JP5849381B2 - 室内残響音低減システム - Google Patents
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また、近年の生活水準の向上に伴い、家庭やオフィス内の室内においてインテリア志向が高まっている。心身ともにリラックスするために身体を預けるソファは必須のアイテムでありデザインや機能性も求められている。
厚い絨毯や厚いカーテンは室内に配置しても室内の環境を圧迫せず、むしろ室内環境を快適にし、インテリア性にも優れているため有効な対策の一つと言える。しかし、それでは決して吸音効果が十分に発揮されるとは言えないものであった。
吸音パネルには様々なものが知られているが、例えば、特開2003−293326号公報の吸音パネルが知られている。図13に示すように、特開2003−293326号公報の吸音パネルは、繊維強化プラスチック製遮音パネル部と、吸音部と、繊維強化プラスチック製有孔パネル部の少なくとも三層構造からなることを特徴とする繊維強化プラスチック製複合パネルとされている。繊維強化プラスチック製遮音パネル部は、相対する繊維強化プラスチック製スキン部材間に芯材を内包するサンドイッチ構造体のものや、繊維強化プラスチック製単板に縦横両方向またはいずれか一方向に実質的に一体化された繊維強化プラスチック製補強部材を有するスチフナ構造体のものが開示されている。また、吸音部は多孔質材料であることが開示されている。
特開2006−095115号に開示された什器は、講義室等の室内で使用されるものであって、図14に示すように、音源から放射される音波を略反射する什器本体と、この什器本体に着脱可能に取り付けられた吸音パネルを備えた構造となっている。什器としては学校で使用される机などが例示されている。吸音部材を什器本体における前板などに露出させて取り付けた例が開示されている。このように、室内の机などの什器に吸音パネルを貼り付けることにより、室内に特別な音響対策工事を不要としつつ室内全体の残響時間をコントロールするものである。
例えば、特開2003−293326号公報に開示された吸音パネルは、吸音効果自体はそれなりに認められておりその効果が見込めるものと言えるが、板状のものであって壁面に設置することが前提となっている。音響は本来無指向性で拡散するものであり、スピーカーなどでは音響はスピーカーの背面方向よりも前面方向に大きなエネルギーで放射されるものの、音の拡がりや重厚感を出す必要性もあり、音響が空間内の周囲に拡散するようになっている。不要な残響音はその周囲に拡散した音が周囲の壁面から反射して返ってくるものであるため、壁面に設置する吸音パネルにて不要な残響音を一定程度に抑制するためには、周囲の壁面の大きな面積を占める程度に吸音パネルを多数配設する必要が生じてしまう。吸音パネルは一般には機能重視でデザイン性に欠けるため、室内の居住環境の悪化を招くこととなり、吸音パネルを一般家庭や一般オフィスに多数枚設置することは現実的ではない。
このように楔形に組み合わせて残響音低減効果が高まることは、音は一つの媒体から他の媒体へ伝搬して行く際にその境界面で反射吸収が起こるが、本発明の室内残響音低減システムでは内部に多数の境界面が存在することとなり、反射吸収が多くなることが考えられる。
特に、上下方向吸音部材において、密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材を組み合わせ、それらの界面を斜面として相互に楔形に組み合わせることにより、残響音として影響の大きい音の周波数帯において音の吸収率が向上する。例えば、第1の吸音材と第2の吸音材の2層構造として、座部の上面側に第1の吸音材を配し、座部の底面側に前記第2の吸音材を配した構造とすることができる。
特に、前後方向吸音部材において、密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材を組み合わせ、それらの界面を斜面として相互に楔形に組み合わせることにより、残響音として影響の大きい音の周波数帯において音の吸収率が向上する。例えば、背もたれ部の前面側に第1の吸音材を配し、背もたれ部の背面側に第2の吸音材を配した構造とすることができる。
上記構成により、聴者に対して少なくとも上下方向と前後方向と左右方向という直交する3方向で吸音部材によって適切に吸音することにより効率的に残響音を抑制できる。
特に、左右方向吸音部材において、密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材を組み合わせ、それらの界面を斜面として相互に楔形に組み合わせることにより、残響音として影響の大きい音の周波数帯において音の吸収率が向上する。肘掛部の内面側に第1の吸音材を配し、肘掛部の外面側に第2の吸音材を配した構造とすることができる。
また、さらに、ヘッドレスト部において、上部の両端に突起体を設け、突起体の中に耳周辺領域吸音部材を充填させた構造とすることもできる。
