JP2636559B2 - パチンコゲーム機用管理装置 - Google Patents

パチンコゲーム機用管理装置

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JP2636559B2
JP2636559B2 JP16013291A JP16013291A JP2636559B2 JP 2636559 B2 JP2636559 B2 JP 2636559B2 JP 16013291 A JP16013291 A JP 16013291A JP 16013291 A JP16013291 A JP 16013291A JP 2636559 B2 JP2636559 B2 JP 2636559B2
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誠 岡崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打止状態となったパチ
ンコゲーム機の管理を行うためのパチンコゲーム機用管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコホ―ルにおいては、多くの遊技
者が均等に利益を得られるように、差玉数(アウト玉及
びセーフ玉の差)が所定の打止設定値に達したパチンコ
ゲーム機が発生したときには、そのパチンコゲーム機で
の継続遊技を禁止してこれを打止にすることが行われて
いる。具体的には、パチンコゲーム機から出力されるア
ウト玉数信号及びセーフ玉数信号の計数結果に基づいて
そのパチンコゲーム機の差玉数を演算する減算手段と、
斯かる演算により得られる差玉数が所定の打止設定値に
達したときに打止信号を出力する打止手段とを含んで成
るパチンコゲーム機用管理装置を設け、斯かる管理装置
から出力される打止信号に基づいてパチンコ玉の補給を
停止したり或はパチンコ玉発射装置の電源を遮断するな
どして当該パチンコゲーム機での遊技を禁止する構成と
なっている。
【0003】ところで、パチンコホールの営業当日にお
いて一旦打止となったパチンコゲーム機は、その後の遊
技によって再度打止状態を呈する割合が高いため遊技者
の間で人気がある。このため、多くのパチンコホールに
おいては、打止となったパチンコゲーム機を、店内放送
による呼び掛けに応じた先着順の遊技者、或は抽選に当
たった遊技者などに優先的に開放するような管理を行っ
ている。
【0004】このようなパチンコゲーム機の開放を円滑
に行うために、従来では、開放対象となるパチンコゲー
ム機の台番号を紙シートに印字記録して成る開放券を発
行し、この開放券に基づいて該当するパチンコゲーム機
を開放することが行われている。この場合には、例え
ば、パチンコホール内の景品交換カウンタに、打止とな
ったパチンコゲーム機が発生するごとに当該パチンコゲ
ーム機の台番号などを印字記録した開放券を自動的に発
行する発券機を設け、この発券機から発行される開放券
が所定枚数蓄積されたところで、店内放送によって、打
止パチンコゲーム機を開放する旨並びに景品交換カウン
タで開放券を手渡す旨を遊技者に呼び掛けることによ
り、先着順或は抽選などにより遊技者に手渡すようにし
ている。そして、開放券を受け取った遊技者は、その開
放券に記録された台番号のパチンコゲーム機に赴いて開
放券をパチンコホール従業員に手渡すものであり、この
ようにして開放券を受け取った従業員が当該パチンコゲ
ーム機の打止状態を解除する手続を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなパチンコ
ゲーム機の開放システムを構築した場合、打止状態にあ
るパチンコゲーム機のうち一旦開放券が発行されたパチ
ンコゲーム機については、その開放券がパチンコホール
従業員に手渡されるまでの間、その打止状態を解除でき
ないことになる。ところが、開放券を受け取った遊技者
が、その開放券に記録された台番号のパチンコゲーム機
での遊技を行わない場合が往々にしてあり、このような
場合には、当該パチンコゲーム機が非稼働状態のまま無
闇に長い時間放置されることになるため、そのパチンコ
ゲーム機の稼働率が低下してパチンコホールの売上低下
を招く虞がある。
【0006】また、このような不具合に対処するために
