JP2634260B2 - 型締装置 - Google Patents

型締装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、射出圧縮成形が可能な射出成形機の型締装
置に関する。
(従来の技術) 第3図は従来のこの種射出成形機の型締装置を示し、
第4図は同成形機による射出圧縮成形の動作のタイミン
グを示す。
まず、射出圧縮成形の動作につき第4図、特に第5図
を参照しつつ説明する。
射出圧縮成形時の各部動作は以下のような各ステージ
からなる行程によりなされる。
ステージ「型閉」動作 コア金型6を、型開位置から同金型6がキャビティ金
型5に完全に密着し、そのパーティング面間に若干量の
間隔が残る状態まで移動させて、停止する。ここで若干
量とは、成形品によっても異なるが、0.2〜2mm程度の量
を云う。
ステージ「型停止・保持及び射出」動作 ステージで所定の位置に一旦停止したコア金型6を
その位置に維持しながら、図示しない射出装置より溶融
した樹脂を金型キャビティ8にスプール、ランナ7を介
して充填する。この行程では、金型キャビティ8に発生
する樹脂圧によってコア金型6が開かないように保持す
る必要がある。
ステージ「圧縮」動作 射出の終了後又は射出途中で、若干量開いているコア
金型6とキャビティ金型5の両パーティング面を完全に
密着させるようにして、金型キャビティ8内の樹脂を所
望の形状に賦形すると同時に樹脂圧を全体に高める。
ステージ「型締」動作 金型キャビティ8内の樹脂が所定の温度に冷却される
まで、必要な力で両金型5,6の圧縮をステージのまま
持続する。
ステージ「降圧」動作及びステージ「型開」動作 型締シリンダ1内の圧油をタンクに開放して型締力を
なくし、その後コア金型6を必要な位置まで移動させて
型を開く。
さて、以上の各動作をどのようにして実現するかを以
下説明する。
ステージ: (1)圧力・流量を任意に調整できる型締シリンダ1の
油圧源21から供給される圧油を、ソレノイドバルブ22の
ソレノイド“CL"を励磁することにより、油室1aに供給
し型締ラム2を介して可動盤3を型閉側へ移動させる。
(2)一方、ソレノイドバルブ24のソレノイド“MS"を
励磁することにより、油圧源23の圧油を固定盤4に設け
た位置決めシリンダ11の油室11aに供給し、位置決めラ
ム12を図面左端に移動させ、加圧保持する。
ステージ: (1)位置決めラムに対向して可動盤3に設けられたス
トッパロッド15は、金型のパーティング面が密着する手
前の所望の位置で位置決めラム12に当接するように調整
され、ロックナット14で予め固定されている。即ち、可
動盤3に固定された位置決めボス13には雌ねじが切って
あり、雄ねじが切られたストッパロッド15を回転させる
ことによりその突端位置の調整を行う。
(2)ステージで型閉側に移動した可動盤3は位置決
めラム12とストッパロッド15が当接する位置で停止し、
型締シリンダ1の力を位置決めシリンダ11により発生す
る力より、若干低い力に設定して可動盤3を型閉側に押
すように、圧油を型締シリンダ1の油室1aに供給する。
即ち、このとき可動盤3は金型のパーティング面が密
着する手前の所定の位置に停止し、かつ型締ラム2によ
り、型閉側に押し付けられている。
(3)この状態で図示しない射出装置より金型キャビテ
ィ8に溶融樹脂が射ち込まれる。これにより発生する金
型内圧によって可動盤3は型開側へ押されることになる
が、型締シリンダ1の油室1aに供給されている油圧によ
り型開側への動作は無い。
ステージ: ソレノイドバルブ24のソレノイド“MS"を消磁し、位
置決めシリンダ11の油室11aの圧油をタンクに開放する
と共に、型締側の油圧源21の圧力を増加させ、可動盤3
を両金型5,6のパーティング面が密着するまで前進させ
る。(圧縮成形) ステージ: ステージで発生させた型締力を、金型内樹脂の冷却
が完了するまで維持する。(型締) ステージ,: ソレノイドバルブ22のソレノイド“CL"を消磁し、型
締シリンダ1の油室1aの圧力を抜き、その後ソレノイド
“OP"を励磁して油室1bに圧油を供給し、可動盤3を型
開き方向へ移動させ型開させる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の動作からも明らかなように、ステージの「型
停止・保持及び射出」動作では、溶融樹脂の射出時に発
生する型内樹脂圧に抗する力以上の力で可動盤を型閉側
に押し付ける必要があり、更にそれに抗するに十分な位
