JP2635470B2 - 熱転写プリンタの補正回路 - Google Patents
熱転写プリンタの補正回路Info
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- JP2635470B2 JP2635470B2 JP3300993A JP30099391A JP2635470B2 JP 2635470 B2 JP2635470 B2 JP 2635470B2 JP 3300993 A JP3300993 A JP 3300993A JP 30099391 A JP30099391 A JP 30099391A JP 2635470 B2 JP2635470 B2 JP 2635470B2
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- JP
- Japan
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- correction
- resistance value
- correction table
- correction circuit
- thermal transfer
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタに関し、
特にサーマルヘッドの発熱抵抗体の各抵抗値に応じて記
録濃度の変化を補正する補正回路に関する。
特にサーマルヘッドの発熱抵抗体の各抵抗値に応じて記
録濃度の変化を補正する補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に熱転写プリンタにあっては、印
字データに応じてサーマルヘッドの各発熱抵抗体に通電
することでインクリボンのインクを受像紙に転写させて
いるが、サーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値にバラ
ツキがあるために、主走査方向で濃度ムラが発生して印
字品質が低下する。
字データに応じてサーマルヘッドの各発熱抵抗体に通電
することでインクリボンのインクを受像紙に転写させて
いるが、サーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値にバラ
ツキがあるために、主走査方向で濃度ムラが発生して印
字品質が低下する。
【0003】そこで従来から図4に示すように、サーマ
ルヘッドの発熱抵抗体の各抵抗値を格納した抵抗値RO
M101及び抵抗値に応じて印字データを補正する補正
テーブルROM102を備え、主走査方向のヘッドアド
レスで抵抗値ROM101をアクセスして、通電する発
熱抵抗体の抵抗値を読み出し、この抵抗値データと印字
データ(濃度階調データ)とで補正テーブルROM10
2をアクセスして抵抗値に応じて補正した印字データを
読み出すようにした補正回路が知られている。
ルヘッドの発熱抵抗体の各抵抗値を格納した抵抗値RO
M101及び抵抗値に応じて印字データを補正する補正
テーブルROM102を備え、主走査方向のヘッドアド
レスで抵抗値ROM101をアクセスして、通電する発
熱抵抗体の抵抗値を読み出し、この抵抗値データと印字
データ(濃度階調データ)とで補正テーブルROM10
2をアクセスして抵抗値に応じて補正した印字データを
読み出すようにした補正回路が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばサー
マルヘッドとして2048ドット(2048個の発熱抵
抗体)以上のものを使用する場合、ヘッドアドレスデー
タは12ビット必要になる。つまり、図5(a)〜
(c)にも示すように発熱抵抗体の各抵抗値は個々に異
なり、更に各抵抗値のパターンはサーマルヘッド毎に異
なっている。このように発熱抵抗体の各抵抗値は1つと
して同じものがない場合もあるので、理想的には抵抗値
ROMの出力も12ビットで出力できることが望まし
い。
マルヘッドとして2048ドット(2048個の発熱抵
抗体)以上のものを使用する場合、ヘッドアドレスデー
タは12ビット必要になる。つまり、図5(a)〜
(c)にも示すように発熱抵抗体の各抵抗値は個々に異
なり、更に各抵抗値のパターンはサーマルヘッド毎に異
なっている。このように発熱抵抗体の各抵抗値は1つと
して同じものがない場合もあるので、理想的には抵抗値
ROMの出力も12ビットで出力できることが望まし
い。
【0005】しかしながら、印字データは多階調プリン
タであれば一般的に8ビットであり、これに色信号の2
ビットを加えると、抵抗値ROMの出力を補正テーブル
ROMのアドレスデータとして使用できるビット数は6
ビットに制限され、このビット数を増加するには補正テ
ーブルROMの容量を増やすしかないがコストが高くな
り、現状では4MビットROMを使用しても9ビットが
限界である。
タであれば一般的に8ビットであり、これに色信号の2
ビットを加えると、抵抗値ROMの出力を補正テーブル
ROMのアドレスデータとして使用できるビット数は6
ビットに制限され、このビット数を増加するには補正テ
ーブルROMの容量を増やすしかないがコストが高くな
