押圧力生成手段と
を具備したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明のホール椅子着席状態の吸音力特性測
定方法によれば、ホール椅子に人体を模した椅子当接形
状、吸音力、および椅子吸音力を有するダミー吸音体を
配置して測定を行なうようにしたので、実際に人間が着
席したのと同等の測定を行うことができる。しかも、実
際に人間が着席して測定する場合に比べて着席状態を標
準化できかつ不動状態を保持でき、しかも測定環境の温
度、湿度に影響を与えることもないので、標準状態の着
席時データが得られる。したがって、測定の信頼性、再
現性が保たれる。また、これにより異なる仕様の椅子の
データでも比較検討ができる。また、多勢の被験者を用
意する必要がないので、いつでも測定を行なうことがで
き、測定が容易である。
【0010】
【実施例】この発明の吸音力測定方法の一実施例を以下
説明する。図1はこの吸音力測定方法を実施する測定装
置の一実施例である。ここでは、拡散条件や面積効果の
影響を受けずに合理的にランダム入射吸音率aを得る
手法である“PLD/Deep−well法”を用いた
場合について示している。この手法は、残響室において
吸音試料のまわりに試料厚より高いアクリル板(Dee
p−well)で取り囲み面積効果を除く一方、これに
より助長される非拡散条件を残響曲線の湾曲として定量
的にとらえ、その初期減衰率からSabineの平均吸
音力を推定(PLD補正)することにより、aを精度
よく得ようとするものである。なお、Deep−wel
l法の原理について詳しくは、電子情報通信学会技術研
究報告vol.91,No.329,1991.11,
EA91−69や特開平3−276031号公報を参照
されたい。
【0011】図1において、残響室10(測定環境)の
パラメータは、例えば次のように設定されている。
【0012】・ 容積=267.6m3 ・ 表面積=249.2m2 ・ 床面積=34.3m2 ・ fmin =115Hz 残響室10内には反射性囲い(well)12が設けら
れ、その中に図1(a)のA−A矢視図である図1
(b)に示すように、測定対象のホール椅子14が複数
脚配列されている。そして、各ホール椅子14にはダミ
ー吸音体16が着席状態で配置されている。ダミー吸音
体16は、人体を模したホール椅子16との当接形状、
吸音力、および押圧力を有するように構成されている。
これにより、実際に人が着席した際のホール椅子14の
状態変化および人体による吸音力状態変化と同等な変化
をホール椅子16に生じさせて、ホール椅子16の吸音
力を測定することができる。
【0013】図1(a)において、短音発生装置18か
らは、測定用の短音が発生され、残響室10内に配置さ
れたスピーカ20から発音される。残響室10内にはマ
イク22が配置され、スピーカ20から発生されて残響
室10内で反射された音が収音される。
【0014】マイク22で収音された音はアンプ24を
介して演算装置26に送られて、周波数ごとの吸音力の
測定が行なわれる。吸音力の測定結果や残響曲線は、表
示および記録装置28に出力されて、CRT画面上での
表示やプリントアウトが行なわれる。
【0015】演算装置26の具体例を図2に示す。これ
は残響室10が空室の場合と、ホール椅子14および反
射性囲い12を配置した場合とにおいて、それぞれ音源
を断とした時の残響の空間集合平均を求め、この残響波
形と理論値とを比較することによって、残響波形の湾曲
の度合を求め、さらにこの湾曲の度合から完全拡散音場
における直線減衰の減衰率に対する残響時間T0 ,T1
を求め、これらT0 ,T1 に基づいてホール椅子14の
吸音力を求めるようにしたものである。
【0016】図2において、インパルスの発生前にあっ
ては残響室10のノイズn(x)がマイクロフォン22
−1〜22−nのいずれかによって収音され、A/D変
換回路107によってディジタル信号に変換された後、
自乗回路108によって自乗される。この自乗回路10