上記構成により、聴者に対して少なくとも上下方向と前後方向と左右方向という直交する3方向のみならず、聴者の頭付近に近接して吸音部材が配置されるため、聴者を包み込むように吸音材が配置されることとなり、さらに効果的に聴者が感得し得る残響音を抑制することができる。
ヘッドレストとしては、背もたれ部上部に固定されたものでも良く、分離可能なものでも良い。
また、さらに、後頭部領域吸音部材が挿入されたヘッドレスト部を備えた可座物の場合も複数個配置すればさらに残響音低減効果が大きく得られる。
ソファータイプの家具、椅子タイプの家具は、概ね室内で中央付近に配置しても違和感がなく、吸音部材を室内の中央付近に配設することにより、効率的に室内の残響音を低減することができる。
図1の構成例では、室内残響音低減システム100は、ソファータイプのものであり、座部110、上下方向吸音部材120、背もたれ部130、前後方向吸音部材140、肘掛部150、左右方向吸音部材160を備えたものとなっている。
なお、この構成例では、背もたれ部130の上端面の高さと肘掛部150の上端面の高さが略同一になっているが、これはデザインの一例であり、背もたれ部130の上端面の高さが肘掛部150の上端面の高さより高いデザインなど他のデザインも可能であることは言うまでもない。
一例として、座部110として、その幅が1600mm、その奥行きが635mm、その高さが420mmのものを用意した。なお、ソファの構造上、座部110と背もたれ部130の交差箇所はどちらの部分に分類するかは、その呼び方、分類の仕方による(つまり、座部110の上に背もたれ部130が立設されていると見るか、背もたれ部130は底面まで立設されたものでありその前に座部110が配設されていると見るか)。ここでは、フレームとしては、背もたれ部130は底面まで立設されたものでありその前に座部110が配設されているものとして説明する。
ちなみに上記サイズでは上下方向吸音部材120の水平断面積は、500mm×750mm×3個≒1.1m2となっている。上記例は2人掛け用であるが、1人掛け用であれば単純に0.55m2となる。実際には聴者の下方に0.4m2以上あれば或る程度の吸音効果が期待できる。
ソファのクッション材やシートなどの部材の厚みを考えても、上下方向吸音部材120と座面113に座る聴者との間隔は100mm以下に近接することとなる。
一例として、背もたれ部130として、その幅が1600mm、その奥行きが165mm、その高さが700mmのものを用意した。つまり、フレームとしては、背もたれ部130は底面まで立設されたものでありその前に座部110が配設されているものとして説明する。
なお、ヘッドレスト部170があるものについては、実施例2以降で説明する。
前後方向吸音部材140は吸音性に優れた吸音素材を用いて成形したものとし、ここでは、上下方向吸音部材120と同じ吸音材を用いた。この実施例では、上下二段(前後方向吸音部材140aと前後方向吸音部材140b)に分け、それぞれにおいて、高密度のものとして96kg/m3のものと、低密度のものとして32kg/m3のものの2種類を組み合わせて形成した。この実施例では図1に示すように、両者の界面を斜めにして互いに楔形で組み合されている。なお、楔形の組み合わせ方は複数通りあり得るが、ここで示された界面はその一例である。なお、図面上は楔形の組み合わせが1つしかないが、実際には後述する図9のように多数の楔形の組み合わせを設けることは可能である。
この実施例では、この2層の組み合わせた状態で上段のものとして幅が500mm、奥行きが80mm、高さが300mmのものを3個用意し、下段のものとして幅が500mm、奥行きが160mm、高さが170mmのものを3個用意し、背もたれ部本体フレーム131の内部空間135に収まるように3個それぞれを横に並べて配設した。
ちなみに上記サイズでは前後方向吸音部材140の垂直横断面積は500mm×(300mm+170mm)×3個≒0.7m2となっている。上記例は2人掛け用であるが、1人掛け用であれば単純に0.35m2となる。実際には聴者の後方に0.25m2以上あれば或る程度の吸音効果が期待できる。
ここで、ソファのクッション材やシートなどの部材の厚みを考えても、前後方向吸音部材140と背もたれ部130にもたれる聴者との間隔は100mm以下に近接することとなる。
一例として、肘掛部150として、その幅が200mm、その奥行きが800mm、その高さが700mmのものを用意した。また、この例では、右肘掛部と左肘掛部の中心部同士の間隔が1800mm、右肘掛部と左肘掛部の対向し合う面同士の間隔は1600mmである。
左右方向吸音部材160は吸音性に優れた素材を用いて成形したものであれば良く、この実施例では上下方向吸音部材120と同じ吸音材を用いて成形した。高密度のものとして96kg/m3のものと、低密度のものとして32kg/m3のものの2種類を組み合わせて形成したものとなっている。この実施例では図4に示すように、両者の界面を斜めにして互いに楔形で組み合されている。なお、楔形の組み合わせ方は複数通りあり得るが、ここで示された界面はその一例である。なお、図面上は楔形の組み合わせが1つしかないが、実際には後述する図9のように多数の楔形の組み合わせを設けることは可能である。