り、現状では4MビットROMを使用しても9ビットが
限界である。
【0006】そのため従来の補正回路では、各種の抵抗
値のバラツキに対応するために、ある程度広い範囲で補
正するような補正テーブルを用いているが、補正に用い
ることができるビット数は6ビットであるために、補正
テーブルは図6に示すように1本の間隔が広くなって細
かい補正ができない。
値のバラツキに対応するために、ある程度広い範囲で補
正するような補正テーブルを用いているが、補正に用い
ることができるビット数は6ビットであるために、補正
テーブルは図6に示すように1本の間隔が広くなって細
かい補正ができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、補正テーブルの補正曲線の分布を均等にせ
ず、各発熱抵抗体の抵抗値分布に応じて補正曲線の分布
に疎密を与えるようにした。
決するため、補正テーブルの補正曲線の分布を均等にせ
ず、各発熱抵抗体の抵抗値分布に応じて補正曲線の分布
に疎密を与えるようにした。
【0008】
【作用】発熱抵抗体の個々の抵抗値を記憶した抵抗値R
OMから出力された抵抗値データと記録すべき印字デー
タは、サーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値分布に応
じた補正テーブルROMに入力され、この補正テーブル
ROMから出力された補正濃度階調データに基づいてサ
ーマルヘッドが駆動される。
OMから出力された抵抗値データと記録すべき印字デー
タは、サーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値分布に応
じた補正テーブルROMに入力され、この補正テーブル
ROMから出力された補正濃度階調データに基づいてサ
ーマルヘッドが駆動される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。ここで、図1は本発明を適用した熱転写プリ
ンタの補正回路の要部ブロック図、図2は同補正回路の
各信号のタイミングチャート、図3は同補正回路の補正
テーブルの説明図である。
説明する。ここで、図1は本発明を適用した熱転写プリ
ンタの補正回路の要部ブロック図、図2は同補正回路の
各信号のタイミングチャート、図3は同補正回路の補正
テーブルの説明図である。
【0010】本発明に係る補正回路は、サーマルヘッド
の各発熱抵抗体の抵抗値を格納し、ヘッドアドレスデー
タでアクセスされる抵抗値ROM1と、印字データをラ
ッチしてデータ転送クロックで出力するラッチ回路2
と、抵抗値等に応じた印字データの補正テーブルを格納
し、抵抗値ROM1からの抵抗値データ、ラッチ回路2
からの印字データ及び色信号をアドレスデータとしてア
クセスされる補正テーブルROM3とを備えており、各
信号の出力タイミングは図2に示すようになる。
の各発熱抵抗体の抵抗値を格納し、ヘッドアドレスデー
タでアクセスされる抵抗値ROM1と、印字データをラ
ッチしてデータ転送クロックで出力するラッチ回路2
と、抵抗値等に応じた印字データの補正テーブルを格納
し、抵抗値ROM1からの抵抗値データ、ラッチ回路2
からの印字データ及び色信号をアドレスデータとしてア
クセスされる補正テーブルROM3とを備えており、各
信号の出力タイミングは図2に示すようになる。
【0011】ここで、補正テーブルROM3に格納する
補正テーブルについて説明すると、前述したように抵抗
値ROM1から出力できるデータのビット数に制限があ
ることから、補正テーブルは抵抗値分布に応じたものと
している。即ち、例えばサーマルヘッドの発熱抵抗体の
各抵抗値分布には、前記したように図5(a)〜(c)
に示すような分布があるので、この分布に応じてテーブ
ルを作成する。例えば同図(a)に示すような抵抗値分
布であれば、最大補正量が小さいので、抵抗値ROM1
はこの範囲で0〜64(6ビット)フルに抵抗値を示
し、補正テーブルもそれに対応して細かく設定する。
補正テーブルについて説明すると、前述したように抵抗
値ROM1から出力できるデータのビット数に制限があ
ることから、補正テーブルは抵抗値分布に応じたものと
している。即ち、例えばサーマルヘッドの発熱抵抗体の
各抵抗値分布には、前記したように図5(a)〜(c)
に示すような分布があるので、この分布に応じてテーブ
ルを作成する。例えば同図(a)に示すような抵抗値分
布であれば、最大補正量が小さいので、抵抗値ROM1
はこの範囲で0〜64(6ビット)フルに抵抗値を示
し、補正テーブルもそれに対応して細かく設定する。
【0012】また、同図(c)に示すような抵抗値分布
であれば、I及びIIIの各領域を細かくつまり補正曲線
の密度が濃くなるように設定し、IIの領域は粗く設定す
る。例えば、抵抗値ROM1の6ビット(64本)の
内、Iの領域は0〜25(26ポイント)、IIの領域は
26〜37(9ポイント)、IIIの領域は38〜63
(26ポイント)を割り当てるようにして、これに応じ
て補正テーブルを作成する。この場合の補正テーブルの
例を図3に示している。
であれば、I及びIIIの各領域を細かくつまり補正曲線
の密度が濃くなるように設定し、IIの領域は粗く設定す
