JP2633812B2 - 連結器着脱装置 - Google Patents

連結器着脱装置

Info

Publication number
JP2633812B2
JP2633812B2 JP6277999A JP27799994A JP2633812B2 JP 2633812 B2 JP2633812 B2 JP 2633812B2 JP 6277999 A JP6277999 A JP 6277999A JP 27799994 A JP27799994 A JP 27799994A JP 2633812 B2 JP2633812 B2 JP 2633812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupler
bolt
attaching
detaching
traveling vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6277999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08133080A (ja
Inventor
晃 横倉
俊昭 海江田
年男 渡辺
一男 望月
茂男 水出
一雄 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGASHINIPPON RYOKAKU TETSUDO KK
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
HIGASHINIPPON RYOKAKU TETSUDO KK
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIGASHINIPPON RYOKAKU TETSUDO KK, Kawasaki Jukogyo KK filed Critical HIGASHINIPPON RYOKAKU TETSUDO KK
Priority to JP6277999A priority Critical patent/JP2633812B2/ja
Publication of JPH08133080A publication Critical patent/JPH08133080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2633812B2 publication Critical patent/JP2633812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連結器着脱装置に関す
る。さらに詳しくは、鉄道車両同士を連結するための連
結器を人手を排して車両から機械的に取り外し且つ車両
に機械的に取り付けるため、さらには車両の床下等にお
ける他の機器のボルト締緩を含めた着脱作業を機械的に
行うための連結器着脱装置(以下、単に着脱装置とい
う)に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一般
に鉄道車両は自動四輪車と同様に、所定期間または所定
距離の走行の後に所定の検査を行い且つ必要な場合に各
種修理を行っている(以下、かかる検査および修理を検
修と呼ぶ)。この検修の一環として、前記連結器も車体
から取り外され、分解されている。連結器はその重量が
300kg程度のものであるため、従来は連結器の検修
に際して、連結器の車体からの取り外し時にはフォーク
リフト等によって重い連結器を支えた状態で、作業者が
専用の治具、工具(主にインパクトレンチ等のボルト締
緩治具であり、また打撃作業のためのバール等も含まれ
る)を用いて手作業によって取り外しを行っている。さ
らに、検修後の連結器の車体への取り付けに際しては、
同じくフォークリフト等によって連結器を支えた状態
で、作業者の目視確認によって連結器と車体との取り付
け部同士の位置合わせ(主にボルト孔同士の位置合わせ
である)を行い、やはりこれらの全てを作業者の治具や
工具を用いた手作業に頼っている。
【0003】このように全てを作業者の人力に頼るた
め、重量物を支持した状態で位置合わせのために微動さ
せることはきわめて困難であり長時間を必要とする。ま
た、上記治工具類もその重量が5kg程度あるため着脱
作業そのものもかなりの力仕事となる。さらに、かかる
人手による車体の床下での力仕事は劣悪な作業姿勢をも
伴い、いわゆる3K作業の一つに挙げられている。
【0004】自動四輪車の場合、そのタイヤハブナット
を機械的に締結するための装置は知られているが(たと
えば、特開平3−239433号公報参照)、かかる装
置をそのまま上記連結器の着脱に適用することはできな
い。もちろん、鉄道車両用連結器の着脱専用の装置につ
いては、未だかってその使用例はおろか公知文献として
も存在していない。
【0005】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、車体に取り付いている連結器を人手を
排して機械的に取り外し、また、検修後の連結器を車体
に対する位置合わせをも含めて機械的に取り付けるため
の着脱装置を提供することにより、一人の操作者による
容易な着脱操作を実現することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明の
着脱装置は、その四隅近傍それぞれに昇降手段を備えた
走行台車と、該走行台車上に設置された、走行台車の前
後軸方向に往復動可能であり且つ前部および後部それぞ
れが独立して走行台車の横方向に往復動可能である主テ
ーブルと、該主テーブル上に設置された連結器支持手段
と、前記主テーブル上における連結器の各ボルト締結部
にほぼ対応する位置に設置された、回転駆動部を有する
ボルト締緩手段と、該ボルト締緩手段を昇降するための
昇降駆動手段および実質的水平面内の縦横方向に往復動
せしめるための往復動駆動手段とを有している。
【0007】かかる構成の本発明の着脱装置によれば、
たとえば、連結器の車体への取り付けに際しては、走行
台車の連結器支持手段に連結器を保持させた状態で連結
器取り付け対象である車体に接近して適切な位置に配置
することができる。さらに、前記連結器支持手段が配設
