JP2634439B2 - タイムスイッチ - Google Patents

タイムスイッチ

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JP2634439B2
JP2634439B2 JP18582688A JP18582688A JP2634439B2 JP 2634439 B2 JP2634439 B2 JP 2634439B2 JP 18582688 A JP18582688 A JP 18582688A JP 18582688 A JP18582688 A JP 18582688A JP 2634439 B2 JP2634439 B2 JP 2634439B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、所望の設定時刻に接点出力が得られるよう
にしたタイムスイッチに関するものである。
[従来の技術] 従来よりモータによって駆動されるダイアルを一定速
度で回転(たとえば24時間で1周)させるとともに、ダ
イアルの周部に進退自在に設けた複数の設定子のうち所
望位置の設定子を突出させておき、設定子の突出してい
る位置を検出することにより、所望の設定時刻にスイッ
チを開閉するようにしたタイムスイッチが提供されてい
る。
この種のタイムスイッチとしては、第23図に示すよう
に、1周24時間の日ダイアル11と1周1周間の週ダイア
ル23というように、複数のダイアルを設けたものがある
(特開昭60−263887号公報参照)。
このタイムスイッチでは、日ダイアル11と週ダイアル
23とにそれぞれ設けた設定子16,24の状態を個別に検出
する日検知レバー31と、週検知レバー32とが設けられ、
日検知レバー31と週検知レバー32との動作をスイッチ42
に伝達する伝達レバー33を備えている。ここに、日検知
レバー31および週検知レバー32は、それぞれ復帰ばね5
1,52により設定子16,24に圧接する向きに付勢されてい
る。また、設定子16,24の状態とは無関係に、スイッチ4
2のアクチュエータ42aを常時押す状態と、常時突出させ
る状態とが設定できるようにした切換レバー53により伝
達レバー33が操作される。
[発明が解決しようとする課題] 上記構成によれば、スイッチ42のアクチュエータ42a
を常時突出させる状態に設定するためには、切換レバー
53を上方に引き上げればよいのであるが、このとき、復
帰ばね51,52のばね負荷が作用することになるから、切
換レバー53の操作に大きな力が必要になるという問題が
ある。また、日ダイアル11と週ダイアル23とを1つの駆
動源で駆動しているとすれば、2個の復帰ばね51,52に
抗するだけのトルクが必要になるという問題がある。
本発明は上記問題点を解決することを目的とするもの
であり、スイッチの操作モードを小さな力で切り換える
ことができ、しかも、駆動源の出力トルクも比較的小さ
くできるようにしたタイムスイッチを提供しようとする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、各ダイアルの周
部にそれぞれ突出した上記爪片を定位置で検知してスイ
ッチのアクチュエータを進退させるスイッチ操作装置
を、各ダイアルの設定子の爪片にそれぞれ当接する複数
個の検知レバーと、いずれか1つのダイアルに設けた設
定子の爪片に対応する検知レバーを押接させる押圧ばね
と、各検知レバーに連動する伝達レバーと、伝達レバー
とスイッチのアクチュエータとの間に介装されていて伝
達レバーに接触して伝達レバーの運動をアクチュエータ
に伝達する状態と伝達レバーから離れて伝達レバーとア
クチュエータとを切り離す状態とが設定できるクラッチ
装置とで構成しているのである。
また、スイッチ操作装置は、各ダイアルの設定子の爪
片にそれぞれ当接する複数個の検知レバーと、各検知レ
バーに連動する伝達レバーと、伝達レバーとスイッチの
アクチュエータとの間に介装されていて伝達レバーに接
触して伝達レバーの運動をアクチュエータに伝達する状
態と伝達レバーから離れて伝達レバーとアクチュエータ
とを切り離す状態とが設定できるクラッチ装置とで構成
し、クラッチ装置が伝達レバーに接触する状態では、ス
イッチにおいてアクチュエータを突出させる向きの力に
