JP2632426B2 - 水性メタリック塗膜の補修方法 - Google Patents

水性メタリック塗膜の補修方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水性メタリック塗料から成るメタリックベ
ース塗膜の上に溶剤型クリヤー塗料から成るクリヤー塗
膜を形成して成る水性メタリック塗膜の補修方法に関す
る。
(従来の技術) 従来のメタリック塗膜は、溶剤型メタリック塗料から
成るメタリックベース塗膜の上に溶剤型クリヤー塗料を
塗布して形成するを一般とし、かかる溶剤型メタリック
塗膜の補修は、以下の手順で行っている。
即ち、先ず不良部位をサンドペーパー等で研削除去
し、この研削箇所にメタリックベース塗膜と同一の溶剤
型メタリック塗料を該研削箇所より大きめに塗布した
後、塗布された溶剤型メタリック塗料の上にウェットオ
ンウェットで溶剤型クリヤー塗料を溶剤型メタリック塗
料の塗布範囲よりやや大きめに塗布し、次いで溶剤型ク
リヤー塗料の塗布部位と現状塗膜との境界部周辺に該境
界部をぼかす目的でシンナーを塗布し、最後に補修塗膜
を焼付硬化させている。
ところで、最近は、環境汚染対策のため溶剤型塗料に
代えて水性塗料を用いる傾向にあり、メタリックベース
塗膜を水性メタリック塗料で形成し、その上に溶剤型ク
リヤー塗料を塗布して成る水性メタリック塗膜が増えつ
つある。
かかる水性メタリック塗膜の補修は、一般に上記した
溶剤型メタリック塗膜の補修方法に準じて以下の如く行
っている。
即ち、不良部位を研削除去した後、研削箇所に水性メ
タリック塗料を研削箇所より大きめに塗布し、塗布され
た水性メタリック塗料の水分を除去した後、その上に溶
剤型クリヤー塗料を水性メタリック塗料の塗布範囲より
やや大きめに塗布し、その後必要に応じて上記の如く境
界部にシンナーを塗布し、補修塗膜を焼付硬化させてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 塗料を局部的に塗布した場合、塗布部位の縁部に塗料
がダスト状に点在して残り易く、水性メタリック塗膜を
上記の如く補修したのでは、研削箇所に塗布する水性メ
タリック塗料の塗布部位の縁部に点在するダスト状の水
性メタリック塗料がその上に塗布する溶剤型クリヤー塗
料との相溶性の悪さによってそのまま残り、水性メタリ
ック塗料に含まれる金属粉のダスト中での並びの悪さに
起因して、水性メタリック塗料の塗布部位の縁部がリン
グ状に黒ずんでしまうことがある。
本発明は、かかる黒ずみを生ずることなく水性メタリ
ック塗膜の補修を行い得られるようにした方法を提供す
ることをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成すべく、水性メタリック塗
料から成るメタリックベース塗膜の上に溶剤型クリヤー
塗料から成るクリヤー塗膜を形成して成る水性メタリッ
ク塗膜の補修方法であって、不良部位を研削除去し、前
記水性メタリック塗料から金属粉及び着色顔料を除いた
水性クリヤー塗料を研削箇所に該研削箇所より大きめに
塗布した後、塗布された水性クリヤー塗料の上にウェッ
トオンウェットで前記水性メタリック塗料を該水性クリ
ヤー塗料の塗布範囲よりやや小さめに塗布し、塗布され
た水性クリヤー塗料と水性メタリック塗料の水分を除去
した後、その上に前記溶剤型クリヤー塗料を前記水性ク
リヤー塗料の塗布範囲よりやや大きめに塗布することを
特徴とする。
(作用) 研削箇所に塗布した水性クリヤー塗料の上にウェット
オンウェットでやや小さめに水性メタリック塗料を塗布
するため、水性メタリック塗料の塗布部位の縁部に点在
するダスト状の水性メタリック塗料は水性クリヤー塗料
になじんでこれと一体になり、ダスト状水性メタリック
塗料による黒ずみは生じない。
尚、水性クリヤー塗料の塗布部位の縁部には水性クリ