置決めシリンダ圧が必要となるため、位置決めシリン
ダ、ストッパロッド等のストッパ部材が大きくなり、コ
ストアップや機械の大型化につながる。
従って本発明の目的は、射出圧縮成形時において、可
動盤の移動を規制する位置決めシリンダや他のストッパ
部材を大きくすることなく、しかも型停止・保持が確保
される型締装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明は金型が完全に閉じ
られる若干手前で金型を停止させ、この状態で射出を行
い、射出の途中又は射出の完了後、金型を完全に閉じ更
に必要な型締力を付与する射出圧縮成形を行う型締装置
において、可動盤を移動させ型締圧を発生する型締シリ
ンダと、固定盤に配され、金型が閉じる手前の任意の停
止位置で可動盤の移動を規制する位置決めシリンダと、
前記両シリンダ内の圧力を制御する油圧回路とを備え、
前記可動盤の移動を規制する間は位置決めシリンダ内油
圧を一定にすべく型締シリンダ内油圧を制御することを
構成とするものであり、この構成をもって上記課題の解
決手段とする。
(作用) ステージ「型閉」 (1)位置決めシリンダ内油圧を設定圧に保持し、位置
決めラムを前進端におく。
(2)同時に型締シリンダに油圧を送り、可動盤を型閉
側に移動させる。
ステージ「型停止・保持、射出」 (1)可動盤(金型)のストッパ部材が上記位置決めラ
ムに当接し、可動盤は停止する。
(2)この当接した時点から位置決めシリンダの油圧を
一定に保つべく、型締シリンダ内油圧に圧力フィードバ
ック制御がなされる。
(3)従って、射出による金型内圧上昇時、この上昇内
圧分型締シリンダ内油圧を上昇させるようにすれば、金
型の停止位置は不動で、かつ位置決めシリンダ内の油圧
変動は生じない。
ステージ「圧縮」〜ステージ「型締」 (1)型締シリンダ内の油圧を設定圧に制御すると共
に、位置決めシリンダ内の油圧を開放する。
ステージ「降圧」〜ステージ「型開」 型締シリンダの型閉側油室内の圧油が開放された後、
型開側油室に圧油が送られ可動盤を型開側に移動させ、
金型を開く。
(実施例) 以下、本発明を図示実施例に基づいて詳しく説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す型締装置における油
圧制御回路であり、第2図は同実施例による射出圧縮成
形の動作タイミングを示す。
なお、第1図において制御回路以外は第3図に示し既
に説明した従来の構成と同じであり、またその動作も変
更がないので、ここではそれらの説明は省略する。
本実施例においては、位置決めシリンダ11の油室11a
内の油圧及び型締シリンダ1の油室1a内の油圧が、それ
ぞれ圧力トランスデューサ41,42を介して制御装置43内
の2つの比較器43a,43bに送られるようになっており、
同制御装置43からは前記各比較器43a,43bからの偏差信
号が、スイッチ45を介して電流アンプ46により増巾さ
れ、型締シリンダ1の油室1a内圧力を制御するサーボ弁
32の制御信号として送られる。
即ちスイッチ45が接点45a側に切換っているときは、
予め設定された固定値P2Sと位置決めシリンダ11の油室1
1a内圧力を比較器43aで比較し、その偏差信号に基づい
てサーボ弁32を介して型締シリンダ1の油室1a内圧力が
制御され、位置決めシリンダ11の油室11a内圧力を常に
一定に保つようにする。またスイッチ45が接点45b側に
切換わると、型締シリンダ1の油室1a内圧力P1と型締圧
力指令値P1Sが比較器43bで比較され、その偏差に基づき
サーボ弁32を介して型締シリンダ1の油室1a内圧力をP1
≒P1Sとなるように制御する。
以下、本実施例に基づく射出圧縮成形動作について説
明する。なお、各ストッパ部材の位置調整は既になされ
ているものとする。
ステージ「型閉」動作 (1)ソレノイドバルブ34のソレノイド“MS"が励磁さ
れ、位置決めシリンダ11の油室11a内の油圧が設定圧P
11Sに到達すると、消磁する。これは、例えば油圧源33
の圧力を一定P11Sにしておき、一定時間励磁することに
よっても、或いはプレッシャスイッチ47を設けて、その
圧力設定値をP11Sとし、該信号によって消磁する回路を
構成しても良い。
(2)油圧源31の圧油をサーボ弁32によりコントロール
し、型締シリンダ1の油室1aに圧油を供給し、型締ラム
2とこれに結合した、可動盤3を型閉側に移動させる。
ステージ「型停止・保持、射出」動作 (1)位置決めラム12と、ストッパロッド15が当接する
