JP2631932B2 - フォークリフトのサイドシフト装置 - Google Patents

フォークリフトのサイドシフト装置

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JP2631932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのサイ
ドシフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトのサイドシフト装置によ
って荷物を左右に移動させたときに、もし、車体中心に
対して荷物の重心が大きく偏心していると、フォークリ
フトが横転する危険性がある。また上記偏心が少なくて
も、重力が重い荷物の場合、特に高揚高ではシフトする
速度を制限しないと、荷物の慣性によってやはり横転す
る危険性がある。
【0003】上記危険性を配慮したフォークリフトのサ
イドシフト装置の従来例としては特開昭61−2775
99号公報に示されたものがある。この従来のものは、
フォークに作用する荷物の重量を検出する一対のロード
センサを左右対称位置に設置し、このロードセンサから
の検出信号を演算制御装置に入力し、荷物の重量が左右
いずれかに片寄っている場合にはサイドシフト装置を偏
荷重を修正する方向に作動させ、修正不可の場合には警
報を発するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにあっ
ては、荷物の重量が片寄っている場合のサイドシフト装
置の修正方向への移動は、荷物の重量のそれに関係なく
シフトシリンダの作動により一定の速度で行なわれるよ
うになっていたため、偏荷重の大きな荷物を高揚高でサ
イドシフト作業した場合、そのシフト速度が速すぎ、荷
物の慣性によりフォークリフトが横転してしまうことが
あった。
【0005】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、荷重の大きい荷物をシフト作動したときに、その荷
重が大きくなるに従って自動的にシフト速度が遅くなる
ように制御され、また安全な左右方向での偏荷重内でサ
イドシフト作動が自動的に停止できて、偏荷重が大き
く、かつ高揚高でのサイドシフト作業の安全性を向上で
きるようにしたフォークリフトのサイドシフト装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るフォークリフトのサイドシフト装置
は、フォークリフトに用いられるサイドシフト装置にお
いて、フォークリフトの車体の左右対称位置に一対のロ
ードセンサ11a,11bを設け、またサイドシフト装
置4のシフトシリンダ7と油圧源との間に、断続位置を
有する電磁断続弁8と可変流量調整弁10と操作弁9を
介装し、さらに上記ロードセンサ11a,11bにて検
出された左右の荷重値より、この荷重値の和を演算し、
その和が大きくなるに従って上記可変流量調整弁10を
絞る信号を出力し、また上記左右の荷重値より偏荷重を
演算し、許容値を越えたときに電磁断続弁8にこれを断
位置にする信号を出力する演算制御装置12を設けた構
成となっている。
【0007】
【作 用】フォークリフト作業時に、サイドシフト装
置4に搭載した荷物の荷重が大きくなるに従って演算制
御装置12から可変流量調整弁10に絞り信号が入力さ
れてシフトシリンダ7に供給される圧油が絞られてシフ
ト速度が自動的に遅くなるように制御される。また上記
荷物の偏荷重が許容値を越えると演算制御装置12から
電磁断続弁8にこれが断位置となる信号が入力されて、
上記シフト作動が自動的に停止される。
【0008】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図中1はフォークリフトの車体2に前後方向に傾動
可能に装着されたマスト装置、3はこのマスト装置1に
図示しない昇降装置により昇降可能に取付けられた昇降
体、4はこの昇降体3に支持部材3aを介して取付けら
れたサイドシフト装置である。このサイドシフト装置4
は通常一般的な構成のもので、一対のフォーク5a,5
bを固着したフィンガボード6は上記昇降体3の支持体
3aに左右方向に移動自在に係止されており、シフトシ
リンダ7にて左右方向に移動されるようになっている。
【0009】上記シフトシリンダ7は電磁断続弁8と操
作弁9を介して油圧ポンプ9aに接続されており、また
この電磁断続弁8と操作弁9との間の回路に可変流量調
整弁10が介装してある。
【0010】また上記昇降体3と支持体3aとの上下方
向の間に車体1の中心に対して左右対称に一対のロード
センサ11a,11bが設けてあり、この両ロードセン
サ11a,11bの検出値は演算制御装置12に入力す
るようになっている。
【0011】演算制御装置12はロードセンサ11a,
11bの荷重値の和を演算し、この和が大きくなるに従
って可変流量調整弁10を絞るような信号をこの可変流
量調整弁10に出力するようになっている。また荷物を
サイドシフトさせると、荷重が移動して行く方向側のロ
ードセンサ11aまたは11bの荷重値は増大するが、
左右方向の安定上の許容荷重を演算制御装置12にあら
かじめ入力しておき、上記一方のロードセンサ11aま
たは11bがその許容荷重に近づくに従って演算制御装
置12より上記可変流量調整弁10に、これが絞られる
ような信号を出力するようになっている。さらにこの一
方のロードセンサの荷重値が許容荷重に達したときには
演算制御装置12より、電磁断続弁8を断位置にする信
号を出力するようになっている。
【0012】操作弁9を操作するレバー13に近接する
位置に、このレバー13の両方向への切換作動を検出す
る一対のスイッチ14a,14bが設けてあり、これの
作動信号が演算制御装置12へ出力されるようになって
いる。そして演算制御装置12では、上記電磁断続弁8
が演算制御装置12よりの信号により断位置になった状
態で、許容荷重に達した方のロードセンサの荷重が減少