8の出力n2 (x)は、アキュームレータ109によっ
て順次累算され、
【0017】
【数1】 ∫n(x)dx を得る。この乗算結果は、除算回路125によって累算
時間τで割られ、ノイズn(x)の自乗の平均、すなわ
ち、ノイズn(x)の実効値の自乗n2 off が求められ
る。
【0018】次に、第1のインパルスレスポンスがスピ
ーカ20から発生する前に、切換スイッチ105の共通
端子105−COMと接点105−1を接続し、またア
キュームレータ109、RAM114およびレジスタ1
12をクリアする。単音発生装置18によるインパルス
レスポンスr1 (x)がスピーカ20から発生される
と、マイクロフォン22−1がこのインパルスr
1 (x)とノイズn(x)の和R(x)=r1 (x)+
n(x)を収音する。このR(x)は、A/D変換回路
107によりディジタル信号に変換され、自乗回路10
8によって自乗されてR2 (x)となる。そして、減算
回路123によって前述のノイズn(x)の実効値の自
乗n2 (x)から減算され、R2 (x)−n2 off とな
る。この減算結果が、アキュームレータ109によって
順次累算され、
【0019】
【数2】 が算出される。この累算結果は、所定のタイミングで順
次レジスタ110に入力され、このレジスタ110の内
容が加算回路111によってレジスタ112の内容と加
算される。この加算結果は、RAM114の所定番地に
記憶されるとともに、レジスタ113に入力される。
【0020】この場合、測定開始から所定時間が経過す
る毎にアキュームレータ109の内容はレジスタ110
に入力されるようになっている。最初のタイミングで
は、アキュームレータ109の内容(S1-1 )がレジス
タ110に入力される。そして、これと同時にRAM1
14の1番地の内容がレジスタ112に入力される。こ
のとき、RAM114はクリアされているので、レジス
タ112に入力される値も“0”である。そして、レジ
スタ112の内容とレジスタ110の内容S1-1が加算
回路111によって加算され〔S1-1 +0〕、RAM1
14の1番地に再び書き込まれるとともに、レジスタ1
13に入力される。そして、次のタイミングにおいて、
アキュームレータ109の内容(S1-2 )がレジスタ1
10に入力されると、RAM114の2番地の内容(=
“0”)がレジスタ112に入力され、加算回路111
において〔S1-2 +0〕の加算がなされ、この加算結果
(S1-2 )が再びRAM114の第2番地およびレジス
タ113に書き込まれる。以下、同様にして、累算終了
時点までRAM114およびレジスタ113への書込が
行われる。すなわち、累算終了点の書込が終了した時点
で、RAM114の各番地には各々番地→S1-1 、2番
地→S1-2 、3番地→S1-3 、……、m番地→S1-m
各データが書き込まれ、レジスタ113にはS1-m が書
き込まれている。
【0021】このようにして、マイクロフォン22−1
におけるインパルスレスポンスr1(x)のデータ収集
が終了すると、切換スイッチ105の共通端子105−
COMと接点105−2が接続され、また、アキューム
レータ109がクリアされる。そして、スピーカ20か
ら第2のインパルスレスポンスr2 (x)が、上記と同
様にして順次処理される。
【0022】さて、インパルスレスポンスr(x)の最
初の累算値(S2-1 )がレジスタ110に入力される
と、RAM114の1番地の内容(前述の過程によりS
1-1 が記憶されている)がレジスタ112に入力され、
加算回路111によって〔S2-1 +S1-1 〕の演算がな
され、この演算結果がRAM114の1番地およびレジ
スタ113に再び入力される。以下、同様にしてインパ
ルスレスポンスr2 (x)の累算値は、RAM114の
内容に順次加算され、累算値終了時点においては、RA
M114の各番地には、 1番地→〔S1-1 +S2-1 〕 2番地→〔S1-2 +S2-2 〕 3番地→〔S1-3 +S2-3 〕 : m番地→〔S1-m +S2-m 〕 の値が記憶されている。