より検知レバーが対応するダイアルに押接するようにし
てもよい。
さらに、スイッチ操作装置を、各ダイアルの設定子の
爪片にそれぞれ当接する複数個の検知レバーと、各検知
レバーに連動する伝達レバーと、伝達レバーとスイッチ
のアクチュエータとの間に介装されていて伝達レバーに
接触して伝達レバーの運動をアクチュエータに伝達する
状態と伝達レバーから離れて伝達レバーとアクチュエー
タとを切り離す状態とが設定できるクラッチ装置とで構
成し、検知レバーのうちの1つを伝達レバーに対して機
械的に結合し、クラッチ装置が伝達レバーに接触する状
態では、上記スイッチにおいてアクチュエータを突出さ
せる向きの力により検知レバーが対応するダイアルに押
接することもできる。
また、スイッチ操作装置を、各ダイアルの設定子の爪
片にそれぞれ当接する複数個の検知レバーと、いずれか
1つのダイアルに設けた設定子の爪片に対応する検知レ
バーを押接させる押圧ばねと、各検知レバーに連動する
伝達レバーと、伝達レバーとスイッチのアクチュエータ
との間に介装されていて伝達レバーに接触して伝達レバ
ーの運動をアクチュエータに伝達する状態と伝達レバー
から離れて伝達レバーとアクチュエータとを切り離す状
態とが設定できるクラッチ装置とで構成し、検知レバー
のうちの1つを伝達レバーに対して機械的に結合するよ
うにしてもよい。
[作用] 上記構成によれば、いずれの構成の場合も、たかだか
1個の押圧ばねが必要になるのみであるから、駆動源の
トルクが従来構成に比較して小さくなるのであり、しか
も、クラッチ装置は、タイマ動作をするとき以外は伝達
レバーに対して非接触になるから、切換時に押圧ばねの
ばね力が作用しないのであって、切換操作に大きな力を
必要としないのである。
[実施例1] 第1図に示すように、上下一対のフレーム41a,41bを
有し、下フレーム41bの下面には駆動源としてのモータ
(図示せず)やマイクロスイッチよりなるスイッチ42が
保持され、両フレーム41a,41b間にはモータの出力軸の
回転を日ダイアル11に伝達する輪列装置43や日ダイアル
11の回転に連動してスイッチ42を操作するスイッチ操作
装置30等が保持される。両フレーム41a,41bは下フレー
ム41bに突設された支柱45により離間した状態に支持さ
れ、下フレーム41bから上方に延設されたフック46を上
フレーム41aに係合させることにより結合される。下フ
レーム41bの下方にはプリント基板(図示せず)が配設
され、モータを駆動する回路部品が実装される。輪列装
置43は多数の歯車を備え、モータの回転速度を減速して
日ダイアル11を回転させる。
日ダイアル11はリング状に形成され上フレーム41aの
上面に突設された保持筒12に回転自在に装着される。日
ダイアル11には、第2図に示すように、1周24時間の目
盛が15分刻みで設けられている。保持筒12の中央には、
回転軸13が挿通されており、第2図に示すように、回転
軸13の上端部にはサブダイアル14が取り付けられる。サ
ブダイアル14はダイアル11の中央部に回転自在に配置さ
れ、サブダイアル14の上面には1周60分の目盛が1分刻
みで設けられている。サブダイアル14の中央部上面には
つまみ14aが突設され、つまみ14aを回せばサブダイアル
14が回転する。サブダイアル14には目盛の一部が露出す
るように形成された窓孔15aを有する目盛カバー15が装
着される。日ダイアル11の周部には上記目盛に対応した
96個(24×60÷15)の設定子16が保持される。各設定子
16はそれぞれ爪片16aを備え、日ダイアル11の上面に突
出する頭部片16bの起倒に応じて、爪片16aを日ダイアル
11の周部に進退自在に突出させる。設定子16は頭部片16
bを起こした状態で爪片16aを突出させるようになってい
るが、逆にしてもよい。日ダイアル11の下部周面には歯
車部11aが形成されており、この歯車部11aにはダイアル
駆動歯車17の出力歯車部17bが噛合する。ダイアル駆動
歯車17の入力歯車部17aはサブダイアル14が取り付けら
れた回転軸13の下部周面に設けた歯車部13aに噛合し、
また回転軸13は、上記輪列装置43の最終歯車にラチェッ
ト18を介して結合されている。このラチェット18は、モ
ータから輪列装置43の最終歯車に伝達された回転力を回