る。例えば、抵抗値ROM1の6ビット(64本)の
内、Iの領域は0〜25(26ポイント)、IIの領域は
26〜37(9ポイント)、IIIの領域は38〜63
(26ポイント)を割り当てるようにして、これに応じ
て補正テーブルを作成する。この場合の補正テーブルの
例を図3に示している。
【0013】このように補正テーブルを発熱抵抗体の抵
抗値の分布に応じたものとすることによって、各サーマ
ルヘッド毎に補正テーブルを変更することで、ビット数
が少ない場合でも最大限の補正効果を挙げることができ
る。
抗値の分布に応じたものとすることによって、各サーマ
ルヘッド毎に補正テーブルを変更することで、ビット数
が少ない場合でも最大限の補正効果を挙げることができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
サーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値分布に応じた補
正テーブルを備えたので、抵抗値データのビット数が制
限される場合でも細かい補正ができるようになる。
サーマルヘッドの各発熱抵抗体の抵抗値分布に応じた補
正テーブルを備えたので、抵抗値データのビット数が制
限される場合でも細かい補正ができるようになる。
【図1】本発明を適用した熱転写プリンタの補正回路の
要部ブロック図
要部ブロック図
【図2】同補正回路の各信号のタイミングチャート
【図3】同補正回路の補正テーブルの説明図
【図4】従来の補正回路の要部ブロック図
【図5】サーマルヘッドの発熱抵抗体の抵抗値分布の説
明図
明図
【図6】従来の補正テーブルの説明図
1…ヘッド抵抗値ROM、2…ラッチ回路、3…補正テ
ーブルROM。
ーブルROM。
Claims (1)
- 【請求項1】 サーマルヘッドの発熱抵抗体の各抵抗値
に応じて印字データを補正するための補正テーブルを備
え、発熱抵抗体の抵抗値に応じて通電エネルギを補正す
るようにした熱転写プリンタの補正回路において、前記
補正テーブルは複数の発熱抵抗体を複数の領域に分け、
最大補正量が大きい領域には補正曲線の本数を少なく、
最大補正量が小さい領域には補正曲線の本数を多く割り
当てたことを特徴とする熱転写プリンタの補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300993A JP2635470B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 熱転写プリンタの補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300993A JP2635470B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 熱転写プリンタの補正回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104764A JPH05104764A (ja) | 1993-04-27 |
JP2635470B2 true JP2635470B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=17891541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3300993A Expired - Lifetime JP2635470B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 熱転写プリンタの補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2635470B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0703079B1 (en) * | 1994-09-23 | 1999-03-17 | Hewlett-Packard Company | Reducing energy variations in thermal ink jet printheads |
DE60115161T2 (de) | 2000-07-28 | 2006-07-13 | Canon K.K. | Toner, Bildherstellungsverfahren, Prozesskartusche |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2888564B2 (ja) * | 1989-11-16 | 1999-05-10 | キヤノン株式会社 | 画像記録装置 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP3300993A patent/JP2635470B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05104764A (ja) | 1993-04-27 |
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