JP2635173B2 - シート材自動綴合せ装置 - Google Patents

シート材自動綴合せ装置

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JP2635173B2
JP2635173B2 JP18829089A JP18829089A JP2635173B2 JP 2635173 B2 JP2635173 B2 JP 2635173B2 JP 18829089 A JP18829089 A JP 18829089A JP 18829089 A JP18829089 A JP 18829089A JP 2635173 B2 JP2635173 B2 JP 2635173B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、シート材自動綴合せ装置に係り、詳しくは
シート材自動綴合せ作業と穿孔作業及び綴合せ作業と、
を選択自在に行なうことができるシート材自動綴合せ装
置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、直線状の背骨部に横方向にほぼ円環状に延設さ
れた多数の指部材を形成し、一般的なプラスチック材よ
りなる綴合せ部材を、穿孔手段により穿孔されたシート
材の孔に自動的に綴合せるシート材自動綴合せ装置が提
案されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記穿孔手段には、一度に穿孔できる
シート材の枚数(シート材束の厚さ)に限りがあり、そ
れ以上のシート材を穿孔すると、穿孔不良を生じるとい
う欠点があり、シート材を穿孔して自動綴合せ作業を行
なう場合、穿孔能力限度以下のシート材の枚数及び厚さ
を操作者が常にチェックするという作業無駄があった。
そこで、本発明は、シート材の穿孔作業及び綴合せ作
業を行なうことができる切換手段を設けて、穿孔能力を
超えた枚数のシート材を分割して穿孔した後、自動綴合
せするシート材自動綴合せ装置を提供することを目的と
するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであっ
て、シート材に穿孔する穿孔手段と、該穿孔手段により
穿孔された前記シート材を自動搬送する搬送手段と、該
搬送手段により搬送された前記シート材を綴合せ部材に
綴合せする綴合せ手段と、よりなるシート材自動綴合せ
装置において、前記穿孔手段により前記シート材を穿孔
した後、続いて前記綴合せ部材へ自動搬送させる場合
と、前記シート材を分割して前記穿孔手段により穿孔し
たシート材を手動で整合し、前記搬送手段により自動搬
送して、前記綴合せ手段により綴合せする場合と、を選
択する切換手段を有する制御手段を設けたことを特徴と
する。
(ホ)作用 以上の構成に基づき、シート材を穿孔手段により穿孔
し、搬送手段により綴合せ手段に搬送して、該綴合せ手
段により前記シート材を綴合せ部材により綴合せする。
この際、切換手段の信号によ制御手段は、前記シート材
を穿孔手段により穿孔した後に、続いて前記搬送手段に
より前記綴合せ手段に搬送して、綴合せ手段により前記
シート材を綴合せる場合と、前記シート材を分割して前
記穿孔手段により穿孔したシート材を手動で整合し、前
記搬送手段により自動搬送して前記綴合せ手段により綴
合せする場合と、を選択する。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って本発明の実施例について説明す
る。
シート材自動綴合せ装置1は、第1図(a)に示すよ
うに、シート材2の束を穿孔する穿孔手段である穿孔部
3と、穿孔されたシート材2の束を搬送する搬送手段で
ある搬送部5と、穿孔されて、搬送されて来るシート材
2の束を綴合せるために綴合せ部材であるリング6を開
閉する綴合せ手段であるリング開閉部7とよりなり、夫
々が装置1の台盤1aに配設されている。
先ず、穿孔部3を第1図(a)及び第4図乃至第8図
を参照して説明する。第1図に示すように、シート材2
の載置台9に近接して、ダイ10が配設され、載置台9の
下方から上方に覗いて、シート材2の存在を検知するセ
ンサレバー11aが取付けられ、このセンサレバー11aの下
方にセンサレバー11aの動きによりシート材2の存在を
検知するセンサ11が設けられている。また、第4図に示
すようにダイ10には多数の角状の打抜孔10aが列設さ
