JP2636148B2 - 船尾管シール装置 - Google Patents

船尾管シール装置

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JP2636148B2 JP5261297A JP26129793A JP2636148B2 JP 2636148 B2 JP2636148 B2 JP 2636148B2 JP 5261297 A JP5261297 A JP 5261297A JP 26129793 A JP26129793 A JP 26129793A JP 2636148 B2 JP2636148 B2 JP 2636148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船尾管シール装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、船尾管シール装置、特に船尾側
シール装置は、水と船尾管内の潤滑油を夫々にシールす
る機能が要求されるため、推進軸が遊嵌されるハウジン
グ内に、推進軸側に摺接する複数のシールリングを船外
側から船内側に順次配設し、一対のシールリングにより
形成される空間を空気室とし、該空気室の船内側の空間
を油室とし、空気室と圧縮空気源とを空気供給管により
接続し、前記油室と重力タンクとを油供給管により接続
したものが採用されている(例えば、実公昭47−40
477号、実公昭47−40478号、実公昭47−4
0480号、実開昭59−165300号、実開平1−
148171号公報参照)。
【0003】従来、シールリングの耐久性の向上、潤滑
油の流出による海洋汚染の防止を図るべく改良されてお
り、その一つは、圧縮空気を前記空気室に常時供給し、
海水側のシールリングをその背面から押し上げて空気を
常時海水側に吹き出すようにしたもの(実開昭59−1
65300号、実開平1−148171号公報参照)で
あり、他の一つは、空気室に供給する空気圧力は、外水
圧および潤滑油圧力よりも常時低く設定し、空気室に空
気を滞留させた状態に保持するようにしたもの(実公昭
47−40477号、実公昭47−40478号、実公
昭47−40480号公報参照)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の前者では、空気室内圧力が喫水圧+0 〜0.2kg/cm2
に保持されるため、シールリングにかかる差圧を小さく
できると共に潤滑油と水を分離できるという利点を有す
るが、圧縮空気の吹出しにより船外側のシールリングが
常時押上げられるので、経年変化によってシールリング
の弾性機能が低下し、推進軸に外嵌されたライナーとシ
ールリングの間に隙間が生じ、外水が空気室内に流入す
るという問題がある。
【0005】また、上記従来技術の後者では、圧縮空気
が船外に吹出さないため、空気室内の圧力を圧力調整弁
等を用いて一定に保持できるが、波のうねりなどによる
喫水の微妙な変化に対して、追従させることが困難であ
り、シールリングに作用する差圧を小さくする機能がな
くなるという問題がある。本発明は、上述のような実状
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、シ
ールリングに作用する差圧を小さくでき、かつ空気室内
の圧力を喫水の変化に関係なく一定に保持でき、シール
リングの耐久性の向上、潤滑油の船外への流出防止を確
実にすることができる船尾管シール装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、推進軸が遊嵌されるハウジング内に、推進軸側に
摺接する複数のシールリングを船外側から船内側に順次
配設し、一対のシールリングにより形成される空間を空
気室とし、該空気室の船内側の空間を油室とし、空気室
と圧縮空気タンクとを空気供給管により接続し、前記油
室と油重力タンクとを油供給管により接続してなる船尾
管シール装置において、前記空気タンクと油重力タンク
とを空気連通管により接続し、前記空気室に供給される
空気の圧力を、喫水の変化に追従して喫水圧よりも若干
低い値に保持する空気圧調整手段を設け、前記油室内圧
力が空気室内圧力よりも若干高くなる位置に油重力タン
クを配置したことを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記空気室にドレンタン
クをドレン回収管により接続し、ドレンタンクと前記空
気タンクとを空気連通管により接続したことを特徴とし
ている。そして、本発明は、前記空気圧調整手段は、下
端部の推進軸中心レベルよりも下方に位置する外水取入
口を有し、上端が喫水よりも上方に位置する空気圧調整
竪筒と、一端が該竪筒の推進軸中心レベルよりも上方に
位置して上下方向に間隔をもって開口すると共に他端が
前記空気タンクと接続されかつ中間に逆止開閉弁が介装
された複数の空気供給管とからなることを特徴としてい