されている主テーブルを実質的に水平面内で前後左右へ
の直線移動および回転移動をさせることができるので、
車体に対する連結器の位置合わせが可能となる。しか
も、走行台車の四隅を独立して昇降させうるので、車体
の床面に対して連結器を適正な相対高さに位置させうる
のはもちろんのこと、車体の床面に対して平行に配置さ
せることも可能であるので、正確な位置合わせを容易に
行うことができる。
【0008】つぎの操作段階では、各ボルト締緩手段
を、対応する連結器の各ボルト締結部に対して上昇させ
ることによって接近させ、その往復動駆動手段によって
水平面内の縦横方向に移動させて微小位置合わせするこ
とができる。したがって、しかる後には、予め各ボルト
締結部のボルト孔に挿入されているボルトを、単にボル
ト締緩手段によって締結するだけでよい。
【0009】連結器の取り外しの場合でも、連結器を保
持していない走行台車を上記と同様の手順で車体に対し
て位置合わせし、上記と同様の手順で各ボルト締緩手段
を対応する各ボルト締結部に対して位置合わせすること
によって、容易に連結器を取り外すことができる。
【0010】このように、操作者は本発明の着脱装置を
操作するだけで、とくべつな力仕事はもとより人力によ
る作業の必要もなく、容易に連結器着脱作業を完遂する
ことができる。
【0011】また、前記走行台車に、連結器着脱対象の
車体に対する走行台車の前後方向の相対位置関係を検知
するための第一センサと、前記車体に対する走行台車の
四隅近傍それぞれの上下方向の相対位置関係を検知する
ための第二センサとを装備した着脱装置にあっては、車
体に対する連結器の大まかな位置合わせが可能となるの
で、その後の最終的な微小位置合わせが容易となる点で
好ましい。
【0012】前記ボルト締緩手段が上方に開口したナッ
トランナーを備えたインパクトレンチを有しており、該
インパクトレンチを、実質的に円錐形状を呈したその首
部が前記昇降駆動手段および/または往復動駆動手段に
連結されたインパクトレンチ用支持フレームの嵌合孔に
嵌入した状態で、該支持フレームに上下方向にコイルバ
ネを介して保持させた着脱装置にあっては、ボルト孔の
形成ピッチのずれ等を好適に吸収し、インパクトレンチ
をボルト締結部のボルトに当接する際に容易にナットラ
ンナーをボルトと嵌合させうるので好ましい。
【0013】前記ボルト締緩手段の往復動駆動手段を主
テーブル上に設置されたX−Y軸方向スライドテーブル
から構成し、該X−Y軸方向スライドテーブルを、主テ
ーブル上に敷設された走行台車の前後軸方向または前後
軸に直角な方向のレールに摺動自在に係合された下側テ
ーブルと、該下側テーブル上に上記レールの方向に直角
な方向に敷設されたレールに摺動自在に係合された上側
テーブルとから構成した着脱装置にあっては、簡易な構
成によって、容易にボルト締結部に対するボルト締緩手
段の位置合わせをなしうる点で好ましい。
【0014】前記主テーブルを、その前部および後部そ
れぞれにおいて走行台車上に設置されたX−Y軸方向ス
ライドテーブルの上面に水平面内で回転自在に連結し、
該X−Y軸方向スライドテーブルを、走行台車上に敷設
された走行台車の前後軸方向または前後軸に直角な方向
のレールに摺動自在に係合された下側テーブルと、該下
側テーブル上に上記レールの方向に直角な方向に敷設さ
れたレールに摺動自在に係合された上側テーブルとから
構成した着脱装置にあっては、簡易な構成によって、容
易に連結器を車体に対して位置合わせすることができる
点で好ましい。
【0015】前記走行台車の四隅近傍それぞれに備えら
れた昇降手段と前記ボルト締緩手段の昇降駆動手段と
を、それぞれ油圧シリンダから構成するのが、本装置の
小型化が実現でき、車両の床下への進入が容易となり、
しかもコストの低減という点で好ましい。
【0016】 前記連結器支持手段として、連結器の緩
衝器部分を保持するための緩衝器を備え、連結器の先
端の連結部近傍を支持するための連結部支持部を備え、
前記緩衝器に、緩衝器を圧縮したうえで挟持するため
の開閉自在の挟持爪を備え、前記連結部支持部に、連結
器の胴部を支持するための胴支持テーブルと連結器の胴
受け梁を昇降させるための胴受け梁昇降テーブルとを備
えた着脱装置にあっては、複数部材からなる連結器を他
にとくべつな治工具を必要とせずに効率良く取り付け、
および取り外すことができるので好ましい。
【0017】前記ボルト締緩手段のナットランナー上方
にボルト押さえが配設され、該ボルト押さえが、ボルト
締緩時に昇降駆動手段による上下動によって、ボルト締
結部に予め挿入されているボルトの頭部を押圧固定しう
るように構成された着脱装置にあっては、迅速且つ確実
にボルトの締緩を行うことができるので好ましい。
【0018】前記連結器のボルト締緩手段が、連結器に
おける、下枠受けの車体への取り付け部および/または
胴受け梁バネ箱の車体への取り付け部および/または胴
受け梁の胴受け梁バネ箱への取り付け部のボルトを締緩
するための手段として構成されるのが、多種多様な連結
器に対応しうるので好ましい。
【0019】なお、特許請求の範囲でいう横方向とは、
走行台車の前後軸方向に対してほぼ直角な実質的水平面
内の方向である。したがって、走行台車の前後軸方向を
縦方向ともいう。
【0020】
【実施例】つぎに、図面を参照しつつ本発明の着脱装置
の実施例を説明する。
【0021】図1は本発明の着脱装置が適用される連結
器の一例を示す斜視図、図2は本発明の着脱装置の一実
施例を示す斜視図、図3は図2の着脱装置の平面図、図
4は図2の着脱装置の正面図、図5は図2の着脱装置を
その前方から後方を見た側面図、図6は図2の着脱装置
におけるXYテーブルの一実施例を示す斜視図、図7は
図2の着脱装置における下枠受け着脱ユニットの一実施
例を示す説明図であり、図7(a)はその平面図、図7
(b)は正面図、図7(c)は側面図、図8は図2の着
脱装置における胴受け梁着脱ユニットの一実施例を示す
説明図であり、図8(a)はその平面図、図8(b)は
正面図、図8(c)は側面図、図9は図2の着脱装置の
連結器取り外し作動手順を示すフローチャート、図10
は図2の着脱装置の連結器装着作動手順を示すフローチ
