JP2632285B2 - 衝撃吸収性の靴の成形法 - Google Patents

衝撃吸収性の靴の成形法

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JP2632285B2
JP2632285B2 JP5200990A JP20099093A JP2632285B2 JP 2632285 B2 JP2632285 B2 JP 2632285B2 JP 5200990 A JP5200990 A JP 5200990A JP 20099093 A JP20099093 A JP 20099093A JP 2632285 B2 JP2632285 B2 JP 2632285B2
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猿渡勝光
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衝撃吸収性の靴の成
形法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭63−43925号によっ
て、対向する二枚のシートを部分的に接着して多数の独
立した充填室を形成し、この充填室内にシリコンゲル物
質を充填して、上記充填室を膨らませて成る衝撃吸収体
を、上面に収容凹部を設けた靴底の収容凹部内に嵌め込
んだ靴の胛部に接着した衝撃吸収性の靴が提案されてい
る。しかしながら、予め衝撃吸収体を準備したり、靴底
上面に収容凹部を設けたり、この収容凹部に衝撃吸収体
を嵌め込んだり、靴底を胛部に接着させたりしなければ
ならず、靴の製造工程が煩雑となりコスト高になる欠点
があった。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】この発明は、射出成形
法によって衝撃吸収材を靴底中に同時に注入成形しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下この発明の実施状態
を示す図面によって説明すれば、この発明は、上面にア
ウトソール成形凹部を有するボトムモールド(B)と、
下面にカプセルの下蓋成形凹部を有する第1ダミーモー
ルド(D )と、下面にカプセルの上蓋成形凹部とシー
ル成形凹部を有する第2ダミーモールド(D )とを下
から順に重合して配置して、ボトムモールド(B)と第
1ダミーモールド(D )間に、アウトソール成形部
(K )とカプセルの下蓋成形部(K )を、第1ダミ
ーモールド(D )と第2ダミーモールド(D )間に
カプセルの上蓋成形部(K )をそれぞれ形成し、アウ
トソール成形部(K )とカプセルの下蓋成形部
(K )にゴム状弾性体を射出して、アウトソール(1
0)とカプセルの下蓋(121)を一体に射出成形する
とともに、カプセルの上蓋成形部(K )にゴム状弾性
体を射出してカプセルの上蓋(122)を成形する工程
と、第1ダミーモールド(D )を抜き取り、アウトソ
ール(10)と一体なカプセルの下蓋(121)を保持
したボトムモールド(B)とカプセルの上蓋(122)
を保持した第2ダミーモールド(D )とを重合して、
カプセルの下蓋(121)とカプセルの上蓋(122)
の外周部にシール成形部(K )を形成し、このシール
成形部(K )にシール成形材を射出してシール部(1
24)を成形してカプセル(12)を組立て形成する工
程と、カプセルの中空部(120)に液状乃至ゲル状の
衝撃吸収材(123)を射出注入する工程と、第2ダミ
ーモールド(D )を抜き取り、アウトソール(10)
と衝撃吸収材(123)を充填したカプセル(12)と
からなる靴底(1)を上面に保持したボトムモールド
(B)と、サイドモールド(S)と胛被(5)を装着し
たラスト(L)とを組み合わせて、ミッドソール成形部
(K )を形成し、このミッドソール成形部(K )に
発泡性配合のゴム弾性材からなるミッドソール成形材を
射出して、クッション性のミッドソール(13)を射出
成形すると共に、ミッドソール(13)を介して靴底
(1)を胛被(5)に接着させる工程とからなることを
特徴とする衝撃吸収性の靴の成形法を、発明の要旨とす
るものである。
【0005】この発明においてボトムモールド(B)
は、油圧シリンダー等によって上下方向に昇降するボト
ムプレート(図示していない)上に固定され、ボトムプ
レートと共に上下動自在に構成されており、そしてボト
ムモールド(B)には、アウトソール成形部並びにア
ウトソール成形部に開口するゲート(G)を通して
カプセルの下蓋成形部に連通する射出道(T)が形
成されている。
【0006】この発明において、第1ダミーモールド
(D)の下面には踵部または踏付部等において、カプ
セルの下蓋成形部が形成されている。そして第1ダミ
ーモールド(D)の上面に、第2ダミーモールド(D
)に設けられている衝撃吸収材射出注入ゲート
(G)に対向して突起(1221’)を設けておけ
ば、カプセルの上蓋成形時に上蓋(122)に、衝撃吸
収材射出注入ゲート(G)に対応して射出注入口(1
221)を簡単に成形でき便利である。
【0007】この発明において第2ダミーモールド(D
)の下面には、カプセルの上蓋成形部が形成されて
おり、その上蓋成形部に隣接してシール成形部が形
成されている。そしてこの第2ダミーモールド(D
には、上蓋成形部に開口するゲート(G)に連通し
て射出道(T)が、シール成形部に開口するゲート
(G)に連通して射出道(T)が、カプセルの上蓋
(121)に開口するゲート(G)に連通して射出道
(T)がそれぞれ形成されている。
【0008】ラスト(L)には、胛部(5)が常法によ
って吊り込み装着され、このラストはサイドモールド
(S)と組合せられている。そして胛被(5)の底部に
はインソール14が予め取り付けられている。
【0009】この発明によって衝撃吸収性の靴を成形す
るには、上記各モールドを図1に示すように重ね合わせ
る。そして射出道(T)(T)から塩化ビニル樹