【0023】次いで、マイクロフォン22−3、22−
4、……、22−nによりインパルスレスポンスr
3 (x),r4 (x),……,rn (x)が順次収音さ
れ、その累算値がRAM114に加算される。すなわ
ち、n個のインパルスレスポンスr1 (x),r
2 (x),……,rn (x)の処理が全て終了した時点
においては、RAM114の内容は、 1番地→〔S1-1 +S2-1 +……Sn-1 =TS1 〕 2番地→〔S1-2 +S2-2 +……Sn-2 =TS2 〕 : m番地→〔S1-m +S2-m +……Sn-m =TSm 〕 となり、レジスタ113にはTSm が書き込まれる。
【0024】そして、レジスタ113の内容TSm は、
ラッチ回路116を介して、減算回路115の被減算入
力端に入力される。一方、RAM114の内容が1番地
から順次読出され、減算回路115の減算入力端に供給
される。したがって、減算回路15においては、次の演
算が順次行われる。〔TSm −TS1 =Z1 〕,〔TS
m −TS2 =Z2 〕……〔TSm −TSm =Zm 〕この
演算結果Z1 〜Zm は、空間集合平均{<S2 (t)
>}NOを示すものである。この空間集合平均{<S
2 (t)>}NOには拡散不足による誤差が含まれている
ので、この誤差を除去する処理を行なう。すなわち、空
間集合平均{<S2 (t)>}NOの曲線の湾曲は、減衰
過程における拡散不足が反映している。そこで、湾曲の
度合を示すパラメータを用いて拡散不足を補償し、完全
拡散音場における吸音力を求める。その工程について説
明する。
【0025】前記空間集合平均の演算結果Z1 〜Z
m は、ROM117によって対数圧縮され、残響曲線1
0・ log10{<S2 (t)>}NOが求められる。この残
響曲線は、インターフェイス118を介し、表示/記録
装置119によって経時的に表示/記録される。
【0026】チャートテーブルROM130には、 LN (t)=−4.34(N−1)ln (1+at/
N) 但し、N:試料(ホール椅子14)上に採れる独立な点
の数で、湾曲の程度に関する指数となる。試料の面積を
S、残響波長をλとすると、Nは大体S/(λ/2)2
で近似できる。Nが大きいほど直線に近い a:残響曲線の初期部分の減算率に関する指数 t:時間 で示される残響曲線の理論値に相当する曲線群が、次の
30(残響曲線が30dB減衰するまでの時間)およびQ
30(その曲線の湾曲の度合)をパラメータとして様々記
憶されている。
【0027】t30=(N(exp(30/(4.34(N
−1)))−1))/a Q30=30/(N−1) 一例として、t30=31.0msの場合の理論値L
N (t)の曲線群を図3に示す。
【0028】比較演算回路131は、ROM117から
出力される残響曲線とチャートテーブルROM130内
の曲線とを比較し、最も近い曲線を選択する。そして、
選択した曲線のQ30、t30の値を用いて、次式から残響
時間TNOを求める。
【0029】TNO=(13.8Q30・t30)/(30
(exp(Q30/4.34)−1)) さらに、この求められたTNOから完全拡散音場における
(つまり、拡散不足が補償された)直線減衰の減衰率に
対応する残響時間T00が次のように求められる。
【0030】T00=(N−1)・TNO/N この残響時間をT00を、残響室10が空室の場合と残響
室10内にホール椅子14および反射性囲い12を置い
た場合とで各々求め、それぞれをT0 ,T1 とする。そ
して、次式からホール椅子14の吸音力を求めることが
できる。
【0031】 a=(55.3V/c・n)(1/T1 −1/T0 ) 但し、V:残響室10の容積 n:ホール椅子14の個数 c:音速 次に、図1の測定方法で使用するダミー吸音体16につ
いて検討する。そこで、まず実際に人がホール椅子14
に着席した状態での特性を図1の測定装置を用いて測定