ャート、図11は図2の着脱装置におけるインパクトレ
ンチを示す断面図である。
【0022】連結器の説明:図1において、101は鉄
道車両に装備される連結器であり、本発明の着脱装置が
適用されるものである。この連結器101はいわゆる密
着連結器であるが、本発明の着脱装置は他のタイプ、た
とえば、後述のバネ箱を備えていない連結器、いわゆる
棒連結器(図示されていない)にも適用することができ
る。102が連結器胴であり、その先端には対向する車
両に取り付けられた同一形状の連結器と連結するための
連結部103が形勢されている。104は緩衝器であ
り、前記胴102と水平方向および鉛直方向に揺動自在
にピン結合されている。緩衝器104は、ゴム体104
aがその前後から2枚のフランジ104b、104cに
よって挟持されたものである。105は胴受け梁であ
り、その上に前記胴102が摺動可能に載置される。胴
受け梁105の両端上にはそれぞれ胴受けバネ箱106
がボルトBaによって装着されている。胴受けバネ箱1
06内にはコイルバネ106aが収容されており、胴受
け梁105はこのコイルバネ106aを介して弾力的に
上下動可能に構成されている。一方、前記緩衝器104
は下枠受け107上に前後方向摺動可能に載置される。
【0023】そして、前記胴受けバネ箱106と下枠受
け107とが、それぞれのフランジ部106b、107
aを介してボルトBb、Bcによって車体T(図4、5
参照)の取り付け用フレームFに固定される。また、前
記緩衝器104のフランジ104b、104cが車体T
の取り付け用フレームFに固定用ブラケットHを介して
前後方向に挟持されて固定される。このようにして、連
結器101はその胴102が上下左右前後に揺動可能な
状態で車体Tに取り付けられる。
【0024】なお、連結器の着脱時には、車体は一般に
車輪が取り外された状態で支持台の上に載せられている
場合が多い。
【0025】台車の説明:図2〜5において、1は着脱
装置であり、4個の車輪2を備えた台車3上に各種機能
を受け持つ複数個の装置が配備されている。台車3は連
結器101を載置して搬送するためのものであり、蓄電
池と充電器とのユニット4および電動モータ(図5にお
けるM)を備えた、前進と後退および高速と低速との切
り換えが可能な自走式台車である。台車3の後端には操
作者用のステップ5が設置され且つ操舵用ハンドル6が
備えられている。かかる構成の台車3は連結器101を
載置した状態で、操作者の運転によって車体Tの先端部
からその床下へもぐり込ませられる。
【0026】7はモニター用テレビジョンであり、8は
台車3の下部に取り付けられた監視カメラであり、9は
走行台車3の左右各一か所に設置された車体Tの妻面検
出センサ(特許請求の範囲でいう第一センサに該当)で
ある。本実施例では妻面検出センサ9としてマイクロス
イッチを用いており、そのON−OFFによって台車3
の走行を制御する。モニター用テレビジョン7は監視カ
メラ8から送られる信号を表示する。それにより操作者
は、たとえば検修工場の床面のガイド用白線等を監視カ
メラ8でモニターすることによって走行する台車3の左
右の位置ずれを検知して軌道修正することができるの
で、車体Tに対する左右前後の位置合わせの目安を得る
ことができる。また、妻面検出センサ9によって車体T
の妻面(前面)に対する適正位置を検知し、台車3が車
体Tへ斜め進入することが防止される。なお、台車3の
前部にレーザポインターを取り付けて、このレーザポイ
ンターから車体に投射される光を目視で確認、または監
視カメラ8にその反射光による信号を表示することによ
り、上記左右の位置ずれの検知および軌道修正を行って
もよい。レーザポインターは、レーザ光を対象物に投射
し、その照射部位を目視確認したりまたはその反射光を
検知する場合等に用いる。
【0027】台車3の基台3aのほぼ四隅にはそれぞ
れ、いわゆるアウトリガーとして台車3を床面に支持す
るための油圧シリンダ10が上下方向に延設されてい
る。さらに、台車の基台3aにおける上記4個の油圧シ
リンダ10の近傍にはそれぞれ高さセンサ11(特許請
求の範囲でいう第二センサに該当)が備えられている。
本実施例では高さセンサ11としてマイクロスイッチを
用いており、そのON−OFFによって台車3の昇降を
制御する。したがって、この油圧シリンダ10のピスト
ンを伸長させることにより、台車3は工場の床面上にか
かるピストンによって立つことになり、安定する。さら
に、ピストンを進退させることにより台車3の四隅は独
立して上下させることができるので、上記高さセンサ1
1からの信号によって前記4個の油圧シリンダ10の駆
動選択を行って台車3の面を車体Tの下面に対して平行
となるように調節することができる。
【0028】本実施例では妻面センサ9および高さセン
サ11としてマイクロスイッチを用いているが、とくに
マイクロスイッチに限定されることはなく、超音波セン
サ、レーザ距離センサ、近接スイッチ等の公知の非接触
型センサを用いてもよく、そのセンサからの信号を前記
モニター用テレビジョン7または専用の表示器に表示し
つつ位置合わせを行うようにしてもよい。
【0029】叙上の台車3の車体Tに対する位置合わせ
はさほど厳密なものでなくてもよいため、操作も非常に
簡単なものとなる。なぜなら、車体と連結器との各ボル
ト締結部の微小位置合わせは、後述の主テーブルを上下
左右前後に、また水平面内で回転可能に構成しているこ
とによって容易になしうるからである。
【0030】主テーブルの説明:台車の基台3a上に
は、基台3aの前後方向に沿って連結器101を保持す
るための主テーブル12が延設されている。主テーブル
12の後端部上には胴支持テーブル12aが突設されて
いる。また、主テーブル12は基台3aに対してその前
後軸方向と前後軸に直角な方向と(いわばX−Y軸方
向)に摺動しうるように構成されている。すなわち、主
テーブル12と基台3aとのあいだにおける主テーブル
12の前後端それぞれにX−Y軸方向直線移動テーブル
(以下、XYテーブルという)13、14が介装されて
いる(図3、4参照)。
【0031】前部XYテーブル13および後部XYテー
ブル14の基本構成はいずれも同一であるので、前部X