脂、EVA、熱可塑性のゴム、液状ポリウレタン等のゴ
ム状弾性材からなるアウトソールならびにカプセルの上
蓋成形材をアウトソール成形部(K )とカプセルの下
蓋成形部(K )に射出して、アウトソール(10)と
アウトソール(10)と一体なカプセルの下蓋(12
1)とを成形し、同様にカプセルの上蓋成形部(K
にカプセルの上蓋成形材を射出して、カプセルの上蓋
(122)を成形する。次にボトムモールドBを降下さ
せて第1ダミーモールド(D)を抜き取り、再びアウ
トソール(10)と一体なカプセルの下蓋(121)を
保持したボトムモールドBを上昇させてこれをカプセル
の上蓋(122)を保持した第2ダミーモールド
(D)と組み合わせて、アウトソール(10)と一体
なカプセルの下蓋(121)と、カプセルの上蓋(12
2)を合わせる。そして射出道(T)よりゲート(G
)を介してシール成形部(K)にシール成形材を射
出してシール部(124)を成形する。次に図3に示す
ように射出道(T)から液状シリコン、液状ポリウレ
タン、液状のゴム等の液状弾性体または塩化ビニルプラ
スチゾル等のプラスチゾルからなる衝撃吸収材を、中空
部(120)に射出道(T)を通してゲート(G
と射出口(1221)を介してカプセルの中空部(12
0)に射出し、必要によりこれを部分架橋またはゲル化
する。このようにして衝撃吸収材をカプセルの中空部
(120)に充填した後、再びボトムモールドBを降下
させて第2ダミーモールド(D)を抜き取り、必要に
よりカプセルの射出口(1221)をシールして、上面
にアウトソール(10)と衝撃吸収材(123)を充填
したカプセル(12)を有する靴底1を載置したボトム
モールド(13)を再び上昇させて、これをサイドモー
ルド(S)と胛部(5)と中底(14)を装着したラス
ト(L)を組み合わせて、第4図に示すようにミッドソ
ール成形部(K )を形成し、このミッドソール成形部
(K )に射出道(T)からアウトソール(10)よ
りも軟質な充実または発泡性配合のゴム状弾性材からな
るミッドソール成形材を射出して、ミッドソール(1
3)を射出成形すると共に、胛被(5)と中底(14)
の下面にミッドソール(13)を介して靴底(1)を接
着させる。尚、図面中14は中底を示す。
【0010】
【発明の作用効果】この発明の衝撃吸収性の靴の成形法
において、衝撃吸収体を予め準備したり、これを靴底中
に埋め込んだりする必要がなく、靴の成形工程で靴底中
に衝撃吸収材を充填した靴底を射出成形で成形できるの
で、大量生産が可能でコストの安い衝撃吸収性の靴を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アウトソールとカプセルの成形工程を示す説
明図である。
【図2】 カプセルのシール工程を示す説明図である。
【図3】 衝撃吸収材の射出工程を示す説明図である。
【図4】 ミッドソール成形工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1.靴底 10…アウトソール 12.カプセル 120…中空部 121…下蓋 122…上蓋 123.衝撃吸収材 124…カプセルの
シール部 13.ミッドソール 5.胛被 K.アウトソール成形部 K.カプセル下蓋
成形部 K.カプセル上蓋成形部 K.シール成形
.ミッドソール成形部 B.ボトムモールド D.第1ダミーモールド D.第2ダミー
モールド S.サイドモールド L.ラスト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にアウトソール成形凹部を有するボト
    ムモールド(B)と、下面にカプセルの下蓋成形凹部を
    有する第1ダミーモールド(D )と、下面にカプセル
    の上蓋成形凹部とシール成形凹部を有する第2ダミーモ
    ールド(D )とを下から順に重合して配置して、ボト
    ムモールド(B)と第1ダミーモールド(D )間に、
    アウトソール成形部(K )とカプセルの下蓋成形部
    (K )を、第1ダミーモールド(D )と第2ダミー
    モールド(D )間にカプセルの上蓋成形部(K )を
    それぞれ形成し、アウトソール成形部(K )とカプセ
    ルの下蓋成形部(K )にゴム状弾性体を射出して、ア
    ウトソール(10)とカプセルの下蓋(121)を一体
    に射出成形するとともに、カプセルの上蓋成形部
    (K )にゴム状弾性体を射出してカプセルの上蓋(1
    22)を成形する工程と、第1ダミーモールド(D
    を抜き取り、アウトソール(10)と一体なカプセルの
    下蓋(121)を保持したボトムモールド(B)とカプ
    セルの上蓋(122)を保持した第2ダミーモールド
    (D )とを重合して、カプセルの下蓋(121)とカ
    プセルの上蓋(122)の外周部にシール成形部
    (K )を形成し、このシール成形部(K )にシール
    成形材を射出してシール部(124)を成形してカプセ
    ル(12)を組立て形成する工程と、カプセルの中空部
    (120)に液状乃至ゲル状の衝撃吸収材(123)を
    射出注入する工程と、第2ダミーモールド(D )を抜
    き取り、アウトソール(10)と衝撃吸収材(123)
    を充填したカプセル(12)とからなる靴底(1)を上
    面に保持したボトムモールド(B)と、サイドモールド
    (S)と胛被(5)を装着したラスト(L)とを組み合
    わせて、ミッドソール成形部(K )を形成し、このミ
    ッドソール成形部(K )に発泡性配合のゴム弾性材か
    らなるミッドソール成形材を射出して、クッション性の
    ミッドソール(13)を射出成形すると共に、ミッドソ
    ール(13)を介して靴底(1)を胛被(5)に接着さ
    せる工程とからなることを特徴とする衝撃吸収性の靴の
    成形法。
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