ソファの幅や聴者の座る位置にもよるが、この例では、右肘掛部と左肘掛部の間隔が1600mmであることを鑑みれば利用者がどの位置に座っても左右方向吸音部材160と聴者との間隔は1600mm以下となる。
図5は、試作したソファータイプの室内残響音低減システム100の外観を示す図である。座部110と背もたれ部130と肘掛部150の各構成が見える。外見はオーソドックスな落ち着きのある普通のソファとして仕上がっている。
残響音等の測定については、鳥取県産業技術センターに計測を依頼して実験結果を得た。
つまり、第1の検証では、まず、従来型の吸音パネルに対してソファータイプに組み上げること自体の効果を検証するため、比較に使用した従来型の吸音パネルに使用されている吸音材(32kg/m3)と同じ吸音材(32kg/m3)1層のみを充填したソファータイプのものを試作して検証に用いた。第二段階として、密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材との2層構造として相互に楔形に組み合わせる効果は第2の検証として行う。
図7は、室内の環境を変えてその残響音の持続時間を比較した図である。
実験条件は、室内に何も置かない室内環境A、従来型の吸音パネルを壁面に設けた室内環境B、一般普及品のソファのみを配置した室内環境C、吸音材充填のソファータイプの室内残響音低減システムを配置した室内環境Dを用意し、音源から発する周波数が63kHから10000kHまでの周波数別の残響音の持続時間を調べた。
従来の吸音パネルは、谷水加工板工業株式会社製の吸音パネルを用いた。
ソファータイプの室内残響音低減システムを用いるとすべての可聴周波数帯において残響音の反射を効果的に低減することができ、特に、低音領域の50Hz〜600Hzにおいて、従来型の吸音パネルに比べて顕著な優位性が見られる。
残響時間は次の[数1]で与えられる。
一方、室内の吸音力は次の[数2]で与えられる。
また、[数1]と[数2]を組み合わせると[数3]が導ける。
[数1] 残響時間=(0.16×室全体の容積)/室全体の吸音力
[数2] 吸音力=吸音率×その表面積
[数3] 残響時間=(0.16×室全体の容積)/(吸音率×その表面積)
実験に用いた従来型の吸音パネルの吸音率の仕様は図8に示すものである。なお、仕様を計測したときの従来型の吸音パネルの合計表面積は7.78m2であった。
当該吸音パネルの160Hzにおける吸音率は0.09である。
当該吸音パネルの160Hzにおける残響時間は図7(a)より11.07秒である。
これら数値を[数1]に入れると、室内の容積は、
室内容積=(11.07×7.78×0.09)/0.16=48.45m3
実際の実験室の室内容積は正確に計測するのは難しいが、概ね正しい数値であった。
次に、ソファータイプの室内残響音低減システムの160Hzにおける残響時間は図7(a)より5.58秒である。
想定表面積=(0.16×48.45)/(5.58×0.09)=15.43m2
ここで、従来の吸音パネルの基本サイズは1枚あたり580mm×850mmのものとすると0.49m2であるので、
15.43m2/0.49m2≒31
次に、密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材との2層構造とし、第1の吸音材と第2の吸音材の界面を斜面として相互に楔形に組み合わせることの効果を検証する。
実験に用いた吸音材は、実施例1に示したグラスウール繊維系断熱材(96kg/m3)を密度の大きな第1の吸音材とし、グラスウール繊維系断熱材(32kg/m3)を密度の小さな第2の吸音材として用いた。
図9(a)は、本発明の構造である第1の吸音材と第2の吸音材の界面を斜面として相互に楔形に組み合わせた2層構造である試験体Aを示す図である。下側に比較的密度の小さい第2の吸音材を配し、上側に比較的密度の大きい第1の吸音材を配し、両者を組み合わせている。
図9(b)は、比較対象とした構造を示す図である。比較対象としては、上下単純に積層した2層構造である試験体Bを選んだ。ただし、使用する第1の吸音材の量と第2の吸音材の量を図9(a)のものと同じ量、同じ比率とし、その2層の界面を平面になるようにした。
上記のように構成した試験サンプルを音源210から発せられた音により生じ得る残響音を抑制する効果について検証した。
検証1と同様の方法で、鳥取県産業技術センターに計測を依頼して実験結果を得た。
図10に示すように、両者の残響音を抑制する効果は、中音域から高音域にかけては両者に有意な違いは特段ないことが分かる。しかし、低音域、特に低音域ウーファースピーカーから出る中心音域となる200Hzあたりの周波数帯において、本発明の界面を楔形構造とした試験体Aの方が、単純に界面を積層構造とした試験体Bよりも残響音抑制効果が高くなっていることが分かる。
密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材との2層構造とし、界面を斜面として相互に楔形に組み合わせると一定の効果が得られる。