れ、その下流側に2個の透孔10bが設けられている。こ
の透孔10bにはシート材2の端部を突き当てて、位置決
めする一対の短いストッパー12aと一対の長いストッパ
ー12bとが出没可能に設けられ、この一対のストッパー1
2aが互に一体に連結されると共に、一対のストッパー12
bも互に一体に連結されていて、更にオフのとき下げ、
オンのとき持ち上げるソレノイド13a,13bが設けられて
おり、ストッパー12a,12bは夫々ソレノイド13a,13bによ
り駆動されている。そして、打抜孔10aとストッパー12
a,12bの折曲片との距離l1,l2の関係はl1<l2である
(このストッパーは2組に限るものではない)。また、
第1図、第5図、第6図に示すように、15はハンドル16
の軸で、ハンドル16を反時計回りに回動すると、後記す
るように、パンチ17がガイド19,20に案内されて下降
し、ダイ10の打抜孔10aを貫通するようになっている。
第7図及び第8図にも示すように、ダイベース21にダイ
10が固定され、ガイド19,20が支持台22に固定されると
共に、この支持台22がダイベース21に固定されている。
また、支持台22の両側端部の上部にスリーブ23、下部に
押棒25が案内され、押棒25の下端に押え板26が固定さ
れ、スリーブ23に押棒25が摺動自在に取付けられ、スリ
ーブ23と押棒25の上端との間に圧縮ばね27aが介装さ
れ、押部25のフランジ25aと支持台22との間に押棒25に
挿入されたコイル状の圧縮ばね27bが介装されている。
また、押し台29が設けられ、この押し台29にはパンチ17
の上端が取付けられ、更に、スリーブ23を下方に押圧す
るようになっていて、その両端の突起29aに前記した軸1
5の両側部に固定されたハンドルアーム30が係止されて
いる。ハンドル16(第1図(a),第5図参照)を反時
計回りに回動すると、押し台29が下降するようになって
いる。なお、パンチ17に突起23aが取付けられ、押し台2
9に取付けられた制限片29bが当接するようになってい
る。また、押え板26の切欠26aに係合しているロック板3
1が鉤状に形成され、その先端垂直部片に爪31aが設けら
れている。この垂直部片の下端部がピン32により枢支さ
れ、基端側垂直片の上端部の突起31bが解除リンク33の
長孔33aに係止され、この解除リンク33の上端部が押し
台29から下方に延設されたアーム35に枢支されていて、
前記押し板26をロック板31の爪31aにより係脱するよう
になっている。
また、第5図に示すように、ハンドル16と共に回動す
るセンサレバー36a,36bが設けられ、センサレバー36aに
上位で対向する上限センサ37とセンサレバー36bに下位
で対向する下限センサ39が設けられている。
次に、搬送部5を第1図、第5図及び第9図を参照し
て説明する。
シート材2の載置台9の下方から上方に覗いている搬
送ローラ40aが回動自在に装置1に取付けられモータ8
により回転駆動されている。ピックアップレバー41がそ
の中間部において装置1に固定されたピン41aに枢支さ
れており、ピックアップアーム42の下端部がレバー41に
軸41aの左側でピン41bにより枢支されている。また、レ
バー41にその右側部が軸41aにより回動自在に取付けら
れたレバー44の左端部に上搬送ローラ40bが軸支され、
またレバー44の右端部にギヤ48aとこのギヤ48aと一体で
同心のプーリ48bが軸41aにより軸支されており、またギ
ヤ48aに噛合うギヤ54aとこのギヤ54aと一体で同心のプ
ーリ54bが設けられ、前記下搬送ローラ41aと同心で、一
体のプーリ54cが設けられ、かつ前記上搬送ローラ41bと
同心で一体のプーリ48cが設けられている。そして、モ
ータ8のプーリとプーリ54c、プーリ54cとプーリ54b、
プーリ48bとプーリ48c、夫々にベルト8a,8b,8cが巻掛け
られていて、モータ8の時計回りの回転により、上下搬
送ローラ40a,40bがシート材2を挟持すると、シート材
2を右方に搬送するようになっている。また、レバー41
に引張ばね41dが取付けられて、レバー41を軸41aを中心
として時計回りに付勢するようになっており、ピン41b
を介してアーム42が上方に付勢されている。また、装置
1に固定されたピン45にフック46が枢支され、このフッ
ク46の係止部46aに、レバー41の垂直部片端の突起41cが
係合するようになっている。このフック46の他端がソレ
ノイド47の芯棒47aの先端に枢支され、ソレノイド47が