する方向にサイドシフト装置4を作動する方向にレバー
13を作動して上記スイッチ14aあるいは14bがO
Nとなったときに限ってこの演算制御装置12より上記
電磁断続弁8が続位置となる信号を出力するようになっ
ている。
【0013】上記構成において、サイドシフト装置4上
に荷物を搭載した状態でのこの荷物の車体中心に対する
偏荷重は一対のロードセンサ11a,11bにて検出さ
れる。そしてこの偏荷重が許容範囲であるならば、電磁
断続弁8は続位置になっており、従ってレバー13にて
操作弁9を操作することにより油圧ポンプ9aからの圧
油がシフトシリンダ7に供給されてサイドシフト装置4
が左右の一対へ移動される。このとき、搭載荷物の荷重
が大きくなり、両ロードセンサ11a,11bの荷重値
の和が大きくなるに従って演算制御弁12からの出力信
号により可変流量調整弁10は絞られて行き、これによ
り上記サイドシフト装置4のシフト速度が遅くなる。
【0014】また上記サイドシフト装置4のサイドシフ
ト作動時において、荷物が移動していくに従って移動方
向側のロードセンサ11aあるいは11bの荷重値が増
加し、その値が許容荷重に近づくに従って演算制御装置
12より可変流量調整弁10に信号が出力されて可変流
量調整弁10は徐々に絞られて行き、許容荷重に達した
ときに演算制御装置12よりの信号により電磁断続弁8
が断位置になり、シフトシリンダ7への圧油の供給が遮
断されてサイドシフト装置4は自動的に停止される。
【0015】この状態、すなわち、偏荷重が作用してサ
イドシフト装置4が自動的に停止された状態で、操作弁
9のレバー13を、上記偏荷重を解消するべく、サイド
シフト装置4を反対側へ移動させる方向へ作動すると、
このレバー作動により一方のスイッチ14aあるいは1
4bがONとなってその信号が演算制御装置12に出力
され、これにより演算制御装置12から電磁断続弁10
へ信号が出力されてこれが続位置に切換えられ、サイド
シフト装置4は偏荷重が少なくなる方向に移動される。
【0016】なお上記状態時に、レバー13を反対側へ
作動して他方のスイッチがONとなっても電磁断続弁1
0は続位置にはならず、遮断状態が維持され、サイドシ
フト装置4はそれ以上偏荷重が大きくなる方向には移動
することがない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、サイドシフト装置4に
搭載する荷物の重量が大きい場合には、そのサイドシフ
ト動作を軽い場合より遅くすることができ、またサイド
シフト装置4のサイドシフト作動時において、偏荷重が
許容荷重に近づくに従ってこのサイドシフト作動速度が
遅くなり、許容荷重に達した状態でサイドシフト作動が
自動的に停止することができ、従って偏荷重の大きい荷
物を高揚高でサイドシフト作動しても、横転することが
なく、安全な荷役が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を示す構成説明図であ
る。
【図2】本発明の実施例の要部を概略的に示す側面図で
ある。
【図3】本発明の実施例の要部を概略的に示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1…マスト装置、2…車体、3…昇降体、4…サイドシ
フト装置、5a,5b…フォーク、6…フォンガボー
ド、7…シフトシリンダ、8…電磁遮断弁、9…操作
弁、10…可変流量調整弁、11a,11b…ロードセ
ンサ、12…演算制御弁、13…レバー、14a,14
b…スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトに用いられるサイドシフ
    ト装置において、フォークリフトの車体の左右対称位置
    に一対のロードセンサ11a,11bを設け、またサイ
    ドシフト装置4のシフトシリンダ7と油圧源との間に、
    断続位置を有する電磁断続弁8と可変流量調整弁10と
    操作弁9を介装し、さらに上記ロードセンサ11a,1
    1bにて検出された左右の荷重値より、この荷重値の和
    を演算し、その和が大きくなるに従って上記可変流量調
    整弁10を絞る信号を出力し、また上記左右の荷重値よ
    り偏荷重を演算し、許容値を越えたときに電磁断続弁8
    にこれを断位置にする信号を出力する演算制御装置12
    を設けたことを特徴とするフォークリフトのサイドシフ
    ト装置。
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FR2791049B1 (fr) 1999-03-19 2001-06-01 Sambron Porte equipement pour engin de levage, mat d'un engin de levage comprenant un tel porte equipement et engin de levage tel que chariot a fourches pourvu dudit mat
US9309099B2 (en) * 2014-06-20 2016-04-12 Cascade Corporation Side-shift limiter
FR3068344B1 (fr) * 2017-06-29 2019-08-23 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Systeme de commande d'un chariot elevateur a fourche autonome, et procede de pilotage d'un tel chariot.
KR102521757B1 (ko) * 2021-05-31 2023-04-17 주식회사 로하우 지게차의 원격 주행 구동장치

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