JP2636438B2 - リヤディファレンシャルギヤのマウント構造 - Google Patents

リヤディファレンシャルギヤのマウント構造

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JP2636438B2
JP2636438B2 JP1259789A JP25978989A JP2636438B2 JP 2636438 B2 JP2636438 B2 JP 2636438B2 JP 1259789 A JP1259789 A JP 1259789A JP 25978989 A JP25978989 A JP 25978989A JP 2636438 B2 JP2636438 B2 JP 2636438B2
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spare tire
differential gear
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fuel tank
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臣春 山田
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両のリヤディファレンシャルギヤのマ
ウント構造、とりわけ車両後面衝突時における安全性を
高められるものに関する。
従来の技術 リヤディファレンシャルギヤのマウント構造として
は、第3,4図に示すものがある。
同図において、両サイドメンバ1に渡ってサスペンシ
ョンメンバ2が車幅方向に取り付けられ、このサスペン
ションメンバ2にディファレンシャルマウント3を介し
てディファレンシャルギヤ4の後部が支持されている。
ところで、サスペンションメンバ2の前方には燃料タ
ンク5がリヤフロアパネル6の下方に配置され、サスペ
ンションメンバ2の後方にはスペアタイヤ7が平置きさ
れている。
スペアタイヤ7は、マフラ8との接近を避けるためマ
フラ8の反対側で開口するフィラーチューブ10寄りにオ
フセット配置されている。
この類似構造は、例えば特開昭62−85719号公報に示
されている。
発明が解決しようとする課題 車両後面衝突時に車体後部が前方(FR側)に侵入して
くると、スペアタイヤ7はフィラーチューブ10寄りにオ
フセット配置されているため、ディファレンシャルマウ
ント3に干渉した後スペアタイヤ7はフィラーチューブ
10寄りに移動する。
したがって、フィラーチューブ10がスペアタイヤ7に
よって破損しないよう車体骨格部材であるサイドメンバ
1を大幅に補強しなければならず、車体重量が増加する
という問題がある。
そこで、この発明は、車体重量を増加させることな
く、後面衝突時の安全性を高めることができるリヤディ
ファレンシャルギヤのマウント構造を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 リヤフロアの下方に配置された燃料タンクの後方のト
ランクルーム底部に、スペアタイヤが車幅中心線からオ
フセットして平置き配置され、燃料タンクとスペアタイ
ヤとの間にサスペンションメンバが配置され、該サスペ
ンションメンバに、車幅中心線上に配置したディファレ
ンシャルギヤが支持される一方、スペアタイヤとサスペ
ンションメンバとの間で車幅中心線よりもスペアタイヤ
側に、燃料タンクのフィラーチューブが配索された自動
車において、上記ディファレンシャルギヤがディファレ
ンシャルマウントメンバの中間部に固定されるととも
に、該ディファレンシャルマウントメンバの両端がディ
ファレンシャルマウントを介して上記サスペンションメ
ンバに支持され、上記ディファレンシャルマウトのうち
の一つがスペアタイヤの中心を通る車体前後方向の直線
よりもフィラーチューブ側に配置されている。
作用 車両後面衝突時に前方へ移動するスペアタイヤはディ
ファレンシャルマウントメンバの両端部に配置されたデ
ィファレンシャルマウントを介してディファレンシャル
マウントメンバによって移動を阻止される。
実施例 以下、この発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図に示すように、リヤフロアとしてのリヤフロア
パネル11の両側下面には車体骨格部材であるリヤサイド
メンバ12が取り付けられている。
リヤサイドメンバ12には、車幅方向に車体部材として
のサスペンションメンバ13が両リヤサイドメンバ12に渡
って取り付けられている。
サスペンションメンバ13の前方にはリヤフロアパネル
11の下方に燃料タンクTが配置されており、この燃料タ
ンクTにはフィラーチューブ14が取り付けられ、車体後
部の側方に給油口14aを開口している。
上記サスペンションメンバ13の後方には、上記フィラ
ーチューブ14とは反対側にマフラ15が配置され、またト