オンするとフック46が時計回りに回動し、突起41cの右
側からこの突起41cに係止し、ソレノイド47がオフする
とフック46が反時計回りに回動して突起41cから外れる
ようになっている。また、ハンドル16の操作により、セ
ンサレバー36bが反時計回りに回動して、下限センサ39
をさえぎると同時にアーム42を上方への付勢力に抗して
下降させると、レバー41の左側部が下降し、レバー41に
設けられた係止片41eからレバー44が解放され、レバー4
4と共に自重により上搬送ローラ40bが下搬送ローラ40a
を押圧するようになっている。また、シート材2の束の
厚さを制限する入口ガイド49(第9図参照)が装置1に
固定されたピン49aで枢支され、時計回り回動自在に垂
下され、反時計回り回動がストッパー49bに阻止されて
いる。なお、第9図中50は搬送台でダイ10の下流側に隣
接して設けられている。51は搬送されるシート材2の束
の先端部の散乱を防止するリング入口ガイドであり、固
設されたピン51aに時計回りの回動自在に垂下され、反
時計回り回動がストッパー51bにより阻止されている。
そして、矢印A方向へのシート材2の移動に対して、シ
ート材2の先端揃えとシート材2の厚さを制限するが、
矢印B方向にシート材2を引き抜くときには、リング6
が取付けられていても、第9図(b)に示すように、容
易に抜き取ることができるようになっている。
次に、リング開閉部7を第1図及び第10図乃至第14図
を参照して説明する。櫛状に水平方向に延設され、先端
が斜め上方へ曲成された上爪52がリング開閉部本体7aの
側壁の内側に上下方向に案内されて、ギヤ列53を介して
モータ55により駆動されるようになっている。また、斜
上方に突出し、先端がシート材2の搬送方向と直交する
ように多数配列された下爪56がギヤ列57を介してモータ
59に駆動されるようになっている。また、プラスチック
製で、1個の背骨に多数の横方向にほぼ円形に曲成され
た指部を有する綴合せ部材であるリング6を上爪52にそ
の指部を挿入したときに、リング6の外径だけ反時計回
りに回動するセンサレバー60がその軸60aにより時計回
りに回動するように付勢されて、枢支され、このセンサ
レバー60の下方にリング6を検知すると共にリングサイ
ズをも検知する複数のリングセンサ61が列設されてい
る。
更に、第13図及び第14図を参照して下爪56の作動機構
を詳細に説明する。第13図は正面図で、第14図は側面図
である。
下爪56の両側部の内側に水平部と垂直部とを有する溝
62を備えたガイド板63がリング開閉部本体7aに取付けら
れ、下爪56の突起65がこの溝62に案内されるようになっ
ている。また、下爪56の本体の中間部に一対の斜溝66が
設けられ、この斜溝66を摺動する斜突起67が上下動する
駆動板70に設けられている。この駆動板70がリング開閉
部本体7aに上下移動可能に支持されていて、前記駆動板
70にラック71が設けられ、このラック71が第1図に示す
ギヤ列57の終端ギヤと噛み合うようになっている。な
お、下爪56の手前側に押え板72が設けられ、この押え板
72と駆動板70とが下爪56の本体の斜ばか溝73を貫通する
ねじ75により互いに固定されている。
また、第15図に示すように、リング開閉部7の本体7a
を回動可能に台盤1aに支持するピン76が設けられ、本体
7aが傾動・固定されたときに、オンし、その信号を発信
するマイクロスイッチ77が設けられている。また、第15
図(b)に示すように、補助ガイド79は本体7aが傾動・
固定された時に、図示しない弾性部材によって、ピン79
aを中心として反時計回りに回動し、手動モード時のシ
ート材2のガイド面を形成するようになっている。ま
た、第17図に示すように、リング開口釦82、リング閉口
釦83が装置1の台盤1aに取付けられている。
次に、本発明の要点である切換スイッチ84につき、第
3図を参照して説明すると、切換スイッチ84を一段入れ
ると、その信号により制御手段である制御部85におい
て、ハンドル上限センサ37がオフした後にオンすると、
搬送ローラ40a,40bを駆動するステッピングモータ8を
オンする機能を停止させ、切換スイッチ84を二段入れる
と、その信号により制御部85において、シート検知セン
サ11の信号によりステッピングモータ8をオンするが、
ハンドル降下表示などを停止させ、切換えスイッチ84を
元に戻すと、正規の自動モードに復帰するようになって
