JP2636251B2 - 差動スイッチ型のドライブ回路 - Google Patents

差動スイッチ型のドライブ回路

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敬二 成沢
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気ヘッド等に高速のスイッチング電流
を供給するスイッチ回路を駆動する際に好適な差動スイ
ッチ型のドライブ回路に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明の差動スイッチ型のドライブ回路は、例えば複
数個の磁気ヘッドに対して、デジタル情報を供給する際
に設けられている電流スイッチ回路をドライブするため
に、差動スイッチ回路の出力回路としてベースとコレク
タが抵抗を介して共通接続されているトランジスタを2
端子素子として使用することにより、チャンネル切替信
号レベルを小さくすると共に、高速のスイッチング動作
にも追従できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
デジタル情報を再生する装置として、フロッピーディ
スク,またはハードディスクを使用している装置では、
高密度の情報を記録するために磁気ヘッドに対して高速
で、かつ、比較的大きな電流出力を持ったスイッチング
回路が必要になる。
第3図は2チャンネルのスイッチング回路例を示した
もので、T11,T12,T21,T22はそれぞれ入力されたスイッ
チング信号VX,VYによってオン・オフ制御されるトラン
ジスタ、T1,T2はチャンネル切替信号V1,V2によって制御
されるトランジスタ、L1,L2はデジタル情報を磁気ディ
スク等に記録する2チャンネルの磁気ヘッドコイルであ
る。
この回路例では、チャンネル切替信号V1,V2によって
情報を記録する2個の磁気ヘッドコイルL1またはL2が選
択され、デジタル情報がスイッチング信号VX,VYによっ
て与えられることにより磁気ヘッドコイルL1またはL2
流れる反対方向の電流IX1,IY1またはIX2,IY2を制御して
2値信号を磁気ディスクに記録するようにしている。
この場合、電流源Sの電流出力を磁気ヘッドコイルに
有効に供給するためには、スイッチング信号DX,DYのDC
レベルを下げることが要求されるが、チャンネル切替用
のトランジスタT1,T2がカスケード接続されていると、
スイッチング信号DX,DYの直流レベルを下げることが困
難になり、記録波形に歪(飽和歪)が発生する。
そこで、第4図に示すように2チャンネルのスイッチ
ングトランジスタT11,T12及びT21,T22を直接電流源Sに
接続し、チャンネル毎に異なったスイッチング信号DX1,
DY1及びDX2,DY2を供給することが考えられる。
しかし、この場合は、例えば第5図に示すようにチャ
ンネル1が選択されているときは、このチャンネル側に
供給されているスイッチング信号D1X,D1Yに対して、選
択されていないチャンネル2にはこの信号レベルにより
低い信号D2X,D2Yをチャンネル2のスイッチングトラン
ジスタT21,T22に与える必要があるため、スイッチング
信号D1X,D1Y及びD2X,D2Yには記録情報と同時にチャンネ
ル切替のための情報を提供することが必要になる。
第6図はかかるスイッチング回路にスイッチング信号
を供給することができるドライブ回路を示したもので、
Q1,Q2は記録情報を含んでいるスイッチング情報信号
DX0,DY0によって制御される一対のトランジスタ、D11,D
12及びD21,D22は抵抗RLと共に、スイッチング信号を出
力するための負荷となるダイオード、Q10,Q20はチャン
ネル選択用のトランジスタを示し、そのベース入力にチ
ャンネル選択信号V1,V2を供給することにより、2チャ
ンネルのスイッチング回路のドライブ回路を構成してい
る。
このドライブ回路は、チャンネル選択信号がV1>V2
なるとトランジスタQ10が選択されて、スイッチング情
報信号VX0,VY0が増幅されて出力端子C11,C12にスイッチ
ング信号D1X,D1Yとして出力され、また、チャンネル選
択信号がV1<V2になると、トランジスタQ20が選択さ
れ、スイッチング情報信号VX0,VY0がチャンネル2のス
イッチング信号D2X,D2Yとして出力端子C21,C22に出力さ
れるように動作する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、チャンネル選択用のトランジスタQ10,Q20
のエミッア電位E1,E2は第2図に示すようにチャンネル
選択信号V1,V2のレベルよりVBE(Q10),VBE(Q20)だけ