る。
【0008】さらに、本発明は、前記空気室の船外側お
よび船内側シールリングの船外および船内側に夫々油室
が形成されるようにシールリングが設けられ、船外側油
室には潤滑油又はグリースを封入し、船内側油室と油タ
ンクとを油供給管により接続したことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、圧縮空気タンクの空気が、空
気圧調整手段の外水が導入された空気圧調整竪筒内に吹
出されているので、前記空気タンク内の圧力は外水の喫
水圧の変化に追従した喫水圧よりも若干低い空気圧に保
持され、したがって、一対のシールリングにより形成さ
れた空気室内の圧力も、喫水圧の変化に追従した喫水圧
よりも若干低い圧力に保持され、即ち、シールリングに
作用する差圧が喫水の変化に関係なく一定となり、シー
ルリングと推進軸の間から空気が船外に吹き出すことは
ない。
【0010】また、シールリングと推進軸の間から空気
が吹き出さないため、シールリングの弾性力の低下を防
止してその耐久性が向上し、外水が前記空気室に多量流
入するのを防止してシール機能を保持することができ
る。そして、前記空気室の船内側に形成される油室内の
潤滑油圧力は、油重力タンクにより空気室内圧力よりも
若干高い圧力に保持されているので、潤滑油がドレンと
して若干空気室側に漏れるが、空気室内に侵入した若干
の外水と共に、ドレンタンクに導びかれ、潤滑油および
外水のドレンは、船内で容易に回収される。このとき、
ドレンタンクには前記空気タンクの空気が導入されてい
るので、ドレンタンクからドレンを排出しても、空気室
内の空気圧力は低下しない。
【0011】そして、本発明によれば、前記空気圧調整
竪筒に供給する複数の空気供給管からの空気吹込み高さ
を、前記空気室の船外側シールリングに作用する外水圧
の状況変化に応じて、逆止開閉弁の操作により任意に変
更することができ、シールリングに作用する差圧を任意
にかつ適正に調整することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の実施例を示し、1 は船の推進軸、2
は推進軸1 に外嵌されたライナー、3 はプロペラ、4 は
推進軸1 が遊嵌軸支される船尾管ハウジング、5 は船尾
管軸受であり、前記ハウジング4 内には、推進軸1 の外
周面に摺接する第1および第2シールリング6,7 が、船
外側から船内側に順次配設されている。
【0013】前記第1および第2シールリング6,7 によ
り形成された空間は圧縮空気室8 とされ、該空気室8 の
船内側の空間が第2油室9 とされると共に、船尾管軸受
5 の船内側に第1油室10が形成され、両油室9,10は軸受
5 と推進軸1 との間の空間により連通されており、前記
ハウジング4 には、空気室8 に通じる空気供給口11およ
びドレン排出口12が設けられている。
【0014】また、前記第1および第2シールリング6,
7 には、夫々空気室8 側から外方即ち、船外又は船内方
向に突出するリップ部6A,7A が設けられ、外水圧又は潤
滑油圧力により該リップ部6A,7A を推進軸1 外周面に押
付け、外水および潤滑油の空気室8 内への侵入が極少と
なるようにしてある。13は圧縮空気タンクで、圧縮空気
源から所定圧力の圧縮空気が供給され、圧縮空気管14に
よって前記ハウジング4 の空気供給口11に接続されてお
り、空気室8に圧縮空気が供給されるようになってい
る。また、該空気タンク13には、空気圧調整手段15の竪
筒15A に空気を送入する空気供給主管16の一端が接続さ
れ、潤滑油を入れた油重力タンク17およびドレンタンク
18との空気連通管19,20 が接続されている。
【0015】前記空気圧調整手段15は、上下端が閉塞さ
れた前記竪筒15A と、該竪筒15A の下端に開閉弁21を介
して接続された外水 (例えば海水) 取入管22と、前記空
気供給主管16に夫々の一端が接続された複数の空気供給
枝管23A,23B,23C と、各枝管23A,23B,23C に夫々接続さ
れた逆止開閉弁24A,24B,24C と、各逆止開閉弁24A,24B,
24C に一端が接続され、かつ他端が前記竪筒15A の側面
に、推進軸1 の中心レベルLよりも上方に位置してb1,b
2,b3の各高さをもって接続された空気吹込供給管25A,25
B,25C とから成っている。
【0016】そして、前記外水取入管22はその水取入口
が、船体外板Sに前記推進軸中心レベルLよりも下方に
位置して貫通状に取付けられている。また、前記竪筒15
A の上端は、喫水WLよりも相当高い位置に設置され、
空気抜き管26が接続されており、竪筒15A 内の水面レベ
ルは、喫水WLと同じ高さでかつ推進軸1 中心レベルL
から喫水圧Cの高さに位置している。
【0017】したがって、圧縮空気タンク13内の空気圧
力は、常にC−b1 (又は、b2,b3)で定まる圧力に保たれ
る。また、圧縮空気タンク13に接続された空気室8 内の