は、非稼働状態(打止状態)のまま長時間放置されたパ
チンコゲーム機を見付け出す必要があるが、このために
はパチンコホール従業員の巡回が必要となって、パチン
コホール従業員の負担増を招く。しかも、このようにし
て非稼働状態のまま長時間放置されたパチンコゲーム機
を見付け出したとしても、従来の発券機では、開放券を
一旦発行した場合にこれを再発行する機能がないため、
当該パチンコゲーム機を特定の遊技者に開放するために
は、その遊技者をパチンコゲーム機まで案内しなければ
ならず、パチンコホール従業員の一層の負担増を招く。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、打止状態となったパチンコゲーム機
を特定の遊技者に開放する場合に、そのパチンコゲーム
機が打止状態のまま不用意に長時間放置される事態を効
果的に防止することができて、パチンコゲーム機の稼働
率が低下する事態を未然に防止可能になると共に、パチ
ンコホール従業員の負担軽減を図り得るなどの効果を奏
するパチンコゲーム機用管理装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、稼働中のパチンコゲーム機におけるアウ
ト玉及びセーフ玉の差が打止設定値に達したときに当該
パチンコゲーム機を遊技継続不能な打止状態に切換える
打止制御装置と、打止状態となったパチンコゲーム機が
発生するごとにそのパチンコゲーム機の少なくとも台番
号を記憶すると共に上記記憶台番号を記録した開放券を
発行可能な発券機とを設けた上で、前記開放券の発行後
に設定時間が経過するまでの間にその開放券に記録され
た台番号に対応したパチンコゲーム機の打止状態が解除
されなかったときに報知動作を行う報知手段を設ける構
成したものである。
【0009】また、報知手段を、開放券の使用を促す報
知動作を店内放送により行う構成にすると共に、発券機
を、上記店内放送後において所定の猶予時間が経過する
までの間にその開放券に記録された台番号に対応したパ
チンコゲーム機の打止状態が解除されなかったときに上
記台番号を記録した開放券を再発行可能な状態を呈する
構成としても良いものである。
【0010】
【作用】稼働中のパチンコゲーム機においてアウト玉及
びセーフ玉の差が打止設定値に達したものが発生したと
きには、打止制御装置によって当該パチンコゲーム機が
遊技継続不能な打止状態に切換えられる。このようにパ
チンコゲーム機が打止状態となったときには、発券機
が、そのパチンコゲーム機の少なくとも台番号を記憶す
ると共に、上記記憶台番号を記録した開放券を発行可能
な状態となるから、斯かる開放券を遊技者に対して発行
すれば、その開放券に基づいて上記パチンコゲーム機を
打止解除して特定の遊技者に開放することができる。
【0011】この場合、上記開放券の発行を受けた遊技
者が、その開放券に記録された台番号のパチンコゲーム
機での遊技を行わなかった場合には、当該パチンコゲー
ム機が非稼働状態のまま放置されることになる。しか
し、前記開放券の発行後に設定時間が経過しても当該開
放券に記録された台番号に対応したパチンコゲーム機の
打止状態は解除されなかった場合には、報知手段が報知
動作を行うから、斯様な報知に基づいて、上記パチンコ
ゲーム機が非稼働状態のまま放置される事態に対処でき
るようになる。
【0012】請求項2の構成においては、一旦発行され
た開放券が使用されないまま、その開放券に記録された
台番号のパチンコゲーム機が非稼働状態のまま放置され
た場合には、報知手段が、開放券の使用を促す報知動作
を店内放送により行うから、開放券の未使用に起因して
パチンコゲーム機が非稼働状態のまま放置される事態の
発生を抑止可能となる。また、このような放送にも拘ら
ずパチンコゲーム機が非稼働状態のまま所定の猶予時間
以上放置された場合には、発券機が、上記パチンコゲー
ム機の台番号を記録した開放券を再発行可能な状態を呈
するから、この後に当該パチンコゲーム機を特定の遊技
者に開放するのにパチンコホール従業員の負担増を招く
虞がなくなるものである。
【0013】
【実施例】図4において、パチンコホール内の適宜場所
に設置された玉貸機1は、投入された紙幣或は硬貨の価
額に応じた数のパチンコ玉を放出する周知構成のもので