低い電圧となっている。
この状態で、トランジスタQ1がオンとなったときにダ
イオードD11に電流ICが流れ、ダイオードD21の方に電流
が殆ど流れない条件として、ダイオードD21の電位降下
をVD21とすると E1−IC・RL−VD11>E2−VD21 ∴E1−E2>ICRL+VD11−VD21 ……(1) とする必要がある。
ところで、一般に、この場合は、VD11=0.7>VD21
0.4Vとみなせるから、E1−E2の差、すなわち、チャンネ
ル選択信号のレベル差V1−V2は少なくともICRL+0.3V以
上必要になる。
一方、スイッチング信号D1X,D1YのDCレベルを、トラ
ンジスタQ1,Q2のコレクタ電位EX,EYを基準として考察す
ると、スイッチング信号D1Xの“H"レベルは第7図から EX+VD11+ICRL ……(2) となり、およそEX+1.0Vになる。
さらに、記録情報を持ったスイッチング情報信号VX0,
VY0でオン・オフされるトランジスタQ1,Q2のスイッチン
グ速度は高速化が要求されるが、トランジスタQ1(Q2
の負荷として浮遊容量C0と抵抗RL,及びダイオードD
11(D21)の交流抵抗re、すなわち、C0・(RL+re)が
時定数として付加され、この値が大きい程、スイッチン
グ速度が低下する。
本発明は、かかる諸定数のうち、チャンネル選択信号
V1,V2のレベル差V1−V2をさらに小さくし、スイッチン
グ信号(D1Y,D1Y)の直流レベルを下げ、かつ、スイッ
チング速度もさらに高くできるようにすることを目的と
してなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の差動スイッチ型のドライブ回路は、記録情報
によってスイッチングされるトランジスタの出力負荷と
して、ベースが共通接続され、かつ、この共通接続部に
抵抗を介してコレクタが接続されている一対のトランジ
スタを使用し、これ等の一対のトランジスタのエミッタ
からスイッチング信号を得るようにしたものである。
〔作用〕
ベースとコレクタが抵抗を介して共通接続されている
一対のトランジスタをスイッチング用のトランジスタの
出力回路に使用することによって、スイッチング速度を
早くすることができ、かつ、スイッチング回路に供給さ
れるスイッチング信号の直流レベルを低くすることがで
きるようになり、スイッチング回路のダイナミックレン
ジを大きくすることができる。
また、チャンネル選択のための信号のレベル差も小さ
くすることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す回路図を示したもの
で、Q1,Q2はスイッチング情報信号VX0,VY0によって交互
にオン・オフされる差動対のトランジスタ、一点鎖線で
囲った10,20,30は端子T11,T12,T21,T22及びT31,T32から
3チャンネルのスイッチング信号D1X,D1Y,D2X,D2Y及びD
3X,D3Yを出力する出力回路(3チャンネル分)を示す。
各出力回路10,20,30は、チャンネル選択用のトランジ
スタQ10,Q20,Q30を介して電源ラインVBに接続され、各
トランジスタのベースにはチャンネル選択信号V1,V2,V3
が供給されている。
また、出力回路10(20)は、ベースが共通接続された
トランジスタQ11,Q21(Q21,Q22)が設けられており、そ
のコレクタは抵抗RLを介して共通接続されている。な
お、ReはトランジスタQ1(Q2)のエミッタ抵抗、Sは電
流ICを供給する定電流源である。
なお、出力回路30も同様に構成されている。
本発明の差動スイッチ型のドライブ回路は上述したよ
うな構成とすることによって、3チャンネル分の磁気ヘ
ッドに対するスイッチング回路にスイッチング信号(D
1X,D1Y,D2X,D2Y,D3X,D3Y)を供給することができる。
すなわち、チャンネル選択信号V1が他のチャンネル選
択信号V2,V3より高くなると、記録情報によってスイッ
チングされる差動対のトランジスタQ1,Q2によって出力
されるスイッチング信号が端子T11,T12からD1X,D1Yとし
て図示されていない第1のスイッチング回路に入力さ
れ、他のチャンネル2または3が選択されたときは、同
様に、出力回路20または出力回路30が能動化されて、第
2,または第3のチャンネル回路にスイッチング出力D2X,
D2Y及びD3X,D3Yが供給される。
以下、前記した第4図のスイッチング回路に適用され
るものとして、2チャンネルの回路動作について説明す
る。
今、チャンネル1が選択されたときの信号V1,V2が第
2図に示すようにV1>V2のレベルであると、出力回路10
及び20の共通接続点の電位E1,E2はトランジスタQ10,Q20