Yテーブル13を代表させて図6を参照しつつ説明す
る。XYテーブル13は上下に2枚の小テーブル13
a、13bを前後軸に直角な方向(Y方向)のレール1
5を介在させて重ねたものであり、下側の小テーブル1
3bと基台3aとのあいだには前後軸方向(X方向)の
レール16が介装されている。そして、主テーブル12
をX方向に往復駆動するための縦油圧シリンダ17が基
台3a上に備えられており、そのピストン17a先端が
前部XYテーブル13の下側の小テーブル13bに連結
されている。また、主テーブル12をY方向に往復駆動
するためには、前部XYテーブル13および後部XYテ
ーブル14それぞれの下側小テーブル13b、14bに
横油圧シリンダ18が備えられている(図6参照)。そ
して、各横油圧シリンダ18のピストン18aの先端が
それぞれ上側小テーブル13a、14aに連結されてい
る。また、主テーブル12は、前部XYテーブル13お
よび後部XYテーブル14の上側小テーブル13a、1
4aにそれぞれ設けられたピン13c、14cを介して
水平面内で回転自在に取り付けられている。そして、X
方向の移動は縦油圧シリンダ17の駆動により前部XY
テーブル13を移動させることによって行う(後部XY
テーブル14は縦油圧シリンダ17を有していないた
め、X方向に規制のない状態となり、前部XYテーブル
13に追従する)。Y方向の移動は各横油圧シリンダ1
8の駆動により行う。また、水平面内の回転は各横油圧
シリンダ18の進退量を変えて作動させることにより行
う。かかる構成によって、主テーブル12はX方向およ
びY方向の直線移動のみならず、水平面内における若干
角度の回転が可能になる。その結果、主テーブル12上
の連結器101の車体に対する位置合わせの微調整が可
能となる。本実施例では、縦油圧シリンダ17を前部X
Yテーブル13作動用として設けたが、後部XYテーブ
ル14作動用として設けても同様の効果を奏することが
できる。
【0032】この微調整をまったく目視に頼ってもよい
が、本実施例では、微調整のために主テーブル12上の
適宜箇所(とくに各ボルト締結部に対応する位置)には
位置センサーとしてのレーザポインターが設置されてい
る(図示されてはいない)。
【0033】そして、たとえば、レーザポインターから
の光線を連結器のボルト締結部のボルト孔を通して、車
体側のボルトを狙うように投射し、この照射部を目視ま
たは前記テレビジョンによってモニターしつつ位置合わ
せを行う。
【0034】なお、本実施例では連結器101は直接主
テーブル12に載置するようには構成されておらず、後
述のごとく、連結器101の緩衝器104の部分は緩衝
器台20に保持されており、胴102の部分は胴支持テ
ーブル12aに保持されており、胴受け梁105は胴受
け梁昇降テーブル38または胴受け梁搬送テーブル39
に保持されている。つまり、連結器101は基台3aか
ら上方に浮いた状態で保持されている。ここで、前記緩
衝器台20、胴支持テーブル12aおよび胴受け梁昇降
テーブル38が基本的には特許請求の範囲でいう連結器
支持手段に該当する。
【0035】以下、前記緩衝器台20、緩衝器台20の
両側に設置された下枠受け着脱ユニット23、胴受け梁
着脱ユニット35それぞれの構成および作動を説明す
る。
【0036】緩衝器台およびその作動の説明:主テーブ
ル12の前部上には連結器の緩衝器104の部分を保持
するための前記緩衝器台20が配設されている。緩衝器
台20には、緩衝器104の前後の挟持フランジ104
b、104cを前後から挟圧することによって緩衝器1
04のゴム体104aを圧縮した状態で緩衝器104を
保持しうる挟持爪21が備えられている。挟持爪21は
ほぼ鉛直方向に延設された4本の爪部材21aからな
り、それぞれが回転可能にその中間部を枢支されてい
る。そして、前後の2本ずつの爪部材が、たがいにその
上端部が近接および離間して前記緩衝器のゴム体104
aを圧縮、開放しうるように、爪部材下端部に駆動用の
油圧シリンダ(図示されていない)が備えられている。
なお、油圧シリンダを鉛直方向に延設して、トグル機構
によって爪部材の下端を開閉し、それによって爪部材の
上端でゴム体104aを圧縮、開放するように構成して
もよい。
【0037】たとえば連結器の装着時を例にとって説明
すると、かかる構成の挟持爪21によって緩衝器の二枚
のフランジ104b、104c(図1参照)を挟圧して
そのあいだのゴム体104a(図1参照)を圧縮する。
そして、その状態で緩衝器を車体の固定用ブラケットH
(図1参照)間に挿入し、挟圧を解放すれば、緩衝器は
前記固定用ブラケットHを押し開く方向に突っ張って固
定される。
【0038】下枠受け着脱ユニットの説明:主テーブル
12上における緩衝器台20の左右両側には、連結器1
01の下枠受け107(図1参照)を着脱するための下
枠受け着脱ユニット23が備えられている。
【0039】以下、図7を参照しつつ、台車の前方を見
て右側のユニット23を代表させて説明する。なお、図
7(a)は平面図、図7(b)は正面図、図7(c)は
側面図である。
【0040】下枠受け着脱ユニット23は、車体の取り
付けフレームFに下枠受け107(いずれも図1参照)
を固定するボルトを締緩するための装置であり、図7に
示すようにボルト締緩用の3個のモータ駆動インパクト
レンチ24と、このインパクトレンチ群のみを昇降させ
るための油圧シリンダ25と、ボルト締緩時にボルト頭
を押さえておくための3個のボルト押さえ機構26と、
下枠受け位置決め機構27とを有している。ここで、前
記インパクトレンチ24およびボルト押さえ機構26が
特許請求の範囲でいうボルト締緩手段の一部に該当す
る。ボルト締緩手段の他の部分は後述の胴受け梁取り付
けレンチ36とバネ箱着脱レンチ37とが該当する。
インパクトレンチ24とボルト押さえ機構26とは当然
一対一で上下に対応している。ボルト押さえ機構26は
その上端にボルト頭押さえ部28およびこのボルト頭押
さえ部28のみを昇降させるための油圧シリンダー29
を有している。本油圧シリンダー29と前記油圧シリン
ダ25とが、インパクトレンチ24およびボルト押さえ
機構26からなるボルト締緩手段に対する、特許請求の
範囲でいう昇降駆動手段に該当する。下枠受け位置決め