図11(a)は、ヘッドレスト部を簡単に示す図である。
図11(b)は、ヘッドレストを追加した本発明のソファータイプの室内残響音低減システム100を簡単に示す図である。
図11では、実施例1の構成に対してヘッドレスト部170が追加されている。ヘッドレスト部170以外の部材については実施例1と同様であるのでここでの説明は省略する。
この実施例2の後頭部領域吸音部材180の素材についても実施例1に示した上下方向吸音部材120と同じくグラスウール繊維系断熱材を吸音材として用いた。その幅を400mm、縦断面の直径を50mmの円筒形に成形し、ヘッドレスト部170の内部空間に収まるものとした。ちなみに上記サイズでは後頭部領域吸音部材180の垂直横断面積は400mm×50mm≒0.02m2となっている。
ヘッドレスト部170の直径と後頭部領域吸音部材180の直径の関係から、後頭部領域吸音部材180と聴者の耳元との間隔は25mmとなる。
次に、ヘッドレスト部において、さらに、上部の両端に突起体172を設け、突起体172の中に充填された耳周辺領域吸音部材を備えた構造とした構成例を説明する。
図12は、オフィスチェアに連結されたタイプのヘッドレスト部170aの両端に突起体172aを設けた例である。この突起体172aの内部に耳周辺領域吸音部材が充填されている。
110 座部
111 座部本体フレーム
112 クッション材
113 座面
114 被覆材
115 内部空間
120a,b 上下方向吸音部材
130 背もたれ部
131 背もたれ本体フレーム
132 クッション材
133 背もたれ面
134 被覆材
135 内部空間
140a,b 前後方向吸音部材
150 肘掛部
151 肘掛け本体フレーム
152 クッション材
153 肘掛け面
154 被覆材
155 内部空間
160a,b 左右方向吸音部材
170 ヘッドレスト部
171 支持フレーム
172 突起体
180 後頭部領域吸音部材
Claims (8)
- 室内に設置される可座物を利用した、前記室内にある音源音により生じ得る残響音を抑制する室内残響音低減システムであって、
座部と、
背もたれ部と、
聴者が座る前記座部内部の空間に挿入され、前記聴者に対する上下方向の音波に対向して吸音するよう充填された上下方向吸音部材と、
前記聴者がもたれる前記背もたれ部内部の空間に挿入され、前記聴者に対する前後方向の音波に対向して吸音するように充填された前後方向吸音部材を備え、
前記上下方向吸音部材および前記前後方向吸音部材それぞれにおいて、密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材との2層構造とし、前記第1の吸音材と前記第2の吸音材の界面を斜面として相互に楔形に組み合わせたことを特徴とする室内残響音低減システム。 - さらに、前記聴者が座る前記座部および前記聴者がもたれる前記背もたれ部の横に設けられた肘掛部と、
前記聴者が肘掛ける前記肘掛部内部の空間に挿入され、前記聴者に対する左右方向の音波に対向して吸音するよう充填された左右方向吸音部材を備え、
前記左右方向吸音部材も密度の大きな第1の吸音材と密度の小さい第2の吸音材との2層構造とし、前記第1の吸音材と前記第2の吸音材の界面を斜面として相互に楔形に組み合わせたことを特徴とする請求項1に記載の室内残響音低減システム。 - 前記第1の吸音材と前記第2の吸音材の2層構造として、前記座部の上面側に前記第1の吸音材を配し、前記座部の底面側に前記第2の吸音材を配した構造であり、前記背もたれ部の前面側に前記第1の吸音材を配し、前記背もたれ部の背面側に前記第2の吸音材を配した構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の室内残響音低減システム。
- さらに、前記聴者がもたれる前記背もたれ部の上に配置されたヘッドレスト部と、
前記聴者が頭を載せる前記ヘッドレスト部内部の空間に挿入され、前記聴者の後頭部付近に配置されるよう充填された後頭部領域吸音部材を備え、
前記室内における音源から発せられた音により生じ得る残響音を抑制する請求項1から3のいずれか1項に記載の室内残響音低減システム。 - 前記ヘッドレスト部において、さらに、上部の両端に突起体を設けられ、前記突起体の中に充填された耳周辺領域吸音部材を備えた構造とした請求項4に記載の室内残響音低減システム。
- 前記可座物を単体の可座物とし、前記可座物を複数個組み合わせて前記室内に配設した請求項1に記載の室内残響音低減システム。
- 前記可座物がソファータイプの家具であって、
前記座部がソファ座部、前記背もたれ部がソファ背もたれ部である請求項1から6のいずれかに記載の室内残響音低減システム。 - 前記可座物が椅子タイプの家具であって、
前記座部が椅子座部、前記背もたれ部が椅子背もたれ部である請求項1から6のいずれかに記載の室内残響音低減システム。
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