転軸13に伝達してサブダイアル14を回転させるととも
に、回転軸13に設けた歯車部13aに噛合しているダイア
ル駆動歯車17を回転させて日ダイアル11を回転させるの
である。ここにおいて、回転軸13と日ダイアル11との回
転比が24対1となるように、回転軸13の歯車部13a、ダ
イアル駆動歯車17、日ダイアル11の歯車部11aの歯数が
設定されている。一方、回転軸13を手で操作して回転さ
せると、回転軸13と輪列装置43とがラチェット18を介し
て結合されていることにより、回転軸13は一方向のみに
回転可能となるのであり、このときの回転向きはモータ
による回転向きと同じ向きとなる。ここで、回転軸13の
下部に設けた歯車部13aにダイアル駆動歯車17の入力歯
車部17aが噛合していることにより、サブダイアル14の
回転に伴って日ダイアル11が回転するのであり、サブダ
イアル14の操作によって時刻の設定を行なうことができ
るのである。
ところで、日ダイアル11の歯車部11aは、上フレーム4
1aの下面側でピン車21の上部に形成された歯車部21aに
噛合し、ピン車21の下面にはピン21bが穿設される。こ
のピン21bには、孔溝車22の下面周面に7個形成された
スロット22aが係合する。孔溝車22の下部周面において
隣合う一対のスロット22a間は、第2図に示すように、
それぞれピン車21の回転中心を中心とする円弧状となっ
た凹面22cを形成しており、ピン車21の下面に形成され
た円弧状の凸面21cに係合できるようになっている。こ
のようにピン車21と孔溝車22とにより、いわゆるゼネバ
機構が形成されるのであり、ピン車21の回転に伴って孔
溝車22は間欠的に回転することになる。また、孔溝車22
から回転力を作用させてピン車21を回転させようとして
も、孔溝車22の周面に形成された凹面22cの中心がピン
車21の回転中心を中心としているから、回転力が伝達で
きず、ピン車21から孔溝車22への一方向のみ回転力が伝
達されるのである。孔溝車22は、上下のフレーム41a,41
b間で保持され、孔溝車22の上部には歯車部22bが形成さ
れている。この歯車部22bは、週ダイアル23の下部に設
けた歯車部23aに噛合する。週ダイアル23は、14個の設
定子24を周方向において等間隔に備え、設定子24は上下
にスライド自在であって、上下方向のスライドに伴って
週ダイアル23の下面より爪片24aを進退自在に突出させ
る。ここに、日ダイアル11の歯車部11aの歯数と、ピン
車21の歯車部21aの歯数との比を2対1とし、孔溝車22
の歯車部22bの歯数と、週ダイアル23の歯車部23aの歯数
との比を1対2とすれば、日ダイアル11が1回転する
と、ピン車21は2回転し、ピン車21の2回転に対して孔
溝車22は7分の2回転することになる。また、孔溝車27
の2回転に対して週ダイアル23は14分の2回転する。結
局、週ダイアル23は、半日(12時間)で14分の1回転す
ることになるのであり、1週間で1回転することにな
る。さらに、ピン21bが次のスロット22aに導入されるま
ではピン車21の凸面21cが孔溝車22の凹面22cの表面を滑
るから、孔溝車22は停止しており、週ダイアル23は、ピ
ン21bがスロット22aから抜けて次のスロット22aに導入
されるまでの8時間、停止状態を保つのである。
スイッチ操作装置30は、上フレーム41aの上面側に配
設された日検知レバー31と、上下のフレーム41a,41bの
間に配設された週検知レバー32と、上下のフレーム41a,
41b間に配設され日検知レバー31および週検知レバー32
に連動する伝達レバー33と、伝達レバー33とスイッチ42
のアクチュエータ42aの上半部との間に介装された駆動
レバー34と、スイッチ42のアクチュエータ42aの下半部
に対応するカム面35aを備えた切換カム35とにより構成
される。ここに、駆動レバー34と切換カム35とにより、
爪検知装置の動作をスイッチ42のアクチュエータ42aに
伝達するかどうかを設定するクラッチ装置が形成され
る。
日検知レバー31は、上フレーム41aの上面に突設され
た回転軸36を中心として回転自在に配設され、この回転
軸36を中心として検知アーム31aと駆動アーム31bとが略
く字をなすように突設された形状に形成されている。ま
た、週検知レバー32は、上下のフレーム41a,41b間に保