機構27はその上端に一本の位置決め用ピン(図5に示
されており、以下ロケートピンという)30およびこの
ロケートピン30のみを昇降させるための油圧シリンダ
ー31aおよびロケートピン30をY方向へ移動させる
ための油圧シリンダ31bを有している。そして、この
左右一対の下枠受け着脱ユニット23はそれぞれ、図6
に示されたXYテーブル13と類似基本構成のXYテー
ブル32上に取り付けられており、当然このXYテーブ
ル32にもXYの各方向に駆動するための油圧シリンダ
33、34が備えられている。このXYテーブル32と
油圧シリンダ33、34とが、前記インパクトレンチ2
4およびボルト押さえ機構26からなるボルト締緩手段
に対する、特許請求の範囲でいう往復動駆動手段に該当
する。
【0041】かかる構成によって本下枠受け着脱ユニッ
ト23は、Y方向摺動によってその位置決めポジション
とそのボルト締緩ポジションとに移動することができ、
また、XY両方向の摺動によって微小位置合わせが可能
となる。位置決めポジションは、図3(および図5)に
おける台車3の前後軸の下側半分(左側半分)に示すよ
うに、下枠受け着脱ユニット23全体が台車3の前後軸
から離れてロケートピン30が車体のフレームのボルト
孔の真下(詳しくは、三個一列のボルト孔の真ん中のも
の)にある位置をいい、ボルト締緩ポジションは、図3
(および図5)における台車3の前後軸の上側半分(右
側半分)に示すように、下枠受け着脱ユニット23全体
が台車3の前後軸に接近してインパクトレンチ24が車
体のフレームのボルト孔の真下に、またボルト押さえ機
構26が同ボルト孔の真上にある位置をいう。
【0042】下枠受け着脱ユニットの作動説明:すなわ
ち、連結器装着時を例にとって説明すると、予め位置決
めポジションでロケートピン30を上昇させた状態にし
た後、下枠受け(図1の107)の片側三個のボルト孔
の真ん中の孔にロケートピン30が挿入された状態で下
枠受けを緩衝器(図1の104)とともに緩衝器台20
に載置しておき、アウトリガー油圧シリンダ10による
上昇動作と主テーブル12の水平方向位置合わせによっ
て前記フレームF(図1参照)の真ん中のボルト孔にロ
ケートピンを位置合わせして挿入する。挿入したことに
より、位置合わせができたことが確認される。その後、
ロケートピン30を下降させ、ボルト締緩ポジションに
おけるロケートピン位置までロケートピン30を退避さ
せ、前記ボルト孔に図1に示されるボルトBcを挿入す
る。
【0043】ついで、ボルト押さえ機構26のボルト頭
押さえ部28を前記フレームFより上方位置まで上昇さ
せ、下枠受け着脱ユニット23全体をボルト締緩ポジシ
ョンに移動させる(台車3の前後軸に前記ロケートピン
が離間していた距離だけ近接させて)。そうすると、イ
ンパクトレンチ24が車体のフレームのボルト孔の真下
に、ボルト頭押さえ部28はボルト孔に挿入されたボル
ト頭の真上に来る。その位置でボルト頭押さえ部28を
下降させ且つインパクトレンチ24を上昇させると、上
記のごとく位置合わせ済みであるため、三個のインパク
トレンチ24および三個のボルト頭押さえ部28はそれ
ぞれフレームの三本のボルトBcと正確に対応する。そ
こでさらにボルト頭押さえ部28を下降させてボルト頭
を上から押さえ付け、さらにインパクトレンチ24を上
昇させてナット(予めインパクトレンチのナットランナ
ー内に収容されている)をボルトBcに螺合して締めつ
ければよい。
【0044】胴受け梁着脱ユニットの説明:つぎに、図
2〜5および図8を参照しながら、連結器の胴受け梁
(図1の105)を着脱するための胴受け梁着脱ユニッ
ト35を説明する。なお、図8(a)は平面図であり、
図8(b)は正面図、図8(c)は側面図である。この
胴受け梁着脱ユニット35は図2〜5に示すように主テ
ーブル12の後端部上に配設されている。胴受け梁着脱
ユニット35は、それぞれが台車3の前後軸を挟んで左
右両側に設置された胴受け梁取り付けレンチ36および
バネ箱着脱レンチ37から構成されている。なお、主テ
ーブル12上には左右両側に胴受け梁(図1の105)
を載置して昇降させるための胴受け梁昇降テーブル3
8、および主テーブル12の長手方向に摺動可能な胴受
け梁搬送テーブル39が、梁着脱ユニット35を補助す
る機構として備えられている。胴受け梁昇降テーブル3
8は油圧シリンダ40によって上下動させられ、胴受け
梁搬送テーブル39は主テーブル12上面に敷設された
レール41を油圧シリンダ(図示されていない)によっ
て往復駆動される。なお、胴受け梁搬送テーブル39に
ついては、後述のごとく胴受け梁を退避位置と胴受け梁
昇降テーブル38の位置とに水平面上を移動させるだけ
であるから、油圧シリンダを用いずに手動で摺動させて
もよい。
【0045】図8に示すように、胴受け梁着脱ユニット
35はそのXYテーブル43上に設置され、XY両方向
に往復動しうるようにされており、微小位置合わせが可
能となっている。ここで、左右の胴受け梁着脱ユニット
35のうち右側のものを代表させて説明する。
【0046】図8(c)に示すような断面がL字状のY
テーブル44が、主テーブル12上面に敷設されたY方
向レール45に係合し、このYテーブル44の鉛直板部
44aに敷設されたX方向レール46に前記胴受け梁着
脱ユニット35の基板(Xテーブルとしての役割を担
う)35aが係合している。そして、Yテーブル44は
Y方向に油圧シリンダ(図示されていない)によって移
動させられ、胴受け梁着脱ユニット35はX方向に梁着
脱ユニットの基板35aに敷設されたラック48に歯合
するピニオン49を介して電動モータ50によって移動
させられる。ここで、前記XYテーブル43およびこの
XYテーブル43をXY両方向に往復動させる手段(前
記電動モータ50および前記図示されていない油圧シリ
ンダ)が、前述の胴受け梁取り付けレンチ36およびバ
ネ箱着脱レンチ37からそれぞれ構成されるボルト締緩
手段のための往復動駆動手段(特許請求の範囲でいう往
復動駆動手段)に該当する。
【0047】胴受け梁着脱ユニット35において、胴受
け梁取り付けレンチ36は、図1に示されるように、胴
受け梁105を胴受けバネ箱106に取り付けるための