いる。
本発明は、前記したように構成されているので、その
作用を第2図(a)及び第3図を参照して説明する。
先ず、第2図(a)で自動を選択し、入力スイッチ81
をオンし、リング6の指部を上爪52に挿入すると、セン
サレバー60が軸60aを中心に反時計回りに回動し、リン
グ6の大きさ信号と同時に挿入された信号とをセンサ61
a,61bから受けた制御部85は表示部80に信号を送りシー
ト材セット表示をする(S1)。この際、制御部85はリン
グ6のサイズに応じて、ソレノイド13aまたは13bをオン
して、ストッパー12aまたは12bがダイ10の透孔10bに突
出する。次いで、シート材2をストッパー12aまたは12b
に当接するまで挿入する。これと同時に検知したセンサ
11からの信号を受けた制御部85が表示部80に信号を送り
ハンドル下降操作表示をする(S2)。次いで、ハンドル
16を下降させ、上限センサ−37がセンサレバー36aの消
失によりオフすると、その信号を受けた制御部85が信号
を送り、上昇しているソレノイド13aまたは13bを下降し
て、ストッパー12a(または12b)を下降させる。これと
同時に、押し台29がハンドルアーム30により下方へ押圧
され、スリーブ23が圧縮ばね27a,27bに抗して下降し、
押棒25と一体の押え板26がシート材2の束を押圧する。
そして下降した押え板26がロック板31の爪31aに係止さ
れる。また、同時にパンチ17が下降し、ダイ10上のシー
ト材2の束を穿孔し、同時にピックアップアーム42が上
方への付勢力に抗して、センサレバー36bにより下方へ
押圧されるのに伴い、ピックアップレバー41が下降し、
上搬送ローラ40bとレバー44が自重でシート材2の束を
下方へ押圧し、また、同時にオンした下限センサ39から
の信号を受けた制御部85が信号を送り、ソレノイド47が
オンし、芯棒47a、フック46の係止部46a及び突起41cを
介してレバー41が係止されると共に、制御部85の信号に
より表示部80にハンドル上昇操作表示をする(S3)。こ
の際、パンチ17の先端よりも先に押え板26の下面がシー
ト材2の束を押圧するようにしておけば、ダイ10の穿孔
始めよりも早くシート材2の束を押えて、シート材2の
束の乱れ(ズレ)を防止できる。このような調節は圧縮
ばね27a,27bの調整によりできる。また、押え板26が早
くシート材2の束を押圧しても圧縮ばね27a,27bが介在
していて、押棒25及びスリーブ23に過大な圧縮力が掛る
ことを防止できる。
次いで、ハンドル16を上昇して、センサレバー36bが
下限センサ39をオフする信号を受けた制御部85は信号を
送り、リング6を開口する。一方、センサレバー36aが
上限センサ37をオンするときには、既にパンチ17は押し
台29を介してハンドル16により引き抜かれている。そし
て、パンチ17のシート材2からの引抜き完了におくれ
て、押し台29の上昇により、アーム35、解除リンク33を
介してロック板31がピン32を中心に反時計回りに回動
し、押え板26が係止された爪31aから解除され、押え板2
6がシート材2の束から離れる。そして、上限センサ37
がオンする信号を受けた制御部85は信号を送り、搬送ロ
ーラ40a,40bを駆動するステッピングモータ8をオンす
ると、ある一定のパルス分だけ搬送ローラ40a,40bによ
りリング開閉部7に搬送され、途中リング入口ガイド51
によりシート材2の束の先端部は乱れることを防止さ
れ、第12図に示す開口したリンク6に対する程よい位置
に停止した後、リング6が閉口する。なお、ステッピン
グモータ8停止の信号を受けた制御部85は信号を送っ
て、ソレノイド47をオフし、突起41cが係止部46aから外
れ、上搬送ローラ40bは引張ばね41dの付勢力によりレバ
ー41の係止片41e、レバー44を介して持ち上げられる。
リング6が閉口した後、表示部80に綴合せ完了表示が行
なわれて、綴合せ作業が完了する(S4)。また、作業完
了後、作業者は綴合わされたシート材2を搬送した方向
と逆方向に手動により抜き出す。この際、入口ガイド4
9、リング入口ガイド51は時計方向に回動して抵抗しな
い(第9図(b)参照)。
次に、下爪56の作動を第13図及び第14図を参照して説
明すると、ラック71が第1図に示すギヤ列57を介してモ
ータ59により下降させられると、駆動板70がガイド板63
に案内されて下降する。そして駆動板70の斜突起67が斜