持された回動軸(図示せず)の回りで回動自在となるよ
うに保持され、回動軸を中心として検知アーム32aと駆
動アーム32bとが略く字をなすように突設された形状に
形成されている。日検知レバー31の検知アーム31aの先
端部は、日ダイアル11の周面に進退自在に突出する設定
子16の爪片16aに対向するように配置され、回動軸36に
装着されたねじりコイルばねよりなる押圧ばね37により
日ダイアル11の周面に弾接するように付勢される。この
押圧ばね37は、一端部が検知アーム31aに係止され、他
端部が上フレーム41aに係止される。また、週検知レバ
ー32の検知アーム32aの先端部は、週ダイアル23の下面
に進退自在に突出する設定子24の爪片24aに対向するよ
うに配置される。伝達レバー33は、上下のフレーム41a,
41bにそれぞれ設けた軸受孔38に軸部33cが回動自在に支
承されている。伝達レバー33の一端部には、日検知レバ
ー31の駆動アーム31bの先端部が当接する押圧片33aと、
週検知レバー32の駆動アーム32bの先端部が当接する弧
状面33bとが形成されている。また、伝達レバー33の他
端部は、切換カム35のカム軸35bと駆動レバー34との間
に介装される。切換カム35はカム軸35bを中心として略
扇形に形成されており、第3図に示すように、切換カム
35の上面において周方向の一端部には保持ピン35cが突
設されている。保持ピン35cには駆動レバー34が回動自
在に保持され、駆動レバー34は伝達レバー33側に入力面
34cを備え、スイッチ42のアクチュエータ42a側に出力面
34dを備えている。切換カム35のカム面35aと駆動レバー
34の出力面34dとは、アクチュエータ42aの上下の半部に
それぞれ対面する位置に設けられている。切換カム35の
下面にはクリックばね39cが収納された凹所35dが形成さ
れており、クリックばね39aの下端にはボール39bが保持
されている。ボール39bは下フレーム41bの角部に形成さ
れた段部44に設けた3箇所のクリック凹所(図示せず)
のいずれかに係合して切換カム35の停止位置が予め設定
された3位置に規制されるようになっている。カム軸35
bの上端部は器体1の上面に露出し切換つまみ(図示せ
ず)が取り付けられる。以上のように、輪列装置43やス
イッチ操作装置30等の機構部が上下のフレーム41a,41b
間に装着されているから、機構部がほこり等の影響を受
けることがないのである。
[動作] 以下、第4図ないし第6図に基づいて、スイッチ駆動
装置30の動作を説明する。スイッチ駆動装置30における
切換カム35は、上述したように3位置に設定可能となっ
ている。切換カム35のカム面35aは、カム軸35bの周方向
における保持ピン35c側の一端部のみが他の部分に比較
してカム軸35bからの距離が大きくなるように設定され
ている。すなわち、保持ピン35cがスイッチ42のアクチ
ュエータ42aにもっとも近付く第1の位置では、第4図
に示すように、カム面35aによりアクチュエータ42aが常
時押圧されるようになっている。この位置では伝達レバ
ー33の揺動範囲(第4図中の実線と2点鎖線とで示され
た間の範囲)において、伝達レバー33の先端部は駆動レ
バー34の入力面34bに押圧力を作用させることがないの
である。
カム軸35bを第4図中左回りに回転させて第2の位置
に設定すると、第5図に示すように、カム面35aからア
クチュエータ42aに作用していた押圧力が解除される。
一方、駆動レバー34は中央部の幅が他の部分に比較して
大きく設定されている。したがって、スイッチ42内に収
納された復帰ばねのばね力によるアクチュエータ42aの
復帰力により駆動レバー34が押圧され、この押圧力によ
り伝達レバー33が第5図中右回りの回転力を受けること
になる。したがって、週検知レバー32の検知アーム32a
は、伝達レバー33を介してアクチュエータ42aからの押
圧力を受け、週ダイアル23の周面に近付く向きに付勢さ
れることになる。また、日検知レバー31の検知アーム31
aは、伝達アーム33から受ける力では、日ダイアル11の
周面から離れる向きに付勢されることになるが、押圧ば
ね37が存在していることにより日ダイアル11の周面に弾
接するように付勢されることになる。ここに、押圧ばね