一個のボルトBaを締緩するためのインパクトレンチ5
1のナットランナー部51aが、油圧シリンダ(図示さ
れていない)によって単独に昇降可能に備えられたもの
である。一方、バネ箱着脱レンチ37は、図1に示され
るように車体のフレームFに胴受けバネ箱106を取り
付けるための四個のボルトBbを締緩するための四個の
インパクトレンチ53のナットランナー部53aが油圧
シリンダ54によって四個一体で昇降可能に備えらたも
のである。バネ箱着脱レンチ37は、前述の棒連結器の
胴受け梁を車体の取り付けフレームに取り付けるために
も兼用されるものである。ここで、前記胴受け梁取り付
けレンチ36およびバネ箱着脱レンチ37は、前述のと
おり特許請求の範囲でいうボルト締緩手段の一部に該当
し、前記油圧シリンダ54およびナットランナー部51
a昇降用の図示されていない油圧シリンダが前記ボルト
締緩手段のための昇降駆動手段特許請求の範囲でいう
昇降駆動手段)に該当する。前記ボルトBa(図1参
照)は予め胴受けバネ箱106の底部に取り付けられて
おり、他方のボルトBb(図1参照)は予め車体のフレ
ームFに取り付けられている。
【0048】胴受け梁着脱ユニットの作動説明:この胴
受け梁着脱ユニット35の作動を連結器装着時を例にと
って以下説明する。
【0049】まず、胴受け梁105は胴受け梁搬送テー
ブル39に載置して台車の中央側へ退避させておく。そ
して、バネ箱着脱レンチ37の四個のナットランナー5
3aの上に胴受けバネ箱106のフランジ部106b
を、その四個のボルト孔がそれぞれ四個のナットランナ
ー53aと一致するように載置する。このナットランナ
ー53a内には予めナットが収容されている。つぎに、
このインパクトレンチ53を上昇せしめ、目視確認によ
って車体のフレームFのボルト孔に挿入されているボル
トBbとインパクトレンチ53のナットランナー53a
との位置合わせを行う。さらにナットランナー53aを
上昇させてその中のナットを前記ボルトBbに螺合し、
締めつける。このようにして、車体に胴受けバネ箱10
6が固定された後、胴受け梁105を載置している胴受
け梁搬送テーブル39を両胴受け梁昇降テーブル38間
まで摺動させる。このとき、胴受け梁105の両端部は
ちょうど一対の胴受け梁昇降テーブル38の上に位置す
るので、そのまま胴受け梁昇降テーブル38を上昇させ
れば、胴受け梁105の両端部は前記固定済みの胴受け
バネ箱106の底部に対応する。そして、前記ボルトB
aが胴受け梁105のボルト孔に進入するように目視確
認しつつ胴受け梁105をさらに上昇させて停止する。
つぎに、胴受け梁着脱ユニット35全体を移動させ、胴
受け梁取り付けレンチ36を目視確認によって位置合わ
せしつつ上昇させ、胴受け梁取り付けレンチ36のナッ
トランナー51a内のナットを前記ボルトBaに螺合さ
せ、締結する。
【0050】叙上のごとく、着脱装置1の主要構成機器
の作動を逐次、連結器の装着を例にとって説明したが、
連結器の取り外しについても装着手順のほぼ逆手順によ
って機械的になされる。
【0051】連結器取り外し作動手順の一例を図9に簡
単に示す。
【0052】また、連結器装着作動手順の一例をさらに
図10に簡単に示す。
【0053】図9、10から明らかなように、連結器着
脱作業に際して人手を必要とするのはボルトを締結部の
ボルト孔へ挿入し、ナットをインパクトレンチのナット
ランナー内へ挿入することだけである。
【0054】各インパクトレンチの説明:つぎに、図1
1を参照しつつ、前述した各インパクトレンチ24(図
7参照)、51、53(ともに図8参照)に内装された
微小芯ズレ吸収機構を説明する。
【0055】インパクトレンチ(24で代表させる)そ
のものは公知のものであり、減速機を介して電動モータ
でナットランナー24aを回転駆動するものである。本
実施例では図示のごとく、このインパクトレンチ24
が、フレーム55にコイルバネ(柔軟ゴムなどの弾性体
でもよい)54を介装して垂下されたステー56によっ
て保持されている。フレーム55の孔57に貫入するイ
ンパクトレンチ24の首部はテーパ状にされている。油
圧シリンダーによって上昇させられるのは前記フレーム
55であるため、若干の芯ズレに起因してボルトの下端
がナットランナー24a上端面に当接してしまってうま
くナットランナー内に進入しないときには、インパクト
レンチ24本体がボルトに押されてフレーム55に対し
て相対的に下降し、インパクトレンチ24の首部とフレ
ーム55の孔57の周縁とのあいだに間隙が生じるた
め、インパクトレンチ24本体に移動自由度が生じ、結
果的にボルトがナットランナー24a内に旨く進入する
ことになる。かかる構成によって、たとえば、複数個の
ボルト孔の形成ピッチに僅かな誤差が生じていても、な
んら問題なく締緩作業が完遂される。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、連結器の車体に対する
位置合わせはもとより、各ボルト締結部の位置合わせの
微調整も容易に行うことができる。さらに、各ボルトの
締緩作業も全て機械的になされるため、操作者は厄介な
力仕事から解放されるばかりでなく、全作業が迅速且つ
確実に完遂される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着脱装置が適用される連結器の一例を
示す斜視図である。
【図2】本発明の着脱装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の着脱装置の平面図である。
【図4】図2の着脱装置の正面図である。
【図5】図2の着脱装置をその前方から後方を見た側面
図である。
【図6】図2の着脱装置におけるXYテーブルを示す斜
視図である。
【図7】図2の着脱装置における下枠受け着脱ユニット
を示す説明図であり、図7(a)はその平面図、図7
(b)は正面図、図7(c)は側面図である。
【図8】図2の着脱装置における胴受け梁着脱ユニット
を示す説明図であり、図8(a)はその平面図、図8
(b)は正面図、図8(c)は側面図である。
【図9】図2の着脱装置の連結器取り外し作動手順を示
すフローチャートである。
【図10】図2の着脱装置の連結器装着作動手順を示す