した結果について説明する。測定は下記のように仕様・
寸法の異なる2種類のホール用椅子(以下イスA,イス
Bという)を用いて行なった。
【0032】イスA(4脚×2列): ・ 背:合板25t+ウレタン30〜100t ・ 座:合板20t+ウレタン20t ・ W×D×H=500×685×850 イスB(5脚×2列): ・ 背:合板21t+GW30T・80K ・ 座:合板21t+GW25t・80K ・ W×D×H=550×640×900 また、被験者は、夏服(半袖ポロシャツ程度)と冬服
(夏服+防寒着)着用の成人でそれぞれ測定を行った。
【0033】測定結果を図4に示す。イスA,Bで仕様
・寸法が大きく異なるにも拘らず、250Hz以外で両者
とも着衣により0.06〜0.08の差が認められる
(500〜4kHz )が、250Hzでは着席時に大幅な差
が生じ、イスと人が同じ特性であっても、着席時には異
なる吸音特性となる場合があることを示している。
【0034】そこで、人とイスと各々単独で測定した
(図5)。両者の算術和(図中細い実線)と着席時の吸
音力(図中点線)の差は、イスと人体の密着による減少
分である。これは、250Hzでイスにより大きく異な
る。イスAは背が厚く(30〜100t)、着席時の圧
縮により吸音力が大きく減少するためと思われる(後
述)。一方イスBでは、算術和(+)に近い。
【0035】以上の実際の人間での測定によれば、ダミ
ー吸音体16としては、(1)単体、と(2)着席状
態、の両者を考慮する必要がある。その構成要因を整理
すると下記4点が考えられる。 寸法・形状:成人のそれに準ずる 材質:表面を成人が着衣を着た場合と同等の吸音力
を生じるように構成する 重量:成人と同程度に、イスのクッションを圧縮で
きる重量 可動性:イスに密着できること このうち,は主に上記(1)、,は同(2)に
それぞれ関係する。
【0036】まず、上記,を具現化したものとして
発砲スチロール製で部分的にウレタンフォームで仕上げ
たダミー吸音体を作り(重量:約5kg)、ダミー吸音体
単独の特性を測定した。この測定は、イスの特性の影響
を受けないように、ホール椅子に代えて丸イスに着席さ
せて行なった。測定結果を人単独の特性と共に図6に示
す。このダミー吸音体は夏服と冬服の中間的な特性を有
し、標準的な吸音体としては好ましい。
【0037】次に、これをイスA,Bに着席させて測定
した。その結果が図7である。図6同様、ほとんどの帯
域で夏服と冬服の中間的な特性を示しているが、250
Hzのみ、ダミー吸音体のほうが大きめで、“ダミー”と
してはまだ不十分と言える。これは、ダミー吸音体の重
量が実際の人の体重と異なる(約5kg)ためと思われ
る。
【0038】そこで、前記要因を考慮し、重量の影響
を調べるため、図8に示すように、ホール椅子の背もた
れ部を構成するクッション30を図1の残響室10の反
射性囲い12内の床31上に配列し(8個配列)、その
上にアクリル板32のみを載せた場合(a)と、アクリ
ル板32の上に錘34(1個当り約20kg:成人男子の
胴体重量に相当)を載せて着席状態に準じクッション3
0を圧縮した場合とで測定を行なった。測定結果を図9
に示す。錘34がないときは、250Hzで吸音力にピー
クをもつが、圧縮されるとこのピークはなくなり、要因
の重要性を示唆している。また、これが前記図5につ
いて述べたイスAで吸音力が低下した主因と考えられ
る。
【0039】次に、要因に着目して、ダミー吸音体
(前記,を具現化した重量約5kgのもの)の着席姿
勢の影響を調べた。その結果を図10に示す。これによ
れば、背、大腿部共イスに密着させた標準状態(図中
▲)から、背を起こす(同■)、更に前進して座先端部
に座る(同●)と吸音特性も異なり、姿勢を常に一定に
する必要があることがわかる。通常、人はホール椅子に
密着した姿勢で着席するので、ダミー吸音体もこの姿勢
で着席させて測定するのが望ましい。
【0040】以上説明した〜の構成要因を満足する
ダミー吸音体の一実施例を図11に示す。このダミー吸