37のばね力のほうが、アクチュエータ42aによる力より
も大きくなるように設定されている。この状態で、週ダ
イアル23に設けた設定子24の爪片24aが週ダイアル23の
下面に突出していて、この爪片24aに週検知レバー32の
検知アーム32aが当接したとすると、週検知レバー32
は、第5図中右回りに回転し、駆動アーム32bが伝達レ
バー33を押圧するから、伝達レバー33は左回りに回転
し、アクチュエータ42aが押し込まれることになる。こ
のように、週検知レバー32が伝達レバー33を押圧してい
るときには、第7図に示すように、日検知レバー31が揺
動しても駆動アーム31bは押圧片33bに接触することがで
きないように設定されている。すなわち、週検知レバー
32は、伝達レバー33に対する作用が日検知レバー31に優
先するのである。週検知レバー32の検知アーム32aが、
週ダイアル23の設定子24の爪片24aに当接していないと
きには、日検知レバー31の揺動に応じて伝達レバー33が
揺動する。すなわち、日検知レバー31の検知アーム31a
が、日ダイアル11に設けた設定子16の爪片16aに当接し
ているときには、駆動アーム31bが押圧片33aから離れる
向きに移動するから、アクチュエータ42aからの押圧力
により、伝達レバー33は、第5図中右回りに回動し、ア
クチュエータ42aは突出した状態となる。また、検知ア
ーム31aが爪片16aに当接しないときには、駆動アーム31
bが押圧片33aを押圧するから、アクチュエータ42aが押
し込まれるのである。ここにおいて、週ダイアル23の周
方向において隣合う設定子24の爪片24aが連続して突出
していれば、スイッチ42のアクチュエータ42aは押圧さ
れた状態を継続し、同様に日ダイアル11の周方向におい
て隣合う設定子16の爪片16aが連続して突出していれ
ば、スイッチ42のアクチュエータ42aは押圧された状態
が継続する。
第2の位置からさらに切換カム35を図中左回りに回転
させて第6図に示すように、第3の位置に設定すると、
カム面35aはアクチュエータ42aから離れた状態となり、
また、駆動レバー34も伝達レバー33の揺動範囲において
はアクチュエータ42aを押圧しない状態となる。つま
り、日ダイアル11に設けた設定子16の設定状態および週
ダイアル23に設けた設定子24の設定状態には関係なくス
イッチ42のアクチュエータ42aが突出した状態に維持さ
れるのである。
以上のようにしてカム軸35bを回動させるだけで、日
ダイアル11に設けた設定子16の設定状態や週ダイアル23
に設けた設定子24の設定状態とは無関係にスイッチ42を
オンまたはオフの状態に常時設定する状態と、各設定子
16,24の設定状態に応じてオン/オフされる状態との3
状態に設定できるのである。また、日ダイアル11による
設定を有効にするか無効にするかを、週ダイアル23の設
定子24で決定することになるから、たとえば、土曜日の
午後と日曜日の午前、午後には常時オフにしておくとい
うような週間設定が可能になるのである。さらに、上述
したように駆動レバー34と切換レバー35とによりクラッ
チ装置を形成し、かつ駆動レバー34は切換カム35の保持
ピン35bに軸支されているから、クラッチ装置を小形に
形成することができ省スペースとするとができるのであ
る。なお、上述の例では設定子16は日ダイアル11にに起
倒自在に保持され、また、設定子24は週ダイアル23にス
ライド自在に保持されているが、設定子16,24を日ダイ
アル11や週ダイアル23に着脱自在に取着するものであっ
ても同様の効果を奏することができる。
[実施例2] 本実施例は、第8図に示すように、実施例1に対して
日検知レバー31の形状が異なる点、および押圧ばね37が
削除されている点で異なるものである。
すなわち、日検知レバー31は、回動軸36に対して検知
アーム31aと駆動アーム31bとがほぼ同じ向きに突出する
形状に形成されている。この構成の場合、第9図ないし
第11図に示すように、スイッチ42のアクチュエータ42a
からの押圧力を受けて伝達レバー33が右回りに回転する
と、日検知レバー31も右回りに回転するのであり、アク
チュエータ42aの押圧力により、検知アーム31aが日ダイ
アル11の周面に向かって付勢されるのである。週検知レ