溝66を介して下爪56に第13図において右方の分力を与え
る。すると、下爪56の突起65がガイド板63の溝62の水平
部に案内されて、右方に移動して、リング6の指部に係
合可能な状態となり、次いで、下方の分力により溝62の
垂直部に案内されて、下爪56が下降しリング6の指部を
下方に開く。ラック71が上方にモータ59により押される
と、上記と逆に下爪56が移動する。なお、押え板72はね
じ75を介して駆動板70と一体となり下爪56を常に挟持す
る。このためねじ75は斜突起67と同じ移動をするので、
斜溝66と同様の斜ばか孔73が下爪56に設けてある。
なお、前記実施例において、綴合せ完了したシート材
2を手動により搬送方向と逆方向に引き抜くようにした
が、シート材2を綴合せ完了したときに上搬送ローラ40
bを、ソレノイド47をオフすることなく、また、綴合せ
完了表示が表示部85に表示されるときに、搬送ローラ40
a,40bを駆動するモータ8を逆転させて、綴合わされた
シート材2を自動的に引出すようにしてもよい。
かくすることにより、綴合せ作業の省力化、省作業時
間化を向上することができる。
次に、手動モードの作用を説明する。第15図に示すよ
うに、本体7aをピン76を中心に傾動して、固定すると、
マイクロスイッチ77のオン信号が発せられ、これを受け
た制御部85は制御系を手動モードに切替える。そして、
補助ガイド79がピン79aを中心に時計回り方向に回動し
て、手動モード時のシート材2を支持案内する。このモ
ードは、リング6の綴合せ能力に対して、パンチ17等の
1回の穿孔能力が不足する場合、多数回穿孔して、追加
綴合せを必要とする。また、差替え等を行ないたい場合
もあり、自動モードのみでは不都合がある場合に使用す
るモードである。
また、手動モードでは、シート材2の自動搬送を行な
わないため、リング6の開閉には、第17図に示すリング
開口釦82、リング閉口83により操作する。開口量の決定
は操作者の判断によって行なわれる。リング6に対する
開口量は自動モードの場合と同様に制御部85におぼえさ
せてあるので、操作者はリング開口釦82により最適と思
う回数だけ押してリング6の開口量を得ればよい(も
し、リング開口釦82を押し過ぎても、装置1におぼえた
開口量より大きくならないようになっている)。作業終
了時にはリング閉釦83を押して閉口動作を行ない作業を
終了する。
シート材2を追加・差替えしたい場合、第16図(a)
のように上爪52の下にシート材2をセットし、リング開
口釦82を操作すると、第16図(b)に示すようにし、シ
ート材2の取外しが自在となり、シート材2の追加・差
替えを自由に行なうことができる。
本体7aを傾けることにより、視認性を向上し、更に使
用性を拡大できる。
次に、自動モードにおける穿孔部3の許容枚数を超え
たシート材2に対する場合の作用を説明する。
穿孔能力以下の枚数になるように、複数個のシート材
2の束に分割する(この作業はおおよそ直観で判断で
き、手間を要しない)。
ついで、第3図に示す切換えスイッチ84を一段入れす
る。
ついで、所要のリング6をリング開閉部7にセットす
ると、リングセンサ61a,61bの信号によりリングセット
表示は表示部80になされると共に、ソレノイド13a又は1
3bのオンによりストッパ12a又は12bが透孔10bに突出す
る。
ついで、操作者は分割されたシート材2の束の各々を
載置台9にセットして、先端をストッパ12a又は12bに当
接すると、センサ11の信号により、ハンドル16下降の表
示が表示部80に表示され、操作者はハンドル16を押し下
げる。そして、下限センサ39がオンすると、その信号に
より、ハンドル上昇操作表示が表示部80にななされ、操
作者はハンドル16を上昇する。この際、上限センサ37が
オンしても、その信号によりモータ8はオンしない。
ついで、穿孔されたシート材2の束を取出す。
このような操作を分割したシート材2の束すべてに行
なった後、穿孔されたすべてのシート材2の束を整合す
る。
ついで、切換スイッチ84を二段に入れる。この際、ハ
ンドル16の下降、上昇表示を表示部80にしない。また、
ストッパ12a,12bは上昇したままである。
ついで、整合したシート材2の束を載置台9上にセッ
トし、ストッパ12aまたは12bに先端を当接すると、スト
ッパ12aまたは12bが下降し、モータ8が起動すると共に
リング6がリング開閉部7において開かれる。
ついで、モータ8により駆動される搬送ローラ40aに