空気圧力は、前記タンク13内圧力と同じC−b1 (又は、
b2,b3)で定まる圧力と等しくなり、第1シールリング6
に作用する差圧は、常に喫水圧Cと空気室8 内圧力 (C
−b1又は、(b2,b3) の差、即ちb1( 又は、b2,b3)とな
り、喫水圧の変化に関係なく一定になる。
【0018】なお、前記各空気吹込供給管25A 〜25C の
竪筒15A への接続位置が、推進軸1の中心レベルLより
も高い位置に設定されているので、第1シールリング6
の外水側に作用する圧力が、空気室8 内圧力よりも高く
なり、第1シールリング6 と推進軸1 外周面との間から
空気が船外側へ吹出すことはない。さらに、空気調整竪
筒15A の水面レベルが、常に喫水WLと等しいため、喫
水WLが微妙に変化してもこれに追従し、第1シールリ
ング6 に作用する差圧b1,b2,b3は、常時一定に保たれ
る。また、この差圧b1,b2,b3は、逆止開閉弁24A 〜24C
のうちのどれか1つを開くことにより任意に選定するこ
とができる。なお、各逆止開閉弁24A 〜24C は空気を流
通させるが水を逆流させない構造となっている。
【0019】前記油重力タンク17は、推進軸中心レベル
L上方に高さaの位置に設置され、潤滑油供給管27,28
により前記第1油室10と接続されており、油室10,9に潤
滑油をその重力により供給するようになっている。な
お、前記油室9,10内の潤滑油には、空気タンク13内圧力
C−b1と潤滑油ヘッド圧aの和の圧力C−b1+aが作用
している。
【0020】したがって、第2シールリング7 には、空
気室8 側からC−b1の空気圧力が作用しているため、結
果として、潤滑油圧力と空気圧力の差圧〔 (C−b1+
a) −(C−b1) =a〕が常時作用し、この差圧aは油
重力タンク17の高さにより決まるので、喫水WLの変化
に関係なく常に一定である。前記ドレンタンク18は、空
気室8 内に浸入して溜まった水と潤滑油を回収するもの
で、前記ハウジング4 のドレン排出口12にドレン回収管
29により接続されており、ドレン排出管30が開閉弁31を
介して接続されている。なお、ドレンタンク18内は、前
記空気連通管20により空気タンク13と連通しているた
め、空気タンク13内および空気室8 内圧力と同一となっ
ている。したがって、開閉弁31を開いてドレン排出管30
から水と油の混じったドレンを排出しても、空気室8 内
の空気圧力は変化せず、容易に排出できる。
【0021】上記第1実施例によれば、空気室8 内に供
給される空気圧力は、空気圧調整手段15により喫水WL
の変化に追従しかつ喫水圧よりも若干低く設定された一
定圧力に保たれており、また第1および第2油室10,9内
の潤滑油圧力も潤滑油ヘッド圧相当分だけ空気室内圧力
よりも高く設定されているので、圧縮空気が両シールリ
ング6,7 から船外側および船内側に吹出すことがなく、
しかも差圧b1, aが小さく設定されているため、シール
リング6,7 の長寿命化即ち耐久性の向上を図ることがで
きる。
【0022】また、潤滑油は空気室8 内に若干浸入する
が、外水が空気室8 に若干流入するため、潤滑油が空気
室8 から船外に流出せず、海洋或いは河川汚染を発生さ
せることがなく、空気室8 内に浸入した水と油のドレン
は、ドレン回収タンク18に流入して溜り、空気室8 内の
空気圧力に変化をもたらすことなく、容易に排出し回収
することができる。
【0023】さらに、空気圧調整手段15の竪筒15A 内に
吹込む空気供給管25A,25B,25C の夫々の逆止開閉弁24A,
24B,24C の開閉を選択することにより、空気タンク13内
圧力、即ち、空気室8 内圧力を、第1シールリング6 に
作用する外圧の状況の変化に対応して容易に調整するこ
とができる。図2は本発明の第2実施例を示し、第1実
施例と異なるところは、船尾管ハウジング4 内の第1シ
ールリング6 の船外側に第3シールリング32を第2シー
ルリング7 の船内側に第4シールリング33を設け、第1
および第3シールリング6,32で形成される第4油室34に
は、潤滑油やグリース等の潤滑性の優れた油を封入し、
第2および第4シールリング33で形成される第3油室35
は、夫々開閉弁36,37を介装した給油管38,39 により油
重力タンク17に接続した点であり、第1実施例と同等以
上の効果が期待できる。
【0024】なお、第1実施例と共通する部分は、図1
と共通符号を付し、詳細説明は省略する。本発明は、上
記実施例に限定されるものではなく、適宜設計変更する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述のように、推進軸が遊嵌
されるハウジング内に、推進軸側に摺接する複数のシー
ルリングを船外側から船内側に順次配設し、一対のシー
ルリングにより形成される空間を空気室とし、該空気室
の船内側の空間を油室とし、空気室と圧縮空気タンクと
を空気供給管により接続し、前記油室と油重力タンクと