音体16は全体が非吸音性材料として発泡スチロールを
用いて人間の形状に作られている。すなわち、このダミ
ー吸音体16は頭部42、胴部44、上腕部46、下腕
部48、大腿部50、下腿部52を具えている。上、下
腕部46,48はホール椅子14の肘掛け15が特に吸
音性クッション性の場合にのみ設けることもできる。ダ
ミー吸音体16の寸法は成人男子の標準値に作られ、座
高90cm、下腿高41cm、肩幅40cm、座位殿幅34cm
である。ダミー吸音体16の表面はウレタン等多孔質吸
音材36(吸音力生成手段)が貼られ、人間単体の吸音
特性の平均値に合わせてある。多孔質吸音材36の上に
はクロスが被せられている。
【0041】ダミー吸音体16は着席姿勢をとれるよう
に可動部が設けられている。すなわち、肩、肘、股、
膝、足首にそれぞれ関節54,56,58,60,62
が設けられている。また、胴部44の背骨に相当する部
分には針金等のフレキシブルに形状を変えられる部材6
6が埋め込まれており、ホール椅子14の背もたれ部6
8に背中を密着できるようにされている。首にも頭部4
2の傾きを自由に変えられるようにフレキシブルな部材
67が埋め込まれている。
【0042】胴部44および大腿部50の内部には、人
が着席した時と同程度の荷重をホール椅子14の背もた
れ部68のクッションおよび座面70のクッションに与
えるための錘72,74(押圧力生成手段)がそれぞれ
埋め込まれている。錘72,74は例えば鉄ブロックや
鉄板で作られている。胴部44の錘72の重量W1は、
想定する人間の体重を58.8kgとしてまた人間の胴部
の全体重に占める割合を0.54として、 W1=58.8kg×0.54=32kg 程度に設定する。また、大腿部50の錘74の重量W2
は人間の大腿部の全体重に占める割合を0.07(片
側)として、 W2=58.8kg×0.07=4kg 程度に設定する。
【0043】以上の構成により、ダミー吸音体16の各
関節54,56,58,60,62の角度およびフレキ
シブル部材66,67の曲がり具合を調整することによ
り、ダミー吸音体16をホール椅子14に着席させるこ
とができる。着席した状態では、胴部44の背中44a
(ホール椅子当接部)が背もたれ部68に密着し、大腿
部50の下面50a(ホール椅子当接部)が座面70に
密着する。そして、錘72,74の作用により、背もた
れ部68と座面70のクッションに人が着席したのと同
等の押圧力を与えることができる。これにより、実際に
人が着席したのと同等の状態で吸音特性の測定を行なう
ことができる。
【0044】図11のダミー吸音体16を前記図1の測
定方法でイスAに着席させて測定した結果を実際に人間
が着席した場合の結果とともに図12に示す。これによ
れば、ダミー吸音体16は人が夏服を着用した時と冬服
を着用した時の中間的な特性を有し、標準的な吸音体と
して好ましいことがわかる。
【0045】
【他の実施例】前記実施例では押圧力生成手段として錘
を埋め込むようにしたが、人体相当の重さをもつダミー
吸音体は、運搬・取扱いが大変になることも予想され
る。そこで錘を使わずに、例えば、図13(a)に示す
ように、ホール椅子14に対して必要箇所を細いワイヤ
80等で縛り付ける(図13(b)のような緊縛手段8
2や締付手段を用いる)ことでも押圧力を生成すること
ができる。この場合、ワイヤ80の締付け状態を調整す
れば、任意の押圧力に設定することができる。緊縛手段
82をダミー吸音体16側の構成として具備させること
もできる。
【0046】また、別の押圧力生成手段として、図14
(a)に示すようにダミー吸音体16側には、鉄板86
等を適当面積入れておき、外部から磁石88で磁力吸引
することも考えられる。図14(b)に示すように磁石
88に電磁石を利用すれば、磁力調整手段90で吸引力
を任意に調整可能となる。
【0047】また、錘を用いる場合も、図15(a),
(b)に示すように錘72,74を着脱式にすれば、ダ
ミー吸音体16本体の運搬は容易になる。ダミー吸音体