バー32については、実施例1と同じであるから、アクチ
ュエータ42aの押圧力により、検知アーム32aが週ダイア
ル23の中心側に付勢されるのであり、日検知レバー31と
週検知レバー32とを、設定子16,24の爪片16a,23aに弾接
させる力をアクチュエータ42aから得ているので、押圧
ばね37が不要となっているのである。
切換カム35が、第9図に示す第1の位置のときと、第
11図に示す第3の位置のときとについては、実施例1と
同様に、伝達レバー33の揺動には無関係にアクチュエー
タ42aが操作されるのであり、第10図に示す第2の位置
のときには、伝達レバー33の揺動に連動してアクチュエ
ータ42aが操作される。ここで、週ダイアル23の設定子2
4は爪片24aが突出しているときに、アクチュエータ42a
が押圧されるのは実施例1と同様であるが、日ダイアル
11についても、設定子16の爪片16aが突出しているとき
に、アクチュエータ42aを押圧するのであり、実施例1
とは逆になっている。また、第12図に示すように、週ダ
イアル23の設定子24の爪片24aに週検知レバー32が当接
している状態では、日検知レバー31の揺動が伝達レバー
33に伝達されないようになっている。
他の構成については実施例1と同様であるから説明を
省略する。
[実施例3] 本実施例では、第13図に示すように、日検知レバー31
が、伝達レバー33の軸部33aに直結された例を示す。
すなわち、日検知レバー31は、設定子16の爪片16aを
検出するために、検知アーム31aは備えているが、伝達
レバー33に直結されているために、伝達アーム31bは省
略されている。したがって、切換カム35が、第14図に示
す第1の位置のとき、あるいは、第16図に示す第3の位
置のときには、実施例1と同様に伝達レバー33の位置に
は無関係にアクチュエータ42aを押し込んだ状態、ある
いは、アクチュエータ42aを押し込まない状態に維持さ
れる。一方、第15図に示すように、切換カム35が第2の
位置にあり、週ダイアル23の設定子24の爪片24aが週検
知レバー32の検知アーム32aに当接していないときに
は、伝達レバー33は時検知アーム31の揺動に伴って揺動
する。すなわち、日ダイアル11に設けた設定子16の爪片
16aが時検知アーム31aに当接すると、アクチュエータ42
aが押し込まれ、爪片16aが時検知アーム31aに当接しな
いときには、アクチュエータ42aが突出する。一方、週
検知アーム32が爪片24aに当接しているときには、第17
図に示すように、伝達レバー33が左回りに回転して、時
検知アーム31aの先端部を日ダイアル11から離すから、
爪片16aは時検知アーム31aに接触できなくなる。
この構成においても、実施例2と同様に、設定子16,2
4の爪片16a,24aが突出しているときに、アクチュエータ
42aが押圧される。他の構成については、実施例1と同
様であるから説明を省略する。
[実施例4] 本実施例では、第18図に示すように、実施例3に対し
て、週検知レバー32の形状が異なるとともに、週検知レ
バー32の検知アーム32aを週ダイアル23に設けた設定子2
4の爪片24aに当接させるように付勢する押圧ばね37を備
えている点で異なるものである。
この構成においても、切換カム35が、第19図に示す第
1の位置に設定されていれば、スイッチ42のアクチュエ
ータ42aは押し込まれた状態に保たれ、第21図に示す第
3の位置に設定されていれば、アクチュエータ42aは突
出した状態に保たれる。第20図に示すように、第2の位
置に設定されているときには、週検知レバー32が設定子
24の爪片24aに当接しているときに、伝達レバー33はア
クチュエータ42aからの押圧力により右回りに回転し、
日検知レバー31の揺動に伴って伝達レバー33が揺動する
ことになる。一方、週検知レバー32が爪片24aに当接し
ていないときには、押圧ばね25のばね力により、週検知
レバー32は右回りに回転し、伝達レバー33を左回りに回
転させるように押圧するから、アクチュエータ42aが押
し込まれるのである。また、第22図に示すように、週検
知レバー32が爪片24aに接触していなければ、日検知レ
バー31が伝達レバー33とともに回転して、検知アーム31
aの先端部が日ダイアル11に設けた設定子16の爪片16aに