ある。この玉貸機1の隣には発券機2が設置されてお
り、この発券機2の前面には、表示装置3、4、5及び
照光スイッチよる成る押しボタンスイッチ3a、4a、
5aが互いに1対1で対応するように設置されていると
共に、紙シートより成る開放券6を排出するための排出
口7が設けられている。
【0014】この場合、上記各表示装置3、4、5は、
パチンコホール内に設置されたパチンコゲーム機の複数
の形式に対応して設けられたもので、表示装置3は第1
種パチンコゲーム機(所謂フィーバータイプ)、表示装
置4は第2種パチンコゲーム機(所謂ヒコーキタイ
プ)、表示装置5は第3種パチンコゲーム機(所謂権利
ものタイプ)に対応されており、各表示装置3、4、5
の上方には対応する形式を示す表示プレート3b、4
b、5bが設けられている。尚、各表示装置3、4、5
は、パチンコゲーム機の台番号を上下の複数段に渡って
表示できるようになっている。
【0015】図1には、上記発券機2及びこれと関連し
た装置の電気的構成が概略的に示されており、以下これ
について説明する。
【0016】即ち、前記玉貸機1は、100円分のパチ
ンコ玉を放出するごとに売上パルスPmを1パルスずつ
出力する構成となっており、その売上パルスPmは発券
機2内の計数器8に与えられる。パチンコゲーム機9
は、その稼動に応じて、アウト玉数(打込パチンコ玉
数)を示すアウト玉数用計数パルスPa、セーフ玉数
(賞球としての放出パチンコ玉数)を示すセーフ玉数用
計数パルスPbを出力する構成となっており、それらの
計数パルスPa、Pbは打止制御装置たる集中管理コン
ピュータ10に与えられる。
【0017】上記集中管理コンピュータ10は、入力さ
れた計数パルスPa、Pbに基づいて各パチンコゲーム
機1ごとの収支演算、打止制御などを行う周知の機能を
備えたものであり、アウト玉及びセーフ玉の差が打止設
定値に達したパチンコゲーム機9が生じたときには、当
該パチンコゲーム機9に対して打止信号Szを出力する
ようになっている。そして、斯様な打止信号Szを受け
たパチンコゲーム機9にあっては、例えばパチンコ玉発
射装置(図示せず)の電源を遮断する構成となってお
り、これにより遊技の継続が禁止された打止状態に切換
えられる。尚、図示しないが、集中管理コンピュータ1
0には開放スイッチが設けられており、この開放スイッ
チの操作に応じて、各パチンコゲーム機9への上記打止
信号Szの出力状態を個別に停止できる構成となってい
る。
【0018】特に、集中管理コンピュータ10にあって
は、上記のように打止信号Szを出力したときに、その
出力対象となったパチンコゲーム機9の形式データΔD
(第1種、第2種、第3種の何れか)及び台番号ΔNを
特定可能な情報を含む打止データ信号Sdを出力する構
成となっており、この打止データ信号Sdは発券機2内
の制御装置11に与えられる。
【0019】さらに、集中管理コンピュータ10にあっ
ては、前述のような開放スイッチの操作に応じて各パチ
ンコゲーム機9への打止信号Szの出力状態を個別に停
止させた場合(パチンコゲーム機9を開放させた場合)
には、その出力対象となったパチンコゲーム機9の台番
号ΔNを特定可能な情報を含む開放データ信号Soを出
力する構成となっており、この開放データ信号Soは、
報知手段としての監視装置12に与えられる。
【0020】さて、発券機2において、前記計数器8
は、入力される売上パルスPmを計数した結果を示す数
値信号Snを発生して制御装置11に与えると共に、制
御装置11からのリセットパルスPsによりリセット端
子Rを通じて初期化される構成となっている。また、プ
リンタ13は、前記開放券6を作成して前記排出口7か
ら排出するためのものであり、この開放券6に対して、
当該パチンコホール固有の識別符号の他に、有効期限、
パチンコゲーム機9の台番号及び形式などを示す文字
(数字)を印字する。
【0021】また、記憶装置14は例えばRAMにより
構成されたもので、パチンコゲーム機9の形式データΔ
Dごとに区分された3つの記憶エリアを有し、制御装置
11は、この記憶装置14に対して、前記打止データ信
号Sd或は前記監視装置12から後述のように出力され
る復帰指令信号Sfにより示されるパチンコゲーム機9
の台番号ΔNを、その打止データ信号Sd或は復帰指令