よりリング6に対する所定の位置に搬送され、モータ8
の停止の信号を受けた制御部85がリング開閉部7に信号
を送りリング6を閉じる。すると、作業終了表示が表示
部80に表示される。
ついで、リング6により綴じられたシート材2の束を
抜取る。
ついで、切換えスイッチ84を元に戻すと、シート材自
動綴合せ装置1は前記した自動モードに復帰する。
上記した分割自動綴合せ作業は手動モードの分割綴合
せ作業に一見似ているが、リング開閉部7へのセットが
自動的であり、大幅に綴合せ作業を省略できる。
なお、上記において、切換スイッチ84を一段に入れて
分割したシート材2の束を次々に穿孔し引き抜いて整合
し、切換スイッチ84を二段に入れて整合したシート材2
の束を搬送して、綴合せるようにしたが、切換スイッチ
84を一段のみ入るようにし、一段に入れたときに、上記
したように分割したシート材2束を次々と穿孔し、切換
スイッチ84を元に戻し、整合したすべてのシート材2の
束を自動モードにより綴合せてもよい。即ち、載置台9
上にすべての整合したシート材2の束を載置し、ハンド
ル16を押し下げると、穿孔した孔は整合されているの
で、パンチ17は穿孔済みの孔を抵抗少なく貫入するた
め、全く自動モードの操作ができる。
また、切換スイッチ84は自動モード位置から左右に振
れるようにしてもよく、他の方法によってもよい。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によると、切換手段の信
号により制御手段は、前記シート材を穿孔手段により穿
孔した後、続いて前記搬送手段により前記綴合せ手段に
搬送して、綴合せ手段により前記シート材を綴合せる場
合と、前記シート材を分割して前記穿孔手段により穿孔
したシート材を手動で整合し、前記搬送手段により自動
搬送して前記綴合せ手段により綴合せする場合と、を選
択するので、前記穿孔手段の穿孔能力を超えた枚数のシ
ート材を自動綴合せ作業をする場合、該シート材を分割
して穿孔した後に整合し、前記搬送手段により自動搬送
して自動綴合せ作業をすることができ、操作者の手間を
最小限に省力できると共に、作業時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面側面図、第2図は実
施例の自動モードにおけるフローチャート、第3図は制
御系のブロック図、第4図はダイとストッパーとを示す
斜視図、第5図は穿孔部の側面図、第6図はダイとパン
チとストッパーとの関係を示す拡大側面図、第7図はシ
ート材押え機構の側面図、第8図は第7図の拡大斜視
図、第9図は搬送部の側面図であり、第9図(a)はシ
ート材を搬送する状態、第9図(b)は綴合せたシート
材を取出す状態を夫々示す側面図、第10図は上下爪の斜
視図、第11図はリングを上爪に挿入した状態を示す側面
図、第12図はリングを開いた状態を示す側面図、第13図
は下爪の操作機構を示す拡大正面図、第14図は第13図の
側面図、第15図(a)は手動モードを示す説明図、第15
図(b)は第15図(a)の側面図、第16図(a)は手動
モードでリングを閉じた状態を示す説明図、第16図
(b)は前記においてリングを開いた状態を示す説明
図、第17図は手動モードのリング開閉釦を示す斜視図で
ある。 1……シート材自動綴合せ装置、2……シート材、3…
…穿孔手段(穿孔部)、5……搬送手段(搬送部)、6
……綴合せ部材(リング)、7……綴合せ手段(リング
開閉部)、84……切換手段(切換スイッチ)、85……制
御手段(制御部)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を穿孔する穿孔手段と、該穿孔手
    段により穿孔された前記シート材を自動搬送する搬送手
    段と、該搬送手段により搬送されたシート材を綴合せ部
    材により綴合せする綴合せ手段と、よりなるシート材自
    動綴合せ装置において、 前記穿孔手段により前記シート材を穿孔した後、続いて
    綴合せ手段へ自動搬送させる場合と、前記シート材を分
    割して前記穿孔手段により穿孔したシート材を手動で整
    合し、前記搬送手段により自動搬送して、前記綴合せ手
    段により綴合せする場合と、を選択する切換手段を有す
    る制御手段を設けたことを特徴とするシート材自動綴合
    せ装置。
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