を油供給管により接続してなる船尾管シール装置におい
て、前記空気タンクと油重力タンクとを空気連通管によ
り接続し、前記空気室に供給される空気の圧力を、喫水
の変化に追従して喫水圧よりも若干低い値に保持する空
気圧調整手段を設け、前記油室内圧力が空気室内圧力よ
りも若干高くなる位置に油重力タンクを配置したことを
特徴とするものであるから、シールリングに作用する差
圧を小さくできると共に、空気室内の空気圧力を喫水の
変化に関係なく常に一定に保持でき、圧縮空気が空気室
から吹き出さないためシールリングの耐久性の向上を図
ることができ、潤滑油の船外への流出を防止して海洋・
河川汚染をなくすことができる。
【0026】また、本発明は、前記空気室にドレンタン
クをドレン回収管により接続し、ドレンタンクと前記空
気タンクとを空気連通管により接続したことを特徴とす
るものであるから、ドレン回収を空気室内の圧力変動を
生ぜしめることなく容易に行なうことができる。そし
て、本発明は、前記空気圧調整手段は、下端部の推進軸
中心レベルよりも下方に位置する外水取入口を有し、上
端が喫水よりも上方に位置する空気圧調整竪筒と、一端
が該竪筒の推進軸中心レベルよりも上方に位置して上下
方向に間隔をもって開口すると共に他端が前記空気タン
クと接続されかつ中間に逆止開閉弁が介装された複数の
空気供給管とからなることを特徴とするものであるか
ら、簡単な手段によって空気タンク内および空気室内の
空気圧力を、喫水の変化に関係なく常に一定に保持する
ことができると共に、外水が船外側シールリングにかか
る圧力状況の変化に応じて容易に変更して、船外側シー
ルリングに作用する差圧を適切に調整することができ
る。
【0027】さらに、本発明は、前記空気室の船外側お
よび船内側シールリングの船外および船内側に夫々油室
が形成されるようにシールリングが設けられ、船外側油
室には潤滑油又はグリースを封入し、船内側油室と油タ
ンクとを油供給管により接続したことを特徴とするもの
であるから、さらにシール機能およびシールリングの耐
久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 推進軸 4 船尾管ハウジング 6 第1シールリング 7 第2シールリング 8 空気室 9,10 油室 13 圧縮空気タンク 14 空気供給管 15 空気圧調整手段 15A 空気圧調整竪筒 16 空気供給管 17 油重力タンク 18 ドレン回収タンク 19,20 空気連通管 22 外水取入管 23A,23B,23C 空気供給枝管 24A,24B,24C 逆止開閉弁 25A,25B,25C 空気吹出供給管 27,28 潤滑油供給管 29 ドレン回収管 32 第3シールリング 33 第4シールリング 34 第4油室 35 第5油室 38,39 潤滑油供給管

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進軸が遊嵌されるハウジング内に、推
    進軸側に摺接する複数のシールリングを船外側から船内
    側に順次配設し、一対のシールリングにより形成される
    空間を空気室とし、該空気室の船内側の空間を油室と
    し、空気室と圧縮空気タンクとを空気供給管により接続
    し、前記油室と油重力タンクとを油供給管により接続し
    てなる船尾管シール装置において、 前記空気タンクと油重力タンクとを空気連通管により接
    続し、前記空気室に供給される空気の圧力を、喫水の変
    化に追従して喫水圧よりも若干低い値に保持する空気圧
    調整手段を設け、前記油室内圧力が空気室内圧力よりも
    若干高くなる位置に油重力タンクを配置したことを特徴
    とする船尾管シール装置。
  2. 【請求項2】 前記空気室にドレンタンクをドレン回収
    管により接続し、ドレンタンクと前記空気タンクとを空
    気連通管により接続したことを特徴とする請求項1又は
    2の船尾管シール装置。
  3. 【請求項3】 前記空気圧調整手段は、下端部の推進軸
    中心レベルよりも下方に位置する外水取入口を有し、上
    端が喫水よりも上方に位置する空気圧調整竪筒と、一端
    が該竪筒の推進軸中心レベルよりも上方に位置して上下
    方向に間隔をもって開口すると共に他端が前記空気タン
    クと接続されかつ中間に逆止開閉弁が介装された複数の
    空気供給管とからなることを特徴とする請求項1又は2
    の船尾管シール装置。
  4. 【請求項4】 前記空気室の船外側および船内側シール
    リングの船外および船内側に夫々油室が形成されるよう
    にシールリングが設けられ、船外側油室には潤滑油又は
    グリースを封入し、船内側油室と油タンクとを油供給管
    により接続したことを特徴とする請求項1,2又は3の
    船尾管シール装置。
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