16本体自体を組立式、着脱式にすることもできる。
【0048】また、前記実施例ではダミー吸音体本体を
発泡スチロールで作った場合について説明したが、シリ
コンや石こう等の非吸音性材料を用いることもできる。
石こうを用いればそれ自体で重量があるので、錘を少な
くしまたは不要とすることもできる。
【0049】また、前記実施例ではダミー吸音体16の
全面を吸音材で覆ったが、着席した状態で露呈する部分
のみ吸音材で覆うようにすることもできる。また、ダミ
ー吸音体16本体自体を吸音特性が人に近い材料で構成
すれば、別途吸音材で覆う必要はなくなる。
【0050】また、前記実施例では人間を模したダミー
吸音体としたが、吸音特性の測定にあまり影響しない部
分は省くことができる。要は前記〜の構成要因を満
足するものであれば、例えば図16に示すダミー吸音体
16′のように、胴部44′と大腿部50′に相当する
部分だけで構成することもできる。
【0051】また、前記実施例では既存のホール椅子の
吸音力の測定を行なう場合について説明したが、着席時
と空席時とでホールの音響特性が変わらないようにする
吸音力保存型のホール椅子を設計する際にもこの発明を
有効に利用することができる。
【0052】吸音力保存型ホール椅子の特性としては、
吸音力が小さくかつ着席による吸音力の変化が少ないこ
とが要求される。具体的には、次のような定義で表され
る椅子である。「 多数の椅子を椅子相互の前後左右の
間隔がほぼホールにおける実装時と同程度になるように
設定して平面床に並設配置した状態で、これら椅子を平
面吸音材とみなし、ランダム入射吸音率測定法で測定し
て得られるところの、“空席時”における椅子1脚当た
りの“吸音力”、および、合服着用の成人男子(体重が
65Kg程度であり、かつ単独着席姿勢での人体吸音力が
周波数500Hzで0.3m2 (metersabine )程度とな
る人体を意味する)が自然な姿勢で椅子に腰掛けた状態
またはこれに準じる状態として規定される“着席時”に
おける椅子1脚および着席人体1名の合計の“吸音力”
のいずれもが0.4m2 (metersabine )以下であり、
かつ、125Hz〜4kHz の周波数帯域を各1オクターブ
バンド毎に区分してそれぞれのバンドにおける“空席
時”と“着席時”の“吸音力”を測定評価したとき、各
バンドにおける“空席時”と“着席時”の“吸音力”の
変化分がそれぞれのバンドにおける“空席時”の“吸音
力”の10%以下である、ことを特徴とする吸音力保存
型のホール椅子」上記定義を満たす吸音力保存型ホール
椅子の具体例について説明する。この例では、着席によ
り隠れる座と背に吸音力が集中し、かつ離席と共に露出
する第3の吸音面を持つように構成している。図17に
その一例を示す。
【0053】図17において、符号220は椅子の支持
体で、この支持体220は、上端にひじ掛け部221が
形成され床面に直立固定された一対の側板222と、こ
れら側板222の後側縁に掛け渡された背面板223
と、各側板222の中央部間に略水平に固定された下面
板224とから構成されている。なお、これら側板22
2、背面板223、下面板224は全て音を反射する反
射性材質で成形されている。
【0054】背面板223の前面には、ポリウレタン、
グラスウール等の弾力性と吸音性を有する材料からなる
クッション体225が固定され、その表面に装飾用のク
ロス226が被せられて背もたれ部227が形成されて
いる。同様に、下面板224の上面にもクッション体2
28およびクロス229からなる固定座部230が設け
られており、これら背もたれ部227および固定座部2
30の表面は吸音性となっている。なお、固定座部23
0を吸音トラップ構造として低音域の吸音性を向上させ
ることもできる。
【0055】一方、固定座部230の上には、芯板23
1の両面にクッション材232を固定し、さらにクロス
233で全体を覆ってなる可動座部234が配置され、
その後端部は、固定座部230の後端部近傍において各