ランクルームの底部のスペアタイヤパン16にスペアタイ
ヤ17が平置きされている。
したがって、スペアタイヤ17は車体の車幅中心線Aか
らフィラーチューブ14側へオフセット(オフセット量Δ
A)して配置されている。
上記サスペンションメンバ13にはリヤディファレンシ
ャルギヤ18の後部にナット19によって取り付けられるデ
ィファレンシャルマウントメンバ20が取り付けられてい
る。
具体的にはディファレンシャルマウントメンバ20は中
央部がリヤディファレンシャルギヤ18側に凹状に湾曲形
成されたものであって、この部分がナット19によってデ
ィファレンシャルギヤとしてのリヤディファレンシャル
ギヤ18に取り付けられ、両端部にはディファレンシャル
マウント21が取り付けられている。そして、このディフ
ァレンシャルマウント21がブラケット22によりサスペン
ションメンバ13に取り付けられている。
ここで、上記ディファレンシャルマウントメンバ20
は、上記スペアタイヤ17の中心Cを通る車体前後方向の
直線Bと交叉するに充分な長さL(ディファレンシャル
マウント間距離)を有し車幅方向に配設されている。
上記実施例構造によれば、ディファレンシャルマウン
ト21を2分割してディファレンシャルマウント21間にス
ペアタイヤ17の中心を通る車体前後方向の直線Bが位置
するため後面衝突時において前方側へ移動するスペアタ
イヤ17をディファレンシャルマウントメンバ20によって
確実に移動規制して保持することができる。
即ち、前方へ移動しようとするスペアタイヤ17の前端
が凹状に湾曲形成されたディファレンシャルマウントメ
ンバ20によって受け止められるのである。
したがって、スペアタイヤ17がフィラーチューブ14側
へ移動することがなく、フィラーチューブ14を破損させ
るようなことはない。
その結果、リヤサイドメンバ12の板厚を増加したり、
更に補強材を設けなくとも十分に衝突安全性を確保でき
るため、補強を行う場合に比較して車体軽量化を図るこ
とができる。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、ディファ
レンシャルマウントメンバによって後面衝突時における
スペアタイヤの前方への移動を阻止することができるた
め、例えばフィラーチューブ等の周辺の部品を破損させ
てしまうようなことがなく衝突安全性を高めることがで
きるという効果がある。
したがって、車体骨格部材の増強により後面衝突時に
おけるスペアタイヤの前方移動を阻止する場合に比較し
て車体重量の軽減を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の平面図、第2図は第1図の
要部斜視図、第3図は従来技術の平面図、第4図は第3
図のIV−IV線に沿う断面図である。 11……リヤフロアパネル(リヤフロア)、13……サスペ
ンションメンバ(車体部材)、17……スペアタイヤ、18
……リヤディファレンシャルギヤ(ディファレンシャル
ギヤ)、20……ディファレンシャルマウントメンバ、21
……ディファレンシャルマウント。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤフロアの下方に配置された燃料タンク
    の後方のトランクルーム底部に、スペアタイヤが車幅中
    心線からオフセットして平置き配置され、燃料タンクと
    スペアタイヤとの間にサスペンションメンバが配置さ
    れ、該サスペンションメンバに、車幅中心線上に配置し
    たディファレンシャルギヤが支持される一方、スペアタ
    イヤとサスペンションメンバとの間で車幅中心線よりも
    スペアタイヤ側に、燃料タンクのフィラーチューブが配
    索された自動車において、上記ディファレンシャルギヤ
    がディファレンシャルマウントメンバの中間部に固定さ
    れるとともに、該ディファレンシャルマウントメンバの
    両端がディファレンシャルマウントを介して上記サスペ
    ンションメンバに支持され、上記ディファレンシャルマ
    ウトのうちの一つがスペアタイヤの中心を通る車体前後
    方向の直線よりもフィラーチューブ側に配置されている
    ことを特徴とするリヤディファレンシャルギヤのマウン
    ト構造。
JP1259789A 1989-10-04 1989-10-04 リヤディファレンシャルギヤのマウント構造 Expired - Lifetime JP2636438B2 (ja)

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JPS63145125A (ja) * 1986-12-05 1988-06-17 Nissan Motor Co Ltd キヤニスタの配置構造

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