のVBE(エミッタ−ベース間電圧)だけ低下した点に設
定される。
そして、この状態でスイッチング用のトランジスタQ1
がオンに制御されたときに、出力回路20のトランジスタ
Q21が能動化(OFF)されない条件を求めると、 E1−ICRL−VCE(Q11)>E2−VBE(Q21) であればよく、(VCEはコレクタ−エミッタ電圧) E1−E2>ICRL+VCE(Q11)+VBE(Q21) トランジスタQ21がオフするときのVBE(Q21)を<0.4
Vとすると、 E1−E2>ICRL+VCE(Q11)−0.4V ……(1) になるが、VCE(Q11)=VBE(Q21)−ICRLであるから、
E1−E2>VBE(Q11)−0.4Vとなり、VBE(Q11)=0.7Vと
すると E1−E2>0.3V したがって、前記した第6図の場合に比較してICRL
け小さくすることができる。
すなわち、チャンネル選択信号のレベル差V1−V2は前
述したドライブ回路よりICRLだけ小さいレベルで動作さ
せることができる。
また、出力回路10から出力されるスイッチ信号D1X
“H"レベルは、トランジスタQ1のコレクタ電位EXに対し
てEX+VCE(Q11)であるが、VCE(Q11)=VBE(Q21)−
ICRLであるから、このスイッチング信号のDCレベルも前
記した第6図のものよりほぼICRLだけ低下し、およそ、
EX+0.7Vに低下する。
さらに、トランジスタQ1のコレクタ側に付加されるイ
ンピーダンスは高域特性では浮遊容量C0とトランジスタ
Q11の交流エミッタ抵抗reとなるので、前述した第6図
のインピーダンスC0・(RL+re)に対して(C0・re)と
なり、小さくすることができる。そのため、スイッチン
グ情報信号VX0,VY0に対してスイッチング速度を早くす
ることが可能になる。
なお、上記の動作説明はトランジスタQ1がオンとなっ
たときのスイッチング信号D1Xについて説明したが、ト
ランジスタQ2がオンとなったときのスイッチング信号D
1Yに対しても同様な動作となり、さらに他の出力回路20
のスイッチング信号D2X,D2Yについても同様であること
はいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明の差動チャンネル型のドライブ回路は、上述し
たように、スイッチングトランジスタの出力回路として
能動的なトランジスタを負荷として使用するように構成
しているので、チャンネル選択信号のレベル差を小さく
することができると同時に、情報によってスイッチング
されるトランジスタをより高速で動作させることができ
るという効果がある。
また。スイッチング回路をドライブするスイッチング
信号のDCレベル(特に、“H"レベル)が従来のものより
低下するので、スイッチング回路におけるダイナミック
レンジが大きくなり、特に、誘導性の磁気ヘッド等に記
録電流を流すときは、正確な記録波形とすることができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す差動スイッチ型のドラ
イブ回路図、第2図は第1図の電圧レベルを示す波形
図、第3図、第4図はスイッチング回路の例を示す配線
図、第5図は第4図のスイッチング回路の信号レベルを
示す波形図、第6図は差動スイッチ型のドライブ回路の
先行技術を示す回路図、第7図は第6図の信号レベルを
示す波形図である。 図中、Q1,Q2はスイッチング用のトランジスタ、10(20,
30)は出力回路、Q10(Q20,Q30)はチャンネル選択トラ
ンジスタ、D1X,D1Y(D2X,D2Y)はスイッチング信号、T
11,T12,T21,T22はスイッチング回路のトランジスタを示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング信号で交互にオン・オフされ
    る一対のトランジスタからなる差動型スイッチ回路と,
    前記差動型スイッチ回路の各コレクタにエミッタが接続
    され、ベースとコレクタが抵抗を介して共通接続されて
    いる一対のトランジスタからなる出力回路を複数個接続
    すると共に、前記出力回路の各々の共通接続部にエミッ
    タが接続され、コレクタが基準電源に接続されているチ
    ャンネル選択トランジスタを設け、前記チャンネル選択
    トランジスタのベースに供給されているチャンネル選択
    信号によって選択された前記出力回路からスイッチング
    信号が出力されるように構成されていることを特徴とす
    る差動スイッチ型のドライブ回路。
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