信号Sfにより示されるパチンコゲーム機9の形式デー
タΔDに対応した記憶エリアに区分して記憶させる。
【0022】一方、前記監視装置12には、前記開放デ
ータ信号Soの他に、時計装置15から出力される現在
時刻Tを示す時刻信号St、前記制御装置11からプリ
ンタ13へ後述のようにして与えられるプリント指令信
号Spが入力されるようになっており、また、監視装置
12は、パチンコゲーム機9の台番号ΔN及び形式デー
タΔDを含む復帰指令信号Sfを後述のようなタイミン
グで出力して制御装置11に与えるようになっている。
【0023】監視装置12に付随して設けられた記憶装
置16は、例えばRAMにより構成されたもので、これ
は監視装置12との間でデータの授受を行うように構成
されている。同じく、監視装置12に付随して設けられ
た店内放送装置17は、音声合成装置及びパチンコホー
ル内に設置されたスピーカを含んで構成されたもので、
監視装置12からの放送指令信号Sbにより指示された
内容の音声をパチンコホール内に放送するように構成さ
れている。
【0024】前記制御装置11は、マイクロコンピュー
タを含んで構成されたもので、予め設定されたプログラ
ム、及び前記計数器8、集中管理コンピュータ10、押
釦スイッチ3a〜5a、監視装置12からの各入力信
号、並びに記憶装置14とのデータ転送に基づいて、表
示装置3〜5及びプリンタ13の動作制御、前記リセッ
ト信号Psの出力制御、押しボタンスイッチ3a〜5a
の点灯制御を図2のフローチャートに示すように行う。
【0025】しかして、以下においては、図2に示され
た制御装置11による制御内容について関連した作用と
共に説明する。
【0026】即ち、制御装置11は、電源投入状態にお
いて、記憶装置14に記憶された台番号ΔNを表示装置
3〜5に表示する(ステップA1)。尚、斯かる表示
は、その記憶台番号ΔNが属するパチンコゲーム機9の
形式データΔDに対応した表示装置3〜5に行われるも
のであり、記憶装置14に対する記憶時期の早いもの
(換言すれば打止された時期が早いパチンコゲーム機9
の台番号)が上方位置となるように行われる。
【0027】この後、制御装置11は、集中管理コンピ
ュータ10から打止データ信号Sdが入力されるまで
(換言すれば打止状態のパチンコゲーム機9が発生する
まで)、或は計数器8からの数値信号Snにより示され
る数値が「10」以上となるまで(換言すれば玉貸機1
を通じて1000円分以上のパチンコ玉が貸し出される
まで)、若しくは監視装置12から復帰指令信号Sfが
入力されるまで待機する(ステップA2、A3、A
4)。
【0028】制御装置11は、打止データ信号Sdが入
力された場合には、その打止データ信号Sdに含まれる
台番号ΔNを形式データΔDごとに区分して記憶装置1
4に記憶させ(ステップA5)、この後にステップA1
へ戻る。
【0029】前記ステップA2〜A4を実行する待機状
態で数値信号Snにより示される数値が「10」以上と
なった場合には、制御装置11は、照光スイッチより成
る押しボタンスイッチ3a〜5aを点灯させ(ステップ
A6)、この後に押しボタンスイッチ3a〜5aの何れ
かがオンされるまで、若しくは一定時間τ(例えば10
秒程度)が経過するまで待機する(ステップA7、A
8)。
【0030】押しボタンスイッチ3a〜5aの何れかが
オンされた場合には、制御装置11は、それらの押しボ
タンスイッチ3a〜5aを消灯させ(ステップA9)、
この後に開放券6を発行するためのステップA10を実
行する。即ち、このステップA10では、表示装置3〜
5のうちオンされた押しボタンスイッチに対応した表示
装置の最上段に表示された台番号ΔN及びこれに対応し
た形式データΔDを記憶装置14から読み出した後に、
それらの読み出しデータを含むプリント指令信号Spを
プリンタ13に与えることにより、その指令信号Spに
含まれるデータ(台番号ΔN、形式データΔD)をパチ
ンコホール固有の識別符号及び有効期限と共に印字して
成る開放券6を発行する。
【0031】次いで、制御装置11は、上記のように発
行された開放券6に印字された台番号ΔNを記憶装置1
4から消去するというデータ整理動作を実行すると共
に、リセット信号Psを出力して計数器8を初期化し