フローチャートである。
【図11】図2の着脱装置におけるインパクトレンチを
示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・着脱装置 3・・・台車 7・・・テレビジョン 8・・・監視カメラ 9・・・妻面センサ 11・・・高さセンサ 12・・・主テーブル 13、14、32、43・・・XYテーブル 20・・・緩衝器台 21・・・挟持爪 23・・・下枠受け着脱ユニット 24、51、53・・インパクトレンチ 26・・・ボルト押さえ機構 27・・・下枠受け位置決め機構 35・・・胴受け梁着脱ユニット 38・・・胴受け梁昇降テーブル 101・・・連結器 102・・・胴 103・・・連結部 104・・・緩衝器 105・・・胴受け梁 106・・・バネ箱 107・・・下枠受け T・・・車体 F・・・フレーム H・・・ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 年男 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 望月 一男 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 水出 茂男 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番 1号 川崎重工業株式会社 神戸工場内 (72)発明者 飯塚 一雄 東京都江東区南砂2丁目6番5号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (56)参考文献 実公 平6−5938(JP,Y2) 実公 昭58−22852(JP,B2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両連結用の連結器を、車体から取
    り外し且つ車体へ取り付けるための連結器着脱装置であ
    って、 その四隅近傍それぞれに昇降手段を備えた走行台車と、 該走行台車上に設置された、走行台車の前後軸方向に往
    復動可能であり且つ前部および後部それぞれが独立して
    走行台車の横方向に往復動可能である主テーブルと、 該主テーブル上に設置された連結器支持手段と、 前記主テーブル上における連結器の各ボルト締結部にほ
    ぼ対応する位置に設置された、回転駆動部を有するボル
    ト締緩手段と、 該ボルト締緩手段を昇降するための昇降駆動手段および
    実質的水平面内の縦横方向に往復動せしめるための往復
    動駆動手段とを有してなる連結器着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記走行台車に、連結器着脱対象の車体
    に対する走行台車の前後方向の相対位置関係を検知する
    ための第一センサと、前記車体に対する走行台車の四隅
    近傍それぞれの上下方向の相対位置関係を検知するため
    の第二センサとが装備されてなる請求項1記載の連結器
    着脱装置。
  3. 【請求項3】 前記ボルト締緩手段が上方に開口したナ
    ットランナーを備えたインパクトレンチを有しており、
    該インパクトレンチが、実質的に円錐形状を呈したその
    首部を前記昇降駆動手段および/または往復動駆動手段
    に連結されたインパクトレンチ用支持フレームの嵌合孔
    に嵌入した状態で、該支持フレームに上下方向にコイル
    バネを介して保持されてなる請求項1記載の連結器着脱
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ボルト締緩手段の往復動駆動手段が
    主テーブル上に設置されたX−Y軸方向スライドテーブ
    ルから構成されており、該X−Y軸方向スライドテーブ
    ルが、主テーブル上に敷設された走行台車の前後軸方向
    または前後軸に直角な方向のレールに摺動自在に係合さ
    れた下側テーブルと、該下側テーブル上に上記レールの
    方向に直角な方向に敷設されたレールに摺動自在に係合
    された上側テーブルとから構成されてなる請求項1記載
    の連結器着脱装置。
  5. 【請求項5】 前記主テーブルが、その前部および後部
    それぞれにおいて走行台車上に設置されたX−Y軸方向
    スライドテーブルの上面に水平面内で回転自在に連結さ
    れており、該X−Y軸方向スライドテーブルが、走行台
    車上に敷設された走行台車の前後軸方向または前後軸に
    直角な方向のレールに摺動自在に係合された下側テーブ
    ルと、該下側テーブル上に上記レールの方向に直角な方
    向に敷設されたレールに摺動自在に係合された上側テー
    ブルとから構成されてなる請求項1記載の連結器着脱装
    置。
  6. 【請求項6】 前記走行台車の四隅近傍それぞれに備え
    られた昇降手段と前記ボルト締緩手段の昇降駆動手段と
    が、それぞれ油圧シリンダから構成されてなる請求項1
    記載の連結器着脱装置。
  7. 【請求項7】 前記連結器支持手段が、主テーブルの前
    部に連結器の緩衝器部分を保持するための緩衝器を備
    えており、主テーブルの後部に連結器の先端の連結部近
    傍を支持するための連結部支持部を備えており、前記緩
    衝器が、緩衝器を圧縮したうえで挟持するための開閉
    自在の挟持爪を有しており、前記連結部支持部が、連結
    器の胴部を支持するための胴支持テーブルと連結器の胴
    受け梁を昇降させるための胴受け梁昇降テーブルとを有
    してなる請求項1記載の連結器着脱装置。
  8. 【請求項8】 前記ボルト締緩手段がボルト押さえを有
    しており、該ボルト押さえが、ボルト締緩時に昇降駆動
    手段による上下動によって、ボルト締結部に予め挿入さ
    れているボルトの頭部を押圧固定しうるように構成され
    てなる請求項1記載の連結器着脱装置。
  9. 【請求項9】 前記連結器のボルト締緩手段が、連結器
    における、 下枠受けの車体への取り付け部および/または胴受け梁
    バネ箱の車体への取り付け部および/または胴受け梁の