側板222間に掛け渡された水平軸235により上下回
動可能に支持されている。また、この可動座部234に
は図示しない付勢手段が設けられ、空席時には図示のよ
うに背もたれ部227には達しない位置まで跳ね上げら
れている。
【0056】一方、各側板222の内面側には、着席時
に人体の腰および太股と対向する位置に、それぞれ前記
同様にクッション体をクロスで覆った吸音部236が形
成され、各側板の内面側の他の部分は音を反射する反射
性クッション体237が固定されている。
【0057】上記構成からなる吸音力保有型ホール用椅
子においては、空席時に可動座部234が固定座部23
0から跳ね上がった位置に支持され、可動座部234の
吸音性下面と固定座部230の吸音性上面とが露呈され
ており、椅子全体としての吸音力が大きい。一方、この
椅子に観客が着席すると、図18に示すように可動座部
234が固定座部230に押し付けられ、可動座部23
4の下面と固定座部230の上面が閉塞されるととも
に、背もたれ部227の前面と、可動座部234の上
面、各側板222の吸音部236が人体により覆い隠さ
れる。したがって、着席時の椅子全体の吸音力をB、空
席時の吸音力をAとすると、その関係は次式のように表
される。
【0058】B=A+−− ただし、 :椅子に当接していない人体表面の吸音力および人体
に当接していない椅子表面の吸音力 :背もたれ部227、可動座部234、側板吸音部2
36の各表面のうち、着席時に人体で覆い隠される部分
の吸音力 :可動座部234、固定座部230の表面の着席時に
当接しあう部分の吸音力 したがって、上式において=+に設定することに
より、ホール内における空席時と着席時の音響特性を略
一定とすることができる。特にこの例では、の部分の
面積および吸音力を大きく設定できるため、=+
の実現が容易である。
【0059】またこの例では、椅子の座部を固定座部2
30および可動座部234で構成し、可動座部234を
回動可能とした単純な構造なので、製造コストが安く、
動作も確実である。同時に、背もたれ部227と座部2
30の形状に対する制約が少なく、例えば曲面の多い形
状なども採用でき、意匠の自由度が多きいという利点が
得られる。さらに可動座部234は空席時に跳ね上がっ
た状態に保たれているので、着席の際にはこの可動座部
234の回動によりクッション効果が得られ、座り心地
が良い。
【0060】次に、図19は吸音力が保存型ホール椅子
の別の例を示し、この例では、下面板240および固定
座部241の前後方向の幅が前記実施例よりも小さくさ
れるとともに、可動座部242は各側板222の前端中
央部間で掛け渡された水平軸243により上下回動自在
に支持されている。前記可動座部242は、前端部下面
に音響反射性の突出部244Aを有する平板状の音響反
射性芯材244に、突出部244Aを除いてクッション
体245およびクロス246を固定したものである。さ
らに可動座部242には付勢手段(図示略)が付設さ
れ、空席時には直立状態まで跳ね上げられ、一方、着席
時には図20のように可動座部242が後方に回動し、
その後端部下面が固定座部241の上面に密着するよう
になっている。その他の部分は前記図17のホール椅子
と同様である。
【0061】図19の椅子においては、図17の椅子と
同様に吸音力調節効果が得られるうえ、可動座部242
が後方に向けて回動する構成なので、着席時には椅子の
前に立って腰を下ろすだけで、手を使わずに可動座部2
42を円滑に回動させることができる利点が得られる。
【0062】またこの例では、空席時に可動座部242
が側板222の前端縁に沿って直立するので、劇場内で
前方に設置された椅子との間の通路空間を、図17のも
のよりも広く取ることができる。
【0063】以上説明した吸音力保存型ホール椅子を設
計する際にこの発明を利用して着席時と空席時の吸音力
を測定して設計を行なうことにより、実際のホールで使
用した際の着席時と空席時の音響特性の差を最小にする
ことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のホール
椅子着席状態の吸音力特性測定方法によれば、ホール椅
子に人体を模した椅子当接形状、吸音力、および椅子吸
音力を有するダミー吸音体を配置して測定を行なうよう
にしたので、実際に人間が着席したのと同等の測定を行
なうことができる。しかも、実際に人間が着席して測定
する場合に比べて着席状態を標準化できかつ不動状態を
保持でき、しかも測定環境の温度、湿度に影響を与える
こともないので、標準状態の着席時データが得られる。
したがって、測定の信頼性、再現性が保たれる。また、
これにより異なる仕様のいすのデータでも比較検討がで
きる。また、多勢の被験者を用意する必要がないので、
いつでも測定を行なうことができ、測定が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の吸音力測定方法の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】 図1の演算装置26の具体例を示すブロック
図である。
【図3】 図1のチャートテーブルROM130に記憶
されている残響曲線の理論値の一例を示す図である。
【図4】 図1の吸音力測定方法による測定結果を示す
線図である。
【図5】 図1の吸音力測定方法による測定結果を示す
線図である。
【図6】 図1の吸音力測定方法による測定結果を示す
線図である。
【図7】 図1の吸音力測定方法による測定結果を示す
線図である。
【図8】 重量による吸音特性の影響を調べる方法を示
す図である。
【図9】 図8による測定結果を示す線図である。
【図10】 図1の吸音力測定方法による測定結果を示
す線図である。
【図11】 この発明のダミー吸音体の一実施例を示す
図である。
【図12】 図11のダミー吸音体による吸音力測定結
果を示す線図である。
【図13】 押圧力生成手段の他の実施例を示す図であ
る。
【図14】 押圧力生成手段のさらに別の実施例を示す
図である。
【図15】 着脱式の錘を示す図である。
【図16】 この発明のダミー吸音体の他の実施例を示
す図である。
【図17】 吸音力保存型ホール椅子の具体例を示す図
である。
【図18】 同使用状態を示す図である。
【図19】 吸音力保存型ホール椅子の他の例を示す図
である。
【図20】 同使用状態を示す図である。
【符号の説明】
10 測定環境 14 ホール椅子 16 ダミー吸音体 36 多孔質吸音材(吸音力生成手段) 68 背もたれ部 70 座面 72,74 錘(押圧力生成手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定環境に測定対象のホール椅子を配置
    し、 このホール椅子に人体を模した椅子当接形状、吸音力、
    および椅子押圧力を有するダミー吸音体を配置し、 人が着席した際のホール椅子状態変化および人体による
    吸音力状態変化と同等な変化を当該ホール椅子に生じさ
    せて当該ホール椅子の吸音力を測定するようにしたこと
    を特徴とするホール椅子の人着席状態の吸音力測定方
    法。
  2. 【請求項2】人が着席した状態のホール椅子の吸音力を
    測定するために用いられるダミー吸音体であって、 人がホール椅子に着席した時に当該ホール椅子の座面お
    よび背もたれ部に接する部分の形状とほぼ同等の形状に
    構成されたホール椅子当接部と、 衣服を着用した人がホール椅子に着席した時に人体部分
    が形成する吸音力とほぼ同等の吸音力を生成すべく構成
    された吸音力生成手段と、 人がホール椅子に着席した時に人体がホール椅子の座面
    および背もたれ部に対して与える押圧力とほぼ同等の押
    圧力を付与するための重量あるいは重量相当力を形成す
    る押圧力生成手段とを具備したことを特徴とするダミー
    吸音体。
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