当接できなくなる。他の構成については、実施例3と同
等なので説明を省略する。
なお、上記各実施例においては、日ダイアル11と週ダ
イアル23とを設けているが、月や年に対応するダイアル
を設けても同等の技術思想が適用できるものである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、各ダイアルの周部にそれぞれ
突出した上記爪片を定位置で検知してスイッチのアクチ
ュエータを進退させるスイッチ操作装置を、各ダイアル
の設定子の爪片にそれぞれ当接する複数個の検知レバー
と、いずれか1つのダイアルに設けた設定子の爪片に対
応する検知レバーを押接させる押圧ばねと、各検知レバ
ーに連動する伝達レバーと、伝達レバーとスイッチのア
クチュエータとの間に介装されていて伝達レバーに接触
して伝達レバーの運動をアクチュエータに伝達する状態
と伝達レバーから離れて伝達レバーとアクチュエータと
を切り離す状態とが設定できるクラッチ装置とで構成し
ているものであり、押圧ばねが1個のみでよいから、駆
動源のトルクが従来構成に比較して小さくなるのであ
り、しかも、クラッチ装置は、タイマ動作をするとき以
外は伝達レバーに対して非接触となるから、切換時に押
圧ばねのばね力が作用せず、切換操作が小さな力で行え
るという利点がある。
また、スイッチ操作装置を、各ダイアルの設定子の爪
片にそれぞれ当接する複数個の検知レバーと、各検知レ
バーに連動する伝達レバーと、伝達レバーとスイッチの
アクチュエータとの間に介装されていて伝達レバーに接
触して伝達レバーの運動をアクチュエータに伝達する状
態と伝達レバーから離れて伝達レバーとアクチュエータ
とを切り離す状態とが設定できるクラッチ装置とで構成
し、クラッチ装置が伝達レバーに接触する状態では、ス
イッチにおいてアクチュエータを突出させる向きの力に
より検知レバーが対応するダイアルに押接するようにし
ている場合には、スイッチのアクチュエータのばね力を
利用して検知レバーを設定子に弾接させるから、押圧ば
ねが不要となり、モータのトルクはスイッチのアクチュ
エータを押圧できる程度の出力があればよいことにな
る。
さらに、検知レバーのうちの1つを伝達レバーに対し
て機械的に結合するようにした場合には、伝達レバーに
結合された検知レバーの支持と伝達レバーの支持とが1
つの構成部材で実現できるから、構成が簡単になりコス
トの低減につながるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1を示す要部分解斜視図、第2
図は同上の要部平面図、第3図(a)(b)はそれぞれ
同上における切換カムの第1の位置での要部断面図と第
2の位置での要部断面図、第4図ないし第7図は同上の
動作説明図、第8図は本発明の実施例2を示す要部分解
斜視図、第9図ないし第12図は同上の動作説明図、第13
図は本発明の実施例3を示す要部分解斜視図、第14図な
いし第17図は同上の動作説明図、第18図は本発明の実施
例4を示す要部分解斜視図、第19図ないし第22図は同上
の動作説明図、第23図は従来例を示す要部斜視図であ
る。 11……日ダイアル、16……設定子、16a……爪片、23…
…週ダイアル、24……設定子、24a……爪片、30……ス
イッチ操作装置、31……日検知レバー、32……週検知レ
バー、33……伝達レバー、34……駆動レバー、35……切
換カム、37……押圧ばね、42……スイッチ、42a……ア
クチュエータ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる一定周期でそれぞれ回転駆動
    される複数個のダイアルと、各ダイアルの周部にそれぞ
    れ進退自在に爪片を突出させることができる複数の設定
    子と、器体内の定位置に配設され接点部を開閉するアク
    チュエータが進退自在に突出するスイッチと、各ダイア
    ルの周部にそれぞれ突出した上記爪片を定位置で検知し
    て上記スイッチのアクチュエータを進退させるスイッチ
    操作装置とを備え、スイッチ操作装置は、各ダイアルの
    設定子の爪片にそれぞれ当接する複数個の検知レバー
    と、いずれか1つのダイアルに設けた設定子の爪片に対
    応する検知レバーを押接させる押圧ばねと、各検知レバ