(ステップA11、A12)、この後にステップA1へ
戻る。
【0032】一方、前記ステップA6、A7を実行する
待機状態で、押しボタンスイッチ3a〜5aの何れかが
オンされることなく一定時間τが経過したとき(ステッ
プA8で「YES」)には、制御装置11は、押しボタ
ンスイッチ3a〜5aを消灯させるステップA13、計
数器8を初期化する前記ステップA11を実行した後に
ステップA1へ戻る。
【0033】制御装置11は、前記ステップA2〜A4
を実行する待機状態で、監視装置12からの復帰指令信
号Sfが入力されたとき(ステップA4で「YES」)
には、その復帰指令信号Sfに含まれる台番号ΔNを形
式データΔDごとに区分して記憶装置14に記憶させ
(ステップA14)、この後にステップA1へ戻る。
尚、この場合には、上記台番号ΔNは、最も古いデータ
と見なされて記憶装置14の記憶エリアの先頭に記憶さ
れるものであり、従ってその後にステップA1が実行さ
れたときには、当該台番号ΔNが表示装置3〜5の何れ
かの最上段に表示されるようになる。
【0034】しかして、以上のような制御装置11によ
る制御内容を要約すると以下のようになる。
【0035】…打止状態となったパチンコゲーム機9
が発生するごとに、そのパチンコゲーム機9の台番号Δ
Nを形式データΔDごとに区分して記憶すると共に、そ
の記憶台番号ΔNを、表示装置3〜5に形式データΔD
ごとに区分して表示する。つまり、台番号ΔNに対応し
た形式データΔDが第1種パチンコゲーム機を示すもの
であった場合には、その台番号ΔNを表示装置3に表示
し、台番号ΔNに対応した形式データΔDが第2種パチ
ンコゲーム機或は第3種パチンコゲーム機を示すもので
あった各場合には、台番号ΔNを表示装置4或は5に表
示する。
【0036】…隣接する玉貸機1において貸し出され
るパチンコ玉の価額を計数器8により100円単位で計
数し、1000円以上のパチンコ玉が貸し出されたとき
には、照光スイッチにより構成された押しボタンスイッ
チ3a〜5aを点灯させる。
【0037】…この点灯後に、押しボタンスイッチ3
a〜5aがオン操作されることなく一定時間τが経過し
たときには、それらの押しボタンスイッチ3a〜5aを
消灯させると共に、計数器8の計数内容を初期化する。
【0038】…点灯状態にある押しボタンスイッチ3
a〜5aの何れかがオン操作されたときには、それらを
消灯させる共に、表示装置3〜5のうちオン操作された
スイッチに対応したものの最上段に表示された台番号Δ
Nを印字した開放券6を発行し、その台番号データΔN
の表示を停止すると共に、計数器8の計数内容を初期化
する。尚、この開放券6には、形式データΔD、パチン
コホール固有の識別符号及び有効期限も同時に印字され
る。
【0039】…監視装置1から復帰指令信号Sfが入
力されたときには、その復帰指令信号Sfに含まれるパ
チンコゲーム機9の台番号ΔNを形式データΔDごとに
区分して記憶し、その記憶台番号ΔNを、上記復帰指令
信号Sfに含まれるパチンコゲーム機9の形式データΔ
Dと対応した表示装置3〜5の最上段に表示する。
【0040】一方、監視装置12も、マイクロコンピュ
ータを含んで構成されたもので、予め設定されたプログ
ラム、及び前記集中管理コンピュータ10、制御装置1
1、時計装置15からの各入力信号、並びに記憶装置1
6とのデータ転送に基づいて、図3のフローチャートに
示すような制御を行う。
【0041】しかして、以下においては、図3に示され
た監視装置12による制御内容について関連した作用と
共に説明する。
【0042】即ち、図3において、監視装置12は、制
御装置11からのプリント指令信号Spの入力状態を判
断し(ステップB1)、プリント指令信号Spが入力さ
れたときには、その指令信号Spに含まれる台番号ΔN
及び形式データΔDと、時計装置15からの時刻信号S
tにより示される現在時刻Tに設定時間t1 (例えば5
分)を加算した第1の時刻Txとを互いに関連付けた状
態で記憶装置16に記憶し(ステップB2)、この後に
ステップB1へ戻る。従って、監視装置12は、プリン
タ13を通じて開放券6が発行されるごとに、上述のよ
うなステップB2を反復して実行するものであり、これ
により記憶装置16には、複数種類の第1の時刻Txが
台番号ΔN、形式データΔDと関連付けて記憶される。