    胴受け梁バネ箱への取り付け部のボルトを締緩するため
    の手段である請求項1記載の連結器着脱装置。
JP6277999A 1994-11-11 1994-11-11 連結器着脱装置 Expired - Lifetime JP2633812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277999A JP2633812B2 (ja) 1994-11-11 1994-11-11 連結器着脱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277999A JP2633812B2 (ja) 1994-11-11 1994-11-11 連結器着脱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08133080A JPH08133080A (ja) 1996-05-28
JP2633812B2 true JP2633812B2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=17591224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6277999A Expired - Lifetime JP2633812B2 (ja) 1994-11-11 1994-11-11 連結器着脱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2633812B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127879A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Hiroshi Yamashita アウトリガー、アウトリガー付き作業車およびアウトリガー付き作業車施工用杭
JP4732486B2 (ja) * 2008-06-17 2011-07-27 株式会社日本製鋼所 鉄道車両用胴受装置
JP5263535B2 (ja) * 2009-06-25 2013-08-14 近畿車輌株式会社 低床車両の連結器設置構造
JP5610849B2 (ja) * 2010-05-28 2014-10-22 東海旅客鉄道株式会社 鉄道車両用連結器の着脱用作業台車
KR101244212B1 (ko) * 2011-03-14 2013-03-25 부산교통공사 철도차량 연결기 작업용 받침대
CN103486122B (zh) * 2013-09-30 2015-07-29 江苏海鹏特种车辆有限公司 一种定位夹紧浮动销孔机构
EP3260348B1 (en) * 2015-02-19 2019-08-21 Hitachi, Ltd. Device and method for mounting equipment under floor of rail vehicle
CN106270165A (zh) * 2016-08-09 2017-01-04 浙江金澳兰机床有限公司 一种台车密着检知装置
JP6490280B1 (ja) * 2018-05-08 2019-03-27 日本車輌製造株式会社 胴受装置および鉄道車両
CN110588704B (zh) * 2019-09-29 2024-04-09 神华铁路装备有限责任公司 车钩缓冲器的拆装装置
CN114750269A (zh) * 2022-02-17 2022-07-15 中铁上海工程局集团有限公司 铁路桥梁装配化墩帽自动化松锚穴孔系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08133080A (ja) 1996-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2633812B2 (ja) 連結器着脱装置
CN113993659A (zh) 一种用于保险杠自动焊接的夹持装置的底架
CN113071702B (zh) 一种飞机中央翼定位夹紧装置和方法
CN113966267A (zh) 一种吸能盒夹持机构
CN105133515A (zh) 声屏障巡检维修设备
CN114516005A (zh) 基于agv的动车组短轴侧齿轮箱检修夹紧方法及系统
CN111877065A (zh) 一种自松紧轨枕螺栓作业车及其作业方法
US6446481B1 (en) Vehicle interchangeable repair system
JPH01230862A (ja) 鉄骨梁の取付け方法およびその装置
US6851166B1 (en) Means for holding two pieces in position in relation to each other
CN212771772U (zh) 一种自松紧轨枕螺栓作业车
CN212771771U (zh) 一种自松紧轨枕螺栓作业装置
CN212607638U (zh) 移载小车停靠站
CN210334911U (zh) 一种用于保险杠自动焊接的夹持装置的底架
CN114633102A (zh) 一种基于工业机器人的回转支承装配系统
CN110370227B (zh) 一种助力工作台
CN219968008U (zh) 一种汽车零部件抓取安装设备
CN217045357U (zh) 一种回转支承装配系统
CN219565478U (zh) 一种航空发动机运输停放装置
CN214924174U (zh) 一种汽车前后挡风玻璃下料返修台
CN112548455B (zh) 一种压缩车翻桶上料机构定位装置
CN220243219U (zh) 一种轨道线路圆顺检测用检测仪的辅助安装结构
CN214350745U (zh) 一种汽车摆臂连接螺栓的拧紧装置
CN219189179U (zh) 一种汽车生产用焊接架
CN220331191U (zh) 一种拆卸副车架衬套装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20060314

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070717