と、サーボ弁32は圧力制御となり、以下のような制御を
行う。
(i)制御装置43の固定値P2Sを、ステージで位置決
めシリンダ11の油室11aに予め発生させる圧力設定値P
11Sより若干高い圧力にセットしておく。
(ii)圧力トランスデューサ41は油室11aの実圧力P11
検出しており、P11≒P11Sの状態からP11=P2Sの状態に
なるように型締シリンダ1の油室1a内の圧力をサーボ弁
32により制御する。
(iii)サーボ弁32への信号は、圧力トランスデューサ4
1の信号P11と固定値P2Sとが比較器43aで比較され、その
偏差信号がスイッチ45と電流アンプ46とを介してサーボ
弁32へ供給される。
この時、スイッチ45は接点45aに切換えられている。
以上のように、位置決めラム12は前進限より若干量後
退させられ、位置決めシリンダ11の油室11aにP2Sの圧力
が発生した状態となっている。
(2)この状態で図示しない射出装置から溶融樹脂が金
型キャビティ8に射出される。
(i)この時発生する樹脂圧力により可動盤3は型開側
へ押され、位置決めシリンダ11の油室11aの圧力は固定
値P2Sより降下する。
(ii)P2S−P11>0となると、サーボ弁32は型締シリン
ダ1の油室1aにP2S=P11となるまで圧油を供給し、常に
位置決めシリンダ11の油室11a内の圧力P11を固定値P2S
と等しくなるように制御する。
ステージ「圧縮」動作 (1)スイッチ45を接点45b側に切換え、型締シリンダ
1の油室1aの圧力を圧力トランスデューサ42で検出し、
同圧力信号と型締圧力指令値P1Sとを比較器43bで比較
し、その偏差信号で、型締シリンダ1の油室1a内圧力を
制御する。型締圧力指令値P1Sは1段又は多段に設定さ
れ、圧縮挙動が制御される。
(2)このとき同時にソレノイドバルブ34のソレノイド
“MD"が励磁され、位置決めシリンダ11の油室11a内圧力
はパイロットチェック弁35、ソレノイドバルブ34を通じ
てタンクに開放される。
(3)ここで、型締シリンダ1の油室1a内を圧力フィー
ドバック制御する代りに、可動盤3の速度を検出し、速
度フィードバック制御を行うようにしても良い。
ステージ「型締」動作 圧縮行程に引き続き型締シリンダ1の油室1aにかかる
油圧をサーボ弁32で型締圧力指令値P1Sとなるように制
御する。ここで型締圧力指令値P1Sは1段又は多段に設
定される。勿論、ソレノイドバルブ34のソレノイド“M
D"は励磁され続ける。
ステージ「降圧」動作及びステージ「型開」動作 サーボ弁32により、型締シリンダ1の油室1a内の圧力
を降下させ、その後同シリンダ1の油室1bに圧油を供給
し型開する。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、射出圧縮
成形時の「型停止・保持」行程で型密着前に停止させる
ための位置決めシリンダ、ストッパロッド等のストッパ
部材の小型化、低コスト化が計れる。また、型が密着手
前で停止した状態のとき、成形機の最大スペックに近い
型締力に相当する金型内樹脂圧力まで、停止の状態が維
持でき、適用範囲が格段に拡大する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例に係る型締装置の構成図、
第2図は本発明の射出圧縮成形の動作説明図、第3図は
従来の射出圧縮成形機型締装置の構成図、第4図は従来
の射出圧縮成形の動作説明図である。 図の主要部分の説明 1…型締シリンダ 11…位置決めシリンダ 12…位置決めラム 15…ストッパロッド 32…サーボ弁 34…ソレノイドバルブ 43…制御装置 43a,43b…比較器 45…スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型が完全に閉じられる若干手前で金型を
    停止させ、この状態で射出を行い、射出の途中又は射出
    の完了後、金型を完全に閉じ更に必要な型締力を付与す
    る射出圧縮成形を行う型締装置において、可動盤を移動
    させ型締圧を発生する型締シリンダと、固定盤に配さ
    れ、金型が閉じる手前の任意の停止位置で可動盤の移動
    を規制する位置決めシリンダと、前記両シリンダ内の圧
    力を制御する油圧回路とを備え、前記可動盤の移動を規
    制する間は位置決めシリンダ内油圧を一定にすべく型締
    シリンダ内油圧を制御することを特徴とする型締装置。
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