【0043】監視装置12は、ステップB1で「NO」
と判断する状態では、集中管理コンピュータ10からの
開放データ信号Soの入力状態を判断し(ステップB
3)、開放データ信号Soが入力されたときには、記憶
装置16に記憶した第1の時刻Tx、台番号ΔN、形式
データΔDから成る組データのうち上記開放データ信号
Soに含まれる台番号ΔNに対応したものを消去し(ス
テップB4)、この後にステップB1へ戻る。
【0044】監視装置12は、ステップB1及びB3で
「NO」と判断する状態では、記憶装置16に上述のよ
うにして記憶された第1の時刻Txの中に、時刻信号S
tにより示される現在時刻Tと一致するものがあるか否
かを判断し(ステップB5)、一致するものがあった場
合には、店内放送装置17を駆動することにより、当該
第1の時刻Txと関連付けて記憶されている台番号Δx
が記録された開放券6の使用を促すアナウンス(例えば
『ΔN番台のパチンコゲーム機の開放券をお持ちのお客
様は至急席にお着き下さい』)をホール内に流す(ステ
ップB6)。
【0045】この後、監視装置12は、店内放送を行っ
た台番号ΔN及びこれに対応した第1の時刻Txを含む
組データを記憶装置16から消去し(ステップB7)、
店内放送を行った台番号ΔN及びその形式データΔD
と、時刻信号Stにより示される現在時刻Tに所定の猶
予時間t2 (例えば3分)を加算した第2の時刻Tyと
を互いに関連付けた状態で記憶装置16に記憶し(ステ
ップB8)、この後にステップB1へ戻る。従って、監
視装置12は、開放券6の使用を促すアナウンスを行わ
れるごとに、上述のようなステップB8を反復して実行
するものであり、これにより記憶装置16には、複数種
類の第2の時刻Tyが台番号ΔN、形式データΔDと関
連付けて記憶される。
【0046】監視装置12は、ステップB1、B3及び
B5で「NO」と判断する状態では、記憶装置16に上
述のようにして記憶された第2の時刻Tyの中に、時刻
信号Stにより示される現在時刻Tと一致するものがあ
るか否かを判断し(ステップB9)、一致するものがあ
った場合には、一致した第2の時刻Tyと対応付けられ
て記憶されている台番号ΔN、形式データΔDを含む復
帰指令信号Sfを出力して制御装置11に与える(ステ
ップB10)。さらに、監視装置12は、上記のように
出力した復帰指令信号Sfに含まれる台番号ΔN及びこ
れに対応した第2の時刻Tyを含む組データを記憶装置
16から消去し(ステップB11)、しかる後にステッ
プB1へ戻る。
【0047】しかして、以上のような監視装置12によ
る制御内容を要約すると以下のようになる。
【0048】…発券機2から開放券6が発行されるご
とに、その開放券6の発行時刻から設定時間t1 (5
分)が経過したときの時刻を示す第1の時刻Txを、上
記開放券6に記録された台番号ΔN、形式データΔDと
関連付けた組データとして記憶装置16に記憶する。
【0049】…開放券6の発行後において設定時間t
1 (5分)が経過するまでの間に、その開放券6に記録
された台番号ΔNのパチンコゲーム機9の打止状態が解
除されなかったときには、記憶装置16に記憶された組
データに基づいて、上記開放券6の使用を促すアナウン
スを店内に放送する。
【0050】…上記店内放送後に猶予時間t2 (3
分)が経過した時点において、放送対象となった開放券
6に記録された台番号ΔNのパチンコゲーム機9の打止
状態が解除されなかったときには、その台番号ΔN及び
これに対応した形式データΔDを含む復帰指令信号Sf
を発券機2の制御装置11に与え、これにより、発券機
2を、上記台番号ΔN、形式データΔDを記憶した開放
券6の再発行が可能な状態に切換える。
【0051】従って、上記した本実施例の構成によれ
ば、開放券6の発行後に設定時間t1(5分)が経過し
た時点で、当該開放券6に記録された台番号ΔNのパチ
ンコゲーム機9の打止状態が解除されなかったときに
は、監視装置12が、その台番号ΔNが記録された開放
券6の使用を促すアナウンスを店内放送装置17を通じ
て行うものであり、これによって、上記パチンコゲーム
機9が非稼動状態(打止状態)のまま放置される事態が
抑止されるようになる。また、非稼動状態のまま放置さ