    ーに連動する伝達レバーと、伝達レバーとスイッチのア
    クチュエータとの間に介装されていて伝達レバーに接触
    して伝達レバーの運動をアクチュエータに伝達する状態
    と伝達レバーから離れて伝達レバーとアクチュエータと
    を切り離す状態とが設定できるクラッチ装置とで構成さ
    れて成ることを特徴とするタイムスイッチ。
  2. 【請求項2】互いに異なる一定周期でそれぞれ回転駆動
    される複数個のダイアルと、各ダイアルの周部にそれぞ
    れ進退自在に爪片を突出させることができる複数の設定
    子と、器体内の定位置に配設され接点部を開閉するアク
    チュエータが進退自在に突出するスイッチと、各ダイア
    ルの周部にそれぞれ突出した上記爪片を定位置で検知し
    て上記スイッチのアクチュエータを進退させるスイッチ
    操作装置とを備え、スイッチ操作装置は、各ダイアルの
    設定子の爪片にそれぞれ当接する複数個の検知レバー
    と、各検知レバーに連動する伝達レバーと、伝達レバー
    とスイッチのアクチュエータとの間に介装されていて伝
    達レバーに接触して伝達レバーの運動をアクチュエータ
    に伝達する状態と伝達レバーから離れて伝達レバーとア
    クチュエータとを切り離す状態とが設定できるクラッチ
    装置とで構成され、クラッチ装置が伝達レバーに接触す
    る状態では、上記スイッチにおいてアクチュエータを突
    出させる向きの力により検知レバーが対応するダイアル
    に押接することを特徴とするタイムスイッチ。
  3. 【請求項3】互いに異なる一定周期でそれぞれ回転駆動
    される複数個のダイアルと、各ダイアルの周部にそれぞ
    れ進退自在に爪片を突出させることができる複数の設定
    子と、器体内の定位置に配設され接点部を開閉するアク
    チュエータが進退自在に突出するスイッチと、各ダイア
    ルの周部にそれぞれ突出した上記爪片を定位置で検知し
    て上記スイッチのアクチュエータを進退させるスイッチ
    操作装置とを備え、スイッチ操作装置は、各ダイアルの
    設定子の爪片にそれぞれ当接する複数個の検知レバー
    と、各検知レバーに連動する伝達レバーと、伝達レバー
    とスイッチのアクチュエータとの間に介装されていて伝
    達レバーに接触して伝達レバーの運動をアクチュエータ
    に伝達する状態と伝達レバーから離れて伝達レバーとア
    クチュエータとを切り離す状態とが設定できるクラッチ
    装置とで構成され、検知レバーのうちの1つは伝達レバ
    ーに対して機械的に結合され、クラッチ装置が伝達レバ
    ーに接触する状態では、上記スイッチにおいてアクチュ
    エータを突出させる向きの力により検知レバーが対応す
    るダイアルに押接することを特徴とするタイムスイッ
    チ。
  4. 【請求項4】互いに異なる一定周期でそれぞれ回転駆動
    される複数個のダイアルと、各ダイアルの周部にそれぞ
    れ進退自在に爪片を突出させることができる複数の設定
    子と、器体内の定位置に配設され接点部を開閉するアク
    チュエータが進退自在に突出するスイッチと、各ダイア
    ルの周部にそれぞれ突出した上記爪片を定位置で検知し
    て上記スイッチのアクチュエータを進退させるスイッチ
    操作装置とを備え、スイッチ操作装置は、各ダイアルの
    設定子の爪片にそれぞれ当接する複数個の検知レバー
    と、いずれか1つのダイアルに設けた設定子の爪片に対
    応する検知レバーを押接させる押圧ばねと、各検知レバ
    ーに連動する伝達レバーと、伝達レバーとスイッチのア
    クチュエータとの間に介装されていて伝達レバーに接触
    して伝達レバーの運動をアクチュエータに伝達する状態
    と伝達レバーから離れて伝達レバーとアクチュエータと
    を切り離す状態とが設定できるクラッチ装置とで構成さ
    れ、検知レバーのうちの1つは伝達レバーに対して機械
    的に結合されて成ることを特徴とするタイムスイッチ。
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