ヤー塗料がダスト状に点在して残るが、この塗料は透明
であるため外観に影響はない。
(実施例) 第1図を参照して、1は被塗装物、2は下塗り塗膜、
3は中塗り塗膜であり、中塗り塗膜3の上に水性メタリ
ック塗料から成るメタリックベース塗膜4と、その上に
溶剤性クリヤー塗料から成るクリヤー塗膜5とが形成さ
れている。
この塗膜には図中6で示す不良部位が有り、以下この
不良部位6の補修方法について説明する。
先ず、第2図(a)に示すように不良部位サンドペー
パー等で研削除去し、次にこの研削箇所7に、メタリッ
クベース塗膜4と同一の水性メタリック塗料から金属粉
及び着色顔料を除いた水性クリヤー塗料8を、第2図
(b)に示すように、研削箇所より大きめに塗布する。
図中8′は水性クリヤー塗料8の塗布部位の縁部に点在
して残るダスト状の水性クリヤー塗料である。
上記の如く水性クリヤー塗料8を塗布した後、その上
にウェットオンウェットでメタリックベース塗膜4と同
一の水性メタリック塗料9を塗布するが、この水性メタ
リック塗料9の塗布範囲は、第2図(c)に示す如く、
水性クリヤー塗料8の塗布範囲よりやや小さめにし、水
性メタリック塗料9の塗布部位の縁部に生ずるダスト状
の水性メタリック塗料9′が水性クリヤー塗料8の上に
乗るようにする。
次に、水性クリヤー塗料8と水性メタリック塗料9の
水分を除去するため、例えば80℃×10分で予備乾燥した
後、その上に溶剤型クリヤー塗料10を、第2図(d)に
示す如く、水性クリヤー塗料8の塗布範囲よりやや大き
めに塗布し、更に必要に応じて補修部位のぼかしのため
にシンナー11を塗布する。
ここで、前記ダスト状水性メタリック塗料9′は、乾
燥及び溶剤型クリヤー塗料10の塗布工程において、水性
クリヤー塗料8となじんでこれと一体になる。
最後に、全ての塗料を同時に焼付硬化し、補修作業を
完了する。この状態でダスト状水性クリヤー塗料8′は
残っているが、これは透明であるため外観には影響しな
い。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、不
良部位の研削箇所に先ず水性クリヤー塗料を塗布し、そ
の上にウェットオンウェットでやや小さめに水性メタリ
ック塗料を塗布するため、水性メタリック塗料の塗布部
位の縁部に生ずるダスト状水性メタリック塗料は水性ク
リヤー塗料になじんでこれと一体化し、ダスト状水性メ
タリック塗料による黒ずみを生じない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による補修を行う塗膜の断面図、第2図
は本発明の作業手順を説明する工程図である。 4……メタリックベース塗膜 5……クリヤー塗膜 6……不良部位 7……研削箇所 8……水性クリヤー塗料 9……水性メタリック塗料 10……溶剤性クリヤー塗料

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性メタリック塗料から成るメタリックベ
    ース塗膜の上に溶剤型クリヤー塗料から成るクリヤー塗
    膜を形成して成る水性メタリック塗膜の補修方法であっ
    て、不良部位を研削除去し、前記水性メタリック塗料か
    ら金属粉及び着色顔料を除いた水性クリヤー塗料を研削
    箇所に該研削箇所より大きめに塗布した後、塗布された
    水性クリヤー塗料の上にウェットオンウェットで前記水
    性メタリック塗料を該水性クリヤー塗料の塗布範囲より
    やや小さめに塗布し、塗布された水性クリヤー塗料と水
    性メタリック塗料の水分を除去した後、その上に前記溶
    剤型クリヤー塗料を前記水性クリヤー塗料の塗布範囲よ
    りやや大きめに塗布することを特徴とする水性メタリッ
    ク塗膜の補修方法。
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