れたパチンコゲーム機9を見付け出すために、従来のよ
うに従業員がパチンコホール内を巡回する必要がなくな
るから、その従業員の負担増を招く虞がなくなるもので
ある。
【0052】さらに、上記のような放送を行ったにも拘
らず、その放送対象となった台番号ΔNのパチンコゲー
ム機9の打止状態が解除されない状態が所定の猶予時間
t2(3分)以上継続したときには、発券機2が、上記
台番号ΔNを記録した開放券6を再発行可能な状態に戻
されるから、このような場合には既発行の開放券6の使
用権利が放棄されたものと見なして、次の遊技者に開放
券6を再発行できるようになる。従って、一旦開放券6
が発行されたもののその開放券6が使用されなかったパ
チンコゲーム機9を特定の遊技者に開放する作業が、従
来のように面倒になる虞がなくなるものであり、この面
からもパチンコホール従業員の負担増を招く虞がなくな
る。
【0053】しかも、本実施例の構成によれば、玉貸機
1において1000円以上のパチンコ玉の貸し出しを受
けた遊技者に対しては、その遊技者の好みの形式のパチ
ンコゲーム機9に対応した開放券6を発券機2を通じて
渡すことが可能となるものであり、これにより遊技者側
の利便性を向上させ得るようになる。
【0054】尚、上記した実施例では、パチンコゲーム
機9の形式ごとに区分した開放券6を発行する構成とし
たが、パチンコゲーム機9の機種ごとに区分した開放券
を発行する構成としても良いものである。また、上記実
施例では、開放券6を自動的に発行する発券機2を設け
る構成としたが、パチンコホール従業員の手動操作によ
り応じて開放券を発行する構成の発券機を設け、その開
放券6を遊技者に手渡しするようにしても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、打止状態となったパチンコゲーム機を特定
の遊技者に開放する場合に、そのパチンコゲーム機が打
止状態のまま不用意に長時間放置される事態を効果的に
防止することができて、パチンコゲーム機の稼働率が低
下する事態を未然に防止可能になると共に、パチンコホ
ール従業員の負担軽減を図り得るという優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示す機能ブロ
ック図
【図2】発券機の機能を説明するためのフローチャート
【図3】監視装置の機能を説明するためのフローチャー
【図4】発券機の斜視図
【符号の説明】
図面中、1は玉貸機、2は発券機、3〜5は表示装置、
3a〜5aは押しボタンスイッチ、6は開放券、9はパ
チンコゲーム機、10は集中管理コンピュータ(打止制
御装置)、11は制御装置、12は監視装置(報知手
段)、13はプリンタ、14は記憶装置、15は時計装
置、16は記憶装置、17は店内放送装置を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼働中のパチンコゲーム機におけるアウ
    ト玉及びセーフ玉の差が打止設定値に達したときに当該
    パチンコゲーム機を遊技継続不能な打止状態に切換える
    打止制御装置と、打止状態となったパチンコゲーム機が
    発生するごとにそのパチンコゲーム機の少なくとも台番
    号を記憶すると共に上記記憶台番号を記録した開放券を
    発行可能な発券機と、前記開放券の発行後に設定時間が
    経過するまでの間にその開放券に記録された台番号に対
    応したパチンコゲーム機の打止状態が解除されなかった
    ときに報知動作を行う報知手段とを具備したことを特徴
    とするパチンコゲーム機用管理装置。
  2. 【請求項2】 報知手段は、開放券の使用を促す報知動
    作を店内放送により行うように構成され、発券機は、上
    記店内放送後において所定の猶予時間が経過するまでの
    間にその開放券に記録された台番号に対応したパチンコ
    ゲーム機の打止状態が解除されなかったときに上記台番
    号を記録した開放券を再発行可能な状態を呈するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のパチン
    コゲーム機用管理装置。
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